JP6567193B2 - エレベータのかご上手摺装置 - Google Patents

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Description

この発明は、かごの上部に設けられているエレベータのかご上手摺装置に関するものである。
従来、かごの上部に取り付けられた手摺を折り畳み可能にするために、手摺をかごの内側へ傾倒自在にしたエレベータのかご上手摺装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−112573号公報
しかし、例えば手摺の上端部にかごの外側への荷重がかかると、手摺の下端部に大きなモーメントが生じるため、手摺の剛性を確保する必要があり、手摺のコストが増加してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、コストの増加を抑制することができるエレベータのかご上手摺装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータのかご上手摺装置は、かごの上部に固定されている固定手摺部材と、固定手摺部材に取付軸を介して回動可能に設けられている可動手摺部材とを有するかご上手摺を備え、可動手摺部材は、固定手摺部材に対して回動することにより、固定手摺部材に対して起立する起立位置と、固定手摺部材に対して倒れる倒れ位置との間で変位され、可動手摺部材には、当り部が設けられており、可動手摺部材が起立位置にあるときには、取付軸から離れた位置で当り部が固定手摺部材の側面に当っている。
この発明によるエレベータのかご上手摺装置によれば、可動手摺部材にかかる荷重を取付軸から離れた位置で固定手摺部材の側面によって受けることができ、取付軸にかかるモーメントを小さくすることができる。これにより、固定手摺部材及び可動手摺部材の剛性を小さくすることができ、かご上手摺のコストの増加を抑制することができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータのかご上手摺装置を示す斜視図である。 図1の一対の側面手摺のそれぞれの可動手摺部材が倒れ位置にあるときのかご上手摺装置を示す斜視図である。 図1のIII部を示す斜視図である。 図3の固定手摺部材と可動手摺部材との連結部分を示す正面図である。 図3の矢印Vの方向から見たときの固定手摺部材と可動手摺部材との連結部分を示す拡大斜視図である。 図2のVI部を示す斜視図である。 図6の固定手摺部材と可動手摺部材との連結部分を示す正面図である。 図6の矢印VIIIの方向から見たときの固定手摺部材と可動手摺部材との連結部分を示す拡大斜視図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータのかご上手摺装置の側面手摺の要部を示す斜視図である。 図9の固定手摺部材と可動手摺部材との連結部分を示す縦断面図である。 図9の矢印XIから見たときの固定手摺部材と可動手摺部材との連結部分を示す斜視図である。 図9の可動手摺部材が倒れ位置にあるときの側面手摺の要部を示す斜視図である。 図12の固定手摺部材と可動手摺部材との連結部分を示す縦断面図である。 図12の矢印XIVから見たときの固定手摺部材と可動手摺部材との連結部分を示す斜視図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータのかご上手摺装置を示す斜視図である。かご1は、かご本体2と、かご本体2を支持するかご枠3とを有している。
かご本体2の正面には、図示しないかご出入口が設けられている。かご出入口の間口方向は、かご本体2の幅方向と一致している。かご枠3は、かご本体2を囲むかご枠本体4と、かご枠本体4の上部に固定され、かご本体2の上方に水平に配置されている矩形状の上部固定枠5とを有している。上部固定枠5は、上から見ると、かご本体2の上面に設定された設定作業範囲を囲んでいる。
かご1は、図示しない駆動装置である巻上機の駆動力によって昇降路内を上下方向へ移動する。エレベータの運転は、昇降路内に設置された図示しない制御装置により制御される。また、エレベータの運転は、通常のサービス運転を行う通常運転モードと、通常運転モード時よりもかご1を低速で移動させる保守運転モードとの間で切り替え可能になっている。
エレベータでは、作業者がかご本体2の上面に乗った状態で昇降路内の機器の保守点検作業を行うことがある。かご本体2の上面には、図示しない保守時かご上操作部が設けられている。かご本体2の上面に乗った作業者は、かご1を低速で移動させるために保守運転モード時に保守時かご上操作部を操作する。
かご1の上部には、かご本体2の上面に乗った作業者の安全を確保するかご上手摺装置6が設けられている。かご上手摺装置6は、かご1の上部固定枠5に設けられている。また、かご上手摺装置6は、かご本体2の幅方向両側に配置されている一対の側面手摺7と、一対の側面手摺7間に連結されてかご本体2の背面に沿って配置される背面手摺8とを複数のかご上手摺として有している。
各側面手摺7は、かご1から上方へ突出した状態でかご1に固定されている固定手摺部材9と、固定手摺部材9に回動可能に設けられている可動手摺部材10とを有している。
各固定手摺部材9は、かご枠3に固定された複数の固定手摺柱91と、複数の固定手摺柱91に固定されている複数の固定手摺梁92とを有している。複数の固定手摺柱91は、上から見たとき、かご1の奥行き方向へ並んでいる。複数の固定手摺梁92は、複数の固定手摺梁92が並ぶ方向に沿って配置されている。
各可動手摺部材10は、各固定手摺柱91にそれぞれ回動可能に取り付けられている複数の可動手摺柱101と、複数の可動手摺柱101に固定されている可動手摺梁102とを有している。複数の可動手摺柱101は、かご1の奥行き方向について複数の固定手摺柱91のそれぞれの位置に合わせて配置されている。可動手摺梁102は、複数の可動手摺柱101が並ぶ方向に沿って配置されている。
各可動手摺部材10は、固定手摺部材9に対して回動することにより、固定手摺部材9に対して起立する起立位置と、固定手摺部材9に対してかご2の内側へ倒れる倒れ位置との間で変位される。
図2は、図1の一対の側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材10が倒れ位置にあるときのかご上手摺装置6を示す斜視図である。なお、図1は、一対の側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材10が起立位置にあるときのかご上手摺装置6を示している。倒れ位置にあるときの各可動手摺部材10は、図2に示すように水平に配置され、起立位置にあるときの各可動手摺部材10は、図1に示すように鉛直に配置されている。各可動手摺部材10が倒れ位置にあるときには、各可動手摺部材10がかご本体2の幅方向の範囲よりも内側に配置されている。
図3は、図1のIII部を示す斜視図である。また、図4は、図3の固定手摺部材9と可動手摺部材10との連結部分を示す正面図である。さらに、図5は、図3の矢印Vの方向から見たときの固定手摺部材9と可動手摺部材10との連結部分を示す拡大斜視図である。図6は、図2のVI部を示す斜視図である。また、図7は、図6の固定手摺部材9と可動手摺部材10との連結部分を示す正面図である。さらに、図8は、図6の矢印VIIIの方向から見たときの固定手摺部材9と可動手摺部材10との連結部分を示す拡大斜視図である。
固定手摺部材9の各固定手摺柱91のそれぞれの上端部には、軸取付金93が固定されている。各軸取付金93には、かご1の奥行き方向に沿った取付軸11がそれぞれ取り付けられている。各可動手摺部材10は、複数の取付軸11を介して固定手摺部材9の上端部に回動可能に取り付けられている。
各取付軸11には、可動手摺柱101がそれぞれ取り付けられている。各可動手摺柱101は、第1の端部101a及び第2の端部101bを有している。各可動手摺柱101では、第1の端部101aと第2の端部101bとの間に位置する中間部に取付軸11が取り付けられている。各可動手摺柱101では、取付軸11から第1の端部101aまでの距離が、取付軸11から第2の端部101bまでの距離よりも長くなっている。
各可動手摺柱101は、可動手摺部材10が起立位置にあるときに、図3に示すように第1の端部101aを第2の端部101bよりも上方にした状態で配置され、可動手摺部材10が倒れ位置にあるときに、図6に示すように第1の端部101aを第2の端部101bよりもかご1の幅方向内側にした状態で配置される。これにより、各可動手摺部材10が起立位置にあるときには、第1の端部101aの位置が取付軸11よりも上方になり、第2の端部101bの位置が取付軸11よりも下方になる。また、各可動手摺部材10が倒れ位置にあるときには、第1の端部101aの位置が取付軸11よりもかご1の幅方向内側になり、第2の端部101bの位置が取付軸11よりもかご1の幅方向外側になる。
各可動手摺柱101の第2の端部101bには、当り部である板状の当て金103が固定されている。当て金103は、倒れ位置から起立位置への可動手摺部材10の変位によって固定手摺柱91に近づき、起立位置から倒れ位置への可動手摺部材10の変位によって固定手摺柱91から遠ざかる。また、可動手摺部材10が起立位置にあるときに当て金103が可動手摺柱101から固定手摺柱91に向けて突出するように、当て金103は可動手摺柱101の側方へ突出している。可動手摺部材10が倒れ位置から起立位置へ変位されると、取付軸11から離れた位置で当て金103が固定手摺柱91の側面に当たり、可動手摺部材10の変位が阻止される。これにより、可動手摺部材10が起立位置にあるときには、各可動手摺柱101が各固定手摺柱91から離れたまま、取付軸11から離れた位置で各固定手摺柱91の側面が各当て金103を受けた状態になる。
背面手摺8は、図1及び図2に示すように、固定連結梁81と、可動連結梁82とを有している。固定連結梁81は、一対の側面手摺7のそれぞれの固定手摺部材9間に連結されている。各側面手摺7のそれぞれでは、かご本体2の背面側に位置する固定手摺柱91に固定連結梁81が固定されている。可動連結梁82は、一対の側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材10のうち、一方に回動可能に取り付けられ、他方に対して着脱可能になっている。一対の側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材10が起立位置にあるときには、可動連結梁82が一方の可動手摺部材10に対して回動されることにより可動連結梁82が他方の可動手摺部材10に取り付け可能になっている。可動連結梁82は、他方の可動手摺部材10に取り付けられることにより、各可動手摺部材10間に連結される。
他方の可動手摺部材10には、図示しない検出スイッチが設けられている。検出スイッチは、可動連結梁82が他方の可動手摺部材10に取り付けられたか否かを検出する。検出スイッチは、可動連結梁82を検出すると、検出信号を制御装置へ出力する。制御装置が検出スイッチからの検出信号を受けているときには、保守時かご上操作部の操作に応じたかご1の移動が制御装置の制御により可能になる。検出スイッチから制御装置への検出信号の出力が停止されているときには、保守時かご上操作部が操作されてもかご1が移動しないように制御装置により制御される。
各側面手摺7では、可動手摺部材10が固定手摺梁92に支えられることにより可動手摺部材10の位置が倒れ位置に保たれ、一対の側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材10間に可動連結梁82が連結されることにより可動手摺部材10の位置が起立位置に保たれる。
かご上手摺装置6の状態は、各側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材10が起立位置に達し可動連結梁82が各可動手摺部材10間に連結されることにより組立状態になり、可動連結梁82が他方の可動手摺部材10から外れて各側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材10が倒れ位置に達することにより折り畳み状態になる。組立状態になっているときのかご上手摺装置6の高さは、折り畳み状態になっているときのかご上手摺装置6の高さよりも高くなっている。
次に、エレベータの保守点検作業の手順について説明する。エレベータのサービス運転は、通常運転モードで行われる。エレベータが通常運転モードで運転されているときには、かご上手摺装置6の状態が折り畳み状態になっている。このときには、各側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材10が倒れ位置に保持され、可動連結梁82が他方の可動手摺部材10から外れて一方の可動手摺部材10に保持されている。
作業者がかご本体2の上面に乗って保守点検作業を行うときには、例えば最上階の乗場で操作盤を操作して、エレベータの運転モードを通常運転モードから保守運転モードに切り替えた後、かご本体2の上面が乗場の床の高さに合うようにかご1を停止させ、最上階の乗場出入口を開く。
この後、作業者は、最上階の乗場から各可動手摺部材10を持ち上げ、各可動手摺部材10の位置を倒れ位置から起立位置へ変位させる。このとき、各当て金103が取付軸11から離れた位置で各固定手摺柱91の側面に当たり、各可動手摺部材10がかご1の幅方向外側へ倒れることが阻止される。この後、作業者は、かご本体2の上面に乗り、可動連結梁82を一方の可動手摺部材10から他方の可動手摺部材10に向けて回動させ、可動連結梁82を他方の可動手摺部材10に取り付ける。これにより、各可動手摺部材10間に可動連結梁82が連結され、かご上手摺装置6の状態が組立状態になる。また、検出スイッチから制御装置へ検出信号が出力され、保守時かご上操作部の操作によるかご1の移動が可能になる。
この後、作業者は、開いている乗場出入口を閉じた後、保守時かご上操作部を操作してかご1を低速で移動させる。これにより、昇降路内の機器に対する保守点検作業が可能になる。
かご本体2の上面に乗った作業者は、昇降路内の機器に対する保守点検作業が終わると、保守時かご上操作部を操作しながらかご1を下方へ低速で移動させ、かご本体2の上面が例えば最上階の乗場の床の高さに合うようにかご1を停止させる。この後、作業者は、可動連結梁82を他方の可動手摺部材10から外し、可動連結梁82を回動させてから一方の可動手摺部材10に可動連結梁82を保持させる。この後、作業者は、最上階の乗場出入口を開いて、かご本体2の上面から最上階の乗場へ乗り移る。
この後、作業者は、最上階の乗場から、各可動手摺部材10を起立位置から倒れ位置へ変位させる。これにより、かご上手摺装置6の状態が折り畳み状態になる。この後、乗場出入口を閉じることにより、エレベータの保守点検作業が終了する。
このようなエレベータのかご上手摺装置6では、可動手摺部材10に当て金103が設けられ、可動手摺部材10が起立位置にあるときに、取付軸11から離れた位置で当て金103が固定手摺部材9の側面に当たっているので、倒れ位置へ可動手摺部材10を変位させる方向とは反対方向への荷重、即ちかご1の外側への荷重が可動手摺部材10に作用した場合に、可動手摺部材10にかかる荷重を取付軸11から離れた位置で固定手摺部材9の側面によって受けることができ、取付軸11にかかるモーメントを小さくすることができる。これにより、固定手摺部材9及び可動手摺部材10の剛性を小さくすることができ、各側面手摺7のコストの増加を抑制することができる。
なお、上記の例では、背面手摺8の可動連結梁82が、一方の可動手摺部材10に回動可能に取り付けられているとともに、他方の可動手摺部材10に対して着脱可能になっているが、一対の可動手摺部材10のそれぞれに対して着脱可能になっていてもよい。
実施の形態2.
図9は、この発明の実施の形態2によるエレベータのかご上手摺装置の側面手摺の要部を示す斜視図である。また、図10は、図9の固定手摺部材9と可動手摺部材10との連結部分を示す縦断面図である。さらに、図11は、図9の矢印XIから見たときの固定手摺部材9と可動手摺部材10との連結部分を示す斜視図である。図12は、図9の可動手摺部材10が倒れ位置にあるときの側面手摺7の要部を示す斜視図である。また、図13は、図12の固定手摺部材9と可動手摺部材10との連結部分を示す縦断面図である。さらに、図14は、図12の矢印XIVから見たときの固定手摺部材9と可動手摺部材10との連結部分を示す斜視図である。
各可動手摺部材10のそれぞれの可動手摺柱101は、取付軸11に回動可能に設けられている本体部材111と、本体部材111にスライド可能に設けられているスライド部材112とを有している。各可動手摺柱101は、本体部材111に対するスライド部材112のスライドにより可動手摺柱101の長手方向について伸縮される。可動手摺柱101の第1の端部101aは本体部材111の端部になっており、可動手摺柱101の第2の端部101bはスライド部材112の端部になっている。
本体部材111及びスライド部材112のそれぞれは、断面U字状のアングル材である。本体部材111の断面U字状の一対の側壁には、可動手摺柱101の長手方向に沿った長穴113がそれぞれ設けられている。スライド部材112には、本体部材111の各長穴113にスライド可能に通された2本のスライド軸114が固定されている。2本のスライド軸114は、長穴113に沿った方向について互いに離して配置されている。スライド部材112は、2本のスライド軸114を各長穴113に案内させながら、本体部材111に対して各長穴113に沿ってスライド可能になっている。
本体部材111の断面U字状の底壁には、開口部115が設けられている。開口部115には、可動手摺部材10が起立位置から倒れ位置へ変位されることにより、固定手摺柱91の上端部が挿入部91aとして挿入される。これにより、可動手摺部材10は、図12〜図14に示すように、固定手摺柱91の上端部である挿入部91aが開口部115に通された状態で倒れ位置に保持される。可動手摺部材10が倒れ位置から起立位置へ変位されると、図9〜図11に示すように、固定手摺柱91の挿入部91aが開口部115から外れる。
スライド部材112の端部である第2の端部101bには、当り部である当て金103が固定されている。当て金103は、実施の形態1と同様に、可動手摺柱101の側方へ突出している。これにより、可動手摺部材10が倒れ位置から起立位置へ変位されると、当て金103が固定手摺柱91の側面に当たり、可動手摺部材10の変位が阻止される。また、可動手摺部材10が起立位置にあるときには、各可動手摺柱101が各固定手摺柱91から離れたまま、取付軸11から離れた位置で各固定手摺柱91の側面が各当て金103を受けた状態になる。
また、当て金103と取付軸11との間の距離は、スライド部材112が本体部材111に対してスライドすることにより変化する。即ち、当て金103と取付軸11との間の距離は、可動手摺柱101が縮む方向へスライド部材112が本体部材111に対してスライドすることにより小さくなり、可動手摺柱101が伸びる方向へスライド部材112が本体部材111に対してスライドすることにより大きくなる。当て金103は、取付軸11に近づく方向へのスライド部材112のスライドを、本体部材111に当たることで規制するストッパとしても機能する。
本体部材111及びスライド部材112は、索状体であるワイヤ116を介して互いに繋がっている。本体部材111の内側には、止め軸117と中間軸118とが固定されている。止め軸117は、開口部115の位置よりも取付軸11から遠い位置に固定されている。中間軸118は、第1の止め軸117と開口部115との間の位置に固定されている。ワイヤ116の一端部は止め軸117に接続され、ワイヤ116の他端部はスライド部材112のスライド軸114に接続されている。
ワイヤ116は、本体部材111及びスライド部材112の内側を通されている。これにより、可動手摺部材10が起立位置から倒れ位置へ変位されるときには、固定手摺柱91の挿入部91aが開口部115から本体部材111の内側に挿入されることによりワイヤ116が挿入部91aに掛かるようになっている。固定手摺柱91の挿入部91aの端面には、ワイヤ116が挿入部91aに掛かったときにワイヤ116が嵌る溝119が設けられている。
可動手摺部材10が起立位置にあるときには、図10及び図11に示すように、スライド部材112が本体部材111にワイヤ116を介して自重で吊り下がっており、可動手摺柱101が伸びた状態になっている。これにより、可動手摺部材10が起立位置にあるときには、当て金103と取付軸11との間の距離が拡大値L1になっている。
一方、可動手摺部材10が起立位置から倒れ位置へ変位されるときには、ワイヤ116が挿入部91aに掛かって曲がることにより、当て金103が取付軸11に近づく方向へスライド部材112がワイヤ116で引かれる。これにより、可動手摺部材10が起立位置から倒れ位置へ変位されるときには、スライド部材112がワイヤ116に引かれながら、当て金103が取付軸11に近づく方向へスライド部材112が本体部材111に対してスライドする。可動手摺部材10が倒れ位置にあるときには、ワイヤ116が中間軸118、挿入部91a、取付軸11に順次掛かった状態で曲がっており、可動手摺柱101が縮んだ状態になっている。従って、可動手摺部材10が倒れ位置にあるときには、当て金103と取付軸11との間の距離が、可動手摺部材10が起立位置にあるときの拡大値L1よりも小さい縮小値L2になっている。他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、可動手摺部材10が変位するときの動作について説明する。可動手摺部材10が起立位置にあるときには、スライド部材112が本体部材111に対してワイヤ116を介して自重で吊り下がっており、当て金103と取付軸11との間の距離が拡大値L1になった状態で当て金103が固定手摺柱91の側面に当たっている。
可動手摺部材10を起立位置から倒れ位置へ変位させると、固定手摺柱91の上端部が挿入部91aとして開口部115から本体部材111の内側に挿入され、ワイヤ116が溝119に嵌った状態で挿入部91aに掛かる。これにより、ワイヤ116が曲がり、スライド部材112がワイヤ116に引かれて、当て金103が取付軸11に近づく方向へスライド部材112が本体部材111に対して自動的にスライドする。即ち、可動手摺部材10を倒れ位置に変位させたときに、可動手摺柱101が自動的に縮み、固定手摺部材9に対する可動手摺柱101の外側への突出量が自動的に小さくなる。これにより、当て金103と取付軸11との間の距離が拡大値L1よりも小さい縮小値L2になる。
可動手摺部材10を倒れ位置から起立位置へ再度変位させると、固定手摺柱91の挿入部91aが本体部材111から外れるとともに、スライド部材112の位置が取付軸11に対して下方になる。これにより、スライド部材112が本体部材111に対して自重で下方へスライドし、ワイヤ116で吊り下がる状態にスライド部材112が自動的に戻る。
このようなエレベータのかご上手摺装置6では、可動手摺部材10が、本体部材111と、本体部材111にスライド可能に設けられているスライド部材112とを有し、当て金103がスライド部材112に設けられているので、本体部材111に対してスライド部材112をスライドさせることにより、当て金103と取付軸11との距離を変化させることができる。これにより、可動手摺部材10が起立位置にあるときには、当て金103と取付軸11との距離を大きくすることにより、取付軸11にかかるモーメントをさらに小さくすることができる。また、可動手摺部材10が倒れ位置にあるときには、当て金103と取付軸11との距離を小さくして、固定手摺部材9に対する可動手摺柱101の外側への突出量を小さくすることができ、可動手摺柱101が昇降路内の機器に干渉しにくくすることができる。
また、本体部材111及びスライド部材112は、ワイヤ116を介して互いに繋がっているので、可動手摺部材10を倒れ位置に変位させたときに、ワイヤ116が固定手摺柱91に掛かってワイヤ116が曲がることで、スライド部材112を取付軸11に近づけることができる。これにより、固定手摺部材9に対する可動手摺柱101の外側への突出量を自動的に小さくすることができ、スライド部材112をスライドさせる作業者の負担を軽減することができる。
なお、上記の例では、本体部材111とスライド部材112とを繋ぐ索状体としてワイヤ116が用いられているが、これに限定されず、例えば、ベルト、ロープ、チェーン等を索状体として用いてもよい。
また、上記の例では、本体部材111とスライド部材112とがワイヤ116を介して互いに繋がっているが、ワイヤ116はなくてもよい。この場合、可動手摺部材10を倒れ位置に変位させるときに、作業者が手動でスライド部材112を本体部材111に対して変位させて可動手摺柱101を縮めるようにする。また、この場合、可動手摺部材10を起立位置に変位させるときには、スライド部材112が本体部材111に対して自重で変位され、可動手摺柱101が自動的に伸びるようになる。
また、各上記実施の形態では、当り部としての当て金103が可動手摺柱101の第2の端部101bに固定されているが、これに限定されず、第2の端部101bよりも取付軸11に近い位置で当て金103を可動手摺柱101に固定してもよい。

Claims (2)

  1. かごの上部に固定されている固定手摺部材と、前記固定手摺部材に取付軸を介して回動可能に設けられている可動手摺部材とを有するかご上手摺
    を備え、
    前記可動手摺部材は、前記固定手摺部材に対して回動することにより、前記固定手摺部材に対して起立する起立位置と、前記固定手摺部材に対して倒れる倒れ位置との間で変位され、
    前記可動手摺部材には、当り部が設けられており、
    前記可動手摺部材が前記起立位置にあるときには、前記取付軸から離れた位置で前記当り部が前記固定手摺部材の側面に当っており、
    前記可動手摺部材は、前記取付軸に設けられている本体部材と、前記本体部材にスライド可能に設けられているスライド部材とを有し、
    前記当り部は、前記スライド部材に設けられており、
    前記当り部と前記取付軸との間の距離は、前記スライド部材が前記本体部材に対してスライドすることによって変化するエレベータのかご上手摺装置。
  2. 前記本体部材及び前記スライド部材は、索状体を介して繋がっており、
    前記可動手摺部材が前記起立位置にあるときには、前記スライド部材が前記本体部材に前記索状体を介して自重で吊り下がっており、
    前記可動手摺部材が前記起立位置から前記倒れ位置へ変位されるときには、前記索状体が前記固定手摺部材に掛かって曲がることにより、前記当り部が前記取付軸に近づく方向へ前記スライド部材が前記本体部材に対してスライドする請求項に記載のエレベータのかご上手摺装置。
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