JPWO2019142922A1 - 容器 - Google Patents

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Abstract

底部14は、胴部13の外周部に設けられる接地部18と、接地部18の内側に設けられた上げ底部17と、を有し、上げ底部17は、中央部に設けられる凹状部21と、凹状部21と接地部18とを繋ぐ連結部22とを備え、内圧が常圧である状態で、連結部22の凹状部21側の端部が接地部18側の端部よりもネック部12側に位置する構成とする。

Description

本発明は、耐熱性を有する樹脂製の容器に関する。
樹脂としてポリエチレンテレフタレート(PET)を用いてブロー成形された容器が知られている。PET製の容器は、透明度、強靭性、衛生面等に優れ、種々の内容物の容器として用いられている。特に、飲料等の液状物を収容する容器として、現在は広く普及している。昨今、その用途は更なる広がりを見せており、ジャムやパスタソースといった半固形物を収容する広口容器も登場し始めている。PET製の容器の一つである耐熱容器は、殺菌のために高温にされたこれらの食品や飲料を充填することができる。
この種の容器においては、加熱殺菌のため高温(例えば約90℃)にされた内容物を充填し、蓋で封止した後に冷却されることが行われる。この冷却時には、内容物や内容物上方に形成される口部側の空間部(ヘッドスペース)に残存した気体の体積減少に伴い、ボトル内部が減圧雰囲気となる。このとき、容器内の減圧によって容器が変形することがあり、外観上好ましくない。このため、容器の底面に、容器内部の減圧による変形を吸収するための構造を設けたものがある。
例えば、合成樹脂製壜体の底部の底面に、減圧時における壜体の内部方向への陥没変形が可能に底面壁を壜体の内部方向に陥没させて形成した陥没部を有するものがある(特許文献1参照)。
特許第5316940号公報
ところで、容器に充填する内容物には、上述のような高温での充填が適さないものもある。例えば、内容物がピクルス等の食品である場合、充填前にそれ自体を高温殺菌してしまうと、内容物の品質が低下してしまう虞がある。
例えば、高温殺菌前に内容物を容器に充填して容器を封止し、その後、容器と共に内容物を所定条件下で高温殺菌することで、内容物の品質低下を抑制することはできる。
ただし、このように容器と共に内容物の高温殺菌を行う場合、内容物の温度上昇に伴って容器の内圧が変動(上昇)して容器(例えば、胴部)が変形してしまう虞がある。
特許文献1に記載の容器(壜体)は、あくまで減圧時における壜体の内部方向への陥没変形を可能としたものであり、加圧時(内圧が上昇した際)の壜体(容器)の変形は考慮されていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、内圧の変動(例えば、上昇)に伴う胴部の変形を抑制でき美観の維持を図ることができる容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一つの態様は、開口するネック部と、筒状の胴部と、該胴部の一端側を封止する底部と、を有する樹脂製の容器であって、前記底部は、前記胴部の外周部に設けられる接地部と、前記接地部の内側に設けられた上げ底部と、を有し、前記上げ底部は、中央部に設けられる凹状部と、該凹状部と接地部とを繋ぐ連結部とを備え、内圧が常圧である状態で、前記連結部の前記凹状部側の端部が前記接地部側の端部よりも前記ネック部側に位置していることを特徴とする容器にある。
ここで、前記接地部の内側の面を構成する立ち上がり部には、前記胴部とは交差する方向に延びる段差部が周方向に連続して設けられていることが好ましい。
また前記接地部の高さと前記上げ底部の直径との比の値が、0.09〜0.25の範囲であることが好ましい。
また前記上げ底部は、内容物を充填して開口を封止し所定温度で高温殺菌する際に、内圧の上昇に伴い前記連結部と前記接地部とで形成される第1の角部が屈曲して前記胴部の外側に変位するように形成されていることが好ましい。さらに前記上げ底部は、前記第1の角部の屈曲に伴い、前記連結部と前記凹状部とで形成される第2の角部が屈曲するように形成されていることが好ましい。
かかる本発明の容器は、内圧が変動(例えば、上昇)すると、連結部を含む上げ底部が変形する。これにより、内圧の変動が抑制されて胴部の変形が抑制される。例えば、容器と共に内容物を高温殺菌する際にも、内容物の温度上昇に伴って容器の内圧が変動(上昇)するが、その際にも、内圧の変動(上昇)に起因する胴部の変形を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る容器の正面図である。 本発明の一実施形態に係る容器の底面図である。 本発明の一実施形態に係る容器の底部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る容器の底部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る容器の底部の他の例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る容器の底部の変形を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態について図1〜図6を参照して詳細に説明する。なお、図1〜図5に示す容器の形状は、内圧変動が生じる前の時点(ブロー成形された時点、容器の内圧が常圧の時点)の初期形状、または内圧変動が完了した時点(容器が封止されてその内圧が負圧の時点)の最終形状に相当する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る容器(耐熱容器)10は、一端側(上端側)に広口の開口11を有する筒状のネック部12と、ネック部12に繋がる筒状の胴部13と、胴部13から連続する底部14と、を備えている。容器10は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂製の容器であり、例えば、ピクルス(液体含む)等の食品が内容物として充填される。容器10の大きさは、特に限定されないが、本実施形態では、胴部13の直径が70mm程度に形成されている。
ネック部12には、図示しないキャップが螺合するネジ部15が形成されている。胴部13には、その周方向に亘って連続する凹状リブ16が、胴部13の高さ方向に複数本(例えば、4本)設けられ、これにより胴部13の剛性が高められている。
なお容器10は、プリフォームを二軸延伸ブローすることによって形成されたものである。つまり容器10は、ネック部12以外の部分を二軸延伸ブローすることによって形成されている。そして容器10のネック部12以外の部分は、ヒートセットによる結晶化及び内部応力の除去作用により、高い耐熱性が付与されている。またネック部12も白色結晶化させ、耐熱性を付与することが望ましい。
図2〜図4に示すように、胴部13の底を塞ぐ底部14は、胴部13の内側(ネック部12側、上側)に窪んだ上げ底部17と、上げ底部17の外周部に設けられる接地部18と、を備えている。すなわち上げ底部17は、接地部18の内側の面を構成する立ち上がり部19よりも胴部13の中央側を塞いでいる部分である。また接地部18は、開口11を上向きとした容器10を、例えば、台上に載置した際に台に設置する部位である。本実施形態では、接地部18は、立ち上がり部19から外側の部分であり、上げ底部17よりも若干肉厚に形成されている。
また本実施形態では、立ち上がり部19の高さ方向の中央付近には、胴部13とは交差する方向(例えば、上げ底部17と略平行となる方向)に延びる段差部20が周方向に亘って連続して設けられている。これにより、立ち上がり部19の上方側(上げ底部17側)の端部は、下方側の端部よりも底部14の中央側に位置している。
段差部20が設けられていることで、成形により容器10を製造する際に、接地部18(特に立ち上がり部19)の肉厚が薄くなるのを抑制することができる。つまり接地部18の剛性の低下を抑制することができる。さらに、立ち上がり部19の段差部20よりも上げ底部17側(上側)は、底面側(下側)よりも内側に突出して凸リブ状となっていることから補強機能を備えている。したがって、段差部20が設けられた立ち上がり部19は、段差部20が無い場合と比べて剛性が高くなっている。
また上げ底部17は、その中央部を内側(ネック部12側、上側)に窪ませた凹状部21と、この凹状部21と立ち上がり部19とを繋ぐ連結部(底部可動面)22とで構成されている。詳しくは後述するが、この連結部(底部可動面)22は、容器10の内圧の変動(特に、上昇)に伴って変形(変位)可能となっている。
連結部22は、立ち上がり部19から凹状部21にかけて、胴部13の内側(ネック部12側、上側)に向かって傾斜して設けられている。具体的には、連結部22は、容器10の内圧が常圧である状態で、凹状部21側の端部が接地部18側の端部よりもネック部12側(胴部13の内側:図3中上側)に位置するように形成されている。
すなわち、容器10の内部が常圧(略大気圧)である状態で、連結部22と凹状部21とで形成される第2の角部24が、連結部22と立ち上がり部19とで形成される第1の角部23よりも胴部13の内側(ネック部12側:図3中上側)に位置している。例えば、図3の断面図に示すように、第1の角部23と第2の角部24とを繋ぐ直線L1と接地部18の接地面18aから延長された直線L2とのなす角θが鋭角となるように、連結部22が形成されている。
また本実施形態では、連結部22には、凹状部21側から接地部18側に向けて放射状に延びる複数の補強リブ25が設けられ、連結部22の剛性が高められている。これらの補強リブ25は、連結部22から胴部13(容器10)の外側(下側)に突出して設けられている。補強リブ25の突出量は、上げ底部17の中央側ほど大きくなっている。さらに補強リブ25の幅は、上げ底部17の中央側ほど狭くなっている。
また補強リブ25は、第1の角部23及び第2の角部24には達しない長さで設けられている。すなわち第1の角部23及び第2の角部24の近傍には、補強リブ25は設けられていない。したがって、第1の角部23及び第2の角部24の剛性は、補強リブ25が設けられている連結部22よりも相対的に若干低くなっている。
このような補強リブ25が連結部22に設けられていることで、連結部22は、容器10の内圧の変動に伴ってより適切に変形(変位)し、後述するように容器10の内圧の変動(上昇)を抑制し易くなる。なお補強リブ25の形状や大きさは、特に限定されるものではなく、連結部22が所望の剛性となるように適宜決定されればよい。
また補強リブ25は、本実施形態では胴部13の外側(下側)に突出する形状であるが、例えば、図5に示すように、胴部13の内側(上側)に突出する形状(凹状)であってもよい。図5の例においても、補強リブ25の突出量は、上げ底部17の中央側ほど大きくなっている。また補強リブ25の幅は、上げ底部17の中央側ほど狭くなっている。さらに補強リブ25は、第1の角部23及び第2の角部24には達しない長さで設けられている。
以上説明した本実施形態の容器10の構成によれば、内圧が変動(例えば、上昇)した際に、胴部13の変形を抑制して美観の維持を図ることができる。さらには、内圧変動(上昇)に伴う上げ底部17の膨出変形や不規則変形も抑制することができる。なお膨出変形には、反転変形、バックリング、内圧上昇時に上げ底部17や立ち上がり部19が接地部18から外側(下側)に膨出してしまい内圧下降時の元の形状に戻らないような不可逆的な変形等が含まれるものとする。
詳しくは、容器10の内圧が上昇すると、この内圧上昇に伴って底部14の上げ底部17が選択的に応答して外側(下側)へ突出するように変形(変位)する。この上げ底部17の変形(変位)により内圧の上昇が抑制される(吸収される)。したがって、容器10の内圧が上昇した場合でも、好ましくない胴部13の変形を抑制することができる。
ここで、接地部18を構成する立ち上がり部19の高さは、特に限定されないが、容器10の内圧が上昇した際の上げ底部17の剛性度を確保するため、極力低く設定することが好ましい。すなわち、容器10の内圧が上昇した際に、第1の角部23が十分に変形できる程度に極力低く設定することが好ましい。
例えば、本実施形態では、上げ底部17の直径Dは、56mm〜66mm程度となっている。この場合、立ち上がり部19の高さ(鉛直方向の長さ)h1(図3参照)は、6mm〜14mmの範囲であることが好ましい。そして立ち上がり部19の高さ(鉛直方向の長さ)h1と上げ底部17の直径Dとの比は、0.09〜0.25の範囲、好ましくは、0.17〜0.20となっていることが好ましい。
さらに、本実施形態のように立ち上がり部19に一つの段差部20が設けられている場合、立ち上がり部19の下端部19gから段差部20までの高さ(鉛直方向の長さ)h2は、3mm〜7mmの範囲であることが好ましく、段差部20から上端部19aまでの高さ(鉛直方向の長さ)h3は、3mm〜7mmの範囲であることが好ましい。そして、これらの高さh1,h2,h3の比はおおよそ、2:1:1となっていることが好ましい。また、高さh1,h2の比は、3:7〜7:3の範囲で適宜設定でき、特に、0.5:1〜1:1または1:0.5〜1:1の範囲とするのが好ましい。
底部14をこのような寸法で形成することで、上げ底部17の剛性度を確保しつつ、容器10の内圧の変動(上昇)に伴い、上げ底部17をより適切に変形(変位)させることができる。
次に、図6を参照して容器10の内圧の変動(上昇)に伴う上げ底部17の変形状態についてより詳細に説明する。
例えば、ピクルス(液体含む)等の食品である内容物を容器10に充填する際には、品質低下を抑制するために、10℃〜40℃程度に温度管理された内容物を容器10に充填し開口11をキャップ(図示なし)で封止する。その後、容器10を、例えば、85℃〜95℃程度の高温媒体で所定時間(30分程度)加熱し、容器10の内部(キャップの内面領域を含む)と共に内容物の殺菌処理を行うことがある。このような高温での殺菌処理を行う際にも、温度上昇に伴って内容物やヘッドスペースの空気等の体積が増加し、容器10内の圧力が変動(上昇)することがある(容器10内の圧力が容器10外の大気圧よりも大きくなることがある)。
容器10の内圧が変動(上昇)すると、図6に示すように、第1の角部23が屈曲して連結部22が容器10の外側に変形(下降)する。連結部22は、補強リブ25が設けられているため実質的に変形することなく、主に第1の角部23を基点として容器10の外側(底側)に変位する。また連結部22の移動に伴い、第2の角部24も屈曲する。このため、凹状部21も大きく変形することなく容器10の外側に移動する。つまり容器10の内圧が上昇すると、上げ底部17は第1の角部23を基点として容器10の外側に移動(変位)する。
これにより、容器10の内圧の上昇が抑制される(好ましくは吸収される)。したがって、好ましくない胴部13の変形を抑制することができる。さらには、内圧変動に伴う上げ底部17の膨出変形(反転変形)や不規則変形を抑制することができる。また、段差部20により立ち上がり部19の剛性が高められているため、内圧変動(上昇)に伴う上げ底部17の膨出変形(バックリング)が効果的に防止できる。
上述のように上げ底部17を構成する連結部22は、立ち上がり部19から胴部13の内側(ネック部12側)に向かって傾斜して設けられている。すなわち、容器10の内部が常圧(略大気圧)である状態で、連結部22と凹状部21とで形成される第2の角部24が、連結部22と立ち上がり部19とで形成される第1の角部23よりも胴部13の内側(ネック部12側)に位置している。これにより、上げ底部17は、容器10の内圧が変動(上昇)した際に、第1の角部23を基点として変形し易くなっている。
さらに連結部22は、補強リブ25によって適正な剛性が確保されているが、第1の角部23及び第2の角部24の近傍には補強リブ25が設けられていない。このため、第1の角部23及び第2の角部24は、連結部22に対して相対的に変形し易くなっている。また、補強リブ25により、内圧変動時に連結部22を局所的でなく一様(全体的、均等的)に上下動させ易くしている。したがって、容器10の内圧の上昇を上げ底部17の局所的な変形(連結部22の上下動)により吸収し、且つその際の胴部13の変形量を少なくできるため、容器10の美観を良好に維持することができる。
その後、容器10及び内容物の高温殺菌が終了すると、容器10及び内容物を常温まで冷却する。内容物の温度低下に伴い容器10の内圧は再度変動し、常圧(略大気圧)まで下降する。そして、この内圧の下降に伴って、上げ底部17は図6中に点線で示す元の位置まで変形(上昇)する。
このように本発明に係る容器10の上げ底部17は、封止後の高温殺菌処理で生ずる容器10の内圧変動(具体的には、常圧から圧力上昇してピーク圧を所定時間維持し、次いで圧力下降するような内圧の遷移)に好適に応答できる機能を備えている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、立ち上がり部19には、1つの段差部20が設けられていたが、2つ以上の段差部20が設けられていてもよい。すなわち立ち上がり部19は、本実施形態では2段に形成されているが、3段以上に形成されていてもよい。また段差部20は、必ずしも設けられていなくてもよい。また立ち上がり部19の高さも特に限定されず、上げ底部17が変形した際に、上げ底部17が接地面18aよりも外側に突出しない程度の高さに設定されていればよい。
また例えば、上述の実施形態では、容器10内の圧力変動として、主に、内圧が上昇して陽圧となった場合について説明したが、本発明は、内圧が下降して負圧になった場合にも同様の効果を奏するものである。
10 容器(耐熱容器)
11 開口
12 ネック部
13 胴部
14 底部
15 ネジ部
16 凹状リブ
17 上げ底部
18 接地部
18a 接地面
19 立ち上がり部
20 段差部
21 凹状部
22 連結部
23 第1の角部
24 第2の角部
25 補強リブ

Claims (5)

  1. 開口するネック部と、筒状の胴部と、該胴部の一端側を封止する底部と、を有する樹脂製の容器であって、
    前記底部は、前記胴部の外周部に設けられる接地部と、前記接地部の内側に設けられた上げ底部と、を有し、
    前記上げ底部は、中央部に設けられる凹状部と、該凹状部と接地部とを繋ぐ連結部とを備え、
    内圧が常圧である状態で、前記連結部の前記凹状部側の端部が前記接地部側の端部よりも前記ネック部側に位置している
    ことを特徴とする容器。
  2. 請求項1に記載の容器であって、
    前記接地部の内側の面を構成する立ち上がり部には、前記胴部とは交差する方向に延びる段差部が周方向に連続して設けられている
    ことを特徴とする容器。
  3. 請求項1又は2に記載の容器であって、
    前記接地部の高さと前記上げ底部の直径との比の値が、0.09〜0.25の範囲である
    ことを特徴とする容器。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の容器であって、
    前記上げ底部は、内容物を充填して開口を封止し所定温度で高温殺菌する際に、内圧の上昇に伴い前記連結部と前記接地部とで形成される第1の角部が屈曲して前記胴部の外側に変位するように形成されている
    ことを特徴とする容器。
  5. 請求項4に記載の容器であって、
    前記上げ底部は、前記第1の角部の屈曲に伴い、前記連結部と前記凹状部とで形成される第2の角部が屈曲するように形成されている
    ことを特徴とする容器。
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