JP4152969B2 - ラッチ回路および4相クロック発生器 - Google Patents

ラッチ回路および4相クロック発生器 Download PDF

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Description

この発明は、ラッチ回路、4相クロック発生器および受信回路に関し、特に90度ずつ位相がずれた4相のクロック信号を用いるIQ受信方式などの無線通信技術に用いられるラッチ回路、4相クロック発生器および受信回路に関する。
今日、さまざまな用途に電波が開放された結果、周波数資源が不足している。このため、非常に狭い周波数範囲に多くの信号が存在しており、近接周波数との干渉やイメージ信号と呼ばれる妨害信号の影響を取り除く技術が注目されている。そのような技術の一つにIQ受信方式がある。この方式では、位相が90度ずれたクロック信号を用いることによって、目的とする主信号と妨害信号との干渉成分を相殺する。その一方で、携帯端末の分野では、その普及や高機能化に伴い、用いられる機器や回路の低消費電力化が強く要望されている。
また、従来において、位相が90度ずつずれた4相のクロック信号を発生させる手段として、ポリフェーズフィルタと呼ばれる複数のRCフィルタやCRフィルタを用いたものや、固定遅延ブロックを用いたものや、DLL回路の適当なノードから出力を得るものなどが開示されている。しかし、これらはいずれも、単一の周波数または狭い周波数範囲の用途に適したものであり、たとえばテレビジョン放送の受信端末などのように、周波数設定範囲が非常に広い用途には適さない。
周波数範囲が広い用途において用いられる4相のクロック信号を発生させる手段として、2分周回路の中間ノードにおける位相が最終出力信号の位相に対して90度ずれることを利用するものがある。一般に、2分周回路は、2個のラッチ回路またはラッチ回路を相互に接続することにより実現されることが知られている(たとえば、非特許文献1参照。)。ラッチ回路としては、バイポーラトランジスタと定電流源を組み合わせたものが知られている。しかし、この構成の場合、常時、電流が流れるため、携帯端末などの低消費電力化を必要とする用途には適さない。
そこで、定電流源を用いないインバータ型と呼ばれるラッチ回路が知られている。図22は、従来のインバータ型ラッチ回路の構成を示す回路図であり、図23は、図22に示した従来のラッチ回路の出力波形を示す波形図である。図22において、従来のラッチ回路2200では、3個のMOSトランジスタ(入力タイミング制御用MOSトランジスタ2201,第1の入力用トランジスタ2202,第2の入力用トランジスタ2203)と一対のCMOSインバータ回路2204,2205により構成されている。
データの入力タイミング制御用MOSトランジスタ2201に入力されるクロック信号CKが相対的に低い電位レベル(以下、「Lレベル」と表記する)から相対的に高い電位レベル(以下、「Hレベル」と表記する)に遷移したとき、第1の入力用トランジスタ2202の入力データDおよび第2の入力用トランジスタ2203の入力データDX(データDの電位レベルを反転したデータ)がそれぞれLレベルおよびHレベルであれば、第2の入力用トランジスタ2203に接続された第2のインバータ回路2205の出力データQは、Lレベルとなる。
同時に、第1の入力用トランジスタ2202に接続された第1のインバータ回路2204の入力がLレベルとなるので、その第1のインバータ回路2204の出力データQX(データQの電位レベルを反転したデータ)は、Hレベルとなる。この状態は、クロック信号CKがLレベルに遷移した後、再びHレベルに遷移するまで保持される。
そして、つぎにクロック信号CKがHレベルに遷移したとき、入力データDおよび入力データDXは、それぞれHレベルおよびLレベルになっているから、第1のインバータ回路2204の出力データQXがLレベルとなる。それと同時に、第2のインバータ回路2205の入力データがLレベルとなるので、その第2のインバータ回路2205の出力データQは、Hレベルとなる。この状態は、つぎにクロック信号CKがLレベルからHレベルに遷移するまで保持される。
ジレン・ユアン(Jiren Yuan)、外1名、「ニュー シングル−クロック シーモス ラッチズ アンド フリップフロップス ウィズ インプルーブド スピード アンド パワー セービングス(New Single-Clock CMOS Latches and Flip-flops with Improved Speed and Power Savings)」、アイ・トリプル・イー ジャーナル オブ ソリッド ステート サーキット(IEEE Journal of Solid State Circuit)、(米国)、1997年、第32巻、第1号、p.62−69
しかしながら、図22に示した従来のラッチ回路2200では、一方のインバータ回路2204(または2205)の出力データQ(またはQX)がHレベルからLレベルに遷移した後、もう一方のインバータ回路2205(または2204)の反転動作により出力データQX(またはQ)がLレベルからHレベルに遷移する。
したがって、図23に示したように、LレベルからHレベルへの遷移タイミングが、HレベルからLレベルへの遷移タイミングよりも時間tだけ遅れてしまい、出力データQと出力データQXとの間に、ラッチ回路2200内のインバータ回路1段分相当の位相差が生じるという問題があった。また、出力データQ,QXのデューティが50%からずれるという問題があった。これにより、高速動作や高精度な位相生成の妨げとなるという問題があった。
また、このようなラッチ回路2200を用いて4相クロック発生器を構成しても、4相のクロック信号の位相差を正確に90度に設定することは困難である。したがって、IQ受信方式による不要成分の除去が不完全となり、受信特性が劣化してしまうという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、位相ずれやデューティずれのないインバータ型ラッチ回路を提供することを目的とする。また、この発明は、位相ずれやデューティずれのないインバータ型ラッチ回路を用いることによって、高精度に90度の位相差を有する4相のクロック信号を発生する4相クロック発生器を提供することを目的とする。さらに、この発明は、高精度に90度の位相差を有する4相のクロック信号を発生する4相クロック発生器を用いることによって、受信特性の劣化のないIQ受信方式などの受信回路を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるラッチ回路は、クロック信号の立ち上がり時に第1の入力データと、この第1の入力データに対して位相が180度ずれた第2の入力データを同時に読み込み、そのデータの読み込みと同時に、第1の入力データに対して位相が90度ずれた第1の出力データと、第2の入力データに対して位相が90度ずれた第2の出力データを出力するデータ読み込み手段を備える。データ読み込み手段は、外部から供給されるクロック信号に基づいて第1の入力データと第2の入力データの読み込みタイミングを制御するトランジスタと、第1の入力データが入力される第1のインバータ回路と、第2の入力データが入力される第2のインバータ回路を備える。
また、ラッチ回路は、データ読み込み手段から出力される第1の出力データと第2の出力データを、クロック信号の次の立ち上がり時まで保持するデータ保持手段を備える。データ保持手段は、第2のインバータ回路の出力信号が入力される第3のインバータ回路と、第1のインバータ回路の出力信号が入力される第4のインバータ回路を有する。第3のインバータ回路の出力は、第4のインバータ回路の入力に接続されており、第4のインバータ回路の出力は、第3のインバータ回路の入力に接続されている。
この発明にかかるラッチ回路によれば、第1のインバータ回路および第2のインバータ回路をそれぞれ構成するNチャネルのトランジスタとPチャネルのトランジスタのサイズを調整することにより、第1の入力データと第2の入力データが読み込まれると同時に、第1の出力データおよび第2の出力データが出力される。また、第1の出力データと第2の出力データとで、その立ち上がり時間と立ち下がり時間を等しくすることができる。したがって、第1の出力データと第2の出力データの間に、インバータ回路1段分相当の位相差が生じるのを防止することができる。また、第1の出力データおよび第2の出力データのデューティが50%からずれるのを防止することができる。
また、この発明にかかる4相クロック発生器は、上述した構成のラッチ回路を用いる。これにより、ラッチ回路において位相ずれやデューティずれが起こらない。したがって、出力信号として、高精度に90度の位相差を有する4相のクロック信号を得ることができる。
また、この発明にかかる受信回路は、上述した構成の4相クロック発生器を用いる。これにより、高精度に位相が90度ずつ異なる4相のクロック信号を用いてRF信号のミキシングをおこなうことができる。したがって、受信信号から不要成分を完全に除去することができ、受信特性の劣化を防止することができる。
本発明によれば、位相ずれやデューティずれのないインバータ型ラッチ回路が得られるという効果を奏する。したがって、このラッチ回路を用いることによって、高精度に90度の位相差を有する4相のクロック信号を発生する4相クロック発生器が得られるという効果を奏する。さらに、この4相クロック発生器を用いることによって、受信特性の劣化のないIQ受信方式などの受信回路が得られるという効果を奏する。更に回路内のトランジスタなどのデバイスの特性が相対的なばらつきを持つ場合にも有効な構成とする構成として、2倍の周波数のクロックで同期を取るブロックを追加して併用することで、さらに劣化の起きにくい4相クロック発生器が得られる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるラッチ回路、4相クロック発生器および受信回路の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の各実施の形態においては、同一の構成には同じ符号を付して説明を省略する。また、PチャネルのMOSトランジスタおよびNチャネルのMOSトランジスタをそれぞれ「PMOS」および「NMOS」と表記する。
(実施の形態1)
まず、この発明の実施の形態1にかかるラッチ回路の構成について説明する。図1は、実施の形態1にかかるラッチ回路の構成を示すブロック図である。図1において、ラッチ回路100は、CMOSインバータ回路からなるデータ読込部101と、CMOSインバータ型のラッチ回路からなるデータ保持部102を備える。
また、データ読込部101には、入力データDと、入力データDに対して位相が180度ずれた入力データDXと、クロック信号CKと、クロック信号CKに対して位相が180度ずれたクロック信号CKXが入力される。データ読込部101は、クロック信号CKがH状態、クロック信号CKXがL状態では、入力データD,DXの変化により出力データQ,QXへ信号を伝え、クロック信号CKがL状態、クロック信号CKXがH状態では入力データD,DXが変化しても、出力データQ,QXには変化は現れず、次のクロック信号CK,CKXの立ち上がりタイミングに同期して出力データQ,QXを変化させる。
また、データ保持部102は、データ読込部101から出力された出力データQ,QXを保持する。データ保持部102は、データ読込部101から出力された出力データQ,QXを保持する。段落[0071]以降に後述するように、このようなラッチを2段用いて相互の入出力を接続する2分周器では、データ読込部101は、入力データDに対して位相が90度ずれた出力データQと、入力データDXに対して位相が90度ずれた出力データQXを出力するようになる。
図2は、この発明の実施の形態1にかかるラッチ回路の構成を示す回路図である。図2において、データ読込部101は、タイミング制御用NMOS111と、第1のPMOS112および第1のNMOS113からなる第1のインバータ回路114と、第2のPMOS115および第2のNMOS116からなる第2のインバータ回路117と、第1のインバータ回路114の第1のPMOS112を制御する第1のインバータ制御用PMOS118と、第2のインバータ回路117の第2のPMOS115を制御する第2のインバータ制御用PMOS119と、を備えている。
また、データ保持部102は、第3のPMOS121および第3のNMOS122からなる第3のインバータ回路123と、第4のPMOS124および第4のNMOS125からなる第4のインバータ回路126と、を備えている。
タイミング制御用NMOS111のゲートには、クロック信号CKが入力される。タイミング制御用NMOS111のソースは、接地されている。タイミング制御用NMOS111のドレインは、第1のNMOS113および第2のNMOS116のソースに接続されている。第1のNMOS113のドレインは、第1のPMOS112のドレインに接続されている。
第1のNMOS113および第1のPMOS112の各ゲートには、入力データDが入力される。第1のPMOS112のソースは、第1のインバータ制御用PMOS118のドレインに接続されている。第1のインバータ制御用PMOS118のゲートには、クロック信号CKXが入力される。第1のインバータ制御用PMOS118のソースは、電源VDDに接続されている。
第2のNMOS116のドレインは、第2のPMOS115のドレインに接続されている。第2のNMOS116および第2のPMOS115の各ゲートには、入力データDXが入力される。第2のPMOS115のソースは、第2のインバータ制御用PMOS119のドレインに接続されている。第2のインバータ制御用PMOS119のゲートには、クロック信号CKXが入力される。第2のインバータ制御用PMOS119のソースは、電源VDDに接続されている。
第1のPMOS112のドレインと第1のNMOS113のドレインとの接続ノードは、第3のPMOS121のドレインと第3のNMOS122のドレインとの接続ノードと、第4のPMOS124および第4のNMOS125の各ゲートに接続されている。第3のPMOS121のドレインと第3のNMOS122のドレインとの接続ノードからは、出力データQXが出力される。
一方、第2のPMOS115のドレインと第2のNMOS116のドレインとの接続ノードは、第4のPMOS124のドレインと第4のNMOS125のドレインとの接続ノードと、第3のPMOS121および第3のNMOS122の各ゲートに接続されている。
第4のPMOS124のドレインと第4のNMOS125のドレインとの接続ノードからは、出力データQが出力される。第3のPMOS121および第4のPMOS124の各ソースは、電源VDDに接続されている。第3のNMOS122および第4のNMOS125の各ソースは、接地されている。
ここで、第1のPMOS112、第1のNMOS113、第2のPMOS115および第2のNMOS116の各トランジスタサイズは、入力データD,DXを読み込む際に出力データQと出力データQXの電位レベル遷移が同時に起こり、かつその立ち上り時間と立ち下り時間が等しくなるように、調整されている。なお、第1のインバータ制御用PMOS118と第2のインバータ制御用PMOS119とは、タイミング制御用NMOS111と同様に一体化して共通ドレインの構成にしてもかまわない。
つぎに、図2に示したラッチ回路100の入出力波形について説明する。図3は、図2に示したラッチ回路100の入出力波形を示す波形図である。図3において、クロック信号CKがLレベルからHレベルに遷移すると、タイミング制御用NMOS111がオフ状態からオン状態に切り換わる。また、クロック信号CKXがHレベルからLレベルに遷移するので、第1のインバータ制御用PMOS118と第2のインバータ制御用PMOS119がオフ状態からオン状態に切り換わる。
このとき、たとえば入力データDがLレベルで、入力データDXがHレベルであるとすると、第1のインバータ回路114では、第1のPMOS112がオン状態であり、第1のNMOS113はオフ状態である。それによって、第1のインバータ回路114の出力はHレベルであり、出力データQXはHレベルである。一方、第2のインバータ回路117では、第2のNMOS116がオン状態であり、第2のPMOS115はオフ状態である。それによって、第2のインバータ回路117の出力はLレベルであり、出力データQはLレベルである。
そして、第3のインバータ回路123の入力がLレベルであるので、第3のインバータ回路123の出力、すなわち出力データQXはHレベルに保持される。同様に、第4のインバータ回路126の入力がHレベルであるので、第4のインバータ回路126の出力、すなわち出力データQはLレベルに保持される。つまり、データ保持部102に入力データD,DXがラッチされた状態となる。
この状態は、クロック信号CKがLレベルとなってタイミング制御用NMOS111がオフ状態となり、同時にクロック信号CKXがHレベルとなって第1のインバータ制御用PMOS118および第2のインバータ制御用PMOS119がオフ状態となった後、再びクロック信号CKがHレベル(クロック信号CKXがLレベル)に遷移するまで保持される。
タイミング制御用NMOS111、第1のインバータ制御用PMOS118および第2のインバータ制御用PMOS119がオフ状態のときには、それら各トランジスタのソースが浮いた状態となる。したがって、その状態のときには、第1のインバータ回路114および第2のインバータ回路117が動作しないので、入力データDや入力データDXのレベルが遷移しても、データ読込部101には読み込まれない。つまり、出力データQ,QXおよびラッチされているデータは変化しない。
クロック信号CKが再びLレベルからHレベルに遷移すると、タイミング制御用NMOS111がオフ状態からオン状態に切り換わる。また、クロック信号CKXがHレベルからLレベルに遷移し、第1のインバータ制御用PMOS118と第2のインバータ制御用PMOS119がオフ状態からオン状態に切り換わる。このときには、入力データDがHレベルで、入力データDXがLレベルになっている。
したがって、第1のインバータ回路114では、第1のPMOS112がオン状態からオフ状態に切り換わり、第1のNMOS113はオフ状態からオン状態に切り換わる。それによって、第1のインバータ回路114の出力がLレベルに切り換わり、出力データQXは直ちにHレベルからLレベルに切り換わる。
一方、第2のインバータ回路117では、第2のNMOS116がオン状態からオフ状態に切り換わり、第2のPMOS115はオフ状態からオン状態に切り換わる。それによって、第2のインバータ回路117の出力はHレベルに切り換わり、出力データQは直ちにLレベルからHレベルに切り換わる。そして、第3のインバータ回路123の入力がHレベルであるので、第3のインバータ回路123の出力、すなわち出力データQXはLレベルに保持される。
同様に、第4のインバータ回路126の入力がLレベルであるので、第4のインバータ回路126の出力、すなわち出力データQはHレベルに保持される。以後、クロック信号CKがLレベルからHレベルに遷移するたびに、出力データQ,QXの電位レベルが反転する動作を繰り返す。
実施の形態1によれば、データ読込部101により入力データD,DXが読み込まれると同時に、出力データQと出力データQXが同時に出力される。また、出力データQと出力データQXとで、その立ち上がり時間と立ち下がり時間を等しくすることができる。したがって、出力データQと出力データQXの間に、インバータ回路1段分相当の位相差が生じるのを防止することができる。また、出力データQ,QXのデューティが50%からずれるのを防止することができる。
(実施の形態2)
つぎに、この発明の実施の形態2にかかるラッチ回路の構成について説明する。図4は、実施の形態2にかかるラッチ回路の構成を示すブロック図である。図4において、実施の形態2のラッチ回路400は、データ読込部401から出力された出力データQ,QXがスイッチ402を介して外部へ出力されるとともに、データ保持部102に保持される構成となっている。
スイッチ402は、クロック信号CK,CKXによりその開閉が制御される。特に限定しないが、図4に示す例では、データ読込部401にはクロック信号CK,CKXが供給されていない。データ読込部401は、図1に示したラッチ回路100のデータ読込部101に相当し、後述するようにトランスファゲート421,422が、実施の形態1において設けられていた第1および第2のインバータ制御用PMOS118,119とタイミング制御用NMOS111の機能を備えているため、これらのPMOS,NMOSを削除しても構わない。また、後述するタイミング調整機能の追加のためにラッチ回路100のデータ読み込み部101と同じ構成にしても良い。その他の構成は、図1に示したラッチ回路100の構成と同じである。
図5は、実施の形態2にかかるラッチ回路400の構成を示す回路図である。図5において、第1のインバータ回路114の出力ノードと第4のインバータ回路126の入力ノード(第3のインバータ回路123の出力ノード)との間にトランスファゲート421が接続されている。
また、第2のインバータ回路117の出力ノードと第3のインバータ回路123の入力ノード(第4のインバータ回路126の出力ノード)との間にトランスファゲート422が接続されている。これら2個のトランスファゲート421,422は、スイッチ402としての機能を備えており、クロック信号CKがHレベル(クロック信号CKXがLレベル)のときにオン状態となる。
つまり、データ読込部401が入力データD,DXを読み込むタイミングでトランスファゲート421,422がオン状態となる。したがって、クロック信号CKがHレベルのときには、実施の形態1で説明した通り、第1のインバータ回路114の出力信号が第4のインバータ回路126の入力に伝わるとともに、出力データQXとして出力される。また、第2のインバータ回路117の出力信号が第3のインバータ回路123の入力に伝わるとともに、出力データQとして出力される。
一方、クロック信号CKがLレベル(クロック信号CKXがHレベル)のとき、すなわちデータ保持部102が出力データQ,QXをラッチしている期間のときには、トランスファゲート421,422がオフ状態となる。したがって、入力データDや入力データDXのレベルが遷移しても、それがデータ保持部102に伝わらないので、データ保持部102にラッチされているデータは変化しない。このように、図5に示した構成では、トランスファゲート421,422が、実施の形態1において設けられていた第1および第2のインバータ制御用PMOS118,119とタイミング制御用NMOS111の機能を備えている。
したがって、特に限定しないが、実施の形態2では、第1および第2のインバータ制御用PMOS118,119やタイミング制御用NMOS111は設けられていない。その他の構成は、図2に示した構成と同じである。ここで、この発明の実施の形態2のラッチ回路400の入出力波形について説明する。図6は、この発明の実施の形態2にかかるラッチ回路400の入出力波形を示す波形図である。図6において、SW1およびSW2は、それぞれ第1のインバータ回路114および第2のインバータ回路117の出力波形である。
また、これらNMOS111とPMOS118とPMOS119は、段落[0058]に後述するような入力レベルを固定にすることもできる。図7は、この発明の実施の形態2にかかるラッチ回路の他の構成を示す回路図である。図7に示すようにNMOS111を追加し、不要電流を流さないようにトランスファゲート421,422と併用で用いることにより、入力レベルを固定にすることができる。
実施の形態2によれば、実施の形態1の効果に加えて、以下のような効果が得られる。データ保持部102を構成するトランジスタ121,122,124,125のサイズがデータ読込部401を構成するトランジスタ112,113,115,116のサイズよりも小さい場合には、データ保持部102を構成するトランジスタ121,122,124,125の駆動力がデータ読込部401を構成するトランジスタ112,113,115,116の駆動力よりも小さくなる。
そのような場合、スイッチ402が設けられていない構成では、データ読込部401のトランジスタ112,113,115,116がデータ保持部102の反転機能に勝ってしまい、出力データQと出力データQXが同相で出力される状態で安定してしまうことがある。実施の形態2では、データ保持部102でデータをラッチしている間、スイッチ402が開状態となり、データ読込部401のトランジスタ112,113,115,116の駆動力によってデータ保持部102の反転機能が妨げられるのを防いでいる。したがって、出力データQと出力データQXが同相で出力されるのを防止することができる。
(実施の形態3)
つぎに、この発明の実施の形態3にかかるラッチ回路の構成について説明する。図8は、この発明の実施の形態3にかかるラッチ回路の構成を示すブロック図である。図8において、実施の形態3のラッチ回路800は、スイッチ802に、クロック信号CKが供給されずに、クロック信号CKXのみが供給される構成となっている。スイッチ802は、それぞれ図4に示したラッチ回路400のスイッチ402に相当する。その他の構成は、図4に示したラッチ回路400の構成と同じである。
図9は、この発明の実施の形態3にかかるラッチ回路800の構成を示す回路図である。図9において、第1のNMOS113および第2のNMOS116の各ソースは接地されている。また、第1のPMOS112および第2のPMOS115の各ソースと電源VDDとの間に、タイミング制御用のトランジスタ(タイミング制御用PMOS810)が接続されている。このタイミング制御用PMOS810のゲートには、クロック信号CKXが入力される。したがって、クロック信号CKXがHレベルからLレベルに遷移するときに、データ読込部401により入力データD,DXが読み込まれる。
その他の構成および動作については、図5に示した構成および動作と同じであり、その説明においてトランスファゲート421,422をPMOS821,822と読み替えればよい。実施の形態3によれば、実施の形態2と同じ効果が得られる。また、上述したラッチ回路800とは別構成のラッチ回路を用いてもよい。また、PMOSの代わりにNMOSをトランスファゲートに用い、クロック信号としてCKXの代わりにCKにより制御を行っても同じ効果が得られる。
図10は、この発明の実施の形態3にかかるラッチ回路の別の構成を示すブロック図である。図10において、ラッチ回路1000は、図4に示したラッチ回路400と同様のデータ読込部401を備え、スイッチ1001をNMOSで構成してその開閉動作をクロック信号CKにより制御する構成としている。また、タイミング制御用トランジスタとして、PMOSとNMOSを組み合わせた構成としてもよい。
(実施の形態4)
つぎに、この発明の実施の形態4にかかるラッチ回路について説明する。たとえば、家庭電化製品の場合、さまざまな理由から低消費電力化を図ることが望まれる。このため、多くの家庭電化製品は、実際に回路動作が必要のない時間帯には待機状態になり、必要最低限のブロックのみを駆動するようにしている。
この待機状態のときには、入力データD,DXが不定であるため、それらの電位レベルによっては不要な電流が流れるおそれがある。そこで、実施の形態4では、待機状態のときに出力データQ,QXを所望の電位に固定し、かつ入力データD,DXの読み込み動作を停止させることによって、不要な電流が流れないようにしている。
図11は、実施の形態4にかかるラッチ回路の構成を示すブロック図である。図11において、実施の形態4のラッチ回路1100は、図4に示したラッチ回路400に、出力制御部1102を追加した構成であり、具体的には、図4に示したデータ読込部401に相当するデータ読込部1101と、スイッチ402と、データ保持部102と、出力制御部1102と、から構成されている。
データ読込部1101には、入力データD,DXおよびクロック信号CKの他に、パワーセーブ信号PSおよびこれに対して位相が180度ずれたパワーセーブ信号PSXが入力される。パワーセーブ信号PS,PSXは、待機状態のときにアサートされ、通常動作時にはネゲートされた状態となる。
また、出力制御部1102は、データ読込部1101からスイッチ402を介して外部へ出力される出力データQ,QXの電位を強制的に所望の電位に固定するとともに、データ読込部1101の動作を停止させる。具体的には、出力制御部1102には、パワーセーブ信号PS,PSXが入力される。出力制御部1102は、パワーセーブ信号PS,PSXがネゲートされた状態のときに、出力データQ,QXを外部へ出力し、アサートされた状態のときに、出力データQ,QXを所望の電位に固定する。
これにより、実施の形態4では、待機状態のときにラッチ回路1100の出力データQ,QXを所望の電位に固定し、かつデータ読込部1101の動作を停止させることができ、不要な電流が流れないようにすることができる。
図12は、実施の形態4にかかるラッチ回路1100の構成を示す回路図である。図12において、出力制御部1102は、4個のPMOS1111,1113,1116,1117と、3個のNMOS1112,1114,1115とを備えている。なお、図12においては、図が繁雑になるのを避けるため、便宜上、NMOS1115およびPMOS1116,1117がデータ読込部1101に含まれるように示している。
出力データQの信号線には、ソースおよびゲートが電源VDDに接続されたPMOS1111のドレインと、ソースが接地され、かつゲートにパワーセーブ信号PSが入力されるNMOS1112のドレインが接続されている。また、出力データQXの信号線には、ソースが電源VDDに接続され、かつゲートにパワーセーブ信号PSXが入力されるPMOS1113のドレインと、ソースおよびゲートが接地されたNMOS1114のドレインが接続されている。
待機状態のときには、パワーセーブ信号PSがHレベルで、パワーセーブ信号PSXがLレベルとなり、NMOS1112とPMOS1113がオン状態となる。それによって、出力データQの信号線の電位はLレベルに固定され、出力データQXの信号線の電位はHレベルに固定される。
通常動作時、すなわちパワーセーブ信号PSがLレベルで、パワーセーブ信号PSXがHレベルのときには、NMOS1112とPMOS1113がオフ状態となるので、出力データQの信号線の電位は出力データQの電位となり、出力データQXの信号線の電位は出力データQXの電位となる。つまり、出力データQ,QXが外部へ出力される。
また、タイミング制御用NMOS111のソースと接地の間には、ゲートにパワーセーブ信号PSXが入力されるNMOS1115が接続されている。第1のPMOS112のソースと電源VDDの間には、ゲートにパワーセーブ信号PSが入力されるPMOS1116が接続されている。第2のPMOS115のソースと電源VDDの間には、ゲートにパワーセーブ信号PSが入力されるPMOS1117が接続されている。
したがって、待機状態のときには、NMOS1115およびPMOS1116,1117がオフ状態となるので、第1のインバータ回路114と第2のインバータ回路117が動作しない。つまり、データ読込部1101における入力データD,DXの読み込みがおこなわれない。さらに、段落[0070]に後述するように、データ入力D,DXの入力レベルに関わらず、データ読込部1101には不要な電流が流れない。
通常動作時には、NMOS1115およびPMOS1116,1117がオン状態となるので、第1のインバータ回路114と第2のインバータ回路117が動作し、データ読込部1101における入力データD,DXの読み込みがおこなわれる。その他の構成および動作については、図7に示した構成および動作と同じである。
実施の形態4によれば、待機状態のときにラッチ回路1100の出力データQ,QXを所望の電位に固定し、かつデータ読込部1101の動作を停止させることができる。したがって、実施の形態2の効果に加えて、待機状態などのパワーをセーブした状態のときに異常な電流が流れるのを防止することができるという効果が得られる。
(実施の形態5)
つぎに、この発明の実施の形態5にかかる4相クロック発生器の構成について説明する。実施の形態5にかかる4相クロック発生器は、上記実施の形態1〜4のいずれかのラッチ回路100,400,800,1000,1100を2個組み合わせたものである。一例として、実施の形態4のラッチ回路1100を2個用いた4相クロック発生器について説明する。図13は、実施の形態5にかかる4相クロック発生器の構成を示すブロック図であり、図14は、実施の形態5にかかる4相クロック発生器の構成を示す回路図である。
図13および図14において、4相クロック発生器1300は、第1のラッチ回路1100(以下、「第1のラッチ回路1301」と表記する。)と、第2のラッチ回路1100(以下、「第2のラッチ回路1302」と表記する。)とを備えている。
第1のラッチ回路1301の出力データQおよび出力データQXがそれぞれ第2のラッチ回路1302の入力データDおよび入力データDXとなり、第2のラッチ回路1302の出力データQおよび出力データQXがそれぞれ第1のラッチ回路1301の入力データDXおよび入力データDとなるように接続されている。
そして、2個のラッチ回路1301,1302が交互に入力データD,DXを読み込むように、クロック信号CKは、第1のラッチ回路1301のCK端子と第2のラッチ回路1302のCKX端子に入力される。また、クロック信号CKXは、第1のラッチ回路1301のCKX端子と第2のラッチ回路1302のCK端子に入力される。
第1のラッチ回路1301のQX端子から出力されるデータOUT0の位相を基準(ゼロ)として、第1のラッチ回路1301のQ端子から位相が180度ずれたデータOUT180が出力される。第2のラッチ回路1302のQX端子およびQ端子からは、それぞれ位相が90度および270度ずれたデータOUT90およびOUT270が出力される。CK端子およびCKX端子は、ラッチ回路1301,1302のクロック入力端子であり、Q端子およびQX端子は、ラッチ回路1301,1302のデータ出力端子である。
ここで、この発明の実施の形態5にかかる4相クロック発生器1300の入出力波形を示す。図15は、この発明の実施の形態5にかかる4相クロック発生器1300の入出力波形を示す波形図である。実施の形態5によれば、ラッチ回路1301,1302において位相ずれやデューティずれが起こらないので、4相クロック発生器1300から高精度に90度の位相差を有する4相のクロック信号を得ることができる。
なお、上述した例では、実施の形態4のラッチ回路1100を2個用いた4相クロック発生器1300について説明したが、図1および図2に示した構成のラッチ回路100、または図4および図5に示した構成のラッチ回路400、または図8および図9に示した構成のラッチ回路800を用いて、または図10に示した構成のラッチ回路1000を用いて4相クロック発生器を構成することとしてもよい。図16は、ラッチ回路100(またはラッチ回路400)を2個用いた4相クロック発生器のブロック構成を示す説明図である。
この図16に示した4相クロック発生器1600によっても、位相ずれやデューティずれが起こらないので、90度の位相差を備える4相のクロック信号を高精度に得ることができる。
(実施の形態6)
つぎに、この発明の実施の形態6にかかる4相クロック発生器の構成について説明する。これまでに説明したいずれの構成も、回路的には対称な回路であって4相のクロック信号を精度良く得ることができる。しかし、実際に半導体集積回路として作製した場合、個々のMOSの特性が相対ばらつきを持つ為に、これらに起因して位相差がずれてしまうことがある。このような4相のクロック発生器を用いるのに有効なラッチ回路の構成を以下に示す。
図17は、この発明の実施の形態6にかかる4相クロック発生器の構成を示すブロック図である。4相クロック発生器1700は、2つのラッチ回路1701を有している。データ読込部1702には、クロック信号CK,CKXにより制御されるスイッチ1703が追加され、また、データ読込部1702とデータ保持部1704の間のスイッチ1705には2倍の周波数のクロック信号CK2,CK2Xとが入力される。
つぎに、図17に示した4相クロック発生器の構成を示す回路図について説明する。図18は、この発明の実施の形態6にかかる4相クロック発生器の構成を示す回路図である。図18において、この2種のクロック周波数入力を有するラッチ回路1701を図13に示すのと同じように接続し、クロックには基本周波数とその2倍の周波数の信号をそれぞれ正転と反転のものを与える。データの読込は上記の他の形態と同様に基本周波数により決まるタイミングでおこなわれるが、4相出力のデータの遷移のタイミングを決定するのは2倍の周波数の遷移のタイミングで行われる為、MOSの相対ばらつきの影響による基本周波数のクロック波形の立上り、立下り遷移の時間が不均等になっても、影響を受けない。すなわち、4相のクロック信号を、半導体集積回路内のMOSの特性が相対ばらつきを持つ場合でもその影響を小さく抑えることができる。
(実施の形態7)
つぎに、この発明の実施の形態7にかかる4相クロック発生器の構成について説明する。図19は、この発明の実施の形態7にかかる4相クロック発生器の構成を示すブロック図である。図19は、実施の形態6とは異なる構成を示している。図19において、4相クロック発生器1900は、ラッチ回路100(400)の内部にではなく、4相のクロック出力に等しくゲート(スイッチ)1901〜1904を挿入し、これを同じく基本周波数の2倍のクロック信号であるCLK2、CLK2Xにより4相とも同期してON状態にすることで、各出力のデータ遷移のタイミングを修正して、半導体集積回路内のMOSの特性が相対ばらつきを持つ場合でもその影響を小さく抑えることができる。
0度と180度ならびに90度と270度の出力信号間にはクロスカップルされたラッチ回路1905,1906を付加して、CLK2,CLK2Xによりスイッチ1901〜1904がOFF状態にあっても、相互に反転状態を保持する力として働き、出力データには影響を与えないようにする。図20は、この発明の実施の形態7にかかる4相クロック発生器の構成を示す回路図である。
(実施の形態8)
つぎに、この発明の実施の形態8にかかるIQ受信回路の構成について説明する。実施の形態8にかかるIQ受信回路は、上記実施の形態1〜4のいずれかのラッチ回路100,400,800,1000,1100が用いられている4相クロック発生器1300,1600、1700、1900を用いたものである。一例として、実施の形態5の4相クロック発生器1300を用いたIQ受信回路について説明する。図21は、実施の形態8にかかるIQ受信回路の構成を示すブロック図である。
図21において、IQ受信回路2100は、アンプ回路2101、ミキサ回路2102,2105,2106、シンセサイザ2103,2107、バンドパスフィルタ(BPF)2104、4相クロック発生器1300、ローパスフィルタ(LPF)2108,2109およびアナログ−デジタルコンバータ(A/D演算)2110を備えている。
IQ受信回路2100に入力されたRF信号は、アンプ回路2101において増幅された後、第1のミキサ回路2102において、第1のシンセサイザ2103から出力された所望の周波数の信号に基づいて、1段目の中間周波数信号に変換される。この1段目の中間周波数信号は、バンドパスフィルタ2104を通過する。その際に、帯域外の妨害信号が除去される。
バンドパスフィルタ2104を通過した信号は、第2のミキサ回路2105と第3のミキサ回路2106に送られる。また、4相クロック発生器1300は、第2のシンセサイザ2107から出力された所望の周波数の信号(上記実施の形態5のクロック信号CK,CKXに相当)に基づいて、位相が90度ずつ異なる4相の信号(上記実施の形態5の出力データOUT0,OUT90,OUT180,OUT270に相当)を生成する。OUT0とOUT180に相当する信号は、第2のミキサ回路2105に送られる。また、OUT90とOUT270に相当する信号は、第3のミキサ回路2106に送られる。
バンドパスフィルタ2104から第2のミキサ回路2105に入力した信号は、第2のミキサ回路2105において、4相クロック発生器1300から出力されたOUT0とOUT180に相当する信号に基づいて、2段目の中間周波数信号に変換される。また、バンドパスフィルタ2104から第3のミキサ回路2106に入力した信号は、第3のミキサ回路2106において、4相クロック発生器1300から出力されたOUT90とOUT270に相当する信号に基づいて、2段目の中間周波数信号に変換される。このように、第2のミキサ回路2105と第3のミキサ回路2106とで90度ずれた信号を用いて2つのミキシングをおこなうことによって、イメージ信号による重なりを防止することができる。
また、第2のミキサ回路2105および第3のミキサ回路2106から出力された2段目の中間周波数信号は、それぞれ第1のローパスフィルタ2108および第2のローパスフィルタ2109を通過する。それによって、それぞれ必要な信号成分だけが切り出される。そして、第1のローパスフィルタ2108および第2のローパスフィルタ2109からそれぞれ出力された2つの信号をアナログ−デジタルコンバータ2110においてデジタル信号に変換し、適切な演算を施して、イメージ信号の影響だけを取り除いた信号を取り出す。
実施の形態8によれば、4相クロック発生器1300から高精度に90度の位相差を有する4相の信号が得られるので、この4相の信号を用いてミキシングをおこなうことによって、受信信号から不要成分を完全に除去することができる。したがって、受信特性の劣化を防止することができる。
以上説明したように、本発明は、上述した各実施の形態に限らず、種々変更可能である。たとえば、ラッチ回路を構成するPMOSのうちの一部をNMOSに代えてもよいし、その逆に、NMOSのうちの一部をPMOSに代えてもよい。また、本発明は、IQ受信方式に限らず、ヘテロダイン受信方式の他の方式など、4相クロック発生器を用いる受信方式に適用することができる。
(付記1)差動信号からなる一対の入力データが入力され、当該一対の入力データに基づいて、位相が反転した差動信号からなる一対の出力データを出力する電圧駆動型のデータ読み込み手段と、
前記データ読み込み手段から出力された一対の出力データを保持する電圧駆動型のデータ保持手段と、
を備えることを特徴とするラッチ回路。
(付記2)前記データ読み込み手段は、
外部から供給されるクロック信号に基づいて、第1の入力データおよび当該第1の入力データに対して位相が反転した第2の入力データの読み込みタイミングを制御するトランジスタと、
前記第1の入力データが入力される第1のインバータ回路と、
前記第2の入力データが入力される第2のインバータ回路と、を備え、
前記第1および第2のインバータ回路の出力信号を前記一対の出力データとして出力することを特徴とする付記1に記載のラッチ回路。
(付記3)前記データ保持手段は、
前記第2のインバータ回路の出力信号が入力される第3のインバータ回路と、
前記第1のインバータ回路の出力信号が入力される第4のインバータ回路と、を備え、
前記第3のインバータ回路の出力および前記第4のインバータ回路の出力は、互いに他方のインバータ回路の入力に接続されていることを特徴とする付記2に記載のラッチ回路。
(付記4)前記データ読み込み手段と前記データ保持手段との間に設けられ、外部から供給されるクロック信号に基づいて開閉することによって、前記データ読み込み手段から出力された出力データの外部への出力および前記データ保持手段への入力を制御するスイッチを備えることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載のラッチ回路。
(付記5)前記スイッチは、
外部から供給されるクロック信号に基づいて動作するトランスファゲートを備えることを特徴とする付記4に記載のラッチ回路。
(付記6)前記スイッチは、
外部から供給されるクロック信号に基づいて動作するトランジスタを備えることを特徴とする付記4に記載のラッチ回路。
(付記7)外部から供給される制御信号に基づいて、外部へ出力される前記一対の出力データを強制的に所望の電位にする出力制御手段を備えることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載のラッチ回路。
(付記8)さらに、前記制御信号に基づいて、前記データ読み込み手段による入力動作を停止することを特徴とする付記7に記載のラッチ回路。
(付記9)付記1〜8のいずれか一つに記載のラッチ回路を一対備え、
前記一対のラッチ回路のうち一方のラッチ回路の出力は、他方のラッチ回路の入力に接続され、
前記他方のラッチ回路の出力は、前記一方のラッチ回路の入力に接続され、
前記一方のラッチ回路の出力と前記他方のラッチ回路の入力との接続ノードおよび前記他方のラッチ回路の出力と前記一方のラッチ回路の入力との接続ノードから、位相が90度ずつ異なる4相の信号を出力することを特徴とする4相クロック発生器。
(付記10)前記一対のラッチ回路の前記データ保持部と前記データ読込部の間に基本周波数の2倍でオン/オフする第1のスイッチと、
前記各データ読込部の読み込み動作を前記基本周波数でオン/オフする第2のスイッチと、
を備えることを特徴とする付記9に記載の4相クロック発生器。
(付記11)位相が90度ずつ異なる4相の信号を出力するノードに基本周波数の2倍でオン/オフするゲートと、
前記ゲートから出力された0度と180度の位相を持つ差動の信号間でデータを保持する第1のラッチ部と、
前記ゲートから出力された90度と270度の位相を持つ差動の信号間でデータを保持する第2のラッチ部と、
を備えることを特徴とする付記9に記載の4相クロック発生器。
(付記12)第1の信号、該第1の信号に対して位相が180度ずれた第2の信号、前記第1の信号に対して位相が90度ずれた第3の信号、および前記第1の信号に対して位相が270度ずれた第4の信号を出力する付記9に記載の4相クロック発生器と、
入力されてくるRF信号と、前記4相クロック発生器から出力される第1〜第4の信号とに基づいて、所望のデジタル信号を出力するアナログ−デジタルコンバータと、
を備えることを特徴とする受信回路。
(付記13)前記RF信号を、当該RF信号よりも低い周波数の信号に変換する第1のミキサ回路と、
前記4相クロック発生器から出力された第1の信号および第2の信号に基づいて、前記第1のミキサ回路から出力された信号をさらに低い周波数の信号に変換する第2のミキサ回路と、
前記4相クロック発生器から出力された第3の信号および第4の信号に基づいて、前記第1のミキサ回路から出力された信号をさらに低い周波数の信号に変換する第3のミキサ回路と、を備え、
前記アナログ−デジタルコンバータは、
前記第2のミキサ回路から出力された信号および前記第3のミキサ回路から出力された信号に基づいて、前記所望のデジタル信号を出力することを特徴とする付記12に記載の受信回路。
以上のように、本発明にかかるラッチ回路、4相クロック発生器および受信回路は、90度ずつ位相がずれた4相のクロック信号を用いるIQ受信方式などで、特に、低消費電力動作でかつ高精度な位相差を必要とする無線通信技術に有用である。
この発明の実施の形態1にかかるラッチ回路の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1にかかるラッチ回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態1にかかるラッチ回路の入出力波形を示す波形図である。 この発明の実施の形態2にかかるラッチ回路の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2にかかるラッチ回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態2にかかるラッチ回路の入出力波形を示す波形図である。 この発明の実施の形態2にかかるラッチ回路の他の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態3にかかるラッチ回路の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3にかかるラッチ回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態3にかかるラッチ回路の別の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4にかかるラッチ回路の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4にかかるラッチ回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態5にかかる4相クロック発生器の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5にかかる4相クロック発生器の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態5にかかる4相クロック発生器の入出力波形を示す波形図である。 この発明の実施の形態5にかかる4相クロック発生器の別の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6にかかる4相クロック発生器の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6にかかる4相クロック発生器の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態7にかかる4相クロック発生器の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態7にかかる4相クロック発生器の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態8にかかるIQ受信回路の構成を示すブロック図である。 従来のラッチ回路の構成を示す回路図である。 従来のラッチ回路の出力波形を示す波形図である。
符号の説明
CK,CKX クロック信号
D,DX 入力データ
Q,QX 出力データ
100,400,800,1000,1100 ラッチ回路
101,401,801,1101 データ読込部
102 データ保持部
402,802,1001 スイッチ
1102 出力制御部
1300,1600,1700,1900 4相クロック発生器
2100 IQ受信回路
111,810 タイミング制御用トランジスタ
114 第1のインバータ回路
117 第2のインバータ回路
123 第3のインバータ回路
126 第4のインバータ回路
421,422 トランスファゲート
821,822 トランジスタ
2102 第1のミキサ回路
2105 第2のミキサ回路
2106 第3のミキサ回路
2110 アナログ−デジタルコンバータ

Claims (8)

  1. 差動信号からなる一対の入力データが入力され、当該一対の入力データに基づいて、位相が反転した差動信号からなる一対の出力データを出力する電圧駆動型のデータ読み込み手段と、
    前記データ読み込み手段から出力された一対の出力データを保持する電圧駆動型のデータ保持手段と、
    外部から供給される制御信号に基づいて、外部へ出力される前記一対の出力データを強制的に所望の電位にするとともに、前記データ読み込み手段による入力動作を停止する出力制御手段と、
    を備えることを特徴とするラッチ回路。
  2. 前記データ読み込み手段は、
    外部から供給されるクロック信号に基づいて、第1の入力データおよび当該第1の入力データに対して位相が反転した第2の入力データの読み込みタイミングを制御するトランジスタと、
    前記第1の入力データが入力される第1のインバータ回路と、
    前記第2の入力データが入力される第2のインバータ回路と、を備え、
    前記第1および第2のインバータ回路の出力信号を前記一対の出力データとして出力することを特徴とする請求項1に記載のラッチ回路。
  3. 前記データ保持手段は、
    前記第2のインバータ回路の出力信号が入力される第3のインバータ回路と、
    前記第1のインバータ回路の出力信号が入力される第4のインバータ回路と、を備え、
    前記第3のインバータ回路の出力および前記第4のインバータ回路の出力は、互いに他方のインバータ回路の入力に接続されていることを特徴とする請求項2に記載のラッチ回路。
  4. 前記データ読み込み手段と前記データ保持手段との間に設けられ、外部から供給されるクロック信号に基づいて開閉することによって、前記データ読み込み手段から出力された出力データの外部への出力および前記データ保持手段への入力を制御するスイッチを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のラッチ回路。
  5. 前記スイッチは、
    外部から供給されるクロック信号に基づいて動作するトランスファゲートを備えることを特徴とする請求項4に記載のラッチ回路。
  6. 前記スイッチは、
    外部から供給されるクロック信号に基づいて動作するトランジスタを備えることを特徴とする請求項4に記載のラッチ回路。
  7. 前記データ保持手段のトランジスタのサイズが前記データ読み込み手段のトランジスタのサイズよりも小さいことを特徴とする請求項5または6に記載のラッチ回路。
  8. 請求項1〜7のいずれか一つに記載のラッチ回路を一対備え、
    前記一対のラッチ回路のうち一方のラッチ回路の出力は、他方のラッチ回路の入力に接続され、
    前記他方のラッチ回路の出力は、前記一方のラッチ回路の入力に接続され、
    前記一方のラッチ回路の出力と前記他方のラッチ回路の入力との接続ノードおよび前記
    他方のラッチ回路の出力と前記一方のラッチ回路の入力との接続ノードから、位相が90度ずつ異なる4相の信号を出力することを特徴とする4相クロック発生器。
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