JP3744546B2 - 被サンプリング信号の可変d.c.オフセットを補償する方法および装置 - Google Patents
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Description
背景
本発明はポータブルセルラ電話機、コードレス電話機、ページャのような通信システム用の直接変換受信機に関する。
無線信号のような通信信号の復調およびアナログ対デジタル(A/D)変換は時折ホモダイン受信機とも呼ばれる直接変換受信機で行なわれることができる。受信機の局部発振器の周波数を受信したキャリア信号の周波数と同一にすることによって信号が復調されかつベースバンドに直接スペクトル的に下向きに移行される。直接変換受信機は中間周波数(IF)段を何等持たないため、多くのフィルタを省略あるいは簡略化することができる。勿論、全ての濾波および信号処理をデジタルロジックで行なうことができ、これは対応するアナログ処理に比較してハードウェアコストと設計上の複雑さを減少することができる。
直接変換は1950年代に単側波帯受信機用に取入れられたが、この技術はこのようなシステムに制限されない。直接変換は多くの異なった変調方式と共に使用されることができ、最少偏移変数(MSK)および直交振幅変調(QAM)のような今日の直交変調方式のために特にふさわしい。
直接交換すなわちホモダイン受信機の数々の特徴がLindqvistへの米国特許第5,530,929号およびDnetへの同第5,241,702号並びにLindquist等による許可された米国特許出願第08/401,127号Lindqvist等による同第08/365,037号に記載されている。これらの文書は特に参照としてここに組み入れられる。
従来の直接変換受信機の動作は図1に関連して次のように説明され得る。中心周波数fcおよび帯域幅BWrfを有する無線周波数(RF)信号はアンテナ10で受信され、その後帯域フィルタ20により濾波される。帯域フィルタによって得られた濾波信号は、受信機の総合雑音指数を改善するためになくべく低雑音性の増幅器30によって増幅される。
増幅器30で得られた増幅された濾波信号は、次いで、平衡ミキサ40および50により同相(I)チャンネルおよび直角位相(Q)チャンネルにおいてベースバンドに下変換される。これらミキサは局部発振器60によって発生された正弦波信号から好ましい分周器および移相器70で得られたサイン(I)およびコサイン(Q)成分のそれぞれのものによりドライブされる。直接変換の原理に従って、LO信号も周波数fcを有している。
ミキサ40、50は増幅器30からの信号と局部発振器のI、Q成分とを有効的に掛け合わせる。各ミキサは増幅された濾波受信信号と局部発振器信号との周波数の和および差となる周波数の信号を生じさせる。差の(下変換された)信号のそれぞれはゼロ周波数(d.c.)の周りで折り曲げられたスペクトルを有し、d.c.から1/2BWrfまで広がる。
ミキサで得られたIおよびQ信号は低域フィルタ80、90で濾波され、これらの低減フィルタは和の(上変換された)信号並びに近RF信号が原因すると考えられる成分を取り除く。フィルタ80、90は受信機の雑音帯域幅、従って総合雑音電力を設定する。次いで、IおよびQベースバンド信号は通例増幅器100、110により増幅され、アナログ対デジタル変換器120、122およびデジタル信号処理(DSP)装置130に与えられる。
図1に示される構成を用いれば、直交IおよびQ信号のデジタルサンプルを取り扱うようにDSP装置130を適切にプログラムすることによって殆どのどの形式の変調でも検波することが可能である。このような処理には位相復調、振幅復調、周波数復調あるい混成復調方式を含ませることができる。DSP装置130は配線論理回路として、あるいは好ましくはアプリケーション特定集積回路(ASIC)のような集積化デジタル信号処理器として構成化されてもよいことを認めるであろう。勿論、ASICは必要な機能を行なうために最適化されている配線論理回路を含んでもよく、これは速度あるいは他の性能パラメータがプログラマブルデジタル信号処理器の融通性よりもより重要である時には普通に選択される構成であることを理解するであろう。
この従来の直接変換受信機に付随する大きな問題は干渉信号(例えば、同一および近RF通信チャネルでの信号)の2次積がミキサによって発生されることである。これら2次積のうちの1つの成分はベースバンドに位置し、このため所望のベースバンド信号と干渉して性能を劣化させる。ある状況において、この問題は今日の時分割多元接続(TDMA)デジタルセルラシステム用高性能直接変換受信機においての通信を全体的に妨げる。
入力信号Vinに対して、ミキサのような非線形装置は理論的に次式により与えられる出力信号Voutを生じさせる。
入力信号Vinが次式によって与えられる干渉信号である場合には、
(ここで、Vmは干渉信号の最大振幅であり、ωcはキャリア周波数fcに対応する)、2次積bVin 2は次式によって与えられる。
前式から明らかなように、右の最初の項は例えばミキサ40、50の後のベースバンドでの所望信号の歪である。右の第2の項は、それがフィルタ80、90により除去されるキャリア周波数の2倍付近に中心決めされる上変換(和)信号を表すため無視され得る。
干渉信号が単一のキャリアfcだけかまたは定エンベロープ周波数あるいは位相変調信号である場合に、歪はd.c.成分となる。このようなd.c.オフセットはDentへの米国特許第5,241,702号(上記で参照として組み入れられた)の態様のような多くの方法で除去され得る。
ある状況で干渉信号が振幅変調(AM)信号である場合、すなわちVmが一定ではない場合に、2次積は最早一定のd.c.オフセットを簡単には生じさせない。これが全てのデジタル通信システムで生じるのは、それらが実際のAM信号を使用しているか、それらが単一キャリアまたは周波数あるいは位相変調信号のオン/オフスイッチングを使用しているかのいずれか一方あるいは両方のためである。強力な無線送信機によりベースバンド信号に誘導するd.c.オフセットは目的のベースバンド信号に較べて極めて大きくなる可能性がある。干渉する送信機がオンおよびオフに急速にスイッチングすることで多くの場合にd.c.オフセットは急速に変動するため、ベースバンド信号のd.c.レベルに大きなステップを発生し、これは補償を困難にする。
移動電気通信にあっては、異なったオペレータが無線伝送のための同一の周波数帯を用いている。時分割多元接続(TDMA)通信システム、例えば移動通信用大域システム(GSM)に従って運用するシステムでは、基地局送信機を相互同期無しでオンおよびオフにスイッチングすることができる。ある基地局によって移動局に送られているバーストすなわち時間スロットの中間に生じる他の基地局からの大きなステップは移動局がホモダイン受信機を装備している時には接続の品位を著しく阻害する。この可変のd.c.レベルを検出して取り除く必要がある。
この移動電話および他の実時間応用において、このような検出および除去を行なうために必要な時間期間もまた重要である。遅延を導入する複雑な事後処理方法は使用できない。データ記憶能力も制限される恐れがある(これは多くのポータブル受信機では典型的である)。
概要
本発明の一つの目的は直接変換受信機において所望の信号の可変d.c.オフセットの影響を取り除くことである。
本発明の他の目的は強力な干渉信号による性能劣化を受けない現代の通信システム用直接変換受信機を実現することである。
出願人の発明の一つの特徴によれば、直接変換受信機において可変d.c.レベルを有するベースバンド信号の現在のサンプルを補償する装置が提供される。この装置はベースバンド信号のサンプルを発生する手段と、ベースバンド信号のサンプルの平均値の推定値を形成する手段と、ベースバンド信号のd.c.レベルの変動を現在のサンプルに基づいて検出する手段と、現在のサンプルおよび推定値間の差を形成しそれによりd.c.レベルの変動を実質的に取り除くことによって被補償サンプルを発生する手段とを具備する。
出願人の発明の他の特徴によれば、この装置の検出手段は上方制限値と下方制限値を決定する手段と、ベースバンド信号の現在のサンプルをこれら上方および下方制限値と比較する手段とを含んでいる。上方および下方制限値はベースバンド信号のサンプルのうちの最大のものに基づいてもよく、ベースバンド信号のd.c.レベルの変動は現在のサンプルが制限値の1つを越える時に検出される。更に、平均値の推定値は多数のサンプルから適応的に生成されてもよく、これはd.c.レベルの変動が検出されたかどうかに対応する。
出願人の発明の他の特徴において、可変d.c.レベルを有するベースバンド信号の現在のサンプルを補償する方法が提供される。この方法はベースバンド信号のサンプルを発生するステップと、ベースバンド信号のサンプルの平均値の推定値を形成するステップと、ベースバンド信号のd.c.レベルの変動を現在のサンプルに基づいて検出するステップと、現在のサンプルおよび推定値間の差を形成しそれによりd.c.レベルの変動を実質的に取り除くことによって被補償サンプルを発生するステップとを具備する。
この方法において、決定ステップは上方制限値と下方制限値をベースバンド信号のサンプルの最大のものに基づいて決定するステップと、ベースバンド信号の現在のサンプルをこれら上方および下方制限値と比較するステップとを含んでいる。ベースバンド信号のd.c.レベルの変動は現在のサンプルが制限値の1つを越える時に検出される。更に、平均値の推定値は多数のサンプルから適応的に生成されてもよく、これはd.c.レベルの変動が検出されたかどうかに対応する。
【図面の簡単な説明】
出願人の発明は次の図面に関連してこの説明を読むことによって理解されるであろう。
図1は直接変換受信機のブロック図である。
図2a、2bは直接変換受信機のIおよびQチャンネルの信号のタイミング図である。
図3は出願人の発明に従ったベースバンド信号のサンプルを補償する方法のフローチャートである。
図4は出願人の発明に従ったベースバンド信号のd.c.レベルの変動を検出する方法のフローチャートである。
詳細な説明
以下の説明は直交チャンネルを有する無線受信機に関連しているが、出願人の発明は単一チャンネルを有する有線受信機のような他の形態の通信受信機にも実施され得ることを認めるであろう。
GSMにおいて、受信信号はGMSKを用いて位相変調されており、理想的には、935〜960MHZの受信帯内にAMは存在しない。それにも拘らず、強力な位相変調干渉信号(受信帯内のブロッキング信号)がベースバンドにd.c.オフセットを誘起してしまい、これは所望の信号と干渉する。このような強力な干渉信号をオンおよびオフにスイッチングすることは2つの異なったd.c.オフセット間でステッピング(すなわちAM)を誘起する。GSMにおいては、オンおよびオフにスイッチングする時間は指定されており、従ってAM歪は時間領域で既知である。(ほぼ3ビット期間が影響を受ける。)
GSM移動受信機にとって、このような干渉信号が1つの受信バーストの間で1度オンまたはオフにスイッチングされ得るに過ぎないことも知られている。従って、各GSMオペレータ、他に移動局をサービスするオペレータに対して、どの受信バーストの間にも1つだけのd.c.オフセットステップが存在してしまう。例えば、スウェーデンでは、現在GSM帯に3つのオペレータが存在し、どの受信バーストの間でも2つのd.c.オフセットステップの可能性がある。出願人の発明はこのような多ステップを取り扱うことができる。
図2aおよび2bに示されるように、ベースバンドIおよびQチャンネル信号に2次積を生じさせる干渉信号は既知の特性を有するランプと結び付いた(オンまたはオフのスイッチングのため)2つの異なったd.c.レベルとしてそれ自体を時間領域で表している。図において、理想信号は2次積がない信号であり、総合受信信号は理想信号と2次積の和である。横座標の時間スケールおよび縦座標の振幅スケールは任意である。
被サンプリングベースバンド信号は一定のd.c.レベルを有するが、サンプルxiの大きさは平均値Xmeanを中心に変る。例えば、図2a、2bに示された信号から得られるようなサンプル値はほぼ±1の間で変るだろうし、平均値は0と20の時間期間の間でほぼゼロとなるであろう。このような被サンプリング信号を補償することは次式に従って被補償サンプルxcompiを発生することを含む。
ここで、インデックス値iは現在のサンプルを表す。被補償サンプルを発生するために必要な演算はA/D変換器120、122によりサンプル対サンプル基準で発生された被サンプリングIおよびQチャンネル信号を用いてDSP装置130により行なわれる。これらの演算は出願人の発明に従った方法のフローチャートである図3および図4によって表される。被補償IおよびQチャンネル被サンプリング信号はその後DSP装置130において一層処理され、所望の情報信号を得るようにする。
ベースバンド信号のサンプル(図3のブロック301)を用いて、Xmeanの値、すなわちサンプルの平均値(ブロック303)を推定する幾つかの異なった方法を使用することができる。例えば、次式に従って所定数Nの最も新しく受けたサンプルの平均を形成することによって滑らかなXmeanを決定することができる。
ここで、1からNまでの範囲のnの値に対して加算が行なわれる。TDMAシステムにおいて、平均されるサンプルの数は実際的な理由で、また典型的にはより高精度は不用であるため約150から約170の範囲に制限されることになろう。(GSM通信システムでの各バーストはざっと150〜170のデータビットを含んでいる。)それにも拘らず、例えば、周波数訂正バーストをモニターする時に、必ずしも必要でないかもしれないが、極めて多数のビットを処理する状況が存在する。GSMにおいては、各フレーム51のスロットのうちの5つが無変調キャリア(「周波数訂正バースト」すなわちFCH)を伝送するために使用され、移動局は狭帯域フィルタを用いてこれを検出し、粗いタイミングおよび周波数誤差推定値を与えることができる。Xmeanは滑らかな平均であるため、処理されるビットの数は原理的に制限されない。
上方制限値xmaxおよび下方制限値xminを選択しかつ現在のサンプルxiをこれらの制限値と比較することによってd.c.レベルの変動を検出することができる(ステップ305)。d.c.レベルの変動を検出するこの方法は図4に示されており、そこでステップ401は上方および下方制限値を選択することを示し、ステップ403は現在のサンプルをこれら制限値と比較することを示す。現在のサンプルの値がxmaxよりも大きいかあるいはxminよりも小さい場合には、d.c.レベルの変動が推測される(ステップ405)。制限値xmax、xminは、例えば最も新しい所定の時間期間で観られた最大および最小サンプル値にそれらを設定することによって、幾つかの態様で選択され得る。更に、米国特許出願第08/365,037号(引用され、上述のように参照として組み入れられている)に記載されている干渉信号の存在を検出する技術のどれかを用いてもよいことを理解することであろう。
通常の信号処理において、すなわちXmeanに大きな変動がない時に、極めて多数のサンプルを平均化することによって平均値を高精度で決定することができる。更にまた、xmaxおよびxminの値が適切に選択されている場合には全てのサンプルはこれら制限値内になる。例えば、実際の信号振幅(この場合にはxcompi)および振幅の典型的あるいは期待変動の認識に基づいてxmax、xminを選択することができる。変動がなければ、
制限値xmaxの外側に1つあるいはそれ以上のサンプルを見い出すと、xminはd.c.レベルの変動を表すものと看做される。変動をより高速に追従するために、大きな重みを現在のサンプルに与えることによって平均値をその後適応的に決定する(ブロック307)。極めて高速の追従能力を達成するために、平均値は現在のサンプルの値に等しく設定されることができ、これは前の平均値に重みを全然与えない。変動が通りすぎ、例えば前の平均値が再設定されると、所望の高精度となるまで、平均値の決定はだんだん多くなるサンプル数Nで連続して行なってもよい。どの場合でも、ベースバンド信号の被補償サンプルは現在のサンプルおよび平均値間の差を見い出すことによって上記の式に従って形成される(ブロック309)。
出願人の方法の特定の例として、Xmeanが次式に従って決定された滑らかな平均であるものとする。
ここで、Xmean(新)は現在のサンプルxiに対して決定されたXmeanの値であり、Xmean(旧)は前のサンプルに対して決定されたXmeanの値であり、Nはサンプル数である。因数(N−1)/Nおよび1/Nは重み因子であることを理解することであろう。通常の場合に、すなわち干渉信号がオンまたはオフにスイッチングされない時には、高精度を持つXmeanの推定値を与えることで、d.c.レベルを一定のものと看做すことができ、かつ大きな値のNを使用することができる。一例として、N=32とする。これは次の式を与える。
更に、制限値xmax、xminが前の最大サンプル値の2倍に基づくようにすれば、すなわちこれは次の式を与える。
ここで、サンプル値xは現在のサンプルxiから前のサンプルxi-Nのような前のサンプルを通る範囲のものである。
上に記したように、制限値xmaxの外側の1つあるいはそれ以上のサンプルを見い出すことにより、xminはd.c.レベルのステップを表し、このステップを良好に追従するためにNの値を減少させる。例えば、次式を与えて32から2までNを減少することができる。
現在のサンプルxiが制限値xmax、xmin内に戻ると、Nの値は増大される。制限値内に戻る最初のサンプルに対して、Nは4に設定され、制限値内の第2の継続したサンプルに対して、Nは8に設定され、制限値内の第3の継続したサンプルに対して、Nは16に設定され、制限値内の第4の継続したサンプルに対しては、Nは32に設定される。
鋭いステップの間に受けられたサンプルは不十分な精度で復調されることになることを認めるであろう。移動通信のような多くの応用においては、これは問題とはならないであろう。ロバスト情報コード化および誤差訂正方法は総合通信品位のロス無しで制限された時間の間にビット誤差をうまく処理することができる。最悪の場合に、被補償および実際のベースバンド信号間の差のため少しの情報シンボルは欠落してしまう。GSMおよびDCS1800システムのようなロバストチャンネルコード化およびインターリーブ機能を有する通信システムにおいては往々これを無視することができる。
出願人の発明による方法はホモダイン無線受信機においてベースバンドd.c.オフセットを取り除くことによく適合するがそれに限定されないことを理解するであろう。このような方法はサンプルのストリームを長さに拘らず訂正するのに好ましく、この方法は変化するかあるいは一定のどの種類のd.c.オフセットも取り扱うことができる。また、この方法はd.c.オフセットの反復ランプあるいはステップも取り扱うことができる。データの事後処理は必要なく、これは実時間動作を要求するセルラ電話のような応用に対しては特に重要である。出力に顕著な遅延がなく信号処理が連続して行なわれ、この方法は例えば小さな面積しか必要としない集積回路でハードウェア的に極めて効果的に構成化され得る。大きなデータ記憶ユニットは不用であり、複雑な演算処理を行なう必要はない。
本発明がその必須の特徴から逸脱せずに他の形態で実施され得ることを当業者は認めることであろう。従って、上で説明した実施例は全ての点で図示のためのものとしてであって限定的なものではないと考えられなければならない。発明の適用範囲は以下の請求の範囲により定められる。
本発明はポータブルセルラ電話機、コードレス電話機、ページャのような通信システム用の直接変換受信機に関する。
無線信号のような通信信号の復調およびアナログ対デジタル(A/D)変換は時折ホモダイン受信機とも呼ばれる直接変換受信機で行なわれることができる。受信機の局部発振器の周波数を受信したキャリア信号の周波数と同一にすることによって信号が復調されかつベースバンドに直接スペクトル的に下向きに移行される。直接変換受信機は中間周波数(IF)段を何等持たないため、多くのフィルタを省略あるいは簡略化することができる。勿論、全ての濾波および信号処理をデジタルロジックで行なうことができ、これは対応するアナログ処理に比較してハードウェアコストと設計上の複雑さを減少することができる。
直接変換は1950年代に単側波帯受信機用に取入れられたが、この技術はこのようなシステムに制限されない。直接変換は多くの異なった変調方式と共に使用されることができ、最少偏移変数(MSK)および直交振幅変調(QAM)のような今日の直交変調方式のために特にふさわしい。
直接交換すなわちホモダイン受信機の数々の特徴がLindqvistへの米国特許第5,530,929号およびDnetへの同第5,241,702号並びにLindquist等による許可された米国特許出願第08/401,127号Lindqvist等による同第08/365,037号に記載されている。これらの文書は特に参照としてここに組み入れられる。
従来の直接変換受信機の動作は図1に関連して次のように説明され得る。中心周波数fcおよび帯域幅BWrfを有する無線周波数(RF)信号はアンテナ10で受信され、その後帯域フィルタ20により濾波される。帯域フィルタによって得られた濾波信号は、受信機の総合雑音指数を改善するためになくべく低雑音性の増幅器30によって増幅される。
増幅器30で得られた増幅された濾波信号は、次いで、平衡ミキサ40および50により同相(I)チャンネルおよび直角位相(Q)チャンネルにおいてベースバンドに下変換される。これらミキサは局部発振器60によって発生された正弦波信号から好ましい分周器および移相器70で得られたサイン(I)およびコサイン(Q)成分のそれぞれのものによりドライブされる。直接変換の原理に従って、LO信号も周波数fcを有している。
ミキサ40、50は増幅器30からの信号と局部発振器のI、Q成分とを有効的に掛け合わせる。各ミキサは増幅された濾波受信信号と局部発振器信号との周波数の和および差となる周波数の信号を生じさせる。差の(下変換された)信号のそれぞれはゼロ周波数(d.c.)の周りで折り曲げられたスペクトルを有し、d.c.から1/2BWrfまで広がる。
ミキサで得られたIおよびQ信号は低域フィルタ80、90で濾波され、これらの低減フィルタは和の(上変換された)信号並びに近RF信号が原因すると考えられる成分を取り除く。フィルタ80、90は受信機の雑音帯域幅、従って総合雑音電力を設定する。次いで、IおよびQベースバンド信号は通例増幅器100、110により増幅され、アナログ対デジタル変換器120、122およびデジタル信号処理(DSP)装置130に与えられる。
図1に示される構成を用いれば、直交IおよびQ信号のデジタルサンプルを取り扱うようにDSP装置130を適切にプログラムすることによって殆どのどの形式の変調でも検波することが可能である。このような処理には位相復調、振幅復調、周波数復調あるい混成復調方式を含ませることができる。DSP装置130は配線論理回路として、あるいは好ましくはアプリケーション特定集積回路(ASIC)のような集積化デジタル信号処理器として構成化されてもよいことを認めるであろう。勿論、ASICは必要な機能を行なうために最適化されている配線論理回路を含んでもよく、これは速度あるいは他の性能パラメータがプログラマブルデジタル信号処理器の融通性よりもより重要である時には普通に選択される構成であることを理解するであろう。
この従来の直接変換受信機に付随する大きな問題は干渉信号(例えば、同一および近RF通信チャネルでの信号)の2次積がミキサによって発生されることである。これら2次積のうちの1つの成分はベースバンドに位置し、このため所望のベースバンド信号と干渉して性能を劣化させる。ある状況において、この問題は今日の時分割多元接続(TDMA)デジタルセルラシステム用高性能直接変換受信機においての通信を全体的に妨げる。
入力信号Vinに対して、ミキサのような非線形装置は理論的に次式により与えられる出力信号Voutを生じさせる。
入力信号Vinが次式によって与えられる干渉信号である場合には、
(ここで、Vmは干渉信号の最大振幅であり、ωcはキャリア周波数fcに対応する)、2次積bVin 2は次式によって与えられる。
前式から明らかなように、右の最初の項は例えばミキサ40、50の後のベースバンドでの所望信号の歪である。右の第2の項は、それがフィルタ80、90により除去されるキャリア周波数の2倍付近に中心決めされる上変換(和)信号を表すため無視され得る。
干渉信号が単一のキャリアfcだけかまたは定エンベロープ周波数あるいは位相変調信号である場合に、歪はd.c.成分となる。このようなd.c.オフセットはDentへの米国特許第5,241,702号(上記で参照として組み入れられた)の態様のような多くの方法で除去され得る。
ある状況で干渉信号が振幅変調(AM)信号である場合、すなわちVmが一定ではない場合に、2次積は最早一定のd.c.オフセットを簡単には生じさせない。これが全てのデジタル通信システムで生じるのは、それらが実際のAM信号を使用しているか、それらが単一キャリアまたは周波数あるいは位相変調信号のオン/オフスイッチングを使用しているかのいずれか一方あるいは両方のためである。強力な無線送信機によりベースバンド信号に誘導するd.c.オフセットは目的のベースバンド信号に較べて極めて大きくなる可能性がある。干渉する送信機がオンおよびオフに急速にスイッチングすることで多くの場合にd.c.オフセットは急速に変動するため、ベースバンド信号のd.c.レベルに大きなステップを発生し、これは補償を困難にする。
移動電気通信にあっては、異なったオペレータが無線伝送のための同一の周波数帯を用いている。時分割多元接続(TDMA)通信システム、例えば移動通信用大域システム(GSM)に従って運用するシステムでは、基地局送信機を相互同期無しでオンおよびオフにスイッチングすることができる。ある基地局によって移動局に送られているバーストすなわち時間スロットの中間に生じる他の基地局からの大きなステップは移動局がホモダイン受信機を装備している時には接続の品位を著しく阻害する。この可変のd.c.レベルを検出して取り除く必要がある。
この移動電話および他の実時間応用において、このような検出および除去を行なうために必要な時間期間もまた重要である。遅延を導入する複雑な事後処理方法は使用できない。データ記憶能力も制限される恐れがある(これは多くのポータブル受信機では典型的である)。
概要
本発明の一つの目的は直接変換受信機において所望の信号の可変d.c.オフセットの影響を取り除くことである。
本発明の他の目的は強力な干渉信号による性能劣化を受けない現代の通信システム用直接変換受信機を実現することである。
出願人の発明の一つの特徴によれば、直接変換受信機において可変d.c.レベルを有するベースバンド信号の現在のサンプルを補償する装置が提供される。この装置はベースバンド信号のサンプルを発生する手段と、ベースバンド信号のサンプルの平均値の推定値を形成する手段と、ベースバンド信号のd.c.レベルの変動を現在のサンプルに基づいて検出する手段と、現在のサンプルおよび推定値間の差を形成しそれによりd.c.レベルの変動を実質的に取り除くことによって被補償サンプルを発生する手段とを具備する。
出願人の発明の他の特徴によれば、この装置の検出手段は上方制限値と下方制限値を決定する手段と、ベースバンド信号の現在のサンプルをこれら上方および下方制限値と比較する手段とを含んでいる。上方および下方制限値はベースバンド信号のサンプルのうちの最大のものに基づいてもよく、ベースバンド信号のd.c.レベルの変動は現在のサンプルが制限値の1つを越える時に検出される。更に、平均値の推定値は多数のサンプルから適応的に生成されてもよく、これはd.c.レベルの変動が検出されたかどうかに対応する。
出願人の発明の他の特徴において、可変d.c.レベルを有するベースバンド信号の現在のサンプルを補償する方法が提供される。この方法はベースバンド信号のサンプルを発生するステップと、ベースバンド信号のサンプルの平均値の推定値を形成するステップと、ベースバンド信号のd.c.レベルの変動を現在のサンプルに基づいて検出するステップと、現在のサンプルおよび推定値間の差を形成しそれによりd.c.レベルの変動を実質的に取り除くことによって被補償サンプルを発生するステップとを具備する。
この方法において、決定ステップは上方制限値と下方制限値をベースバンド信号のサンプルの最大のものに基づいて決定するステップと、ベースバンド信号の現在のサンプルをこれら上方および下方制限値と比較するステップとを含んでいる。ベースバンド信号のd.c.レベルの変動は現在のサンプルが制限値の1つを越える時に検出される。更に、平均値の推定値は多数のサンプルから適応的に生成されてもよく、これはd.c.レベルの変動が検出されたかどうかに対応する。
【図面の簡単な説明】
出願人の発明は次の図面に関連してこの説明を読むことによって理解されるであろう。
図1は直接変換受信機のブロック図である。
図2a、2bは直接変換受信機のIおよびQチャンネルの信号のタイミング図である。
図3は出願人の発明に従ったベースバンド信号のサンプルを補償する方法のフローチャートである。
図4は出願人の発明に従ったベースバンド信号のd.c.レベルの変動を検出する方法のフローチャートである。
詳細な説明
以下の説明は直交チャンネルを有する無線受信機に関連しているが、出願人の発明は単一チャンネルを有する有線受信機のような他の形態の通信受信機にも実施され得ることを認めるであろう。
GSMにおいて、受信信号はGMSKを用いて位相変調されており、理想的には、935〜960MHZの受信帯内にAMは存在しない。それにも拘らず、強力な位相変調干渉信号(受信帯内のブロッキング信号)がベースバンドにd.c.オフセットを誘起してしまい、これは所望の信号と干渉する。このような強力な干渉信号をオンおよびオフにスイッチングすることは2つの異なったd.c.オフセット間でステッピング(すなわちAM)を誘起する。GSMにおいては、オンおよびオフにスイッチングする時間は指定されており、従ってAM歪は時間領域で既知である。(ほぼ3ビット期間が影響を受ける。)
GSM移動受信機にとって、このような干渉信号が1つの受信バーストの間で1度オンまたはオフにスイッチングされ得るに過ぎないことも知られている。従って、各GSMオペレータ、他に移動局をサービスするオペレータに対して、どの受信バーストの間にも1つだけのd.c.オフセットステップが存在してしまう。例えば、スウェーデンでは、現在GSM帯に3つのオペレータが存在し、どの受信バーストの間でも2つのd.c.オフセットステップの可能性がある。出願人の発明はこのような多ステップを取り扱うことができる。
図2aおよび2bに示されるように、ベースバンドIおよびQチャンネル信号に2次積を生じさせる干渉信号は既知の特性を有するランプと結び付いた(オンまたはオフのスイッチングのため)2つの異なったd.c.レベルとしてそれ自体を時間領域で表している。図において、理想信号は2次積がない信号であり、総合受信信号は理想信号と2次積の和である。横座標の時間スケールおよび縦座標の振幅スケールは任意である。
被サンプリングベースバンド信号は一定のd.c.レベルを有するが、サンプルxiの大きさは平均値Xmeanを中心に変る。例えば、図2a、2bに示された信号から得られるようなサンプル値はほぼ±1の間で変るだろうし、平均値は0と20の時間期間の間でほぼゼロとなるであろう。このような被サンプリング信号を補償することは次式に従って被補償サンプルxcompiを発生することを含む。
ここで、インデックス値iは現在のサンプルを表す。被補償サンプルを発生するために必要な演算はA/D変換器120、122によりサンプル対サンプル基準で発生された被サンプリングIおよびQチャンネル信号を用いてDSP装置130により行なわれる。これらの演算は出願人の発明に従った方法のフローチャートである図3および図4によって表される。被補償IおよびQチャンネル被サンプリング信号はその後DSP装置130において一層処理され、所望の情報信号を得るようにする。
ベースバンド信号のサンプル(図3のブロック301)を用いて、Xmeanの値、すなわちサンプルの平均値(ブロック303)を推定する幾つかの異なった方法を使用することができる。例えば、次式に従って所定数Nの最も新しく受けたサンプルの平均を形成することによって滑らかなXmeanを決定することができる。
ここで、1からNまでの範囲のnの値に対して加算が行なわれる。TDMAシステムにおいて、平均されるサンプルの数は実際的な理由で、また典型的にはより高精度は不用であるため約150から約170の範囲に制限されることになろう。(GSM通信システムでの各バーストはざっと150〜170のデータビットを含んでいる。)それにも拘らず、例えば、周波数訂正バーストをモニターする時に、必ずしも必要でないかもしれないが、極めて多数のビットを処理する状況が存在する。GSMにおいては、各フレーム51のスロットのうちの5つが無変調キャリア(「周波数訂正バースト」すなわちFCH)を伝送するために使用され、移動局は狭帯域フィルタを用いてこれを検出し、粗いタイミングおよび周波数誤差推定値を与えることができる。Xmeanは滑らかな平均であるため、処理されるビットの数は原理的に制限されない。
上方制限値xmaxおよび下方制限値xminを選択しかつ現在のサンプルxiをこれらの制限値と比較することによってd.c.レベルの変動を検出することができる(ステップ305)。d.c.レベルの変動を検出するこの方法は図4に示されており、そこでステップ401は上方および下方制限値を選択することを示し、ステップ403は現在のサンプルをこれら制限値と比較することを示す。現在のサンプルの値がxmaxよりも大きいかあるいはxminよりも小さい場合には、d.c.レベルの変動が推測される(ステップ405)。制限値xmax、xminは、例えば最も新しい所定の時間期間で観られた最大および最小サンプル値にそれらを設定することによって、幾つかの態様で選択され得る。更に、米国特許出願第08/365,037号(引用され、上述のように参照として組み入れられている)に記載されている干渉信号の存在を検出する技術のどれかを用いてもよいことを理解することであろう。
通常の信号処理において、すなわちXmeanに大きな変動がない時に、極めて多数のサンプルを平均化することによって平均値を高精度で決定することができる。更にまた、xmaxおよびxminの値が適切に選択されている場合には全てのサンプルはこれら制限値内になる。例えば、実際の信号振幅(この場合にはxcompi)および振幅の典型的あるいは期待変動の認識に基づいてxmax、xminを選択することができる。変動がなければ、
制限値xmaxの外側に1つあるいはそれ以上のサンプルを見い出すと、xminはd.c.レベルの変動を表すものと看做される。変動をより高速に追従するために、大きな重みを現在のサンプルに与えることによって平均値をその後適応的に決定する(ブロック307)。極めて高速の追従能力を達成するために、平均値は現在のサンプルの値に等しく設定されることができ、これは前の平均値に重みを全然与えない。変動が通りすぎ、例えば前の平均値が再設定されると、所望の高精度となるまで、平均値の決定はだんだん多くなるサンプル数Nで連続して行なってもよい。どの場合でも、ベースバンド信号の被補償サンプルは現在のサンプルおよび平均値間の差を見い出すことによって上記の式に従って形成される(ブロック309)。
出願人の方法の特定の例として、Xmeanが次式に従って決定された滑らかな平均であるものとする。
ここで、Xmean(新)は現在のサンプルxiに対して決定されたXmeanの値であり、Xmean(旧)は前のサンプルに対して決定されたXmeanの値であり、Nはサンプル数である。因数(N−1)/Nおよび1/Nは重み因子であることを理解することであろう。通常の場合に、すなわち干渉信号がオンまたはオフにスイッチングされない時には、高精度を持つXmeanの推定値を与えることで、d.c.レベルを一定のものと看做すことができ、かつ大きな値のNを使用することができる。一例として、N=32とする。これは次の式を与える。
更に、制限値xmax、xminが前の最大サンプル値の2倍に基づくようにすれば、すなわちこれは次の式を与える。
ここで、サンプル値xは現在のサンプルxiから前のサンプルxi-Nのような前のサンプルを通る範囲のものである。
上に記したように、制限値xmaxの外側の1つあるいはそれ以上のサンプルを見い出すことにより、xminはd.c.レベルのステップを表し、このステップを良好に追従するためにNの値を減少させる。例えば、次式を与えて32から2までNを減少することができる。
現在のサンプルxiが制限値xmax、xmin内に戻ると、Nの値は増大される。制限値内に戻る最初のサンプルに対して、Nは4に設定され、制限値内の第2の継続したサンプルに対して、Nは8に設定され、制限値内の第3の継続したサンプルに対して、Nは16に設定され、制限値内の第4の継続したサンプルに対しては、Nは32に設定される。
鋭いステップの間に受けられたサンプルは不十分な精度で復調されることになることを認めるであろう。移動通信のような多くの応用においては、これは問題とはならないであろう。ロバスト情報コード化および誤差訂正方法は総合通信品位のロス無しで制限された時間の間にビット誤差をうまく処理することができる。最悪の場合に、被補償および実際のベースバンド信号間の差のため少しの情報シンボルは欠落してしまう。GSMおよびDCS1800システムのようなロバストチャンネルコード化およびインターリーブ機能を有する通信システムにおいては往々これを無視することができる。
出願人の発明による方法はホモダイン無線受信機においてベースバンドd.c.オフセットを取り除くことによく適合するがそれに限定されないことを理解するであろう。このような方法はサンプルのストリームを長さに拘らず訂正するのに好ましく、この方法は変化するかあるいは一定のどの種類のd.c.オフセットも取り扱うことができる。また、この方法はd.c.オフセットの反復ランプあるいはステップも取り扱うことができる。データの事後処理は必要なく、これは実時間動作を要求するセルラ電話のような応用に対しては特に重要である。出力に顕著な遅延がなく信号処理が連続して行なわれ、この方法は例えば小さな面積しか必要としない集積回路でハードウェア的に極めて効果的に構成化され得る。大きなデータ記憶ユニットは不用であり、複雑な演算処理を行なう必要はない。
本発明がその必須の特徴から逸脱せずに他の形態で実施され得ることを当業者は認めることであろう。従って、上で説明した実施例は全ての点で図示のためのものとしてであって限定的なものではないと考えられなければならない。発明の適用範囲は以下の請求の範囲により定められる。
Claims (4)
- 直接変換受信機にあって、可変d.c.レベルを有するベースバンド信号の現在のサンプルを補償する装置において、
上記ベースバンド信号のサンプルを発生する手段と、
上記サンプルの平均値の推定値を形成する手段と、
上記ベースバンド信号のd.c.レベルの変動を上記現在のサンプルに基づいて検出する手段と、
上記現在のサンプルおよび上記推定値間の差を形成しそれによりd.c.レベルの変動を実質的に取り除くことによって被補償サンプルを発生する手段と、
を具備することを特徴とする装置。 - 請求の範囲第1項記載の装置において、上記検出手段は、
上方制限値と下方制限値を決定する手段を含み、上記上方および下方制限値は上記ベースバンド信号のサンプルのうちの最大のものに基づくようにされており、
上記現在のサンプルを上記上方および下方制限値と比較する手段を含み、上記現在のサンプルが上記制限値の1つを越える時に上記ベースバンド信号のd.c.レベルの変動を検出するようにされており、
上記推定値形成手段は、
上記ベースバンド信号の多数のサンプルの平均を適応的に決定する手段を含み、d.c.レベルの変動が検出されたかどうかにサンプルの数が対応するようにされた、
ことを特徴とする装置。 - 可変d.c.レベルを有するベースバンド信号の現在のサンプルを補償する方法において、
上記ベースバンド信号のサンプルを発生するステップと、
上記サンプルの平均値の推定値を形成するステップと、
上記ベースバンド信号のd.c.レベルの変動を検出するステップと、
変動が検出された時に、上記現在のサンプルおよび上記推定値間の差を形成しそれによりd.c.レベルの変動を実質的に取り除くことによって被補償サンプルを発生するステップと、
を具備することを特徴とする方法。 - 請求の範囲第3項記載の方法において、上記検出ステップは、
上方制限値と下方制限値を上記ベースバンド信号のサンプルの最大のものに基づいて決定するステップを含み、
上記現在のサンプルを上記上方および下方制限値と比較するステップを含み、上記現在のサンプルが上記制限値の1つを越える時に上記ベースバンド信号のd.c.レベルの変動が検出されようにし、
推定値を形成する上記ステップは、
上記ベースバンド信号の多数のサンプルの平均を適応的に決定するステップを含み、d.c.レベルの変動が検出されたかどうかにサンプルの数が対応するようにされた、
ことを特徴とする方法。
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