JP6648247B2 - 乗客及び障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置 - Google Patents

乗客及び障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置 Download PDF

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Description

本発明は、乗客及び障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置に関し、より詳細には、移動するロープが乗客または障害物とぶつかった場合、停止するか、或いは移動方向と反対の方向に移動させて安全事故を最小限に抑えることができるようにする、乗客及び障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置(Rope Screen Door、RSD)に関する。
一般に、電車プラットフォーム安全装置は、図1及び図2に示すように、電車が進入するプラットフォームの入口から出口の選択された部分に設置する多数の昇降ユニット100と、昇降ユニット100の内部に上下方向に移動できるように形成する移動体120と、移動体120同士を互いに連結するように水平方向に設置するロープ200とから構成する。
昇降ユニット100は、垂直方向に本体を形成し、その本体の内側の上部と下部に回転体131、132をそれぞれ設置し、回転体131、132を互いに連結して移動体120と連結するように連結体133を形成し、回転体131、132を回転させて移動体120を上下方向に移動させるためのモーター130を含む。
昇降ユニット100の内側または外側に赤外線やレーザーなどのセンサーを設置して乗客の無断立ち入りを検知することにより、安全事故を防止している。
しかし、従来の検知装置は、異物などがセンサーに付着した場合、または乗客がロープ200を掴んで押したり引っ張ったりした場合、センサーの誤作動や故障が誘発され、検知機能を行うことができないという問題がある。特に、従来では、電気的構造を介して乗客だけでなく障害物も検知するので、電源供給中断状態或いはメンテナンス過程で障害物を検知することができない構造的な問題がある。また、従来では、上下方向に移動するロープ200が乗客または障害物とぶつかった場合、衝撃がそのまま乗客または障害に伝達されるので、傷害または損傷を誘発する深刻な問題がある。
韓国登録特許第10−0601112号(2006年7月19日) 日本公開特許特2008−534827号(2008年8月28日) 韓国登録特許第10−1143843号(2012年5月4日) 韓国公開特許第10−2014−0009813号(2014年1月23日) 韓国公開特許第10−2015−0013411号(2015年2月5日) 韓国公開特許第10−2015−0013410号(2015年2月5日) 韓国公開特許第10−2014−0007980号(2014年1月20日) 韓国登録特許第10−1471543号(2014年12月11日)
本発明は、従来の問題点を解決するためになされたものであって、ロープが上下方向に移動する過程で乗客または障害物とぶつかった場合、停止するか、或いは移動方向と反対の方向に移動させることができる、乗客及び障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置を提供することを目的とする。
特に、本発明は、ロープが乗客または障害物とぶつかった場合に発生するモーターのトルク(Torque)変位値またはモーターの過負荷に応じてロープを停止するか、或いは移動方向と反対の方向に移動させることができる、乗客及び障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、移動するロープが乗客または障害物とぶつかった場合に発生する引張力の変化を検知してロープを停止するか、或いは移動方向と反対の方向に移動させることができる、乗客及び障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置を提供することを別の目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、電車が進入するプラットフォームの入口から出口の選択された部分に設置する多数の昇降ユニットと、前記昇降ユニットの内部に上下方向に移動できるように形成する少なくとも2つの移動体と、前記移動体同士を互いに連結するように水平方向に設置するロープと、前記移動体を上下方向に移動させるためのモーターと、前記ロープが移動しながら乗客または障害物とぶつかった場合、前記移動体の昇降を制御する検知手段とを含むことができる。
ここで、前記移動体は、前記昇降ユニットの上部及び下部に互いに異なる直径で形成される回転体とそれぞれ連結し、前記モーターの作動によって前記回転体が正回転すると、上部方向に移動しながら前記ロープが互いに重なり合い、前記回転体が逆回転すると、下部方向に移動しながら前記ロープが互いにずれるように設けることができる。
一方、前記検知手段は、前記移動体の一側に形成し、前記ロープが移動しながら乗客または障害物とぶつかった場合に発生する上下揺れを利用して移動体が上方または下方に移動できるように設ける移動ユニットと、前記ロープが乗客または障害物とぶつかった場合、移動する前記移動体の位置が変化しながら発生する前記モーターのトルク変位値に応じてロープの位置を制御するための制御部とを含むことができる。
特に、前記移動ユニットは、前記移動体を貫通して上下方向に移動できるように形成するが、下部に設けられ、前記移動体の下面と当接して持ち上げるための支持部と、回転体を互いに循環するように連結する連結体の一端を上部に結合し、前記支持部の下部に前記連結体の他端を結合する誘導軸とから構成できる。
また、前記誘導軸の上部には前記移動体の上面と当接して下ろすための補助支持部を備え、前記支持部と移動体との間及び前記補助支持部と移動体との間にはそれぞれ弾性体を備えることができる。
また、前記制御部は、ロープが乗客または障害物とぶつからない平常時に前記モーターが前記移動体及びロープを上下方向に移動させる場合に発生するトルクを基準値として記憶し、前記ロープが上下方向に移動しながら乗客または障害物とぶつかった場合に発生するモーターのトルクと基準トルクとを互いに比較して、誤差範囲以上外れていれば、ロープが乗客または障害物とぶつかったと判断し、前記モーターを制御して前記移動体及びロープを上方または下方に移動させることができる。
前記検知手段は、前記モーターに連結して、前記ロープが乗客または障害物とぶつかった場合に発生するモーターの過負荷を検知する過負荷検知センサーを含むことができる。
また、前記検知手段は、前記ロープの中間または一端に設置し、ロープが乗客または障害物とぶつかった場合に発生する引張力の変化を検知する引張力検知センサーを含むことができる。
本発明は、ロープが上下方向に移動する過程で乗客または障害物とぶつかった場合、これを検知してロープを停止するか、或いは移動方向と反対の方向に移動させて安全事故を前もって防止することができるという効果がある。特に、本発明は、従来のように異物によるセンサーの頻繁な故障及び誤作動が発生しないため、作動の信頼性を確保することができるという効果がある。また、本発明は、ロープの下部に設置する従来のタッチバーなどの重量検知装置を脱皮することができるという効果がある。さらに、本発明は、構造が簡単で、メンテナンスが容易であるため、耐久性及び使用寿命を向上させることができるという効果がある。
従来の電車プラットフォーム安全装置の構成を概略的に示すための正面図である。 従来の電車プラットフォーム安全装置の主要部を示すための拡大図である。 本発明の乗客及び障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置の構成を概略的に示すための正面図である。 本発明の乗客及び障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置の主要部を示すための拡大図である。 本発明の乗客及び障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置の主要部を示すための拡大図である。 本発明の乗客及び障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置の作動状態を示すための拡大図である。
以下、本発明の目的を達成するための技術的構成を添付図面によってさらに詳細に説明する。
図3は本発明の乗客及び障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置の構成を概略的に示すための正面図、図4及び図5は本発明の乗客及び障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置の主要部を示すための拡大図、図6は本発明の乗客及び障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置の作動状態を示すための拡大図である。
本発明は、電車が進入するプラットフォームの入口から出口の選択された部分に設置する多数の昇降ユニット100と、昇降ユニット100の内部に上下方向に移動できるように形成する少なくとも2つの移動体120と、移動体120同士を互いに連結するように水平方向に設置するロープ200と、移動体120を上下方向に移動させるためのモーター130と、ロープ200が移動しながら乗客または障害物とぶつかった場合、移動体120の昇降を制御する検知手段とを含む。移動体120は、ガイドの役割を果たす支持台110に沿って上下方向に移動するように構成できる。
昇降ユニット100は、移動体120及びロープ200を上下方向にスムーズに移動させるために誘導する手段であり、ロープ200は、乗客の出入りを統制するために使用される手段である。これらは当該分野で一般的に使用する技術であって、作動原理及び詳細構造についての詳細な記述は省略する。
多数の移動体120は、昇降ユニット100の上部及び下部に互いに異なる直径で形成される多数の回転体131にそれぞれ連結し、モーター130の作動によって回転体131が正回転すると、上部方向に移動しながらロープ200が互いに重なり合い、回転体131が逆回転すると、下部方向に移動しながらロープ200が互いにずれるように設ける。
したがって、本発明は、モーター130の作動によって移動体120とロープ200が上昇しながら互いに重なり合うように位置して、乗客が通過できるように通過高さを確保することができ、逆に移動体120とロープ200が下降しながら互いにずれるように位置して、乗客の出入りを遮断することができる。
一方、検知手段は、移動体120の一側に形成し、ロープ200が移動しながら乗客または障害物とぶつかった場合に発生する上下揺れを利用して移動体120が上方または下方に移動できるように設ける移動ユニット300と、ロープ200が乗客または障害物とぶつかった場合、移動する移動体120の位置が変化しながら発生するモーター130のトルク変位値に応じてロープ200の位置を制御するための制御部400とを含む。
特に、移動ユニット300は、ロープ200が上方または下方に移動しながら乗客または障害物とぶつかった場合、移動体120が上下方向に移動できるように誘導することにより、制御部400を介して、モーター130のトルク変位値を比較して乗客または障害物の検知有無を確認することができるように誘導する手段である。
すなわち、従来では、ロープ200が上方または下方に移動しながら乗客または障害物と直接ぶつかった場合、ロープ200がもはや上方または下方に移動しないように停止または制御するための安全装置がない限界を持つ。
したがって、本発明は、移動ユニット300を介してロープ200が乗客または障害物とぶつかった場合、上下方向に移動させると同時に、モーター130のトルクを変位させて即時反応を誘導してロープ200を停止するか、或いは元々移動する方向の反対方向に移動させて安全事故を防止することができる。
特に、ロープ200は、数メートル乃至数十メートルの長さを有する金属または合成樹脂材質で形成するもので、乗客または障害物がぶつかった場合に、上下方向に揺れる弾性力を利用して移動体120が移動ユニット300に沿って上下方向に容易に移動できるように補助することにより、モーター130のトルク変位値をスムーズに測定することができるように補助する重要な役割を果たす。
もしロープ200が従来のようにスクリーンドアまたは板材形状の重量物であれば、乗客または障害物がぶつかった場合、移動ブロック120を上下方向に容易に移動させることができないので、モーター130のトルク変位値を確認することができない構造上の限界を持つ。
図3及び図4に示すように、移動ユニット300は、移動体120を貫通して上下方向に移動できるように形成するが、下部に設けられ、移動ボディ120の下面と当接して持ち上げるための支持部311と、回転体131、132同士を互いに循環するように連結する連結体133の一端を上部に結合し、支持部311の下部に連結体133の他端を結合する誘導軸310とから構成する。
ここで、回転体131、132は、様々な規格及び形態をスプロケットまたはプーリーなどを適用し、連結体133は、チェーンまたはベルトを適用することができる。モーター130は、様々な形態と構造を持つモーターを使用することができるのはもとより、一側に減速機を含むことができ、ロープ200と移動体120が上下方向に移動する場合、変位トルクに応じて制御することが可能なインバーターまたはサーボモーターを使用することができる。
一方、誘導軸310は、平常時に支持部311が移動体120の下面と当接した状態で上部方向に持ち上げることができ、逆に移動体120を下部方向に下ろす場合、ロープ200及び移動体120の自重によって自然に移動することができる。
しかし、ロープ200が下部方向に移動する過程で障害物とぶつかった場合、移動体120が誘導軸310に沿って上部方向に持ち上がり、同時にモーター130が移動体120を下部方向に移動させるためのトルクの変位値が発生し、制御部400がモーター130を停止および正回転または逆回転させてロープ200を上下方向に移動させることができる。
移動体120の一側には、誘導軸310が内部に垂直方向に挿入されてスムーズに移動できるように、ベアリングを含む通孔120aを形成することができる。
図5に示すように、誘導軸310の上部には、移動体120が自重によって下部方向に下りてこない場合、移動体120の上面と当接して強制的に移動させるための補助支持部312を備えることができる。
支持部311と移動体120との間及び補助支持部312と移動体120との間にそれぞれ弾性体313を備えて、障害物とロープ200とがぶつかった場合、ロープ200と移動体120が上下方向に緩衝することができるように補助する。弾性体313としては、様々な規格及び弾性力を持つ圧縮バネが適用できる。
制御部400は、移動体120が上下方向に移動しながら発生するモーター130のトルク変位値に応じてモーター130を停止および制御するための機能を行う。
このような制御部400は、ロープが乗客または障害物とぶつからない平常時にモーター130が移動体120及びロープ200を上下方向に移動させる場合に発生するトルクを基準値として記憶し、ロープ200が上下方向に移動しながら乗客または障害物とぶつかった場合に発生するモーター130のトルクと基準トルクとを互いに比較して、誤差範囲以上外れていれば、ロープ200が乗客または障害物とぶつかったと判断して、モーター130を制御して移動体120及びロープ200を上方または下方に移動させる。
つまり、制御部400は、移動体120及びロープ200が障害物とぶつからずに正常に上下方向に移動するときに発生するモーター130のトルクを基準値として記憶した状態で、ロープ200が上下方向に移動しながら乗客または障害物とぶつかった場合、ロープ200と一緒に移動体120が誘導軸310に沿って上方または下方に移動し、同時にモーター130のトルクが急に変位しながらトルク変位値が誤差範囲から外れるので、乗客または障害物とぶつかったことが検知されたことを確認することができる。
制御部400は、基準値のトルクを保存し、これを比較演算して誤差範囲を判断することができるように、中央演算処理モジュールを含むことができる。
制御部400は、外部からの衝撃または振動によるモーター130のトルク変位値は無視し、ロープ200が乗客または障害物とぶつかった場合に発生する上下方向の移動によるモーター130のトルク変位値を比較して誤差範囲を設定することができる。
制御部400は、トルクの基準値を設定及び保存することができるようにフラッシュメモリ(Flash Memory)またはEPROMを含むことができる。
また、本発明における検知手段の他の実施形態は、モーター130に連結して、ロープ200が乗客または障害物とぶつかった場合に発生するモーター130の過負荷を検知する過負荷検知センサーを含むことができる。
また、本発明における検知手段の別の実施形態は、図4に示すように、ロープ200の中間または一端に設置して、ロープ200が乗客または障害物とぶつかった場合に発生する引張力の変化を検知する引張力検知センサー410を含むことを特徴とする。
したがって、本発明は、図6に示すように、ロープ200が上方または下方に移動する過程で乗客または障害物とぶつかった場合、ロープ200と移動体120が上下方向に移動しながら発生するモーター130のトルク変位値に応じて、ロープ200がもはや移動しないように停止させるか或いは上方または下方に移動させて安全事故を最小限に抑えることができる。
100 昇降ユニット
110 支持台
120 移動体
120a 通孔
130 モーター
131、132 回転体
133 連結体
200 ロープ
300 移動ユニット
310 誘導軸
311 支持部
312 補助支持部
313 弾性体
400 制御部
410 引張力検知センサー

Claims (4)

  1. 電車が進入するプラットフォームの入口から出口の選択された部分に設置する多数の昇降ユニットと、前記昇降ユニットの内部に上下方向に移動できるように形成する少なくとも2つの移動体と、前記移動体同士を互いに連結するように水平方向に設置するロープと、前記移動体を上下方向に移動させるモーターと、前記ロープが移動しながら乗客または障害物とぶつかった場合、前記移動体の昇降を制御する検知手段とを含み、
    前記検知手段は、前記移動体の一側に形成し、前記ロープが移動しながら乗客または障害物とぶつかった場合に発生する上下揺れを利用して移動体が上方または下方に移動できるように設ける移動ユニットと、前記ロープが乗客または障害物とぶつかった場合、移動する前記移動体の位置が変化しながら発生する前記モーターのトルク変位値に応じてロープの位置を制御する制御部とを含む、乗客および障害物検知機能を含む電車プラットフォーム安全装置。
  2. 前記移動ユニットは、前記移動体を貫通して上下方向に移動できるように形成し、
    下部に設けられ、前記移動体の下面と当接して持ち上げるための支持部と、
    回転体を互いに循環するように連結する連結体の一端を上部に結合し、前記支持部の下部に前記連結体の他端を結合する誘導軸とから構成された、請求項に記載の電車プラットフォーム安全装置。
  3. 前記誘導軸の上部に前記移動体の上面と当接して下ろすための補助支持部を備え、前記支持部と移動体との間及び前記補助支持部と移動体との間にそれぞれ弾性体を備えた、請求項に記載の電車プラットフォーム安全装置。
  4. 前記制御部は、前記ロープが乗客または障害物とぶつからない平常時に前記モーターが前記移動体及びロープを上下方向に移動させる場合に発生するトルクを基準値として記憶し、前記ロープが上下方向に移動しながら乗客または障害物とぶつかった場合に発生するモーターのトルクと基準トルクとを互いに比較して、誤差範囲以上外れていれば、ロープが乗客または障害物とぶつかったと判断し、前記モーターを制御して前記移動体及びロープを上方または下方に移動させる、請求項に記載の電車プラットフォーム安全装置。
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