JP6599017B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、かごの上部にかご上手摺装置が設けられているエレベータ装置に関するものである。
従来、昇降路の高さ方向の縮小化を図るために、かごの上部に設けられた安全柵を折り畳み構造にしたエレベータが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−284469号公報
しかし、特許文献1に示されている従来のエレベータでは、安全柵が折り畳まれている状態で作業者がかご上に容易に乗り込むことができ、安全柵を立てる前に作業者がかご上に乗り込むことを防止することができなくなってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、手摺を立てる前に作業者がかご上に乗り込むことの防止を図ることができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ装置は、かご出入口が設けられているかご、及び一対の側面手摺を有し、かごの上部に設けられているかご上手摺装置を備え、かご出入口の上方に存在する空間部分は、天井乗り込み口とされており、一対の側面手摺は、天井乗り込み口の幅方向両側に配置されており、一対の側面手摺は、かごの上部に固定されている固定手摺部材と、固定手摺部材の上端部に設けられ、固定手摺部材の上端部に起立する起立位置と固定手摺部材の上端部に対して倒れた倒れ位置との間で変位可能な可動手摺部材とを有しており、各可動手摺部材は、倒れ位置にあるとき、天井乗り込み口の幅方向について互いに対向した状態で天井乗り込み口の高さ方向中間部に配置されており、各可動手摺部材のうち、一方には被検出体が設けられ、他方には検出スイッチが設けられており、各可動手摺部材のそれぞれが倒れ位置にある状態では、検出スイッチが被検出体を検出可能になっている。
この発明によるエレベータ装置によれば、各可動手摺部材を起立位置に変位させなければ作業者が乗場からかごの上面に乗り込めないようになり、各側面手摺を立てる前に作業者がかご上に乗り込むことの防止を図ることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す上面図である。 図1のかごの上部を示す正面図である。 図1のかご上手摺装置の状態が組立状態であるときのかごの上部を示す上面図である。 図3のかごの上部を示す正面図である。 図1の検出用板及び検出スイッチを示す斜視図である。 図5の検出用板が検出スイッチから外れている状態を示す模式図である。 図6の検出用板が検出スイッチの挿入穴に挿入されている状態を示す模式図である。 図7の検出用板が一方の側面手摺の固定手摺部材に取り付けられている状態を示す拡大図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す上面図である。 図9のかごの上部を示す正面図である。 図9のかご上手摺装置の状態が組立状態であるときのかごの上部を示す上面図である。 図11のかごの上部を示す正面図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す上面図である。また、図2は、図1のかご2の上部を示す正面図である。図において、昇降路1内には、かご2が設けられている。かご2は、昇降路1内に設置された図示しない駆動装置の駆動力により昇降路1内を上下方向へ移動する。
かご2は、底面、上面2a、正面2b、背面2c及び一対の側面2dを持つかご本体を有している。正面2b及び背面2cは、かご2の奥行き方向について互いに対向している。一対の側面2dは、かご2の幅方向について互いに対向している。かご2の正面2bには、かごドアにより開閉されるかご出入口3が設けられている。かご2は、かご2の幅方向を昇降路1の幅方向に一致させて昇降路1内に配置されている。
建物の各階には、各階の乗場4と昇降路1内とを連通する乗場出入口5がそれぞれ設けられている。各乗場出入口5は、乗場ドアにより開閉される。かご出入口3及び乗場出入口5は、昇降路1を上から見たとき、図1に示すように互いに対向している。かご2が階に停止している状態では、互いに対向するかご出入口3及び乗場出入口5が同時に開くことにより、かご2の停止階の乗場4とかご2内との間で乗客の乗降が可能になる。
エレベータの運転は、昇降路1内に設置された図示しない制御装置により制御される。また、エレベータの運転は、通常のサービス運転を行う通常運転モードと、通常運転モード時よりもかご2を低速で移動させる保守運転モードとの間で切り替え可能になっている。
エレベータでは、作業者がかご2の上面2aに乗った状態で昇降路1内の機器の保守点検作業を行うことがある。かご2の上面2aには、図示しない保守時かご上操作部が設けられている。かご2の上面2aに乗った作業者は、かご2を低速で移動させるために保守運転モード時に保守時かご上操作部を操作する。
作業者は、最上階の乗場4の床の高さ位置にかご2の上面2aの高さ位置を合わせてかご2を停止させた状態で、最上階の乗場4から乗場出入口5を通してかご2の上面2aに乗り込み可能になっている。従って、かご2の上方に存在する空間のうち、乗場出入口5に対向する空間部分は、かご2の上面2aへの乗り込み時に作業者が通る天井乗り込み口とされている。即ち、天井乗り込み口は、かご2の上方に存在する空間のうち、かご出入口3の上方の一定の範囲に存在する空間部分である。
かご2の上部には、かご上手摺装置6が設けられている。かご上手摺装置6は、一対の側面手摺7,8及び背面手摺9を有している。
一対の側面手摺7,8は、天井乗り込み口の幅方向両側に配置されている。また、一対の側面手摺7,8は、かご2の奥行き方向に沿って配置されている。
各側面手摺7,8は、かご2の上面2aから上方へ突出した状態でかご2の上部に固定されている固定手摺部材12と、固定手摺部材12の上端部に変位可能に設けられている可動手摺部材13とを有している。
一方の側面手摺7の固定手摺部材12は、上から見たとき、かご2の一方の側面2dに沿って配置されている。他方の側面手摺8の固定手摺部材12は、上から見たとき、かご2の他方の側面2dに沿って配置されている。各固定手摺部材12は、かご2の上面2aに固定された複数の縦アングル材と、複数の縦アングル材に固定された横アングル材とによって構成されている。また、かご2の上面2aから固定手摺部材12の上端部までの高さは、400mm〜700mmの範囲内の高さになっている。
可動手摺部材13は、かご2の奥行き方向に沿った取付軸14を介して固定手摺部材12の上端部に回動可能に取り付けられている。また、可動手摺部材13は、取付軸14の軸線を中心に回動可能な複数の縦アングル材と、複数の縦アングル材に固定された横アングル材とによって構成されている。さらに、可動手摺部材13は、取付軸14の軸線を中心として回動されることにより、固定手摺部材12の上端部に起立する起立位置と、固定手摺部材12の上端部に対して倒れた倒れ位置との間で変位可能になっている。
背面手摺9は、かご2の上面2aから上方へ突出した状態でかご2の上部に固定されている固定手摺部材21と、固定手摺部材21の上端部に変位可能に設けられている可動手摺部材22とを有している。背面手摺9の固定手摺部材21は、上から見たとき、かご2の背面2cに沿って配置されている。この例では、かご2の上面2aから固定手摺部材21の上端部までの高さが、各側面手摺7,8のそれぞれの固定手摺部材12の高さよりも低くなっている。
背面手摺9の可動手摺部材22は、かご2の幅方向に沿った取付軸23を介して固定手摺部材21の上端部に回動可能に取り付けられている。可動手摺部材22は、取付軸23の軸線を中心として回動されることにより、固定手摺部材21の上端部に起立する起立位置と、固定手摺部材21の上端部に対して倒れた倒れ位置との間で変位可能になっている。背面手摺9の可動手摺部材22の倒れ位置は、各側面手摺7,8のそれぞれの可動手摺部材13の倒れ位置よりも低い位置になっている。図1及び図2では、各側面手摺7,8及び背面手摺9のそれぞれの可動手摺部材13,22が倒れ位置にあるときの状態を示している。
かご上手摺装置6の状態は、各側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材13及び背面手摺9の可動手摺部材22が起立位置に達することにより組立状態になり、各側面手摺7のそれぞれの可動手摺部材13及び背面手摺9の可動手摺部材22が倒れ位置に達することにより折り畳み状態になる。
図3は、図1のかご上手摺装置6の状態が組立状態であるときのかご2の上部を示す上面図である。また、図4は、図3のかご2の上部を示す正面図である。各側面手摺7,8のそれぞれの可動手摺部材13の位置が起立位置になると、図4に示すように、かご2の上面2aから各側面手摺7,8のそれぞれの可動端部、即ち上端部までの高さが、最大になる。この例では、各可動手摺部材13が起立位置にあるとき、かご2の上面2aから各側面手摺7,8のそれぞれの上端部までの高さが850mm以上の高さになっている。
また、背面手摺9の可動手摺部材22の位置が起立位置になると、かご2の上面2aから背面手摺9の可動端部、即ち上端部までの高さも、最大になる。この例では、可動手摺部材22が起立位置にあるとき、かご2の上面2aから背面手摺9の上端部までの高さが850mm以上の高さになっている。
各側面手摺7,8のそれぞれの可動手摺部材13は、起立位置から天井乗り込み口側、即ちかご2の内側に倒れることにより倒れ位置に達する。また、各側面手摺7,8のそれぞれの可動手摺部材13は、倒れ位置にあるとき、図2に示すように、天井乗り込み口の高さ方向中間部に位置しているとともに、天井乗り込み口の幅方向について互いに対向した状態で天井乗り込み口を水平に横切っている。これにより、乗場4からかご2の上面2aへの作業者の乗り込みが各可動手摺部材13によって阻止される。
各可動手摺部材13のそれぞれの可動端部の間の距離は、各可動手摺部材13が起立位置から倒れ位置に変位されることにより連続的に小さくなる。この例では、倒れ位置にあるときの各可動手摺部材13の可動端部が互いに空間を介して対向しており、倒れ位置にあるときの各可動手摺部材13の可動端部の間の距離が100mm以上になっている。
一対の可動手摺部材13のうち、一方には被検出体である検出用板31が設けられ、他方には検出スイッチ32が設けられている。検出用板31は、連結部材である索状体33を介して一方の可動手摺部材13の正面2b側の端部に接続されている。索状体33は、曲がりやすい線状部材である。索状体33としては、例えばワイヤ、ロープ、チェーン、ベルト等が用いられている。索状体33の長さは、各可動手摺部材13が倒れ位置にあるときに検出用板31が検出スイッチ32に到達可能で、かつ各可動手摺部材13の少なくともいずれか一方が倒れ位置から外れているときに検出用板31が検出スイッチ32に届かない長さになっている。なお、検出用板31を可動手摺部材13に接続する連結部材としては、索状体33ではなく、例えば棒状部材、板状部材等を用いてもよい。曲がりにくい棒状部材、板状部材等を連結部材として用いた場合、連結部材が可動手摺部材13に回動可能に取り付けられる。
ここで、図5は、図1の検出用板31及び検出スイッチ32を示す斜視図である。検出スイッチ32には、検出用板31が挿入可能な挿入穴34が設けられている。各可動手摺部材13のそれぞれが倒れ位置にある状態では、検出用板31が検出スイッチ32の挿入穴34内に挿入可能になっている。検出用板31は、挿入穴34内に挿入されることにより検出スイッチ32に保持される。
各可動手摺部材13が倒れ位置にあり、検出用板31が検出スイッチ32の挿入穴34に挿入されている状態では、図2に示すように、連結部材である索状体33が一方の可動手摺部材13と他方の可動手摺部材13との間の空間に張られている。これにより、一方の可動手摺部材13と他方の可動手摺部材13との間の空間を作業者が通過することが索状体33によって阻止され、乗場4からかご2の上面2aへの作業者の乗り込みが索状体33によってさらに確実に阻止される。
検出スイッチ32は、検出用板31が挿入穴34に挿入されると検出用板31を検出して検出信号を制御装置へ出力し、検出用板31が挿入穴34から抜かれると検出用板31を検出しなくなって検出信号の出力を停止する。制御装置は、検出スイッチ32からの情報に基づいて、エレベータの運転を制御する。通常運転モードでのサービス運転は、制御装置が検出スイッチ32からの検出信号を受けているときに制御装置によって許可される。検出スイッチ32から制御装置への検出信号の出力が停止すると、サービス運転が不可能になるとともに、保守運転モードでの保守時かご上操作部の操作による運転が可能になる。
ここで、図6は、図5の検出用板31が検出スイッチ32から外れている状態を示す模式図である。また、図7は、図6の検出用板31が検出スイッチ32の挿入穴34に挿入されている状態を示す模式図である。検出スイッチ32は、挿入穴34内に露出する2つの端子32a,32bを有している。2つの端子32a,32bは、互いに離れた位置で挿入穴34内に露出している。
検出用板31が挿入穴34内に挿入されると、挿入穴34内に露出している2つの端子32a,32bに検出用板31が接触し、2つの端子32a,32bが検出用板31を介して電気的に短絡する。検出スイッチ32は、2つの端子32a,32bが検出用板31によって短絡することにより、検出用板31を検出する。即ち、各可動手摺部材13のそれぞれが倒れ位置にある状態では、検出用板31を挿入穴34に挿入することによって検出スイッチ32が検出用板31を検出可能になっている。
検出用板31が接続された一方の側面手摺7の固定手摺部材12には、検出用板31が着脱可能になっている。検出用板31は、図4に示すように、一方の側面手摺7の可動手摺部材13が起立位置にあるときに、固定手摺部材12に取り付けられる。
図8は、図7の検出用板31が一方の側面手摺7の固定手摺部材12に取り付けられている状態を示す拡大図である。一方の側面手摺7の固定手摺部材12には、検出用板31を固定手摺部材12に取り付ける取付具である蝶ボルト35が設けられている。検出用板31には、蝶ボルト35のボルト部が挿入可能な切欠部36が設けられている。検出用板31は、切欠部36に蝶ボルト35のボルト部を挿入した状態で蝶ボルト35が締め込まれることにより、固定手摺部材12に取り付けられている。一方の側面手摺7の固定手摺部材12に取り付けられている検出用板31は、蝶ボルト35を緩めることにより固定手摺部材12から外れる。
次に、エレベータの保守点検作業の手順について説明する。エレベータのサービス運転は、通常運転モードで行われる。エレベータが通常運転モードで運転されているときには、かご上手摺装置6が折り畳み状態になっているとともに、検出用板31が検出スイッチ32の挿入穴34に挿入されている。
作業者がかご2の上面2aに乗って保守点検作業を行うときには、例えば最上階で乗場4の操作盤を操作して、かご2の上面2aが乗場4の床の高さに合うようにかご2を停止させた後、乗場出入口5を開く。このとき、各側面手摺7,8のそれぞれの可動手摺部材13が天井乗り込み口の高さ方向中間部に配置され、索状体33が各可動手摺部材13間に連結されていることから、各可動手摺部材13及び索状体33が邪魔になって作業者が乗場4からかご2の上面2aに乗り込めないようになっている。
この後、作業者は、最上階の乗場4からの作業によって、検出スイッチ32から検出用板31を外し、各側面手摺7,8のそれぞれの可動手摺部材13を倒れ位置から起立位置へ持ち上げる。検出スイッチ32から検出用板31が外れると、検出スイッチ32から制御装置への検出信号の出力が停止する。これにより、サービス運転が不可能になり、保守運転モードでの保守時かご上操作部の操作による運転が可能になる。この後、一方の側面手摺7の固定手摺部材12に検出用板31を蝶ボルト35で留める。
この後、作業者は、乗場4から乗場出入口5及び天井乗り込み口を通ってかご2の上面2aに乗り込み、背面手摺9の可動手摺部材22を倒れ位置から起立位置へ持ち上げる。これにより、かご上手摺装置6の状態が組立状態になる。
この後、作業者は、開いている乗場出入口5を閉じた後、保守時かご上操作部を操作してかご2を低速で移動させる。これにより、昇降路1内の機器に対する保守点検作業が可能になる。
かご2の上面2aに乗った作業者は、昇降路1内の機器に対する保守点検作業が終わると、保守時かご上操作部を操作しながらかご2を下方へ低速で移動させ、かご2の上面2aが例えば最上階の乗場4の床の高さに合うようにかご2を停止させる。この後、背面手摺9の可動手摺部材22を起立位置から倒れ位置へ変位させてから、最上階の乗場出入口5を開いて、かご2の上面2aから乗場4へ乗り移る。
この後、作業者は、乗場4から、各可動手摺部材13を起立位置から倒れ位置へ変位させる。これにより、かご上手摺装置6の状態が折り畳み状態になる。この後、一方の側面手摺7の固定手摺部材12から外した検出用板31を検出スイッチ32の挿入穴34に差し込む。これにより、索状体33が一方の可動手摺部材13と他方の可動手摺部材13との間に渡った状態になる。この後、乗場出入口5を閉じることにより、エレベータの保守点検作業が終了する。
このようなエレベータ装置では、倒れ位置にあるときの各可動手摺部材13が、天井乗り込み口の幅方向について互いに対向した状態で天井乗り込み口の高さ方向中間部に配置されているので、作業者は、各可動手摺部材13を起立位置に変位させなければ乗場4からかご2の上面2aに乗り込めないようになり、各側面手摺7,8を立てる前に作業者がかご2上に乗り込むことの防止を図ることができる。また、各可動手摺部材13のそれぞれが倒れ位置にある状態では、検出スイッチ32が検出用板31を検出可能になっているので、検出スイッチ32による検出用板31の検出を停止させなければ、作業者がかご2の上面2aに乗り込めないようにすることができる。これにより、通常のサービス運転が保守点検時に誤って行われることをより確実に防止することができるとともに、保守運転モードでの保守時かご上操作部の操作による運転をより確実に行うことができる。
また、検出用板31は、索状体33を介して一方の側面手摺7の可動手摺部材13に接続されているので、倒れ位置にあるときの各可動手摺部材13だけでなく、索状体33によっても、作業者がかご2上に乗り込むことを防止することができ、各側面手摺7,8を立てる前に作業者がかご2上に乗り込むことの防止をさらに確実に図ることができる。
また、かご2の上面2aから固定手摺部材12の上端部までの高さは、400mm〜700mmの範囲内の高さであるので、倒れ位置にあるときの可動手摺部材13の位置の高さを、作業者が可動手摺部材13を乗り越えることが困難な位置の高さにすることができる。これにより、各側面手摺7,8を立てる前に作業者がかご2上に乗り込むことの防止をさらに確実に図ることができる。
なお、上記の例では、一方の側面手摺7の固定手摺部材12に検出用板31が着脱可能になっているが、これに限定されず、例えば、一方の側面手摺7の可動手摺部材13又はかご2自体に検出用板31が着脱可能になっていてもよい。
実施の形態2.
図9は、この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す上面図である。また、図10は、図9のかご2の上部を示す正面図である。さらに、図11は、図9のかご上手摺装置6の状態が組立状態であるときのかご2の上部を示す上面図である。さらにまた、図12は、図11のかご2の上部を示す正面図である。一方の側面手摺7における可動手摺部材13の正面2b側の端部には、索状体回収装置41が設けられている。索状体回収装置41は、索状体33を巻き取る巻取軸を有している。検出用板31及び索状体33は、索状体33が巻取軸に巻き取られることにより索状体回収装置41に収容される。索状体回収装置41から繰り出される索状体33の長さは、各可動手摺部材13が倒れ位置にあるときに索状体33が各可動手摺部材13のそれぞれに連続して掛かる長さになっている。
各可動手摺部材13のそれぞれの回動端部、即ち上端部に位置する横アングル材には、図9に示すように、複数の突起42が固定されている。各突起42は、可動手摺部材13の横アングル材の長手方向、即ちかご2の奥行き方向について互いに間隔を置いて配置されている。各突起42には、索状体33及び検出用板31が通過可能な通し穴が形成されている。
検出用板31が挿入穴34に挿入されて検出スイッチ32が検出用板31を検出している状態では、索状体33は、各突起42の通し穴に順次通された状態で、一方及び他方の可動手摺部材13のそれぞれの横アングル材に掛けられている。また、検出用板31が挿入穴34に挿入されて検出スイッチ32が検出用板31を検出している状態では、可動手摺部材13に掛かる位置をかご2の奥行き方向についてずらしながら、一方及び他方の可動手摺部材13のそれぞれの横アングル材に連続して交互に掛けられている。他の構成は実施の形態1と同様である。
エレベータの保守点検作業については、各側面手摺7,8のそれぞれの可動手摺部材13を倒れ位置から起立位置へ持ち上げるときの作業と、索状体33を検出スイッチ32の挿入穴34に差し込むときの作業とを除いて、実施の形態1と同様である。
各側面手摺7,8のそれぞれの可動手摺部材13を倒れ位置から起立位置へ持ち上げるときには、作業者は、乗場4からの作業によって検出スイッチ32から検出用板31を外した後、索状体回収装置41によって索状体33を巻取軸に巻き取りながら、一方及び他方の可動手摺部材13から索状体33を順次外し、索状体33及び検出用板31を索状体回収装置41に収容する。この後、各側面手摺7,8のそれぞれの可動手摺部材13を倒れ位置から起立位置へ持ち上げる。
また、索状体33を検出スイッチ32の挿入穴34に差し込むときには、索状体回収装置41から検出用板31及び索状体33を引き出した後、各突起42の通し穴に検出用板31及び索状体33を順次通しながら、索状体33を一方及び他方の可動手摺部材13に連続して交互に掛けてから、検出スイッチ32の挿入穴34に検出用板31を差し込む。
このようなエレベータ装置では、検出スイッチ32が検出用板31を検出しているときの索状体33が、可動手摺部材13に掛かる位置をかご2の奥行き方向についてずらしながら、一方及び他方の可動手摺部材13に連続して交互に掛けられているので、各可動手摺部材13間に張られる索状体33の範囲を広くすることができ、各側面手摺7,8を立てる前に作業者がかご2上に乗り込むことの防止をさらに確実に図ることができる。
また、各可動手摺部材13に複数の突起42が設けられ、索状体33及び検出用板31が通過可能な通し穴が各突起42に設けられているので、索状体33が可動手摺部材13に掛けられている位置がずれることを防止することができる。
なお、上記の例では、索状体33が通される通し穴が設けられた複数の突起42が可動手摺部材13に設けられているが、索状体33が掛かる可動手摺部材13の部分に窪みを設けてもよい。このようにしても、可動手摺部材13に掛かる索状体33が窪みに嵌ることにより索状体33をすれにくくすることができる。また、複数の突起42はなくてもよい。このようにしても、一方及び他方の可動手摺部材13に索状体33を連続して交互に掛けることができる。
また、各上記実施の形態では、検出スイッチ32が2つの端子32a,32bを有し、2つの端子32a,32bが検出用板31を介して短絡することにより、検出スイッチ32が検出用板31を検出するようになっているが、検出スイッチ32が、2つの端子32a,32bに接触したり離れたりする可動接点をさらに有するようにし、検出用板31を挿入穴34に挿入することにより、検出用板31を可動接点に接触させて、2つの端子32a,32bに接触する方向へ可動接点を検出用板31で押し込むようにしてもよい。この場合、2つの端子32a,32bが可動接点を介して短絡することにより、検出スイッチ32が検出用板31を検出する。
また、各上記実施の形態では、検出スイッチ32が検出する被検出体として検出用板31が用いられているが、被検出体の形状はこれに限定されない。例えば、被検出体の形状を棒状としてもよい。
また、各上記実施の形態では、倒れ位置にあるときの各可動手摺部材13間の距離が100mm以上になっているが、倒れ位置にあるときの各可動手摺部材13間の距離を100mmよりも短い距離にしてもよいし、倒れ位置にあるときの各可動手摺部材13同士が接触するようにしてもよい。このようにすれば、例えば、一方の可動手摺部材13に検出用板31を固定するとともに、他方の可動手摺部材13に検出スイッチ32を固定し、各可動手摺部材13が起立位置から倒れ位置へ変位されることにより、検出用板31が検出スイッチ32の挿入穴34に自動的に挿入されるようにすることができる。これにより、索状体33をなくすことができる。また、この場合、検出スイッチ32は、検出用板31を接触により検出する接触式のスイッチとしてもよいし、検出用板31を非接触で検出する近接スイッチにしてもよい。
また、実施の形態2の索状体回収装置41を実施の形態1の一方の側面手摺7の可動手摺部材13に取り付けてもよい。

Claims (2)

  1. かご出入口が設けられているかご、及び
    一対の側面手摺を有し、前記かごの上部に設けられているかご上手摺装置
    を備え、
    前記かご出入口の上方に存在する空間部分は、天井乗り込み口とされており、
    前記一対の側面手摺は、前記天井乗り込み口の幅方向両側に配置されており、
    前記一対の側面手摺は、前記かごの上部に固定されている固定手摺部材と、前記固定手摺部材の上端部に設けられ、前記固定手摺部材の上端部に起立する起立位置と前記固定手摺部材の上端部に対して倒れた倒れ位置との間で変位可能な可動手摺部材とを有しており、
    各前記可動手摺部材は、前記倒れ位置にあるとき、前記天井乗り込み口の幅方向について互いに対向した状態で前記天井乗り込み口の高さ方向中間部に配置されており、
    各前記可動手摺部材のうち、一方には被検出体が設けられ、他方には検出スイッチが設けられており、
    各前記可動手摺部材のそれぞれが前記倒れ位置にある状態では、前記検出スイッチが前記被検出体を検出可能になっており、
    前記被検出体は、連結部材を介して前記可動手摺部材に接続されており、
    各前記可動手摺部材のそれぞれが前記倒れ位置にある状態では、前記被検出体が前記検出スイッチに接触することにより、前記検出スイッチが前記被検出体を検出し、
    前記連結部材は、索状体であり、
    前記検出スイッチが前記被検出体を検出しているときの前記索状体は、前記可動手摺部材に掛かる位置を前記かごの奥行き方向についてずらしながら、一方及び他方の前記可動手摺部材に連続して交互に掛けられているエレベータ装置。
  2. 前記かごの上面から前記固定手摺部材の上端部までの高さは、400mm〜700mmの範囲内の高さである請求項1に記載のエレベータ装置。
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