JP3898839B2 - 送信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル携帯電話等の無線通信において使用される送信機に関し、特に、ローカル信号発振器に要求される周波数精度を緩和する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、無線通信におけるディジタル携帯電話等の無線機の技術が進歩し、機器の小型化と共に種々の要求を実現するため機器の性能向上が図られている。特に、ディジタル方式の送信機においては、後述するようにローカル信号発振器の出力周波数誤差が送信側における隣接チャネル干渉や受信側におけるBER(Bit Error Rate:ビット誤り率)特性や同期特性に直接影響を及ぼすので、高い精度が要求される。
【0003】
図3は、従来の一般的なディジタル携帯電話の送信機の構成例を示すブロック図である。この図に示す送信機は、入力信号を変調する変調器31と、不要成分を除去するためのIFバンドパスフィルタ32と、IF信号をRF信号に変換するためのミキサ8と、システムのサービスバンド帯域のみを通過させ不要成分を除去するためのRFバンドパスフィルタ5と、入力信号を増幅する送信アンプ6と、アンテナ7とが直列に接続されると共に、前記ミキサ8にPLL回路を用いた第1ローカル信号発振器50が接続され、前記変調器31にPLL回路を用いた第2ローカル信号発振器80が接続される。
【0004】
また、第1及び第2ローカル信号発振器50、80としてのPLL回路は、位相比較器503、803と、ループフィルタ502、802と、VCO(電圧制御発振器)501、801と、分周器504、804とをループ状に接続すると共に、前記位相比較器503、803に基準信号発生器としてのTCXO(温度補償型水晶発振器)90を接続し、出力信号を前記VC0501、801から得るように構成されている。
【0005】
この図に示される送信機は、まず、変調器31が第2ローカル信号発振器80の周波数fL2により送信データ30をシステムの変調方式(例えば、PDC800MHz方式携帯電話ではπ/4QPSK)に応じて変調する。この変調された信号はIFバンドパスフィルタ32により不要成分を除去するための必要な帯域制限を受けた後に、ミキサ8と発振周波数fL1の第1ローカル信号発振器50とによりRF信号に周波数変換されて送信信号fTとなる。この送信信号fTは、RFバンドパスフィルタ5により不要成分を除去するために帯域制限されると共に送信アンプ6において必要な増幅をされた後にアンテナ7から送信される。
このとき、第1及び第2ローカル信号発振器50、80は後述する理由により高い周波数精度が要求されるためPLL(位相ロックループ)回路で構成するのが一般的である。
【0006】
ここで、PLL回路について簡単に説明すれば、位相比較器503、803がTCXO90出力の基準周波数frと分周器504、804出力の比較周波数fdとの位相差に応じたパルス幅を出力すると、ループフィルタ502、802が該パルス出力を平滑して得る直流分電圧をVCO501、801に出力する。
VCO501、801はこの直流電圧に応じた周波数を出力するが、該出力を分周器504、804を介して位相比較器503、803へ帰還させることにより、frとfdとは同一周波数、同一位相になるように動作する。なお、分周器504、804の機能はVCO501、801出力 fvco をN分割するが、このNを変えることで fr のステップでVCO501、801の出力を変化させることができる。
【0007】
次に、ローカル信号発振器50、80としてPLL回路が必要となる理由について説明する。
図3に示される送信機において、第1ローカル信号発振器50または第2ローカル信号発振器80のどちらか、或いは両方の出力周波数に誤差がある場合、変調された送信信号が中心周波数から周波数シフトして隣接チャネルとの周波数間隔が狭くなり、隣接チャネル干渉を引き起こす。
また、このような送信信号を受信側において受信すると、受信信号が受信機に使用されるフィルタの中心周波数からずれるために、該フィルタの減衰特性により受信信号レベルが減衰して受信特性(BER特性)が劣化すると共に、復調器においてキャリア周波数オフセットが生じるために同期特性も劣化する。
以上の理由により、システムごとに送信周波数に対する周波数精度の規格が定められており、例えば、PDC800MHz方式携帯電話における送信周波数の許容周波数誤差は3ppmである。
高周波においてこのような高い周波数精度を単体の発振器で達成するのは技術的に困難であるので、従来の送信機においてはPLL回路を使用することが不可欠であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、送信機において、上述した理由によりローカル信号発振器として周波数精度の高いPLL回路を使用すると、PLL回路が高価なVCO等を必要とするため結果として送信機のコスト増を招き、また、回路規模も大きくなるので送信機の小型化がしにくい等の問題があった。
本発明は上述した従来の送信機の問題点を解決するためになされたものであって、ローカル信号発振器に要求される高い周波数精度を緩和できるような構成にすると共にPLL回路を不要とし、小型で安価な送信機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係わる送信機の請求項1記載の発明は、変調器から出力されるIF信号をRF信号に周波数変換するための第1ローカル信号発振器の出力周波数誤差を周波数誤差検出回路で検出すると共に、該検出誤差情報に基づいて前記変調器に接続される第2ローカル信号発振器の出力周波数を制御して、前記第1ローカル信号発振器の周波数誤差に係わる変調器出力信号の周波数シフトによる送信特性の劣化を補償するように構成する。
本発明に係わる送信機の請求項2記載の発明は、入力信号を変調してディジタル変調波信号を出力する変調器と、前記ディジタル変調波信号の不要成分を除去するディジタルIFフィルタ手段と、ディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、該D/A変換器出力信号から不要成分を除去するためのアナログIFフィルタ手段と、IF信号を出力周波数一定の第1ローカル信号発振器からの第1ローカル信号によりRF信号に周波数変換するためのミキサと、前記第1ローカル信号発振器の出力から周波数誤差帯域のみを通過させるRFフィルタ手段と、該RFフィルタ手段出力のアナログ信号をディジタル信号に変換するためのA/D変換器と、前記第1ローカル信号発振器の出力周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、該検出誤差情報に基づいて発振周波数を補正して前記変調器に信号を出力するディジタル型の第2ローカル信号発振器とをループ状に接続し、前記第1ローカル信号発振器の周波数誤差に係わる前記変調器出力信号の周波数シフトによる送信特性の劣化を補償するように構成する。
本発明に係わる送信機の請求項3記載の発明は、変調器から出力されるIF信号をRF信号に周波数変換するための第1ローカル信号発振器の出力周波数誤差を周波数誤差検出回路で検出すると共に、該検出誤差情報に基づいて前記変調器出力の変調波信号の中心周波数を制御して、前記第1ローカル信号発振器の周波数誤差に係わる変調器出力信号の周波数シフトによる送信特性の劣化を補償するように構成する。
本発明に係わる送信機の請求項4記載の発明は、入力信号を変調してディジタル変調波信号を出力する変調器と、前記ディジタル変調波信号の不要成分を除去するディジタルIFフィルタ手段と、該ディジタルIFフィルタ手段の出力を一方の入力とする第1のミキサと、該第1のミキサの出力信号の不要成分を除去する第2のディジタルIFフィルタ手段と、ディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、該D/A変換器出力信号から不要成分を除去するためのアナログIFフィルタ手段と、IF信号をRF信号に周波数変換するための第2のミキサと、該第2のミキサに出力周波数一定の第1ローカル信号を供給する第1ローカル信号発振器と、該第1ローカル信号の周波数誤差帯域のみを通過させるRFフィルタ手段と、該RFフィルタ手段出力のアナログ信号をディジタル信号に変換するためのA/D変換器と、前記第1ローカル信号発振器の出力周波数誤差を検出し該検出誤差情報を前記第1のミキサの他方の入力に出力する周波数誤差検出回路とから成り、前記第1ローカル信号発振器の周波数誤差に係わる前記変調器出力の変調波信号の周波数シフトによる送信特性の劣化を補償するように構成する。
本発明に係わる送信機の請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4記載の送信機において、前記周波数誤差検出回路を、検出すべき周波数誤差成分を含む信号と余弦波発振器の出力信号とを入力とし、且つ、出力に第1のローパスフィルタを接続した第1ミキサと、前記検出すべき周波数誤差成分を含む信号と正弦波発振器の出力信号とを入力とし、且つ、出力に第2のローパスフィルタを接続した第2ミキサとからなる直交復調器と、該直交復調器出力信号に基づいて前記第1ローカル信号発振器の周波数誤差を計算する周波数誤差計算手段とにより構成する。
本発明に係わる送信機の請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5記載の送信機において第1ローカル信号発振器を第1ローカル信号源発振器と該第1ローカル信号源発振器の出力周波数をてい倍する周波数てい倍器とから成るローカル信号発生手段で構成し、且つ、前記第1ローカル信号源発振器の出力周波数誤差を周波数誤差検出回路にて検出するように構成する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図示した実施の形態例に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係わる送信機の実施の形態例を示す機能ブロック図である。この例に示す送信機は、入力データ信号を変調してディジタル変調波信号を出力する変調器1と、前記ディジタル変調波信号の不要成分を除去するディジタルIFバンドパスフィルタ2と、ディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器3と、該D/A変換器3出力信号から不要成分を除去するためのアナログIFバンドパスフィルタ4と、第1のRFバンドパスフィルタ5とRFアンプ6とを通じてアンテナ7に接続されるIF信号をRF信号に周波数変換するためのミキサ8と、該ミキサ8に接続する出力周波数一定の第1ローカル信号発振器9の周波数誤差帯域のみを通過させる第2のRFバンドパスフィルタ10と、アナログ信号をディジタル信号に変換するためのA/D変換器11と、前記第1ローカル信号発振器9の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路13と、該検出誤差情報に基づいて発振周波数を補正して前記変調器1に信号を出力する出力周波数可変の第2ローカル信号発振器(ディジタル発振器)12とをループ状に接続する。
【0011】
図1に示される送信機においては、まず、変調器1が第2ローカル信号発振器12の周波数fL2により送信データ30をシステムの変調方式(前記のPDC800MHz方式携帯電話ではπ/4QPSK)に応じて変調し、ディジタル変調波信号を出力する。この変調された信号はディジタルIFバンドパスフィルタ2により不要成分を除去するために必要な帯域制限を受けた後に、D/A変換器3によりディジタル信号からアナログ信号に変換されると共にアナログIFバンドパスフィルタ4により不要成分が除去された後に、ミキサ8と発振周波数fL1の第1ローカル信号発振器9とによりRF信号に周波数変換されて送信信号fTとなる。この送信信号fTは、第1のRFバンドパスフィルタ5により不要成分を除去するために帯域制限されると共に送信アンプ6において必要な増幅をされた後にアンテナ7から送信される。
このとき、第2ローカル信号発振器12は後述する第1ローカル信号発振器9の周波数誤差ΔfL1に係わる周波数補正が行われる。
【0012】
ここで、第2ローカル信号発振器12の出力周波数補正について説明すると、第1ローカル信号発振器9の出力信号(第1ローカル信号)はその出力信号の周波数変動幅(周波数誤差)ΔfL1のみを通過させて不要成分を除去する第2のRFバンドパスフィルタ10に入力されて必要な帯域制限を受ける。第2のRFバンドパスフィルタ10により帯域制限された第1ローカル信号は、A/D変換器11においてディジタル信号に変換されディジタル第1ローカル信号11aとなる。A/D変換器11は、図示されていない高精度クロック発生器から出力するサンプリングクロックを用いてサンプリングを行う。
サンプリング定理によれば、バンドパスサンプリングを行う場合は、入力信号の帯域幅の2倍以上のサンプリングクロックを必要とするから、サンプリングクロック周波数を
fs=n×ΔfL1 (n≧2:nは整数) (1)
とする必要がある。
【0013】
A/D変換されたディジタル第1ローカル信号11aは、周波数誤差検出回路13に入力されると共に周波数誤差検出回路13がディジタル第1ローカル信号11aに含まれる周波数誤差ΔfL1を検出し、その結果に基づいて第2ローカル信号発振器12の出力周波数をfL2−△fL1に補正して変調器1に出力するので、第1ローカル信号発振器9における周波数誤差△fL1がキャンセルされて周波数シフトの無い正確な送信周波数fTを得ることができる。
【0014】
次に、本発明に係わる上述した周波数誤差検出回路13について詳しく説明する。図2は周波数誤差検出回路13の実施の形態例を示す機能ブロック図である。
この図に示す周波数誤差検出回路13は、前記ディジタル第1ローカル信号11aと余弦波発振器(ディジタル発振器)203の出力信号とが入力し出力に第1ディジタルローパスフィルタ205が接続される第1ディジタルミキサ201と、前記ディジタル第1ローカル信号11aと正弦波発振器(ディジタル発振器)204の出力信号とが入力し出力に第2ディジタルローパスフィルタ206が接続される第2ディジタルミキサ202とからなる直交復調器20と、該直交復調器出力信号から前記第1ローカル信号発振器9の周波数誤差を計算する周波数誤差計算手段207とにより構成する。
【0015】
この例に示される周波数誤差検出回路13は、周波数誤差ΔfL1を含むディジタル第1ローカル信号11aが直交復調器20に入力され、該直交復調器20が同相出力Ikと直交出力Qkとを出力し、この情報から周波数誤差計算手段207が前記周波数誤差 ΔfL1を検出する。
以下、この動作について説明するために、図2を参照しつつ、まず、IkとQkとを導出する。
ディジタル第1ローカル信号11aを
cos 2π(fL1 + ΔfL1)k / fs (2)
ただし、 fL1 :正しい第1ローカル発振周波数
ΔfL1 :第1ローカル発振周波数の誤差
fs :サンプリング周波数
k :サンプル番号
と表し、また、余弦波発振器203出力信号を
cos 2π(fL1)k / fs (3)
正弦波発振器204の出力信号を
sin 2π(fL1)k / fs (4)
と表せば、図2に示したようにディジタル第1ローカル信号11aは、(3)式の余弦波或いは(4)式の正弦波と掛け算された後、ローパスフィルタ205、206により高周波成分が除去されるので、IkとQkはそれぞれ
k = cos 2π(ΔfL1)k / fs (5)
k = sin 2π(ΔfL1)k / fs (6)
となる。
【0016】
得られたIkとQkとから、周波数誤差計算手段207において、例えば下記の計算によりΔfL1を求める。まず、(5)式と(6)式とを用いてQkとIkとの比を取れば
tan 2π(ΔfL1)k / fs = Qk / Ik (7)
となる。左辺よりΔfL1を取り出すため
(ΔfL1)k / fs = (2π)-1tan-1k / Ik (8)
と変形する。
一方、(8)式左辺をkに着目して
(ΔfL1) / fs = (ΔfL1)(k+1) / fs − (ΔfL1)k / fs
と表わせば、(8)式右辺の関係を用いて
(ΔfL1) / fs = (2π)-1tan-1k+1 / Ik+1
− (2π)-1tan-1k / Ik (9)
を得る。
(9)式の右辺は既知であるので、(9)式によりサンプリング周波数fsで正規化された誤差周波数ΔfL1の値が得られる。この値を用いて第2ローカル信号発振器12の周波数を上述したように補正することができる。
【0017】
以上説明したように第2ローカル信号発振器12の周波数を補正して変調器1に出力することにより、第1ローカル信号発振器9の周波数にΔfL1の誤差が発生しても、RF送信信号fTの中心周波数に周波数シフトを生じないので、第1ローカル信号発振器9の出力周波数誤差に係わる隣接チャネル干渉や受信側でのBER特性、同期特性の劣化を防ぐことができる。
【0018】
次に、本発明に係わる送信機の他の変形実施例を図4に示す機能ブロック図に基づいて詳細に説明する。
図4に示すように、この変形実施例の送信機は、入力データ信号をディジタル型の第2ローカル信号発生器12出力信号で変調してディジタル変調波信号を出力する変調器1と、前記ディジタル変調波信号の不要成分を除去するディジタルIFバンドパスフィルタ2と、ミキサ72と該ミキサ72出力信号から不要成分を除去する第2のディジタルIFバンドパスフィルタ71とから成り周波数誤差に関する情報に基づいて前記変調器1のディジタル変調波信号の中心周波数を補正する周波数補正回路70と、ディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器3と、該D/A変換器出力信号から不要成分を除去するためのアナログIFバンドパスフィルタ4と、第1のRFバンドパスフィルタ5とRFアンプ6とを通じてアンテナ7に接続されるIF信号をRF信号に周波数変換するためのミキサ8と、出力周波数一定の第1ローカル信号発振器9の周波数誤差帯域のみを通過させる第2のRFバンドパスフィルタ10と、アナログ信号をディジタル信号に変換するためのA/D変換器11と、前記第1ローカル信号発振器9の周波数誤差を検出し該検出誤差情報を前記周波数補正回路70のミキサ72に出力する周波数誤差検出回路13とで構成する。
【0019】
前記構成の受信機は、図1の送信機における第2ローカル信号発振器12を出力周波数一定の発振器とし、バンドパスフィルタ2とD/A変換器3の間にミキサ72、第2のディジタルIFバンドパスフィルタ71とから成る周波数補正回路70を挿入し、周波数誤差検出回路13からの検出誤差情報を前記ミキサ72に入力する構成にしたものであり、他の構成及び動作は図1の送信機と同一である。従って、図4の送信機の動作説明は、周波数誤差検出回路13からの第1ローカル信号の検出誤差情報に基づく周波数の補正動作の説明のみとする。
【0020】
図4の送信機において、第2ローカル信号発振器12からの一定周波数fL2の出力信号で変調された変調器1出力の変調波信号は、バンドパスフィルタ2で不要成分を除去され周波数補正回路70のミキサ72に入力される。
該ミキサ72において周波数誤差検出回路13からの検出誤差信号ΔfL1と中心周波数がfL2の変調波信号がミキシングされることによって、中心周波数がfL2−ΔfL1に補正された変調波信号が前記ミキサ72から出力され、第2のディジタルIFバンドパスフィルタ71で不要成分が除去されてD/A変換器3に出力される。
前記動作によって、第1ローカル信号発振器9の周波数にΔfL1の誤差が発生しても、RF送信信号fTの中心周波数に周波数シフトを生じないので、第1ローカル信号発振器9の出力周波数誤差に係わる隣接チャネル干渉や受信側でのBER特性、同期特性の劣化を防ぐことができる。
【0021】
次に、本発明に係わる送信機の第2の変形実施例を図5に示す機能ブロック図に基づいて詳細に説明する。図5に示すように、この変形実施例の送信機は、入力データ信号を変調してディジタル変調波信号を出力する変調器1と、前記ディジタル変調波信号の不要成分を除去するディジタルIFバンドパスフィルタ2と、ディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器3と、該D/A変換器出力信号から不要成分を除去するためのアナログIFバンドパスフィルタ4と、第1のRFバンドパスフィルタ5とRFアンプ6とを通じてアンテナ7に接続されるIF信号をRF信号に周波数変換するためのミキサ8と、出力周波数一定の第1ローカル信号発振器60の出力を入力し、この入力信号の周波数をてい倍した信号を出力する周波数てい倍器61を前記ミキサ8に接続すると共に、前記第1ローカル信号発振器60の周波数誤差帯域のみを通過させる第2のRFバンドパスフィルタ10と、アナログ信号をディジタル信号に変換するためのA/D変換器11と、前記第1ローカル信号発振器9の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路13と、該検出誤差信号に基づいて発振周波数を補正して前記変調器1に信号を出力する出力周波数可変の第2ローカル信号発振器(ディジタル発振器)12とをループ状に接続して、送信機を構成する。
【0022】
前記の構成の受信機は、図1の送信機における第1ローカル信号発振器9をその発振周波数が1/Nである第1ローカル信号源発振器60に置き換え、該第1ローカル信号源発振器60とミキサ8との間にN倍の周波数てい倍器61を挿入し、前記第1ローカル信号源発振器60の出力を第2のRFバンドパスフィルタ10に接続したものであり、他の構成及び動作は図1の送信機と同一である。
従って、図5の送信機の動作説明は、第1ローカル信号及び第2ローカル信号を生成し、それぞれミキサ8と変調器1とに供給する動作説明のみとする。
【0023】
図5に示す送信機において、前記第1ローカル信号源発振器60は周波数変動幅(即ち周波数精度)がΔfL1の発振器であり、その出力信号を周波数てい倍器61でN倍の周波数にてい倍してミキサ8へ出力する。
一方、前記第1ローカル源発振器60の出力信号は、その出力信号の周波数変動幅ΔfL1のみを通過させる第2RFバンドパスフィルタ10に入力される。第2RFバンドパスフィルタ10で帯域制限された第1ローカル源信号は第2のA/D変換器11でディジタル第1ローカル源信号11aに変換される。第2のA/D変換器11では、図示されていない高精度のクロック発生器から出力されるサンプリングクロックでサンプリングを行う。
A/D変換されたディジタル第1ローカル源信号11aは、周波数誤差検出回路13に入力される。該周波数誤差検出回路13において前記ディジタル第1ローカル源信号60の周波数誤差ΔfL1を検出し、その結果に基づいて第2ローカル信号発振器12の出力周波数を補正する。
【0024】
図5の送信機の場合は、第1ローカル源信号をNてい倍して第1ローカル信号を作っているので、補正すべき誤差周波数はN×ΔfL1である。従って、第2ローカル信号発振器12の出力周波数をfL2−N×ΔfL1に補正すれば、第1ローカル信号源発振器60における周波数誤差ΔfL1がキャンセルされて正しい送信周波数fTが得られる。
この結果、第1ローカル信号源発振器60の周波数にΔfL1の誤差が発生しても、RF送信信号fTの中心周波数に周波数シフトを生じないので、第1ローカル信号源発振器60の出力周波数誤差に係わる隣接チャネル干渉や受信側でのBER特性、同期特性の劣化を防ぐことができることは図1のものと同等である。
本実施例の特徴は、必要とする第1ローカル信号の1/Nの周波数の第1ローカル信号源発振器60出力の周波数誤差を検出すればよいので、該出力信号をディジタル化する第2のA/D変換器11には、図1のものより低い周波数の入力信号に対応するA/D変換器を使用することができる。
【0025】
前記図5の送信機と同様に、前述の図4の送信機においても、ミキサ8に入力する第1ローカル信号は第1ローカル信号源発振器の出力を周波数てい倍器でてい倍した出力信号置き換え、前記第1ローカル信号源発振器の出力信号の誤差を検出して周波数補正を行ってよいことは当然である。そして、この場合は変調波信号の中心周波数をfL2−N×ΔfL1に補正する。
【0026】
上記のように周波数補正を行った場合の第1ローカル信号発振器への要求精度の具体的な例として、例えば、(1)式より第2のA/D変換器11のサンプリングクロックfsを1MHzとし、n=32とした場合、ΔfLは約30kHzまで補正できることになる。
従って、発振周波数940MHzの第1ローカル信号発振器の周波数精度は約30ppmに緩和されることになり、この周波数精度は単体の発振器(水晶発振器等)で実現できるので、PLL回路を用いる必要はなくなる。
【0027】
なお、以上の説明において、第2ローカル信号発振器12と余弦波発振器203と正弦波発振器204とは出力周波数誤差が無いものとしているが、このようなディジタル型の信号発振器はサンプリング周波数を上げることにより、PLL回路と同程度かそれ以上の周波数精度が保証されるので、周波数誤差を無視することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、第1ローカル信号発振器の周波数誤差を検出すると共に、該検出誤差情報に基づいて第2ローカル信号発振器(ディジタル発振器)の出力周波数或いは変調波信号の中心周波数を補正して、前記第1ローカル信号発振器の周波数誤差に係わる送信信号の周波数シフトによる送信機特性の劣化を補償するように構成したので、前記第1ローカル信号発振器に要求される周波数精度を大幅に緩和することができ、従って、VCO等の高価な構成部品を使用するPLL回路が不要となるので、受信機のコスト低減と小型化をすすめる上で著効を奏する。
また、変形実施例においては、第1ローカル信号源発振器の出力周波数をてい倍して第1ローカル信号とし、この第1ローカル信号源発振器の周波数誤差を検出するように構成したので、該第1ローカル信号源発振器の出力信号をディジタル化する第2のA/D変換器は、低い周波数の入力信号に対応する小型で安価なA/D変換器を使用することができ、より一層受信機のコスト低減と小型化に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる送信機の実施の形態例を示す機能ブロック図
【図2】本発明に係わる送信機において使用する周波数誤差検出回路の実施の形態例を示す機能ブロック図
【図3】従来のディジタル携帯電話にける送信機の構成例を示す機能ブロック図
【図4】本発明に係わる送信機の他の変形実施例を示す機能ブロック図
【図5】本発明に係わる送信機の第2の変形実施例を示す機能ブロック図
【符号の説明】
1・・変調器、 2・・ディジタルIFバンドパスフィルタ、
3・・D/A変換器、 4・・アナログIFバンドパスフィルタ、
5・・RFバンドパスフィルタ、 6・・送信アンプ、
7・・アンテナ、 8・・ミキサ、 9・・第1ローカル信号発振器、
10・・RFバンドパスフィルタ、 11・・A/D変換器、
11a・・ディジタル第1ローカル信号、
12・・第2ローカル信号発振器(ディジタル発振器)、
13・・周波数誤差検出回路、 20・・直交復調器、
30・・送信データ、 31・・従来の送信機の変調器、
32・・従来の送信機のIFバンドパスフィルタ、
50・・従来の第1ローカル信号発振器、
70・・周波数補正回路、
71・・周波数補正回路におけるディジタルIFバンドパスフィルタ、
72・・周波数補正回路におけるミキサ、
80・・従来の第2ローカル信号発振器、
90・・TCXO(温度補償型水晶発振器)、
202・・直交復調器における第1、第2ミキサ、
203・・余弦波発振器(ディジタル発振器)、
204・・正弦波発振器(ディジタル発振器)、
206・・直交復調器におけるディジタルローパスフィルタ、
207・・周波数誤差計算手段、
801・・VCO(電圧制御発振器)、
802・・ループフィルタ、 503、803・・位相比較器、
504、804・・分周器

Claims (6)

  1. 変調器から出力されるIF信号をRF信号に周波数変換するための第1ローカル信号発振器の出力周波数誤差を周波数誤差検出回路で検出すると共に、該検出誤差情報に基づいて前記変調器に接続される第2ローカル信号発振器の出力周波数を制御して、前記第1ローカル信号発振器の周波数誤差に係わる変調器出力信号の周波数シフトによる送信特性の劣化を補償するように構成したことを特徴とする送信機。
  2. 入力信号を変調してディジタル変調波信号を出力する変調器と、前記ディジタル変調波信号の不要成分を除去するディジタルIFフィルタ手段と、ディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、該D/A変換器出力信号から不要成分を除去するためのアナログIFフィルタ手段と、IF信号を出力周波数一定の第1ローカル信号発振器からの第1ローカル信号によりRF信号に周波数変換するためのミキサと、前記第1ローカル信号発振器の出力から周波数誤差帯域のみを通過させるRFフィルタ手段と、該RFフィルタ手段出力のアナログ信号をディジタル信号に変換するためのA/D変換器と、前記第1ローカル信号発振器の出力周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路と、該検出誤差情報に基づいて発振周波数を補正して前記変調器に信号を出力するディジタル型の第2ローカル信号発振器とをループ状に接続し、前記第1ローカル信号発振器の周波数誤差に係わる前記変調器出力信号の周波数シフトによる送信特性の劣化を補償するように構成したことを特徴とする送信機。
  3. 変調器から出力されるIF信号をRF信号に周波数変換するための第1ローカル信号発振器の出力周波数誤差を周波数誤差検出回路で検出すると共に、該検出誤差情報に基づいて前記変調器出力の変調波信号の中心周波数を制御して、前記第1ローカル信号発振器の周波数誤差に係わる変調器出力信号の周波数シフトによる送信特性の劣化を補償するように構成したことを特徴とする送信機。
  4. 入力信号を変調してディジタル変調波信号を出力する変調器と、前記ディジタル変調波信号の不要成分を除去するディジタルIFフィルタ手段と、該ディジタルIFフィルタ手段の出力を一方の入力とする第1のミキサと、該第1のミキサの出力信号の不要成分を除去する第2のディジタルIFフィルタ手段と、ディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、該D/A変換器出力信号から不要成分を除去するためのアナログIFフィルタ手段と、IF信号をRF信号に周波数変換するための第2のミキサと、該第2のミキサに出力周波数一定の第1ローカル信号を供給する第1ローカル信号発振器と、該第1ローカル信号の周波数誤差帯域のみを通過させるRFフィルタ手段と、該RFフィルタ手段出力のアナログ信号をディジタル信号に変換するためのA/D変換器と、前記第1ローカル信号発振器の出力周波数誤差を検出し該検出誤差情報を前記第1のミキサの他方の入力に出力する周波数誤差検出回路とから成り、前記第1ローカル信号発振器の周波数誤差に係わる前記変調器出力の変調波信号の周波数シフトによる送信特性の劣化を補償するように構成したことを特徴とする送信機。
  5. 前記周波数誤差検出回路を、検出すべき周波数誤差成分を含む信号と余弦波発振器の出力信号とを入力とし、且つ、出力に第1のローパスフィルタを接続した第1ミキサと、前記検出すべき周波数誤差成分を含む信号と正弦波発振器の出力信号とを入力とし、且つ、出力に第2のローパスフィルタを接続した第2ミキサとからなる直交復調器と、該直交復調器出力信号に基づいて前記第1ローカル信号発振器の周波数誤差を計算する周波数誤差計算手段とにより構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の送信機。
  6. 第1ローカル信号発振器を第1ローカル信号源発振器と該第1ローカル信号源発振器の出力周波数をてい倍する周波数てい倍器とから成るローカル信号発生手段で構成し、且つ、前記第1ローカル信号源発振器の出力周波数誤差を周波数誤差検出回路にて検出するように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の送信機。
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