JP4806575B2 - 送信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばGSM通信方式及びW−CDMA通信方式に対応可能なマルチモードの送信装置に関する。
近年、無線通信方式として、GSM通信方式、EDGE通信方式、W−CDMA通信方式といった種々の方式が実現されている。このため、複数の通信方式に対応可能なマルチモード無線機を実現することが望まれている。
マルチモード無線機の送信装置は、各通信方式の特徴を考慮して構成されている。例えば、定包絡変調を行うGSM通信方式ではオフセットPLLが採用され、線形変調を行うW−CDMA通信方式では直交変調が採用されることが一般的であった。
ここで、特許文献1で開示されている送信回路の構成を、図12に示す。GSM通信方式及びDCS通信方式(GSM/DCS)のI信号・Q信号は、直交変調器2によって、PLL1から出力されるIF帯の搬送波と直交変調された後、オフセットPLL3によってアップコンバートされる。その後、GSM通信方式の信号とDCS通信方式の信号は、それぞれ異なるバンドパスフィルタ(BPF)4、5、電力増幅器6、7を介して出力される。
一方、W−CDMA通信方式のI信号・Q信号は、直交変調器8によって、オフセットPLL3から出力されるRF帯の搬送波と直交変調された後、バンドパスフィルタ9、電力増幅器10を介して出力される。
特開2002−208869号公報
ところで、図12のような構成では、GSM通信方式及びDCS通信方式の信号と、W−CDMA通信方式の信号とを、完全に別々の経路で生成するようになっている。すなわち、図12の構成は、これまでのシングルモード無線機の送信部を単に張り合わせただけの構成であり、その結果、コストや実装面積が増加する問題がある。
一方、定包絡変調を行うGSM通信方式(GMSK変調)と、線形変調を行うEDGE通信方式(8PSK変調)との両方に対応可能なマルチモード無線機において、高効率(すなわち低消費電力)と線形性との両立を可能とするポーラ変調技術が注目されている。
図13に、ポーラ変調技術を用いたGSM/EDGE対応のマルチモード無線機の送信装置の構成例を示す。先ず、ポーラ変調においては、ベースバンド信号は、直交座標上のI信号とQ信号で表されるベクトルを極座標平面上に変換した位相信号と振幅信号とされる。なお、図13では、ベースバンド信号から位相信号と振幅信号を形成する回路は省略している。位相信号は位相変調器21に入力される。位相変調器21は所謂周波数シンセサイザにより構成されており、位相変調信号をアップコンバートしてRF帯の位相変調信号を出力する。RF帯の位相変調信号は、2分周器22と4分周器23に送出される。2分周器22の出力はアンプ24に送出され、4分周器23の出力はアンプ25に送出される。モードセレクタ26は、GSM(900MHz帯)の信号を送信する場合は4分周器23とその後段のアンプ25を選択し、DCS(1.7GHz帯)の信号を送信する場合は2分周器22とその後段のアンプ24を選択する。アンプ24、25は、2分周器22、23の出力を振幅信号に基づいて増幅することで、2分周器22、23の出力を振幅変調する。EDGEモードの場合にはアンプ24、25において振幅信号に応じた線形変調を行い、GSMモードの場合には振幅信号としてDC(直流)を与えて定包絡変調を行う。このようにすれば、一つの経路でGSM通信方式の送信信号とEDGE通信方式の送信信号の両方の信号を形成できるマルチモード無線機を実現できる。
ところで、ポーラ変調技術を用いたGSM/EDGEマルチモード無線機をW−CDMA通信方式にも対応できるように拡張できれば一段と利便性の良いマルチモード無線機を実現できると考えられる。
しかしながら、GSM通信方式では低雑音化の要求仕様が厳しく、またW−CDMA通信方式ではGSM通信方式と単純に回路を共有化してしまうと消費電力が増加してしまう問題がある。
本発明の目的は、GSM通信方式とW−CDMA通信方式に対応可能で、GSM通信モード時には低雑音の信号を送信することができかつW−CDMA通信モード時には消費電力の増加を抑制できるマルチモード対応の送信装置を提供することである。
本発明の送信装置は、位相信号に基づいて位相変調信号を生成し出力する位相変調器と、位相変調器の出力の周波数を分周する差動型分周器と、位相変調器の出力の周波数を分周する片相型分周器と、差動型分周器の出力又は片相型分周器の出力を増幅する増幅器と、通信モードに応じて、位相変調信号を差動型分周器で分周して増幅器で増幅するか、位相変調信号を片相型分周器で分周して増幅器で増幅するかを選択するモードセレクタとを具備する構成を採る。
この構成によれば、消費電力を抑制したい通信モードには差動型分周器を用い、低雑音の要求が厳しい通信モードには片相型分周器を用いることができるので、消費電力を抑制したい通信モードと低雑音の要求が厳しい通信モードとに対応可能な送信装置を実現できる。
また本発明の送信装置は、モードセレクタは、通信モードがW−CDMA通信モードの場合には、位相変調信号を差動型分周器で分周させて増幅器で増幅させ、通信モードがGSM通信モードの場合には、位相変調信号を片相型分周器で分周させて増幅器で増幅させる構成を採る。
この構成によれば、GSM通信モード時には片相型分周器によって低雑音の信号を形成できかつW−CDMA通信モード時には差動型分周器によって消費電力の増加を抑制できるようになる。
本発明によれば、消費電力を抑制したい通信モードと低雑音の要求が厳しい通信モードとに対応可能な送信装置を実現できるので、GSM通信モード時には低雑音の信号を送信することができかつW−CDMA通信モード時には消費電力の増加を抑制できる送信装置を実現できる。
先ず、本発明の原理について説明する。本発明の発明者らは、先ず次のようなことを考察した。
GSM通信方式は、受信帯域ノイズの仕様が非常に厳しいため、位相変調器や分周器に高C/N化が求められる。高C/N化を実現するためには、位相変調器や分周器の消費電力が大きくなる。しかし、GSM通信方式は、送信出力パワーが大きいので、無線機の消費電力はほぼパワーアンプの消費電力で決まるようになり、分周器や位相変調器の消費電力が大きくても無線機(例えば携帯電話)の通話時間への影響は小さい。
一方、W−CDMA通信方式の場合、送信出力パワーが小さく、パワーアンプの消費電力が小さいため、位相変調器や分周器の消費電力が大きくなると無線機(例えば携帯電話)のW−CDMAモードでの通話時間が短くなってしまう。例えばGSM/EDGE/W−CDMAのマルチモード無線機を日本のユーザが使用する場合を考える。日本においてはW−CDMAがサービスされているが、GSM/EDGEのサービスは行われていない。GSM/EDGEに対応するがゆえに回路の消費電力が大きくなり、W−CDMAモードの通話時間が短くなるのは、日本の大半のユーザにとっては不都合な問題である。
本発明の発明者らはこのような考察の下、本発明に至った。
本発明の一つの特徴は、W−CDMA通信方式の信号を分周する分周器として差動型分周器を設けると共に、GSM通信方式の信号を分周する分周器として片相型分周器を設けるようにしたことである。これにより、差動型分周器によって低消費電力でW−CDMA通信方式の送信信号を形成できると共に、片相型分周器によって高C/NのGSM通信方式の送信信号を形成できるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1に、本発明の実施の形態1に係る送信装置の構成を示す。送信装置100は、図13でも説明したようにポーラ変調技術を用いた構成となっている。図中の位相信号及び振幅信号は、図示しない位相信号・振幅信号形成回路によって、ベースバンド信号に基づき生成されたものである。
送信装置100は、位相変調器101にベースバンドの位相信号を入力する。位相変調器101は、例えばPLL回路を用いた周波数シンセサイザでなり、位相信号をアップコンバートする。図2に、位相変調器101の構成例を示す。図2の位相変調器101は、位相信号に基づいて基準信号を形成するDDS(Direct Digital Synthesizer)101−1と、制御電圧端子の電圧に応じて発振周波数が変化する電圧制御発振器(VCO)101−5と、VCO101−5から出力されるRF位相変調信号の周波数を分周する分周器101−6と、分周器101−6の出力信号とDDS101−1からの基準信号の位相を比較し位相差に応じた信号を出力する位相比較器(PD)101−2と、PD101−2の出力信号を平均化して出力するループフィルタ(LPF)101−3とを有する。また位相変調器101は、位相信号をバッファ101−7を介して加算器101−4に直接入力するようになっている。すなわち、図2の位相変調器101は、PLL回路の異なる2点に位相信号を入力する2点変調型の構成となっている。なお、位相変調器101の構成は図2に示したものに限定されるものではない。
位相変調器101によってアップコンバートされて(すなわち位相変調されて)得られた位相変調信号は、差動型分周器102と片相型分周器103に送出される。差動型分周器102の出力はアンプ104に送出され、片相型分周器103の出力はアンプ105に送出される。また各アンプ104、105には、乗算器107によって振幅信号とパワー情報(いわゆる送信電力制御情報)とが掛け合わされた信号が、利得制御信号として入力される。
図3に差動型分周器102の構成例を示し、図4に片相型分周器103の構成例を示す。ここで図3及び図4の構成は既知の構成なのでその詳しい説明は省略し、簡単に説明する。図3の差動分周器102は、モードセレクト信号S1がオン制御信号の場合にDラッチ回路をオン動作させ、オフ制御信号の場合にDラッチ回路をオフ動作させる。図4の片相型分周器103は、モードセレクト信号S2がオン制御信号の場合に各選択スイッチを入力信号(IN)側に接続し、オフ制御信号の場合に選択スイッチを接地側に接続する。また、片相型分周器103は、モードセレクト信号S2がオン制御信号の場合には、中央部分の2つのスイッチを図4のような接続となるように制御し、モードセレクト信号S2がオフ制御信号の場合には、中央部分の2つのスイッチを図4とは逆の接続となるように制御する。なお、差動型分周器102の構成は図3に示したものに限定されるものではなく、片相型分周器103の構成も図4に示したものに限定されるものではなく、同様の動作を行わせることができる他の構成を適用しても構わない。
モードセレクタ106は、1.9GHz帯のW−CDMA通信モード又は1.7GHz帯のDCS通信モードで送信する場合は差動型分周器102とアンプ104を選択し、900MHz帯のGSM通信モードで送信する場合は片相型分周器103とアンプ105を選択する。具体的には、モードセレクタ106は、1.9GHz帯のW−CDMA通信モード又は1.7GHz帯のDCS通信モードで送信する場合は、差動型分周器102とアンプ104に対してこれらをオン動作させるモードセレクト信号S1を送出すると共に片相型分周器103とアンプ105に対してこれらをオフ動作させるモードセレクト信号S2を送出する。一方、モードセレクタ106は、900MHz帯のGSM通信モードで送信する場合は、片相型分周器103とアンプ105に対してこれらをオン動作させるモードセレクト信号S2を送出すると共に差動型分周器102とアンプ104に対してこれらをオフ動作させるモードセレクト信号S1を送出する。すなわち、アンプ104からはW−CDMA通信方式又はDCS通信方式の送信信号が出力され、アンプ105からはGSM通信方式の送信信号が出力される。
また、W−CDMA通信モードの場合、送信電力制御を行う必要があるので、アンプ104では、利得制御信号として、振幅信号にパワー情報を掛けた信号を用いるようになっている。これに対して、DCS通信モードの場合は、アンプ104でパワー情報を「1」とした利得制御信号を用いるようになっている。さらに、GSM通信モードの場合は、アンプ105において、振幅信号がDC(直流)の利得制御信号を用いることで定包絡の出力を得るようになっている。なお、アンプ104及びアンプ105はパワーアンプに限定されるものではなく、アンプ104及びアンプ105をパワーアンプの前段のドライバアンプと考えてもよい。
次に、図5の各通信方式の使用周波数帯域、及び、図6の各通信方式に要求されるノイズ特性の図表を用いながら、本実施の形態の送信装置100の動作について説明する。
送信装置100は、DCS通信方式及びW−CDMAの信号を送信する場合には、差動型分周器102及びアンプ104を動作させて送信信号を形成する。一方、送信装置100は、GSM通信方式の信号を送信する場合には、片相型分周器103及びアンプ105を動作させて送信信号を形成する。
ここで、図6に示すように、3GPPで既定されている受信帯域ノイズ絶対値の要求仕様は、GSM(900MHz帯)で−79dBm/100kHz、DCS(1.7GHz帯)で−71dBm/100kHzである。GSMとDCSの最大出力レベルの違いが3dBの場合、GSMの受信帯域ノイズキャリア比はDCSよりも11dB厳しい値となる。W−CDMAの場合は、フィルタで受信帯域ノイズを抑圧するので、DCSよりも更に緩和される。なお、図1にはフィルタを図示していない。これは、アンプ104とアンプ105がパワーアンプなのかドライバアンプなのかによって、フィルタを挿入する位置が変わるためである。フィルタは、パワーアンプの直前に挿入するのが一般的である。
GSMのように非常に高いC/Nが要求されるような場合、位相変調器101の出力信号のC/Nをできるだけ劣化させないように分周する分周器が必要である。本実施の形態においては、GSM用の分周器として片相型分周器103を採用したので、C/NのCの値を大きくでき、高C/NのGSM信号を得ることができる。例えば一般的なクロックドインバータ形式の差動型分周器は出力信号がRail−to−Railで振れるため振幅が大きい。ジッタによる位相雑音特性の劣化を抑えるように設計した片相型分周器を用いれば、電流は大きくなってしまうが、前述の通りGSM通信モードでの通話時間への影響は小さい。
これに対して、W−CDMAを含むUMTSでは、送信電力制御を行うため、アンプ104の出力振幅は小さくなる場合がある。仮にアンプ104の前段の分周器として差動型分周器102ではなく片相型分周器を設けた場合、これらが集積化されるICのサブストレート基板に片相型回路特有のスイッチング電流が流れるため、送信周波数成分がリークとしてアンプ104の出力に現れる可能性がある。このリークがあると、送信電力制御のダイナミックレンジが低下してしまう。本実施の形態においては、W−CDMA用の分周器として差動型分周器102を採用したので、上述の問題は生じない。例えば一般的なソースカップルドロジック形式の差動型分周器は、出力信号振幅は電流に比例する。つまり電流を減らせばC/Nは劣化する。W−CDMAを含むUMTS通信方式では、C/Nよりも低電流が求められるため、差動型分周器102が適している。また、差動型回路はスイッチング電流が流れないため、アンプ104への信号のリークは少ない。つまり送信電力制御のダイナミックレンジを確保することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、W−CDMA通信方式の送信信号は差動型分周器102を用いて形成すると共に、GSM通信方式の送信信号は片相型分周器103を用いて形成するようにしたことにより、GSM通信モードの低雑音化とW−CDMA通信モードの低電流化を両立することができるマルチモード対応の送信装置100を実現できる。
(実施の形態2)
図1との対応部分に同一符号を付して示す図7に、実施の形態2の送信装置の構成を示す。送信装置200は、DCS/W−CDMA用の位相変調器と、GSM用の位相変調器とを分けて構成したことを除いて、図1の送信装置100と同様の構成でなる。
具体的には、DCS/W−CDMA用の位相変調器として、GSM用の位相変調器101よりも低電流で動作する低電流位相変調器201を設けた。因みに、低電流位相変調器201は既知の技術なので、詳しい説明は省略するが、低電流位相変調器201は内部に設けられている電圧制御発振器(VCO)として、位相変調器101よりも消費電流の少ないものが用いられている(又は消費電流が少なくなるように設定されている)。例えば、位相変調器101のVCOとして消費電流が30mAを用いるに対して、低電流位相変調器201のVCOとしては消費電流が5mA程度のものを用いる。
これにより、本実施の形態によれば、低電流位相変調器201を採用した分だけ、実施の形態1よりもW−CDMA通信方式の信号を一段と低電流で形成することができるようになり、GSM通信方式とW−CDMA通信方式に対応可能な送信装置におけるW−CDMA通信時の通信時間を一段と長くすることができる。
(実施の形態3)
図1との対応部分に同一符号を付して示す図8に、実施の形態3の送信装置の構成を示す。図8の送信装置300は、図1の送信装置100と比較して、差動型分周器102とは異なる分周比が設定された差動型分周器301と、アンプ302とが追加された構成となっている。そして、送信装置300は、位相変調器101、差動型分周器301及びアンプ302により800MHz帯のW−CDMAの信号を形成するようになっている。また、送信装置300は、位相変調器101、差動型分周器102及びアンプ104によりPCS、DCS及び1.9GHz帯のW−CDMAの信号を形成するようになっている。
すなわち、送信装置300は、モードセレクタ106によって、PCS、DCS及び1.9GHz帯のW−CDMAの信号を送信する場合には差動型分周器102及びアンプ104を動作させ(すなわちモードセレクト信号S1をオン制御信号とし、モードセレクト信号S2、S3をオフ制御信号とする)、800MHz帯のW−CDMAの信号を送信する場合には差動型分周器301及びアンプ302を動作させ(すなわちモードセレクト信号S3をオン制御信号とし、モードセレクト信号S1、S2をオフ制御信号とする)、GMSの信号を送信する場合には片相型分周器103及びアンプ105を動作させる(すなわちモードセレクト信号S2をオン制御信号とし、モードセレクト信号S1、S3をオフ制御信号とする)。
本実施の形態によれば、DCSモード、1.9GHz帯W−CDMAモード、GSMモードに加え、1.8GHz帯のPCSモード、800MHz帯のW−CDMAモードにも対応する場合においても、GSMモードの低雑音化とW−CDMAモードの低電流化を両立することができる。
(実施の形態4)
図8との対応部分に同一符号を付して示す図9に、実施の形態4の送信装置の構成を示す。送信装置400は、PCS、DCS、1.9GHz帯のW−CDMA及び800MHz帯のW−CDMA用の位相変調器と、GSM用の位相変調器とを分けて構成したことを除いて、図8の送信装置300と同様の構成でなる。
具体的には、PCS、DCS、1.9GHz帯のW−CDMA及び800MHz帯のW−CDMA用の位相変調器として、GSM用の位相変調器101よりも低電流で動作する低電流位相変調器401を設けた。なお、低電流位相変調器401には、モードセレクト信号S1とS3が入力されているが、低電流位相変調器401は、モードセレクト信号S1又はS3のいずれか一方でもオン制御信号のときは動作するようになっている。
これにより、本実施の形態によれば、低電流位相変調器401を採用した分だけ、実施の形態3よりもPCS、DCS、1.9GHz帯のW−CDMA及び800MHz帯のW−CDMAの信号を一段と低電流で形成することができるようになり、GSMと、PCS、DCS、1.9GHz帯のW−CDMA、800MHz帯のW−CDMAに対応可能な送信装置におけるPCS、DCS、1.9GHz帯のW−CDMA、800MHz帯のW−CDMA通信時の通信時間を一段と長くすることができる。
(他の実施の形態)
なお上述した実施の形態では、各分周器毎にアンプを設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図1との対応部分に同一符号を付した図10に示したように、アンプ502を共有化するようにしてもよい。図10の送信装置500は、差動型分周器102及び片相型分周器103と、アンプ502との間に選択スイッチ501を設け、DCS通信方式及びW−CDMAの信号を送信する場合には、差動型分周器102を動作させると共に選択スイッチ501によって差動型分周器102の出力端とアンプ502の入力端とを電気的に接続する。一方、送信装置500は、GSM通信方式の信号を送信する場合には、片相型分周器103を動作させると共に選択スイッチ501によって片相型分周器103の出力端とアンプ502の入力端とを電気的に接続する。
また上述した実施の形態では、GSM通信方式とW−CDMA通信方式を中心に説明したが、要は、差動型分周器と、片相型分周器とを設け、消費電力を抑制したい通信方式には差動型分周器を用い、低雑音の要求が厳しい通信方式には片相型分周器を用いるようにすれば、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
上述した実施の形態1〜4及び他の実施の形態の送信装置100、200、300、400、500は、GSM通信モードとW−CDMA通信モードに対応可能なマルチモード無線機に広く適用できる。図11に、実施の形態1〜4又は他の実施の形態の送信装置100、200、300、400、500を搭載したマルチモード無線機の構成を示す。マルチモード無線機600は、実施の形態1〜4又は他の実施の形態のいずれかの送信装置100(200、300、400、500)と、受信信号に対して復調処理を含む所定の受信処理を施す受信装置601と、送信信号と受信信号との切替えを行う共用器602と、アンテナ603とを備えている。
共用器602は、上述した各実施形態の送信装置100(200、300、400、500)から出力される送信信号のアンテナ603への供給と、アンテナ603から入力される受信信号の受信装置601への供給とを、切り替える。
これにより、マルチモード無線機600においては、本発明の送信装置を搭載して構成することにより、消費電力を抑制したい通信モードには差動型分周器を用い、低雑音の要求が厳しい通信モードには片相型分周器を用いることができる。従って、消費電力を抑制したい通信モードと低雑音の要求が厳しい通信モードとに対応可能となり、各種通信モードに対応した通信機を、低消費電力化及び送信信号の高品質化を可能としながら、1つの通信機によって実現でき、コストパフォーマンスが高くなる。
本発明の送信装置及びマルチモード無線機は、GSM通信モード時の低雑音化とW−CDMA通信モード時の低電流化を両立することができるという効果を有し、携帯電話機等の無線通信機に適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る送信装置の構成を示すブロック図 位相変調器の構成例を示すブロック図 差動型分周器の構成例を示すブロック図 片相型分周器の構成例を示すブロック図 各通信方式の使用周波数帯域を示す図表 各通信方式に要求されるノイズ特性を示す図表 実施の形態2の送信装置の構成を示すブロック図 実施の形態3の送信装置の構成を示すブロック図 実施の形態4の送信装置の構成を示すブロック図 他の実施の形態の送信装置の構成を示すブロック図 マルチモード無線機の構成を示すブロック図 従来のマルチモード対応の送信装置の構成例を示すブロック図 従来のポーラ変調技術を適応したマルチモード対応の送信装置の構成例を示すブロック図
符号の説明
100、200、300、400、500 送信装置
101 位相変調器
102、301 差動型分周器
103 片相型分周器
104、105、302、502 アンプ
106 モードセレクタ
201、401 低電流位相変調器
600 マルチモード無線機

Claims (6)

  1. 位相信号に基づいて位相変調信号を生成し出力する位相変調器と、
    前記位相変調器の出力の周波数を分周する差動型分周器と、
    前記位相変調器の出力の周波数を分周する片相型分周器と、
    前記差動型分周器の出力又は前記片相型分周器の出力を増幅する増幅器と、
    通信モードに応じて、前記位相変調信号を前記差動型分周器で分周して前記増幅器で増幅するか、前記位相変調信号を前記片相型分周器で分周して前記増幅器で増幅するかを選択するモードセレクタと
    を具備する送信装置。
  2. 前記モードセレクタは、
    通信モードがW−CDMA通信モードの場合には、前記位相変調信号を前記差動型分周器で分周させて前記増幅器で増幅させ、
    通信モードがGSM通信モードの場合には、前記位相変調信号を前記片相型分周器で分周させて前記増幅器で増幅させる
    請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記位相変調器は、
    前記位相信号に基づいて位相変調信号を生成して、当該位相変調信号を前記片相型分周器に出力する第1の位相変調器と、
    前記位相信号に基づいて前記第1の位相変調器よりも低電流で位相変調信号を生成して、当該位相変調信号を前記差動型分周器に出力する第2の位相変調器と
    を具備する請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記差動分周器は、
    互いに分周比の異なる第1及び第2の差動型分周器を有する
    請求項2に記載の送信装置。
  5. 前記位相変調器は、
    前記位相信号に基づいて位相変調信号を生成して、当該位相変調信号を前記片相型分周器に出力する第1の位相変調器と、
    前記位相信号に基づいて前記第1の位相変調器よりも低電流で位相変調信号を生成して、当該位相変調信号を前記差動型分周器に出力する第2の位相変調器と
    を具備し、
    前記差動型分周器は、
    前記第2の位相変調器の出力の周波数を互いに異なる分周比で分周する第1及び第2の差動型分周器を具備する
    請求項2に記載の送信装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の送信装置と、
    受信信号を復調する受信装置と、
    アンテナと、
    前記送信装置から出力される送信信号の前記アンテナへの供給と、前記アンテナから入力される受信信号の前記受信装置への供給とを切り替える送受切替部と、
    を具備するマルチモード無線機。
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