JP2004260555A - ワイヤレス受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】干渉波の入力電力の大きさにより、入力フィルタの設置位置を低雑音増幅器の入力側にするかまたは出力側にするかを制御できるワイヤレス受信装置を提供することにある。
【解決手段】アンテナより受信したSHF波信号を低雑音増幅してフィルタ手段(フィルタ14)を通過させるか、または前記SHF波信号をフィルタ手段を通過させて低雑音増幅するかを切換制御信号により選択する接続選択手段と、前記接続選択手段の出力を周波数変換して復調する復調手段(復調器18)と、前記復調手段の出力より前記SHF波信号の干渉波周波数の電力レベルを求めて前記切換制御信号を出力する制御手段(制御器19)とを有するワイヤレス受信装置である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロ波帯の電波を用いて伝送される放送番組等の信号を受信するワイヤレス受信装置に関し、特に干渉波の影響が軽減できるものである。
【0002】
【従来の技術】
通信装置には、放送番組等の信号をマイクロ波帯の電波を用いて通信を行う装置がある。この種の装置には固定局で行うものと移動中継が可能な可搬型の装置とがある。特に可搬型の受信装置では、割り当てられた通信帯域を複数の周波数帯域に分割し、通信用チャンネルとして使用しており、近傍の通信帯域で使用される他のシステムからの干渉波による影響を受け易く、混信したり、妨害波による中継伝送が途絶える等の問題点があった。
【0003】
従来、干渉波の影響を軽減する対策としては、受信装置の入力段にフィルタを挿入するのが一般的であった。図3は、このような対策がなされた従来例の帯域外干渉波除去装置30を備える受信装置のブロック図である。同図において、受信アンテナ31で受信された信号は、トランスファースイッチ32に加えられる。干渉波が混入しないときは、スイッチ32の接続状態をa−b間オン、c−d間オンすることにより、アンテナ装置31で受信された信号はRF線路36を通って低雑音増幅器(LNA)37に加えられる。低雑音増幅器37の出力はダウンコンバータ(D/C)38を通じて中間周波に変換され、復調器(DEM)39へ加えられる。干渉波が混入したときは、スイッチ32の接続状態をa−c間オン、b−d間オンに切り換えることにより、アンテナ装置31より受信された信号は、RF線路33、干渉波成分除去フィルタ(FLT)34及びRF線路35を経て再びスイッチ32を通り、RF線路36を通じて低雑音増幅器37に加えられる。これにより、干渉波成分は、フィルタ34により充分減衰を受けるため、所望の通信チャンネルの信号を低雑音増幅器37、ダウンコンバータ38、復調器39により干渉波成分による妨害を除去して安定した受信ができる。(例えば、特許文献1を参照)
【0004】
【特許文献1】
特開平6−132838号公報(明細書の段落番号〔0007〕、図面の図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
マイクロ波帯の受信装置において、近傍の他の通信からの被干渉を軽減するための入力フィルタは、従来例のように低雑音増幅器の入力側に挿入する回路構成と、低雑音増幅器の出力側に挿入する回路構成がある。入力フィルタを低雑音増幅器の入力側に挿入する回路構成では、干渉波の入力電力が大きい場合でも低雑音増幅器で生じる相互変調ひずみを軽減できる反面、フィルタの挿入損失が受信装置全体としての雑音指数を増加させてしまうという問題点があった。一方、入力フィルタを低雑音増幅器の出力側に挿入する回路構成では、受信装置全体としての雑音指数の増加は軽微なものとすることができる反面、干渉波の入力電力が大きい場合には低雑音増幅器での相互変調ひずみ等の影響が無視できないという問題点があった。
【0006】
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであって、干渉波の入力電力の大きさにより、入力フィルタの設置位置を低雑音増幅器の入力側にするかまたは出力側にするかを制御できるワイヤレス受信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決すべくなされたものであって、請求項1の発明は、アンテナより受信したSHF波信号を低雑音増幅してフィルタ手段を通過させるか、または前記SHF波信号を該フィルタ手段に通過させて低雑音増幅するかを切換制御信号により選択する接続選択手段と、
前記接続選択手段の出力を周波数変換して復調する復調手段と、
前記復調手段の出力より前記SHF波信号の干渉波周波数の電力レベルを求めて前記切換制御信号を出力する制御手段と、を有することを特徴とするワイヤレス受信装置である。
【0008】
請求項1の発明では、SHF波信号に混入する干渉波の電力レベルに応じて、アンテナより受信したSHF波信号を低雑音増幅してフィルタ手段を通過させるか、または前記SHF波信号を該フィルタ手段に通過させて低雑音増幅するかを選択する接続選択手段を備え、接続選択手段の出力は、周波数変換して復調手段で復調して出力信号とし、かつ前記復調手段の出力信号は制御手段に入力されて、該出力信号から前記SHF波信号の干渉波周波数の電力レベルを求めて切換制御信号を接続選択手段に出力するようにして、干渉波の影響を解消するようにしたワイヤレス受信装置である。
【0009】
なお、接続選択手段は、第一、第二および第三切換手段を用いてマイクロ波回路で構成され、受信されたSHF波信号の伝送路を切り換える手段である。第一切換手段は、受信されたSHF波信号が入力される第一入力端子が設けられ、第一切換手段の第一出力端子は低雑音増幅器の入力端に接続され、低雑音増幅器の出力端が第二切換手段の第一入力端子に接続されている。第一切換手段の第二出力端子は第二切換手段の第二入力端子に接続され、第二切換手段の第一出力端子は第三切換手段の第二入力端子に接続され、第二切換手段の第二出力端子はフィルタ手段の入力端に接続され、フィルタ手段の出力端は第三切換手段の第一入力端子に接続されている。第三切換手段の第一出力端子は周波数変換手段の入力端に接続され、第三切換手段の第二出力端子は第一切換手段の第二入力端子に接続されている。
【0010】
接続選択手段は切換制御信号による切換制御により、下記のような何れかの伝送路が選択される。先ず、SHF波信号に干渉波が混入していない場合、SHF波信号は第一切換手段からの出力が低雑音増幅手段で増幅されて第二切換手段の第一入力端子から第二出力端子を経てフィルタ手段のバイパス伝送路を通過し、第三切換手段の第一入力端から第一出力端を経て周波数変換されて復調手段により復調される。
【0011】
また、SHF波信号に干渉波が混入し、その干渉波電力の信号レベルが小さい場合、SHF波信号は第一切換手段の第一入力端子から第一出力端子を通して低雑音増幅手段で増幅されて第二切換手段の第一入力端子に入力され、第二切換手段の第二出力端子からフィルタ手段に入力されて、干渉波がフィルタリングされて第三切換手段の第一入力端から第一出力端子を経て周波数変換されて復調手段により復調される。
【0012】
また、SHF波信号の信号レベルが大きい場合、SHF波信号は第一切換手段の第一入力端子から第二出力端子を通過して、第二切換手段の第二入力端子から第二出力端子を経てフィルタ手段の入力端に入力されてフィルタリングされ、その出力を第三切換手段の第一入力端から第二出力端を経て、第一切換手段の第二入力端に入力し、第一切換手段の第一出力端から低雑音増幅手段に送り込んで増幅し、第二切換手段の第一入力端から第一出力端を経て、第三切換手段の第二入力端に入力され、第三切換手段の第一出力端子からの出力を周波数変換して復調手段により復調する。
【0013】
さらに、干渉波が混入し、SHF波信号の信号レベルが大きい場合、SHF波信号は第一切換手段の第一入力端子から第二出力端子を経て、第二切換手段の第二入力端から第二出力端子を経てフィルタ手段に入力され、その出力を第三切換手段の第一入力端子から第一出力端子を経て周波数変換して復調手段により復調するようにしてもよい。
【0014】
また、請求項2の発明は、前記フィルタ手段は前記SHF波信号に混入する干渉波周波数を減衰するフィルタと、前記SHF波信号が該フィルタをバイパスする伝送路とを有することを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス受信装置である。
【0015】
請求項2の発明では、フィルタ手段がSHF波信号に混入する干渉波周波数を減衰するフィルタと、SHF波信号がフィルタをバイパスする伝送路とを有し、フィルタは干渉波をフィルタリングする複数の経路が設けられており、SHF波信号が干渉波の影響を受けていない場合には、フィルタをバイパスする伝送路を通過するように切換制御して、フィルタによる通過損失を解消するように制御することができる。
【0016】
また、請求項3の発明は、前記制御手段は、前記復調手段の出力よりビット誤り率(BER)を算出する算出手段と、
該ビット誤り率を所定の値と比較する比較手段と、
該比較手段の結果に基づく前記干渉波の電力レベルから前記切換制御信号を出力する切換制御信号送出手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス受信装置である。
【0017】
請求項3の発明では、制御手段が、前記復調手段の出力よりビット誤り率(BER)を算出する算出手段を備え、該ビット誤り率を所定の値と比較する比較手段によって、干渉波周波数を算出し、かつ干渉波の電力レベルから切換制御信号を出力する切換制御信号送出手段とを有し、干渉波の電力レベルにより、フィルタ手段を備えるマイクロ波回路の伝送路を選択することができる。また、制御手段では、既存の技術により受信された信号のビット誤り率(BER)によって、干渉波周波数を特定することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るワイヤレス受信装置の実施の形態について、図1,図2および図3を参照して説明する。
【0019】
図1は、本実施形態を示すブロック図であり、アンテナ(図示なし)により受信したSHF波信号が入力端子10aからマイクロ波回路に入力されて復調される回路を示している。第一トランスファースイッチ(以下、トランスファースイッチをスイッチと略記する)11には入力端子11a,11dと出力端子11b,11cが設けられ、第二スイッチ13には入力端子13b,13cと出力端子13a,13dが設けられ、第三スイッチ15には入力端子15a,15dと出力端子15b,15cが設けられている。これらの第一から第三スイッチ11,13,15はSHF波信号を切り換えるスイッチである。
【0020】
入力端子10aは第一スイッチ11の入力端子11aに接続され、その出力端子11bが低雑音増幅器12の入力端に接続され、低雑音増幅器(LNA)12の出力端が第二スイッチ13の入力端子13bに接続されている。第一スイッチ11の出力端子11cは第二スイッチ13の入力端子13cに接続されている。第一スイッチ11の入力端子11dは第三スイッチ15の出力端子15cに接続されている。第二スイッチ13の出力端子13aは第三スイッチ15の入力端子15dに接続されている。第二スイッチ13の出力端子13dはフィルタ(FIL)14の入力端に接続され、フィルタ(FIL)14の出力端は第三スイッチ15の入力端子15aに接続されている。第三スイッチ15の出力端子15bはダウンコンバータ(D/C)17の入力端に接続され、その出力端が復調器(DEM)18の入力端に接続され、その出力端子が出力端子10bに接続されている。復調器(DEM)18の出力端は、制御器(CONT)19の入力端に接続され、制御器(CONT)19の出力(切換制御信号)によって、第一から第三スイッチ11,13,15が制御され、かつフィルタ(FIL)14が切換制御されている。なお、符号16は、制御器(CONT)19による切換制御信号に基づいて、スイッチ11,13,15およびフィルタ14を切換制御することによって、SHF波信号の伝送路を切り換えることができる接続選択部である。
【0021】
低雑音増幅器(LNA)12は、SHF波信号を低雑音で増幅する増幅器である。ダウンコンバータ(D/C)17はSHF波信号を中間周波数(IF)に変換する。復調器(DEM)18は、ダウンコンバータ(D/C)17の出力を元の信号に復調する。制御器(CONT)19は、復調器(DEM)18の出力が入力され、その出力から回線のビット誤り率(BER)を算出して、ビット誤り率により干渉波による影響の有無を検出し、干渉周波数を特定することができるとともに、干渉波周波数の電力レベルを算出することができ、電力レベルに応じた切換制御信号を出力する。制御器(CONT)19の出力(切換制御信号)により、第一スイッチ11、第二スイッチ13、第三スイッチ15およびフィルタ(FIL)14が切換制御される。なお、干渉波周波数の特定は既存の技術を利用することができる。
【0022】
次に、本実施形態の動作について、図1を参照して説明する。アンテナ(図示なし)より受信したSHF波信号は入力端子10aに入力され、第一スイッチ11に入力される。第一スイッチ11、第二スイッチ13および第三スイッチ15はSHF波信号の干渉波の電力レベル(以下、干渉波電力と略記する)に基づき、制御器(CONT)19により切換制御される。例えば、SHF波信号に混入する干渉波周波数の干渉波電力が小さい場合は、受信装置の雑音指数の劣化を極力小さくするため、受信されたSHF波信号を低雑音増幅器12に通して増幅した後、フィルタリングするように切換制御がなされる。すなわち、制御器(CONT)19は、第一スイッチ11が11a−11b間をオンおよび11c−11d間オンとし、第二スイッチ13が13a−13c間オンおよび13b−13d間オンとし、第三スイッチ15が15a−15b間オンおよび15c−15d間オンとなるように切換制御して、第三スイッチ15の出力は、ダウンコンバータ(D/C)17により中間周波数(IF)に変換されて復調器18により復調される。
【0023】
一方、干渉波電力が大きい場合には、低雑音増幅器(LNA)12の相互変調ひずみを極力小さくするため、受信したSHF波信号はフィルタリングした後、増幅するように切換制御がなされる。すなわち、制御器(CONT)19は、第一スイッチ11が11a−11c間オンおよび11b−11d間オンとし、第二スイッチ13が13a−13b間オンおよび13c−13d間オンとし、第三スイッチ15が15a−15c間オンおよび15b−15d間オンとなるように切換制御して、第三スイッチ15の出力はダウンコンバータ(D/C)17により中間周波数(IF)に変換されて復調器18により復調される。低雑音増幅器(LNA)12は、SHF波信号を低雑音で増幅する増幅器であり、入力信号レベルが大きい場合には、相互変調ひずみを発生する特性があるので、このような切換制御がなされる。
【0024】
このような切換制御によって、第三スイッチ15の出力端子15bの出力信号はダウンコンバータ(D/C)17に入力されて中間周波数(IF)に変換され、その出力信号を復調器(DEM)18により復調された信号が出力端子20より出力されるとともに、制御器(CONT)19に入力される。
【0025】
なお、一般には、アンテナより受信したSHF波信号の信号レベルは小さいので相互変調ひずみが発生しないが、レベルの大きい干渉波が入力すると相互変調ひずみが発生する。また、受信したSHF波信号に干渉波が混入していない場合には、SHF波信号は、フィルタ14の干渉波信号を減衰するフィルタをバイパスする伝送路を通して低雑音増幅器(LNA)12に入力される。
【0026】
一方、制御器(CONT)19は、ビット誤り率(BER)算出手段と、ビット誤り率を所定の値と比較する比較手段と、比較手段の結果により第一スイッチ11、第二スイッチ13および第三スイッチ15を切換制御する切換制御信号送出手段と、比較手段の結果によりフィルタ(FIL)14を制御するフィルタ制御信号送出手段とから構成されている。
【0027】
制御器(CONT)19では、先ず、ビット誤り率(BER)算出手段により、ビット誤り率を算出して、比較手段によりこのビット誤り率を所定値との比較を行うことにより、干渉波周波数の電力レベルが所定内であるか否かを判定する。所定値は前もって測定した値かまたは計算により算出した値とする。干渉波周波数の電力レベルがこの所定値を越えた場合は、低雑音増幅器12により相互変調を生じる。この判定結果により第一、第二および第三スイッチ11,13,15に対して切換制御信号を出力する。
【0028】
制御器(CONT)19は、例えば、第一スイッチ11が11a−11b間オンおよび11c−11d間オン、第二スイッチ13が13a−13c間オンおよび13b−13d間オン、および第三スイッチ15が15a−15b間オンおよび15c−15d間オンのときに、干渉波周波数の電力レベルが所定値を越えたならば、切換制御信号によって、第一スイッチ11が、11a−11c間オンおよび11b−11d間オン、第二スイッチ13が13a−13b間オンおよび13c−13d間オンおよび第三スイッチ15が15a−15c間オンおよび15b−15d間オンとなるように切換制御する。
【0029】
また、制御器(CONT)19は、フィルタ(FIL)14に対して、制御器(CONT)19が干渉波周波数を検出して切換制御信号を出力して、干渉波レベルが最小となるフィルタを選択するように制御する。なお、干渉波周波数の検出についても前もって測定した基準値を用いて行う。
【0030】
制御器(CONT)19による算出手段、比較手段および制御信号出力手段は、CPU(中央処理装置)の演算処理により実行することができる。例えば、CPU(中央処理装置)には、ビット誤り率と干渉波周波数および干渉波レベルの関係をテーブルとして記憶しておく記憶装置が設けられている。ビット誤り率と干渉波周波数、およびビット誤り率と干渉波レベルの関係を前もって測定しておく。干渉波周波数よりフィルタ(FIL)14の使用フィルタを切換制御する情報を、干渉波電力により第一、第二および第三スイッチ11,13,15の切換制御する情報を記憶しておく。実際に使用するときは、これらの記憶した情報をもとに制御を行う。
【0031】
続いて、フィルタ(FIL)14について、図2を参照して説明する。フィルタ(FIL)14は、入力端子20に入力した信号を、入力切換器21からバイパス伝送路22か、またはフィルタ23〜26の何れかを通り、出力切換器27を経て出力端子28から出力して、SHF信号に混入する干渉波を選択的にフィルタリングする機能を有する。入力切換器21および出力切換器27は、マイクロ波信号を切り換えることができるスイッチである。フィルタ14は、バイパス伝送路22、フィルタ1(FIL1)23、フィルタ2(FIL2)24、フィルタ3(FIL3)25およびフィルタ4(FIL4)26より構成されている。制御器(CONT)19は、干渉波周波数により使用フィルタを選択するべく、切換制御信号を出力し、制御器(CONT)19より入力切換器21と出力切換器27が同時に切換制御されて、バイパス伝送路22か、或いは何れかのフィルタ23〜26が選択される。
【0032】
なお、図2では、バイパス伝送路22を含めて5種類のフィルタを設けたが、この実施形態に限定することなく、フィルタの種類(BPF,BEF,LPF,HPF)の何れかの組み合わせでもよいし、干渉波周波数により通過帯域や除去帯域を切り換えるようにしてもよいし、さらには、フィルタ自体の特性を変更したり、使用するフィルタの数を増減してもよく、受信機が使用される環境に応じて最も適したフィルタ構成とすればよい。
【0033】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、干渉波の入力電力レベルの大きさにより低雑音増幅器とフィルタの接続を最適にすることができるので、受信装置における被干渉を最小にできると同時に、干渉波電力の変動が大きい場所であっても、制御手段により接続選択手段を自動的に切り換えることが可能であり、受信感度の良好なワイヤレス受信装置を提供できる利点がある。
【0034】
また、請求項2の発明によれば、フィルタ手段が干渉波を減衰するフィルタリングが行われるとともに、バイパス伝送路を備えており、干渉波の影響を受けていない場合には、バイパス伝送路を通して受信することができるので、フィルタにより挿入損失を解消でき、受信感度の良好なワイヤレス受信装置を提供できる利点がある。
【0035】
また、請求項3の発明によれば、既存の技術を適用してビット誤り率(BER)が算出することが可能であり、BER値により低雑音増幅器とフィルタとの接続を最適なものとすることができるので、デジタル放送や通信に好適なワイヤレス受信装置を提供できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤレス受信装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】本実施形態のフィルタの具体例である。
【図3】従来の帯域外干渉除去装置の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10a 入力端子
10b 出力端子
11 第一トランスファースイッチ
12 低雑音増幅器(LAN)
13 第二トランスファースイッチ
14 フィルタ(FIL)
15 第三トランスファースイッチ
16 接続選択部
17 ダウンコンバータ(D/C)
18 復調器(DEM)
19 制御器(CONT)
20 入力端子
21 入力切換器
22 バイパス伝送路
23〜26 フィルタ(FIL1〜4)
27 出力切換器
28 出力端子

Claims (3)

  1. アンテナより受信したSHF波信号を低雑音増幅してフィルタ手段を通過させるか、または前記SHF波信号を該フィルタ手段に通過させて低雑音増幅するかを切換制御信号により選択する接続選択手段と、
    前記接続選択手段の出力を周波数変換して復調する復調手段と、
    前記復調手段の出力より前記SHF波信号の干渉波周波数の電力レベルを求めて前記切換制御信号を出力する制御手段と、
    を有することを特徴とするワイヤレス受信装置。
  2. 前記フィルタ手段は前記SHF波信号に混入する干渉波周波数を減衰するフィルタと、前記SHF波信号が該フィルタをバイパスする伝送路とを有することを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス受信装置。
  3. 前記制御手段は、前記復調手段の出力よりビット誤り率(BER)を算出する算出手段と、
    該ビット誤り率を所定の値と比較する比較手段と、
    該比較手段の結果に基づく前記干渉波の電力レベルから前記切換制御信号を出力する切換制御信号送出手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス受信装置。
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