JP2822975B2 - 受信機 - Google Patents

受信機

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JP2822975B2
JP2822975B2 JP8086301A JP8630196A JP2822975B2 JP 2822975 B2 JP2822975 B2 JP 2822975B2 JP 8086301 A JP8086301 A JP 8086301A JP 8630196 A JP8630196 A JP 8630196A JP 2822975 B2 JP2822975 B2 JP 2822975B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信機に関し、特
に、直交変調された信号とFM信号の双方を受信するこ
とができる受信機に関する。
【0001】
【従来の技術】近年、北米では、セルラーテレホンの標
準規格IS136に定められるように、直交変調された
信号とFM信号の双方を受信することができる受信機が
求められている。
【0002】従来、この種の受信機は、例えば特開平3
−244181号公報に示されるように、直交変調され
た信号を復調するための復調回路と、FM信号を復調す
るための復調回路と、を個別に備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
受信機は、直交変調された信号を復調するための復調回
路と、FM信号を復調するための復調回路と、を個別に
備える必要があるため、回路規模が大きくなるという問
題を有する。
【0004】本発明の目的は、上記課題を解決し、直交
変調された信号を復調するための復調回路と、FM信号
を復調するための復調回路と、を兼用することができる
受信機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明は、受信信号を中間周波数信号に変換す
る変換回路と、局部発振周波数信号を発生する局部発振
回路と、変換回路からの中間周波数信号と、局部発振回
路からの局部発振周波数信号と、を入力とし、FM信号
を復調する場合には前記中間周波数信号を出力し、直交
変調信号を復調する場合には、局部発振周波数信号を出
力する第1の切換回路と、変換回路からの中間周波数信
号と第1の切換回路の出力とを周波数混合する第1の周
波数混合回路と、第1の切換回路からの信号の位相をπ
/2ずらすπ/2位相回路と、変換回路からの中間周波
数信号とπ/2位相回路の出力とを周波数混合する第2
の周波数混合手段と、を備える。
【0006】上記構成の採用において、第1の切換回路
がFM信号を復調する場合には中間周波数信号を出力
し、直交変調信号を復調する場合には局部発振周波数信
号を出力するので、FM信号の復調時には、第1および
第2の周波数混合回路が中間周波数信号と、中間周波数
信号および中間周波数の位相がπ/2ずれた信号とをそ
れぞれ周波数混合するので、第2の周波数混合回路から
FM復調された信号が出力される。一方、直交変調信号
の復調時には、第1および第2の周波数混合回路が中間
周波数信号と、局部発振周波数信号および局部発振周波
数信号の位相がπ/2ずれた信号とをそれぞれ周波数混
合するので同相復調信号(I信号)と逆相復調信号(Q
信号)とを出力する。
【0007】したがって、局部発振回路と第1の切換回
路と第1および第2の周波数混合回路とπ/2位相回路
とが、FM復調回路と直交復調回路とを兼用するため、
回路規模を小さくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施例を示す受信機の
機能ブロック図である。
【0010】図1において、アンテナ1は、図示しない
基地局からの無線信号を受信して、受信信号を無線回路
2に出力する。無線回路2は、デジタル信号処理回路8
からの周波数制御信号S103によって、受信周波数が
切り替えられる。無線回路2は、アンテナ1からの受信
信号を中間周波数信号に変換し、中間周波数増幅回路4
に出力する。バンドパスフィルタ3は、無線回路2から
の中間周波数信号をフィルタして、帯域成分を中間周波
数増幅回路4に出力する。
【0011】中間周波数増幅回路4は、利得可変型線形
増幅回路41と、振幅制限増幅回路42と、を有する。
利得可変型線形増幅回路41は、デジタル信号処理回路
8からの第1の切換制御信号S102によってバンドパ
スフィルタ3からの信号を線形領域増幅するのか非線形
領域で増幅するのか制御される。利得可変型線形増幅回
路41は、バンドパスフィルタ3からの信号を増幅して
振幅制限増幅回路42に出力する。振幅制限増幅回路4
2は、デジタル信号処理回路8から第2の切替制御信号
S101によってON/OFF制御され、利得可変型線
形増幅回路4からの信号を振幅制限しながら増幅して直
交復調回路5およびスイッチ7に出力する。
【0012】局部発振回路6は、局部発振周波数信号を
スイッチ7に出力する。スイッチ7は、デジタル信号処
理回路8からの第2の切替制御信号S101によってそ
の入力を端子71あるいは端子72のいづれかに切り替
えられる。したがって、スイッチ7は、局部発振回路6
からの局部発振周波数信号あるいは振幅制限増幅回路4
2からの信号のいづれかを第1の周波数混合回路51に
出力する。
【0013】直交復調回路5は、第1および第2の周波
数混合回路51および52と、π/2位相回路53と、
を有する。第1の周波数混合回路51は、振幅制限増幅
回路42からの信号とスイッチ7からの信号とを周波数
混合し、同相復調信号(以下、I信号)S201を第1
のアナログ/デジタル変換回路11に出力する。π/2
位相回路53は、スイッチ7からの信号の位相をπ/2
ずらし、第2の周波数混合回路52に出力する。第2の
周波数混合回路52は、振幅制限増幅回路42からの信
号とπ/2位相回路53からの信号とを周波数混合し、
逆相復調信号(以下、Q信号)S202を第2のアナロ
グ/デジタル変換回路12に出力する。第1のアナログ
/デジタル変換回路11は、第1の周波数混合回路51
からのI信号をデジタル変換してデジタル信号処理回路
8に出力する。第2のアナログ/デジタル変換回路12
は、第2の周波数混合回路52からのQ信号をデジタル
変換してデジタル信号処理回路8に出力する。
【0014】デジタル信号処理回路8は、第1および第
2のアナログ/デジタル変換回路11および12からの
デジタル化されたI信号およびQ信号を復号し、音声信
号と制御信号とに分別することにより音声信号をデジタ
ル/アナログ変換回路9に出力する。デジタル信号処理
回路8は、分別した制御信号に基づいて、第1および第
2の切替制御信号S102およびS101と、周波数制
御信号S103と、を出力する。
【0015】デジタル/アナログ変換回路9は、デジタ
ル信号処理回路8からの音声信号をアナログ音声に変換
してスピーカ10に出力する。スピーカ10は、デジタ
ル/アナログ変換回路9からのアナログ音声を出力す
る。
【0016】次に、デジタル信号処理回路8の内部回路
について、図2の機能ブロック図を用いて説明する。な
お、以下の説明において、デジタル信号処理回路8は、
標準規格IS136に準拠したものとする。
【0017】図2において、スイッチ81は、制御回路
89からの第2の切替制御信号S101によってその出
力を端子811あるいは端子812のいづれかに切り替
えられる。スイッチ81は、第2のアナログデジタル変
換回路12からのデジタル化されたQ信号を記憶回路8
2あるいは第2の音声信号/制御信号分別回路87のい
づれかに出力する。
【0018】記憶回路82は、デジタル化されたI信号
およびスイッチ81を介したQ信号を入力し、制御回路
89のアドレス指定によってこれらを記憶する。記憶回
路82は、制御回路89のアドレス指定によって記憶し
ているI信号およびQ信号をπ/4DQPSK復調回路
83に出力する。π/4DQPSK復調回路83は、記
憶回路82からのI信号およびQ信号の振幅を検出する
ことで無線伝送経路の悪化により生じた誤りの訂正を行
うとともに、I信号およびQ信号をπ/4DQPSK復
調し、復調信号をデコーダ84に出力する。
【0019】デコーダ84は、π/4DQPSK復調回
路83からの復調信号をデコードすることでアンテナ1
が受信した信号にかけられていたスクランブルを解除
し、デコード信号を第1の音声信号/制御信号分別回路
85に出力する。第1の音声信号/制御信号分別回路8
5は、デコーダ84からのデコード信号を音声信号と制
御信号とに分別し、音声信号を第1の音声信号処理回路
86に出力し、制御信号を制御回路89に出力する。
【0020】第1の音声信号処理回路86は、第1の音
声信号/制御信号分別回路85からの音声信号に音声信
号処理を施し、デジタル/アナログ変換回路9に出力す
る。
【0021】第2の音声信号/制御信号分別回路87
は、スイッチ81を介してQ信号を入力し、Q信号を音
声信号と制御信号とに分別し、音声信号を第2の音声信
号処理回路88に出力し、制御信号を制御回路89に出
力する。
【0022】第2の音声信号処理回路88は、第2の音
声信号/制御信号分別回路87からの音声信号に音声信
号処理を施し、デジタル/アナログ変換回路9に出力す
る。
【0023】制御回路88は、第1あるいは第2の音声
信号/制御信号分別回路85あるいは87からの制御信
号を入力し、基地局と受信機との通信のとりきめに関す
るチャンネルであるFAST ASSOCIATED
FOR THE TRAF−FIC CHANNEL
(FACCH)を検出する。制御回路88は、FACC
Hから受信する無線信号の周波数を規定するRF CH
ANNELと、無線信号がハーフレートであるかフルレ
ートであるかを規定するRATEと、使用されるTIM
ESLOTを規定するTIMESLOT INDICA
TORと、を検出することで次に受信する無線信号の変
調方式を検出する。制御回路88は、次に受信する無線
信号の変調方式を検出することで第1および第2の切換
制御信号S102およびS101と、周波数制御信号S
103と、を出力する。
【0024】次に、動作について図1および図2を用い
て説明する。なお、本受信機は、標準規格IS136に
規定されているように、π/4DQPSK変調された信
号と、FM信号の双方を受信するものとし、まず、π/
4DQPSK変調された信号を受信するものとする。
【0025】制御回路89は、制御信号に含まれるFA
CCHからRF CHANNELと、RATEと、TI
MESLOT INDICATORと、を検出し、これ
らから次ぎに受信する信号がπ/4DQPSK変調され
た信号であることを検出する。これら検出結果により、
制御回路89は、アンテナ1がRF CHANNELの
規定する周波数で信号を受信するように周波数制御信号
S103を無線回路2に出力し、無線回路2をチューニ
ングする。また、制御回路89は、利得可変型線形増幅
回路41が線形領域でバンドパスフィルタ3からの信号
を増幅するように第1の切替制御信号S102を利得可
変型線形増幅回路41に出力し、以降、自動利得制御す
る。さらに、制御回路89は、振幅制限増幅回路42を
OFFに、スイッチ7が端子72と接続するように、そ
して、スイッチ81が端子811と接続するように第2
の切替制御信号S101を振幅制限増幅回路42、スイ
ッチ7およびスイッチ82に出力する。
【0026】無線信号がアンテナ1で受信されると、受
信信号が無線回路2に出力される。受信信号は、無線回
路2で中間周波数信号に変換され、バンドパスフィルタ
3に出力される。中間周波数信号は、バンドパスフィル
タ3でフィルタされ、利得可変型線形増幅回路41に出
力される。フィルタされた信号は、利得可変型線形増幅
回路41の自動利得制御により線形増幅され、振幅制限
増幅回路42に出力される。線形増幅された信号は、振
幅制限増幅回路42がOFFのため、振幅制限および増
幅されずに、そのまま第1および第2の周波数混合回路
51および52と、スイッチ7と、に出力される。
【0027】局部発振回路6からの局部発振周波数信号
は、スイッチ7が端子72に接続されているため、第1
の周波数混合回路51およびπ/2位相回路53に出力
される。局部発振周波数信号は、第1の周波数混合回路
51で振幅制限増幅回路42からの信号と周波数混合さ
れ、I信号が第1のアナログ/デジタル変換回路11に
出力される。また、局部発振周波数信号は、π/2位相
回路53で位相がπ/2ずらされて、第2の周波数混合
回路52に出力される。位相がπ/2ずらされた局部発
振周波数信号は、第2の周波数混合回路52で振幅制限
増幅回路42からの信号と周波数混合され、Q信号が第
2のアナログデジタル変換回路12に出力される。
【0028】第1の周波数混合回路51からのI信号
は、第1のアナログ/デジタル変換回路11でデジタル
化され、記憶回路82に出力される。第2の周波数混合
回路52からのQ信号は、第2のアナログ/デジタル変
換回路12でデジタル化され、スイッチ81に出力され
る。
【0029】スイッチ81が端子811と接続している
ため、第2のデジタル/アナログ変換回路12からのデ
ジタル化されたQ信号は、記憶回路82に出力される。
デジタル化されたI信号およびQ信号は、制御回路89
からのアドレス指定によって記憶回路82に記憶され
る。また、記憶回路82で記憶されているI信号および
Q信号は、制御回路89からのアドレス指定によってπ
/4DQPSK復調回路83に出力される。記憶回路8
2からのI信号およびQ信号は、π/4DQPSK復調
回路83で誤り訂正が施されたうえで復調され、復調信
号がデコーダ84に出力される。復調信号は、デコーダ
84でデコーダされることでスクランブルが解除され、
デコード信号が第1の音声信号/制御信号分別回路85
に出力される。デコード信号は、第1の音声信号/制御
信号分別回路85に入力されると、デコード信号がスク
ランブルが解除されているためその信号のうちどの部分
が音声信号に相当し、どの部分が制御信号に相当してい
るのか第1の音声信号/制御信号分別回路85が判別す
ることができるので音声信号と制御信号とがそれぞれ分
別され、音声信号は第1の音声信号処理回路86に出力
され、制御信号は制御回路89に出力される。
【0030】第1の音声信号/制御信号分別回路85か
らの音声信号は第1の音声信号処理回路86で音声信号
処理され、デジタル/アナログ変換回路9に出力され
る。第1の音声信号処理回路86からの信号は、デジタ
ル/アナログ変換回路9でアナログ音声に変換され、ス
ピーカ10に出力される。アナログ音声は、スピーカ1
0から出力される。
【0031】一方、第1の音声信号/制御信号分別回路
85からの制御信号は制御回路89に入力され、FAC
CHが検出される。そして、FACCHからRF CH
A−NNELと、RATEと、TIMESLOT IN
DICATORと、が制御部89で検出される。RF
CHANNELと、RATEと、TIMESLOTIN
DICATORとが、検出されると、制御部89によっ
て次に受信する信号の変調方式が、π/4DQPSK変
調された信号であるのかFM信号であるのか判断され
る。
【0032】この結果、次に送信される信号がπ/4D
QPSK変調された信号と判断された場合には、制御信
号S101乃至S103による指示内容が変更されな
い。一方、次に送信される信号がFM信号と判断された
場合には、アンテナ1がRFCHANNELの規定する
周波数で信号を受信するように周波数制御信号S103
を無線回路2に出力し、無線回路2をチューニングす
る。また、制御回路89は、利得可変型線形増幅回路4
1が非線形領域、すなわち、バンドパスフィルタ3から
の信号を最大の利得で増幅するように第1の切替制御信
号S102を利得可変型線形増幅回路41に出力し、利
得を設定する。さらに、制御回路89は、振幅制限増幅
回路42をONに、スイッチ7が端子71と接続するよ
うに、そして、スイッチ81が端子811と接続するよ
うに第2の切替制御信号S101を振幅制限増幅回路4
2、スイッチ7およびスイッチ82に出力する。
【0033】そして、無線信号がアンテナ1で受信され
ると、受信信号が無線回路2に出力される。受信信号
は、無線回路2で中間周波数信号に変換され、バンドパ
スフィルタ3に出力される。中間周波数信号は、バンド
パスフィルタ3でフィルタされ、利得可変型線形増幅回
路41に出力される。フィルタされた信号は、利得可変
型線形増幅回路41で非線形増幅され、振幅制限増幅回
路42に出力される。非線形増幅された信号は、振幅制
限増幅回路42で振幅制限されながら増幅され、第1お
よび第2の周波数混合回路51および52と、スイッチ
7と、に出力される。
【0034】振幅制限増幅回路42からの信号は、スイ
ッチ7が端子72に接続されているため、第1の周波数
混合回路51およびπ/2位相回路53に出力される。
第1の周波数混合回路51では、振幅制限増幅回路42
からの信号およびスイッチ7を介して入力した振幅制限
増幅回路42からの信号とが周波数混合されるが、両信
号が等しいため、その出力であるI信号が零となる。ま
た、π/2位相回路53に入力したスイッチ7を介した
振幅制限増幅回路42からの信号は、位相がπ/2ずら
されて、第2の周波数混合回路52に出力される。位相
がπ/2ずらされた振幅制限増幅回路42からの信号
は、第2の周波数混合回路52で振幅制限増幅回路42
からの信号と周波数混合、すなわちFM復調され、FM
復調信号であるQ信号S202が第2のアナログデジタ
ル変換回路12に出力される。
【0035】第2の周波数混合回路52からのQ信号
は、第2のアナログ/デジタル変換回路12でデジタル
化され、スイッチ81に出力される。
【0036】スイッチ81が端子812と接続している
ため、第2のデジタル/アナログ変換回路12からのデ
ジタル化されたQ信号は、第2の音声信号/制御信号分
別回路87に出力される。Q信号は、第1の音声信号/
制御信号分別回路85に入力されると、FMの場合、ス
クランブルがかけられていないため、その信号のうちど
の部分が音声信号に相当し、どの部分が制御信号に相当
しているのか第2の音声信号/制御信号分別回路87が
判別することができるので音声信号と制御信号とがそれ
ぞれ分別され、音声信号は第2の音声信号処理回路88
に出力され、制御信号は制御回路89に出力される。
【0037】第2の音声信号/制御信号分別回路87か
らの音声信号は第2の音声信号処理回路88で音声処理
され、デジタル/アナログ変換回路9に出力される。第
2の音声信号処理回路88からの信号は、デジタル/ア
ナログ変換回路9でアナログ音声に変換され、スピーカ
10に出力される。アナログ音声は、スピーカ10から
出力される。
【0038】一方、第2の音声信号/制御信号分別回路
87からの制御信号は制御回路89に入力され、FAC
CHが検出される。そして、FACCHからRF CH
A−NNELと、RATEと、TIMESLOT IN
DICATORと、が制御部89で検出される。RF
CHANNELと、RATEと、TIMESLOTIN
DICATORとが、検出されると、制御部89によっ
て次に受信する信号の変調方式が、π/4DQPSK変
調された信号であるのかFM信号であるのか判断され、
この判断に基づいて無線回路2と、利得可変型線形増幅
回路41と、振幅制限増幅回路42と、スイッチ7およ
び81と、が制御される。ところで、前述した制御信号
S101およびS102は、図3(a)乃至3(c)に
示すような電圧値によって構成される。
【0039】すなわち、図3(a)に示すように、第1
の切換制御制御信号S102の電圧が0.2Vから2.
2Vの間では、利得可変型線形増幅回路41は線形動作
をし、2.2Vから3.0Vで非線形動作をする。
【0040】また、図3(b)におよび3(c)に示す
ように、第2の切換制御信号S101の電圧が0.0V
から2.5Vの間では、振幅制限増幅回路42がOFF
に制御され、スイッチ7が局部発振周波数信号を第1の
周波数混合回路51およびπ/2位相回路53に出力す
るように制御される。そして、第2の切換制御信号S1
01の電圧が2.5V以上では、振幅制限増幅回路42
がONに制御され、スイッチ7が振幅制限増幅回路42
からの信号を第1の周波数混合回路51およびπ/2位
相回路53に出力するように制御される。
【0041】したがって、上記実施例では、制御信号S
101およびS102がそれぞれ個別に出力されるよう
に説明したが、これらを1つの制御信号とすることがで
きる。すなわち、FM信号を受信する場合には、制御信
号の電圧値を0.2Vから2.0Vとすることで利得可
変型線形増幅回路41を線形領域で動作するように制御
するとともに振幅制限増幅回路42をOFFに制御し、
スイッチ7から局部発振周波数信号を出力するように制
御する。一方、π/4DQPSK変調された信号を受信
する場合には、制御信号の電圧値を2.5Vから3.0
Vとすることで利得可変型線形増幅回路41を非線形領
域で動作するように制御するとともに、振幅制限増幅回
路42をONに制御し、スイッチ7から振幅制限増幅回
路42からの信号を出力するように制御することが可能
である。
【0042】本実施例では、標準規格IS136に準拠
して説明をしたが、本発明は、この種の規格に何等限定
されるものではなく、FM信号と、直交変調された信号
とをともに受信する受信機全てに適用することができ
る。
【0043】また、本発明は、受信信号線形増幅するす
る場合と振幅制限増幅する場合との双方を必要とする受
信機全てに適用することができ、上記実施例に何等限定
されない。
【0044】さらに、直後編長信号をを線形増幅する必
要正がない場合、すなわちQPSK変調信号を復調する
場合には、振幅制限増幅回路のみで中間周波数増幅回路
を構成してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、FM信
号と、直交変調された信号とをともに受信する受信機に
おいて、両変調信号の復調回路を兼用したので、回路規
模を小さくする機ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す受信機の機能ブロック
図。
【図2】図1のデジタル信号処理回路の内部回路を示す
機能ブロック図。
【図3】図1の制御信号S101およびS102を説明
するための特性図。
【符号の説明】
1 ・・・アンテナ 2 ・・・ 無線回路 3 ・・・ バンドパスフィルタ 4 ・・・ 中間周波数増幅回路 41 ・・・ 利得可変型線形増幅回路 42 ・・・ 振幅制限増幅回路 5 ・・・ 直交変調回路 51 ・・・ 第1の周波数混合回路 52 ・・・ 第2の周波数混合回路 53 ・・・ π/S位相回路 6 ・・・ 局部発振回路 7 ・・・ スイッチ 8 ・・・ デジタル信号処理回路 81 ・・・ スイッチ 82 ・・・ 記憶回路 83 ・・・ π/4DQPSK復調回路 84 ・・・ デコーダ 85 ・・・ 第1の音声信号/制御信号分別回路 86 ・・・ 第1の音声信号処理回路 87 ・・・ 第2の音声信号/制御信号分別回路 88 ・・・ 第2の音声信号処理回路 89 ・・・ 制御回路 9 ・・・ デジタル/アナログ変換回路 10 ・・・ スピーカ 11 ・・・ 第1のアナログ/デジタル変換回路 12 ・・・ 第2のアナログ/デジタル変換回路

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を中間周波数信号に変換する変
    換手段と、 局部発振周波数信号を発生する局部発振手段と、 前記変換手段からの前記中間周波数信号と、前記局部発
    振手段からの前記局部発振周波数信号と、を入力とし、
    FM信号を復調する場合には前記中間周波数信号を出力
    し、直交変調信号を復調する場合には、前記局部発振周
    波数信号を出力する第1の切換手段と、 前記変換手段からの前記中間周波数信号と前記第1の切
    換手段の出力とを周波数混合する第1の周波数混合手段
    と、 前記第1の切換手段からの信号の位相をπ/2ずらすπ
    /2位相手段と、 前記変換手段からの中間周波数信号と前記π/2位相手
    段の出力とを周波数混合する第2の周波数混合手段と、
    を備えることを特徴する受信機。
  2. 【請求項2】 前記変換手段からの前記中間周波数信号
    を入力とし、前記直交変調信号を復調する場合には前記
    中間周波数信号を線形増幅し、前記FM信号を復調する
    場合には前記中間周波数信号を振幅制限して増幅して前
    記切り換え手段と、前記第1および第2の周波数混合手
    段と、に出力する増幅手段を備えるとを特徴する請求項
    1記載の受信機。
  3. 【請求項3】 無線信号を受信するアンテナと、 前記変換手段を含み、前記アンテナの受信する無線信号
    周波数を設定する無線手段と、を備えるとを特徴する請
    求項2記載の受信機。
  4. 【請求項4】 前記無線信号に含まれる制御信号を検出
    し、前記検出した制御信号に基づいて、前記第1の切換
    手段の出力信号と、前記増幅手段における線形あるいは
    振幅制限のいれかの増幅と、前記無線手段における周波
    数設定と、を制御する制御手段を備えるとを特徴する請
    求項3記載の受信機。
  5. 【請求項5】 前記第1の周波数混合手段からの同相変
    調信号がデジタル変換された信号を入力する直交復調回
    路と、 デジタル変換されたFM復調信号を音声信号と前記制御
    信号とに分別する第1の音声信号/前記制御信号分別手
    段と、 前記第2の周波数混合手段からの逆相変調信号を入力と
    し、FM信号を復調する場合には前記逆相変調信号を前
    記デジタル変換されたFM復調信号として前記第1の音
    声信号/前記制御信号分別手段出力し、前記直交変調信
    号を復調する場合には、前記逆相変調信号がデジタル変
    換された信号を前記直交復調回路に出力する第2の切換
    手段と、 前記直交復調回路で直交復調された信号を音声信号と前
    記制御信号とに分別する第2の音声信号/前記制御信号
    分別手段と、 前記第1の音声信号/前記制御信号分別手段からの音声
    信号に音声信号処理を施す第1の音声信号処理手段と、 前記第2の音声信号/前記制御信号分別手段からの音声
    信号に音声信号処理を施す第2の音声信号処理手段と、
    を備えることを特徴とする請求項4記載の受信回路。
  6. 【請求項6】 前記第1および 第2の音声信号/前記
    制御信号分別手段からの音声信号をアナログ変換するア
    ナログ/デジタル変換手段と、 前記アナログ/デジタル変換手段化らの信号を出力する
    スピーカと、を備えることを特徴とする請求項5記載の
    受信回路。
  7. 【請求項7】 前記直交変調信号がπ/4DQPSK変
    調信号であることを特徴とする請求項1記載の受信回
    路。
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