JP6289743B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、かご上面に手摺装置が設けられているエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータ装置では、かごの上部に手摺が設けられている。手摺は、かご上に立てられた立設位置と、立設位置よりも高さが低い通常運転位置との間で変位可能になっている。かごを昇降させる駆動装置は、真上から見て手摺と重なるように、昇降路内の上部に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のかご上安全装置では、手摺部が、かごの内壁と外壁との間に収納されてかごの三方を囲むように構成されている。手摺部は、手摺部の柱に設けられたボールねじをモータで回転させることによって、かごに対して上下動する(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第2005/077804号 特開2009−155073号公報
特許文献1に示された従来のエレベータ装置では、保守作業時に作業者がかご上に乗り込んで手摺を立設位置に変位させるが、かごと昇降路壁との間の隙間が大きい(例えば、300mm以上)場合には、作業者が隙間から昇降路内に落下しないように手摺を常時立てておくことを要求されることがある。また、手摺から昇降路壁までの水平距離が大きい場合(例えば、500mm以上)には、作業者が誤って手摺を乗り越えないように手摺の高さを高く(例えば、1100mm以上)することが要求されることがある。
一方、昇降路の頂部には、万一かごが上方向へ暴走して釣合おもりが昇降路ピットの緩衝器に衝突した場合にも、手摺が昇降路の天井に衝突しないようにするための余裕寸法、即ちオーバーヘッド寸法が確保されている。これに対して、例えば1100mmの高さの手摺をかご上に常設した場合、例えば700mmの高さの手摺を常設する場合に比べて400mmもオーバーヘッド寸法を大きくする必要が生じ、好ましくない。
また、手摺から昇降路壁までの水平距離を小さくするように、昇降路壁に落下防止板を設置する方法もあるが、昇降行程が長くなる程、機材コスト及び据付コストが高くなってしまう。
特許文献2に示された従来のかご上安全装置では、手摺部全体をかごの内壁と外壁との間に収納するので、かごが大型化する。また、手摺部をモータで上下動させるので、電力が必要であり、また手摺部の高さを素早く変化させることは難しい。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、オーバーヘッド寸法の増大及びコストの増大を抑えつつ、手摺装置の必要な高さ寸法を確保することができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、かご上面を有しており、昇降路内を昇降するかご、及びかご上面に固定された手摺基部と、手摺基部に接続されている手摺可動部とを有している手摺装置を備え、手摺可動部は、手摺基部から上方へ突出した通常位置と、通常位置から下降した位置である下降位置との間で手摺基部に対して上下動可能になっており、手摺装置及び昇降路内には、かごが昇降路内の上部の基準位置よりも上方へ移動することにより手摺可動部を通常位置から下降位置へ向けて変位させ、かごが基準位置よりも下方に位置するときには手摺可動部を通常位置に位置させる手摺駆動装置が設けられている。
この発明のエレベータ装置は、手摺駆動装置により、かごが基準位置よりも上方へ移動することにより手摺可動部を通常位置から下降位置へ向けて変位させ、かごが基準位置よりも下方に位置するときには手摺可動部を通常位置に位置させるので、オーバーヘッド寸法の増大及びコストの増大を抑えつつ、手摺装置の必要な高さ寸法を確保することができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置の要部を示す概略の側面図である。 実施の形態1の手摺駆動装置を模式的に示す正面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置のかごを示す背面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置の要部を示す側面図である。 図4のかごの上部を示す背面図である。 図4の要部を拡大して示す側面図である。 図4のかごが基準位置よりも上方へ移動した状態を示す側面図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータ装置のかごの上部を示す側面図である。 図8のかごが基準位置よりも上方へ移動した状態を示す側面図である。 図9のかごを示す平面図である。 実施の形態4の手摺駆動装置の変形例を示す平面図である。 この発明の実施の形態5によるエレベータ装置の要部を示す側面図である。 図12のかごが基準位置よりも上方へ移動した状態を示す側面図である。 図13の要部を示す平面図である。 実施の形態5の手摺駆動装置の第1の変形例を示す側面図である。 実施の形態5の手摺駆動装置の第2の変形例を示す側面図である。 図16の手摺駆動装置を示す平面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置の要部を示す概略の側面図である。図において、かご1及び釣合おもり(図示せず)は、懸架体(図示せず)により昇降路2内に吊り下げられており、巻上機(図示せず)の駆動力により昇降路2内を昇降する。
懸架体としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。巻上機は、駆動シーブ、駆動シーブを回転させる巻上機モータ、及び駆動シーブの回転を制動する巻上機ブレーキを有している。懸架体は、駆動シーブに巻き掛けられている。
昇降路2内には、かご1の昇降を案内する一対のかごガイドレール(図示せず)と、釣合おもりの昇降を案内する一対の釣合おもりガイドレール3とが設置されている。
かご1は、水平なかご上面1aを有している。かご上面1aには、手摺装置4が設けられている。この例では、手摺装置4は、かご上面1aの左右の縁部と後ろ側の縁部とに沿って立てられている。また、手摺装置4は、かご上面1aに作業者が乗って保守作業を行う際の安全柵として機能する。
さらに、手摺装置4は、かご上面1aに固定された手摺基部(下部手摺)5と、手摺基部5に接続されている手摺可動部(上部手摺)6とを有している。手摺可動部6は、かご1の後ろ側の縁部の上方に配置されている。
また、手摺可動部6は、手摺基部5から上方へ突出した通常位置と、通常位置から下降した位置である下降位置との間で手摺基部5に対して上下動可能になっている。さらに、手摺基部5に対する手摺可動部6の上下方向への移動範囲は、通常位置と下降位置との間に制限されている。
かご1が昇降路2の上部以外に位置しているとき、手摺可動部6は通常位置に位置している。図1の2点鎖線で段階的に示すように、かご1が昇降路2内の上部の基準位置よりも上方へ移動すると、手摺可動部6は下降位置まで下降する。基準位置は、かご上面1aが最上階の床面よりも上方に位置する位置に設定されている。
具体的には、かご上面1aが最上階乗場の床面と同等の高さになるまでかご1が移動した状態、即ち作業者が最上階乗場からかご上面1aに移動可能な状態では、手摺可動部6は、通常位置に位置している。また、万一釣合おもりが昇降路ピットの緩衝器(図示せず)に衝突した状態では、手摺可動部6は、下降位置に位置している。
手摺可動部6を変位させる方法としては、かご1が上方向へ走行中に基準位置に達したら、手摺可動部6を即座に下降位置に落下させ、かご1が基準位置よりも上方の領域から抜け出たら、手摺可動部6を即座に通常位置に戻す第1の方法がある。また、かご1が基準位置よりも上方向へ移動することにより手摺可動部6を徐々に下降位置側へ変位させ、かご1が基準位置よりも上方の領域を下方向へ移動することにより手摺可動部6を徐々に通常位置側へ変位させる第2の方法もある。
手摺装置4全体の高さ寸法は、手摺可動部6を上下動させることにより可変となっている。即ち、手摺可動部6を通常位置から下降位置に変位させることにより、手摺装置4全体の高さ寸法を縮小させることができる。
手摺可動部6が通常位置に位置する状態では、手摺装置4の高さ寸法H1は、作業者が誤って手摺装置4の手摺可動部6が設けられている部分を乗り越えて手摺装置4の外側へ移動することのない大きさ(例えば1100mm以上)である。また、手摺可動部6を下降位置に変位させた状態では、手摺装置4の高さ寸法H2は、手摺可動部6が通常位置に位置するときよりも小さく抑えられている(例えば700mm以下)。
図2は実施の形態1の手摺駆動装置11を模式的に示す正面図である。昇降路2の中間階付近の昇降路壁には、繋ぎ箱7が設置されている。繋ぎ箱7とかご1との間には、ケーブル体としての制御ケーブル8が接続されている。制御ケーブル8は、エレベータ制御装置(図示せず)とかご1との間の信号の授受を行うとともに、かご1に電力を供給する可撓性のケーブルである。
また、制御ケーブル8は、かご1の上昇に伴ってかご1側にかかる負荷が大きくなるようにかご1から昇降路2内に吊り下げられている。
手摺基部5と手摺可動部6との間には、手摺可動部6を通常位置に保持するための保持力を発生する保持力発生部としての複数の押しばね9が設けられている。制御ケーブル8と手摺可動部6との間には、接続機構を構成する複数本の接続ケーブル10が接続されている。各接続ケーブル10は、かご1に対して上下方向へ変位可能となっているが、水平方向へは変位不可となっている。
実施の形態1の手摺駆動装置11は、押しばね9及び接続ケーブル10を有しており、かつ制御ケーブル8のかご1側の負荷変動を利用して手摺可動部6を上下動させる。押しばね9により手摺可動部6を通常位置に保持する保持力は、かご1が基準位置よりも上方に位置するときのかご1側の制御ケーブル8の負荷よりも小さくなるように設定されている。
これにより、手摺駆動装置11は、かご1が基準位置よりも上方向へ移動することにより手摺可動部6を通常位置から下降位置へ向けて変位させる。また、手摺駆動装置11は、かご1が基準位置よりも上方の領域を下方向へ移動すると手摺可動部6を通常位置側に自動的に変位させる。そして、手摺駆動装置11は、かご1が基準位置よりも下方に位置するときには、手摺可動部6を通常位置に位置させる。
制御ケーブル8のかご1側の端部には、かご1に対する接続ケーブル10の上下動を吸収するかご側接続部8aが設けられている。
このようなエレベータ装置では、かご1が通常の移動範囲内に位置していれば、手摺可動部6が通常位置に位置しており、手摺装置4の高さ寸法は、作業者が誤って手摺装置4を乗り越えて手摺装置4の外側へ移動することのない大きさとすることができる。従って、手摺装置4から昇降路壁までの水平距離が大きい場合にも、昇降路壁に落下防止板を設置する必要がなく、コストの増大を抑えることができる。
また、かご1が基準位置よりも上方へ移動した場合には、手摺可動部6が下降位置に変位し、手摺装置4の高さ寸法が低くなるので、オーバーヘッド寸法の増大を抑えることができ、省スペース化を図ることができる。
このように、実施の形態1のエレベータ装置によれば、オーバーヘッド寸法の増大及びコストの増大を抑えつつ、かご上面1aでの保守作業時に、手摺装置4の必要な高さ寸法を確保することができる。
また、かご1が基準位置よりも上方へ移動し、手摺可動部6が下降位置に変位した場合でも、かご1が基準位置よりも下方へ移動することにより、手摺可動部6が通常位置に自動的に戻るので、復帰の手間がかからず、かご1の通常の移動範囲内に基準位置を設定することもできる。
実施の形態2.
次に、図3はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置のかご1を示す背面図である。実施の形態2の手摺駆動装置12は、制御ケーブル8と手摺可動部6との間に接続されている接続機構13と、手摺可動部6を通常位置に保持するための保持力を発生する保持力発生部14とを有している。手摺駆動装置12は、制御ケーブル8のかご1側の負荷変動を利用して手摺可動部6を上下動させる。
接続機構13は、支持レバー15、連結部材としての連結ロッド16、カム17、及び平行リンク機構18を有している。支持レバー15は、回転軸15aを中心として回転可能にかご1の下部に設けられている。制御ケーブル8のかご1側の端部は、支持レバー15により支持されている。
連結ロッド16の下端部は、回転軸15aに対して制御ケーブル8とは反対側で支持レバー15に回転可能に連結されている。連結ロッド16の上端部は、カム17に回転可能に連結されている。
カム17は、回転軸17aを中心として回転可能にかご1に設けられている。回転軸15a,17aは、互いに平行、かつ水平である。平行リンク機構18は、手摺基部5と手摺可動部6との間に連結されている第1及び第2のリンク19,20と、第1及び第2のリンク19,20間に連結されている第3のリンク21とを有している。
第1及び第2のリンク19,20は、互いに平行に配置されている。第2のリンク20は、第1のリンク19の下方に配置されている。第1のリンク19の第1の端部及び第2のリンク20の第1の端部は、手摺基部5の共通の支柱に回転可能に連結されている。第1のリンク19の第2の端部及び第2のリンク20の第2の端部は、手摺可動部6に回転可能に連結されている。
第3のリンク21は、手摺基部5の支柱に平行かつ鉛直に配置されている。第3のリンク21の上端部は、第1のリンク19の中間部に回転可能に連結されている。第3のリンク21の中間部は、第2のリンク20の中間部に回転可能に連結されている。第3のリンク21の下端部には、ローラ21aが設けられている。ローラ21aは、カム17の外周面上に載せられている。
保持力発生部14は、保持力調整ばね22と、保持力調整おもり23とを有している。保持力調整ばね22は、回転軸15aに対して制御ケーブル8とは反対側で支持レバー15を下向きに引いている。保持力調整ばね22から支持レバー15に作用する力は、調整可能になっている。
保持力調整おもり23は、回転軸15aに対して制御ケーブル8とは反対側で支持レバー15に取り付けられている。保持力調整おもり23の支持レバー15への取付位置は、回転軸15aまでの距離が変化する方向へ調整可能になっている。
保持力発生部14は、制御ケーブル8の負荷とは反対方向(図3の反時計方向)へ支持レバー15を回転させる力を支持レバー15に与える。
手摺基部5と手摺可動部6との間には、隙間dが設けられている。手摺基部5には、手摺可動部6が通常位置に位置するときに機械的に操作される通常位置検出スイッチ(復帰確認スイッチ)24と、手摺可動部6が下降位置に位置するときに機械的に操作される下降位置検出スイッチ(収縮検出スイッチ)25とが設けられている。スイッチ24,25からの信号は、エレベータ制御装置に入力される。
保持力発生部14により手摺可動部6を通常位置に保持する力は、かご1が基準位置よりも上方に位置するときのかご1側の制御ケーブル8の負荷よりも小さくなるように設定されている。
かご1が基準位置に達すると、制御ケーブル8のかご1側の負荷が保持力発生部14の保持力を超え、支持レバー15が図3の時計方向へ回転する。これにより、連結ロッド16が上方へ押し上げられ、カム17が図3の時計方向へ回転する。そして、手摺可動部6が自重により下降位置に変位するとともに、第1及び第2のリンク19,20が 図3の時計方向へ回転する。
手摺可動部6が下降位置に位置するときのローラ21aと回転軸17aとの距離は、手摺可動部6が通常位置に位置するときのローラ21aと回転軸17aとの距離よりも小さくなっている。即ち、手摺可動部6が通常位置から下降位置に変位すると、ローラ21aも下方へ変位する。
かご1が基準位置よりも下方へ移動した場合は、制御ケーブル8のかご1側の負荷が保持力発生部14の保持力よりも小さくなり、上記の逆の動作で手摺可動部6が通常位置に戻る。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
このような構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、手摺可動部6が通常位置に位置するときに、接続機構13により、手摺可動部6が無理に押し下げられるのを阻止することができる。さらに、手摺可動部6を通常位置に保持する力を容易に調整することができる。
なお、実施の形態2では、保持力調整ばね22及び保持力調整おもり23により保持力発生部14を構成したが、どちらか一方のみを用いてもよい。
また、接続機構13の具体的な構成は、実施の形態2に限定されるものではない。
さらに、実施の形態1、2では、ケーブル体として制御ケーブル8を示したが、ケーブル体はこれに限定されるものではなく、例えばコンペンケーブルであってもよい。また、手摺可動部を変位させるための専用のケーブル体をかごから吊り下げてもよい。
実施の形態3.
次に、図4はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置の要部を示す側面図、図5は図4のかご1の上部を示す背面図、図6は図4の要部を拡大して示す側面図、図7は図4のかご1が基準位置よりも上方へ移動した状態を示す側面図である。
実施の形態3の手摺駆動装置31は、複数の通常位置保持ばね(押しばね)32、ラッチ33(図5では省略)、一対のガイド部34、一対の接触部材35、伝達部材として一対の可撓性の伝達ワイヤ36、複数のガイドプーリ37、及び腕部材38(図5では省略)を有している。
通常位置保持ばね32は、手摺装置4に設けられており、手摺可動部6を通常位置に保持する力を発生する。即ち、通常位置保持ばね32は、手摺可動部6を上方へ向けて押している。
ラッチ33は、手摺装置4に設けられている。ラッチ33の中間部は、回転軸33aを中心として回転可能に手摺基部5に連結されている。ラッチ33の上端部は、手摺基部5に設けられた開口を通して手摺可動部6の下端部に当たっている。これにより、手摺可動部6の通常位置から下方への移動が機械的に阻止されている。
ラッチ33には、回転軸15aに設けられた捻りばね(図示せず)により、上端部が手摺可動部6の下端部に当たる方向(図4の反時計方向)への回転力が与えられている。ラッチ33の下端部には、ローラ33bが設けられている。
ガイド部34は、かご1の背面の幅方向(図5の左右方向)両端部に固定されている。接触部材35は、真上から見て、かご1の外側(後方)へ突出している。また、各接触部材35は、対応するガイド部34に案内されて上下動可能になっている。
各伝達ワイヤ36は、対応する接触部材35と手摺可動部6との間に接続されている。ガイドプーリ37は、対応する伝達ワイヤ36を手摺可動部6に案内する。
腕部材38は、昇降路2内の上部に固定されている。腕部材38及び接触部材35は、かご1が基準位置に達したときに接触部材35が腕部材38に当たるように配置されている。かご1が基準位置よりも上方へ移動すると、腕部材38により接触部材35がかご1に対して押し下げられる。接触部材35の変位は、伝達ワイヤ36を介して手摺可動部6に伝達される。
このため、かご1が基準位置よりも上方へ移動すると、手摺可動部6が通常位置保持ばね32に抗して下方へ移動する。このとき、ラッチ33による手摺可動部6の移動の阻止状態は、ラッチ33が腕部材38に当たって変位、即ち回転することで解除される。従って、かご1が基準位置よりも上方へ移動した場合には、手摺装置4の高さ寸法が低くなり、図7に示すように、かご1の最上部と昇降路2の天井との間に十分な隙間C1が確保される。
かご1が基準位置よりも上方の領域を下方向へ移動すると、通常位置保持ばね32が徐々に復元し、手摺可動部6が通常位置側に変位する。そして、かご1が基準位置よりも下方に位置するときには、手摺可動部6は通常位置に戻っており、接触部材35及び伝達ワイヤ36も元の位置に戻っている。
また、図5に示すように、手摺装置4には、通常位置検出スイッチ24及び下降位置検出スイッチ25が設けられている。手摺可動部6には、スイッチ24,25を操作するスイッチ操作カム26が設けられている。他の構成及び動作は、実施の形態1又は2と同様である。
このような構成によっても、オーバーヘッド寸法の増大及びコストの増大を抑えつつ、かご上面1aでの保守作業時に、手摺装置4の必要な高さ寸法を確保することができる。
また、昇降路2内に固定された腕部材38により手摺可動部6を変位させるので、簡単な構成により、手摺可動部6を所望の位置で下降させることができる。
さらに、ラッチ33により手摺可動部6の通常位置から下方への変位を阻止しているので、かご1が基準位置よりも下方に位置するときに、手摺可動部6が下方へ変位するのをより確実に防止することができる。
さらにまた、接触部材35及び伝達ワイヤ36を用いたので、腕部材38の設置位置の自由度を向上させることができる。また、腕部材38からの力を効率的に手摺可動部6に伝えることができる。
なお、伝達部材は、伝達ワイヤ36に限定されるものではなく、例えばベルト又はロープであってもよい。
また、真上から見てかごの外側へ突出する突起部を手摺可動部に設け、突起部を腕部材に当てて手摺可動部を通常位置から下方へ変位させるようにしてもよい。
さらに、ラッチ33は省略してもよい。
実施の形態4.
次に、図8はこの発明の実施の形態4によるエレベータ装置のかご1の上部を示す側面図であり、かご1が最上階着床位置から僅かに上昇した状態を示している。図9は図8のかご1が基準位置よりも上方へ移動した状態を示す側面図、図10は図9のかご1を示す平面図である。
実施の形態4の手摺基部5は、かご上面1aの四隅近傍に立てられた4本のガイド支柱により構成されている。また、手摺可動部6は、かご上面1aの左右の縁部と後ろ側の縁部とに沿って配置されている。
実施の形態4の手摺駆動装置41は、手摺駆動リンク42、カム43、保持力発生部としての捻りばね44、及び腕部材38を有している。手摺駆動リンク42は、かご上面1aに対して傾斜して配置されている。手摺駆動リンク42の長手方向の第1の端部は、手摺基部5に回転可能に連結されている。
手摺駆動リンク42の長手方向の第2の端部は、手摺可動部6の水平部に回転可能、かつ水平方向へスライド可能に連結されている。また、手摺駆動リンク42の第2の端部には、リンクローラ42aが設けられている。
手摺駆動リンク42は、手摺可動部6の通常位置に対応する第1のリンク位置(図8)と、手摺可動部6の下降位置に対応する第2のリンク位置(図9)との間で回転可能になっている。
手摺駆動リンク42の中間部には、手摺装置4の外側へ向けて突出したカムフォロワ42bが設けられている。カムフォロワ42bは、カム43の外周面に当たっている。カム43は、手摺駆動リンク42を第1のリンク位置に保持する第1のカム位置(図8)と、手摺駆動リンク42を第2のリンク位置に保持する第2のカム位置(図9)との間で回転可能になっている。手摺駆動リンク42の回転軸とカム43の回転軸とは、互いに平行、かつ水平である。
カム43が第1のカム位置に位置するとき、カムフォロワ42bは、カム43の回転軸の真上に位置している。このため、手摺可動部6を押し下げる方向への外力が手摺可動部6に加えられた場合、カムフォロワ42bからカム43に加わる力の方向は、カム43の回転軸を通る方向となり、カム43は回転せず、手摺可動部6が下方へ移動することはない。
カム43には、カム43が第2のカム位置まで回転したときにカムフォロワ42bが挿入されるカム溝43aが設けられている。捻りばね44は、カム43の回転軸に設けられており、カム43を第1のカム位置に保持する方向(図8の反時計方向)への回転力をカム43に与えている。
カム43には、真上から見てかご1の外側へ突出した突出部43bが設けられている。突出部43bの先端には、かご1が基準位置よりも上方へ移動したときに腕部材38に接触するカムローラ43cが設けられている。
腕部材38及びカム43は、かご1が基準位置に達したときにカムローラ43cが腕部材38の下端部に接触するように配置されている。かご1が基準位置よりも上方へ移動すると、腕部材38により、カムローラ43cがかご1に対して押し下げられる。これにより、カム43は、捻りばね44に抗して、第1のカム位置から第2のカム位置側へ回転する。
カム43の回転軸からカムフォロワ42bに接触する部分までの距離は、カム43が第1のカム位置から第2のカム位置へ向けて回転すると徐々に小さくなる。これにより、手摺駆動リンク42は、第1のリンク位置から第2のリンク位置へ回転し、手摺可動部6が自重により通常位置から下降位置へ変位する。
従って、かご1が基準位置よりも上方へ移動した場合には、手摺装置4の高さ寸法が低くなり、図9に示すように、かご1の最上部と昇降路2の天井との間に十分な隙間C1が確保される。
かご1が基準位置よりも下方へ移動すると、捻りばね44の復元力によりカム43が第1のカム位置に回転する。これにより、カムフォロワ42bが押し上げられて、手摺駆動リンク42が第1のリンク位置に戻され、手摺可動部6が通常位置に変位する。
また、手摺装置4には、通常位置検出スイッチ24が設けられている。手摺可動部6には、スイッチ24を操作するスイッチ操作カム45が設けられている。他の構成及び動作は、実施の形態1、2又は3と同様である。
このような構成によっても、オーバーヘッド寸法の増大及びコストの増大を抑えつつ、かご上面1aでの保守作業時に、手摺装置4の必要な高さ寸法を確保することができる。
また、腕部材38からの力をカム43及び手摺駆動リンク42によって手摺可動部6に伝達するので、手摺可動部6をより確実かつスムーズに変位させることができる。
図11は実施の形態4の手摺駆動装置41の変形例を示す平面図である。この変形例では、カム43とは反対側にも同様の手摺駆動リンク42が配置されており、2本の手摺駆動リンク42がシャフト46により連結されている。このような構成により、手摺可動部6の動作をよりスムーズにすることができる。
実施の形態5.
次に、図12はこの発明の実施の形態5によるエレベータ装置の要部を示す側面図、図13は図12のかご1が基準位置よりも上方へ移動した状態を示す側面図、図14は図13の要部を示す平面図である。
実施の形態5の手摺駆動装置51は、レール部材52、磁石体53、レール側ローラ54、アーム55、支柱56、手摺側ローラ57、及び伝達ベルト58を有している。
レール部材52としては、かご1の昇降を案内するかごガイドレールが利用されている。磁石体53は、昇降路2内の上部でレール部材52の背面に固定されている。アーム55の第1の端部は、かご上面1aに回転可能に取り付けられている。レール側ローラ54は、アーム55の第2の端部に回転可能に支持されている。レール側ローラ54は、アーム55の回転により水平方向へ変位可能になっている。
支柱56の下端部は、かご上面1aに固定されている。手摺側ローラ57は、支柱56の上端部に回転可能に支持されている。また、手摺側ローラ57は、手摺可動部6の縦部材6aに接触している。
伝達ベルト58は、レール側ローラ54と手摺側ローラ57との間に掛け回されている。そして、伝達ベルト58は、手摺側ローラ57の回転方向がレール側ローラ54の回転方向と反対になるように、レール側ローラ54の回転を手摺側ローラ57に伝達する。さらに、伝達ベルト58は、弾性体により構成されており、弾性変形により伸縮可能になっている。
手摺側ローラ57は、レール側ローラ54の回転が伝達されて回転することにより手摺可動部6を上下動させる。
レール側ローラ54は、磁性体材料で構成されており、磁石体53に対向する位置に移動すると、磁石体53により吸引されてレール部材52に接触する。磁石体53は、かご1が基準位置に達すると、レール側ローラ54を吸引してレール部材52側へ変位させレール部材52に接触させるように配置されている。
このため、かご1が基準位置よりも上方へ移動すると、レール側ローラ54がレール部材52に接触して回転し、手摺側ローラ57も回転する。そして、手摺側ローラ57の回転により、手摺可動部6が通常位置から下降位置へ変位する。
また、かご1が基準位置よりも上方で磁石体53が配置されている領域を下方へ移動すると、レール側ローラ54及び手摺側ローラ57が逆方向へ回転し、手摺可動部6が通常位置に戻される。
手摺装置4には、例えば実施の形態3に示したように、手摺可動部6を通常位置に保持するための通常位置保持ばねを設けてもよい。その場合、レール側ローラ54及び手摺側ローラ57は、通常位置保持ばねに抗して手摺可動部6を下降位置側へ変位させる。他の構成及び動作は、実施の形態1、2、3又は4と同様である。
このような構成によっても、オーバーヘッド寸法の増大及びコストの増大を抑えつつ、かご上面1aでの保守作業時に、手摺装置4の必要な高さ寸法を確保することができる。
なお、実施の形態5では、レール部材52としてかごガイドレールを利用したが、昇降路内の上部にかごガイドレールとは別のレール部材を設置してもよい。
図15は、昇降路2内の上部に、レール部材としてのカム59を設置した例を示している。この場合、カム59が昇降路2内に部分的に配置されているため、レール側ローラ54を水平方向へ変位可能としなくてもよい。また、伝達ベルト58は、伸縮可能でなくてもよい。さらに、磁石体53も不要である。
また、図16及び図17に示すように、レール側ローラ54と手摺側ローラ57とを、共通の支柱56で支持し、かつ直接接触させてもよい。この場合、図15の構成に比べて、アーム55及び伝達ベルト58をさらに省略することができる。
なお、保守作業時にかごが上昇する範囲であっても手摺可動部が通常位置よりも下方へ移動する場合、昇降路内のその範囲に落下防止板を部分的に設置してもよい。
また、上記の例では、かご上面1aの後ろ側の縁部のみ、又はかご上面1aの左右の縁部と後ろ側の縁部とに、手摺可動部6を配置したが、手摺可動部の位置はこれに限定されるものではない。
さらに、手摺装置自体の設置位置も、上記の例に限定されず、例えば、かごの背面と昇降路壁との間の隙間が十分に小さい場合には、後ろ側の手摺装置は省略することができる。
さらにまた、かごが基準位置に達したことを検出するセンサをかご及び昇降路の少なくともいずれか一方に配置し、センサからの信号に応じて手摺可動部を電動で上下動させてもよい。
さらに、この発明は、種々のタイプのエレベータ装置に適用できる。例えば、この発明は、1:1ローピング方式のエレベータ装置、2:1ローピング方式のエレベータ装置、昇降路の上部に機械室を持つタイプのエレベータ装置、機械室レスエレベータ、ワンシャフトマルチカー方式のエレベータ装置、又はダブルデッキエレベータ装置等にも適用できる。

Claims (9)

  1. かご上面を有しており、昇降路内を昇降するかご
    前記かごの上昇に伴って前記かご側にかかる負荷が大きくなるように前記かごから前記昇降路内に吊り下げられているケーブル体、及び
    前記かご上面に固定された手摺基部と、前記手摺基部に接続されている手摺可動部とを有している手摺装置
    を備え、
    前記手摺可動部は、前記手摺基部から上方へ突出した通常位置と、前記通常位置から下降した位置である下降位置との間で前記手摺基部に対して上下動可能になっており、
    前記手摺装置及び前記昇降路内には、前記かごが前記昇降路内の上部の基準位置よりも上方へ移動することにより前記手摺可動部を前記通常位置から前記下降位置へ向けて変位させ、前記かごが前記基準位置よりも下方に位置するときには前記手摺可動部を前記通常位置に位置させる手摺駆動装置が設けられており、
    前記手摺駆動装置は、前記ケーブル体と前記手摺可動部との間に接続されている接続機構と、前記手摺可動部を前記通常位置に保持するための保持力を発生する保持力発生部とを有しており、かつ前記ケーブル体の前記かご側の負荷変動を利用して前記手摺可動部を上下動させ、
    前記保持力発生部による保持力は、前記かごが前記基準位置よりも上方に位置するときの前記かご側の前記ケーブル体の負荷よりも小さくなるように設定されるエレベータ装置。
  2. 前記手摺駆動装置は、前記かごが前記基準位置に達すると、前記ケーブル体の負荷により前記手摺可動部を前記通常位置から前記下降位置側へ変位させ、前記かごが前記基準位置よりも下方に位置するときには、前記保持力発生部の保持力により前記手摺可動部を前記通常位置に位置させる請求項記載のエレベータ装置。
  3. 前記接続機構は、前記かごに回転可能に設けられている支持レバーを有しており、
    前記ケーブル体は、前記支持レバーにより支持されており、
    前記保持力発生部は、前記保持力として、前記ケーブル体の負荷とは反対方向へ前記支持レバーを回転させる力を前記支持レバーに与える請求項又は請求項に記載のエレベータ装置。
  4. 前記ケーブル体は、制御ケーブルである請求項から請求項までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。
  5. かご上面を有しており、昇降路内を昇降するかご、及び
    前記かご上面に固定された手摺基部と、前記手摺基部に接続されている手摺可動部とを有している手摺装置
    を備え、
    前記手摺可動部は、前記手摺基部から上方へ突出した通常位置と、前記通常位置から下降した位置である下降位置との間で前記手摺基部に対して上下動可能になっており、
    前記手摺装置及び前記昇降路内には、前記かごが前記昇降路内の上部の基準位置よりも上方へ移動することにより前記手摺可動部を前記通常位置から前記下降位置へ向けて変位させ、前記かごが前記基準位置よりも下方に位置するときには前記手摺可動部を前記通常位置に位置させる手摺駆動装置が設けられており、
    前記手摺駆動装置は、
    前記手摺装置に設けられており、前記手摺可動部を前記通常位置に保持する力を発生する通常位置保持ばねと、
    前記昇降路内の上部に設けられており、前記かごが前記昇降路内の基準位置よりも上方へ移動したときに前記通常位置保持ばねに抗して前記手摺可動部を前記通常位置から下方へ変位させる腕部材と
    前記手摺装置に設けられており、前記手摺可動部の前記通常位置から下方への移動を機械的に阻止するラッチ
    を有しており、
    前記ラッチによる前記手摺可動部の移動の阻止状態は、前記ラッチが前記腕部材に当たって変位することで解除されるエレベータ装置。
  6. かご上面を有しており、昇降路内を昇降するかご、及び
    前記かご上面に固定された手摺基部と、前記手摺基部に接続されている手摺可動部とを有している手摺装置
    を備え、
    前記手摺可動部は、前記手摺基部から上方へ突出した通常位置と、前記通常位置から下降した位置である下降位置との間で前記手摺基部に対して上下動可能になっており、
    前記手摺装置及び前記昇降路内には、前記かごが前記昇降路内の上部の基準位置よりも上方へ移動することにより前記手摺可動部を前記通常位置から前記下降位置へ向けて変位させ、前記かごが前記基準位置よりも下方に位置するときには前記手摺可動部を前記通常位置に位置させる手摺駆動装置が設けられており、
    前記手摺駆動装置は、
    前記手摺装置に設けられており、前記手摺可動部を前記通常位置に保持する力を発生する通常位置保持ばねと、
    前記昇降路内の上部に設けられており、前記かごが前記昇降路内の基準位置よりも上方へ移動したときに前記通常位置保持ばねに抗して前記手摺可動部を前記通常位置から下方へ変位させる腕部材と、
    前記かごに設けられており、真上から見て前記かごの外側へ突出している上下動可能な接触部材と、
    前記接触部材と前記手摺可動部との間に接続されている可撓性の伝達部材と
    を有しており、
    前記腕部材及び前記接触部材は、前記かごが前記基準位置に達したときに前記接触部材が前記腕部材に当たるように配置されており、
    前記かごが前記基準位置よりも上方へ移動すると、前記腕部材により前記接触部材が前記かごに対して押し下げられるエレベータ装置。
  7. かご上面を有しており、昇降路内を昇降するかご、及び
    前記かご上面に固定された手摺基部と、前記手摺基部に接続されている手摺可動部とを有している手摺装置
    を備え、
    前記手摺可動部は、前記手摺基部から上方へ突出した通常位置と、前記通常位置から下降した位置である下降位置との間で前記手摺基部に対して上下動可能になっており、
    前記手摺装置及び前記昇降路内には、前記かごが前記昇降路内の上部の基準位置よりも上方へ移動することにより前記手摺可動部を前記通常位置から前記下降位置へ向けて変位させ、前記かごが前記基準位置よりも下方に位置するときには前記手摺可動部を前記通常位置に位置させる手摺駆動装置が設けられており、
    前記手摺駆動装置は、
    前記手摺装置に設けられており、前記手摺可動部を前記通常位置に保持する力を発生する通常位置保持ばねと、
    前記昇降路内の上部に設けられており、前記かごが前記昇降路内の基準位置よりも上方へ移動したときに前記通常位置保持ばねに抗して前記手摺可動部を前記通常位置から下方へ変位させる腕部材と、
    前記手摺基部に回転可能に設けられており、前記腕部材に当たって回転するカムと、
    前記手摺基部と前記手摺可動部との間に連結されており、前記カムの回転により回転して前記手摺可動部を上下動させる手摺駆動リンクと
    を有しているエレベータ装置。
  8. かご上面を有しており、昇降路内を昇降するかご、及び
    前記かご上面に固定された手摺基部と、前記手摺基部に接続されている手摺可動部とを有している手摺装置
    を備え、
    前記手摺可動部は、前記手摺基部から上方へ突出した通常位置と、前記通常位置から下降した位置である下降位置との間で前記手摺基部に対して上下動可能になっており、
    前記手摺装置及び前記昇降路内には、前記かごが前記昇降路内の上部の基準位置よりも上方へ移動することにより前記手摺可動部を前記通常位置から前記下降位置へ向けて変位させ、前記かごが前記基準位置よりも下方に位置するときには前記手摺可動部を前記通常位置に位置させる手摺駆動装置が設けられており、
    前記手摺駆動装置は、
    前記昇降路内の上部に設けられているレール部材と、
    前記レール部材に接触して回転するレール側ローラと、
    前記手摺可動部に接しており、前記レール側ローラの回転が伝達されて回転することにより前記手摺可動部を上下動させる手摺側ローラと
    を有しており、
    前記レール部材及び前記レール側ローラは、前記かごが前記基準位置よりも上方に位置するときに前記レール側ローラが前記レール部材に接触するように配置されているエレベータ装置。
  9. 前記レール側ローラは、水平方向へ変位可能になっており、
    前記レール部材には、磁石体が設けられており、
    前記磁石体は、前記かごが前記基準位置に達すると、前記レール側ローラを吸引して前記レール部材側へ変位させ前記レール部材に接触させるように配置されている請求項記載のエレベータ装置。
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