JP2007124528A - 無線装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 低消費電力で受信感度を良好に保ちつつ、相互歪み成分を低減することができる無線装置を提供する。
【解決手段】 アンテナ1にはデュプレクサ2を介して送信回路3、受信回路4を接続する。また、受信回路4の低雑音増幅器5の前段側には高域通過フィルタ6を接続する。さらに、受信回路4にベースバンド処理部10を接続すると共に、ベースバンド処理部10には受信信号RSのビットエラーレートを検出する誤り検出器11を設ける。そして、誤り検出器11は、受信信号RSのビットエラーレートに応じて高域通過フィルタ6を調整する。これにより、受信感度を良好に保ちつつ、妨害波等に基づく相互歪み成分を低減することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 アンテナ1にはデュプレクサ2を介して送信回路3、受信回路4を接続する。また、受信回路4の低雑音増幅器5の前段側には高域通過フィルタ6を接続する。さらに、受信回路4にベースバンド処理部10を接続すると共に、ベースバンド処理部10には受信信号RSのビットエラーレートを検出する誤り検出器11を設ける。そして、誤り検出器11は、受信信号RSのビットエラーレートに応じて高域通過フィルタ6を調整する。これにより、受信感度を良好に保ちつつ、妨害波等に基づく相互歪み成分を低減することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、送信と受信とを同時に行うことができる無線装置に関する。
一般に、アンテナに対して送信回路と受信回路が接続された無線装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。このとき、送信回路と受信回路とは互いに異なる周波数の第1,第2の高周波信号を送信、受信すると共に、アンテナと送信回路、受信回路との間には例えばデュプレクサ等の共用器が設けられている。これにより、共用器は第1,第2の高周波信号を分離し、送信と受信とを同時に行うことができる構成となっている。
ここで、特定周波数(例えば第1,第2の高周波信号間の中間周波数)の強い妨害波がアンテナから受信回路に入力される場合がある。この場合、受信回路を構成する低雑音増幅器(LNA)、ミキサ等の非線形素子は、妨害波と送信回路からの第1の高周波信号(送信波)とによって相互歪み成分を発生させると共に、この相互歪み成分が第2の高周波信号(受信波)の帯域内に入り、いわゆるブロッキング妨害を発生させることがある。
このとき、相互歪み成分の発生量は、非線形素子に対する妨害波および送信波の入力電力と非線形素子の線形性によって決まる。従って、相互歪み成分の発生を抑制するためには、共用器によって妨害波および送信波の減衰量を大きくし、または非線形素子のバイアス電圧(駆動電圧)を高めてその非線形性を改善することが好ましい。
そこで、特許文献1には、受信波の受信電界強度と信号品質とに基づいて妨害波の有無を推定する構成が開示されている。この場合、妨害波による相互歪み成分と受信波との間で干渉が生じるときには、非線形素子のバイアス電圧を昇圧し、非線形特性を改善している。しかし、特許文献1の従来技術では、非線形素子のバイアス電圧が高くなるから、非線形素子の消費電流が増加してしまい、例えば携帯電話等では通話時間が短くなるという問題がある。
一方、特許文献2には、非線形素子の前段に可変減衰器を設けた構成が開示されている。この場合、相互歪み成分と受信波との間で干渉が生じるときには、可変減衰器の減衰量を調整し、非線形素子に入力される妨害波を制限している。しかし、特許文献2の従来技術では、可変減衰器によって受信波も同時に減衰してしまうため、受信感度が劣化するという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、低消費電力で受信感度を良好に保ちつつ、相互歪み成分を低減することができる無線装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために発明は、第1の高周波信号を送信する送信回路と、前記第1の高周波信号と異なる周波数の第2の高周波信号を受信する受信回路と、前記送信回路と受信回路とに接続され第1,第2の高周波信号を同時に送信、受信が可能なアンテナとからなる無線装置に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記受信回路は非線形素子を備え、該非線形素子の前段には前記送信回路から出力する第1の高周波信号を遮断するフィルタを設け、前記受信回路によって復調した復調信号の品質または前記第1の高周波信号の出力電力に応じて該フィルタのカットオフ周波数を調整するカットオフ周波数調整回路を設ける構成としたことにある。
請求項2の発明では、前記カットオフ周波数調整回路は、妨害波によって前記復調信号が劣化する場合、カットオフ周波数を前記復調信号の品質が最も良くなるポイントまで第2の高周波信号に近付ける構成としている。
請求項3の発明では、前記カットオフ周波数調整回路は、前記第1の高周波信号の出力電力が小さいときには前記カットオフ周波数を第2の高周波信号から遠ざけ、前記第1の高周波信号の出力電力が大きいときには前記カットオフ周波数を第2の高周波信号に近付ける構成としている。
請求項4の発明では、第3の高周波信号を送信する他の送信回路を設け、該他の送信回路から出力する第3の高周波信号を遮断する他のフィルタを前記フィルタと並列に設ける構成としている。
請求項1の発明によれば、例えば増幅器等の非線形素子の前段にフィルタを設けると共に、該フィルタのカットオフ周波数を調整するカットオフ周波数調整回路を設ける構成としたから、カットオフ周波数調整回路は、復調信号の品質または第1の高周波信号の出力電力に応じて、カットオフ周波数を第2の高周波信号に接近、離間させることができる。これにより、例えば妨害波の入力レベルが低く、復調信号の品質が良好なときは、第2の高周波信号に比べて妨害波等による相互歪み成分が小さいから、カットオフ周波数を第2の高周波信号から遠ざけて、第2の高周波信号の減衰を抑制することができ、第2の高周波信号の受信感度を高めることができる。一方、妨害波の入力レベルが高く、復調信号の品質が劣化したときには、第2の高周波信号に比べて妨害波等による相互歪み成分が大きいから、カットオフ周波数を第2の高周波信号に近付けて、妨害波および第1の高周波信号の減衰量を大きくし、相互歪み成分を低減することができる。
また、例えば第1の高周波信号の出力電力が小さいときには、相互歪み成分が小さくなるから、カットオフ周波数を第2の高周波信号から遠ざけて、第2の高周波信号の減衰を抑制することができ、第2の高周波信号の受信感度を高めることができる。一方、第1の高周波信号の出力電力が大きいときには、相互歪み成分が大きくなるから、カットオフ周波数を第2の高周波信号に近付けて、妨害波および第1の高周波信号の減衰量を大きくし、相互歪み成分を低減することができる。
この結果、増幅器の前段に設けたフィルタを用いて相互歪み成分を低減することができるから、増幅器のバイアス電圧を低く設定することができ、増幅器の消費電力を低減することができる。
請求項2の発明によれば、カットオフ周波数調整回路は、妨害波によって復調信号が劣化する場合、カットオフ周波数を復調信号の品質が最も良くなるポイントに調整する構成としている。これにより、妨害波の入力レベルが低く、復調信号の品質が良好なときには、第2の高周波信号に比べて妨害波等による相互歪み成分が小さいから、カットオフ周波数を第2の高周波信号から遠ざけて、第2の高周波信号の減衰を抑制することができ、第2の高周波信号の受信感度を高めることができる。一方、妨害波の入力レベルが高く、復調信号の品質が劣化したときには、第2の高周波信号に比べて妨害波等による相互歪み成分が大きいから、カットオフ周波数を第2の高周波信号に近付けて、妨害波および第1の高周波信号の減衰量を大きくし、相互歪み成分を低減することができる。
請求項3の発明によれば、カットオフ周波数調整回路は、第1の高周波信号の出力電力に応じて、カットオフ周波数を第2の高周波信号に接近、離間させる構成としている。これにより、第1の高周波信号の出力電力が小さいときには、相互歪み成分が小さくなるから、カットオフ周波数を第2の高周波信号から遠ざけて、第2の高周波信号の減衰を抑制することができ、第2の高周波信号の受信感度を高めることができる。一方、第1の高周波信号の出力電力が大きいときには、相互歪み成分が大きくなるから、カットオフ周波数を第2の高周波信号に近付けて、妨害波および第1の高周波信号の減衰量を大きくし、相互歪み成分を低減することができる。
請求項4の発明によれば、フィルタと並列に他のフィルタを設ける構成としたから、例えば他の送信回路から第3の高周波信号を送信するときには、他のフィルタを用いて第3の高周波信号を遮断することができる。この結果、第3の高周波信号と妨害波とに基づく相互歪み成分をも低減することができるから、この相互歪み成分が第2の高周波信号(受信波)に干渉するのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態による無線装置としてW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の携帯端末を例に挙げて、添付図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1および図2は本発明の第1の実施の形態を示し、図において、1は第1の高周波信号RF1を送信すると共に、第2の高周波信号RF2を受信するアンテナで、該アンテナ1は、後述する送信回路3と受信回路4とに接続されている。このとき、第1の高周波信号RF1の周波数f1は、例えば1920〜1980MHzに設定されている。一方、第2の高周波信号RF2の周波数f2は、例えば2110〜2170MHzに設定されている。これにより、第1,第2の高周波信号RF1,RF2の周波数f1,f2は、互いに異なる値に設定されている。
2はアンテナ1と送信回路3、受信回路4との間に設けられたデュプレクサで、該デュプレクサ2は、例えば低域通過フィルタ2Aと高域通過フィルタ2Bとによって構成されている。そして、低域通過フィルタ2Aは、第1の高周波信号RF1を通過させ、第2の高周波信号RF2を遮断する。一方、高域通過フィルタ2Bは、第1の高周波信号RF1を遮断し、第2の高周波信号RF2を通過させる。これにより、デュプレクサ2は、送信回路3から出力された第1の高周波信号RF1をアンテナ1に供給すると共に、アンテナ1で受信した第2の高周波信号RF2を受信回路4に供給している。
3は例えばI信号(同相信号)およびQ信号(直交信号)からなる送信信号TSに基づいて第1の高周波信号RF1を出力する送信回路で、該送信回路3は後述のベースバンド処理部10等に接続されている。そして、送信回路3は、送信信号TSを直交変調して中間周波信号を生成すると共に、該中間周波信号をアップコンバートして送信用の高周波信号RF1を出力するものである。
4はアンテナ1から受信した第2の高周波信号RF2を復調して例えばI信号およびQ信号からなる受信信号RS(復調信号)を出力する受信回路で、該受信回路4は、後述の局部発振器8とベースバンド処理部10とに接続されている。また、受信回路4は、後述する低雑音増幅器5、ミキサ7、復調器9等によって構成されている。そして、受信回路4は、局部発振器8から出力される局部発振信号LOを用いて高周波信号RF2を中間周波信号IFにダウンコンバートすると共に、該中間周波信号IFを直交検波して受信信号RSを出力するものである。
5は第2の高周波信号RF2を増幅する非線形素子としての低雑音増幅器で、該低雑音増幅器5は、その入力側がデュプレクサ2等を介してアンテナ1に接続されると共に、出力側がミキサ7等に接続されている。
6は低雑音増幅器5の前段側に設けられた高域通過フィルタで、該高域通過フィルタ6は、デュプレクサ2と低雑音増幅器5との間に設けられ、図2に示すように、アンテナ1で受信した第2の高周波信号RF2を通過させ、第2の高周波信号RF2よりも低周波の信号を遮断する。そして、高域通過フィルタ6は、そのカットオフ周波数fcが例えば第1,第2の周波数f1,f2の間の値に設定されると共に、カットオフ周波数fcが後述の誤り検出器11によって可変に調整される構成となっている。
7は図1に示すように低雑音増幅器5の後段側(出力側)に接続されたダウンコンバート用のミキサで、該ミキサ7は、局部発振器8に接続され、該局部発振器8からの局部発振信号LOを用いて、第2の高周波信号RF2を中間周波信号IFにダウンコンバートする。
9はミキサ7の出力側に接続された復調器で、該復調器9は、例えばミキサ、局部発振器等からなる直交検波器によって構成されている。そして、復調器9は、局部発振信号を用いて中間周波信号IFからI信号とQ信号とからなる受信信号RSを復調する。そして、復調器9の出力側は、後述するベースバンド処理部10に接続されている。
10は送信回路3と受信回路4とに接続されたベースバンド処理部で、該ベースバンド処理部10は、ベースバンド信号から送信信号TSを生成して送信回路3に向けて出力し、受信回路4から入力される受信信号RSからベースバンド信号を復号する。また、ベースバンド処理部10は、後述する誤り検出器11を備えている。
11はベースバンド処理部10に設けられたカットオフ周波数調整回路としての誤り検出器で、該誤り検出器11は、復調信号の品質として、受信信号RSから復号したベースバンド信号のビットエラーレートを検出する。そして、誤り検出器11は、該ピットエラーレートが最も良くなるように、カットオフ周波数fcを高低させて調整する。
本実施の形態による無線装置は上述のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
まず、送信時には、ベースバンド処理部10はベースバンド信号から送信信号TSを生成し、送信回路3は該送信信号TSに基づいて第1の高周波信号RF1を変調する。これにより、第1の高周波信号RF1は、デュプレクサ2を介してアンテナ1から送信される。
一方、受信時には、受信回路4は、アンテナ1で受信した第2の高周波信号RF2に基づいて受信信号RSを復調する。これにより、ベースバンド処理部10は、受信信号RSに基づいてベースバンド信号を復号する。
然るに、デュプレクサ2は、低域通過フィルタ2Aを用いて第1の高周波信号RF1を送信回路3からアンテナ1に供給しつつ、高域通過フィルタ2Bを用いて第2の高周波信号RF2をアンテナ1から受信回路4に供給する。このため、無線装置は送信動作と受信動作とを同時に行うことができる。
このとき、アンテナ1は、例えば第1,第2の高周波信号RF1,RF2の中間の周波数fn(fn=(f1+f2)/2)をもった妨害波Nを受信することがある。また、アンテナ1は、第1,第2の高周波信号RF1,RF2間の周波数差Δf(Δf=f2−f1)だけ第1の周波数f1よりも低い周波数fn′(fn′=f1−Δf)をもった妨害波Nを受信することもある。
このように、送信動作と受信動作とを同時に行いつつ、アンテナ1が妨害波Nを受信した場合には、第2の高周波信号RF2が受信回路4に入力されるのに加え、妨害波Nおよび第1の高周波信号RF1の一部も、デュプレクサ2(高域通過フィルタ2B)によって減衰されることができず、デュプレクサ2を通過して受信回路4に入力される。この場合、受信回路4の低雑音増幅器5は、その非線形性によって妨害波Nおよび第1の高周波信号RF1から相互歪み成分を発生させると共に、この相互歪み成分が第2の高周波信号RF2の帯域内に生じる傾向がある。
これに対し、本実施の形態では、低雑音増幅器5の前段側に高域通過フィルタ6を設けると共に、該高域通過フィルタ6のカットオフ周波数fcを誤り検出器11によって調整する構成としている。このため、誤り検出器11は、図2に示すように、復調信号の品質として受信信号RSによるベースバンド信号のビットエラーレートを検出し、このビットエラーレートに応じて、カットオフ周波数fcを第2の高周波信号RF2の周波数f2に接近、離間させることができる。
このとき、高域通過フィルタ6による第2の高周波信号RF2の損失と妨害波N等の減衰量とはトレードオフの関係にある。即ち、第2の高周波信号RF2の損失が多いときに妨害波N等の減衰量も大きくなり、第2の高周波信号RF2の損失が少ないときに妨害波N等の減衰量も小さくなる。よって、カットオフ周波数Fcの最適値は、復調信号の品質が最も良くなるところとなる。
このため、妨害波Nのレベルが低く、ビットエラーレートが良好なときには、第2の高周波信号RF2に比べて妨害波N等による相互歪み成分が小さいから、誤り検出器11は、カットオフ周波数fcを第2の高周波信号RF2の周波数f2から遠ざける。これにより、第2の高周波信号RF2の減衰を抑制することができ、第2の高周波信号RF2の受信感度を高めることができる。
一方、妨害波Nのレベルが高く、ビットエラーレートが劣化したときには、第2の高周波信号RF2に比べて妨害波N等による相互歪み成分が大きいから、誤り検出器11は、カットオフ周波数fcを第2の高周波信号RF2の周波数f2に近付ける。これにより、妨害波Nおよび第1の高周波信号RF1の減衰量を大きくし、相互歪み成分を低減することができる。
この結果、ビットエラーレートを監視しながら、最も受信信号RSの感度が良くなる位置に高域通過フィルタ6のカットオフ周波数fcを調整することができるから、第2の高周波信号RF2と相互歪み成分との間で干渉が生じるときでも、最適な高域通過フィルタ6の減衰量を得ることができる。
また、低雑音増幅器5の前段に設けた高域通過フィルタ6を用いて相互歪み成分を低減することができるから、低雑音増幅器5には高度な線形性は要求されなくなる。このため、低雑音増幅器5のバイアス電圧を低く設定することができ、低雑音増幅器5の消費電力(消費電流)を低減することができる。また、デュプレクサ2に必要な帯域外減衰量が緩和されるから、例えば減衰量が小さい小型で安価なデュプレクサ2を用いることができ、製造コストを低減できると共に、設計自由度を向上することができる。
次に、図3は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、カットオフ周波数調整回路は第1の高周波信号の出力電力に応じて高域通過フィルタのカットオフ周波数を調整する構成としたことにある。なお、本実施の形態では前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
21は本実施の形態による送信回路で、該送信回路21は、第1の実施の形態による送信回路3とほぼ同様に、デュプレクサ2とベースバンド処理部10との間に設けられ、送信信号TSに基づいて第1の高周波信号RF1を変調して出力する。
22は送信回路21に設けられたカットオフ周波数調整回路で、該カットオフ周波数調整回路22は、第1の高周波信号RF1の出力電力が小さいときには高域通過フィルタ6のカットオフ周波数fcを低下させて第2の高周波信号RF2の周波数f2から遠ざける。一方、カットオフ周波数調整回路22は、第1の高周波信号RF1の出力電力が大きいときには高域通過フィルタ6のカットオフ周波数fcを高めて第2の高周波信号RF2の周波数f2に近付ける。
かくして、本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様な作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、カットオフ周波数調整回路22は、第1の高周波信号RF1の出力電力に応じて、カットオフ周波数fcを第2の高周波信号RF2の周波数f2に接近、離間させる構成としている。これにより、第1の高周波信号RF1の出力電力が小さいときには、相互歪み成分が小さくなるから、カットオフ周波数fcを第2の高周波信号RF2から遠ざけて、第2の高周波信号RF2の減衰を抑制することができ、第2の高周波信号RF2の受信感度を高めることができる。一方、第1の高周波信号RF1の出力電力が大きいときには、相互歪み成分が大きくなるから、カットオフ周波数fcを第2の高周波信号RF2に近付けて、妨害波Nおよび第1の高周波信号RF1の減衰量を大きくし、相互歪み成分を低減することができる。
次に、図4は本発明による第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、第3の高周波信号を送信する他の送信回路を設けると共に、妨害波等を遮断する高域通過フィルタに対して第3の高周波信号を遮断する低域通過フィルタを並列に設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
31はデュプレクサ2を介してアンテナ1に接続された第1の送信回路で、該送信回路31は、第1の実施の形態による送信回路3とほぼ同様に、送信信号TSに基づいて第1の高周波信号RF1を変調して出力する。
32はデュプレクサ2を介してアンテナ1に接続された第1の受信回路で、該受信回路32は、第1の実施の形態による受信回路4とほぼ同様に、低雑音増幅器5、ミキサ7、復調器9等によって構成されると共に、ミキサ7は局部発振器8に接続されている。そして、受信回路32は、第2の高周波信号RF2に基づいて受信信号RSを復調して出力する。
このとき、第1,第2の高周波信号RF1,RF2の周波数f1,f2は例えば800MHz付近の値に設定されると共に、第1の周波数f1よりも第2の周波数f2の方が高い値に設定されている。そして、第1の送信回路31、受信回路32は、例えばW−CDMA規格の高周波信号RF1,RF2を送信、受信するものである。
33は低雑音増幅器5の前段側に設けられたフィルタ回路で、該フィルタ回路33は、互いに並列に設けられた高域通過フィルタ34、低域通過フィルタ35と、これらを選択的に切換える切換スイッチ36とによって構成されている。そして、フィルタ回路33は、低雑音増幅器5とデュプレクサ2との間に接続され、アンテナ1および低雑音増幅器5に対して高域通過フィルタ34、低域通過フィルタ35を選択的に接続する。
ここで、高域通過フィルタ34は、第1の高周波信号RF1を遮断して第2の高周波信号RF2を通過させる。一方、低域通過フィルタ35は、後述する第3の高周波信号RF3を遮断して第2の高周波信号RF2を通過させる。そして、高域通過フィルタ34のカットオフ周波数fc1は、例えば第1,第2の周波数f1,f2の間の値に設定されると共に、後述の誤り検出器41によって可変に調整される。また、低域通過フィルタ35のカットオフ周波数fc2は、例えば第2,第3の周波数f2,f3の間の値に設定されると共に、誤り検出器41によって可変に調整される構成となっている。さらに、切換スイッチ36の切換えも、誤り検出器41によって制御されている。
37はアンテナ1に接続された第2の送信回路で、該送信回路37は、後述のベースバンド処理部40による送信信号TS′に基づいて第3の高周波信号RF3を変調して出力する。
38はアンテナ1に接続された第2の受信回路で、該受信回路38は、アンテナ1から受信した第4の高周波信号RF4を用いて受信信号RS′を復調して出力する。
このとき、第3,第4の高周波信号RF3,RF4の周波数f3,f4は、第1,第2の高周波信号RF1,RF2と異なる値(高周波信号RF1,RF2よりも高い値)として、例えば1.7〜1.8GHzに設定されている。そして、第2の送信回路37、受信回路38は、例えばGSM(Global System for Mobile Communications)規格の高周波信号RF3,RF4を送信、受信するものである。また、アンテナ1と送信回路37、受信回路38との間に、これらを選択的にアンテナ1に接続する切換器39が設けられている。
40は本実施の形態によるベースバンド処理部で、該ベースバンド処理部40は、W−CDMA方式に応じた送信信号TS、受信信号RSを生成、復号すると共に、GSM方式に応じた送信信号TS′、受信信号RS′を生成、復号する。そして、W−CDMA方式の送信を行うときには、ベースバンド処理部40は、ベースバンド信号から送信信号TSを生成すると共に、該送信信号TSを第1の送信回路31に出力する。また、W−CDMA方式の受信を行うときには、ベースバンド処理部40は、第1の受信回路32から受信信号RSが入力されると共に、該受信信号RSに基づいてベースバンド信号を復号する。
一方、GSM方式の送信を行うときには、ベースバンド処理部40は、ベースバンド信号から送信信号TS′を生成すると共に、該送信信号TS′を第2の送信回路37に出力する。また、GSM方式の受信を行うときには、ベースバンド処理部40は、第2の受信回路38から受信信号RS′が入力されると共に、該受信信号RS′に基づいてベースバンド信号を復号する。
41はベースバンド処理部40に設けられたカットオフ周波数調整回路としての誤り検出器で、該誤り検出器41は、第1の実施の形態による誤り検出器11とほぼ同様に、復調信号の品質として、受信信号RSから復号したベースバンド信号のビットエラーレートを検出し、該ビットエラーレートの検出値に応じて高域通過フィルタ34、低域通過フィルタ35のカットオフ周波数fc1,fc2を調整する。また、誤り検出器41は、W−CDMA方式の送信動作と受信動作とを同時に行う場合には切換スイッチ36を高域通過フィルタ34に接続し、GSM方式の送信動作とW−CDMA方式の受信動作とを同時に行う場合には切換スイッチ36を低域通過フィルタ35に接続する。
そして、W−CDMA方式の送信動作と受信動作とを同時に行う場合には、誤り検出器41は、第1の実施の形態による誤り検出器11とほぼ同様に、ピットエラーレートが最も良くなるように、高域通過フィルタ34のカットオフ周波数fc1を調整する。
これに対し、GSM方式の送信動作とW−CDMA方式の受信動作とを同時に行う場合には、誤り検出器41は、ピットエラーレートが最も良くなるように、低域通過フィルタ35のカットオフ周波数fc2を調整する。
かくして、本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様な作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、高域通過フィルタ34と並列に低域通過フィルタ35を設ける構成としたから、第2の送信回路37から第3の高周波信号RF3を送信するときには、低域通過フィルタ35を用いて第3の高周波信号RF3を遮断することができる。この結果、第3の高周波信号RF3と妨害波Nとに基づく相互歪み成分をも低減することができるから、この相互歪み成分が第2の高周波信号RF2に干渉するのを防止することができる。
また、デュプレクサ2と低雑音増幅器5との間には高域通過フィルタ34、低域通過フィルタ35、切換スイッチ36からなるフィルタ回路33を設けたから、デュプレクサ2のみを用いた場合に比べて、第3の送信回路37と第1の受信回路32の低雑音増幅器5等との間のアイソレーションを高めることができる。この結果、デュプレクサ2のアイソレーションを緩和することができ、小型で安価なデュプレクサ2を用いることができる。
なお、前記第3の実施の形態では、高域通過フィルタ34、低域通過フィルタ35を並列に設け、切換スイッチ36によって高域通過フィルタ34、低域通過フィルタ35を選択的に切換える構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図5に示す変形例のように、高域通過フィルタ34および低域通過フィルタ35にバイパス線路42を並列に設け、切換スイッチ36によってこれらの高域通過フィルタ34、低域通過フィルタ35、バイパス線路42を選択的に切換える構成としてもよい。
この場合、第1の高周波信号RF1を送信するときにはアンテナ1を高域通過フィルタ34に接続し、第3の高周波信号RF3を送信するときにはアンテナ1を低域通過フィルタ35に接続すると共に、第1,第3の高周波信号RF1,RF3をいずれも送信しないとき、または送信電力が弱いときにはアンテナ1をバイパス線路42に接続する。これにより、例えば待受け時等には第2の高周波信号RF2をフィルタ34,35によって減衰させることなく低雑音増幅器5に入力することができ、最適な受信感度を得ることができる。
また、前記第3の実施の形態では、ベースバンド処理部40に設けた誤り検出器41を用いてフィルタ34、35のカットオフ周波数fc1,fc2を調整する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば第2の実施の形態のように、送信回路31,37にカットオフ周波数調整回路を設け、該カットオフ周波数調整回路を用いて第1,第3の高周波信号RF1,RF3の送信電力に応じてカットオフ周波数fc1,fc2を調整する構成としてもよい。
また、前記各実施の形態では、第1の高周波信号RF1の周波数f1は第2の高周波信号RF2の周波数f2よりも低いもの(f1<f2)とし、受信回路4,32には第1の高周波信号RF1を遮断し第2の高周波信号RF2を通過させる高域通過フィルタ6,34を設ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば第1の高周波信号RF1の周波数f1は第2の高周波信号RF2の周波数f2よりも高いもの(f1>f2)とし、受信回路には第1の高周波信号RF1を遮断し第2の高周波信号RF2を通過させる低域通過フィルタを設ける構成としてもよい。
さらに、前記各実施の形態では、W−CDMA方式、GSM方式による無線装置に適用するものとしたが、PHS(Personal Handyphone System)方式等の他の通信方式による無線装置にも適用することができる。
1 アンテナ
2 デュプレクサ
3,21 送信回路
4 受信回路
5 低雑音増幅器(非線形素子)
6,34 高域通過フィルタ(フィルタ)
10,40 ベースバンド処理部
11,41 誤り検出器(カットオフ周波数調整回路)
31 第1の送信回路
32 第1の受信回路
33 フィルタ回路
35 低域通過フィルタ(他のフィルタ)
37 第2の送信回路(他の送信回路)
38 第2の受信回路
2 デュプレクサ
3,21 送信回路
4 受信回路
5 低雑音増幅器(非線形素子)
6,34 高域通過フィルタ(フィルタ)
10,40 ベースバンド処理部
11,41 誤り検出器(カットオフ周波数調整回路)
31 第1の送信回路
32 第1の受信回路
33 フィルタ回路
35 低域通過フィルタ(他のフィルタ)
37 第2の送信回路(他の送信回路)
38 第2の受信回路
Claims (4)
- 第1の高周波信号を送信する送信回路と、前記第1の高周波信号と異なる周波数の第2の高周波信号を受信する受信回路と、前記送信回路と受信回路とに接続され第1,第2の高周波信号を同時に送信、受信が可能なアンテナとからなる無線装置において、
前記受信回路は非線形素子を備え、
該非線形素子の前段には前記送信回路から出力する第1の高周波信号を遮断するフィルタを設け、
前記受信回路によって復調した復調信号の品質または前記第1の高周波信号の出力電力に応じて該フィルタのカットオフ周波数を調整するカットオフ周波数調整回路を設ける構成としたことを特徴とする無線装置。 - 前記カットオフ周波数調整回路は、妨害波によって前記復調信号が劣化する場合、カットオフ周波数を前記復調信号の品質が最も良くなるポイントまで第2の高周波信号に近付ける構成としてなる請求項1に記載の無線装置。
- 前記カットオフ周波数調整回路は、前記第1の高周波信号の出力電力が小さいときには前記カットオフ周波数を第2の高周波信号から遠ざけ、前記第1の高周波信号の出力電力が大きいときには前記カットオフ周波数を第2の高周波信号に近付ける構成としてなる請求項1に記載の無線装置。
- 第3の高周波信号を送信する他の送信回路を設け、
該他の送信回路から出力する第3の高周波信号を遮断する他のフィルタを前記フィルタと並列に設ける構成としてなる請求項1,2または3に記載の無線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005316961A JP2007124528A (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | 無線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007124528A true JP2007124528A (ja) | 2007-05-17 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007124528A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10290173A (ja) * | 1997-04-14 | 1998-10-27 | Sony Corp | 無線受信回路 |
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JP2005039765A (ja) * | 2003-06-25 | 2005-02-10 | Renesas Technology Corp | マルチモード型無線端末および無線送受信部 |
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-
2005
- 2005-10-31 JP JP2005316961A patent/JP2007124528A/ja active Pending
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