JP7429088B2 - エレベータ及びそのピット作業補助装置 - Google Patents

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Description

本開示は、エレベータ及びそのピット作業補助装置に関するものである。
従来のエレベータのバッファキャップでは、バッファの周囲に変形体が設けられている。変形体は、第1状態と第2状態とに変形可能である。変形体が第1状態のとき、変形体の上端部は、バッファの上端部よりも下方に位置している。変形体が第2状態のとき、変形体の上端部は、バッファの上端部よりも上方に位置している。変形体は、第2状態のとき、固定体によってバッファの上端部に固定される。これにより、昇降路のピットにおける作業領域が確保される(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-222502号公報
上記のような従来のエレベータのバッファキャップでは、狭いピット内において、作業員が、変形体を第1状態と第2状態とに変形させたり、バッファ及び変形体に対して固定体を着脱したりする必要があり、作業性が低い。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、昇降路のピットにおける作業を軽減することができるエレベータ及びそのピット作業補助装置を得ることを目的とする。
本開示に係るエレベータのピット作業補助装置は、昇降路に設置されているガイドレールに沿って、昇降路のピット内の保管位置と、保管位置よりも上方の位置である規制位置との間で移動可能であり、規制位置に位置しているときに、規制位置よりも下方へのかごの移動を規制する規制体、規制体に接続されており、かつ乗場から操作可能である設置操作部材、ガイドレールに設けられている固定側機構と、規制体に設けられている可動側機構とを有しており、規制体を規制位置に移動させたときに規制体の下方への移動を規制するストッパ機構、及びストッパ機構に接続されており、かつ乗場から操作可能である解除操作部材を備え、規制体は、乗場にいる作業員により、設置操作部材を用いて、保管位置から規制位置に移動可能になっており、ストッパ機構は、乗場にいる作業員により、解除操作部材を用いて、規制体に対する規制状態を解除可能になっている。
本開示によれば、昇降路のピットにおける作業を軽減することができる。
実施の形態1によるエレベータを示す概略の斜視図である。 図1の規制体を規制位置に移動させた状態を示す斜視図である。 図1のエレベータの要部を示す側面図である。 図3の規制体を規制位置に移動させる途中の様子を示す側面図である。 図4の要部を拡大して示す側面図である。 図1のエレベータの要部を拡大して示す斜視図である。 図6のストッパ機構のみを示す斜視図である。 図7の可動側機構を上昇させた状態を示す斜視図である。 図8の可動側機構をさらに上昇させた状態を示す斜視図である。 図9の可動側機構を下降させた状態を示す斜視図である。 図10のストッパ機構を図10とは異なる角度から見た斜視図である。 図11の開閉部材を回転部材に対して回転させた状態を示す斜視図である。 実施の形態2によるピット作業補助装置の要部を示す構成図である。 実施の形態3によるピット作業補助装置の要部を示す構成図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1によるエレベータを示す概略の構成図である。図1において、昇降路1内には、かご2と、図示しない釣合おもりとが設けられている。図1では、昇降路1内が透視して示されている。
昇降路1内には、一対のかごガイドレール3と、一対の釣合おもりガイドレール4とが設置されている。かご2は、一対のかごガイドレール3に沿って、昇降路1内を昇降する。釣合おもりは、一対の釣合おもりガイドレール4に沿って、昇降路1内を昇降する。
かご2及び釣合おもりは、図示しない懸架体によって、昇降路1内に吊り下げられている。図示しない機械室内、又は昇降路1内には、図示しない巻上機が設置されている。巻上機は、駆動シーブ、巻上機モータ、及び巻上機ブレーキを有している。
駆動シーブには、懸架体が巻き掛けられている。かご2及び釣合おもりは、駆動シーブを回転させることにより、昇降路1内を昇降する。巻上機モータは、駆動シーブを回転させる。巻上機ブレーキは、駆動シーブの静止状態を保持する。また、巻上機ブレーキは、駆動シーブの回転を制動する。
昇降路1のピット1aの底部には、緩衝器台5が設置されている。ピット1aは、昇降路1において、最下階乗場の床面11よりも下方の領域である。緩衝器台5上には、緩衝器6が設置されている。緩衝器6は、ピット1aの底部へのかご2の衝突の衝撃を緩和する。
ピット1aの底部には、規制体21が置かれている。規制体21は、矩形の枠体である。また、規制体21は、一対のかごガイドレール3に沿って、上下動可能である。また、規制体21は、かご2の真下に配置されている。かご2は、真上から見て、規制体21の全体に重なっている。
規制体21には、一対のガイド部材22が設けられている。各ガイド部材22は、対応するかごガイドレール3に接している。また、一対のガイド部材22は、かご2の前後方向及び幅方向への規制体21の移動を規制している。かご2の前後方向は、図1のX軸に平行な方向である。かご2の幅方向は、図1のY軸に平行な方向である。
各かごガイドレール3には、固定側機構23が固定されている。規制体21は、図1に示す保管位置と、図2に示す規制位置との間で移動可能である。保管位置は、ピット1aの底部である。規制体21は、保管位置に位置しているとき、緩衝器台5上に置かれている。
規制位置は、保管位置よりも上方の位置である。実施の形態1では、規制位置は、最下階乗場の床面よりも上方であり、最下階乗場の乗場出入口12の上縁よりも下方の位置である。
規制体21は、規制位置に位置しているとき、一対の固定側機構23によって支持されている。また、規制体21は、規制位置に位置しているとき、規制位置よりも下方へのかご2の移動を規制する。即ち、規制体21が規制位置に位置している状態では、かご2が規制体21に当たることにより、規制体21よりも下方へのかご2の移動が阻止される。
作業員によるピット1a内での作業中は、規制体21は規制位置に位置している。これにより、作業員のための退避スペースが確保されている。
図3は、図1のエレベータの要部を示す側面図である。図4は、図3の規制体21を規制位置に移動させる途中の様子を示す側面図である。
図1及び図2では省略したが、規制体21には、設置操作部材としての設置用ワイヤー24が接続されている。設置用ワイヤー24は、第1端部24aと第2端部24bとを有している。第1端部24aは、規制体21に接続されている。
最下階乗場の乗場敷居13には、ワイヤー接続部13aが設けられている。規制体21が保管位置に位置しているとき、第2端部24bは、ワイヤー接続部13aに接続されている。第2端部24bのワイヤー接続部13aとの接続状態は、最下階乗場の乗場出入口を開放することにより、最下階乗場から解除することができる。そして、設置用ワイヤー24は、最下階乗場から操作可能である。
図4に示すように、規制体21は、最下階乗場にいる作業員により、設置用ワイヤー24を用いて、保管位置から引き上げ可能になっている。図4の状態から、設置用ワイヤー24を用いて規制体21をさらに引き上げるか、又は規制体21を直接持ち上げることにより、規制体21を規制位置に移動させることができる。
また、図1及び図2では省略したが、ピット1aの底部には、保管検出スイッチ40が設けられている。保管検出スイッチ40は、規制体21が保管位置に位置しているときに、規制体21によって操作されてオン状態になる。規制体21が保管位置から離れると、規制体21が保管検出スイッチ40から離れ、保管検出スイッチ40はオフ状態になる。
保管検出スイッチ40がオフ状態になると、かご2の自動運転が禁止される。かご2の自動運転は、かご2内からの呼び、及び複数の乗場からの呼びに応じて、かご2を行先階に自動的に移動させる運転方法である。
図5は、図4の要部を拡大して示す側面図である。図4では省略したが、かごガイドレール3には、スイッチ支持部材41が固定されている。保管検出スイッチ40は、スイッチ支持部材41によって支持されている。スイッチ支持部材41は、規制体21が保管位置に位置するときにも、規制体21と干渉しないように構成されている。
図6は、図1のエレベータの要部を拡大して示す斜視図であり、規制体21が規制位置に移動する直前の状態を示している。実施の形態1の各固定側機構23は、支持板25と、図示しない複数の固定具とを有している。支持板25は、複数の固定具によって、かごガイドレール3に固定されている。
図1~図4では省略したが、規制体21には、一対の可動側機構26が設けられている。図6では、一対の可動側機構26のうちの一方のみが示されている。
各可動側機構26は、取付部材27、回転軸28、回転部材29、複数のヒンジ30、開閉部材31、第1復元ばね32、及び第2復元ばね33を有している。第2復元ばね33は、図6には示されておらず、図11及び図12に示されている。
取付部材27は、規制体21の下部に取り付けられている。回転部材29は、回転軸28を中心として取付部材27に対して回転可能に、取付部材27に連結されている。回転軸28は、かご2の前後方向に平行、かつ水平に配置されている。
開閉部材31は、複数のヒンジ30を介して、回転部材29に回転可能に連結されている。複数のヒンジ30の回転中心は、鉛直方向に平行である。即ち、開閉部材31は、鉛直方向に平行な軸を中心として回転部材29に対して回転可能に、回転部材29に連結されている。
開閉部材31の上端には、傾斜面31aが設けられている。傾斜面31aは、回転部材29から離れるに従って、連続して下がる方向へ水平面に対して傾斜している。
第1復元ばね32は、規制体21と回転部材29との間に設けられている。また、第1復元ばね32は、回転部材29を上向きに回転させる力を、回転部材29に与えている。即ち、第1復元ばね32は、開閉部材31が上方へ変位する方向へ回転部材29を回転させる力を、回転部材29に与えている。実施の形態1の第1復元ばね32は、引張ばねである。
取付部材27には、開閉部材31が上方へ変位する方向への回転部材29の回転範囲を制限する回り止め27aが設けられている。即ち、回転部材29の上向きの回転範囲は、回り止め27aによって制限されている。
第2復元ばね33は、回転部材29と開閉部材31との間に設けられている。回転部材29及び開閉部材31は、第2復元ばね33の復元力によって、真上から見て、かご2の幅方向に平行な一直線上に整列した状態に保持されている。実施の形態1の第2復元ばね33は、引張ばねである。
規制体21が上方へ移動する際には、開閉部材31が支持板25に当たり、回転部材29が、支持板25により、第1復元ばね32に抗して下向きに回転される。これにより、回転部材29及び開閉部材31が支持板25を通過する。
回転部材29及び開閉部材31が支持板25を上方へ通過した状態では、回転部材29が第1復元ばね32により元の位置、即ち真上から見て支持板25と交差する位置に戻っている。このため、規制体21を下方へ移動させると、開閉部材31が支持板25に当たり、可動側機構26の下方への移動が支持板25によって規制される。
実施の形態1のピット作業補助装置は、規制体21、一対のガイド部材22、一対のストッパ機構34、及び解除操作部材としての一対の解除用ワイヤー35を有している。
各ストッパ機構34は、固定側機構23と、可動側機構26とを有している。また、一対のストッパ機構34は、規制体21を規制位置に移動させたときに、規制体21の下方への移動を規制する。図6では、一対のストッパ機構34のうちの一方のみが示されている。
各解除用ワイヤー35は、対応するストッパ機構34に接続されている。図6では、一対の解除用ワイヤー35のうちの一方のみが示されている。また、一対の解除用ワイヤー35は、図1~図4では省略されている。
各解除用ワイヤー35は、第1端部35aと第2端部35bとを有している。第1端部35aは、対応する開閉部材31に接続されている。第2端部35bは、規制体21に接続されている。また、第2端部35bは、規制体21に対して着脱可能であってもよい。
解除用ワイヤー35を操作して開閉部材31を回転部材29に対して回転させることにより、ストッパ機構34による規制体21に対する規制状態が解除される。
図7は、図6のストッパ機構34のみを示す斜視図である。図7の状態から、規制体21を上昇させると、可動側機構26も上方へ移動し、図8に示すように、傾斜面31aが支持板25の下面に当たる。
支持板25は、かごガイドレール3に固定されているため、回転部材29及び開閉部材31は、第1復元ばね32に抗して、回転軸28を中心として、下向き、即ち図8の時計方向へ回転する。
図8の状態から、規制体21をさらに上昇させると、開閉部材31は、図9に示すように、支持板25を通過する。開閉部材31が支持板25を通過すると、第1復元ばね32の復元力により、回転部材29及び開閉部材31は、回転部材29が回り止め27aに当たるまで、上向き、即ち図9の反時計方向へ回転する。
図9の状態から、規制体21を下降させると、図10に示すように、開閉部材31の下面が支持板25の上面に当たり、支持板25の上面よりも下方への可動側機構26の移動が規制される。この状態では、一対の支持板25上に規制体21が支持されている。これにより、規制体21は、規制位置に保持されている。
図11は、図10のストッパ機構34を図10とは異なる角度から見た斜視図である。図12は、図11の開閉部材31を回転部材29に対して回転させた状態を示す斜視図である。
ピット1a内での作業が終了すると、作業員は、ピット1aから最下階乗場に戻り、最下階乗場から各解除用ワイヤー35を引っ張る。これにより、図12に示すように、開閉部材31が回転部材29に対して回転し、開閉部材31が支持板25上から支持板25外へ変位する。
この状態では、各ストッパ機構34による規制体21に対する規制状態が解除され、規制体21は、自重により規制位置から保管位置に移動可能となる。このとき、作業員が設置用ワイヤー24を操作することにより、規制体21の下降速度を調整してもよい。
このようなエレベータ及びそのピット作業補助装置では、規制体21は、乗場にいる作業員により、設置用ワイヤー24を用いて、保管位置から規制位置に移動可能になっている。また、規制体21は、規制位置に位置しているときに、規制位置よりも下方へのかご2の移動を規制する。
また、ストッパ機構34は、規制体21を規制位置に移動させたときに規制体21の下方への移動を規制する。また、ストッパ機構34は、乗場にいる作業員により、解除用ワイヤー35を用いて、規制体21に対する規制状態を解除可能になっている。
このため、作業員は、ピット1a内での作業前に、乗場からの操作により、規制体21を規制位置に移動させ、ピット1aにおける退避スペースを確保することができる。また、ピット1a内での作業後には、乗場からの操作により、規制体21を保管位置に戻すことができる。これにより、ピット1aにおける作業を軽減することができ、保守作業の効率を向上させることができる。
また、既設のエレベータにも、ピット作業補助装置を容易に追加することができる。
また、ピット1aを深くする建築工事を行うことなく、退避スペースを大きくすることができる。
また、規制体21は、一対のかごガイドレール3に沿って移動可能である。このため、既設の一対のかごガイドレール3を用いて、規制体21を安定して移動させることができる。
また、設置操作部材として、設置用ワイヤー24が用いられている。このため、設置操作部材を軽量化することができるとともに、設置操作部材を昇降路1内に容易に配置することができる。
また、解除操作部材として、解除用ワイヤー35が用いられている。このため、解除操作部材を軽量化することができるとともに、解除操作部材を昇降路1内に容易に配置することができる。
また、ストッパ機構34は、図6に示したような固定側機構23及び可動側機構26を有している。このため、簡単な構成により、規制体21の下方への移動を規制するとともに、規制体21に対する規制状態を解除することができる。
また、保管検出スイッチ40は、規制体21が保管位置に位置しているときに、規制体21によって操作される。このため、簡単な構成により、規制体21が保管位置から離れたことを、速やかに検出することができる。
実施の形態2.
次に、図13は、実施の形態2によるピット作業補助装置の要部を示す構成図である。実施の形態2のピット作業補助装置は、実施の形態1と同様の構成に加えて、伸縮式タラップ42を有している。伸縮式タラップ42は、規制体21の上下方向への移動に伴って伸縮可能である。
伸縮式タラップ42は、タラップ本体42aと、一対の連結体42bとを有している。一対の連結体42bは、タラップ本体42aの上端部と規制体21とを連結している。各連結体42bとしては、可撓性を有する紐状の部材、例えば連結ワイヤーが用いられている。タラップ本体42aの下端部は、ピット1aの底部に連結されている。
図13は、規制体21が規制位置に位置している状態を示している。規制体21が規制位置に位置しているとき、タラップ本体42aは、規制体21とピット1aの底部との間に張られている。このとき、タラップ本体42aの上端部は、乗場敷居13に隣接している。この状態では、作業員が、タラップ本体42aを用いて、最下階乗場とピット1a内との間で移動可能である。
図示はしないが、規制体21を規制位置から保管位置に移動させることにより、伸縮式タラップ42は、折り畳まれる。このとき、伸縮式タラップ42は、規制位置から保管位置への規制体21の移動を妨げない。
伸縮式タラップ42を除いて、ピット作業補助装置の構成及びエレベータの構成は、実施の形態1と同様である。
このようなピット作業補助装置では、規制体21に伸縮式タラップ42が連結されているため、ピット1aにおける作業をさらに軽減することができ、保守作業の効率をさらに向上させることができる。
実施の形態3.
次に、図14は、実施の形態3によるピット作業補助装置の要部を示す構成図である。実施の形態3のピット作業補助装置は、実施の形態1又は実施の形態2と同様の構成に加えて、侵入防止カバー43を有している。侵入防止カバー43は、規制体21の上下方向への移動に伴って伸縮可能である。
侵入防止カバー43の上端部は、規制体21に連結されている。侵入防止カバー43の下端部は、ピット1aの底部に連結されている。侵入防止カバー43は、規制体21が規制位置に移動することによって伸長される。
図14は、規制体21が規制位置に位置している状態を示している。規制体21が規制位置に位置しているとき、侵入防止カバー43は、ピット1a内における作業領域と侵入禁止領域との間に配置されている。作業領域は、作業員が作業を行う領域である。侵入禁止領域は、作業員の侵入が禁止されている領域であり、例えば釣合おもりの真下の領域である。
図示はしないが、規制体21を規制位置から保管位置に移動させることにより、侵入防止カバー43は、折り畳まれる。このとき、侵入防止カバー43は、規制位置から保管位置への規制体21の移動を妨げない。
侵入防止カバー43を除いて、ピット作業補助装置の構成及びエレベータの構成は、実施の形態1又は実施の形態2と同様である。
このようなピット作業補助装置では、伸縮可能な侵入防止カバー43が規制体21に連結されているため、侵入防止柵をピット1a内に設置する手間が軽減される。これにより、ピット1aにおける作業をさらに軽減することができ、保守作業の効率をさらに向上させることができる。
なお、設置操作部材は、設置用ワイヤー24に限定されない。但し、設置操作部材は、可撓性を有する紐状の部材であることが好適である。
また、解除操作部材は、解除用ワイヤー35に限定されない。但し、解除操作部材は、可撓性を有する紐状の部材であることが好適である。
また、一対のかごガイドレール3とは別に、規制体21の移動を案内するガイドレールが昇降路1内に設置されてもよい。
また、規制位置は、上記の例に限定されない。例えば、ピット1aの深さによっては、規制位置は、最下階乗場の床面11よりも下方であってもよい。
また、エレベータ全体のレイアウトは、特に限定されない。例えば、ローピング方式は、1:1ローピング方式であっても、2:1ローピング方式であってもよい。また、図1では、釣合おもりの昇降領域は、乗場から見て、かご2の昇降領域の後方に配置されている。しかし、釣合おもりの昇降領域は、乗場から見て、かご2の昇降領域の側方に配置されていてもよい。
また、エレベータは、機械室を有するエレベータ、機械室レスエレベータ、ダブルデッキエレベータ、ワンシャフトマルチカー方式のエレベータ等であってもよい。ワンシャフトマルチカー方式は、上かごと、上かごの真下に配置された下かごとが、それぞれ独立して共通の昇降路を昇降する方式である。
1 昇降路、1a ピット、2 かご、3 かごガイドレール、21 規制体、23 固定側機構、24 設置用ワイヤー(設置操作部材)、25 支持板、26 可動側機構、27 取付部材、28 回転軸(水平に配置されている軸)、29 回転部材、31 開閉部材、32 第1復元ばね、34 ストッパ機構、35 解除用ワイヤー(解除操作部材)、40 保管検出スイッチ、42 伸縮式タラップ、43 侵入防止カバー。

Claims (10)

  1. 昇降路に設置されているガイドレールに沿って、前記昇降路のピット内の保管位置と、前記保管位置よりも上方の位置である規制位置との間で移動可能であり、前記規制位置に位置しているときに、前記規制位置よりも下方へのかごの移動を規制する規制体、
    前記規制体に接続されており、かつ乗場から操作可能である設置操作部材、
    前記ガイドレールに設けられている固定側機構と、前記規制体に設けられている可動側機構とを有しており、前記規制体を前記規制位置に移動させたときに前記規制体の下方への移動を規制するストッパ機構、及び
    前記ストッパ機構に接続されており、かつ前記乗場から操作可能である解除操作部材
    を備え、
    前記規制体は、前記乗場にいる作業員により、前記設置操作部材を用いて、前記保管位置から前記規制位置に移動可能になっており、
    前記ストッパ機構は、前記乗場にいる作業員により、前記解除操作部材を用いて、前記規制体に対する規制状態を解除可能になっているエレベータのピット作業補助装置。
  2. 前記ガイドレールは、前記かごの昇降を案内するかごガイドレールである請求項1記載のエレベータのピット作業補助装置。
  3. 前記設置操作部材は、可撓性を有する紐状の部材である請求項1又は請求項2に記載のエレベータのピット作業補助装置。
  4. 前記解除操作部材は、可撓性を有する紐状の部材である請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータのピット作業補助装置。
  5. 前記固定側機構は、前記ガイドレールに固定されている支持板を有しており、
    前記可動側機構は、
    前記規制体に取り付けられている取付部材と、
    水平に配置されている軸を中心として前記取付部材に対して回転可能に、前記取付部材に連結されている回転部材と、
    前記回転部材を上向きに回転させる力を、前記回転部材に与えている復元ばねと
    を有しており、
    前記回転部材の上向きの回転範囲は、制限されており、
    前記規制体が上方へ移動する際には、前記回転部材は、前記支持板により、前記復元ばねに抗して下向きに回転されて、前記支持板を通過し、
    前記回転部材が前記支持板を上方へ通過した状態では、前記復元ばねにより前記回転部材が元の位置に戻っていることによって、前記可動側機構の下方への移動が前記支持板によって規制される請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のエレベータのピット作業補助装置。
  6. 前記可動側機構は、
    鉛直方向に平行な軸を中心として前記回転部材に対して回転可能に、前記回転部材に連結されており、かつ前記解除操作部材が接続されている開閉部材
    をさらに有しており、
    前記解除操作部材が操作されて前記開閉部材が前記回転部材に対して回転されることにより、前記ストッパ機構による前記規制体に対する規制状態が解除される請求項5記載のエレベータのピット作業補助装置。
  7. 前記規制体が前記保管位置に位置しているときに、前記規制体によって操作される保管検出スイッチ
    をさらに備えている請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のエレベータのピット作業補助装置。
  8. 前記規制体に連結されており、前記規制体の上下方向への移動に伴って伸縮可能な伸縮式タラップ
    をさらに備えている請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のエレベータのピット作業補助装置。
  9. 前記規制体に連結されており、前記規制体の上下方向への移動に伴って伸縮可能な侵入防止カバー
    をさらに備え、
    前記侵入防止カバーは、前記規制体が前記規制位置に移動することにより伸長され、前記ピット内における作業領域と侵入禁止領域との間に配置される請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のエレベータのピット作業補助装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のピット作業補助装置
    を備えているエレベータ。
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