JP4696868B2 - 受信装置および受信方法 - Google Patents

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Description

本発明は受信装置および受信方法に関し、特に、地上デジタル放送を受信する放送受信機に好適なものである。
地上デジタル放送では、多様なサービスを提供できるようにするために、5.6MHzの1チャネル分の帯域を13個のセグメント(約429kHz幅)に分割し、12個のセグメントを用いてハイビジョン放送を行ったり、1〜3個のセグメントを用いて携帯受信向け放送を行ったりできるように規定されている。
また、特許文献1には、受信セグメント数に応じてIF周波数を変化させ、セグメント数が少ない場合には、IF周波数を下げて復調部のサンプリング周波数を低くし、低消費電力化を実現するする方法が開示されている。例えば、受信セグメント数が1セグメントの場合には、IFの中心周波数を0.5MHz、3セグメントの場合には1MHz、13セグメントの場合には4MHzとすることにより、復調部のサンプリング周波数を低くすることができ、低消費電力化を図ることができる。
特開2003−8461号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、IF周波数を低くするに従って、受信周波数と局発周波数が近づくことから、局部発振信号が、高周波増幅器を逆流してアンテナから漏洩し、他の機器に妨害を与えるという問題があった。この場合、受信周波数と局発周波数が近づくほど、局発周波数成分を取り除くフィルタの実現が困難となり、EMI(電磁放射ノイズ)が増大する。さらに、受信周波数と局発周波数が近づくと、局部発振信号があたかも受信信号の一つのように働くため、本来の受信に妨害となるという問題もあった。
そこで、本発明の目的は、電磁放射ノイズを抑制しつつ、低消費電力化を図るとともに、受信周波数信号への局部発振信号の回り込みを低減することが可能な受信装置および受信方法を提供することである。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様に係る受信装置によれば、受信信号のセグメント数に基づいて局部発振周波数を設定した局部発振信号を生成する局部発振器と、前記局部発振信号及び前記受信信号を混合することにより、前記受信信号を中間周波信号に変換する混合器と、前記中間周波信号のフィルタリングを行う中間周波フィルタと、前記中間周波フィルタにてフィルタリングされた中間周波信号の復調処理を行う復調部と、前記受信信号のセグメント数に基づいて、前記局部発振器にて生成された局部発振信号の局発レベルを制御する局発レベル制御部とを有することを特徴とする。
これにより、C/N比(Carrier to Noise Ratio)の余裕度に基づいて局発レベルを変えながら局部発振周波数を変化させることが可能となる。このため、受信性能の劣化を抑制しつつ、低消費電力化を図ることが可能となるとともに、受信信号と局部発振信号との周波数が近づいたために、局部発振信号の漏洩をトラップにて除去することが困難になった場合においても、電磁放射ノイズを抑制しつつ、受信周波数信号への局部発振信号の回り込みを低減することが可能となり、他の機器への妨害および本来の受信への妨害を抑制することができる。
また、本発明の一態様に係る受信装置によれば、受信信号のセグメント数に基づいて局部発振周波数を設定した局部発振信号を生成する局部発振器と、前記局部発振信号及び前記受信信号を混合することにより、前記受信信号を中間周波信号に変換する混合器と、前記中間周波信号のフィルタリングを行う中間周波フィルタと、前記中間周波フィルタにてフィルタリングされた中間周波信号の復調処理を行う復調部と、前記受信信号のセグメント数に基づいて、前記混合器に入力される受信信号のレベルを制御する入力レベル制御部とを有することを特徴とする。
これにより、C/N比の余裕度に基づいて受信信号の入力レベルを変えながら局部発振周波数を変化させることが可能となる。このため、受信性能の劣化を抑制しつつ、低消費電力化を図ることが可能となるとともに、受信信号と局部発振信号との周波数が近づいたために、局部発振信号の漏洩をトラップにて除去することが困難になった場合においても、電磁放射ノイズを低減することができ、他の機器への妨害を抑制することが可能となるとともに、混変調などの強入力特性を改善することができる。
また、本発明の一態様に係る受信装置によれば、前記受信信号を受信するアンテナと前記混合器との間に設けられ、前記セグメント数が所定値以上の受信信号に混合される局部発振信号を減衰させるトラップをさらに有することを特徴とする。
これにより、受信信号と局部発振信号との周波数がある程度以上離れている場合においては、局部発振信号の漏洩をトラップにて除去することが可能となる。このため、C/N比に余裕がない場合においても、受信性能の劣化を抑制しつつ、低消費電力化を図ることが可能となるとともに、電磁放射ノイズを抑制しつつ、無線周波数信号への局部発振信号の回り込みを低減することが可能となる。
また、本発明の一態様に係る受信装置によれば、前記復調部は、前記中間周波信号に基づいて前記受信信号のセグメント数を検出することを特徴とする。
これにより、受信信号のセグメント数を受信信号から抽出することが可能となり、受信信号のセグメント数に関する情報を別途送信することなく、受信信号のセグメント数に基づいて局部発振信号の局発レベルを制御しつつ、局部発振周波数を変化させることができる。
また、本発明の一態様に係る受信装置によれば、前記局部発振器は、前記受信信号のセグメント数が1の場合、前記中間周波信号の中心周波数が0.5MHz、前記受信信号のセグメント数が3の場合、前記中間周波信号の中心周波数が1MHz、前記受信信号のセグメント数が13の場合、前記中間周波信号の中心周波数が4MHzになるように、前記局部発振信号の局部発振周波数を変化させることを特徴とする。
これにより、低消費電力化を図りつつ、地上デジタル放送におけるハイビジョン放送や携帯受信機向けサービスなどに対応することが可能となるとともに、他の機器への妨害および本来の受信への妨害を抑制することができる。
また、本発明の一態様に係る受信装置によれば、前記受信信号は、地上デジタル放送の信号であることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る受信方法によれば、受信信号のセグメント数に基づいて、局部発振周波数と局発レベルとを設定し、前記局部発振周波数と前記局発レベルとに基づいて局部発振信号を生成し、前記局部発振信号と前記受信信号とを混合することにより、前記受信信号を中間周波信号に変換し、前記中間周波信号のフィルタリングを行い、前記フィルタリングされた中間周波信号を復調することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る受信方法によれば、受信信号のセグメント数に基づいて局部発振周波数を設定し、前記設定された局部発振周波数に基づいて局部発振信号を生成し、前記受信信号のセグメント数に基づいて、前記受信信号の信号レベルを制御し、前記局部発振信号と、前記信号レベルを制御された受信信号とを混合することにより、前記受信信号を中間周波信号に変換し、前記中間周波信号のフィルタリングを行い、前記フィルタリングされた中間周波信号を復調することを特徴とする。
以下、本発明の実施形態に係る受信装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る受信装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、受信装置には、空間に放射された電波を受信するアンテナ11、アンテナ11にて受信されたセグメント数が13個の受信信号に混合される局部発振信号を減衰させる13セグ受信時用局発トラップ12、13セグ受信時用局発トラップ12を通過した受信信号を増幅する高周波増幅器13、受信信号のセグメント数に基づいて局部発振周波数を変化させた局部発振信号を生成する局部発振器17、局部発振器17にて生成された局部発振信号を受信信号に混合することにより、受信信号を中間周波信号に変換する混合器14、混合器14から出力された中間周波信号のフィルタリングを行うことにより、中間周波信号の所望の帯域を抽出する中間周波フィルタ15、中間周波フィルタ15にてフィルタリングされた中間周波信号の復調処理を行う復調部16、および受信信号のセグメント数に基づいて局部発振信号の局発レベルを制御する局発レベル制御用可変減衰器18が設けられている。
そして、アンテナ11にて受信された受信信号は、13セグ受信時用局発トラップ12を介して高周波増幅器12に送られる。そして、受信信号が高周波増幅器12にて増幅された後、混合器14に送られるとともに、混合器14には、局部発振器17にて生成された局部発振信号が局発レベル制御用可変減衰器18を介して出力される。そして、受信信号が混合器14に送られると、混合器14にて局部発振信号と混合され、受信信号が中間周波信号に変換される。そして、混合器14にて生成された中間周波信号は、中間周波フィルタ15に送られる。そして、中間周波フィルタ15にて中間周波信号のフィルタリングが行われ、中間周波フィルタ15にて抽出された中間周波信号の所望の帯域の信号が復調部16に送られ、復調部16にて復調処理が行われる。
そして、復調部16は中間周波信号から受信信号のセグメント数を検出し、局部発振器17、局発レベル制御用可変減衰器18および中間周波フィルタ15に受信セグメント数検出信号S11を送る。そして、局部発振器17では、受信セグメント数検出信号S11に基づいて局部発振信号の局部発振周波数を変化させる。また、局発レベル制御用可変減衰器18では、受信セグメント数検出信号S11に基づいて局部発振信号の減衰量を変化させる。また、中間周波フィルタ15では、受信セグメント数検出信号S11に基づいて通過帯域の中心周波数を変化させる。
これにより、C/N比の余裕度に基づいて局発レベルを変えながら局部発振周波数を変化させることが可能となる。このため、受信性能の劣化を抑制しつつ、低消費電力化を図ることが可能となるとともに、受信信号と局部発振信号との周波数が近づいたために、局部発振信号の漏洩をトラップにて除去することが困難になった場合においても、電磁放射ノイズを抑制しつつ、受信周波数信号への局部発振信号の回り込みを低減することが可能となり、他の機器への妨害および本来の受信への妨害を抑制することができる。
例えば、地上デジタル放送では、5.6MHzの1チャネル分の帯域が13個のセグメントに分割されている。そして、中央の1セグメント分の帯域を除く12個のセグメント分の帯域を用いてハイビジョン放送を行ったり、中央の1セグメント分の帯域を用いて携帯受信機向けサービスを行ったりできるように規定されている。
そして、受信信号のセグメント数が13の場合、局部発振器17は、中間周波信号の中心周波数が4MHzになるように、局部発振信号の局部発振周波数を変化させることができる。また、局発レベル制御用可変減衰器18は、局部発振信号の局発レベルが最大になるように局部発振信号の減衰量を0に設定することができる。さらに、中間周波フィルタ15は、中心周波数が4MHzになるように通過帯域の中心周波数を変化させることができる。
ここで、局部発振信号の減衰量を0に設定することにより、混合器14を最大利得で動作させることができ、受信性能を最大として、64QAMのハイビジョン放送の受信が可能となる。また、この時の局部発振信号が高周波増幅器13を逆流した場合においても、局部発振信号の漏洩は13セグ受信時用局発トラップ12にて低減することができ、アンテナ11から局部発振信号が漏洩することを抑制して、電磁放射ノイズを低減することができる。なお、受信信号の周波数と局部発振信号の周波数は4MHzだけ離れているから、13セグ受信時用局発トラップ12の設計は可能である。
また、受信信号のセグメント数が3の場合、局部発振器17は、中間周波信号の中心周波数が1MHzになるように、局部発振信号の局部発振周波数を変化させることができる。また、局発レベル制御用可変減衰器18は、局部発振信号の局発レベルが低下するように局部発振信号の減衰量を増大させることができる。さらに、中間周波フィルタ15は、中心周波数が1MHzになるように通過帯域の中心周波数を変化させることができる。
また、受信信号のセグメント数が1の場合、局部発振器17は、中間周波信号の中心周波数が0.5MHzになるように、局部発振信号の局部発振周波数を変化させることができる。また、局発レベル制御用可変減衰器18は、局部発振信号の局発レベルが低下するように局部発振信号の減衰量を最大に設定することができる。さらに、中間周波フィルタ15は、中心周波数が0.5MHzになるように通過帯域の中心周波数を変化させることができる。
ここで、局部発振信号の局発レベルを低下させると、混合器14の利得が減少して受信性能が悪化するが、例えば、その悪化分をC/N比の余裕分の11.6dBに設定しておけば、QPSK放送の受信が可能となる。この場合、受信信号の周波数と局部発振信号の周波数の差は0.5MHzと極めて近いため、局部発振信号の漏洩は、トラップで除去するのは困難であるが、局発レベルそのものを低減しているため、電磁放射ノイズを抑制することができる。また、受信信号の周波数と局部発振信号の周波数が近づくと、局部発振信号があたかも受信信号の一つのように働くため、本来の受信に妨害となるが、これも局発レベルそのものを低減しているため、本来の受信に与える妨害を抑制することができる。
なお、図1の実施形態では、13セグ受信時用局発トラップ12を高周波増幅器13の前段に配置する方法について説明したが、13セグ受信時用局発トラップ12を高周波増幅器13と混合器14との間に配置するようにしてもよい。また、図1の実施形態では、受信信号のセグメント数に基づいて局部発振信号の局発レベルを制御するために、局部発振器17の後段に局発レベル制御用可変減衰器18を配置する方法について説明したが、局部発振器17の局発レベルを直接制御するようにしてよい。さらに、図1の実施形態では、受信信号のセグメント数に基づいて局部発振信号の局部発振周波数を変化させるために、局部発振器17の局部発振周波数を制御する方法について説明したが、局部発振器17の周波数を変化させるPLL回路またはDLL回路を設け、受信信号のセグメント数に基づいてPLL回路またはDLL回路の動作周波数を制御するようにしてもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係る受信周波数および局部発振周波数とトラップの特性の関係を示す図である。
図2において、13セグメント受信時(図2(a))には、受信信号の周波数RF1と局部発振信号の周波数LO1が4MHzだけ離れているため、受信信号を減衰させることなく、局部発振信号を減衰させるように13セグ受信時用局発トラップ12の特性T1を設定することができる。
一方、1セグメント受信時(図2(b))には、受信信号の周波数RF2と局部発振信号の周波数LO2が0.5MHzしか離れていためため、受信信号を減衰させることなく、局部発振信号を減衰させるように1セグ受信時用局発トラップ12の特性T2を設定することは困難である。このため、この場合には、局部発振信号の局発レベルそのものを低下させることにより、電磁放射ノイズを抑制することができる。
図3は、本発明の一実施形態に係る局発レベルの制御方法を示す図である。
図3において、13セグメント受信時には、局部発振信号の減衰量を0に設定することにより、混合器14を最大利得で動作させることができ、受信性能を最大として、64QAMのハイビジョン放送の受信が可能となる。
一方、1セグメントQPSK受信時には、C/N比に11.6dBの余裕分Δがあるから、その余裕分に対応して局部発振信号の局発レベルを低下させることにより、局部発振信号の漏洩をトラップで除去することが困難である場合においても、電磁放射ノイズを抑制することができる。
すなわち、地上波デジタル放送では階層伝送方式が用いられ、固定受信、移動体、携帯のそれぞれの受信形態ごとに別の階層で放送サービスが行われる。そして、これらの階層ごとに使用可能な伝送パラメータが複数規定されている。この伝送パラメータには変調方式および符号化率が含まれており、地上波デジタル放送における変調方式には、例えば、QPSK、16QAM、64QAMの3種類が規定されている。また、符号化率には、1/2、2/3、3/4、5/6、7/8の5種類が規定されている。そして、これらの伝送容量とエラーフリーで復号可能な所要C/N値(搬送波電力と雑音電力との比)が異なっている。
例えば、QPSKと符号化率(1/2)との組み合わせでは所要C/N値が4.9(dB)、QPSKと符号化率(2/3)との組み合わせでは所要C/N値が6.6(dB)、QPSKと符号化率(3/4)との組み合わせでは所要C/N値が7.5(dB)、QPSKと符号化率(5/6)との組み合わせでは所要C/N値が8.5(dB)、QPSKと符号化率(7/8)との組み合わせでは所要C/N値が9.1(dB)である。
また、16QAMと符号化率(1/2)との組み合わせでは所要C/N値が11.5(dB)、16QAMと符号化率(2/3)との組み合わせでは所要C/N値が13.5(dB)、16QAMと符号化率(3/4)との組み合わせでは所要C/N値が14.6(dB)、16QAMと符号化率(5/6)との組み合わせでは所要C/N値が15.6(dB)、16QAMと符号化率(7/8)との組み合わせでは所要C/N値が16.2(dB)である。
また、64QAMと符号化率(1/2)との組み合わせでは所要C/N値が16.5(dB)、64QAMと符号化率(2/3)との組み合わせでは所要C/N値が18.7(dB)、64QAMと符号化率(3/4)との組み合わせでは所要C/N値が20.1(dB)、64QAMと符号化率(5/6)との組み合わせでは所要C/N値が21.3(dB)、64QAMと符号化率(7/8)との組み合わせでは所要C/N値が22.0(dB)である。
このため、例えば、符号化率(1/2)のままで変調方式が64QAMからQPSKに変更された場合には所要C/N値が11.6dB分の余裕が生じるから、図1の局発レベル制御用可変減衰器18は、それ相当分の局部発振信号の局発レベルを削減することができる。
図4は、本発明の第2実施形態に係る受信装置の概略構成を示すブロック図である。
図4において、受信装置には、空間に放射された電波を受信するアンテナ21、アンテナ21にて受信されたセグメント数が13個の受信信号に混合される局部発振信号を減衰させる13セグ受信時用局発トラップ22、13セグ受信時用局発トラップ22を通過した受信信号を増幅する高周波増幅器23、受信信号のセグメント数に基づいて局部発振周波数を変化させた局部発振信号を生成する局部発振器27、局部発振器27にて生成された局部発振信号を受信信号に混合することにより、受信信号を中間周波信号に変換する混合器24、混合器24から出力された中間周波信号のフィルタリングを行うことにより、中間周波信号の所望の帯域を抽出する中間周波フィルタ25、中間周波フィルタ25にてフィルタリングされた中間周波信号の復調処理を行う復調部26、および受信信号のセグメント数に基づいて、混合器24に入力される受信信号のレベルを制御する入力レベル制御用可変減衰器28が設けられている。
そして、アンテナ21にて受信された受信信号は、13セグ受信時用局発トラップ22を介して入力レベル制御用可変減衰器28に送られる。そして、入力レベル制御用可変減衰器28にて受信信号が所定の減衰量だけ減衰された後、高周波増幅器23に送られる。そして、受信信号が高周波増幅器23にて増幅された後、混合器24に送られるとともに、混合器24には、局部発振器27にて生成された局部発振信号が出力される。そして、受信信号が混合器24に送られると、混合器24にて局部発振信号と混合され、受信信号が中間周波信号に変換される。そして、混合器24にて生成された中間周波信号は、中間周波フィルタ25に送られる。そして、中間周波フィルタ25にて中間周波信号のフィルタリングが行われ、中間周波フィルタ25にて抽出された中間周波信号の所望の帯域の信号が復調部26に送られ、復調部26にて復調処理が行われる。
そして、復調部26は中間周波信号から受信信号のセグメント数を検出し、局部発振器27、入力レベル制御用可変減衰器28および中間周波フィルタ25に受信セグメント数検出信号S21を送る。そして、局部発振器27では、受信セグメント数検出信号S21に基づいて局部発振信号の局部発振周波数を変化させる。また、入力レベル制御用可変減衰器28では、受信セグメント数検出信号S21に基づいて受信信号の減衰量を変化させる。また、中間周波フィルタ25では、受信セグメント数検出信号S21に基づいて通過帯域の中心周波数を変化させる。
これにより、C/N比の余裕度に基づいて受信信号の入力レベルを変えながら局部発振周波数を変化させることが可能となる。このため、受信性能の劣化を抑制しつつ、低消費電力化を図ることが可能となるとともに、受信信号と局部発振信号との周波数が近づいたために、局部発振信号の漏洩をトラップにて除去することが困難になった場合においても、電磁放射ノイズを低減することができ、他の機器への妨害を抑制することが可能となるとともに、混変調などの強入力特性を改善することができる。
例えば、受信信号のセグメント数が13の場合、局部発振器27は、中間周波信号の中心周波数が4MHzになるように、局部発振信号の局部発振周波数を変化させることができる。また、入力レベル制御用可変減衰器28は、受信信号の入力レベルが最大になるように受信信号の減衰量を0に設定することができる。さらに、中間周波フィルタ25は、中心周波数が4MHzになるように通過帯域の中心周波数を変化させることができる。
ここで、受信信号の減衰量を0に設定することにより、受信性能を最大とすることができ、64QAMのハイビジョン放送の受信が可能となる。また、この時の局部発振信号が高周波増幅器23を逆流した場合においても、局部発振信号の漏洩は13セグ受信時用局発トラップ22にて低減することができ、アンテナ21から局部発振信号が漏洩することを抑制して、電磁放射ノイズを低減することができる。なお、受信信号の周波数と局部発振信号の周波数は4MHzだけ離れているから、13セグ受信時用局発トラップ22の設計は可能である。
また、受信信号のセグメント数が3の場合、局部発振器27は、中間周波信号の中心周波数が1MHzになるように、局部発振信号の局部発振周波数を変化させることができる。また、入力レベル制御用可変減衰器28は、受信信号の入力レベルが低下するように受信信号の減衰量を増大させることができる。さらに、中間周波フィルタ25は、中心周波数が1MHzになるように通過帯域の中心周波数を変化させることができる。
また、受信信号のセグメント数が1の場合、局部発振器27は、中間周波信号の中心周波数が0.5MHzになるように、局部発振信号の局部発振周波数を変化させることができる。また、入力レベル制御用可変減衰器28は、受信信号の入力レベルが低下するように受信信号の減衰量を最大に設定することができる。さらに、中間周波フィルタ25は、中心周波数が0.5MHzになるように通過帯域の中心周波数を変化させることができる。
ここで、受信信号の入力レベルを低下させると、受信性能が悪化するが、例えば、その悪化分をC/N比の余裕分の11.6dBに設定しておけば、QPSK放送の受信が可能となる。この場合、受信信号の周波数と局部発振信号の周波数の差は0.5MHzと極めて近いため、局部発振信号の漏洩は、トラップで除去するのは困難であるが、入力レベル制御用可変減衰器28の減衰量を増大させているため、電磁放射ノイズを抑制することができる。また、入力レベル制御用可変減衰器28にて受信信号の入力レベルを制限しているため、混変調などの強入力特性を改善することができる。
なお、図4の実施形態では、13セグ受信時用局発トラップ22を高周波増幅器23の前段に配置する方法について説明したが、13セグ受信時用局発トラップ22を高周波増幅器23と混合器24との間に配置するようにしてもよい。また、図4の実施形態では、受信信号のセグメント数に基づいて受信信号の入力レベルを制御するために、高周波増幅器23の前段に入力レベル制御用可変減衰器28を配置する方法について説明したが、高周波増幅器23の利得を直接制御するようにしてよい。さらに、図4の実施形態では、受信信号のセグメント数に基づいて局部発振信号の局部発振周波数を変化させるために、局部発振器27の局部発振周波数を制御する方法について説明したが、局部発振器27の周波数を変化させるPLL回路またはDLL回路を設け、受信信号のセグメント数に基づいてPLL回路またはDLL回路の動作周波数を制御するようにしてもよい。また、図1と図4の構成を組み合わせるようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る受信装置の概略構成を示すブロック図。 受信周波数および局部発振周波数とトラップの特性の関係を示す図。 本発明の一実施形態に係る局発レベルの制御方法を示す図。 本発明の第2実施形態に係る受信装置の概略構成を示すブロック図。
符号の説明
11、21 アンテナ、12、22 13セグ受信時用局発トラップ、13、23 高周波増幅器、14、24 混合器、15、25 中間周波フィルタ、16、26 復調部、17、27 局部発振器、18 局発レベル制御用可変減衰器、28 入力レベル制御用可変減衰器

Claims (5)

  1. 受信信号のセグメント数が大きくなるほど、中間周波信号の中心周波数がより大きくなるように局部発振周波数を設定した局部発振信号を生成する局部発振器と、
    前記局部発振信号及び前記受信信号を混合することにより、前記受信信号を前記中間周波信号に変換する混合器と、
    前記中間周波信号のフィルタリングを行う中間周波フィルタと、
    前記中間周波フィルタにてフィルタリングされた中間周波信号の復調処理を行う復調部と、
    前記受信信号のセグメント数が大きくなるほど、前記局部発振器にて生成された局部発振信号の局発レベルがより大きくなるように制御する局発レベル制御部と
    を有することを特徴とする受信装置。
  2. 前記復調部は、前記中間周波信号に基づいて前記受信信号のセグメント数を検出することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記局部発振器は、前記受信信号のセグメント数が1の場合、前記中間周波信号の中心周波数が0.5MHz、前記受信信号のセグメント数が3の場合、前記中間周波信号の中心周波数が1MHz、前記受信信号のセグメント数が13の場合、前記中間周波信号の中心周波数が4MHzになるように、前記局部発振信号の局部発振周波数を変化させることを特徴とする請求項1または2に記載の受信装置。
  4. 前記受信信号は、地上デジタル放送の信号であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の受信装置。
  5. 受信信号のセグメント数が大きくなるほど、中間周波信号の中心周波数がより大きくなるように局部発振周波数を設定するとともに、局発レベルがより大きくなるように設定し、
    前記局部発振周波数と前記局発レベルとに基づいて局部発振信号を生成し、
    前記局部発振信号と前記受信信号とを混合することにより、前記受信信号を前記中間周波信号に変換し、
    前記中間周波信号のフィルタリングを行い、
    前記フィルタリングされた中間周波信号を復調する
    ことを特徴とする受信方法。
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