JPWO2018033984A1 - エレベータのかご上手摺装置 - Google Patents

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Abstract

エレベータのかご上手摺装置において、一方の第1のかご上手摺に取り付けられた可動連結梁は、可動連結梁及び他方の第1のかご上手摺のいずれにも係合する係合部材によって他方の第1のかご上手摺に回動可能に取り付けられ、係合部材が可動連結梁及び他方の第1のかご上手摺のそれぞれから外れることにより他方の第1のかご上手摺から外れるようになっている。他方の第1のかご上手摺には、検出スイッチが取り付けられている。係合部材は、検出スイッチを作動させるキーと一体になっている。検出スイッチは、可動連結梁が係合部材によって他方の第1のかご上手摺に取り付けられることによりキーによって作動する。

Description

この発明は、かごの上部に設けられているエレベータのかご上手摺装置に関するものである。
従来、一方の側方柵部材に取り付けられたバー部材を回動させて、他方の側方柵部材の係合保持部にバー部材を係合保持させることにより、かご上に安全柵を組み立てるようにしたエレベータが知られている。このような従来のエレベータでは、安全柵の組立が完了したことを検出するために、バー部材と係合保持部との係合保持が行われたことを検出する検出スイッチが他方の側方柵部材の係合保持部に取り付けられている(例えば特許文献1参照)。
特開2009−214957号公報
しかし、特許文献1に示されているエレベータの安全柵では、例えば検出スイッチの位置がずれた場合、バー部材と係合保持部との係合保持が不完全であっても、検出スイッチがバー部材を検出してしまうおそれがある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、組立が完了したことをより確実に検出することができるエレベータのかご上手摺装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータのかご上手摺装置は、かごの上部に設けられている一対の第1のかご上手摺、及び一方の第1のかご上手摺に回動可能に取り付けられているとともに他方の第1のかご上手摺に対して着脱可能な可動連結梁を有する第2のかご上手摺を備え、可動連結梁は、可動連結梁及び他方の第1のかご上手摺のいずれにも係合する係合部材によって他方の第1のかご上手摺に取り付けられ、係合部材が可動連結梁及び他方の第1のかご上手摺のそれぞれから外れることにより他方の第1のかご上手摺から外れるようになっており、他方の第1のかご上手摺には、検出スイッチが取り付けられており、係合部材は、検出スイッチを作動させるキーと一体になっており、可動連結梁が係合部材によって他方の第1のかご上手摺に取り付けられることにより、検出スイッチがキーによって作動する。
この発明によるエレベータのかご上手摺装置によれば、他方の第1のかご上手摺に可動連結梁を係合部材で取り付けなければ、検出スイッチが作動しないようにすることができる。これにより、かご上手摺装置の組立が完了したことをより確実に検出することができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータのかご上手摺装置を示す斜視図である。 図1の各可動手摺部材が倒れ位置にあるときのかご上手摺装置を示す斜視図である。 図1の可動連結梁が収容位置にあるときのエレベータのかご上手摺装置を示す斜視図である。 図1のIV部を示す拡大斜視図である。 図4の一体部品を示す拡大斜視図である。 この発明の実施の形態1によるエレベータのかご上手摺装置の他の例を示す斜視図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータのかご上手摺装置を示す斜視図である。かご1は、かご本体2と、かご本体2を支持するかご枠3とを有している。
かご本体2の正面には、図示しないかご出入口が設けられている。かご出入口の間口方向は、かご本体2の幅方向と一致している。かご枠3は、かご本体2を囲むかご枠本体4と、かご枠本体4の上部に固定され、かご本体2の上方に水平に配置されている矩形状の上部固定枠5とを有している。上部固定枠5は、上から見ると、かご本体2の上面に設定された設定作業範囲を囲んでいる。
かご1は、図示しない駆動装置である巻上機の駆動力によって昇降路内を上下方向へ移動する。エレベータの運転は、昇降路内に設置された図示しない制御装置により制御される。また、エレベータの運転は、通常のサービス運転を行う通常運転モードと、通常運転モード時よりもかご1を低速で移動させる保守運転モードとの間で切り替え可能になっている。
エレベータでは、作業者がかご本体2の上面に乗った状態で昇降路内の機器の保守点検作業を行うことがある。かご本体2の上面には、図示しない保守時かご上操作部が設けられている。かご本体2の上面に乗った作業者は、かご1を低速で移動させるために保守運転モード時に保守時かご上操作部を操作する。
かご1の上部には、かご本体2の上面に乗った作業者の安全を確保するかご上手摺装置6が設けられている。かご上手摺装置6は、かご1の上部固定枠5に設けられている。また、かご上手摺装置6は、かご本体2の幅方向両側に配置されている一対の第1のかご上手摺である一対の側面手摺7と、一対の側面手摺7間に連結されてかご本体2の背面に沿って配置される第2のかご上手摺である背面手摺8とを有している。
各側面手摺7は、かご1から上方へ突出した状態でかご1に固定されている固定手摺部材9と、固定手摺部材9に回動可能に設けられている可動手摺部材10とを有している。
各固定手摺部材9は、かご枠3に固定された複数の固定手摺柱91と、複数の固定手摺柱91に固定されている複数の固定手摺梁92とを有している。複数の固定手摺柱91は、上から見たとき、かご1の奥行き方向へ並んでいる。各固定手摺梁92は、複数の固定手摺梁92が並ぶ方向に沿って配置されている。
各可動手摺部材10は、各固定手摺柱91にそれぞれ回動可能に取り付けられている複数の可動手摺柱101と、複数の可動手摺柱101に固定されている可動手摺梁102と、可動手摺梁102に固定されている梁支持部材である背面手摺用支持金具103とを有している。複数の可動手摺柱101は、かご1の奥行き方向について複数の固定手摺柱91のそれぞれの位置に合わせて配置されている。可動手摺梁102は、複数の可動手摺柱101が並ぶ方向に沿って配置されている。背面手摺用支持金具103は、可動手摺梁102におけるかご1の背面側の端部にそれぞれ固定されている。
各可動手摺部材10は、固定手摺部材9に対して回動することにより、固定手摺部材9に対して起立する起立位置と、固定手摺部材9に対してかご1の内側へ倒れる倒れ位置との間で変位される。
背面手摺8は、固定連結梁81と、可動連結梁82とを有している。固定連結梁81は、一対の側面手摺7のそれぞれの固定手摺部材9間に連結されている。即ち、固定連結梁81の一端部は一方の側面手摺7の固定手摺柱91に固定され、固定連結梁81の他端部は他方の側面手摺7の固定手摺柱91に固定されている。
可動連結梁82は、一対の側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材10間に連結可能になっている。また、可動連結梁82は、一対の側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材10のうち、一方の可動手摺部材10に回動可能に取り付けられ、他方の可動手摺部材10に対して着脱可能になっている。さらに、可動連結梁82は、一対の側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材10が起立位置にあるときに、一方の可動手摺部材10に対して回動することにより、一方の可動手摺部材10から他方の可動手摺部材10に達する連結位置と、他方の可動手摺部材10から離れて一方の可動手摺部材10に保持される収容位置との間で変位される。図1では、可動連結梁82が連結位置に配置されている状態が示されている。
図2は、図1の可動連結梁82が収容位置にあるときのエレベータのかご上手摺装置6を示す斜視図である。可動連結梁82が収容位置にあるときには、可動連結梁82が一方の可動手摺部材10の可動手摺梁102と平行になっている。各可動手摺部材10は、可動連結梁82が収容位置にあるときに、起立位置と倒れ位置との間で変位可能になる。
可動連結梁82の一端部は、一方の可動手摺部材10の背面手摺用支持金具103に支持軸104を介して取り付けられている。これにより、可動連結梁82は、一方の可動手摺部材10に対して支持軸104を中心に回動される。可動連結梁82は、一方の可動手摺部材10から外れないように背面手摺用支持金具103に取り付けられている。
他方の可動手摺部材10の背面手摺用支持金具103には、図2に示すように、手摺側係合穴105が設けられている。可動連結梁82の他端部には、連結梁側係合穴83が設けられている。この例では、連結梁側係合穴83の内径が手摺側係合穴105の内径と同じになっている。連結梁側係合穴83は、可動連結梁82が連結位置に達することにより手摺側係合穴105に重なる位置に達する。
図3は、図1の各可動手摺部材10が倒れ位置にあるときのかご上手摺装置6を示す斜視図である。各可動手摺部材10が倒れ位置にあるときには、可動連結梁82が収容位置に保持されている。各側面手摺7では、可動手摺部材10が固定手摺梁92に支えられることにより可動手摺部材10の位置が倒れ位置に保たれ、一対の側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材10間に可動連結梁82が連結されることにより可動手摺部材10の位置が起立位置に保たれる。
図4は、図1のIV部を示す拡大斜視図である。可動連結梁82が連結位置に達している状態では、係合部材である係合ピン21が手摺側係合穴105及び連結梁側係合穴83に挿入されることにより、可動連結梁82が他方の可動手摺部材10に取り付けられる。係合ピン21が手摺側係合穴105及び連結梁側係合穴83に挿入されている状態では、係合ピン21が可動連結梁82及び背面手摺用支持金具103のいずれにも係合している。即ち、可動連結梁82は、可動連結梁82及び他方の可動手摺部材10のいずれにも係合する係合ピン21によって、他方の可動手摺部材10に取り付けられている。
また、可動連結梁82は、係合ピン21が手摺側係合穴105及び連結梁側係合穴83から抜かれて、可動連結梁82及び他方の可動手摺部材10のそれぞれから係合ピン21が外れることにより、他方の可動手摺部材10から外れるようになっている。
他方の可動手摺部材10の背面手摺用支持金具103には、検出スイッチ22が取り付けられている。検出スイッチ22には、キー挿入穴23が設けられている。キー挿入穴23の深さ方向は、背面手摺用支持金具103に設けられた手摺側係合穴105の深さ方向と一致している。検出スイッチ22のキー挿入穴23の挿入口は、手摺側係合穴105の挿入口よりも下方に位置している。検出スイッチ22は、キー24がキー挿入穴23に挿入されることにより作動する。この例では、キー24の形状が板状になっている。
検出スイッチ22が作動すると、検出スイッチ22から検出信号が制御装置へ出力される。制御装置が検出スイッチ22からの検出信号を受けているときには、保守時かご上操作部の操作に応じたかご1の移動が制御装置の制御により可能になる。検出スイッチ22からキー24が外れている状態では、検出スイッチ22の作動が停止し、検出スイッチ22からの検出信号の出力が停止する。検出スイッチ22から制御装置への検出信号の出力が停止されているときには、保守時かご上操作部が操作されてもかご1が移動しないように制御装置により制御される。
係合ピン21は、ベース部材25を介してキー24と一体になっている。これにより、係合ピン21、キー24及びベース部材25が一体になった一体部品26が構成されている。
図5は、図4の一体部品26を示す拡大斜視図である。係合ピン21及びキー24は、互いに離れた状態でベース部材25にそれぞれ固定されている。この例では、ベース部材25が、第1板部と第2板部とが直交して形成されたL字状の板になっており、第1板部に係合ピン21が固定され、第2板部にキー24が固定されている。キー24は、係合ピン21の長手方向に沿って配置されている。これにより、キー24と係合ピン21とは、互いに平行になっている。係合ピン21とキー24との間の距離は、手摺側係合穴105とキー挿入穴23との間の距離に応じて設定されている。
可動連結梁82が連結位置にある状態では、係合ピン21が手摺側係合穴105及び連結梁側係合穴83に挿入されることにより、キー24がキー挿入穴23に挿入される。検出スイッチ22は、キー24がキー挿入穴23に挿入されることにより作動する。即ち、検出スイッチ22は、可動連結梁82が係合ピン21で他方の可動手摺部材10に取り付けられることによりキー24によって作動する。
キー24は、係合ピン21が手摺側係合穴105及び連結梁側係合穴83から外れることにより、キー挿入穴23から外れる。即ち、キー24による検出スイッチ22の作動は、係合ピン21が可動連結梁82及び他方の可動手摺部材10から外れることにより、停止する。
かご上手摺装置6の状態は、各側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材10が起立位置に達し可動連結梁82が各可動手摺部材10間に連結されることにより組立状態になり、可動連結梁82が他方の可動手摺部材10から外れて収容位置に保持され各側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材10が倒れ位置に達することにより折り畳み状態になる。組立状態になっているときのかご上手摺装置6の高さは、折り畳み状態になっているときのかご上手摺装置6の高さよりも高くなっている。
次に、エレベータの保守点検作業の手順について説明する。エレベータのサービス運転は、通常運転モードで行われる。エレベータが通常運転モードで運転されているときには、かご上手摺装置6の状態が折り畳み状態になっている。このときには、各側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材10が倒れ位置に保持され、可動連結梁82が収容位置で一方の可動手摺部材10に保持されている。
作業者がかご本体2の上面に乗って保守点検作業を行うときには、例えば最上階の乗場で操作盤を操作して、エレベータの運転モードを通常運転モードから保守運転モードに切り替えた後、かご本体2の上面が乗場の床の高さに合うようにかご1を停止させ、最上階の乗場出入口を開く。
この後、作業者は、最上階の乗場から各可動手摺部材10を持ち上げ、各可動手摺部材10の位置を倒れ位置から起立位置へ変位させる。この後、作業者は、かご本体2の上面に乗り、可動連結梁82を一方の可動手摺部材10から他方の可動手摺部材10に向けて回動させ、可動連結梁82を他方の可動手摺部材10に取り付ける。これにより、各可動手摺部材10間に可動連結梁82が連結され、かご上手摺装置6の状態が組立状態になる。
可動連結梁82を他方の可動手摺部材10に取り付けるときには、可動連結梁82を連結位置に保持させたまま、一体部品26の係合ピン21を手摺側係合穴105に差し込む。これにより、一体部品26のキー24がキー挿入穴23に差し込まれる。係合ピン21が手摺側係合穴105に差し込まれ、キー24がキー挿入穴23に差し込まれると、可動連結梁82が他方の可動手摺部材10に取り付けられるとともに、検出スイッチ22が作動する。検出スイッチ22が作動すると、検出スイッチ22から制御装置へ検出信号が出力され、保守時かご上操作部の操作によるかご1の移動が可能になる。
この後、作業者は、開いている乗場出入口を閉じた後、保守時かご上操作部を操作してかご1を低速で移動させる。これにより、昇降路内の機器に対する保守点検作業が可能になる。
かご本体2の上面に乗った作業者は、昇降路内の機器に対する保守点検作業が終わると、保守時かご上操作部を操作しながらかご1を下方へ低速で移動させ、かご本体2の上面が例えば最上階の乗場の床の高さに合うようにかご1を停止させる。
この後、作業者は、可動連結梁82及び他方の可動手摺部材10から一体部品26を外す。これにより、他方の可動手摺部材10に対する可動連結梁82の取り付け状態が解除され、検出スイッチ22からの検出信号の出力が停止する。この後、可動連結梁82を連結位置から収容位置へ回動させ、一方の可動手摺部材10に可動連結梁82を保持させる。この後、作業者は、最上階の乗場出入口を開いて、かご本体2の上面から最上階の乗場へ乗り移る。
この後、作業者は、最上階の乗場から、各可動手摺部材10を起立位置から倒れ位置へ変位させる。これにより、かご上手摺装置6の状態が折り畳み状態になる。この後、乗場出入口を閉じることにより、エレベータの保守点検作業が終了する。
このようなエレベータのかご上手摺装置6では、検出スイッチ22を作動させるキー24が係合ピン21と一体になっているので、他方の可動手摺部材10に可動連結梁82を係合ピン21で取り付けなければ、検出スイッチ22が作動しないようにすることができる。これにより、他方の可動手摺部材10に対する可動連結梁82の取り付け状態が不完全な状態であるときの検出スイッチ22の誤作動を防止することができ、かご上手摺装置6の組立が完了したことをより確実に検出することができる。
また、係合ピン21が手摺側係合穴105及び連結梁側係合穴83に挿入されることにより可動連結梁82が他方の可動手摺部材10に取り付けられ、キー24がキー挿入穴23に挿入されることにより検出スイッチ22が作動するので、他方の可動手摺部材10に可動連結梁82を係合ピン21で取り付けたときに検出スイッチ22をさらに確実に作動させることができる。
なお、上記の例では、かご枠3に固定された固定手摺部材9に可動手摺部材10が回動可能に取り付けられているが、これに限定されず、固定手摺部材9をなくして可動手摺部材10がかご枠3に回動可能に取り付けられていてもよい。また、可動手摺部材10をなくして一対の固定手摺部材9間に可動連結梁82を連結可能にしてもよい。
また、上記の例では、一体部品26を構成する係合ピン21、キー24及びベース部材25が別部材になっているが、係合ピン21、キー24及びベース部材25を複数の部分として持つ成型体等の単一の部材を一体部品としてもよい。
また、上記の例では、係合ピン21、キー24及びベース部材25を含む一体部品26が可動連結梁82に繋がっていないが、図6に示すように、可動連結梁82に索状体11を介して一体部品26を繋げてもよい。この場合、索状体11の長さは、一定の長さに設定される。このようにすれば、可動連結梁82に対する一体部品26の移動範囲を索状体11によって制限することができる。これにより、可動連結梁82が連結位置にあるときには、係合ピン21及びキー24を手摺側係合穴105及びキー挿入穴23にそれぞれ挿入可能にすることができるとともに、可動連結梁82が他方の可動手摺部材10から外れているときには、係合ピン21及びキー24が索状体11によって手摺側係合穴105及びキー挿入穴23に届かないようにすることができ、検出スイッチ22の誤作動をさらに確実に防止することができる。また、一体部品26の落下も索状体11によって防止することができる。一体部品26と可動連結梁82とを繋ぐ索状体11としては、例えばワイヤ、ロープ、ベルト、チェーン等が用いられる。

Claims (3)

  1. かごの上部に設けられている一対の第1のかご上手摺、及び
    一方の前記第1のかご上手摺に回動可能に取り付けられているとともに他方の前記第1のかご上手摺に対して着脱可能な可動連結梁を有する第2のかご上手摺
    を備え、
    前記可動連結梁は、前記可動連結梁及び前記他方の第1のかご上手摺のいずれにも係合する係合部材によって前記他方の第1のかご上手摺に取り付けられ、前記係合部材が前記可動連結梁及び前記他方の第1のかご上手摺のそれぞれから外れることにより前記他方の第1のかご上手摺から外れるようになっており、
    前記他方の第1のかご上手摺には、検出スイッチが取り付けられており、
    前記係合部材は、前記検出スイッチを作動させるキーと一体になっており、
    前記可動連結梁が前記係合部材によって前記他方の第1のかご上手摺に取り付けられることにより、前記検出スイッチが前記キーによって作動するエレベータのかご上手摺装置。
  2. 前記他方の第1のかご上手摺には、手摺側係合穴が設けられ、
    前記可動連結梁には、連結梁側係合穴が設けられ、
    前記検出スイッチには、キー挿入穴が設けられており、
    前記係合部材が前記手摺側係合穴及び前記連結梁側係合穴に挿入されることにより、前記可動連結梁が前記他方の第1のかご上手摺に取り付けられ、
    前記キーが前記キー挿入穴に挿入されることにより、前記検出スイッチが作動する請求項1に記載のエレベータのかご上手摺装置。
  3. 前記係合部材及び前記キーが一体になって構成されている一体部品は、索状体を介して前記可動連結梁に繋がっている請求項1又は請求項2に記載のエレベータのかご上手摺装置。
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