JP3816079B2 - Uwb受信回路 - Google Patents

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Description

本発明は、非連続なパルス信号を送受信信号に用いるUWB無線通信を行うために使用するUWB受信回路に関する。
従来、受信アナログフロントエンド回路の中で、増幅器は最も電力を消費するブロックであり、受信器の低消費電力化を図るには増幅器の消費電力を削減することが効果的であった。しかし、狭帯域無線では、データを搬送波に乗せて送受信するため送受信信号は連続波であり、したがって、受信時の増幅器は、常に大きな電流を流し続けなければならず消費電力が非常に大きくなっていた。これに対して、UWB無線通信では、送受信信号は、搬送波を用いず非連続な短パルスを用いていた(例えば、非特許文献1〜5及び特許文献1参照。)。
図25は、従来のUWB受信回路の回路例を示したブロック図である。
図25において、受信信号RFi及び受信信号RFiの位相を反転させた信号/RFiは増幅器102で増幅され、該増幅された信号は、ミキサ回路105で、テンプレートパルス生成回路104から出力されたテンプレート信号とかけあわされて出力される。従来、非連続なパルス信号を送受信信号に使用するUWB無線通信において、受信信号と相関を取るためのテンプレート信号は、受信信号と同様の図26で示すような非連続なパルス信号であった。
ジョンウー・ハン(Jeongwoo Han)、カム・グェン(Cam Nguyen)著,「ア・ニュー・ウルトラ−ワイドバンド,ウルトラ−ショート・モノサイクル・パルス・ジェネレータ・ウイズ・レデュースド・リンギング(A new ultra-wideband, ultra-short monocycle pulse generator with reduced ringing)」,マイクロウェーブ・アンド・ワイヤレス・コンポーネンツ・レターズ(Microwave and Wireless Components Letters),IEEE,2002年6月6日,第12巻,p.206−208 ユンセオク・キム(Hyunseok Kim)、ドングウォン・パーク(Dongwon Park)及びヤングジョーン・ジョー(Youngjoong Joo)、USA著,「デザイン・オブ・CMOS・シコルツズ・モノサイクル・パルス・ジェネレータ(Design of CMOS Scholtz's Monocycle Pulse Generator)」,2003・IEEE・コンフェレンス・オン・ウルトラ・ワイドバンド・システムズ・アンド・テクノロジーズ(2003 IEEE Conference on Ultra Wideband Systems and Technologies)(UWBST2003),p.81−85 イガー・ジェイ・イモリーフ(Igor J. Immoreev)、シニア・メンバー・IEEE(Senior Member IEEE)、アレクサンダー・エー・スダコフ(Alexander A. Sudakov)著,「ウルトラ−ワイドバンド・コミュニケーション・システム・ウイズ・ハイ・データ・レート(Ultra-WideBand Communication System with High Data Rate)」,2002・IEEE・インターナショナル・ワークショップ・オン・ザ・ウルトラ・ワイドバンド・アンド・ウルトラ・ショート・インパルス・シグナルズ(2002 IEEE International Workshop on The Ultra Wideband and Ultra Short Impulse Signals)(UWBUSIS’2002) ロバート・フレミング(Robert Fleming)、シェリー・クシナー(Cherie Kushner)、ガリー・ロバーツ(Gary Roberts)、ウダイ・ナンディワダ(Uday Nandiwada)、エーテル・ワイヤ・アンド・ロケーション・アイエヌシー(Aether Wire & Location, Inc.)、USA著,「ラピッド・アクイジション・フォー・ウルトラ−ワイドバンド・ローカリザーズ(Rapid Acquisition for Ultra-Wideband Localizers)」,2002・IEEE・コンフェレンス・オン・ウルトラ・ワイドバンド・システムズ・アンド・テクノロジーズ(2002 IEEE Conference on Ultra Wideband Systems and Technologies)(UWBST2002) ジョーン−ヨング・リー(Joon-Yong Lee)及びロバート・エー・スコルツ(Robert A. Scholtz)著,「レインギング・イン・ア・デンス・マルチパス・エンビロンメント・ユージング・アン・UWB・レディオ・リンク(Ranging in a Dense Multipath Environment Using an UWB Radio Link)」 IEEE・ジャーナル・オン・セレクテッド・エリアズ・イン・コミュニケーションズ(IEEE JOURNAL ON SELECTED AREAS IN COMMUNICATIONS),2002年12月,第20巻,第9号,p.1677−1683 米国特許出願公開第US2002/0146080号明細書
しかし、受信信号と同じ形状のパルス信号を生成するためには、複雑なパルス生成回路やフィルタ等を使用する必要があり、これらの回路によって消費電力が増大し低電力化の障害になっていた
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、デジタル回路で生成したガウシアンパルスや矩形単パルスをテンプレート信号に使用するようにして、回路の簡素化を図ると共に消費電力の低減を図ることができるUWB受信回路を得ることを目的とする。
の発明に係るUWB受信回路は、非連続なパルス信号を送受信信号に用いるUWB無線通信を行って受信した信号を所定の方法で復調して出力するUWB受信回路において、
入力された制御信号Sc1に応じて前記受信信号の増幅を行う増幅回路部と、
該増幅回路部で増幅された受信信号を所定の方法で復調する復調回路部と、
該復調回路部で復調された信号から前記増幅回路部の動作制御を行う制御回路部と、
を備え、
前記制御回路部は、前記復調回路部で復調された信号からデータが得られるように、生成するパルス信号からなるタイミング信号clkoutを出力し、該タイミング信号clkoutに応じて、所定の期間、制御信号Sc1を生成して前記増幅回路部に出力し、前記復調回路部は、前記タイミング信号clkoutから複数の単パルスを生成し、増幅回路部で増幅された受信信号に、対応する該単パルスを掛け合わせて生成した信号を積分し更にA/D変換して、前記受信信号を復調するものである。
具体的には、前記復調回路部は、
前記増幅回路部で増幅された受信信号に対して、該受信信号と相関を取るために使用する、複数の単パルスからなるテンプレート信号を前記タイミング信号clkoutから生成して出力するテンプレートパルス生成回路と、
前記増幅回路部で増幅された受信信号に、該テンプレートパルス生成回路で生成された対応する単パルスを掛け合わせて出力するミキサ回路と、
を備えるようにした。
この場合、前記テンプレートパルス生成回路は、
入力された信号を遅延時間τ1遅延させて出力する複数の遅延回路からなる第1の遅延回路部と、
入力された信号を遅延時間τ2遅延させて出力する少なくとも1つの遅延回路からなる第2の遅延回路部と、
タイミング信号clkoutとタイミング信号clkoutを遅延時間τ1だけ遅延させた信号から第1の単パルスSg1を生成して出力する第1の論理回路部と、
タイミング信号clkoutを遅延時間τ2で遅延させた信号と該信号を遅延時間τ1で遅延させた信号から第2の単パルスSg2を生成して出力する第2の論理回路部と、
を備えたデジタル回路で形成されるようにした。
また、前記テンプレートパルス生成回路は、タイミング信号clkoutを遅延時間(2×τ2)で遅延させた信号と該信号を遅延時間τ1で遅延させた信号から第3の単パルスSg3を生成して出力する第3の論理回路部を備えたデジタル回路で形成されるようにしてもよい。
また、前記テンプレートパルス生成回路は、
入力された信号を遅延時間τ1遅延させて出力する遅延回路からなる第1の遅延回路部と、
入力された信号を遅延時間τ2遅延させて出力する複数の遅延回路からなる第2の遅延回路部と、
タイミング信号clkoutとタイミング信号clkoutを遅延時間τ1で遅延させた信号から第1の単パルスSg1を生成して出力する論理回路部と、
を備えたデジタル回路で形成され、
前記第2の遅延回路部は、第1の単パルスSg1を遅延時間τ2遅延させて第2の単パルスSg2を生成して出力するようにした。
この場合、前記第2の遅延回路部は、第2の単パルスSg2を遅延時間τ2遅延させて第3の単パルスSg3を生成して出力するようにしてもよい。
本発明のUWB受信回路によれば、受信信号と相関を取るためのテンプレート信号Stemに単パルスを使用したことから、テンプレートパルス生成回路をデジタル回路で形成することができ、アナログ回路を使用したり、抵抗や容量等の受動素子を用いたり、バイポーラトランジスタを使用することなく、簡単なデジタルCMOS回路で構成することができ、回路の簡素化を図ることができる。このことから、回路が占める面積を小さくすることができ効率よく集積化を図ることができる。
また、テンプレートパルス生成回路で生成される単パルスは、受信信号がない状態では0Vになっていることから、ミキサ回路を構成する各トランジスタをオフさせて遮断状態にするため、ミキサ回路に電流が流れず更に消費電力を削減することができる。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるUWB受信回路の構成例を示した図である。
図1において、UWB受信回路1は、受信された信号RFiと該受信信号RFiの位相を反転させた受信信号/RFiをそれぞれ増幅して出力する、ローノイズアンプをなす増幅器2と、増幅器2のイネーブル制御を行う信号の増幅器2への出力制御を行うスイッチ3と、一対の受信信号RFi,/RFiと相関を取るための非連続なパルス信号であるテンプレート信号Stemを生成して出力するテンプレートパルス生成回路4とを備えている。なお、増幅器2において、受信信号RFiを増幅した信号を出力信号Soとし、受信信号/RFiを増幅した信号を出力信号/Soとする。
更に、UWB受信回路1は、増幅器2の出力信号So,/Soにテンプレート信号Stemをそれぞれ掛け合わせて出力するミキサ回路5と、ミキサ回路5の出力信号を積分して出力するローパスフィルタ6と、ローパスフィルタ6からの信号をA/D変換して出力するA/D変換器7と、A/D変換器7の出力信号rxdata及び所定のクロック信号CLKからスイッチ3、テンプレートパルス生成回路4、ローパスフィルタ6及びA/D変換器7に対するタイミング信号clkoutを生成して出力するタイミング制御回路8とを備えている。
なお、増幅器2は増幅回路部を、テンプレートパルス生成回路4、ミキサ回路5、ローパスフィルタ6及びA/D変換器7は復調回路部を、スイッチ3及びタイミング制御回路8は制御回路部をそれぞれなす。また、スイッチ3及びテンプレートパルス生成回路4の一部は制御信号生成部を、タイミング制御部はタイミング制御回路をそれぞれなすと共に、スイッチ3はスイッチ回路部を、テンプレートパルス生成回路4の一部は出力制御回路部をそれぞれなす。
増幅器2は、スイッチ3から入力された制御信号Sc1に応じて作動又は作動停止し、作動停止時には作動時よりも消費電力が低減する。スイッチ3は、所定の信号レベルのタイミング信号clkoutが入力されると、テンプレートパルス生成回路4から所定の信号レベルの信号S1が入力されるまでの間、入力されたタイミング信号clkoutを増幅器2に出力する。テンプレートパルス生成回路4は、入力されたタイミング信号clkoutが所定の信号レベルになると複数の単パルス(例えばガウシアンパルスや矩形パルス等)を生成しテンプレート信号Stemとして出力する。タイミング制御回路8は、入力されたクロック信号CLKを遅延させてタイミング信号clkoutを生成し、A/D変換器7の出力信号rxdataから正常に2値のデータが得られるまで該遅延時間を所定の方法で変えてクロック信号CLKを遅延して出力する。
図2は、タイミング制御回路8の内部構成例を示した図である。なお、図2では、タイミング制御回路8におけるタイミング信号clkoutを生成する部分のみを示している。
図2において、タイミング制御回路8は、遅延回路D0〜Dn(nは正の整数)と、マルチプレクサMPXと、マルチプレクサMPXの動作制御を行う制御回路11とで構成されている。遅延回路D0〜Dnは直列に接続され、遅延回路D0の入力端にはクロック信号CLKが入力され、遅延回路D0〜Dnの各出力端はマルチプレクサMPXの対応する入力端にそれぞれ接続されている。マルチプレクサMPXの出力端からはタイミング信号clkoutが出力され、制御回路11は、入力された出力信号rxdataに応じてマルチプレクサMPXの動作制御を行う。
例えば、制御回路11は、マルチプレクサMPXに対して、初期値として遅延回路D0の出力信号L0をタイミング信号clkoutとして排他的に出力させ、入力された出力信号rxdataから2値のデータが得られたか否かを調べる。出力信号rxdataから2値のデータが得られなかった場合は、マルチプレクサMPXに対して、遅延回路D1の出力信号L1をタイミング信号clkoutとして排他的に出力させ、入力された出力信号rxdataから2値のデータが得られたか否かを調べる。同様にして、制御回路11は、出力信号rxdataから2値のデータが得られると、それ以降はマルチプレクサMPXに対して、このときにマルチプレクサMPXから出力させた遅延回路からの出力信号をタイミング信号clkoutとして排他的に出力させる。
次に、図3は、図1の受信信号RFi,/RFi、タイミング信号clkout、信号S1及びスイッチ3から増幅器2に出力される信号Sc1の波形例を示したタイミングチャートである。なお、図3では、出力信号rxdataから2値のデータが得られたときの場合を例にして示している。
図3において、タイミング信号clkoutがハイ(High)レベルに立ち上がると、スイッチ3は、オンしてハイレベルの制御信号Sc1を増幅器2に出力し、増幅器2は作動開始する。
テンプレートパルス生成回路4は、タイミング信号clkoutを所定の時間遅延させて信号S1としてスイッチ3に出力し、スイッチ3は、信号S1がロー(Low)レベルに立ちがるとオフして制御信号Sc1をハイレベルからローレベルに立ち下げる。増幅器2は、制御信号Sc1がローレベルに立ち下がると動作を停止して消費電力を低下させる。
図3から分かるように、受信信号RFi,/RFiが入力されているときだけ制御信号Sc1がハイレベルになって増幅器2が作動するように、テンプレートパルス生成回路4の遅延時間が設定されている。このようにすることにより、受信信号RFi,/RFiがないときは、受信時であっても増幅器2の電源を切って動作を停止させるようにし消費電力の低減を図ることができる。
次に、図4は、テンプレートパルス生成回路4の回路例を示した図であり、図5は、ミキサ回路5の回路例を示した図であり、図6は、図4及び図5における各信号の波形例を示した図である。なお、図4から図6では、2つの単パルスを生成する場合を例にして示している。
図4において、テンプレートパルス生成回路4は、NOR回路N1,N2、インバータINV1,INV2及び遅延回路21〜23で構成されている。なお、NOR回路N1及びインバータINV1は第1の論理回路部を、NOR回路N2及びインバータINV2は第2の論理回路部を、遅延回路21及び23は第1の遅延回路部を、遅延回路22は第2の遅延回路部をそれぞれなす。
遅延回路21及び23は、入力された信号を所定の遅延時間τ1だけ遅延させて出力し、遅延回路22は、入力された信号を所定の遅延時間τ2だけ遅延させて出力する。2つの単パルスSg1,Sg2の各パルス幅は遅延時間τ1で、2つの単パルスSg1,Sg2のパルス間隔は遅延時間τ2でそれぞれ決定されている。また、遅延回路21〜23の各遅延時間の設定をそれぞれ変えることができるようにしてもよい。
NOR回路N1の一方の入力端には、タイミング信号clkoutが入力されており、NOR回路N1の他方の入力端には、タイミング信号clkoutを遅延回路21で遅延し更にインバータINV1で信号レベルを反転して得られた信号が入力されている。また、NOR回路N2の一方の入力端には、タイミング信号clkoutを遅延回路22で遅延して得られた信号が入力され、NOR回路N2の他方の入力端には、タイミング信号clkoutを遅延回路22で遅延して得られた信号を遅延回路23で遅延し更にインバータINV2で信号レベルを反転して得られた信号が入力されている。NOR回路N1の出力端から図6で示すような単パルスSg1が、NOR回路N2の出力端から図6で示すような単パルスSg2がそれぞれ出力され、インバータINV2の出力端から信号S1がスイッチ3に出力される。
図5において、ミキサ回路5は、NMOSトランジスタQ1〜Q4で構成されており、NMOSトランジスタQ1及びQ4の各ゲートには単パルスSg1がそれぞれ入力され、NMOSトランジスタQ2及びQ3の各ゲートには単パルスSg2がそれぞれ入力されている。また、NMOSトランジスタQ1及びQ2の各ソースには増幅器2の出力信号Soがそれぞれ入力され、NMOSトランジスタQ3及びQ4の各ソースには増幅器2の出力信号/Soがそれぞれ入力されている。更に、NMOSトランジスタQ1及びQ3の各ドレインが接続され、該接続部から出力信号Saが得られる。同様に、NMOSトランジスタQ2及びQ4の各ドレインが接続され、該接続部から出力信号Saの位相が反転された出力信号/Saが得られる。出力信号Sa及び/Saはローパスフィルタ6で積分され、更にA/D変換器7でA/D変換されて出力信号rxdataが得られる。
ここで、図4のテンプレートパルス生成回路4では、2つの単パルスSg1及びSg2を生成するようにしたが、3つの単パルスSg1〜Sg3を生成するようにしてもよく、この場合、図4のテンプレートパルス生成回路4は図7のようになり、図5のミキサ回路5は図8のようになる。なお、図7では図4と同じものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図4との相違点のみ説明する。また、図8では図5と同じものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図5との相違点のみ説明する。
図7における図4との相違点は、NOR回路N3、インバータINV3及び遅延回路24,25を追加したことにある。なお、NOR回路N3及びインバータINV3は第3の論理回路部を、遅延回路21,23,25は第1の遅延回路部を、遅延回路22,24は第2の遅延回路部をそれぞれなす。遅延回路24は、入力された信号を所定の遅延時間τ2だけ遅延させて出力し、遅延回路25は、入力された信号を所定の遅延時間τ1だけ遅延させて出力する。3つの単パルスSg1〜Sg3の各パルス幅は遅延時間τ1で、3つの単パルスSg1〜Sg3の各パルス間隔は遅延時間τ2でそれぞれ決定されている。また、遅延回路24及び25の各遅延時間の設定をそれぞれ変えることができるようにしてもよい。
図7のテンプレートパルス生成回路4において、NOR回路N3の一方の入力端には、タイミング信号clkoutを遅延回路22で遅延し更に遅延回路24で遅延して得られた信号が入力され、NOR回路N3の他方の入力端には、タイミング信号clkoutを遅延回路22で遅延し更に遅延回路24で遅延して得られた信号を遅延回路25で遅延しインバータINV3で信号レベルを反転して得られた信号が入力されている。NOR回路N3の出力端から図9で示すような単パルスSg3が出力され、インバータINV3の出力端から信号S1がスイッチ3に出力される。
また、図8における図5との相違点は、NMOSトランジスタQ5及びQ6を追加したことにある。
図8のミキサ回路5において、NMOSトランジスタQ5及びQ6の各ゲートには単パルスSg3がそれぞれ入力されている。また、NMOSトランジスタQ5のソースには増幅器2の出力信号Soが入力され、NMOSトランジスタQ6のソースには増幅器2の出力信号/Soが入力されている。
更に、NMOSトランジスタQ1、Q3及びQ5の各ドレインが接続され、該接続部から出力信号Saが得られる。同様に、NMOSトランジスタQ2、Q4及びQ6の各ドレインが接続され、該接続部から出力信号/Saが得られる。このようにした場合、ミキサ回路5は、単パルスSg1及びSg2を使用して出力信号So及び/Soとの相関を取るか、又は単パルスSg2及びSg3を使用して出力信号So及び/Soとの相関を取り、相関結果を示す出力信号Sa及び/Saを得る。
一方、図4のテンプレートパルス生成回路4を図10のようにしてもよく、図4ではタイミング信号clkoutを遅延させるようにしたが、図10では生成された単パルスSg1を遅延させて単パルスSg2を生成するようにしている。
図10におけるテンプレートパルス生成回路4は、NOR回路Na、インバータINVa及び遅延回路31〜33で構成されている。なお、NOR回路Na及びインバータINVaは論理回路部を、遅延回路31は第1の遅延回路部を、遅延回路32,33は第2の遅延回路部をそれぞれなす。
遅延回路31は、入力された信号を所定の遅延時間τ1だけ遅延させて出力し、遅延回路32及び33は、入力された信号を所定の遅延時間τ2だけ遅延させて出力する。2つの単パルスSg1及びSg2の各パルス幅は遅延時間τ1で、2つの単パルスSg1及びSg2のパルス間隔は遅延時間τ2でそれぞれ決定されている。また、遅延回路31〜33の各遅延時間の設定をそれぞれ変えることができるようにしてもよい。
NOR回路Naの一方の入力端には、タイミング信号clkoutが入力されており、NOR回路Naの他方の入力端には、タイミング信号clkoutを遅延回路31で遅延し更にインバータINVaで信号レベルを反転して得られた信号が入力されている。NOR回路Naの出力端から図6で示した単パルスSg1が、単パルスSg1を遅延回路33で遅延した信号が図6で示した単パルスSg2として出力され、インバータINVaの出力信号を遅延回路32で遅延して得られた信号S1がスイッチ3に出力される。
また、図10のテンプレートパルス生成回路4では、2つの単パルスSg1及びSg2を生成するようにしたが、3つの単パルスSg1〜Sg3を生成するようにしてもよく、この場合、図10のテンプレートパルス生成回路4は図11のようになり、ミキサ回路は図8のものを使用する。なお、図11では図10と同じものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図10との相違点のみ説明する。
図11における図10との相違点は、遅延回路34及び35を追加したことにある。なお、遅延回路32〜35は第2の遅延回路部をなす。遅延回路34及び35は、それぞれ入力された信号を所定の遅延時間τ2だけ遅延させて出力する。3つの単パルスSg1〜Sg3の各パルス幅は遅延時間τ1で、3つの単パルスSg1〜Sg3の各パルス間隔は遅延時間τ2でそれぞれ決定されている。また、遅延回路34及び35の各遅延時間の設定をそれぞれ変えることができるようにしてもよい。
図11のテンプレートパルス生成回路4において、単パルスSg2を遅延回路35で遅延させて図9で示すような単パルスSg3を生成して出力する。また、遅延回路32で遅延された信号を遅延回路34で遅延させて信号S1が生成されスイッチ3に出力される。なお、図11のテンプレートパルス生成回路4に対して使用されるミキサ回路は、図8のミキサ回路5を使用することから、ここではその説明を省略する。
次に、図12は、テンプレートパルス生成回路4の他の回路例を示した図であり、図13は、図12の各信号の波形例を示した図である。なお、図12及び図13では、2つの単パルスを生成する場合を例にして示している。
図12におけるテンプレートパルス生成回路4は、NOR回路N11,N12及び遅延回路41〜43で構成されている。なお、NOR回路N11及びN12は論理回路部を、遅延回路41は第1の遅延回路部を、遅延回路42,43は第2の遅延回路部をそれぞれなす。
遅延回路41は、入力された信号を所定の遅延時間τ1だけ遅延させて出力し、遅延回路42及び43は、入力された信号を所定の遅延時間τ2だけ遅延させて出力する。2つの単パルスの各パルス幅は遅延時間τ1で、2つの単パルスのパルス間隔は遅延時間τ2でそれぞれ決定されている。また、遅延回路41〜43の各遅延時間の設定をそれぞれ変えることができるようにしてもよい。
NOR回路N11の一方の入力端には、タイミング信号clkoutが入力されており、NOR回路N11の他方の入力端は、NOR回路N12の出力端に接続されている。また、NOR回路N12の一方の入力端には、タイミング信号clkoutを遅延回路41で遅延して得られた信号が入力され、NOR回路N12の他方の入力端は、NOR回路N11の出力端に接続されている。NOR回路N12の出力端からは、図13で示すような単パルスSg1が出力され、単パルスSg1が遅延回路43で遅延されて単パルスSg2として出力される。また、NOR回路N11の出力信号は、遅延回路42で遅延されて信号S1としてスイッチ3に出力される。
図12のテンプレートパルス生成回路4では、2つの単パルスSg1及びSg2を生成するようにしたが、3つの単パルスSg1〜Sg3を生成するようにしてもよく、この場合、図12のテンプレートパルス生成回路4は図14のようになり、ミキサ回路は図8のものを使用する。なお、図14では図12と同じものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図12との相違点のみ説明する。
図14における図12との相違点は、遅延回路44及び45を追加したことにある。なお、遅延回路42〜45は第2の遅延回路部をなす。遅延回路44及び45は、それぞれ入力された信号を所定の遅延時間τ2だけ遅延させて出力する。3つの単パルスSg1〜Sg3の各パルス幅は遅延時間τ1で、3つの単パルスSg1〜Sg3の各パルス間隔は遅延時間τ2でそれぞれ決定されている。また、遅延回路44及び45の各遅延時間の設定をそれぞれ変えることができるようにしてもよい。
図14のテンプレートパルス生成回路4において、単パルスSg2を遅延回路45で遅延させて図9で示すような単パルスSg3を生成して出力する。また、遅延回路42で遅延された信号を更に遅延回路44で遅延させて信号S1が生成されスイッチ3に出力される。なお、図14のテンプレートパルス生成回路4に対して使用されるミキサ回路は、図8のミキサ回路5を使用することから、ここではその説明を省略する。
図12のテンプレートパルス生成回路4を図15のようにしてもよく、図15では、図12のNOR回路をNAND回路に置き換えた。
図15におけるテンプレートパルス生成回路4は、NAND回路NA1,NA2、インバータINVb及び遅延回路51〜53で構成されている。なお、NAND回路NA1,NA2及びインバータINVbは論理回路部を、遅延回路51は第1の遅延回路部を、遅延回路52,53は第2の遅延回路部をそれぞれなす。
遅延回路51は、入力された信号を所定の遅延時間τ1だけ遅延させて出力し、遅延回路52及び53は、入力された信号を所定の遅延時間τ2だけ遅延させて出力する。2つの単パルスSg1及びSg2の各パルス幅は遅延時間τ1で、2つの単パルスSg1及びSg2のパルス間隔は遅延時間τ2でそれぞれ決定されている。また、遅延回路51〜53の各遅延時間の設定をそれぞれ変えることができるようにしてもよい。
NAND回路NA1の一方の入力端には、タイミング信号clkoutが入力されており、NAND回路NA1の他方の入力端は、NAND回路NA2の出力端に接続されている。また、NAND回路NA2の一方の入力端には、タイミング信号clkoutを遅延回路51で遅延して得られた信号が入力され、NAND回路NA2の他方の入力端は、NAND回路NA1の出力端に接続されている。NAND回路NA2の出力端から出力された信号は、インバータINVbで信号レベルが反転され、図13で示すような単パルスSg1として出力され、単パルスSg1が遅延回路53で遅延されて単パルスSg2として出力される。また、NAND回路NA1の出力信号は、遅延回路52で遅延されて信号S1としてスイッチ3に出力される。
図15のテンプレートパルス生成回路4では、2つの単パルスSg1及びSg2を生成するようにしたが、3つの単パルスSg1〜Sg3を生成するようにしてもよく、この場合、図15のテンプレートパルス生成回路4は図16のようになり、ミキサ回路は図8のものを使用する。なお、図16では図15と同じものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図15との相違点のみ説明する。
図16における図15との相違点は、遅延回路54及び55を追加したことにある。なお、遅延回路52〜55は第2の遅延回路部をなす。遅延回路54及び55は、それぞれ入力された信号を所定の遅延時間τ2だけ遅延させて出力する。3つの単パルスSg1〜Sg3の各パルス幅は遅延時間τ1で、3つの単パルスSg1〜Sg3の各パルス間隔は遅延時間τ2でそれぞれ決定されている。また、遅延回路54及び55の各遅延時間の設定をそれぞれ変えることができるようにしてもよい。
図16のテンプレートパルス生成回路4において、単パルスSg2を遅延回路55で遅延させて図9で示すような単パルスSg3を生成して出力する。また、遅延回路52で遅延された信号を更に遅延回路54で遅延させて信号S1が生成されスイッチ3に出力される。なお、図16のテンプレートパルス生成回路4に対して使用されるミキサ回路は、図8のミキサ回路5を使用することから、ここではその説明を省略する。
また、図17で示すように、図4で使用したNOR回路N1,N2をExOR回路EO1,EO2に置き換えてもよく、この場合図4のインバータINV1,INV2を削除する。なお、図17では、図4と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図4との相違点のみ説明する。
図17において、テンプレートパルス生成回路4は、ExOR回路EO1,EO2及び遅延回路21〜23で構成されている。なお、ExOR回路EO1は第1の論理回路部を、ExOR回路EO2は第2の論理回路部をそれぞれなす。ExOR回路EO1の一方の入力端には、タイミング信号clkoutが入力されており、ExOR回路EO1の他方の入力端には、タイミング信号clkoutを遅延回路21で遅延して得られた信号が入力されている。
また、ExOR回路EO2の一方の入力端には、タイミング信号clkoutを遅延回路22で遅延して得られた信号が入力され、ExOR回路EO2の他方の入力端には、タイミング信号clkoutを遅延回路22で遅延して得られた信号を更に遅延回路23で遅延して得られた信号が入力されている。ExOR回路EO1の出力端からは図18で示すような単パルスSg1が、ExOR回路EO2の出力端からは図18で示すような単パルスSg2がそれぞれ出力され、遅延回路23の出力端から信号S1がスイッチ3に出力される。
同様に、図19で示すように、図7で使用したNOR回路N1〜N3をExOR回路EO1〜EO3に置き換えてもよく、この場合図7のインバータINV1〜INV3を削除する。なお、図19では、図7と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図17との相違点のみ説明する。
図19における図17との相違点は、ExOR回路EO3及び遅延回路24,25を追加したことにある。なお、ExOR回路EO3は第3の論理回路部をなす。
図19のテンプレートパルス生成回路4において、ExOR回路EO3の一方の入力端には、タイミング信号clkoutを遅延回路22で遅延し更に遅延回路24で遅延して得られた信号が入力され、ExOR回路EO3の他方の入力端には、タイミング信号clkoutを遅延回路22で遅延し更に遅延回路24で遅延して得られた信号を遅延回路25で遅延した信号が入力されている。ExOR回路EO3の出力端から図9で示すような単パルスSg3が出力され、遅延回路25の出力端から信号S1がスイッチ3に出力される。
また、図20で示すように、図10で使用したNOR回路NaをExOR回路EOaに置き換えてもよく、この場合図10のインバータINVaを削除する。なお、図20では、図10と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図10との相違点のみ説明する。
図20において、テンプレートパルス生成回路4は、ExOR回路EOa及び遅延回路31〜33で構成されている。なお、ExOR回路EOaは論理回路部をなす。
ExOR回路EOaの一方の入力端には、タイミング信号clkoutが入力されており、ExOR回路EOaの他方の入力端には、タイミング信号clkoutを遅延回路31で遅延して得られた信号が入力されている。ExOR回路EOaの出力端から図18で示した単パルスSg1が、単パルスSg1を遅延回路33で遅延した信号が図18で示した単パルスSg2として出力され、遅延回路32の出力端から信号S1がスイッチ3に出力される。
同様に、図21で示すように、図11で使用したNOR回路NaをExOR回路EOaに置き換えてもよく、この場合図11のインバータINVaを削除する。なお、図21では、図11と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図20との相違点のみ説明する。
図21における図20との相違点は、遅延回路34及び35を追加したことにある。
図21のテンプレートパルス生成回路4において、単パルスSg2を遅延回路35で遅延させて図9で示すような単パルスSg3を生成して出力する。また、遅延回路32で遅延された信号を遅延回路34で遅延させて信号S1が生成されスイッチ3に出力される。図21のテンプレートパルス生成回路4に対して使用されるミキサ回路は、図8のミキサ回路5を使用することから、ここではその説明を省略する。なお、前記説明では、スイッチ3に入力される信号S1は、テンプレートパルス生成回路4の遅延回路を使用して生成されるようにしたが、テンプレートパルス生成回路4とは別に設けた遅延回路で生成されるようにしてもよい。
次に、図22は、増幅器2の内部回路例を示した図である。
図22では、正側電源電圧VDDに接続されたPMOSトランジスタQ1のゲートに制御信号Sc1の信号レベルを反転させた信号/Sc1が入力されており、増幅器2の電源を切って動作を停止させる場合、PMOSトランジスタQ1をオフさせることにより、正側電源電圧VDDからの電源供給が遮断され増幅器2は動作を停止する。なお、図22では、制御信号Sc1の信号レベルを反転させる回路は省略している。
図23は、増幅器2の他の内部回路例を示した図である。
図23では、負側電源電圧である接地電圧に接続されたNMOSトランジスタQ11のゲートに制御信号Sc1が入力されており、増幅器2の電源を切って動作を停止させる場合、NMOSトランジスタQ11をオフさせることにより、PMOSトランジスタQ12,Q13及び差動対をなすNMOSトランジスタQ14,Q15に電流が流れないようにすることにより増幅器2の動作が停止する。
また、図24で示すように、図22において、制御信号Sc1によってPMOSトランジスタQ1と共にNMOSトランジスタQ6の動作を制御して、増幅器2の動作を停止させる場合は、PMOSトランジスタQ1及びNMOSトランジスタQ6をそれぞれオフさせるようにしてもよい。この場合、NMOSトランジスタQ6のゲートには制御信号Sc1が入力されている。なお、図24では、制御信号Sc1の信号レベルを反転させる回路は省略している。
このように、UWB無線通信では、送受信信号に搬送波を使用せずに非連続な短パルスを使用するため、該パルスがない時間は受信時においても増幅器2の電源を切るようにした。このため、消費電力の低下を図ることができ、該効果はパルス幅とパルス間隔によって決まり、データレートが低いほど大きな効果を得ることができる。例えば、デューティ比が1:100、すなわちパルス幅1nsecに対してパルス間隔が100nsecである場合には、増幅器2の消費電力は1/100になる。また、増幅器2の電源を切るためのスイッチ3のタイミング制御は、後段のミキサ回路5に入力するテンプレート信号Stemのタイミング制御によって行うようにした。このため、スイッチ3の制御を行う回路を新たに設ける必要がなく、スイッチ3自体も、例えば1つのPMOSトランジスタ又はNMOSトランジスタで形成することができる。
また、受信信号と相関を取るためのテンプレート信号Stemに単パルスを使用したことから、テンプレートパルス生成回路4をデジタル回路で形成することができ、すなわち、アナログ回路であったり、抵抗や容量等の受動素子を用いたり、バイポーラトランジスタを使用することなく、簡単なデジタルCMOS回路で構成することができ、回路の簡素化を図ることができる。このことから、回路が占める面積を小さくすることができ効率よく集積化を図ることができる。
また、従来のテンプレート信号は、図26のような、受信信号と同様の非連続なパルス信号であったが、このようなテンプレート信号では、受信信号がない状態でもミキサ回路5のNMOSトランジスタのゲートにバイアス電圧がかかっている状態になるため、該NMOSトランジスタから電流が流れて電力を消費する。UWB無線通信では、受信信号がない状態が長いため、このような電力消費は大きな問題になる。しかし、テンプレートパルス生成回路4で生成される単パルスは、受信信号がない状態では0Vになっていることから、ミキサ回路5の各NMOSトランジスタはオフして遮断状態になるため電流が流れず消費電力を削減することができる。ミキサ回路5の出力端に接続される回路構成によってミキサ回路5で消費される電力は変わるが、通常、10Mbpsで1/10以上の消費電力削減効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態におけるUWB受信回路の構成例を示した図である。 図1のタイミング制御回路8の内部構成例を示した図である。 図1の各部の波形例を示した図である。 図1のテンプレートパルス生成回路4の回路例を示した図である。 図1のミキサ回路5の回路例を示した図である。 図4及び図5における各信号の波形例を示した図である。 図1のテンプレートパルス生成回路4の他の回路例を示した図である。 図1のミキサ回路5の他の回路例を示した図である。 単パルスSg1〜Sg3の波形例を示した図である。 図1のテンプレートパルス生成回路4の他の回路例を示した図である。 図1のテンプレートパルス生成回路4の他の回路例を示した図である。 図1のテンプレートパルス生成回路4の他の回路例を示した図である。 図12の各信号の波形例を示した図である。 図1のテンプレートパルス生成回路4の他の回路例を示した図である。 図1のテンプレートパルス生成回路4の他の回路例を示した図である。 図1のテンプレートパルス生成回路4の他の回路例を示した図である。 図1のテンプレートパルス生成回路4の他の回路例を示した図である。 図17の各信号の波形例を示した図である。 図1のテンプレートパルス生成回路4の他の回路例を示した図である。 図1のテンプレートパルス生成回路4の他の回路例を示した図である。 図1のテンプレートパルス生成回路4の他の回路例を示した図である。 図1の増幅器2の内部回路例を示した図である。 図1の増幅器2の他の内部回路例を示した図である。 図1の増幅器2の他の内部回路例を示した図である。 従来のUWB受信回路の構成例を示した図である。 従来のテンプレート信号の波形例を示した図である。
符号の説明
1 UWB受信回路
2 増幅器
3 スイッチ
4 テンプレートパルス生成回路
5 ミキサ回路
6 ローパスフィルタ
7 A/D変換器
8 タイミング制御回路
21〜25、31〜35,41〜45,51〜55 遅延回路
N1〜N3,Na,N11,N12 NOR回路
INV1〜INV3,INVa,INVb インバータ
NA1,NA2 NAND回路
EO1〜EO3,EOa ExOR回路

Claims (6)

  1. 非連続なパルス信号を送受信信号に用いるUWB無線通信を行って受信した信号を所定の方法で復調して出力するUWB受信回路において、
    入力された制御信号Sc1に応じて前記受信信号の増幅を行う増幅回路部と、
    該増幅回路部で増幅された受信信号を所定の方法で復調する復調回路部と、
    該復調回路部で復調された信号から前記増幅回路部の動作制御を行う制御回路部と、
    を備え、
    前記制御回路部は、前記復調回路部で復調された信号からデータが得られるように、生成するパルス信号からなるタイミング信号clkoutを出力し、該タイミング信号clkoutに応じて、所定の期間、制御信号Sc1を生成して前記増幅回路部に出力し、前記復調回路部は、前記タイミング信号clkoutから複数の単パルスを生成し、増幅回路部で増幅された受信信号に、対応する該単パルスを掛け合わせて生成した信号を積分し更にA/D変換して、前記受信信号を復調することを特徴とするUWB受信回路。
  2. 前記復調回路部は、
    前記増幅回路部で増幅された受信信号に対して、該受信信号と相関を取るために使用する、複数の単パルスからなるテンプレート信号Stemを前記タイミング信号clkoutから生成して出力するテンプレートパルス生成回路と、
    前記増幅回路部で増幅された受信信号に、該テンプレートパルス生成回路で生成された対応する単パルスを掛け合わせて出力するミキサ回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のUWB受信回路。
  3. 前記テンプレートパルス生成回路は、
    入力された信号を遅延時間τ1遅延させて出力する複数の遅延回路からなる第1の遅延回路部と、
    入力された信号を遅延時間τ2遅延させて出力する少なくとも1つの遅延回路からなる第2の遅延回路部と、
    タイミング信号clkoutとタイミング信号clkoutを遅延時間τ1だけ遅延させた信号から第1の単パルスSg1を生成して出力する第1の論理回路部と、
    タイミング信号clkoutを遅延時間τ2で遅延させた信号と該信号を遅延時間τ1で遅延させた信号から第2の単パルスSg2を生成して出力する第2の論理回路部と、
    を備えたデジタル回路で形成されることを特徴とする請求項2記載のUWB受信回路。
  4. 前記テンプレートパルス生成回路は、タイミング信号clkoutを遅延時間(2×τ2)で遅延させた信号と該信号を遅延時間τ1で遅延させた信号から第3の単パルスSg3を生成して出力する第3の論理回路部を備えたデジタル回路で形成されることを特徴とする請求項3記載のUWB受信回路。
  5. 前記テンプレートパルス生成回路は、
    入力された信号を遅延時間τ1遅延させて出力する遅延回路からなる第1の遅延回路部と、
    入力された信号を遅延時間τ2遅延させて出力する複数の遅延回路からなる第2の遅延回路部と、
    タイミング信号clkoutとタイミング信号clkoutを遅延時間τ1で遅延させた信号から第1の単パルスSg1を生成して出力する論理回路部と、
    を備えたデジタル回路で形成され、
    前記第2の遅延回路部は、第1の単パルスSg1を遅延時間τ2遅延させて第2の単パルスSg2を生成して出力することを特徴とする請求項記載のUWB受信回路。
  6. 前記第2の遅延回路部は、第2の単パルスSg2を遅延時間τ2遅延させて第3の単パルスSg3を生成して出力することを特徴とする請求項5記載のUWB受信回路。
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