JP2005039765A - マルチモード型無線端末および無線送受信部 - Google Patents

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Abstract

【課題】システム間ハンドオーバ先となる基地局の受信レベルモニタリングに適したマルチモード型無線端末を提供する。
【解決手段】GSM用の第1無線送受信部と、WCDMA用の第2無線送受信部と、これらの無線送受信部に接続された通信処理部およびアンテナスイッチ部とからなり、第2無線送受信部を介してWCDMAネットワークシステムと通信中に、上記第1無線送受信部を介してGSM基地局からの受信信号レベルのモニタリングするマルチモード無線端末において、通信処理部が、WCDMAの送信周波数とGSM基地局の受信周波数との関係から、WCDMA送信信号によってレベルモニタリングが妨害されるか否かを判定し、妨害が発生する場合は、第1、第2無線送受信部の何れかの回路特性を変更して妨害を抑制する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信方式の異なる複数種類の無線ネットワークに接続可能なマルチモード型無線端末(または携帯電話機)に関し、特に、異なる無線ネットワークシステム間でのハンドオーバに適したマルチモード型無線端末および無線送受信部に関する。
移動体通信(携帯電話)サービス網として、通信プロトコルの異なる各種の無線ネットワークシステムが運用されている。例えば、汎欧州ディジタル移動電話方式(GSM)の無線ネットワークは、第2世代携帯電話無線ネットワークと呼ばれている。GSM方式の標準規格については、インターネットにおいてURL:www.etsi.org/getastandard/ home.htmで入手可能なESTIの“Digital cellular telecommunications system (Phase 2+);Radio transmission and reception(GSM 05.05 version 8.3.0 Release 1999)”(非特許文献1)に記述されている。GSM無線ネットワークの通信サービスは、900MHz帯で開始されたが、その後の加入者数の増加に伴って周波数帯域が拡張され、現在では1800MHz帯と1900MHz帯でも使用可能なマルチバンド携帯電話機が普及している。第2世代携帯電話無線ネットワークとしては、GSM方式以外に、PDC、PHS、IS−95のCDMA、3GPP2準拠のcdmaOne(登録商標)およびMC−CDMAなどが知られている。
一方、第3世代携帯電話無線ネットワークとして提案されたWCDMA方式は、2002年に日本国内での通信サービスが開始され、現在、欧州、その他の海外での通信サービスについて計画中である。WCDMA無線ネットワークの標準規格については、URL:www.3gpp.org/specs/specs.htmで入手可能な3GPPの“Technical Specification Group Radio Access Netwerks; UE Radio Transmission and Reception (FDD) (Release 5)、 3GPP TS 25.101 v5.3.0 (2002-06)”(非特許文献2)に記述されている。
このように無線通信プロトコルの異なる複数種類の電話サービス網が共存する通信環境では、同一端末で複数の電話サービス網に選択的に接続可能な無線端末(携帯電話機)が便利になる。この種の複合無線端末は、一般に、マルチモード型、デュアルモード型あるいはマルチシステム型と呼ばれている。無線端末をマルチモード型にすることによって、無線端末の現在位置に応じた最適な通信モードでの電話サービスの享受が可能となる。
また、無線通信プロトコルの異なる第1、第2の移動関門交換機(Mobile Gateway Switch)を無線ネットワーク間関門交換機(Mobile Inter-System Gateway Switch)を介して公衆電話交換網(PSTN)に接続したネットワーク構成とすることによって、例えば、第1移動関門交換機に収容された無線基地局を経由して他の端末と通信中のマルチモード型無線端末を、呼を切断することなく、第2移動関門交換機に収容された別プロトコルの無線基地局にハンドオーバすることが可能となる。このような通信プロトコルの異なる無線ネットワーク間での基地局の切替えは、システム間ハンドオーバと呼ばれている。無線端末が通信中に、呼接続および通信アプリケーションの動作を切断することなく、シームレスなシステム間ハンドオーバを実現することによって、アプリケーションに応じた最適な伝送速度、最適な回線を使用した通信サービスが可能になる。
マルチモード型無線端末に関する従来技術として、例えば、特開平8−186516号(特許文献1)には、無線ネットワークシステムに対応した複数種類の無線部と、各無線ネットワークシステムに共用のベースバンド処理部とを備え、ユーザ操作によって、無線部とベースバンド処理部との物理的な接続を切替えるようにした携帯無線機が提案されている。
また、システム間ハンドオーバに関する従来技術として、例えば、特開2002−77965号(特許文献2)には、システム間ハンドオーバ要求が発生した時、切替先無線ネットワークの基地局におけるチャネル余裕度を算出し、チャネル余裕度に応じてハンドオーバの可否を決定するようにした通信方式の切替方法が提案されている。また、特表2002−535902号(特許文献3)には、WCDMAのような第3世代の無線ネットワークから、GSMのような第2世代の無線ネットワークにハンドオーバする時、第3世代無線ネットワークのダウンリンク制御チャネルによって、第2世代無線ネットワークの制御チャネル情報を無線端末に提供することが提案されている。
"Technical Specification Group Radio Access Netwerks; UE Radio Transmission and Reception (FDD) (Release 5)、 3GPP TS 25.101 v5.3.0 (2002-06)" 特開平8−186516号公報 特開2002−77965号公報 特表2002−535902号公報
然るに、上述した従来技術には、システム間ハンドオーバの前提となる切替え先基地局の信号レベルモニタリングの際に発生する具体的問題点と、その解決手法については述べられていない。
本発明の目的は、システム間ハンドオーバ先となる基地局の受信レベルモニタリングに適したマルチモード型無線端末および無線送受信部を提供することにある。
本発明の他の目的は、1つの無線ネットワークシステムを介して他の端末と通信中の無線端末を別の無線ネットワークシステムにシームレスにハンドオーバする際に有用となるマルチモード型無線端末および無線送受信部を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、1つの通信モードで通信中に、他の通信モード用の受信レベルモニタリングに影響する妨害信号成分を抑制したマルチモード型無線端末および無線送受信部を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、第1無線ネットワークシステムと通信するための第1無線送受信部と、第2無線ネットワークシステムと通信するための第2無線送受信部と、上記第1、第2無線送受信部に接続された通信処理部と、アンテナからの受信信号を周波数帯域に応じて分離し、上記第1、第2無線送受信部に振り分けると共に、上記第1、第2無線送受信部からの送信信号を上記アンテナに出力するアンテナスイッチ部とからなり、上記通信処理部が、上記第2無線送受信部を介して第2無線ネットワークシステムと通信中に、上記第1無線送受信部を介して第1無線ネットワークシステムからの受信信号レベルをモニタリングするマルチモード無線端末において、
上記通信処理部が、上記第2無線ネットワークシステムへの送信周波数と上記第1無線ネットワークシステムからの受信周波数との関係から、上記送信信号によってレベルモニタリングが妨害されるか否かを判定し、妨害が発生する場合、上記第1無線送受信部と第2無線送受信部の何れかの回路特性を変更して妨害を抑制することを特徴とする。
例えば、第1無線ネットワークシステムがWCDMA方式、第2無線ネットワークシステムがGSM方式の場合、WCDMA送信信号の周波数スペクトルの範囲内に、GSMのレベルモニタリング用信号の中心周波数の2倍に相当する周波数が存在するか否かを判定することによって、上記レベルモニタリング妨害の発生の有無を判断できる。
上記第1無線送受信部が、アンテナスイッチ部からの受信信号を増幅するための可変利得増幅器と、局部発振器と、上記可変利得増幅器の出力と上記局部発振器から出力された局部発振信号とを混合するための周波数ミキサとを備えた無線端末の場合、上記通信処理部が、上記可変利得増幅器の利得を制御することによって、レベルモニタリングの妨害を抑制できる。
上記可変利得増幅器の代わりに固定利得の増幅器を使用し、上記局部発振器の代わりに可変出力局部発振器を使用した無線端末の場合、上記可変出力局部発振器の出力レベルを制御すればよい。また、上記第2無線送受信部が、アンテナスイッチ部に出力すべき送信信号を増幅するための可変利得増幅器を備えた無線端末の場合、上記可変利得増幅器の利得を制御すればよい。
本発明の無線送受信部は、アンテナスイッチと送信用高出力増幅器と無線端末用の通信処理部とに結合して使用され、第1モードの無線ネットワークと通信する第1無線通信部と、第2モードの無線ネットワークと通信する第2無線通信部とからなり、上記第1無線通信部が、受信信号と局部発信周波数とを混合して受信信号の周波数を変換するミキサ回路と、該ミキサ回路の出力信号レベルを可変に制御する信号レベル切替え回路とを具備し、上記第2無線通信部を介して上記第2モードの無線ネットワークと通信中に、上記第1無線通信部を介して上記第1モードの無線ネットワークからの受信信号をモニタする時、上記通信処理部からの指示に応答して、上記信号レベル切替え手段によって上記ミキサ回路の出力信号レベルを切替え、上記第2無線通信部からの送信信号によるモニタ妨害を低減可能にしたことを特徴とする。
上記信号レベル切替え回路は、例えば、前記ミキサ回路に入力される受信信号の信号レベルと、該ミキサ回路の動作電源レベルと、局部発信入力信号レベルのうちの1つを変えることにより、前記ミキサ回路の出力信号レベルを切替える。
本発明によるマルチモード無線端末および無線送受信部は、1つの通信モードで動作中に、妨害電波の影響を抑制して、他の通信モードにおける基地局レベルモニタリングを実行できる。従って、本発明によれば、複数の無線ネットワークシステムが共存する通信環境において、最適な通信品質をもつ基地局の選択が可能となり、異種プロトコル無線ネットワーク間での呼接続ハンドオーバの実現に有効となる。
以下、第1無線ネットワークシステムがGMS方式、第2無線ネットワークシステムがWCDMA方式の場合を例として、本発明によるマルチモード型携帯電話機の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明によるマルチモード型携帯電話機および無線送受信部の第1実施例の主要部構成図を示す。
アンテナ11と、アンテナスイッチ部12と、通信処理部31は、第1、第2の無線ネットワークに共通部分となっている。
受信周波数帯を濾波する受信バンドパスフィルタ19と、可変利得低雑音増幅器20と、受信直交ミキサ21と、受信局部発振器22と、低周波増幅器23は、第1無線ネットワーク(GMS方式)用の無線受信回路を構成し、送信周波数帯を増幅する高出力増幅器24と、高周波送信部25は、第1無線ネットワーク用の無線送信回路を構成している。
受信周波数帯を濾波する受信バンドパスフィルタ26と、低雑音増幅器27と、受信部28は、第2無線ネットワーク(WCDMA方式)用の無線受信回路を構成し、送信周波数帯を増幅する高出力増幅器29と、高周波送信部30は、第2無線ネットワーク用の無線送信回路を構成している。
本実施例では、アンテナスイッチ部12は、GSM周波数帯域の信号を通過させるローパスフィルタ13と、WCDMA周波数帯域の信号を通過させるハイパスフィルタ14と、GSMの送受信号を切替えるためのGSM送受スイッチ15と、GSMの送信周波数帯域の信号を通過させるGSM送信ローパスフィルタ16(バンドパスフィルタでも良い)と、WCDMAの送信周波数帯域の信号を通過させるWCDMA送信ローパスフィルタ18(バンドパスフィルタでも良い)とを含んでいる。GSM送信ローパスフィルタ16とWCDMA送信ローパスフィルタ18は、それぞれ第1、第2無線ネットワーク用の無線送信回路の構成要素と見なすこともできる。
GSMでは、送信信号と受信信号が時分割多重されるため、通信処理部31は、GSMにおける受信動作時には、GSM受信信号を受信バンドパスフィルタ19に入力し、送信動作時には、GSM送信信号をアンテナ11に出力するように、GSM送受スイッチ15を切替え制御する。
WCDMAでは、送信信号と受信信号が符号分割多重されているため、無線送信回路と無線受信回路との間にはGSM送受スイッチ15のような切替えスイッチを必要としない。第2無線ネットワークがCDMA以外の方式の場合、必要に応じて、第2無線ネットワーク用の無線受信回路と無線送信回路をフィルタ14に選択的に接続するための切替えスイッチを設ければよい。
通信処理部31は、例えば、アナログ受信信号をディジタル信号に変換するためのA/D変換器と、ディジタル送信信号をアナログ信号に変換するためのD/A変換器と、WCDMA用の符号拡散/逆拡散部と、ベースバンド処理部と、データ格納用のRAMおよびプログラム格納用のROMと、制御用プロセッサ、データインタフェース、アナログインタフェース等の要素からなり、図面では省略されたディスプレイ装置、入力キー、音声入出力用のマイクおよびスピーカ等、携帯電話機の各種ユーザインタフェース装置と接続されている。
ベースバンド処理部は、例えば、変復調器とディジタル信号処理装置とで構成される。また、制御用プロセッサは、ROMに用意された制御プログラムに従って、第1、第2無線ネットワークにおける通信プロトコルの実行、アンテナスイッチ12の切替え、後述する妨害周波数の検出および可変利得低雑音増幅器20の利得制御を実行する。
本実施例で第1無線ネットワークとして採用されるGSM方式と、第2無線ネットワークとして採用されるWCDMA方式の主要仕様は、以下のようになっている。
GSM方式:
上り周波数:880〜915[MHz]、下り周波数:925〜960[MHz]、
最大送信出力:33.0[dBm]、多重方式:TDMA、複信方式:FDD、
変調方式:GMSK、 変調シンボル速度:270.833[kシンボル/秒]、
送信フィルタ:Gausian Filter、 BT=0.3、
WCDMA方式:
上り周波数:1920〜1980[MHz]、下り周波数:2110〜2170[MHz]、
最大送信出力:24.0[dBm]、多重方式:CDMA、複信方式:FDD、
変調方式:QPSK(データ変調)、HPSK(拡散変調)、
チップレート:3.84[Mチップ/秒]、
送信フィルタ:Root Raised Cosine Filter、 Roll of factor=0.22。
第1実施例の携帯電話機において、第1無線ネットワークからの信号受信時には、通信処理部31は、GSM受信周波数帯(925〜960MHz)の信号が受信バンドパスフィルタ19に入力されるようにGSM送受スイッチ15を制御する。受信バンドパスフィルタ19で濾波された信号は、可変利得低雑音増幅器20で増幅して、受信直交ミキサ21のRF入力端子に入力される。この時、可変利得低雑音増幅器20の利得は、最小受信感度規格値を満足する初期値に設定されている。
受信直交ミキサ21の局発入力端子には、受信局部発振器22で発生した互いに90度の位相差関係にある直交信号が入力されている。受信直交ミキサ21は、RF入力信号と局発入力信号とを混合して、ベースバンド帯域のI信号とQ信号(以下、これらの2つの信号をまとめてIQ信号と言う)32を生成する。ここでは、1回の混合で受信信号からベースバンド帯域信号を得るダイレクトコンバージョン受信方式を採用している。上記受信直交ミキサ21から出力されたIQ信号は、低周波増幅器23を介して通信処理部31に入力され、ディジタル変換、GMSK復調した後、受信データとして処理される。
第1無線ネットワークへの信号送信時には、通信処理部31は、GSM送信信号がアンテナ11へ出力されるように、GSM送受スイッチ15を切替える。送信データは、通信処理部31でGMSK変調され、IQ信号33として、高周波送信部25に供給される。高周波送信部25は、IQ信号33を直交変調し、送信周波数帯の被変調信号34に変換する。被変調信号34は、高出力増幅器24で増幅され、GSM送信ローパスフィルタ16で高調波を抑圧して、アンテナ11から出力される。
第2無線ネットワークからの受信信号は、バンドパスフィルタ26を介して低雑音増幅器27に入力される。低雑音増幅器27で増幅された高周波信号は、受信部28で直交ミキシングされ、ベースバンド帯域のIQ信号35に変換して、通信処理部31に入力される。上記IQ信号35は、通信処理部31で逆拡散され、QPSK復調した後、受信データとして処理される。
第2無線ネットワークへの送信データは、通信処理部31で、QPSK変調(データ変調)により符号多重され、HPSK変調(拡散変調)により帯域拡散されたIQ信号36に変換される。これらのIQ信号36は、高周波送信部25で直交変調され、送信周波数帯域の被変調信号37として、高出力増幅器29に入力される。被変調信号37は、高出力増幅器29で増幅され、ローパスフィルタ18で高調波を抑圧して、アンテナ11から送出される。
次に、図2を参照して、本実施例の携帯電話機をWCDMAモード通話状態からGSMモード通話状態に移行する際に必要となるGSMの受信レベルモニタリングについて説明する。
図2において、(A)は、周波数fWTをもつWCDMA送信信号41、(B)は、周波数fWRをもつWCDMA受信信号42(42−1、42―2)、(D)は、周波数fGTをもつGSM送信信号43、(E)は、周波数fGRをもつGSM受信信号44、(C)は、システム間ハンドオーバのために受信する周波数fGMのGSMモニタ信号45を示す。
WCDMAモードで通話中の携帯電話機は、WCDMA無線基地局との間で、下り信号(受信信号42)の受信動作と並行して、上り信号(送信信号41)の送信動作を実行している。現在接続中のWCDMAの呼をGSM無線ネットワークにシームレスにハンドオーバするためには、携帯電話機の周囲に位置する通信可能なGSM基地局を検出する必要がある。ハンドオーバのために周辺基地局からの信号受信レベルを検出する動作は、一般に、基地局レベルモニタリングと言われている。本実施例では、WCDMAモードで動作中の携帯電話機が、WCDMA無線ネットワークシステム内でのハンドオーバのためのWCDMA基地局のレベルモニタリングとは別に、システム間ハンドオーバのためのGSM基地局のレベルモニタリングを実行する。
システム間ハンドオーバのための基地局レベルモニタリングを可能にするために、WCDMAの通信プロトコルでは、図2の(B)に示すように、下り信号(受信信号42−1、42−2、…)に、携帯電話機側での信号受信処理を不要とする送信空白期間TG(Transmission gap)を設けている。本実施例の携帯電話機は、WCDMA基地局から予め通知されている上記送信空白期間TGにおいて、WCDMAモードでの受信動作を休止し、受信周波数をGSMのモニタ周波数fGMに合わせ、モニタ信号45の受信レベル検出または制御データの解読を行なう。GSM基地局のレベルモニタリングは、送信空白期間TG内に終了し、受信周波数を再びWCDMAモードの受信周波数fWRに合わせることによって、後続するWCDMA受信信号42−2の受信処理が再開される。
このように、WCDMAモードで動作中に、システム間ハンドオーバに必要な情報を収集しておき、ハンドオーバ可能なGSM基地局が見つかった時、現在交信中のWCDMA基地局に上記GSM基地局へのハンドオーバを要求し、その後で受信周波数をGSMモードの受信周波数fGRに切替えることによって、GSM受信信号44を受信することができる。
上記システム間のハンドオーバによって、携帯電話機は、通信中の呼を切断することなく、WCDMA無線ネットワークからDSM無線ネットワークにシームレスに呼を移行できる。すなわち、携帯電話機は、GSM受信信号44として、WCDMA受信信号42−2に連続したアプリケーションデータを受信し、GSM送信信号43として、WCDMA送信信号41と連続したアプリケーションデータを送信することが可能となる。
図3は、送信空白期間TGにおけるアンテナ入力信号の周波数スペクトラムを示す。51は、図2に示したWCDMA送信信号41の周波数スペクトラム、52は、GSM受信信号45の周波数スペクトラムを示している。
ここに示した例では、WCDMA周波数スペクトラム51の中心周波数は、1922.4MHz(周波数チャネル番号ARFCN:Absolute Radio Frequency Channel Number=“9612”)、GSM周波数スペクトラム52の中心周波数は959.4MHz(周波数チャネル番号=“883”)となっており、GSM受信信号45の受信動作時に、中心周波数fGMの整数倍の周波数(または整数分の1周波数)は、スプリアスレスポンスと呼ばれる妨害周波数となる。
ここに示した例では、図4、図5で述べる妨害発生メカニズムによって、GSM中心周波数959.4MHzの2倍に当る1918.8MHzが妨害周波数となり、GSM受信信号45の受信中に、この妨害周波数の電波が混入すると、受信SNR(信号対雑音比)が低下し、ビットエラーレート(BER)の劣化による音質劣化や、通信切断のおそれがある。
図4は、周波数ミキサ21によって変調される入力信号102と、局部発振信号103と、周波数ミキサ21の出力信号104の中心周波数fRF、fLO、fIFの関係を示している。周波数ミキサ21の入力信号が、受信周波数fRFの信号成分だけの場合は、図(A)に示すように、出力信号は、周波数fIF =fRF−fLOの信号成分104と、周波数fRF+fLOの信号成分105となる。しかしながら、入力信号に周波数2fRF+fIFの妨害信号106を含む場合は、図(B)に示すように、周波数がfIFに一致する妨害成分107が発生する。これは、周波数ミキサ21で起こる歪によって、2fRF+fIF−(2fLO)=fIFの信号成分が生成されるためである。
図5は、周波数ミキサ21がダイレクトコンバージョン方式の場合の入出力信号の周波数の関係を示す。ダイレクトコンバージョン方式は、中間周波数fIFに信号を発生させずに、1回の周波数変換で希望する被変調波信号(ベースバンド信号)を得る方式であり、局部発振周波数fLOを受信信号の中心周波数fRFに合わせてある。
入力信号が受信周波数fRFの信号成分102だけの場合は、出力信号は、図(A)に示すように、直流から被変調周波数の帯域を持った信号成分108と、周波数fRF+fLOの信号成分105となる。しかしながら、入力信号が周波数2fRFの妨害信号109を含む場合は、図(B)に示すように、直流の妨害成分110が発生する。これは、周波数ミキサ21で起こる歪によって、周波数2fRF−2fLO=0の信号成分が生成されるためである。
ここで、図3のWCDMA周波数スペクトラム51における妨害周波数1918.8MHz近傍の信号レベルを求めると次のようになる。WCDMAでは、送信出力レベルが24.0dBm、隣接チャネル漏洩電力比が33dBc以下に定められている。規格に定められた漏洩電力は、図3に示すように、搬送周波数1922.4MHzから5.0MHz離調した1917.4MHz(および1927.4MHz)の周波数を中心として、3.8MHzの帯域内の電力となる。また、隣接チャネル漏洩電力Padjは、
Padj=24−33=−9.0dBm …(1)
となる。
WCDMA送信信号では、上記3.8MHz幅の帯域が、送信フィルタ18によって抑圧されてほぼ平坦になっているため、スプリアスレスポンス妨害周波数(1918.8MHz)を中心とするGSMの受信帯域幅(271kHz)内の漏洩電力Pudを求めると、
Pud=−9.0−10log(271/3800)=−20.5dBm …(2)
となる。
一方、GSM方式では、妨害排除能力として、希望信号レベル(=−99dBm)の信号入力時にBER=2.0%を得る妨害レベルを規定し、スプリアスレスポンスの妨害信号については、
妨害信号レベル ≧ −43dBm …(3)
と規定している。従って、GSM携帯電話機では、スプリアスレスポンス妨害信号レベルを−43dBm以下にする必要があるが、式(2)が示すように、WCDMA送信信号による妨害周波数1918.8MHz近傍の信号レベルPudは、式(3)が示す−43dBmより大きくなっているため、スプリアスレスポンス妨害周波数が存在すると、GSM信号を正常受信できなくなる。
本実施例の無線端末(携帯電話機)では、上述したWCDMAの送信周波数スペクトルに含まれるスプリアスレスポンス妨害周波数による影響を回避するために、WCDMAモードで通信中にGSMの基地局レベルモニタリングを行なう時、通信処理部31で、WCDMA送信信号の中心周波数とGSM受信信号の周波数との関係をチェックし、WCDMA送信信号が形成する漏洩電力周波数帯域内にGSM受信のスプリアスレスポンス妨害周波数が存在した場合は、可変利得低雑音増幅器20の利得を制御することによって、GSM受信信号のSNRを改善することを特徴とする。
図3に示した例では、WCDMAの送信周波数が1922.4MHzとなっているため、漏洩電力の存在範囲(fleak1〜fleak2)は、
fleak1=1922.4−(5.0+1.9)=1915.5MHz …(4)
fleak2=1922.4+(5.0+1.9)=1929.3MHz …(5)
となる。
スプリアスレスポンス妨害周波数の存在の有無は、GSMモニタ周波数959.4MHzのN倍または1/Nの周波数(Nは整数)が、上記fleak1〜fleak2の範囲内にあるか否かを判定することによって判断できる。図示した例では、
1915.5 < 959.4×2 < 1929.3 …(6)
となっているため、GSMモニタ信号の受信がWCDMA送信信号で妨害されることが分かる。
レベルモニタリングの対象となるGSM受信信号45の信号対雑音比(SNR)は、可変利得低雑音増幅器20の信号入力レベルが増加するに従って大きくなるが、信号入力レベルが或る値を超えると、SNRは飽和し、信号入力レベルを増加してもSNRは略一定値に留まる。一方、妨害信号成分は、可変利得低雑音増幅器20の利得に比例して増加する。従って、図1の携帯電話機でスプリアスレスポンス妨害周波数が存在した場合、通信処理部31が、可変利得低雑音増幅器20の利得を初期値より下げ、直交ミキサ21のRF入力信号レベルを低下させることによって、妨害排除能力を増加させることが可能となる。
上記可変利得低雑音増幅器20の1実施例を図12に示す。
図において、601、602は入力端子、603、604は出力端子、605は、通信処理部31から出力される利得制御信号の入力端子(制御端子)を示す。上述したように、通信処理部31は、スプリアスレスポンス妨害周波数が存在すると判断した時、制御端子605に利得制御信号として与える制御電流を初期状態よりも減少させる。これによって、可変利得低雑音増幅器20の利得が低下し、出力端子603、604の出力信号レベルが下がる。通信処理部31は、スプリアスレスポンス妨害状態が解消したと判断した時、制御端子605に与えられる制御電流を初期状態に戻すことによって、可変利得低雑音増幅器20の利得を増加させる。このように、スプリアスレスポンス妨害の有無によって可変利得低雑音増幅器20の利得を変え、直交ミキサ21のRF入力レベルを制御することによって、妨害排除能力を高めることが可能となる。
携帯電話機がGSMモードで動作中は、送信動作と受信動作が時分割で実行される。従って、GSM無線ネットワークからWCDMA無線ネットワークへのシステム間ハンドオーバに必要なWCDMA基地局のレベルモニタリングは、アプリケーションデータの送受信期間の合間を利用して行なわれる。この場合、WCDMA基地局のレベルモニタリング中は、携帯電話機からの信号送信がないため、上述した妨害排除のための可変利得低雑音増幅器20の利得制御を行なう必要はない。
上述した基地局のレベルモニタリングは、現在通信中の無線ネットワークが、ユーザが予め指定した優先モードのシステムか否かに応じて、選択的に実行される。例えば、WCDMAを優先モード、GSMを非優先モードに指定した携帯電話機で、WCDMAモードにより通話を開始した場合は、WCDMAモードでの通信品質が良好である限り、GSM基地局のレベルモニタリングを行なう必要はない。この場合、通信処理部31は、WCDMAネットワークでの通信品質が基準値よりも劣化し、WCDMAモードによる通信の継続が難しくなった時、システム間ハンドオーバのためのGSM基地局レベルモニタリングを開始することになる。
逆に、通信環境の制約により、非優先モードであるGSMモードで通話を開始した場合や、通話中にGSMモードに移行した場合は、優先モードであるWCDMA無線ネットワークへのシステク間ハンドオーバを実現するために、通信処理部31がWCDMA基地局のレベルモニタリングを周期的に繰り返すことになる。
図1に示した回路構成おいて、点線で囲んだ部分10の回路要素は、1つの半導体基板上に集積化され、無線送受信部ICとして提供される。この無線送受信部は、GSMモードで通信する第1無線通信部(可変利得低雑音増幅器20、受信直交ミキサ21、受信局部発信器22、低周波増幅器23及び高周波送信部25)と、WCDMAモードで通信する第2無線通信部(低雑音増幅器27、受信部28及び高周波送信部30)とからなり、第1無線通信部の受信回路が、直交ミキサ21の前段に可変利得低雑音増幅器20を備えている。
本実施例における無線送受信部の特徴は、第2無線通信部を通してWCDMAモードで通信中に、第1無線通信部を介してGSMネットワークからの受信信号をモニタする時、WCDMAの送信信号成分がモニタ妨害波として影響する場合に、第1無線通信部の可変利得低雑音増幅器20の利得を制御することによって、受信直交ミキサ21に入力される妨害信号成分の信号レベルを低減できるようにしたことにある。
モニタ妨害は、図3で説明をしたように、WCDMAの送信周波数スペクトルに、GSM受信信号52の中心周波数に対してスプリアスレスポンス妨害周波数となる信号成分が含まれる場合に発生する。スプリアスレスポンス妨害周波数が存在しない場合は、受信直交ミキサ21の入力信号レベルを下げる必要はない。
図6は、本発明による携帯電話機の第2実施例を示す。
第2実施例の携帯電話機は、第1実施例で示した可変利得低雑音増幅器20の代わりに固定利得の低雑音増幅器62を使用し、可変出力局部発振器60の出力をN分周器(Nは正の整数)61を介して受信直交ミキサ21に供給した構成となっている。その他の構成は、第1実施例と同様である。本実施例において、WCDMA送信信号の隣接チャネル漏洩信号は、例えば、プリント基板経由でN分周器61の入力端子に漏れ込み、1/N倍の妨害信号として、局発信号fLOと共に直交ミキサ21に入力される。
通信処理部31は、第1実施例と同様、WCDMA受信信号の送信空白期間TG内に式(4)、(5)の値を計算し、式(6)が示すGSMモニタ周波数と漏洩電波との関係を判定することによって、スプリアスレスポンス妨害周波数の有無を判断する。本実施例では、スプリアスレスポンス妨害周波数が存在した場合、通信処理部31は、可変出力局部発振器60の出力レベルを初期値から下げ、直交ミキサ21に入力される妨害信号レベルを低下させることによって、妨害排除能力を増加させる。
本実施例においても、第1実施例と同様、点線で囲んだ部分10の回路要素を1つの半導体基板上に集積化し、無線送受信部ICとして提供できる。
図7は、GSMの受信信号周波数帯域925〜960MHzで動作するGaAs・FETミキサを適用した場合の直交ミキサ21の特性の1例を示す。
ここでは、局発信号63の入力レベル(横軸)に応じて変化する変換利得70の値と、RF入力の入力3次インターセプトポイント71の値を示している。一般に、局発入力レベルは、最小受信感度を得るために必要な変換利得70と、相互変調妨害に対して要求される排除能力から決まる入力3次インターセプトポイント71との兼ね合いで決定される。
第2実施例において、例えば、可変出力局部発振器60の出力初期値が−10dBmとなっていたと仮定する。スプリアスレスポンス妨害周波数の存在時に、通信処理部31が、上記可変出力局部発振器60の出力レベルを−25dBmに下げると、変換利得70は14dBから10dBに低下する。従って、局発信号fLOに含まれる妨害成分が直交ミキサ21の出力に現れるレベルが低下し、WCDMA漏洩信号による妨害に対する排除能力が増加する。一方、入力3次インターセプトポイント71は、0dBmから−4dBmへ低下するが、3次インターセプトポイントは相互変調妨害の排除のために必要とされ、本発明で妨害信号としている局発信号の高調波に対しては、初期状態より低くなっても問題は無い。
尚、上記直交ミキサ21が、局発入力レベルを増加させることによって、局発信号fLOに含まれる妨害成分のミキサ出力レベルを低下できる構成となっていた場合は、妨害周波数存在時に可変出力局部発振器60の出力を上げるように制御すればよい。また、局部発振器60の出力を可変にする代わりにN分周器61の出力レベルを可変にし、妨害周波数存在時に、N分周器の出力レベルを低下させるようにしてもよい。
図8は、固定出力局部発振器64を可変出力N分周器66を介して直交ミキサ21に接続した実施例を示す。本実施例では、妨害周波数存在時に可変出力分周器66の出力を下げ、局発信号63に含まれる本来の信号成分fLOとN分周された妨害信号成分を共に低下させることによって、ミキサ出力32に現れる妨害成分を減少させる。
図9は、本発明による携帯電話機の第3実施例を示す。
第3実施例の携帯電話機は、第1実施例で示した可変利得低雑音増幅器20の代わりに固定利得の低雑音増幅器62を使用し、受信直交ミキサ21の変換利得を可変電圧レギュレータ64で制御する構成となっている。その他の構成は、第1実施例と同様である。
通信処理部31は、第1実施例と同様、WCDMA受信信号の送信空白期間TG内に式(4)、(5)の値を計算し、式(6)が示すGSMモニタ周波数と漏洩電波との関係を判定することによって、スプリアスレスポンス妨害周波数の有無を判断する。スプリアスレスポンス妨害周波数が存在した場合、通信処理部31は、可変電圧レギュレータ64の出力電圧を初期値より下げ、受信直交ミキサ21の変換利得を下げることによって、妨害排除能力を増加させる。
図10は、本発明による携帯電話機の第4実施例を示す。
第4実施例の携帯電話機は、第1実施例で示した第2無線ネットワークシステム(WCDMA)用の無線送信回路において、高出力増幅器29の代わりに、送信周波数帯の増幅利得を制御可能な可変利得高出力増幅器65を使用した構成となっている。その他の構成は、第1実施例と同様である。
通信処理部31は、第1実施例と同様、WCDMA受信信号の送信空白期間TG内に式(4)、(5)の値を計算し、式(6)が示すGSMモニタ周波数と漏洩電波との関係を判定することによって、スプリアスレスポンス妨害周波数の有無を判断する。スプリアスレスポンス妨害周波数が存在した場合、通信処理部31は、可変利得高出力増幅器65の利得を下げ、WCDMAの送信出力を低下させる。これにより、図3の1918.6MHzを中心とした271kHz幅の漏洩電力が低下するため、GSM用の受信直交ミキサ21に入力される妨害信号レベルが下がり、妨害排除能力を増加させることが可能となる。
図11は、本発明による携帯電話機の第5実施例を示す。
第5実施例の携帯電話機は、信号処理部31が備えるメモリ71に、スプリアスレスポンス妨害周波数が発生するGSM受信周波数とWCDMA送信周波数との組み合せ(周波数チャネル番号ARFCNの組み合せ)を予めテーブル形式で記憶したことを特徴とする。本実施例では、WCDMAモードでGSMの基地局レベルモニタリングを実行する時、通信処理部31が、現在適用されているWCDMA送信周波数とGSM受信周波数との組み合せ(図3の例では、チャネル番号“883”と“9612”の組み合せ)がメモリ71に登録済みか否かを判定する。もし、メモリに登録済みの場合は、スプリアスレスポンス妨害周波数が存在していると判断し、受信妨害排除のための制御を実行する。
本実施例によれば、式(4)、(5)の計算と、式(6)の判定を逐次実行することなく、スプリアスレスポンス妨害周波数の有無を高速に判定できるため、送信空白期間TG内に受信妨害排除のための利得制御とレベルモニタリングを効率的に実現することが可能となる。尚、図11は、第1実施例の携帯電話機にメモリ31を適用した例を示しているが、第5実施例は、第2〜第4実施例の携帯電話機にも適用できること明らかである。
上述した各実施例では、GSM携帯電話機の妨害排除能力として式(3)が示す妨害信号レベル≧−43dBmを前提に、スプリアスレスポンス妨害周波数の存在有無を判定している。本発明の第6の実施例は、WCDMAで規定された隣接チャネル漏洩電力比33dBcと式(2)との関係から、WCDMAの送信出力レベルに次式(7)の閾値Pthrsを設定し、この閾値Pthrsを利用してスプリアスレスポンス妨害の有無を判定することを特徴とする。
Pthrs=−43+33=−10dBm …(7)
携帯電話機は、基地局からの距離あるいは通信環境に応じた送信電力制御機能を備えている。送信電力制御の結果、WCDMAの送信出力レベルが−10dBmより小さくなった時は、スプリアスレスポンス妨害は発生せず、GSM基地局のレベルモニタリング信号を安定して受信できることを意味している。従って、通信処理部31は、WCDMAの現在の送信出力レベルを上記閾値Pthrs(=−10dBm)と比較し、送信出力レベルが閾値Pthrsよりも大きければ、第1実施例〜第5実施例で述べた受信妨害排除のための制御動作を実行し、送信出力レベルが閾値Pthrs以下であれば、受信妨害排除制御を省略して、GSM基地局のレベルモニタリングを実行すればよい。
上述した各実施例では、WCDMA方式の周波数帯を上り周波数:1920〜1980[MHz]、下り周波数:2110〜2170[MHz]として説明したが、第3世代携帯電話用に割り当てられているBand2の上り周波数:1850〜1910[MHz]、下り周波数:1930〜1990[MHz]、Band3の上り周波数:1710〜1785[MHz]、下り周波数:1805〜1880[MHz]に対しても、本発明を適用できること明らかである。
また、上記各実施例では、第1無線ネットワークシステムに第2世代のGSM、第2無線ネットワークシステムに第3世代のWCDMAを適用したが、第1無線ネットワークシステムに、例えば、PDC、PHS、IS−95方式CDMA等、GSM以外のシステムを適用し、第2無線ネットワークシステムに、3GPP2準拠のcdma−1x、MC−CDMA等、WCDMA以外のシステムを適用してもよい。また、上記各実施例では、第2世代と第3世代の携帯電話システム間でモードを切替える携帯電話機について説明したが、本発明は、第2世代携帯電話システム間、第3世代携帯電話システム間のモード切替への適用を排除するものではない。
また、上記各実施例では、マルチモード型の携帯電話機について説明したが、本発明の特徴は、例えば、2.4GHz帯を用いるIEEE802.11b、IEEE802.11gの無線アクセスネットワーク、5.2GHz帯を用いるARIB STD-T70、ARIB STD-T71(=IEEE802.11a)、ARIB STD-T72の無線アクセスネットワーク、4.9GHz帯を用いる無線アクセスネットワーク等を利用する無線LAN用の端末にも適用できる。
本発明によるマルチモード型携帯電話機の第1実施例を示す図。 本発明による受信レベルモニタリングの1例を説明するための図。 受信レベルモニタリング時の受信信号の周波数スペクトラムの1例を示す図。 周波数ミキサ21の入出力信号の周波数の関係を説明するための図。 周波数ミキサ21にダイレクトコンバージョン方式を適用した場合の入出力信号の周波数の関係を説明するための図。 本発明によるマルチモード型携帯電話機の第2実施例を示す図。 第2実施例に適用されるミキサの変換利得とRF入力3次インターセプトポイントの特性例を示す図。 第3実施例の変形を示す図。 本発明によるマルチモード型携帯電話機の第3実施例を示す図。 本発明によるマルチモード型携帯電話機の第4実施例を示す図。 本発明によるマルチモード型携帯電話機の第5実施例を示す図。 可変利得低雑音増幅器20の1実施例を示す図。
符号の説明
11:アンテナ、12:アンテナスイッチ部、19、26:受信バンドパスフィルタ、20:可変利得低雑音増幅器、21:受信直交ミキサ、22:受信局部発振器、23:低周波増幅器、24、29:高出力増幅器、25、30:高周波送信部、27:低雑音増幅器、28:受信部、31:通信処理部。

Claims (12)

  1. 第1無線ネットワークシステムと通信するための第1無線送受信部と、
    第2無線ネットワークシステムと通信するための第2無線送受信部と、
    上記第1、第2無線送受信部に接続された通信処理部と、
    アンテナからの受信信号を周波数帯域に応じて分離し、上記第1、第2無線送受信部に振り分けると共に、上記第1、第2無線送受信部からの送信信号を上記アンテナに出力するアンテナスイッチ部とからなり、
    上記通信処理部が、上記第2無線送受信部を介して第2無線ネットワークシステムと通信中に、上記第1無線送受信部を介して第1無線ネットワークシステムからの受信信号レベルをモニタリングするマルチモード型無線端末において、
    上記通信処理部が、上記第2無線ネットワークシステムへの送信周波数と上記第1無線ネットワークシステムからの受信周波数との関係から、上記送信信号によってレベルモニタリングが妨害されるか否かを判定し、妨害が発生する場合、上記第1無線送受信部と第2無線送受信部の何れかの回路特性を変更して妨害を抑制することを特徴とするマルチモード型無線端末。
  2. 前記第1無線送受信部が、前記アンテナスイッチ部からの受信信号を増幅するための可変利得増幅器と、局部発振器と、上記可変利得増幅器の出力と上記局部発振器から出力された局部発振信号とを混合するための周波数ミキサとを有し、
    前記通信処理部が、上記可変利得増幅器の利得を制御して前記妨害を抑制することを特徴とする請求項1に記載のマルチモード型無線端末。
  3. 前記第1無線送受信部が、前記アンテナスイッチ部からの受信信号を増幅するための増幅器と、可変出力局部発振器と、上記増幅器の出力と上記可変出力局部発振器から出力された局部発振信号とを混合するための周波数ミキサとを有し、
    前記通信処理部が、上記可変出力局部発振器の出力レベルを制御して前記妨害を抑制することを特徴とする請求項1に記載のマルチモード型無線端末。
  4. 前記第1無線送受信部が、前記アンテナスイッチ部からの受信信号を増幅するための増幅器と、局部発振器と、上記局部発振器から出力された局部発振信号をN分周する可変出力分周器と、上記増幅器の出力と上記可変出力分周器の出力とを混合するための周波数ミキサとを有し、
    前記通信処理部が、上記可変出力分周器の出力レベルを制御して前記妨害を抑制することを特徴とする請求項1に記載のマルチモード型無線端末。
  5. 前記第1無線送受信部が、前記アンテナスイッチ部からの受信信号を増幅するための増幅器と、局部発振器と、上記増幅器の出力と上記局部発振器から出力された局部発振信号とを混合するための周波数ミキサと、上記周波数ミキサに可変電源電圧を供給するための可変出力給電部とを有し、
    前記通信処理部が、上記可変出力給電部の出力電圧を制御して前記妨害を抑制することを特徴とする請求項1に記載のマルチモード型無線端末。
  6. 前記第2無線送受信部が、前記アンテナスイッチ部に出力すべき送信信号を増幅するための可変利得増幅器を有し、
    前記通信処理部が、上記可変利得増幅器の利得を制御して前記妨害を抑制することを特徴とする請求項1に記載のマルチモード型無線端末。
  7. 前記通信処理部が、前記第1無線ネットワークに適用可能な送信周波数帯域と前記モニタリングに使用される受信周波数帯域の範囲内で、前記妨害が発生する送信周波数と受信周波数との特定の組み合せを記憶したメモリを備え、上記メモリを参照することによって、前記レベルモニタリングが妨害されるか否かを判定することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載のマルチモード型無線端末。
  8. 前記第1無線ネットワークがTDMA方式の携帯無線電話システムで、前記第2無線ネットワークがCDMA方式の携帯無線電話システムであることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載のマルチモード型無線端末。
  9. 前記通信処理部が、前記第2無線ネットワークシステムへの送信周波数から漏洩電力が所定値以上となる周波数帯域を特定し、前記第1無線ネットワークシステムにおける受信周波数の整数倍または整数分の1の周波数が上記周波数帯域に含まれるか否かによって、前記レベルモニタリングの妨害の有無を判定することを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載のマルチモード型無線端末。
  10. 前記通信処理部が、前記第2無線ネットワークへの送信レベルが所定の閾値レベルを越えていた場合に前記レベルモニタリングの妨害の有無を判定することを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載のマルチモード型無線端末。
  11. アンテナスイッチと送信用高出力増幅器と無線端末用の通信処理部とに結合される無線送受信部であって、
    第1モードの無線ネットワークと通信する第1無線通信部と、
    第2モードの無線ネットワークと通信する第2無線通信部とからなり、
    上記第1無線通信部が、受信信号と局部発信周波数とを混合して受信信号の周波数を変換するミキサ回路と、該ミキサ回路の出力信号レベルを可変に制御する信号レベル切替え回路とを具備し、
    上記第2無線通信部を介して上記第2モードの無線ネットワークと通信中に、上記第1無線通信部を介して上記第1モードの無線ネットワークからの受信信号をモニタする時、上記通信処理部からの指示に応答して、上記信号レベル切替え手段によって上記ミキサ回路の出力信号レベルを切替え、上記第2無線通信部からの送信信号によるモニタ妨害を低減可能にしたことを特徴とする無線送受信部。
  12. 前記信号レベル切替え回路が、前記ミキサ回路に入力される受信信号の信号レベルと、該ミキサ回路の動作電源レベルと、局部発信入力信号レベルのうちの1つを変えることにより、前記ミキサ回路の出力信号レベルを切替えることを特徴とする請求項11に記載の無線送受信部。
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