JPWO2020174763A1 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

導光部材(74)は、第1光源から光を導光する第1導光部(74d)が形成され、アウターレンズ(51)は、第1導光部(74d)を覆うようにハウジング(52)に固定され、導光部材(74)は、第1導光部(74d)から光を導光する導光板(74k)を備え、導光板(74k)には、複数の突起部(75h)が形成される。

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、鞍乗り型車両において、複数の導光部材を用いて発光させるポジションライトが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6192238号公報
特許文献1では、導光部材は、2つの光源の光をそれぞれ導く導光部と、導光部同士を接続する導光板とを有し、導光板に導光溝を形成することで溝形状に沿った発光形状を形成している。一方で、導光部材におけるレンズ側の面全体を光らせて視認性を向上させるという場合には、導光溝では対応できないという課題がある。
本発明の目的は、導光部材の面全体を発光可能な灯火器を備えた鞍乗り型車両を提供することにある。
この明細書には、2019年2月27日に出願された日本国特許出願・特願2019−034026の全ての内容が含まれる。
鞍乗り型車両は、ハウジング(52)と、第1光源(72)と、前記第1光源(72)から光を導光する第1導光部(74d)が形成された導光部材(74)と、前記第1導光部(74d)を覆うように前記ハウジング(52)に固定されるアウターレンズ(51)とを有する灯火器(70)を備える鞍乗り型車両であって、前記導光部材(74)は、前記第1導光部(74d)から光を導光する導光連結部(74k)を備え、前記導光連結部(74k)には、複数の突起部(75h)が形成されることを特徴とする。
上記構成において、前記突起部(75h)は、前記導光連結部(74k)の前記ハウジング(52)側の面(75g)に形成されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記第1導光部(74d)の前記アウターレンズ(51)側の面(74y)には、前記第1導光部(74d)の延びる方向に沿った溝(75b)が、複数の前記突起部(75h)に対応する形成領域と異なる位置に形成されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記灯火器(70)は、第2光源(73)と、前記第2光源(73)から光を導光する第2導光部(74e)とを備え、前記導光連結部(74k)は、前記第1導光部(74d)と前記第2導光部(74e)との間に配置されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記導光連結部(74k)に対向する前記アウターレンズ(51)の表面(51e)に稜線(51b)が形成され、車両正面視で前記稜線(51b)の両側に前記第1導光部(74d)と前記第2導光部(74e)とがそれぞれ配置されるようにしても良い。
また、上記構成において、ハイビーム用光源(64)及びロービーム用光源(62,63)と、前記ハイビーム用光源(64)及び前記ロービーム用光源(62,63)から発する光を反射させるリフレクタ(66)とを有し、前記リフレクタ(66)は、車幅方向に長く形成され、前記第1導光部(74d)は、上下方向に延びるように形成されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記第1光源(72)は、前記ハイビーム用光源(64)及び前記ロービーム用光源(62,63)よりも上方に配置されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記第1導光部(74d)と前記第2導光部(74e)のそれぞれの先端部(74p,74q)が結合されて、結合部(74r)が形成され、前記結合部(74r)から車幅方向内側に延びる延出部(74j)は、前記導光部材(74)の一部を構成し、前記リフレクタ(66)の上縁に沿って延びていても良い。
また、上記構成において、前記ロービーム用光源(62,63)は、前記ハイビーム用光源(64)よりも車幅方向中央側に配置され、前記リフレクタ(66)は、前記ロービーム用光源(62,63)から発する光を反射させるロービーム用リフレクタ(66a,66b)と、前記ハイビーム用光源(64)から発する光を反射させるハイビーム用リフレクタ(66c)とからなり、前記導光部材(74)の発光部(75n)と前記リフレクタ(66)とが上下に重なる領域は、前記ハイビーム用リフレクタ(66c)の上縁に沿った部分よりも前記ロービーム用リフレクタ(66a,66b)の上縁に沿った部分の方が短くても良い。
また、上記構成において、前記第1導光部(74d)と前記第2導光部(74e)のそれぞれの先端部(74p,74q)が結合されて、結合部(74r)が形成され、前記第1導光部(74d)及び前記第2導光部(74e)のいずれか一方の前記溝(75b)は、前記結合部(74r)から車幅方向内側に延びる延出部(74j)まで連続して形成されていても良い。
鞍乗り型車両は、導光部材が、第1導光部から光を導光する導光連結部を備え、導光連結部には、複数の突起部が形成されるので、導光連結部に形成された突起部によって光を乱反射させることで、導光連結部の面全体を発光させることができ、ひいては第1導光部を含めた導光部材の面全体を発光させて視認性を向上できる。
上記構成において、突起部は、導光連結部のハウジング側の面に形成されるので、導光連結部の面全体をより効果的に光らせることができる。
また、上記構成において、第1導光部のアウターレンズ側の面には、第1導光部の延びる方向に沿った溝が、複数の突起部に対応する形成領域と異なる位置に形成されるので、突起部の無い部分に溝を形成することで、多方向に発光させることができるので、正面からのみでなく車両側方から灯火器を視認した場合であっても、均一に発光面が視認できるようになる。
また、上記構成において、灯火器は、第2光源と、第2光源から光を導光する第2導光部とを備え、導光連結部は、第1導光部と第2導光部との間に配置されるので、第1導光部及び第2導光部の両方から導光連結部に導光されて、導光連結部をより明るく発光させることができ、一層視認性を向上できる。
また、上記構成において、導光連結部に対向するアウターレンズの表面に稜線が形成され、車両正面視で稜線の両側に第1導光部と第2導光部とがそれぞれ配置されるので、稜線により灯火器の外観性を向上させつつ、灯火器の全体をより効果的に発光させることができる。
また、上記構成において、ハイビーム用光源及びロービーム用光源と、ハイビーム用光源及びロービーム用光源から発する光を反射させるリフレクタとを有し、リフレクタは、車幅方向に長く形成され、第1導光部は、上下方向に延びるように形成されるので、リフレクタと第1導光部とで、延出方向を異ならせることで、第1導光部の視認性をより向上できる。
また、上記構成において、第1光源は、ハイビーム用光源及びロービーム用光源よりも上方に配置されるので、第1光源から発する光の視認性を向上できる。
また、上記構成において、第1導光部の先端部が結合されて、結合部が形成され、結合部から車幅方向内側に延びる延出部は、導光部材の一部を構成し、リフレクタの上縁に沿って延びているので、リフレクタの近傍においては、延出部の幅を小さくでき、導光部材の小型化を図ることができる。
また、上記構成において、ロービーム用光源は、ハイビーム用光源よりも車幅方向中央側に配置され、リフレクタは、ロービーム用光源から発する光を反射させるロービーム用リフレクタと、ハイビーム用光源から発する光を反射させるハイビーム用リフレクタとからなり、導光部材の発光部とリフレクタとが上下に重なる領域は、ハイビーム用リフレクタの上縁に沿った部分よりもロービーム用リフレクタの上縁に沿った部分の方が短いので、ロービーム用光源だけの点灯時に、導光部材の発光部の視認性をより向上させることができ、灯火器全体としての視認性を向上できる。
また、上記構成において、第1導光部と第2導光部のそれぞれの先端部が結合されて、結合部が形成され、第1導光部及び第2導光部のいずれか一方の溝は、結合部から車幅方向内側に延びる延出部まで連続して形成されているので、第1導光部又は第2導光部から延出部まで連続する溝によって、導光部材を上下方向及び車幅方向の両方で連続的に発光させることができ、導光部材の視認性を向上できる。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車を示す左側面図である。 図2は、自動二輪車の車体前部上部を示す正面図である。 図3は、ヘッドライトを示す左側面図である。 図4は、ヘッドライトを示す正面図である。 図5は、図4に示したヘッドライトからアウターレンズ及びエクステンション部材を外した状態を示す正面図である。 図6は、第1光源、第2光源及びその周囲を示す正面図である。 図7は、図5から導光部材を外した状態を示す正面図である。 図8は、エクステンション部材を示す正面図である。 図9は、導光部材の前面を示す正面図である。 図10は、図9のA部拡大図である。 図11は、導光部材の背面を示す背面図である。 図12は、図11のB部拡大図である。 図13は、図11のC部拡大図である。 図14は、図3のXIV−XIV線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、特に記載がなければ自動二輪車10の車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車10を示す左側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム、フロントフォーク12、前輪13、パワーユニット14、後輪16、シート17を備えるスクータ型の鞍乗り型車両である。
車体フレームの前端部にはフロントフォーク12が操舵可能に支持され、フロントフォーク12の下端部に車軸21を介して前輪13が支持されている。また、フロントフォーク12の上端部には、バーハンドル23が支持されている。
車体フレームの下部にはパワーユニット14が上下揺動可能に支持され、パワーユニット14の後端部に車軸25を介して後輪16が支持されている。車体フレームの後部の上方にはタンデム型のシート17が配置されている。
パワーユニット14の後端部と車体フレームの後部とには緩衝器であるリアクッションユニット27が渡されている。
車体フレームは、車体カバー30で覆われている。車体カバー30は、フロントカバー31、フロントインナカバー32、シート前カバー33、左右一対のレッグシールド34、左右一対のフロアステップ36、左右一対のボディカバー37、リアロアカバー38を備える。
フロントカバー31は、車体フレームの前部を前方及び両側方から覆う。フロントカバー31には、ヘッドライト41が配置され、フロントカバー31の上部の上方には可動式のウインドスクリーン42が配置されている。ウインドスクリーン42の下方でフロントカバー31の上方にはメータ43が配置されている。
フロントインナカバー32は、車体フレームの前部を後方から覆う。シート前カバー33は、シート17の前部の下方からフロントカバー31側に延びている。左右のレッグシールド34は、シート17に着座した乗員の脚部を前方から覆う。左右のフロアステップ36は、乗員が足を載せる部分である。左右のボディカバー37は、シート前カバー33の下方から後方に延びている。左右のボディカバー37の後部の上方には、同乗者が掴むグラブレール44が配置されている。リアロアカバー38は、左右のボディカバー37の下方に配置されて後輪16の上方の車体後部を下方から覆っている。
前輪13は、上方からフロントフェンダ46で覆われ、後輪16は、上方からリアフェンダ47で覆われている。
図2は、自動二輪車10の車体前部上部を示す正面図である。
フロントカバー31は、左右一対のフロントサイドカバー31aと、左右のフロントサイドカバー31aの前面に跨るように配置された横長の前面カバー31bとを備える。
左右一対のフロントサイドカバー31aは、左右一対のフロントウインカ53が取付けられる左右一対のウインカ取付部31cを備える。左右のウインカ取付部31cは、車両正面視でウインドスクリーン42よりも車幅方向外側に設けられ、左右のフロントウインカ53は、左右のウインカ取付部31cからそれぞれ車幅方向外側方に延びている。
前面カバー31bには、ヘッドライト41のアウターレンズ51を露出させる左右一対のライト開口31dが形成されている。ヘッドライト41のアウターレンズ51は、左右一対のレンズ主要部51a(複数のドットを描いた部分である。図4においても同じ。)を備え、左右のレンズ主要部51aが、ライト開口31dから露出している。
左右一対のフロントサイドカバー31a及び前面カバー31bには、フロントフォーク12の下部が延びる下部開口31eが形成されている。
図3は、ヘッドライト41を示す左側面図である。
ヘッドライト41は、後部に配置されたハウジング52と、ハウジング52の前面の外周縁に取付けられたアウターレンズ51とを備える。
ハウジング52は、上部よりも下部が前方に位置する。このような形状は、後で詳述する導光部材74(図5参照)の形状による。
図2及び図3において、アウターレンズ51のレンズ主要部51aは、上下に延びる稜線51bを有する上下に長いレンズ上部51cと、レンズ上部51cの下端に一体に接続された左右に長いレンズ下部51dとを備える。レンズ上部51cでは、稜線51bが最も前方に突出している。
アウターレンズ51の前面51e(即ち、レンズ主要部51aの前面51e)は、前下がりに形成されている。
図4は、ヘッドライト41を示す正面図である。
ヘッドライト41のアウターレンズ51は、左右対称に形成された左右のレンズ主要部51aと、左右のレンズ主要部51aの周囲に一体に形成されたレンズ周辺部51fとからなる。
レンズ主要部51aのレンズ上部51cは、稜線51bを境にして車幅方向内側及び車幅方向外側にそれぞれ内側傾斜部51g及び外側傾斜部51hが形成されている。
内側傾斜部51gは、稜線51bから車幅方向内方斜め後方に延びるように傾斜している。外側傾斜部51hは、稜線51bから車幅方向外方斜め後方に延びるように傾斜している。
稜線51bは、正面視では、上端側ほど上下方向に対する傾斜角が大きくなるように中間部の屈曲部51jにて屈曲している。これに伴い、内側傾斜部51g及び外側傾斜部51hは、稜線51bの屈曲に伴って稜線51bと同様に屈曲している。
レンズ下部51dは、車幅方向外側ほど高くなるように傾斜した下部稜線51mを備え、下部稜線51mを境にして上側及び下側にそれぞれ上側傾斜部51n及び下側傾斜部51pが形成されている。
上側傾斜部51nは、下部稜線51mから上方斜め後方に延びるように傾斜している。下側傾斜部51pは、下部稜線51mから下方斜め後方に延びるように傾斜している。
レンズ周辺部51fの外周縁51qは、ハウジング52に備えるレンズ嵌合部52aに嵌合している。
ハウジング52は、フロントカバー31(図2参照)の内側に設けられた固定部に取付けられる複数の取付片55,57を外周部52bに備える。
図5は、図4に示したヘッドライト41からアウターレンズ51及びエクステンション部材81を外した状態を示す正面図、図6は、第1光源72、第2光源73及びその周囲を示す正面図、図7は、図5から導光部材74を外した状態を示す正面図である。
図5に示すように、ハウジング52の上縁52cは、車幅方向中央部52dが低く、車幅方向外側部52eが車幅方向中央部52dよりも高い。車幅方向中央部52dと車幅方向外側部52eとの間では、車幅方向中央部52dから車幅方向外側部52eへ向かうにつれて次第に高くなっている。
ヘッドライト41は、基板61、第1ロービーム用光源62、第2ロービーム用光源63、ハイビーム用光源64、リフレクタ66をそれぞれ左右一対備える。
基板61は、リフレクタ66の上方にリフレクタ66の上縁に沿って配置されている。
基板61の下面には、車幅方向内側から車幅方向外側へ順に、第1ロービーム用光源62、第2ロービーム用光源63、ハイビーム用光源64がそれぞれ隔てて取付けられている。第1ロービーム用光源62、第2ロービーム用光源63及びハイビーム用光源64は、それぞれLED(発光ダイオード)からなる。
リフレクタ66は、車幅方向内側から車幅方向外側へ順に、第1ロービーム用リフレクタ66a、第2ロービーム用リフレクタ66b、ハイビーム用リフレクタ66cを一体に備える。
第1ロービーム用リフレクタ66aと第2ロービーム用リフレクタ66bとは、縦に延びる第1隔壁66dによって仕切られ、第2ロービーム用リフレクタ66bとハイビーム用リフレクタ66cとは、縦に延びる第2隔壁66eによって仕切られている。また、リフレクタ66は、内側部に縦に延びる内壁66fと、外側部に縦に延びる外壁66gとを備える。
第1ロービーム用リフレクタ66aは、第1ロービーム用光源62の下方に配置されて、第1ロービーム用光源62から発する光を前方に反射する。
第2ロービーム用リフレクタ66bは、第2ロービーム用光源63の下方に配置されて、第2ロービーム用光源63から発する光を前方に反射する。
ハイビーム用リフレクタ66cは、ハイビーム用光源64の下方に配置されて、ハイビーム用光源64から発する光を前方に反射する。
リフレクタ66の上縁66hには開口が形成されている。この開口を通じて、第1ロービーム用光源62、第2ロービーム用光源63及びハイビーム用光源64からの光が、それぞれ第1ロービーム用リフレクタ66a、第2ロービーム用リフレクタ66b及びハイビーム用リフレクタ66cに当たり、車両前方に反射される。
ヘッドライト41には、歩行者や対向車に対して自車の位置を認識させるポジションライト70が付設されている。
ポジションライト70は、基板71、第1光源72、第2光源73、導光部材74、導光部材支持部材76をそれぞれ左右一対備える。
基板71は、ハウジング52の車幅方向外側部52eの上端部52fに取付けられ、基板71に第1光源72及び第2光源73が取付けられている。
導光部材74は、透明な樹脂からなり、ハウジング52の車幅方向外側部52eの上端部52fから車幅方向中央部52dまで延びている。導光部材74は、車幅方向外側部52e側の端部と、車幅方向中央部52d側の端部とが、導光部材支持部材76を介してハウジング52にそれぞれビス78で取付けられている。
第1光源72及び第2光源73から発せられた光は、導光部材74の車幅方向外側部52eの端部から車幅方向中央部52d側の端部まで導かれるとともに、導光部材74の大部分から前方に発せられる。
図6に示すように、基板71には、横に隔てて第1光源72及び第2光源73が取付けられている。第1光源72及び第2光源73は、それぞれLEDからなる。
基板71の手前側には、奥側から手前側に順に、導光部材支持部材76(図5参照)の上端部(詳しくは、板状の上部取付部76a)、導光部材74の上端部(詳しくは、板状の上部固定部74a)が配置されている。そして、基板71と上部取付部76aと上部固定部74aとが、ハウジング52にビス78で共締めされている。
ビス78は、基板71、上部取付部76a、上部固定部74aにそれぞれ形成されたビス挿通穴71a,76h,74bに挿入され、ハウジング52のねじ穴にねじ込まれる。
ビス挿通穴71a,76h,74bの側方には、基板71、上部取付部76a及び上部固定部74aにそれぞれ形成された貫通穴71b,76j,74cが設けられている。
貫通穴71b,76j,74cは、ハウジング52(図5参照)に前方に延びるように形成された位置決めピン部52gに嵌められ、基板71、上部取付部76a及び上部固定部74aが、ハウジング52に位置決めされている。
第1光源72及び第2光源73は、導光部材支持部材76に形成された一対の開口76pを通じて、上部固定部74aに一体に接続された第1導光部74d及び第2導光部74eの端面75r,75s(図11参照)に近接又は当接するように配置されている。第1導光部74d及び第2導光部74eは、導光部材74の一部を構成している。
図7に示すように、導光部材支持部材76は、導光部材74(図5参照)に沿うように形成された部材であり、上部取付部76a、下部取付部76b及び中間延出部76cを一体に備える。
上部取付部76aは、板状で導光部材支持部材76の上端部に設けられ、ハウジング52の車幅方向外側部52eの上端部52fにビス78により導光部材74の上部固定部74a(図6参照)及び基板71(図6参照)と共締めされている。
下部取付部76bは、板状で導光部材支持部材76の下端部に設けられ、ハウジング52の車幅方向中央部52dにビス78により導光部材74の下端部(詳しくは、下部固定部74f(図9参照))と共締めされている。
中間延出部76cは、幅広支持部76d、下部支持部76e、外側取付部76f、上側取付部76gから構成される。
幅広支持部76dは、上部取付部76a側に設けられて正面視幅広く形成され、導光部材74(図5参照)の幅広導光部74h(図9参照)を支持する。下部支持部76eは、幅広支持部76d及び下部取付部76bのそれぞれを繋ぐように延び、導光部材74の下部導光部74jを支持する。
外側取付部76fは、幅広支持部76dから車幅方向外側に延びてビス78によりハウジング52に取付けられている。上側取付部76gは、下部支持部76eから上側に延びてビス78によりハウジング52に取付けられている。
上部取付部76a、下部取付部76b及び外側取付部76fには、それぞれ貫通穴76jが形成され、各貫通穴76jは、ハウジング52に前方に突出するように形成された位置決めピン部52gに嵌められて、ハウジング52に導光部材支持部材76が位置決めされている。
図8は、エクステンション部材81を示す正面図である。
アウターレンズ51(図4参照)と、左右の導光部材74(図5参照)及び左右のリフレクタ66(図5参照)との間には、左右のリフレクタ66(図5参照)の周囲、左右の導光部材74の一部及び左右の導光部材74の周囲を覆うエクステンション部材81が配置されている。
エクステンション部材81の輪郭は、アウターレンズ51の輪郭よりも小さく且つアウターレンズ51の輪郭の内側に配置され、アウターレンズ51の輪郭に略沿った形状に形成されている。
エクステンション部材81の上縁81aは、車幅方向中央部81bが低く、左右一対の車幅方向外側部81cが車幅方向中央部81bよりも高い。車幅方向中央部81bと左右の車幅方向外側部81cとの間では、車幅方向中央部81bから左右の車幅方向外側部81cへ向かうにつれて次第に高くなっている。
エクステンション部材81の下部の左右には、左右のリフレクタ66の前方に配置された左右一対のエクステンション開口81dが形成されている。
左右のエクステンション開口81dは、それぞれ左右のリフレクタ66で反射された光をアウターレンズ51に導く部分であり、左右のリフレクタ66の輪郭とほぼ同一の形状に形成されている。
図4及び図8において、左右のエクステンション開口81dの上方には、少なくともアウターレンズ51の左右のレンズ上部51c及び左右の上側傾斜部51nの前方に配置されて光を透過可能な左右一対のエクステンション透過部81eを備える。
エクステンション部材81は、透明な樹脂材料で形成され、左右のエクステンション透過部81e以外の黒塗装された黒色部81x(クロスハッチングを施した部分である。)は、光を透過できない。
左右のエクステンション透過部81eは、破線で示した導光部材74に対応した部分であり、左右のエクステンション透過部81eの後方に、導光部材74が配置されている。このように、エクステンション部材81は、左右のエクステンション透過部81eを備え、導光部材74の光は、エクステンション透過部81eを通じて前方のアウターレンズ51に向かう。このように、エクステンション部材81は、インナーレンズとして機能する。
左右のエクステンション透過部81eは、左右のエクステンション開口81dのそれぞれの開口上縁81fに沿って、開口上縁81fの長さの中間部から上方斜め側方に延びる左右一対の下部透過部81gと、左右の下部透過部81gの外側部から上方斜め側方に延びる左右一対の上部透過部81hとを一体に備える。
左右のエクステンション透過部81eには、面発光を促すシボ加工が施されている。
左右の下部透過部81gのそれぞれの最も車幅方向外側に位置する最外側縁部81jは、左右のエクステンション開口81dよりも車幅方向外側まで延びている。左右の上部透過部81hは、左右の下部透過部81gよりも角度が大きく傾斜し、側縁部81kには、導光部材74の側縁75tよりも車幅方向内側まで延びる切欠き部81mが形成されている。
左右の下部透過部81gのそれぞれの最も車幅方向内側に位置する最内縁部81nは、上下に延び、黒色部81xの上下に延びる黒色部内縁部81pによって形成されている。また、左右の上部透過部81hの最も上方に位置する最上縁部81qは、車幅方向に延び、黒色部81xの車幅方向に延びる黒色部上縁部81rによって形成されている。
また、左右の切欠き部81mは、黒色部81xの左右の側縁81s側からそれぞれ車幅方向内側に突出する左右一対の黒色部内方突出部81yによって形成されている。
エクステンション部材81の上縁81a、左右の側縁81s、下縁81t及び中央部81u(左右のエクステンション開口81dの間の部分である。)には、それぞれ左右一対の補強板83、左右一対の補強板84、左右一対の補強板85及び補強板86が取付けられている。各補強板83,84,85,86は、アウターレンズ51にビス(不図示)を介して取付けられる部分であり、上記ビスを挿入するビス挿通穴83a,84a,85a,86aがそれぞれ開けられている。各ビス挿通穴83a,84a,85a,86aに挿入された上記ビスは、それぞれ所定長さの筒状のカラーに挿入され、各ビスの先端部がアウターレンズ51の内面に設けられたねじ穴にねじ込まれる。上記カラーは、アウターレンズ51に対してエクステンション部材81を位置決めする。これにより、アウターレンズ51にエクステンション部材81が固定される。
図9は、導光部材74の前面75aを示す正面図、図10は、図9のA部拡大図である。
図9に示すように、導光部材74は、上部固定部74a、下部固定部74f、導光本体部74gを備える。
下部固定部74fは、板状で導光部材74の下端部に形成され、図5に示したように、ハウジング52の車幅方向中央部52dに、導光部材支持部材76の下部取付部76b(図7参照)とビス78で共締めされている。
導光本体部74gは、幅広導光部74h及び下部導光部74jからなる。
幅広導光部74hは、第1導光部74dと、第1導光部74dの車幅方向外側に配置された第2導光部74eと、第1導光部74d及び第2導光部74eをそれぞれ一体に接続する導光板74kとからなる。
第1導光部74d及び第2導光部74eは、第1光源72(図6参照)及び第2光源73(図6参照)から発せられた光をそれぞれ伝搬させるとともに外部に向けて発光する。
第1導光部74d及び第2導光部74eは、丸棒状を成し、第1導光部74d及び第2導光部74eの各上端部74m,74nは、正面視で車幅方向に隔てて配置されている。
第1導光部74d及び第2導光部74eの各下端部74p,74q同士は、結合されて結合部74rが出来、結合部74rに下部導光部74jに接続されている。
導光板74kは、平板状を成し、第1導光部74dと第2導光部74eとの間に配置され、第1導光部74d及び第2導光部74eから伝搬した光を更に伝搬させるとともに外部に向けて発光する。
下部導光部74jは、丸棒状を成し、幅広導光部74hの端部である結合部74rからの光を更に下部固定部74f側の端部74sまで伝搬させるとともに外部に向けて発光することが可能である。
下部導光部74jは、その長さの中間部に設けられた屈曲部74tを境にして車幅方向外側の外側導光部74uと、車幅方向内側の内側導光部74vとからなる。
下部固定部74fには、ビス78(図5参照)が挿入されるビス挿通穴74wと、ビス挿通穴74wの車幅方向外方斜め下方に配置された貫通穴74xとが形成されている。
ビス挿通穴74wに通されたビス78は、導光部材支持部材76(図7参照)の下部取付部76bのビス挿通穴76h(図6参照)に更に通されて、ハウジング52(図7参照)のねじ穴にねじ込まれる。また、貫通穴74xは、ハウジング52に前方(即ち、紙面の手前側)に延びるように形成された位置決めピン部52g(図7参照)に嵌められ、下部固定部74fが、ハウジング52に位置決めされている。
導光部材74の導光本体部74gは、上部固定部74a側から下部固定部74f側まで次第に前方に延びている。第1導光部74d及び第2導光部74eの端面75r,75s(図11参照)は、導光本体部74gの最後端に配置され、下部導光部74jの端部74sは、導光本体部74gの最前端に配置される。このように導光本体部74gを延ばすことで第1光源72及び第2光源73の光を効果的に端部74s側まで導くことができる。
図4に示すように、第1導光部74d及び第2導光部74eは、車両正面視でアウターレンズ51の稜線51bの両側にそれぞれ配置されている。即ち、第1導光部74d及び第2導光部74eは、車両正面視で内側傾斜部51g及び外側傾斜部51hの後方にそれぞれ配置されている。
このように、第1導光部74dと第2導光部74eとを稜線51bの両側に配置することで、第1導光部74dと第2導光部74eとから発せられた光を、異なる角度に形成された内側傾斜部51gと外側傾斜部51hとにそれぞれ通過させることができる。
下部導光部74jの外側導光部74u(図9参照)の一部は、車両正面視で、レンズ下部51dの下部稜線51mの上方であって上側傾斜部51nの後方に配置されている。
図10に示すように、第1導光部74d及び第2導光部74eのそれぞれの前面74y,74zには、それぞれ第1導光部74d及び第2導光部74eの延びる方向に沿って複数本の溝75bが形成されている。
複数本の溝75bは、第1導光部74d及び第2導光部74eから外部に発せられる光を異なる方向へ屈折させて、第1導光部74d及び第2導光部74eを明るく発光させる機能を有する。
図9において、第1導光部74dの複数本の溝75bは、第1導光部74dの長さ方向の全体に形成されるとともに、下部導光部74jの前面75q(詳しくは、外側導光部74uの前面75q)の一部まで連続して延びている。外側導光部74uの複数本の溝75bの下端部75kは、下部導光部74jの屈曲部74tよりも車幅方向外側に位置する。
第2導光部74eの複数本の溝75bは、第2導光部74eの上端部74nから、結合部74rよりも車幅方向外側に設けられた屈曲した導光部屈曲部75mまで延びている。
導光部材74の上部固定部74a、第1導光部74d、第2導光部74e及び導光板74kの上部、下部導光部74jの一部及び下部固定部74fは、エクステンション部材81により前方から覆われている。
第1導光部74d及び第2導光部74eの上端部74m,74nの下方に、エクステンション部材81の黒色部上縁部81rが位置する。このため、黒色部上縁部81rよりも上方に位置する上部固定部74a、第1導光部74d、第2導光部74e及び導光板74kが、エクステンション部材81により覆われる。
下部導光部74jの屈曲部74tよりも車幅方向外側に、エクステンション部材81の黒色部内縁部81pが位置する。このため、黒色部内縁部81pよりも車幅方向内側の下部導光部74j(詳しくは、外側導光部74uの車幅方向内側の一部と、内側導光部74v)が、エクステンション部材81により覆われる。
第2導光部74e(詳しくは、上端部74nから導光部屈曲部75mまでの長さの中間部)よりも車幅方向内側に、エクステンション部材81の黒色部内方突出部81yが位置する。このため、第2導光部74eにおける黒色部内方突出部81yよりも車幅方向外側が、エクステンション部材81により覆われる。
これにより、導光部材74から黒色部上縁部81rよりも上方、黒色部内縁部81pよりも車幅方向内側、黒色部内方突出部81yよりも車幅方向外側の部分を除いた部分である発光部75nが、エクステンション部材81のエクステンション透過部81e及びアウターレンズ51を介して外部に向けて発光する。
図5において、導光部材74の発光部75nと、第1ロービーム用リフレクタ66a及び第2ロービーム用リフレクタ66bとが上下に重なる領域(即ち、車幅方向の長さ)をLAとする。また、導光部材74の発光部75nと、ハイビーム用リフレクタ66cとが上下に重なる領域(即ち、車幅方向の長さ)をHAとする。領域LAは、領域HAよりも短い(LA<HA)。
このように、発光部75nの領域を設けることで、第1ロービーム用光源62及び第2ロービーム用光源63が点灯し、且つハイビーム用光源64が消灯しているときに、発光している発光部75nの視認性をより向上させることができる。
図11は、導光部材74の背面75cを示す背面図、図12は、図11のB部拡大図、図13は、図11のC部拡大図である。
図11、図12及び図13に示すように、導光部材74の第1導光部74d及び第2導光部74eのそれぞれの背面75d,75eには、波状にうねる底面を有する背面溝75fが、第1導光部74d及び第2導光部74eの延びる方向に沿って形成されている。また、導光部材74の導光板74kの背面75gには、複数の突起部75hが、背面75gの全体に亘って形成されている。
第1導光部74dの背面75dの背面溝75fは、下部導光部74j(詳しくは、外側導光部74u)の背面75jまで延びている。背面溝75fの下端部75pの位置は、溝75b(図10参照)の下端部75k(図9参照)の位置と前後方向で一致している。
図9〜図12において、溝75bは、幅広導光部74h(詳しくは、第1導光部74d及び第2導光部74eの各前面74y,74z及び下部導光部74jの前面75q)に形成されている。また、突起部75hは、幅広導光部74h(詳しくは、導光板74kの背面75g)のみに形成される。このように、溝75bと突起部75hとは、導光部材74において形成領域が異なる。
図14は、図3のXIV−XIV線断面図であり、左側の導光部材74及び導光部材支持部材76の断面を示している。
導光部材支持部材76の幅広支持部76dは、底壁76kと、底壁76kの内縁及び外縁から前側にそれぞれ立ち上げられた内壁76m及び外壁76nとから一体に形成されている。
導光部材74の幅広導光部74hは、導光部材支持部材76の底壁76kに支持されるとともに底壁76kに沿って配置されている。幅広導光部74hの厚さの中央を通る中心線88は、水平であって車幅方向に延びる直線89に対して角度θだけ傾斜している。即ち、幅広導光部74hは、第1導光部74dが第2導光部74eよりも前方に位置するように傾斜している。
第1導光部74d及び第2導光部74eの断面は、円形又は円形に近い丸棒状を成し、導光板74kの断面は、平板状を成している。
第1導光部74d及び第2導光部74eのそれぞれの前面74y,74zには、複数の溝75bが形成され、導光板74kの背面75gには、複数の突起部75hが形成されている。
導光部材支持部材76は、導光部材74から発する光を反射させる(特に、車両の前側、横側に反射させる)リフレクタを兼ねる。これにより、ポジションライト70(図4参照)の視認性をより一層向上できる。
図4、図5及び図9において、アウターレンズ51、ハウジング52及びエクステンション部材81も、灯火器としてのポジションライト70の一部を構成する。
以上の図4、図5、図11及び図12に示したように、鞍乗り型車両としての自動二輪車10は、ハウジング52、第1光源72、導光部材74、アウターレンズ51を有する灯火器としてのポジションライト70を備える。
導光部材74は、第1光源72から光を導光する第1導光部74dが形成されている。アウターレンズ51は、第1導光部74dを覆うようにハウジング52に固定されている。
導光部材74は、第1導光部74dから光を導光する導光連結部としての導光板74kを備え、導光板74kには、複数の突起部75hが形成される。
この構成によれば、導光板74kに形成された突起部75hによって光を乱反射させることで、導光板74kの面全体を発光させることができ、ひいては第1導光部74d及び第2導光部74eを含めた導光部材74の面全体を発光させて視認性を向上できる。
また、図3、図5及び図14に示したように、突起部75hは、導光板74kのハウジング52側の背面75gに形成される。
この構成によれば、導光板74kの面全体をより効果的に光らせることができる。
また、第1導光部74dのアウターレンズ51側の前面74yには、第1導光部74dの延びる方向に沿った溝75bが、複数の突起部75hに対応する形成領域と異なる位置に形成される。
この構成によれば、突起部75hの無い部分に溝75bを形成することで、多方向に発光させることができるので、正面からのみでなく車両側方からポジションライト70を視認した場合であっても、均一に発光面が視認できるようになる。
また、図5、図6及び図9に示したように、ポジションライト70(図4参照)は、第2光源73と、第2光源73から光を導光する第2導光部74eとを備え、導光板74kは、第1導光部74dと第2導光部74eとの間に配置される。
この構成によれば、第1導光部74d及び第2導光部74eの両方から導光板74kに導光されて、導光板74kをより明るく発光させることができ、一層視認性を向上できる。
また、図3〜図5に示したように、導光板74kに対向するアウターレンズ51の表面としての前面51eに稜線51bが形成され、車両正面視で稜線51bの両側に第1導光部74dと第2導光部74eとがそれぞれ配置される。
この構成によれば、稜線51bによりポジションライト70の外観性を向上させつつ、ポジションライト70の全体をより効果的に発光させることができる。
また、図5に示したように、ハイビーム用光源64及びロービーム用光源としての第1ロービーム用光源62及び第2ロービーム用光源63と、ハイビーム用光源64、第1ロービーム用光源62及び第2ロービーム用光源63から発する光を反射させるリフレクタ66とを有する。リフレクタ66は、車幅方向に長く形成され、第1導光部74d及び第2導光部74eは、上下方向に延びるように形成される。
この構成によれば、リフレクタ66と第1導光部74d及び第2導光部74eとで、延出方向を異ならせることで、第1導光部74d及び第2導光部74eの視認性をより向上できる。
また、図5及び図6に示したように、第1光源72及び第2光源73は、同一の基板71に配置され、ハイビーム用光源64及び第1ロービーム用光源62、第2ロービーム用光源63よりも上方に配置される。
この構成によれば、基板71を共通にして部品点数を削減しつつ第1光源72及び第2光源73から発する光の視認性を向上できる。
また、図5に示したように、第1導光部74dと第2導光部74eのそれぞれの下端部74p,74qが結合されて、結合部74rが形成され、結合部74rから車幅方向内側に延びる延出部としての下部導光部74jは、導光部材74の一部を構成し、リフレクタ66の上縁に沿って延びている。
この構成によれば、リフレクタ66の近傍においては、下部導光部74jの幅を小さくでき、導光部材74の小型化を図ることができる。
また、図5及び図9に示したように、第1ロービーム用光源62及び第2ロービーム用光源63は、ハイビーム用光源64よりも車幅方向中央側に配置される。リフレクタ66は、第1ロービーム用光源62及び第2ロービーム用光源63から発する光を反射させるロービーム用リフレクタとしての第1ロービーム用リフレクタ66a、第2ロービーム用リフレクタ66bと、ハイビーム用光源64から発する光を反射させるハイビーム用リフレクタ66cとからなる。導光部材74の発光部75nとリフレクタ66とが上下に重なる領域LA,HAは、ハイビーム用リフレクタ66cの上縁に沿った部分(領域HA)よりも第1ロービーム用リフレクタ66a及び第2ロービーム用リフレクタ66bの上縁に沿った部分(領域LA)の方が短い。
この構成によれば、第1ロービーム用光源62及び第2ロービーム用光源63だけの点灯時に、導光部材74の発光部75nの視認性をより向上させることができ、ポジションライト70の全体としての視認性を向上できる。
また、図9に示したように、第1導光部74d及び第2導光部74eのいずれか一方の溝75bは、結合部74rから車幅方向内側に延びる下部導光部74jまで連続して形成されている。
この構成によれば、第1導光部74d又は第2導光部74eから下部導光部74jまで連続する溝75bによって、導光部材74を上下方向及び車幅方向の両方で連続的に発光させることができ、導光部材74の視認性を向上できる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施形態において、図9に示したように、第1導光部74dの溝75bを下部導光部74jまで連続して形成したが、これに限らず、第2導光部74eの溝75bを下部導光部74jまで連続して形成しても良い。
本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
10 自動二輪車(鞍乗り型車両)
51 レンズ
51b 稜線
51e 前面(表面)
52 ハウジング
62 第1ロービーム用光源(ロービーム用光源)
63 第2ロービーム用光源(ロービーム用光源)
64 ハイビーム用光源
66 リフレクタ
66a 第1ロービーム用リフレクタ(ロービーム用リフレクタ)
66b 第2ロービーム用リフレクタ(ロービーム用リフレクタ)
66c ハイビーム用リフレクタ
70 ポジションライト(灯火器)
71 基板
72 第1光源
73 第2光源
74 導光部材
74d 第1導光部
74e 第2導光部
74j 下部導光部(延出部)
74k 導光板(導光連結部)
74p,74q 下端部(先端部)
74r 結合部
74y 第1導光部の前面(レンズ側の面)
75b 溝
75g 導光板74kの背面(ハウジング側の面)
75h 突起部
75n 発光部

Claims (10)

  1. ハウジング(52)と、第1光源(72)と、前記第1光源(72)から光を導光する第1導光部(74d)が形成された導光部材(74)と、前記第1導光部(74d)を覆うように前記ハウジング(52)に固定されるアウターレンズ(51)とを有する灯火器(70)を備える鞍乗り型車両であって、
    前記導光部材(74)は、前記第1導光部(74d)から光を導光する導光連結部(74k)を備え、前記導光連結部(74k)には、複数の突起部(75h)が形成されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記突起部(75h)は、前記導光連結部(74k)の前記ハウジング(52)側の面(75g)に形成されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記第1導光部(74d)の前記アウターレンズ(51)側の面(74y)には、前記第1導光部(74d)の延びる方向に沿った溝(75b)が、複数の前記突起部(75h)に対応する形成領域と異なる位置に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記灯火器(70)は、第2光源(73)と、前記第2光源(73)から光を導光する第2導光部(74e)とを備え、前記導光連結部(74k)は、前記第1導光部(74d)と前記第2導光部(74e)との間に配置されることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記導光連結部(74k)に対向する前記アウターレンズ(51)の表面(51e)に稜線(51b)が形成され、車両正面視で前記稜線(51b)の両側に前記第1導光部(74d)と前記第2導光部(74e)とがそれぞれ配置されることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両。
  6. ハイビーム用光源(64)及びロービーム用光源(62,63)と、前記ハイビーム用光源(64)及び前記ロービーム用光源(62,63)から発する光を反射させるリフレクタ(66)とを有し、前記リフレクタ(66)は、車幅方向に長く形成され、前記第1導光部(74d)は、上下方向に延びるように形成されることを特徴とする請求項4又は5に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記第1光源(72)は、前記ハイビーム用光源(64)及び前記ロービーム用光源(62,63)よりも上方に配置されることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記第1導光部(74d)と前記第2導光部(74e)のそれぞれの先端部(74p,74q)が結合されて、結合部(74r)が形成され、前記結合部(74r)から車幅方向内側に延びる延出部(74j)は、前記導光部材(74)の一部を構成し、前記リフレクタ(66)の上縁に沿って延びていることを特徴とする請求項6又は7に記載の鞍乗り型車両。
  9. 前記ロービーム用光源(62,63)は、前記ハイビーム用光源(64)よりも車幅方向中央側に配置され、前記リフレクタ(66)は、前記ロービーム用光源(62,63)から発する光を反射させるロービーム用リフレクタ(66a,66b)と、前記ハイビーム用光源(64)から発する光を反射させるハイビーム用リフレクタ(66c)とからなり、前記導光部材(74)の発光部(75n)と前記リフレクタ(66)とが上下に重なる領域は、前記ハイビーム用リフレクタ(66c)の上縁に沿った部分よりも前記ロービーム用リフレクタ(66a,66b)の上縁に沿った部分の方が短いことを特徴とする請求項6又は7に記載の鞍乗り型車両。
  10. 前記第1導光部(74d)と前記第2導光部(74e)のそれぞれの先端部(74p,74q)が結合されて、結合部(74r)が形成され、前記第1導光部(74d)及び前記第2導光部(74e)のいずれか一方の前記溝(75b)は、前記結合部(74r)から車幅方向内側に延びる延出部(74j)まで連続して形成されていることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両。
JP2021501565A 2019-02-27 2019-11-08 鞍乗り型車両 Active JP7089630B2 (ja)

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