JP3442356B2 - 通信方式切替交換局及び通信方式切替方法 - Google Patents

通信方式切替交換局及び通信方式切替方法

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JP3442356B2
JP3442356B2 JP2000255191A JP2000255191A JP3442356B2 JP 3442356 B2 JP3442356 B2 JP 3442356B2 JP 2000255191 A JP2000255191 A JP 2000255191A JP 2000255191 A JP2000255191 A JP 2000255191A JP 3442356 B2 JP3442356 B2 JP 3442356B2
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崇 庄納
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばPDC,P
HS,cdmaOneなどのように互いに種類が異なり
互換性のない移動体通信サービスを提供する複数の移動
体通信システムの間を跨ぐようにハンドオーバを行う場
合に利用可能な通信方式切替交換局及び通信方式切替方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】PDC,PHS,cdmaOne(登録
商標)などの移動体通信サービスについては、互いに独
立した様々な通信事業者によって提供されている場合が
殆どである。また、それぞれのサービスの通信方式や通
信プロトコルは同一ではない。そのため、移動体通信サ
ービスを利用する際にユーザが利用する無線端末は、利
用するサービス毎に機種が異なっている。それぞれの無
線端末は、一般に1つの移動体通信サービスの通信方式
及び通信プロトコルに適合している。
【0003】また、一般に移動体通信サービスは、セル
と呼ばれる個々の無線基地局の無線ゾーンを複数組み合
わせた所定のサービスエリア内で提供されている。通信
中或いは通話中にセルを跨いで移動する場合には、通信
中或いは通話中の無線基地局を切り替えるためのハンド
オーバを行うことにより、その通信或いは通話を継続す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現状ではハ
ンドオーバが必要な場合に、切替先の無線基地局の無線
チャネルに空きチャネルが存在しない場合は、移動先で
無線端末に無線チャネルを割り当てることができないた
め、利用している通信或いは通話を切断しなければなら
ない。
【0005】逆に、空きチャネルが存在する場合には切
替先の無線基地局のセル内のトラヒック状況とは無関係
にチャネル割り当てを行うように制御される。一方、本
出願人が既に出願した発明(特願平11−227331
号)においては、互いに種類の異なる移動体通信システ
ムの間を跨ぐように1台の無線端末を用いて通信中ある
いは通話中にシステム間のハンドオーバを行うことがで
きる。
【0006】従って、1種類のシステムの中でハンドオ
ーバを行う際に、切替先の無線基地局の無線チャネルに
空きチャネルが存在しない場合であっても、他の通信シ
ステムが利用できる場所ではシステム間のハンドオーバ
を行うことで通信を継続することが可能である。しかし
ながら、現実にはシステム間のハンドオーバが可能なマ
ルチモードの無線端末とシステム間のハンドオーバが不
可能なシングルモードの無線端末とが共存することにな
る。
【0007】この場合、マルチモードの無線端末に対す
るシステム間ハンドオーバの要求に対して、現在のよう
に空きチャネルがある場合に無条件にその空きチャネル
を割り当てると、シングルモードの無線端末に対するサ
ービスの品質が大幅に低下する可能性がある。例えば、
無線基地局の空きチャネルが少ない時に、マルチモード
の無線端末に対するシステム間ハンドオーバによってマ
ルチモードの無線端末に先に空きチャネルが占有される
と、空きチャネルがなくなるためその後のシングルモー
ドの無線端末からの呼又はハンドオーバは切断されるこ
とになる。
【0008】つまり、シングルモードの無線端末の利用
者から見た場合、マルチモードの無線端末が増えると回
線につながりにくくなる。シングルモードの無線端末は
システム間のハンドオーバができないので、マルチモー
ドの無線端末が利用する分だけシングルモードの無線端
末が利用可能な無線チャネルが減ることになる。本発明
は、複数種類のサービスを利用可能なマルチモードの無
線端末とシングルモードの無線端末とが共存する場合
に、シングルモードの無線端末に対するサービスの品質
低下を緩和することが可能な通信方式切替交換局及び通
信方式切替方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1は、特定の無線
端末が通信に利用する通信経路を、通信方式や周波数が
互いに異なる複数の移動体通信システムの間を跨ぐよう
に切り替えるためのシステム間ハンドオーバが可能な通
信システムを利用する通信方式切替方法であって、シス
テム間ハンドオーバの要求が発生した場合に、切替先の
移動体通信システムにおける通信トラヒックの値を把握
し、切替先の移動体通信システムに属する特定の無線基
地局における空きチャネル数を測定し、前記通信トラヒ
ックの値に応じて無線基地局のチャネルマージンを決定
し、前記空きチャネル数から前記チャネルマージンを差
し引いたチャネル余裕度を求め、前記チャネル余裕度に
応じて、システム間ハンドオーバの可否を決定すること
を特徴とする。
【0010】請求項1においては、システム間ハンドオ
ーバの要求が発生した場合に切替先の無線基地局の無線
チャネルをマルチモードの無線端末に割り当てるか否か
は、その時のチャネル余裕度に応じて決定される。ま
た、無線チャネル割り当ての判断に利用されるチャネル
余裕度は、切替先の無線基地局の空きチャネル数だけで
なく、切替先のシステムにおける通信トラヒックの値に
応じた切替先の無線基地局のチャネルマージンにより変
化する。
【0011】すなわち、切替先の無線基地局の空きチャ
ネル数に変化がない場合であっても、切替先のシステム
における通信トラヒックが変化すれば切替先の無線基地
局のチャネルマージンも変化するので、チャネル余裕度
が変化し、無線チャネルをマルチモードの無線端末に割
り当てるか否かの判断に影響する。例えば、切替先のシ
ステムにおける通信トラヒックが大きい時には、切替先
の無線基地局に2つの空きチャネルが存在する場合であ
っても、それらの空きチャネルを切替先のシステムだけ
を利用可能なシングルモードの無線端末が使用する可能
性が高いので、システム間ハンドオーバの対象となるマ
ルチモードの無線端末に対して空きチャネルを割り当て
ると、シングルモードの無線端末に対する通信サービス
の品質が低下する。
【0012】しかしながら、切替先のシステムにおける
通信トラヒックが小さい時には、切替先の無線基地局に
存在する空きチャネルをシングルモードの無線端末が使
用する可能性も低いので、マルチモードの無線端末に対
して空きチャネルを割り当ててもシングルモードの無線
端末に対する通信サービスの品質が低下する可能性は小
さい。
【0013】すなわち、マルチモードの無線端末に対す
る空きチャネルの割り当ての可否を切替先のシステムに
おける通信トラヒックの大きさに応じて決定することに
より、シングルモードの無線端末に対するサービスの品
質低下を緩和することができる。また、切替先のシステ
ムにおける通信トラヒックが小さい場合には、空きチャ
ネル数が比較的少ない場合であってもマルチモードの無
線端末に対して空きチャネルを割り当てることができ
る。このため、システム全体のチャネル容量の増大に貢
献できる。
【0014】なお、通信トラヒックについては、例えば
単位時間あたりに1つの無線基地局のセル内で生起する
呼及びその保留時間から求められる使用中のチャネル数
とセル内の全チャネル数との割合を想定すればよい。請
求項2は、特定の無線端末が通信に利用する通信経路
を、通信方式や周波数が互いに異なる複数の移動体通信
システムの間を跨ぐように切り替えるためのシステム間
ハンドオーバが可能な通信システムに用いられる通信方
式切替交換局であって、切替先の移動体通信システムに
含まれる無線基地局の通信トラヒックを測定するトラヒ
ック測定手段と、切替先の移動体通信システムに属する
特定の無線基地局における空きチャネル数を測定する空
きチャネル数測定手段と、前記トラヒック測定手段の測
定により得られた通信トラヒックの値に応じて無線基地
局のチャネルマージンを決定するチャネルマージン決定
手段と、前記空きチャネル数測定手段の測定した空きチ
ャネル数から前記チャネルマージン決定手段の決定した
チャネルマージンを差し引いたチャネル余裕度を求める
チャネル余裕度計算手段と、システム間ハンドオーバの
要求が発生した場合に、前記チャネル余裕度計算手段が
求めたチャネル余裕度に応じて、システム間ハンドオー
バの可否を決定するシステム切替判定手段とを設けたこ
とを特徴とする。
【0015】請求項2においては、トラヒック測定手
段,空きチャネル数測定手段,チャネルマージン決定手
段,チャネル余裕度計算手段及びシステム切替判定手段
を通信方式切替交換局に設けるので、この通信方式切替
交換局の制御により請求項1の通信方式切替方法を実施
することができる。請求項3は、請求項1の通信方式切
替方法において、特定の無線端末が通信に利用している
第1の移動体通信システムから前記無線端末に対するシ
ステム間ハンドオーバの要求が発生した場合に、切替先
候補の第2の移動体通信システムにおけるチャネル余裕
度を求め、求めた前記チャネル余裕度が正の値の場合に
は、前記第2の移動体通信システムに属する無線基地局
の無線チャネルを前記無線端末に割り当て、求めた前記
チャネル余裕度が0又は負の値の場合には、前記第1の
移動体通信システム又は第3の移動体通信システムのチ
ャネル余裕度を求めて、前記第1の移動体通信システム
又は第3の移動体通信システムに属する無線基地局の無
線チャネルに関する前記無線端末への割り当てを試行す
ることを特徴とする。
【0016】請求項3においては、切替先候補の第2の
移動体通信システムの無線基地局の空きチャネル数が前
記チャネルマージンよりも大きい場合には、十分な空き
チャネルが存在するとみなすので切替が許可される。ま
た、第2の移動体通信システムの無線基地局の空きチャ
ネル数がチャネルマージン以下の場合には、第2の移動
体通信システムへの切替が中止され、元の第1の移動体
通信システム又は他の第3の移動体通信システムに属す
る無線基地局へハンドオーバするように試行される。
【0017】従って、切替先の候補に十分な空きチャネ
ルが存在しない場合であっても、マルチモードの無線端
末に対するシステム間ハンドオーバの要求が発生した場
合に、その無線端末の通信が切断される可能性が小さく
なる。請求項4は、請求項3の通信方式切替方法におい
て、前記第1の移動体通信システムから前記無線端末に
対するシステム間ハンドオーバの要求が発生した場合
に、前記第1の移動体通信システム,第2の移動体通信
システム及び第3の移動体通信システムの全てについて
前記無線端末への無線チャネルの割り当てに失敗した場
合には、第4の移動体通信システムに属する無線基地局
の無線チャネルに関する前記無線端末への割り当てを試
行することを特徴とする。
【0018】請求項4においては、前記第1の移動体通
信システム,第2の移動体通信システム及び第3の移動
体通信システムのいずれにも十分な空きチャネルが存在
しない場合であっても、他の第4の移動体通信システム
の無線基地局に十分な空きチャネルが存在する場合に
は、その無線チャネルを無線端末に割り当てることがで
きる。
【0019】請求項5は、請求項3の通信方式切替方法
において、前記第1の移動体通信システムあるいは第3
の移動体通信システムに関するチャネル余裕度が0又は
負の場合には、前記第2の移動体通信システムに属する
第2の無線基地局のチャネル余裕度と、前記第1の移動
体通信システムに属する第1の無線基地局もしくは前記
第3の移動体通信システムに属する第3の無線基地局の
チャネル余裕度とに順位付けを行い、最もチャネル余裕
度の大きい無線基地局の無線チャネルを前記無線端末に
割り当てることを特徴とする。
【0020】請求項5においては、切替先候補の複数の
移動体通信システムについてチャネル余裕度の順位付け
を行うので、利用可能な複数の移動体通信システムの中
でよりチャネル余裕度の大きい移動体通信システムを切
替先として選択することができる。このため、シングル
モードの無線端末に対する空きチャネル数を圧迫する可
能性がより小さくなり、システム全体のチャネル容量の
増大に貢献できる。
【0021】請求項6は、請求項1の通信方式切替方法
において、特定の無線端末が通信に利用している第1の
移動体通信システムの内部で使用する無線基地局を切り
替えるためのシステム内ハンドオーバの要求が発生した
場合に、前記第1の移動体通信システムの内部の切替先
の無線基地局の空きチャネルを調べ、十分な空きがない
とみなした場合には前記システム間ハンドオーバの要求
を自動的に発生することを特徴とする。
【0022】請求項6においては、マルチモードの無線
端末がセル間を跨いで移動する場合に、利用しているシ
ステムの移動先のセルにおいて十分な空きチャネルが存
在しない場合には自動的にシステム間ハンドオーバの要
求が発生する。従って、利用しているシステムのトラヒ
ックが大きい場合であっても、システム間ハンドオーバ
により移動先のセルにおいても通信を継続することがで
きる。
【0023】請求項7は、請求項6の通信方式切替方法
において、前記システム内ハンドオーバの要求が発生し
た場合に、前記第1の移動体通信システムにおける通信
トラヒックの値を把握し、前記第1の移動体通信システ
ムに属する切替先候補の無線基地局における空きチャネ
ル数を測定し、前記第1の移動体通信システムにおける
前記通信トラヒックの値に応じて切替先候補の無線基地
局のチャネルマージンを決定し、前記空きチャネル数か
ら前記チャネルマージンを差し引いたチャネル余裕度を
求め、前記チャネル余裕度が正の場合には、前記第1の
移動体通信システムに属する切替先候補の無線基地局の
無線チャネルを前記無線端末に割り当て、前記チャネル
余裕度が0又は負の場合には、システム間ハンドオーバ
の要求を自動的に発生することを特徴とする。
【0024】請求項7においては、マルチモードの無線
端末がセル間を跨いで移動する場合に、システム内にお
けるハンドオーバの可否をチャネル余裕度を用いて判断
する。このため、利用しているシステムのトラヒックが
大きい場合には、システム内のハンドオーバの際に他の
システムへのハンドオーバを試みることになり、マルチ
モードの無線端末については通信トラヒックを複数の移
動体通信システムの間で分散させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の通信方式切替交換局及び
通信方式切替方法の1つの実施の形態について、図1〜
図13を参照して説明する。この形態は、全ての請求項
に対応する。図1はこの形態の交換機の動作(1)を示
すフローチャートである。図2はこの形態の交換機の動
作(2)を示すフローチャートである。図3は通信トラ
ヒックとチャネルマージンとの関係を示す模式図であ
る。図4は利用する移動体通信システムの特性例を示す
模式図である。
【0026】図5はマルチモード無線端末の構成を示す
ブロック図である。図6は通信システムの構成例を示す
ブロック図である。図7はシステム間ハンドオーバ制御
シーケンス(1)を示すフローチャートである。図8は
システム間ハンドオーバ制御シーケンス(2)を示すフ
ローチャートである。図9は移動端末がQoSを求める
処理を示すフローチャートである。図10は移動端末の
QoS計算処理を示すブロック図である。図11は通信
中の基地局がQoSを修正する処理を示すフローチャー
トである。図12は通信中の基地局がQoSを修正する
処理を示すブロック図である。図13は呼損率の特性を
示すグラフである。
【0027】この形態では、請求項2のトラヒック測定
手段,空きチャネル数測定手段,チャネルマージン決定
手段,チャネル余裕度計算手段及びシステム切替判定手
段は、それぞれ図1のステップS102,S104,S
103,S105及びS106に対応する。本発明にお
いては、PDC,PHS,cdmaOneなどの移動体
通信サービスを提供する複数種類の移動体通信システム
の間を跨ぐようにシステム間のハンドオーバが可能な通
信網を制御する場合を想定している。
【0028】そこで、まずシステム間のハンドオーバを
実現するために必要になる基本的な装置の構成や動作に
ついて説明する。システム間のハンドオーバを行うため
には、移動局として図5に示すようなマルチモード無線
端末が必要になる。図5に示す無線端末は、マルチモー
ド送受信ユニット10,プログラマブル処理ユニット2
0,表示ユニット31,操作ボード32,音声処理ユニ
ット33,通信制御ユニット34,システム切替プログ
ラム35,通信品質検出プログラム36,モジュール追
加プログラム37,モジュール解放プログラム38及び
ソフトウェアモジュールライブラリ39を備えている。
【0029】また、マルチモード送受信ユニット10に
はマルチバンドアンテナ11,給電線12,受信用高周
波増幅器13及び送信用電力増幅器14が備わってい
る。マルチバンドアンテナ11及び給電線12は、広帯
域の周波数帯及び様々な無線通信モードに対応してい
る。このため、マルチモード送受信ユニット10はPD
C,PHS,CDMA−ONEなどの様々な移動体通信
サービスのそれぞれとの間で無線信号の送受信が可能に
なっている。
【0030】マルチモード送受信ユニット10と接続さ
れたプログラマブル処理ユニット20は、DSP21及
びFPGA22を内蔵している。このマルチモード送受
信ユニット10は、通信に必要な各種機能(変復調器,
シンセサイザ,音声コーデック,通信プロトコルなど)
をDSP21及びFPGA22に組み込むプログラムに
よってフレキシブルに実現可能なハードウェアである。
【0031】表示ユニット31は、相手先電話番号など
の文字情報を表示するための表示装置である。操作ボー
ド32は、相手先の電話番号の入力に利用されるテンキ
ーなどを備える入力装置である。音声処理ユニット33
は、送信音声を入力するマイクロホンや受信した音声を
出力するスピーカを備えている。通信制御ユニット34
は、マイクロコンピュータなどを内蔵した制御装置であ
り、この無線端末全体の制御を行う。
【0032】システム切替プログラム35は、互いに異
なる移動体通信サービスを提供する複数の通信システム
間でハンドオーバ制御を行う際に利用されるプログラム
であり、通信制御ユニット34によって実行される。通
信品質検出プログラム36は、通信システム間のハンド
オーバ制御の際に各通信システムに関する通信品質Qo
Sを検出するためのプログラムであり、通信制御ユニッ
ト34によって実行される。
【0033】モジュール追加プログラム37は、それま
でとは異なる移動体通信サービスを提供する通信システ
ムと通信する際に必要な機能をプログラマブル処理ユニ
ット20及び通信制御ユニット34に追加するための制
御を行うプログラムであり、通信制御ユニット34によ
って実行される。実際の機能は、追加するソフトウェア
モジュール40によって実現される。
【0034】モジュール解放プログラム38は、この無
線端末が通信する通信システムを切り替えた後で不要に
なる切替前の通信システムに対応する機能をプログラマ
ブル処理ユニット20及び通信制御ユニット34から解
放するための制御を行うプログラムであり、通信制御ユ
ニット34によって実行される。ソフトウェアモジュー
ルライブラリ39には、様々な移動体通信サービスのそ
れぞれに対応づけられたプログラムやデータを備える多
数のソフトウェアモジュール40が保持されている。
【0035】1つのソフトウェアモジュール40をプロ
グラマブル処理ユニット20及び通信制御ユニット34
に組み込むことにより、1つの移動体通信サービスに対
応する通信を行うことができる。この形態では、同時に
2つのソフトウェアモジュール40をプログラマブル処
理ユニット20及び通信制御ユニット34に組み込み、
2種類の通信システムとの間で同時に無線通信を行うこ
とができる。
【0036】図6に示す移動局MS(Mobile Station)
として、図5に示すマルチモード無線端末を用いること
ができる。図6において、基地局BS(Base Station)
−Aと基地局BS−Bとは互いに異なる移動体通信サー
ビスを提供する通信システムに属している。例えば、基
地局BS−AがPDSのサービスを提供し、基地局BS
−BがPHSのサービスを提供する場合を想定すること
ができる。
【0037】また、移動関門交換機MGS(Mobile Gat
eway Switch)−Aは基地局BS−Aと同じ通信システ
ムに属している。移動関門交換機MGS−Aには、基地
局BS−Aと同じ通信システムに属する多数の基地局が
接続されている。同様に、移動関門交換機MGS−Bは
基地局BS−Bと同じ通信システムに属している。移動
関門交換機MGS−Bには、基地局BS−Bと同じ通信
システムに属する多数の基地局が接続されている。
【0038】また、移動関門交換機MGS−A及び移動
関門交換機MGS−Bは、それぞれ移動通信システム間
関門交換機MISGS(Mobile Inter-System Gateway
Switch)と接続されている。更に、移動通信システム間
関門交換機MISGSには固定電話と接続される固定ネ
ットワーク53が接続されている。ここでは、図6にお
いて移動局MSが移動体通信サービス(A)を利用して
固定電話の通信相手局51と通話している状態を想定す
る。つまり、移動局MSと基地局BS−Aとの間が無線
回線で接続され、移動局MSは基地局BS−A,移動関
門交換機MGS−A,移動通信システム間関門交換機M
ISGS,固定ネットワーク53,加入者線52を介し
て通信相手局51と接続されている。
【0039】図6の例では、移動局MSが通信中の移動
体通信サービス(A)とは異なる別の移動体通信サービ
ス(B)の無線ゾーン内にも位置しているので、移動局
MSは利用する移動体通信サービスを切り替えて通信す
ることが可能である。図5のマルチモード無線端末を図
6の移動局MSとして用いる場合には、システム間ハン
ドオーバ制御を実施することにより、通話中に自動的に
移動体通信サービスを切り替えることができる。このシ
ステム間ハンドオーバの制御シーケンスについて、図7
及び図8を参照して説明する。この例では、図6に示す
移動体通信サービス(A)を利用して通話している途中
で移動体通信サービス(B)にハンドオーバする場合を
想定している。
【0040】移動局MSは、図7のステップS10で利
用可能な全てのサービスの通信品質QoSをそれぞれ計
算する。具体的には、図9に示す処理を行う。これは、
図5の通信品質検出プログラム36の処理を通信制御ユ
ニット34が実行することを意味する。
【0041】図9のステップS70では、利用可能な
(受信可能な)全てのサービスの各通信システム(基地
局)からの無線信号を受信する。ステップS71では、
受信した無線信号に基づいて、それぞれの通信システム
の受信レベル及びビット誤り率を測定する。ステップS
72では、受信した無線信号の周波数などに基づいてそ
れを送信している通信システムの種類(PDC,PHS
など)を特定する。ステップS73では、それぞれの通
信システムに関するシステム固有の特性データ(伝送レ
ート,消費電力,通信料金など)を入力する。
【0042】また、ステップS74では各特性データの
重み係数(図10のw(1)〜w(n))のデータを入力す
る。なお、通信制御ユニット34上には様々なシステム
のシステム固有の特性データ並びに前記重み係数のデー
タが予め保持されている。ステップS75では、図10
に示すような計算処理により、通信システム毎の通信品
質QoSを求める。
【0043】上記の処理により通信システム毎の通信品
質QoSを求めた後で、移動局MSの処理は図7のステ
ップS11に進む。ステップS11では、現在通信して
いる基地局BS−Aに対してステップS10で求めた各
通信システムの通信品質QoSの情報を報告する。この
報告を基地局BS−Aが受信すると、基地局BS−Aの
処理はステップS20からS21に進む。ステップS2
1では、自局が保持するシステム特性データを利用して
通信品質QoSを修正する。修正する通信品質QoS
は、自局を含む通信システムに関するもののみである。
実際の処理の内容は、図11に示すとおりである。
【0044】図11のステップS80では、移動局MS
から送信される全ての通信システムの通信品質QoSを
受信する。ステップS81では、受信した複数の通信品
質QoSの中から当局が属する通信システムの通信品質
QoS(1)を抽出する。ステップS82では、当局のシ
ステム特性データ(チャネル容量,装置リソース,消費
電力など)を入力する。ステップS83では、各特性デ
ータの重み係数のデータを入力する。重み係数のデータ
は、固定データとして予め基地局BS−A上に保持され
ている。
【0045】ステップS84では、当局が属する通信シ
ステムの通信品質QoS(1)を再計算して修正する。具
体的には、図12に示すような計算を行う。次に、基地
局BS−Aの処理は図7のステップS22に進む。ステ
ップS22では、移動局MSが利用可能なサービスとし
て検出した全てのサービスの通信品質QoSの値を互い
に比較してそれらの大小関係の順序を識別する。
【0046】そして、ステップS22の結果、移動局M
Sが現在利用しているサービスよりもQoSの大きな別
のサービスを利用できる場合には、通信品質QoSのの
大小関係の順序をステップS23で移動関門交換機MG
S−Aに報告する。移動関門交換機MGS−Aがステッ
プS23の基地局BS−Aからの報告を受信すると、移
動関門交換機MGS−Aの処理はステップS30からS
31に進む。ステップS31では、移動局MSが現在利
用しているサービスよりもQoSの大きな別のサービス
を利用できるか否かを識別する。QoSの大きな別のサ
ービスを利用できる場合には、ステップS31からS3
2に進む。
【0047】ステップS32では、QoSが最大のサー
ビスを提供する通信システムに属する移動関門交換機M
GS−Bに対して、移動局MSの現在位置が属する無線
ゾーンの空きチャネルの有無を問い合わせる。この問い
合わせは、移動通信システム間関門交換機MISGSを
介して移動関門交換機MGS−Aから移動関門交換機M
GS−Bに転送される。
【0048】空きチャネルの問い合わせを受けると、移
動関門交換機MGS−Bの処理はステップS50からS
51に進む。ステップS51では、移動関門交換機MG
S−Bは移動局MSの現在位置が属する無線ゾーンを管
理している基地局BS−Bについて空きチャネルの有無
を調べ、その結果を移動関門交換機MGS−Aに報告す
る。
【0049】移動関門交換機MGS−Aが移動関門交換
機MGS−Bから空きチャネルなしの回答を受けた場合
には、移動関門交換機MGS−Aの処理はステップS3
2からS31に戻る。この場合には、2番目にQoSが
大きい他のサービスを利用できるか否かを識別する。空
きチャネルがない場合には、QoSの大きさの順番に従
って、他サービスの有無を順次に調べる。
【0050】移動関門交換機MGS−Aが移動関門交換
機MGS−Bから空きチャネルありの回答を受けた場合
には、移動関門交換機MGS−Aの処理はステップS3
2からS33に進む。ステップS33では、移動通信シ
ステム間関門交換機MISGSに対してシステム切替要
求を送出する。また、ステップS34では、移動関門交
換機MGS−Aは基地局BS−Bの空きチャネルを、基
地局BS−Aを介して移動局MSに通知する。
【0051】一方、移動関門交換機MGS−Aからのシ
ステム切替要求を受けると、移動通信システム間関門交
換機MISGSの処理はステップS40からS41に進
む。ステップS41では、移動局MSと通信している通
信相手の加入者線52を切替先の通信システムの移動関
門交換機MGS−Bまで接続する。この場合、移動関門
交換機MGS−Bの処理はステップS52からS53に
進む。ステップS53では、接続された加入者線52
を、基地局BS−Bまで延長接続する。
【0052】加入者線52が基地局BS−Bまで延長接
続されると、基地局BS−Bの処理はステップS60か
らS61に進む。一方、図7のステップS34で移動関
門交換機MGS−Aが送出した空きチャネルの通知が移
動局MSに届くと、移動局MSの処理はステップS12
からS13に進む。
【0053】ステップS13では、モジュール追加プロ
グラム37の制御により移動体通信サービス(B)の通
信機能を実現するための特定のソフトウェアモジュール
40を通信制御ユニット34にロードして実行可能にす
る。また、そのソフトウェアモジュール40を用いてプ
ログラマブル処理ユニット20のプログラムを書き換
え、移動体通信サービス(B)の通信機能を追加する。
この通信機能の追加により、移動局MSは2つの移動体
通信サービス(A,B)を同時に利用可能になる。そし
て次のステップS14に進む。
【0054】基地局BS−BのステップS61の処理
と、移動局MSのステップS14の処理との両者によっ
て、基地局BS−Bと移動局MSとの間の無線回線が確
保される。基地局BS−Bと移動局MSとの間の無線回
線が接続されると、移動局MSは2種類の回線を並列的
に同時に使用して通信相手局51と接続されたことにな
る。つまり、移動局MSから基地局BS−A,移動関門
交換機MGS−A,移動通信システム間関門交換機MI
SGS,固定ネットワーク53,加入者線52を介して
通信相手局51を接続する回線と、移動局MSから基地
局BS−B,移動関門交換機MGS−B,移動通信シス
テム間関門交換機MISGS,固定ネットワーク53,
加入者線52を介して通信相手局51を接続する回線と
が同時に形成される。
【0055】従って、移動局MSは一時的に2種類の移
動体通信サービスを同時に利用して通信相手局51との
間で通信することになる。基地局BS−Bと移動局MS
との間の無線回線が接続されると、移動局MSの処理は
ステップS14からS15に進む。ステップS15で
は、移動局MSは利用するシステムの切替を行う。
【0056】実際には、移動局MSは2種類のシステム
の通信機能を既に備えているので、切替により不要にな
る切替前の通信システムに対応した通信機能の解放を行
う。この処理は、図5のモジュール解放プログラム38
の実行により実現される。この解放により、他の通信機
能の追加が再び可能になる。ステップS16では、移動
局MSにおけるシステムの切替が完了したので、通信中
の基地局BS−Bに対して切替完了を報告する。
【0057】移動局MSからの切替完了の通知を受ける
と、基地局BS−Bの処理はステップS62からS63
に進む。ステップS63では、基地局BS−Bは移動関
門交換機MGS−Bに対して完了報告を行う。基地局B
S−Bから完了報告を受けると、移動関門交換機MGS
−Bの処理はステップS54からS55に進む。ステッ
プS55では、移動関門交換機MGS−Bは移動通信シ
ステム間関門交換機MISGSに対して完了報告を行
う。
【0058】移動関門交換機MGS−Bからの完了報告
を受けると、移動通信システム間関門交換機MISGS
の処理はステップS42からS43に進む。ステップS
43では、移動通信システム間関門交換機MISGSは
移動関門交換機MGS−Aに対して完了報告を行う。移
動通信システム間関門交換機MISGSからの完了報告
を受けると、移動関門交換機MGS−Aの処理はステッ
プS35からS36に進む。ステップS36では、移動
関門交換機MGS−Aは基地局BS−Aとの回線接続を
切断する。
【0059】また、移動関門交換機MGS−Aとの間の
回線が切断されると、基地局BS−Aの処理はステップ
S24からS25に進む。ステップS25では、基地局
BS−Aは移動局MSとの間の無線チャネルを解放す
る。ところで、実際に通信網を運用する場合には、図5
に示すようなマルチモードの無線端末だけでなく、シス
テム間のハンドオーバが不可能な一般的なシングルモー
ドの無線端末も共存ことになる。その場合、マルチモー
ドの無線端末に対するシステム間ハンドオーバ要求に対
して切替先の無線基地局の空いている無線チャネルを無
条件に割り当てると、シングルモードの無線端末の利用
可能な無線チャネルが減るため、シングルモードの無線
端末に対する通信サービスの品質が低下する。
【0060】そこで、この例では交換機の制御により図
1及び図2に示すような動作を行っている。この例で
は、図1,図2の制御を行う交換機が図6に示す移動関
門交換機MGS−A,MGS−Bに相当する場合を想定
している。しかし、この交換機の機能を基地局BS−
A,BS−Bや移動通信システム間関門交換機MISG
Sで実現することも可能である。
【0061】また、図1においては4種類の移動体通信
システムの相互の間でシステム間ハンドオーバが可能な
場合を想定している。つまり、図6の移動通信システム
間関門交換機MISGSを介して4種類の移動体通信シ
ステムが接続されている。これらの移動体通信システム
としては、例えば図4に示すような特性の通信システム
を想定すればよい。
【0062】なお、図1,図2においては4種類の移動
体通信システムのそれぞれを括弧内の記号(A,B,
C,D)で区別して表記してある。また、以下の説明に
おいてもそのような表記によりシステムを区別する。ま
ず、図1の動作について説明する。図1では、移動体通
信システム(A)を利用して通信しているマルチモードの
無線端末について、移動体通信システム(B)を切替先と
するシステム間ハンドオーバと、移動体通信システム
(C)を切替先とするシステム間ハンドオーバと、移動体
通信システム(D)を切替先とするシステム間ハンドオー
バとを試行する場合を想定している。
【0063】マルチモードの無線端末に対するシステム
間ハンドオーバ要求が発生すると、交換機の動作はステ
ップS101からS102に進む。ステップS102で
は、切替先候補システム(B)の切替先の基地局における
トラヒック値を入力する。この例では、各々の基地局は
それが形成するセル内で単位時間内に生起する呼及びそ
の保留時間から求められる使用中のチャネル数とセル内
の全チャネル数との割合をトラヒック値として逐次測定
する。各々の基地局が測定したトラヒック値は交換機に
報告される。このトラヒック値をステップS102で入
力する。
【0064】ステップS103では、ステップS102
で入力した切替先の基地局におけるトラヒック値に応じ
て、チャネルマージンCM(B)を決定する。この例で
は、図3に示すようなチャネルマージンの定数が交換機
に保持されている。例えば、図3のタイプT1の条件を
適用する場合に、切替先のシステム(B)のトラヒック値
が50%であった場合には、システム(B)のチャネルマ
ージンCM(B)は4として求められる。
【0065】図3に示すように、通信トラヒックが大き
い場合にはチャネルマージンは大きくなり、通信トラヒ
ックが小さい場合にはチャネルマージンは小さくなる。
つまり、通信トラヒックが大きい場合にはシングルモー
ドの無線端末のために予め確保すべきチャネル数を多く
する必要があるが、通信トラヒックが小さい場合にはシ
ングルモードの無線端末のために予め確保すべきチャネ
ル数は少なくても構わない。
【0066】図1のステップS104では、交換機は切
替先の基地局に対して現在の空きチャネル数を問い合わ
せる。基地局に空きチャネルが1つでも存在する場合に
はステップS105に進み、全く空きチャネルが存在し
ない場合にはステップS111に進む。ステップS10
5では、切替先のシステムの基地局(B)に関するチャネ
ル余裕度Y(B)を計算する。このチャネル余裕度Y(B)
は、ステップS104で検出された空きチャネル数から
ステップS103のチャネルマージンCM(B)を差し引
いた値として求められる。
【0067】ステップS106では、ステップS105
で求められたチャネル余裕度Y(B)の値が0を超えてい
るか否かを識別する。チャネル余裕度Y(B)の値が0を
超えている場合には、ステップS107に進み、システ
ム(B)へのシステム間ハンドオーバを開始する。
【0068】つまり、基地局(B)の現在の空きチャネル
数がチャネルマージンCM(B)よりも大きければ、基地
局(B)の空きチャネルをマルチモードの無線端末に対し
て割り当てる。基地局(B)の空きチャネル数がチャネル
マージンCM(B)以下の場合には、基地局(B)に空きチャ
ネルが存在する場合であっても、その空きチャネルはマ
ルチモードの無線端末には割り当てない。つまり、チャ
ネルマージンCM(B)に相当する空きチャネルは、シン
グルモードの無線端末のために予め確保される。
【0069】基地局(B)の空きチャネル数がチャネルマ
ージンCM(B)以下の場合には、ステップS111に進
む。前記ステップS102〜S106と同様な動作によ
り、次のステップS111〜S115では他の移動体通
信システム(C)に対するシステム間ハンドオーバを試み
る。
【0070】すなわち、ステップS111では切替先候
補のシステム(C)におけるトラヒック値を入力し、ステ
ップS112ではトラヒック値に応じたチャネルマージ
ンCM(C)を決定し、ステップS113では切替先の基
地局に対して空きチャネル数を問い合わせ、ステップS
114ではチャネル余裕度Y(C)を計算し、ステップS
115ではステップS114で求められたチャネル余裕
度Y(C)の値が0を超えているか否かを識別する。
【0071】チャネル余裕度Y(C)の値が0を超えてい
る場合には、ステップS116に進み、システム(C)へ
のシステム間ハンドオーバを開始する。また、前記ステ
ップS102〜S106と同様な動作により、次のステ
ップS121〜S125では他の移動体通信システム
(D)に対するシステム間ハンドオーバを試みる。
【0072】すなわち、ステップS121では切替先候
補のシステム(D)におけるトラヒック値を入力し、ステ
ップS122ではトラヒック値に応じたチャネルマージ
ンCM(D)を決定し、ステップS123では切替先の基
地局に対して空きチャネル数を問い合わせ、ステップS
124ではチャネル余裕度Y(D)を計算し、ステップS
125ではステップS124で求められたチャネル余裕
度Y(D)の値が0を超えているか否かを識別する。
【0073】チャネル余裕度Y(D)の値が0を超えてい
る場合には、ステップS126に進み、システム(D)へ
のシステム間ハンドオーバを開始する。3つの切替先候
補の移動体通信システムのチャネル余裕度Y(B),Y
(C),Y(D)が全て0以下であった場合には、ステップS
125からS127に進む。ステップS127では、3
つのチャネル余裕度Y(B),Y(C),Y(D)の中で値が最
大のものを選択する。
【0074】そして、チャネル余裕度Y(B)を選択した
場合にはステップS107に進み、チャネル余裕度Y
(C)を選択した場合にはステップS116に進み、チャ
ネル余裕度Y(D)を選択した場合にはステップS126
に進む。従って、3つの切替先候補の移動体通信システ
ムのチャネル余裕度Y(B),Y(C),Y(D)が全て0以下
であった場合には、3つのシステムの中で最もチャネル
余裕度の高いシステムに対してシステム間ハンドオーバ
を実施する。
【0075】次に、図2の動作について説明する。図2
では、移動体通信システム(A)を利用して通信している
マルチモードの無線端末について、一般的なシステム
(A)内での複数基地局間のハンドオーバ要求が発生した
場合の動作を想定している。システム内のハンドオーバ
要求が発生すると、交換機の動作はステップS131か
らS132に進む。ステップS132では、システム
(B)内部の切替先の基地局におけるトラヒック値を入力
する。
【0076】ステップS133では、ステップS132
で入力した切替先の基地局におけるトラヒック値に応じ
て、チャネルマージンCM(A)を決定する。例えば、図
3のタイプT1の条件を適用する場合に、切替先のシス
テム(A)のトラヒック値が50%であった場合には、シ
ステム(A)のチャネルマージンCM(A)は2として求めら
れる。
【0077】図2のステップS134では、交換機は切
替先の基地局に対して現在の空きチャネル数を問い合わ
せる。基地局に空きチャネルが1つでも存在する場合に
はステップS135に進み、全く空きチャネルが存在し
ない場合にはステップS141に進む。ステップS13
5では、切替先の基地局(A)に関するチャネル余裕度Y
(A)を計算する。このチャネル余裕度Y(A)は、ステップ
S134で検出された空きチャネル数からステップS1
33のチャネルマージンCM(A)を差し引いた値として
求められる。
【0078】ステップS136では、ステップS135
で求められたチャネル余裕度Y(A)の値が0を超えてい
るか否かを識別する。チャネル余裕度Y(A)の値が0を
超えている場合には、ステップS137に進み、システ
ム(A)内で基地局のハンドオーバを開始する。つまり、
基地局(A)の現在の空きチャネル数がチャネルマージン
CM(A)よりも大きければ、基地局(A)の空きチャネルを
マルチモードの無線端末に対して割り当てる。
【0079】基地局(A)の空きチャネル数がチャネルマ
ージンCM(A)以下の場合には、基地局(A)に空きチャネ
ルが存在する場合であっても、その空きチャネルはマル
チモードの無線端末には割り当てない。つまり、チャネ
ルマージンCM(A)に相当する空きチャネルは、シング
ルモードの無線端末のために予め確保される。基地局
(A)の空きチャネル数がチャネルマージンCM(A)以下の
場合には、ステップS141に進む。
【0080】ステップS141以降の動作は、システム
間ハンドオーバの要求が発生した場合と同様になる。す
なわち、基地局(A)の空きチャネル数がチャネルマージ
ンCM(A)以下の場合にはシステム間ハンドオーバの要
求が発生する。図1のステップS102〜S106と同
様な動作により、図2のステップS141〜S145で
は他の移動体通信システム(B)に対するシステム間ハン
ドオーバを試みる。
【0081】すなわち、ステップS141では切替先候
補のシステム(B)におけるトラヒック値を入力し、ステ
ップS142ではトラヒック値に応じたチャネルマージ
ンCM(B)を決定し、ステップS143では切替先の基
地局に対して空きチャネル数を問い合わせ、ステップS
144ではチャネル余裕度Y(B)を計算し、ステップS
145ではステップS144で求められたチャネル余裕
度Y(B)の値が0を超えているか否かを識別する。
【0082】チャネル余裕度Y(B)の値が0を超えてい
る場合には、ステップS146に進み、システム(B)へ
のシステム間ハンドオーバを開始する。基地局(B)の空
きチャネル数がチャネルマージンCM(B)以下の場合に
は、ステップS147に進む。ステップS147では、
切替前のシステム(A)におけるチャネル余裕度Y(A)の値
と、切替先候補のシステム(B)におけるチャネル余裕度
Y(B)の値とを比較する。
【0083】チャネル余裕度Y(A)の値がY(B)の値より
も大きい場合にはステップS137に進み、切替前のシ
ステム(A)内で基地局間のハンドオーバを開始する。ま
た、チャネル余裕度Y(A)の値がY(B)の値以下の場合に
はステップS146に進み、システム(B)へのチャネル
間ハンドオーバを開始する。図1に示す処理のように、
システム間ハンドオーバの要求に対してトラヒックに応
じたチャネル余裕度で切替の可否を判断する場合(本発
明)と、空きチャネルが存在する場合には無条件で切替
を許可する場合(従来例)との違いを確かめるためにコ
ンピュータを用いてシミュレーションを実施した。その
結果が図13に示されている。
【0084】図13の例では、図4に示すような特性の
3種類の移動体通信システムを用いる場合を想定し、マ
ルチモードの無線端末をシステム間でハンドオーバする
場合にシングルモードの無線端末に生じる呼損率の変化
を調べた。図13を参照すると、本発明の実施により、
シングルモードの無線端末に生じる呼損率が低減される
ことが分かる。すなわち、本発明の場合にはシングルモ
ードの無線端末に対してチャネルマージン相当の空きチ
ャネルが確保されるので、システム間ハンドオーバを実
施する場合でもシングルモードの無線端末に生じる呼損
は少なくなる。
【0085】
【発明の効果】本発明の通信方式切替交換局及び通信方
式切替方法を採用することにより、マルチモード無線端
末とシングルモード無線端末とが共存する環境におい
て、システム間ハンドオーバの実施に伴うシングルモー
ド無線端末の通信品質の低下(呼損率の増大)を緩和で
きる。
【0086】また、チャネルに余裕のある他のシステム
が存在する場合には、マルチモード無線端末については
システム間ハンドオーバを実施できるので、システム全
体のチャネル容量の増大が実現し、通信事業者において
は周波数利用効率の向上につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の交換機の動作(1)を示すフロー
チャートである。
【図2】実施の形態の交換機の動作(2)を示すフロー
チャートである。
【図3】通信トラヒックとチャネルマージンとの関係を
示す模式図である。
【図4】利用する移動体通信システムの特性例を示す模
式図である。
【図5】マルチモード無線端末の構成を示すブロック図
である。
【図6】通信システムの構成例を示すブロック図であ
る。
【図7】システム間ハンドオーバ制御シーケンス(1)
を示すフローチャートである。
【図8】システム間ハンドオーバ制御シーケンス(2)
を示すフローチャートである。
【図9】移動端末がQoSを求める処理を示すフローチ
ャートである。
【図10】移動端末のQoS計算処理を示すブロック図
である。
【図11】通信中の基地局がQoSを修正する処理を示
すフローチャートである。
【図12】通信中の基地局がQoSを修正する処理を示
すブロック図である。
【図13】呼損率の特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 マルチモード送受信ユニット 11 マルチバンドアンテナ 12 給電線 13 受信用高周波増幅器 14 送信用電力増幅器 20 プログラマブル処理ユニット 21 DSP 22 FPGA 31 表示ユニット 32 操作ボード 33 音声処理ユニット 34 通信制御ユニット 35 システム切替プログラム 36 通信品質検出プログラム 37 モジュール追加プログラム 38 モジュール解放プログラム 39 ソフトウェアモジュールライブラリ 40 ソフトウェアモジュール 51 通信相手局 52 加入者線 53 固定ネットワーク MS 移動局 BS−A,BS−B 基地局 MGS−A,MGS−B 移動関門交換機 MISGS 移動通信システム間関門交換機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−187451(JP,A) 特開 平7−59145(JP,A) 特開 平10−145833(JP,A) 特開 平8−307928(JP,A) 特開 平6−284466(JP,A) 特開 平11−355831(JP,A) 特開2000−92570(JP,A) 特表2001−523418(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の無線端末が通信に利用する通信経
    路を、通信方式や周波数が互いに異なる複数の移動体通
    信システムの間を跨ぐように切り替えるためのシステム
    間ハンドオーバが可能な通信システムを利用する通信方
    式切替方法であって、 システム間ハンドオーバの要求が発生した場合に、切替
    先の移動体通信システムにおける通信トラヒックの値を
    把握し、 切替先の移動体通信システムに属する特定の無線基地局
    における空きチャネル数を測定し、 前記通信トラヒックの値に応じて無線基地局のチャネル
    マージンを決定し、 前記空きチャネル数から前記チャネルマージンを差し引
    いたチャネル余裕度を求め、 前記チャネル余裕度に応じて、システム間ハンドオーバ
    の可否を決定することを特徴とする通信方式切替方法。
  2. 【請求項2】 特定の無線端末が通信に利用する通信経
    路を、通信方式や周波数が互いに異なる複数の移動体通
    信システムの間を跨ぐように切り替えるためのシステム
    間ハンドオーバが可能な通信システムに用いられる通信
    方式切替交換局であって、 切替先の移動体通信システムに含まれる無線基地局の通
    信トラヒックを測定するトラヒック測定手段と、 切替先の移動体通信システムに属する特定の無線基地局
    における空きチャネル数を測定する空きチャネル数測定
    手段と、 前記トラヒック測定手段の測定により得られた通信トラ
    ヒックの値に応じて無線基地局のチャネルマージンを決
    定するチャネルマージン決定手段と、 前記空きチャネル数測定手段の測定した空きチャネル数
    から前記チャネルマージン決定手段の決定したチャネル
    マージンを差し引いたチャネル余裕度を求めるチャネル
    余裕度計算手段と、 システム間ハンドオーバの要求が発生した場合に、前記
    チャネル余裕度計算手段が求めたチャネル余裕度に応じ
    て、システム間ハンドオーバの可否を決定するシステム
    切替判定手段とを設けたことを特徴とする通信方式切替
    交換局。
  3. 【請求項3】 請求項1の通信方式切替方法において、 特定の無線端末が通信に利用している第1の移動体通信
    システムから前記無線端末に対するシステム間ハンドオ
    ーバの要求が発生した場合に、 切替先候補の第2の移動体通信システムにおけるチャネ
    ル余裕度を求め、 求めた前記チャネル余裕度が正の値の場合には、前記第
    2の移動体通信システムに属する無線基地局の無線チャ
    ネルを前記無線端末に割り当て、 求めた前記チャネル余裕度が0又は負の値の場合には、
    前記第1の移動体通信システム又は第3の移動体通信シ
    ステムのチャネル余裕度を求めて、前記第1の移動体通
    信システム又は第3の移動体通信システムに属する無線
    基地局の無線チャネルに関する前記無線端末への割り当
    てを試行することを特徴とする通信方式切替方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の通信方式切替方法において、 前記第1の移動体通信システムから前記無線端末に対す
    るシステム間ハンドオーバの要求が発生した場合に、 前記第1の移動体通信システム,第2の移動体通信シス
    テム及び第3の移動体通信システムの全てについて前記
    無線端末への無線チャネルの割り当てに失敗した場合に
    は、第4の移動体通信システムに属する無線基地局の無
    線チャネルに関する前記無線端末への割り当てを試行す
    ることを特徴とする通信方式切替方法。
  5. 【請求項5】 請求項3の通信方式切替方法において、 前記第1の移動体通信システムあるいは第3の移動体通
    信システムに関するチャネル余裕度が0又は負の場合に
    は、 前記第2の移動体通信システムに属する第2の無線基地
    局のチャネル余裕度と、前記第1の移動体通信システム
    に属する第1の無線基地局もしくは前記第3の移動体通
    信システムに属する第3の無線基地局のチャネル余裕度
    とに順位付けを行い、最もチャネル余裕度の大きい無線
    基地局の無線チャネルを前記無線端末に割り当てること
    を特徴とする通信方式切替方法。
  6. 【請求項6】 請求項1の通信方式切替方法において、 特定の無線端末が通信に利用している第1の移動体通信
    システムの内部で使用する無線基地局を切り替えるため
    のシステム内ハンドオーバの要求が発生した場合に、 前記第1の移動体通信システムの内部の切替先の無線基
    地局の空きチャネルを調べ、十分な空きがないとみなし
    た場合には前記システム間ハンドオーバの要求を自動的
    に発生することを特徴とする通信方式切替方法。
  7. 【請求項7】 請求項6の通信方式切替方法において、 前記システム内ハンドオーバの要求が発生した場合に、 前記第1の移動体通信システムにおける通信トラヒック
    の値を把握し、 前記第1の移動体通信システムに属する切替先候補の無
    線基地局における空きチャネル数を測定し、 前記第1の移動体通信システムにおける前記通信トラヒ
    ックの値に応じて切替先候補の無線基地局のチャネルマ
    ージンを決定し、 前記空きチャネル数から前記チャネルマージンを差し引
    いたチャネル余裕度を求め、 前記チャネル余裕度が正の場合には、前記第1の移動体
    通信システムに属する切替先候補の無線基地局の無線チ
    ャネルを前記無線端末に割り当て、 前記チャネル余裕度が0又は負の場合には、システム間
    ハンドオーバの要求を自動的に発生することを特徴とす
    る通信方式切替方法。
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