JP4894503B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機や無線LANなどの移動体間で通信を行なう無線通信装置に係り、特に、送受信信号の周波数変換にダイレクト・コンバージョン方式を適用した無線通信装置に関する。
さらに詳しくは、本発明は、ダイレクト・コンバージョン方式を適用するとともに、送受信動作を同時に行なうDuplexシステムに利用する無線通信装置に係り、特に、自局の送信系からの送信信号の漏洩成分による2次歪成分を抑制して受信系における段間フィルタを削除する無線通信装置に関する。
携帯電話機や無線LAN(Local Area Network)など、移動体通信技術が広範に普及している。移動体通信端末のRF(Radio Frequency)フロントエンドでは、送信時にはアナログ・ベースバンド信号をRF帯域にアップコンバートし、受信時にはRF受信信号をアナログ・ベースバンド信号にダウン・コンバートする。最近の無線通信機では、送受信信号をアップコンバート又はダウン・コンバートする周波数変換器として、ローカル周波数fLOにキャリア周波数fcを用いて直接周波数変換を行なうというダイレクト・コンバージョン方式が採用されている。
ダイレクト・コンバージョン方式によれば、外付けのIF(Intermediate Frequency:中間周波数)フィルタ(RF段間フィルタとも言う)を用いないため、小型化並びに集積化に適するとともに、原理的にスプリアス周波数を発生させないことから、送・受信機の設計性に優れる。
例えば、第3世代モバイル通信の国際標準IMT−2000(International Mobile Telecommunication 2000)で規定されている無線インタフェース規格の1つであるW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)では、ダイレクト・コンバージョン方式が広く用いられている。
ここで、W−CDMAは、周波数分割により送受信を同時に行なうDuplexシステムであるが、ダイレクト・コンバージョン方式を適用した場合には、通話時などにおいて、自局の送信信号の漏洩成分による2次歪成分が受信ベースバンド信号に被り、感度劣化を引き起こすという問題が懸念されている。
また、W−CDMAでは、基地局の遠くの移動局から届く低電力の送信信号が、近くの移動局から届く高電力の送信信号に埋没するという遠近問題を回避するために、移動局及び基地局からの送信電力を調整する「パワー・コントロール」技術が適用され、受信側が最小受信感度付近の条件で送信側は最大出力の送信を行なうようになっている。この場合、受信系における上記の感度劣化を防ぐには、最大送信パワー時付近での送信信号の漏洩成分を減衰させる必要がある。
図8には、Duplexシステムに適用されるダイレクト・コンバージョン方式の無線通信装置の構成例を示している。図示のように、送信信号の漏洩成分を減衰させるために、受信系において、低雑音増幅回路(Low Noise Amplifier:LNA)と直交復調器の段間には帯域を制限するBPF(段間フィルタ)が用いられるのが一般的である。この種の段間フィルタは、通常、RFフロントエンドを構成する回路モジュールに対して外付けで装備される。
また、デジタル無線通信においては、同じ周波数帯を利用する通信システムが共存する環境下で周波数資源を柔軟に運用して高速伝送を実現するために、スペクトラム拡散(Spread Spectrum:SS)方式が積極的に導入されている。すなわち、送信側からはデジタル形式の伝送信号を拡散符号によって元の信号より広い帯域に拡散させた上で送信し、受信側では同じ拡散符号で逆拡散して元のデジタル信号を復元する。
ここで、マルチバンド化の動向に伴い、上述した低雑音増幅回路と直交復調器の段間フィルタが使用するバンド毎に必要となる。段間フィルタはRFフロントエンド回路モジュールに外付けされることから、プリント回路基板上の占有面積の増大が懸念されている。
そこで、ダイレクト・コンバージョン方式の受信部から段間フィルタを削除するための提案がなされている(例えば、非特許文献1を参照のこと)。段間フィルタが不要となれば、通信回路の小型化、集積化が進む。ところが、受信系で段間フィルタを削除するためには、送信系からの送信信号の漏洩成分を抑制してIIP2(Input 2nd order Intercept Point:第2次インタセプタ・ポイント)の改善、受信ローカル信号の送信帯に相当する周波数帯の位相雑音成分の改善が必要となる。このような改善を実現するには、基本的には、受信系における消費電流の増加を伴うことから、低消費電力化という新たな課題が浮揚する。(送信系からの送信信号の漏洩成分に対する2次歪耐性を改善するためには、主として直交復調器でのIIP2特性の改善が必要となる。基本的には、差動回路構成を用いることで2次歪成分は理想的にはキャンセルされるが、実際は、回路に用いるトランジスタ、抵抗といった素子の相対ばらつきに因って、キャンセルしきれない成分が2次歪成分となって希望波成分に干渉を与える。よって、IIP2改善の手法としては、線形性自体の改善及び差動回路の対称性の改善が挙げられる。一般的に、前者は、トランジスタに供給するバイアス電流を増やすことで改善し、後者は、サイズの大きなトランジスタ、抵抗などを用いることで改善する。また、受信ローカル信号の送信帯に相当する周波数帯の位相雑音成分を十分低減するには、ローカル信号のバッファや分周回路への基準電流を増す必要がある。ここで、雑音成分を低減するためには、低抵抗な負荷を用いて、且つ、信号振幅を大きくする必要があり、消費電力の増大を招来する。)
一方、受信機側で間欠受信を行なっている待ち受け時には、送信系は起きていないので、必ずしも最大送信時と等価なIIP2特性、受信ローカル信号の位相雑音特性が必要になる訳ではない。つまり、待ち受け時には、IIP特性の改善と受信ローカル信号の位相雑音成分の改善を目的として、消費電流を増加させる必要はない、と本発明者らは思料する。特に、この待ち受け時間は携帯電話機の性能を判断する重要な指標であり、移動通信端末を開発製造する各社において待ち受け時の消費電流を如何にして削減するかに鎬を削っている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照のこと)。
また、送信を行なう通話時においても、最大出力パワーを送信する頻度は少なく、平均送信パワーは、最大出力の5〜10dB低いレベルであると言われている。つまり、送信時の多くの場合では、最大送信時と等価なIIP2特性、受信ローカル信号の位相雑音特性が要求される訳ではなく、電流削減の余地がある、と本発明者らは思料する。
特開平8−18500号公報 特開2006−109183号公報 M.Tamura et al."A Fully Integrated Inter−Stage−Bandpass−Filter−Less Direct−Conversion Receiver for W−CDMA"(RF IC Symp.2005 Dig.est)
本発明の目的は、ダイレクト・コンバージョン方式を適用するとともに、送受信動作を同時に行なうDuplexシステムに利用することができる、優れた無線通信装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、自局の送信系からの送信信号の漏洩成分による2次歪成分を抑制して受信系における段間フィルタを削除することができる、優れた無線通信装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、受信系における段間フィルタを削除するとともに、受信系の電流削減制御を好適に行なうことができる、優れた無線通信装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、受信系における段間フィルタを削除するためにIIP2特性並びに受信ローカル信号の位相雑音特性を改善するとともに、送信を行なわない待ち受け時における消費電力の増加を抑制することができる、優れた無線通信装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、送信を行なう通話時において、IIP2特性並びに受信ローカル信号の位相雑音特性の改善を目的とした消費電流を削減することができる、優れた無線通信装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、送受信動作を同時に行なうことが可能な無線通信装置であって、
アンテナ共用器を介してアンテナを共用する受信系及び送信系からなるRFフロントエンド処理部と、
前記受信系から受け取ったデジタル・ベースバンド受信信号の処理並びに前記送信系に供給するデジタル・ベースバンド送信信号の処理を行なうデジタル・ベースバンド信号処理部と、
前記RFフロントエンド処理部内の受信系を構成する少なくとも一部の回路に対して基準電流を供給するバイアス電流回路を備え、
前記デジタル・ベースバンド信号処理部が前記RFフロントエンド処理部内の送信系に対して出力する送信動作制御信号に応じて、前記バイアス電流回路が前記RFフロントエンド処理部内の受信系を構成する少なくとも一部の回路に供給する基準電流を切り替えることを特徴とする無線通信装置である。
W−CDMAに代表される送受信を同時に行なうDuplexシステムに、ダイレクト・コンバージョン方式を用いる際、自局の送信波がアンテナ共用器を経由して受信系に回り込む送信漏洩波のために、2次歪成分を発生させ、感度劣化を引き起こす問題が良く知られている。ここで、W−CDMAでは、遠近問題を回避すべくパワー・コントロールを行なうので、送信系は最小受信感度付近で最大出力パワーを送信し、2次歪成分による感度劣化はより厳しいものとなる。さらに、送信漏洩波は、受信ローカル信号の送信帯に相当する周波数帯における位相雑音とのReciprocal Mixingによっても感度劣化を引き起こす。
つまり、受信系には、最大出力パワーを送信する際の送信漏洩波成分に対して、2次歪及び位相雑音といった特性に関する十分な耐性が要求される。IIP2特性を改善するためには、対称性に優れたレイアウトを行なうと同時に、結果的に消費電流が増えるアプローチが取られる。また、位相雑音の改善にも消費電流の増加が伴うため、ダイレクト・コンバージョン方式における受信系の低消費電力化が重要な課題となる。
一方、送信を行なわない条件では、送信漏洩波は存在しないので、上述の2次歪、及び位相雑音に伴うReciprocal Mixingによる感度劣化の問題は発生し得ない。つまり、送信を行なわない条件では、IIP2特性改善や位相雑音特性改善のために必要である電流増加分を低減しても、受信系では問題なく受信処理を行なうことができる。
本発明に係る無線通信装置は、前記デジタル・ベースバンド信号処理部が前記RFフロントエンド処理部内の送信系に対して出力する送信動作制御信号に応じて、前記バイアス電流回路は、前記RFフロントエンド処理部内の受信系を構成する少なくとも一部の回路に供給する基準電流を切り替えるように構成されている。
すなわち、前記デジタル・ベースバンド信号処理部が出力する送信動作制御信号が前記RFフロントエンド処理部内の送信系に対して送信オフ(当該装置が受信待ちであること)を指示する信号であるとき、前記バイアス電流回路は、前記RFフロントエンド処理部内の受信系を構成する少なくとも一部の回路に供給する基準電流を削減するようになっている。したがって、無線通信装置が間欠受信のみを行なう待ち受け時には、受信系の消費電力を削減することができる。
また、前記デジタル・ベースバンド信号処理部は、前記RFフロントエンド処理部内の送信系に対して送信時における送信パワーを制御する送信パワー制御信号を出力する構成を備えている場合には、送信動作制御信号が前記RFフロントエンド処理部内の送信系に対して送信オンを指示する信号であるとき、すなわち送信動作を行なう期間であっても、前記バイアス電流回路は、前記の送信パワー制御信号に応じて、前記RFフロントエンド処理部内の受信系を構成する少なくとも一部の回路に供給する基準電流を削減するようにしてもよい。具体的には、送信を行なう通話時においても、送信系における送信パワーが最大送信出力レベル付近でないときには、受信系の消費電流を削減することが可能である。
また、本発明に係る無線通信装置は、前記RFフロントエンド部の受信系における2次歪特性を検出する2次歪特性検出手段をさらに備えていてもよい。
このような場合、通知手段が前記2次歪特性検出手段による検出結果を前記バイアス電流回路に通知し、前記バイアス電流回路は、前記通知手段からの通知に応じて、前記RFフロントエンド処理部内の受信系を構成する少なくとも一部の回路に供給する基準電流を削減するようにしてもよい。
具体的には、前記2次歪特性検出手段は2次歪が所定レベルを超えたか否かを検出する。そして、前記バイアス回路は、前記デジタル・ベースバンド信号処理部が出力する送信動作制御信号が前記RFフロントエンド処理部内の送信系に対して送信オンを指示する信号であるときで、且つ、2次歪が所定レベルを超えた旨の通知を受け取ったときに、前記RFフロントエンド処理部内の受信系を構成する少なくとも一部の回路に供給する基準電流を可変にする。
したがって、受信系のIIP2特性のばらつきに関して、IIP2特性が良好でない受信系に対してのみ、通話時の電流を増やしてIIP2改善を試みることができ、歩留まりを改善するとともに、待ち受け時の低消費電力化を図ることが可能となる。
また、前記無線通信装置の電源投入時に前記2次歪特性検出手段による2次歪特性を検出する検出期間を持ち、前記通知手段は、前記無線通信装置が電源投入されている間は、前記検出期間における前記2次歪特性検出手段による2次歪特性の検出結果を保持する保持手段を備え、該保持されている内容を前記バイアス電流回路に通知するようにしてもよい。このような場合、製造した無線通信装置毎に2次歪特性のバラツキがあったとしても、電源を投入する度にキャリブレーションを実施することができる。
また、バイアス電流回路は、2次歪特性の検出結果だけでなく送信パワー制御信号に応じて基準電流を可変にすることで、送信を行なう通話時において送信系における送信パワーが最大送信出力レベル付近でないときには、受信系の消費電流を削減することが可能である。
本発明によれば、ダイレクト・コンバージョン方式を適用するとともに、送受信動作を同時に行なうDuplexシステムに利用することができる、優れた無線通信装置を提供することができる。
また、本発明によれば、自局の送信系からの送信信号の漏洩成分による2次歪成分を抑制して受信系における段間フィルタを削除することができる、優れた無線通信装置を提供することができる。
また、本発明によれば、受信系における段間フィルタを削除するとともに、受信系の電流削減制御を好適に行なうことができる、優れた無線通信装置を提供することができる。
また、本発明によれば、受信系における段間フィルタを削除するためにIIP2特性並びに受信ローカル信号の位相雑音特性を改善するとともに、送信を行なわない待ち受け時における受信系の消費電力の増加を抑制することができる、優れた無線通信装置を提供することができる。
また、本発明によれば、送信を行なう通話時において、最大送信出力レベル付近の送信を行なわないときにおいて、IIP2特性並びに受信ローカル信号の位相雑音特性の改善を目的とした消費電流を削減することができる、優れた無線通信装置を提供することができる。
本発明によれば、無線通信装置の受信系のIIP2特性のばらつきに関して、IIP2特性が良好でない受信系に対してのみ、通話時の電流を増やしてIIP2改善を試みることができ、歩留まりを改善するとともに、待ち受け時の低消費電力化を図ることが可能となる。また、2次歪特性試験を1度で済ますことができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
図1には、本発明の一実施形態に係る無線通信装置の主にRFフロントエンド部の構成を示している。図示の無線通信装置は、送受信信号の周波数変換にダイレクト・コンバージョン方式を採用するとともに、Duplexシステムに利用されて送受信動作を同時に行なうことができる。
図示の無線通信装置の受信系は、バイアス回路103と、アンテナ受信信号を増幅する低雑音増幅回路(LNA)104と、アナログRF信号をダイレクト・コンバージョン方式により直交復調する直交復調回路105と、直交復調によりダウン・コンバートされたI及びQチャネル毎に設けられた受信アナログ・ベースバンド処理部(アナログBB)106及びA/D変換器(ADC)111と、ローカル発振器110と、第1のバッファ回路(BUF1)109と、2分周回路108と、第2のバッファ回路(BUF2)107を備え、AD変換後のI及びQ各チャネルのデジタル受信信号をデジタル・ベースバンド信号処理部122に渡すようになっている。図8に示したRFフロントエンド部とは相違し、受信系にはLNA104と直交復調回路105の間に段間フィルタが存在しない、という点に十分留意されたい。
また、図示の無線通信装置の送信系は、I及びQチャネル毎に設けられたD/A変換器(DAC)121及び送信アナログ・ベースバンド処理部(アナログBB)116と、アナログ・ベースバンド信号をダイレクト・コンバージョン方式により直交変調する直交変調回路115と、直交変調されたRF信号を増幅する可変利得増幅回路(VGA)114と、段間BPF113と、RF送信信号を力増幅するパワーアンプ(PA)112と、ローカル発振器120と、第1のバッファ回路(BUF1)119と、2分周回路118と、第2のバッファ回路(BUF2)117を備え、デジタル・ベースバンド信号処理部122から渡された送信信号のRF処理を行なう。なお、W−CDMAのように送信パワー・コントロールが要求される通信システムでは、可変利得増幅回路114は90dB近い可変レンジのかなりの部分を処理する必要があることから、実際には直列接続した複数段のVGA回路で構成される。
そして、上記の受信系及び送信系は、アンテナ共用器(Duplexer)102を介してアンテナ101を共用している。
デジタル・ベースバンド信号処理部122からRFフロントエンド処理部に対して送信動作制御信号123が出力される。この送信動作制御信号123は、「H」と「L」の2値からなる信号であり、この信号を用いて送信系の動作、つまり、「送信オン」、「送信オフ」を制御する。本実施形態では、受信系のバイアス電流回路103は、この送信動作制御信号123の出力に応じて、受信系を構成する各部へ供給する基準電流のバイアスを切り替えるようになっている。なお、送信動作制御信号123は、3線シリアル・バスを介して他の制御信号と併せて供給することも可能である。
W−CDMAに代表される送受信を同時に行なうDuplexシステムに、ダイレクト・コンバージョン方式を用いる際、自局の送信波がアンテナ共用器を経由して受信系に回り込む送信漏洩波のために、2次歪成分が発生し、感度劣化を引き起こす問題が良く知られている。ここで、W−CDMAでは、遠近問題を回避すべくパワー・コントロールを行なうので、送信系は最小受信感度付近で最大出力パワーを送信し、2次歪成分による感度劣化はより厳しいものとなる。さらに、送信漏洩波は、受信ローカル信号の送信帯に相当する周波数帯における位相雑音とのReciprocal Mixingによっても感度劣化を引き起こす。
つまり、受信系には、最大出力パワーを送信する際の送信漏洩波成分に対して、2次歪及び位相雑音といった特性に関する十分な耐性が要求される。IIP2特性を改善するためには、対称性に優れたレイアウトを行なうと同時に、結果的に消費電流の増加を招来するアプローチが採用される。また、位相雑音の改善にも消費電流の増加が伴うため、ダイレクト・コンバージョン方式における受信系の低消費電力化が重要な課題となる。
一方、送信を行わない条件では、送信漏洩波は存在しないので、上述の2次歪、及び位相雑音に伴うReciprocal Mixingによる感度劣化の問題は発生し得ない。つまり、送信を行なわない条件では、IIP2特性改善や位相雑音特性改善のために必要である電流増加分を低減しても、受信系では問題なく受信処理を行なうことができる。
具体的には、図1に示した無線通信装置の構成において、送信動作制御信号が「L」、つまり、「送信オフ」を指示する信号の場合は、受信系のバイアス回路103で生成するすべての回路ブロックへの基準電流Iref1〜Iref5、若しくは、少なくとも一部の回路ブロックの基準電流のみを低減して、待ち受け時の受信系の消費電流を削減することができる。
また、図2には、本発明の他の実施形態に係る無線通信装置の主にRFフロントエンド部の構成を示している。図示の無線通信装置は、デジタル・ベースバンド信号処理部122は、パワー・コントロールに伴う送信系の利得を制御する信号として用意されている送信パワー制御信号124を出力し、受信系のバイアス回路103は、送信動作制御信号123だけでなく、送信パワー制御信号124も用いて生成する基準電流を可変できる構成になっているという点で、図1に示した無線通信装置とは相違する。
送信動作制御信号123が「H」、つまり、「送信オン」を指示する信号の場合であっても、送信パワー制御信号124が最大出力パワー付近の送信を指示しない条件では、受信系のバイアス回路103で生成する少なくとも一部の基準電流を低減することができる。これにより、通話時の受信系の消費電流を削減することができる。但し、通話時に、送信出力パワー・レベルによって受信系の電流を可変させる場合には、受信系の利得への影響がほとんどない範囲で可変させるよう設計することが重要である。
また、図3には、本発明の他の実施形態に係る無線通信装置の主にRFフロントエンド部の構成を示している。図示の無線通信装置は、2次歪特性を検出する手段を搭載していることが、図1に示した無線通信装置との主な相違点である。
図示の2次歪特性検出手段は、所定周波数からなるテスト用信号を出力する発振回路126と、テスト用信号を2分周する2分周回路127と、2分周された周波数信号を直交変調器115に入力するためのスイッチ128と、直交変調されたテスト信号を受信系に供給するためのスイッチ125と、受信系において直交復調器105による復調信号を2次歪検出手段に入力するためのスイッチ129と、この復調信号を帯域制限するLPF130並びに差動増幅する差動増幅回路131と、発振回路126が出力する周波数信号を用いて復調信号をダウン・コンバートしてDC電圧に変換するダウン・コンバータ132と、このDC電圧を所定の基準電圧134と比較する比較回路133を備えており、発振回路126が出力するテスト信号となる周波数fTESTを送信系に載せるとともに、受信系に供給して、2次歪特性を検出するようになっている。そして、保持回路135は、比較回路133における比較結果を保持し、バイアス電流回路103に対して比較判定信号136を出力する。
図4A〜図4Fには、テスト用信号を各段で処理する様子を示している。まず発振回路126は、例えば2MHz程度の周波数fTESTを発振させ、これをテスト用信号として出力する(図4Aを参照のこと)。テスト用信号fTESTを2分周した周波数fTEST/2は(図4Bを参照のこと)、送信系のI若しくはQパスのいずれか一方の直交変調器115への入力に、スイッチ128を介して印加される。このスイッチ128は、例えば、電源投入直後に設けられるテスト期間にのみオンし、それ以外の期間はオフしている。
続いて、fTEST/2は、直交変調器115において送信キャリア周波数fcでアップコンバートされ、送信キャリア周波数に対して±fTEST/2離調の両側波信号となる(図4Cを参照のこと)。この2波をテスト用のRF信号として、スイッチ125を介して、受信系のLNA104の入力に供給する。このスイッチ125は、テスト期間のみオンし、それ以外の期間はオフしている。例えば、W−CDMAのBand Iでは、送信キャリア周波数fcは1920MHz〜1989MHzとなる。
テスト用RF信号は、LNA104で増幅された後、受信キャリア周波数で直交復調器105により直交復調される。この直交復調器出力の基本波は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)規格のBand Iを例にとると、190MHz±fTEST/2となる。また、直交復調器で発生する2次歪成分は、fTESTとなる(図4Dを参照のこと。同図中で、f1は送受信間でのキャリア周波数の差の周波数成分であるが、例えばW−CDMAのBand Iでは、190MHzとなる)。
そこで、スイッチ129を介して、ローパス・フィルタ130を用いて190MHz±fTEST/2の基本波を減衰させることで、ローパス・フィルタ130の出力では2次歪成分fTESTのみを検出することができる(図4Eを参照のこと)。ここで、スイッチ129は、テスト期間のみオンし、それ以外の期間はオフしている。
検出した2次歪成分fTESTは、差動増幅回路131で増幅した後、ダウン・コンバータ132で、発振回路126の発振周波数fTESTを用いてダウン・コンバートされ、DC電圧に変換される(図4Fを参照のこと)。
さらに、任意の閾値となる所望のIIP2特性時に検出されるDC電圧値を基準電圧134に設定しておき、比較回路133を用いて、検出したDC電圧が比較される。ここで、基準電圧より高いDC電圧が検出された場合、比較判定信号135として、例えば、「H」の極性を持つ信号が保持回路135に保持される。なお、この保持された情報は、無線通信装置の電源がオンしている期間は保持される。例えば、保持回路135は、揮発性メモリで構成される。
保持回路135に保持された情報は、比較判定信号136として、受信系のバイアス回路103に供給される。デジタル・ベースバンド信号処理回路からの送信動作信号123が「送信オン」を指示する信号であり、且つ、比較判定信号136が「H」である場合に、バイアス回路103はIIP2を改善するようなバイアス電流に切り替える作業を行なう。これによって、2次歪を抑制する必要がある場合のみ受信系の各部への基準電流が増加し、不要なときには基準電流は低減される。したがって、待ち受け時における受信系の消費電流を増加させることなく、通話時の受信系のIIP2特性の改善のみを行なうことが可能となる。
なお、上述した2次歪成分の測定手法は一例であり、趣旨を逸脱しない範囲で改変が可能なことは言うまでもない。2次歪特性検出手段の構成は、図3に示した構成に限定される訳ではなく、2次歪特性検出の結果をバイアス電流回路103に通知する仕組みを備えていれば、適宜変更することができる。
また、図5には、本発明の他の実施形態に係る無線通信装置の主にRFフロントエンド部の構成を示している。図示の無線通信装置は、図2に示した無線通信装置に2次歪特性を検出する手段を搭載した構成となっている。このような構成によれば、送信動作制御信号123だけでなく、送信パワー・コントロールに伴う送信系の利得を制御する信号として用意されている送信パワー制御信号124も用いて、IIP2特性の改善を行なうことができる。これにより、通話時でも最大出力パワーを送信しない条件下では、受信系のIIP2特性改善のために必要な消費電流増加を省略して、送信時でも受信系の消費電力を低減することができる。
また、図6には、本発明の他の実施形態に係る無線通信装置の主にRFフロントエンド部の構成を示している。図示の無線通信装置は、図3に示した無線通信装置において2次歪特性の検出結果を保持する保持回路として不揮発メモリ137を使用している。これにより、IIP2特性が良好でない受信系に対してのみ通話時の電流を増やしてIIP2特性を改善し、待ち受け時の受信系の消費電力を低減することができる。また、2次歪特性の検出結果を不揮発メモリ137に格納することから、受信系のIIP2特性の測定を1度で済ませることができる。
また、図7には、本発明の他の実施形態に係る無線通信装置の主にRFフロントエンド部の構成を示している。図示の無線通信装置は、図5に示した無線通信装置において2次歪特性の検出結果を保持する保持回路として不揮発メモリ137を使用している。これにより、受信系のIIP2特性の測定を1度で済ませることができる(同上)。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、W−CDMAに適用した実施形態を中心に説明してきたが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。ダイレクト・コンバージョン方式を適用するとともにDuplexシステムに利用される無線通信装置や、ダイレクト・コンバージョン方式を採用しない無線通信装置、あるいは送受信動作を同時に行なわないさまざまな通信システムに使用される無線通信装置に対し、同様に本発明を適用することができる。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線通信装置の主にRFフロントエンド部の構成を示した図である。 図2は、本発明の他の実施形態に係る無線通信装置の主にRFフロントエンド部の構成を示した図である。 図3は、本発明の他の実施形態に係る無線通信装置の主にRFフロントエンド部の構成を示した図である。 図4Aは、図3に示した無線通信装置に配設された2次歪特性検出手段の動作を説明するための図である。 図4Bは、図3に示した無線通信装置に配設された2次歪特性検出手段の動作を説明するための図である。 図4Cは、図3に示した無線通信装置に配設された2次歪特性検出手段の動作を説明するための図である。 図4Dは、図3に示した無線通信装置に配設された2次歪特性検出手段の動作を説明するための図である。 図4Eは、図3に示した無線通信装置に配設された2次歪特性検出手段の動作を説明するための図である。 図4Fは、図3に示した無線通信装置に配設された2次歪特性検出手段の動作を説明するための図である。 図5は、本発明の他の実施形態に係る無線通信装置の主にRFフロントエンド部の構成を示した図である。 図6は、本発明の他の実施形態に係る無線通信装置の主にRFフロントエンド部の構成を示した図である。 図7は、本発明の他の実施形態に係る無線通信装置の主にRFフロントエンド部の構成を示した図である。 図8は、Duplexシステムに適用される無線通信装置の構成例を示した図である。
符号の説明
101…アンテナ
102…アンテナ共用器
103…バイアス電流回路
104…低雑音増幅回路(LNA)
105…直交復調器
106…アナログ・ベースバンド信号処理部
107…第2のバッファ(BUF2)
108…2分周回路
109…第1のバッファ(BUF1)
110…ローカル発振器
111…A/D変換器
112…電力増幅回路(PA)
113…バンドパス・フィルタ(BPF)
114…可変利得増幅回路
115…直交変調器
116…アナログ・ベースバンド信号処理部
117…第2のバッファ(BUF2)
118…2分周回路
119…第1のバッファ(BUF1)
120…ローカル発振器
121…D/A変換器
122…デジタル・ベースバンド信号処理部
123…送信動作制御信号
124…送信パワー制御信号
125…スイッチ
126…発振回路
127…2分周回路
128…スイッチ
129…スイッチ
130…ローパス・フィルタ(LPF)
131…差動増幅回路
132…ダウン・コンバータ
133…比較回路
135…保持回路
136…比較判定信号
137…不揮発メモリ

Claims (9)

  1. 送受信動作を同時に行なうことが可能な無線通信装置であって、
    アンテナ共用器を介してアンテナを共用する受信系及び送信系からなるRFフロントエンド処理部と、
    前記受信系から受け取ったデジタル・ベースバンド受信信号の処理並びに前記送信系に供給するデジタル・ベースバンド送信信号の処理を行なうデジタル・ベースバンド信号処理部と、
    前記RFフロントエンド処理部内の受信系を構成する少なくとも一部の回路に対して基準電流を供給するバイアス電流回路を備え、
    前記RFフロントエンド処理部内の受信系は、アンテナ受信信号を増幅する低雑音増幅回路と、アナログRF信号をダイレクト・コンバート方式でダウンコンバートする直交復調回路を含むが、前記低雑音増幅回路と前記直交復調回路間に段間フィルタが存在せず、
    前記デジタル・ベースバンド信号処理部が前記RFフロントエンド処理部内の送信系に対して出力する送信動作制御信号に応じて、前記バイアス電流回路が前記RFフロントエンド処理部内の前記低雑音増幅回路及び前記直交復調回路を含む受信系を構成する少なくとも一部の回路に供給する基準電流を切り替える、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記デジタル・ベースバンド信号処理部が出力する送信動作制御信号が前記RFフロントエンド処理部内の送信系に対して送信オフを指示する信号であるとき、前記バイアス電流回路は、前記RFフロントエンド処理部内の受信系を構成する少なくとも一部の回路に供給する基準電流を削減する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記デジタル・ベースバンド信号処理部は、前記RFフロントエンド処理部内の送信系に対して送信時における送信パワーを制御する送信パワー制御信号を出力し、
    前記デジタル・ベースバンド信号処理部が出力する送信動作制御信号が前記RFフロントエンド処理部内の送信系に対して送信オンを指示する信号であるとき、前記バイアス電流回路は、前記の送信パワー制御信号に応じて、前記RFフロントエンド処理部内の受信系を構成する少なくとも一部の回路に供給する基準電流を可変にする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記RFフロントエンド部の受信系における2次歪特性を検出する2次歪特性検出手段と、前記2次歪特性検出手段による検出結果を前記バイアス電流回路に通知する通知手段をさらに備え、
    前記バイアス電流回路は、前記通知手段からの通知に応じて、前記RFフロントエンド処理部内の受信系を構成する少なくとも一部の回路に供給する基準電流を可変にする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  5. 前記2次歪特性検出手段は2次歪が所定レベルを超えたか否かを検出し、
    前記バイアス回路は、前記デジタル・ベースバンド信号処理部が出力する送信動作制御信号が前記RFフロントエンド処理部内の送信系に対して送信オンを指示する信号であるときで、且つ、2次歪が所定レベルを超えた旨の通知を受け取ったときに、前記RFフロントエンド処理部内の受信系を構成する少なくとも一部の回路に供給する基準電流を可変にする、
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記2次歪特性検出手段による2次歪特性を検出する検出期間を持ち、
    前記通知手段は、前記検出期間における前記2次歪特性検出手段による2次歪特性の検出結果を保持する保持手段を備え、該保持されている内容を前記バイアス電流回路に通知する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
  7. 前記デジタル・ベースバンド信号処理部は、前記RFフロントエンド処理部内の送信系に対して送信時における送信パワーを制御する送信パワー制御信号を出力し、
    前記デジタル・ベースバンド信号処理部が出力する送信動作制御信号が前記RFフロントエンド処理部内の送信系に対して送信オンを指示する信号であるとき、前記バイアス電流回路は、前記通知手段からの通知と前記の送信パワー制御信号に応じて、前記RFフロントエンド処理部内の受信系を構成する少なくとも一部の回路に供給する基準電流を可変にする、
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
  8. 前記検出期間は、前記無線通信装置の電源投入時に設けられ、
    前記通知手段は、前記無線通信装置が電源投入されている間は揮発メモリからなる保持手段に2次歪特性の検出結果を保持し、あるいは、電源投入時に2次歪特性の検出が行なわれる度に不揮発メモリからなる保持手段の内容を更新する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  9. 前記検出期間は任意に設けられ、
    前記通知手段は、不揮発メモリからなる保持手段に2次歪特性の検出結果を保持する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
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