JPWO2006022015A1 - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

エレベータ装置において、主索に吊り下げられ駆動装置により昇降されるかご及び釣合おもり間には、連結ロープが接続されている。連結ロープは、張り車に巻き掛けられている。張り車は、連結ロープにより吊り下げられている。張り車は、かご及び釣合おもりのそれぞれの昇降距離が互いに異なるときに連結ロープに引かれて変位可能になっている。張り車の上方には、検出部が設けられ、張り車の変位量が所定量に達したときに、検出部から検出信号が出力される。駆動装置は、検出信号の制御装置への入力に基づいて制御装置により制御される。

Description

この発明は、かご及び釣合おもりが駆動装置により昇降されるトラクション方式のエレベータ装置に関するものである。
従来、かご及び釣合おもりの非常停止をより確実にするために、かご及び釣合おもりのそれぞれに非常止め装置を搭載することが提案されている。各非常止め装置は、共通のガバナロープに接続されている。ガバナロープは、調速機(ガバナ)の調速機シーブに巻き掛けられている。調速機は、かご及び釣合おもりの速度が異常に大きくなったときに、ガバナロープを拘束するようになっている。調速機によるガバナロープの拘束により、各非常止め装置が動作され、かご及び釣合おもりが停止されるようになっている(特許文献1参照)。
米国特許第6318506号明細書
しかし、例えば何らかの原因で昇降路内に障害物が突出し、釣合おもりが障害物に当たって釣合おもりの正常な下降を行うことができなくなってしまった場合には、速度異常を検出することができないので、エレベータの異常を検出することができない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、かご及び釣合おもりのいずれかの下降が障害物により阻止されたときの異常を検出することができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ装置は、回転可能な駆動シーブを有する駆動装置、駆動シーブに巻き掛けられた主索、主索により吊り下げられ、駆動シーブの回転により互いに反対方向へ昇降されるかご及び釣合おもり、かご及び釣合おもり間に接続され、かご及び釣合おもりの昇降により移動される連結ロープ、連結ロープが巻き掛けられ、かご及び釣合おもりのそれぞれの昇降距離が互いに異なるときに連結ロープにより引かれて変位可能な張り車、張り車の変位量が所定量に達したときに検出信号を出力する検出部、及び検出信号の入力に基づいて駆動装置の駆動を制御する制御装置を備えている。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す構成図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、昇降路1上部には、駆動装置である巻上機2と、巻上機2に間隔を置いて配置されたそらせ車3とが設けられている。巻上機2は、モータを含む駆動装置本体4と、駆動装置本体4により回転される綱車である駆動シーブ5とを有している。駆動シーブ5及びそらせ車3には、かご6及び釣合おもり7を吊り下げる主索8が巻き掛けられている。かご6及び釣合おもり7は、巻上機2の駆動により昇降路1内を互いに反対方向へ昇降される。なお、昇降路1内には、エレベータの運転を制御する制御装置9が設けられている。
かご6の下部には、かご6の落下を阻止するための非常止め装置10が搭載されている。非常止め装置10には、非常止め装置10を動作させるための引き上げ機構11が設けられている。非常止め装置9は、かごガイドレール12を把持することにより、かご6を制動するようになっている。また、釣合おもり7の中間部には、釣合おもり7から突出する接続装置13が固定されている。
昇降路1上部にはまた、調速機(ガバナ)14が設けられている。調速機14は、調速機本体15と、調速機本体15に対して回転可能な綱車である調速機シーブ16とを有している。
昇降路1下部には、変位部材17がかごガイドレール12に対して変位可能に設けられている。この例では、変位部材17は、ピン18によりかごガイドレール12に回動可能に接続されている。変位部材17には、綱車である張り車19が回転自在に設けられている。張り車19は、変位部材17のピン18を中心とする回動により、上下方向へ変位可能になっている。
調速機シーブ16には、連結ロープである上部調速機ロープ20が巻き掛けられている。また、張り車19には、連結ロープである下部調速機ロープ21が巻き掛けられている。張り車19は、下部調速機ロープ21により吊り下げられている。
上部調速機ロープ20の一端部は引き上げ機構11に接続され、上部調速機ロープ20の他端部は接続装置13に接続されている。下部調速機ロープ21の一端部は引き上げ機構11に接続され、下部調速機ロープ21の他端部は接続装置13に接続されている。即ち、上部調速機ロープ20及び下部調速機ロープ21は、かご6及び釣合おもり7間に接続されている。
なお、調速機ロープ22は、上部調速機ロープ20及び下部調速機ロープ21を有している。即ち、調速機ロープ22は、非常止め装置10と連動するようになっている。
調速機ロープ22は、かご6及び釣合おもり7とともに移動されるようになっている。これにより、調速機シーブ16は、かご6及び釣合おもり7の昇降速度に応じた速度で回転される。また、調速機本体15は、調速機シーブ16の回転速度が設定過速度に達したときに上部調速機ロープ20を拘束するようになっている。非常止め装置10は、かご6が下降しているときに上部調速機ロープ20が拘束されることにより、動作されるようになっている。かご6は、非常止め装置9の動作により制動される。
変位部材17の上方には、検出部である検出スイッチ23が設けられている。検出スイッチ23は、制御装置に電気的に接続されている。検出スイッチ23は、スイッチ本体24と、スイッチ本体24に回動可能に設けられた操作レバー25とを有している。操作レバー25は、変位部材17のピン18を中心とする上方への回動により、変位部材17に押されて操作されるようになっている。検出スイッチ23は、操作レバー25の操作により、検出信号をスイッチ本体24から制御装置9へ出力するようになっている。即ち、検出スイッチ23は、張り車19の変位量が所定量に達したときに検出信号を出力するようになっている。制御装置9は、検出信号の入力に基づいて巻上機2の駆動を制御するようになっている。この例では、制御装置9は、検出信号の入力に基づいて巻上機2の駆動を停止する制御を行うようになっている。
かご6及び釣合おもり7のいずれか一方の下降が阻止されている状態で、かご6及び釣合おもり7のいずれか他方が上昇されているときに、張り車19は、下部調速機ロープ21により引き上げられる。即ち、張り車19は、かご6及び釣合おもり7のそれぞれの昇降距離が互いに異なるときに下部調速機ロープ21により引かれて変位される。この例では、何らかの原因で昇降路1内に突出した障害物26に釣合おもり7が当たり、釣合おもり7の下降が障害物26により阻止されるようになっている。また、張り車19は、釣合おもり7の下降が阻止された状態でかご6が巻上機2の駆動により上昇されているときに、下部調速機ロープ21により引き上げられる。
次に、動作について説明する。かご6の下降速度が異常に大きくなった場合、調速機14により上部調速機ロープ20が拘束される。これにより、引き上げ機構11が機械的に動作され、非常止め装置10が動作される。かご6は、非常止め装置10の動作により制動される。
昇降路1内に突出する障害物26に釣合おもり7が当たり、釣合おもり7の下降が阻止されている場合、釣合おもり7は停止されるが、かご6は巻上機2の駆動により上昇される。このとき、上部調速機ロープ20はたるみ、下部調速機ロープ21はかご6とともに引き上げられる。これにより、張り車19も上方へ変位され、変位部材17がピン18を中心として上方へ回動される。
この後、張り車19の変位量が所定量となると、変位部材17が操作レバー25に当接され、操作レバー25が操作される。これにより、検出信号が検出スイッチ23から制御装置9へ出力される。検出信号が制御装置9に入力されると、巻上機2の駆動は、制御装置9の制御により停止される。
このようなエレベータ装置では、張り車19の変位量が所定量に達したときに、検出信号が検出スイッチ23から出力され、検出信号に基づいて制御装置が巻上機2の駆動を制御するようになっているので、例えば昇降路1内に突出した障害物26等により釣合おもり7の下降が阻止されたときの異常を、かご6の上昇による張り車19の上方への変位により検出することができ、巻上機2の駆動を停止させることができる。また、かご6の下降が阻止されたときの異常も、釣合おもり7の上昇により張り車19が上方へ変位されるので、同様に検出することができる。
なお、上記の例では、非常止め装置10がかご6にのみ搭載されているが、釣合おもり7にも非常止め装置を搭載してもよい。この場合、釣合おもり7に搭載された非常止め装置には、非常止め装置を動作させるための引き上げ機構が設けられる。また、引き上げ機構には、調速機ロープ22が接続される。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、上部調速機ロープ20及び下部調速機ロープ21は、接続装置31を介して釣合おもり7に接続されている。接続装置31は、釣合おもり7の中間部に固定された保持部材32と、保持部材32に対して変位可能に設けられ、上部調速機ロープ20及び下部調速機ロープ21が接続された可動部材33とを有している。この例では、可動部材33は、保持部材32にスライド可能に設けられている。
保持部材32は、釣合おもり7の中間部から突出する突出部34と、突出部34の先端部に固定され、上端部及び下端部が開放された管状部35とを有している。管状部35には、可動部材33が上下方向へスライド可能に通されている。
可動部材33は、管状部35に通された通し棒36と、通し棒36の上端部及び下端部に設けられ、管状部35に対する可動部材33の変位量を規制するための一対の規制部である上部規制部37及び下部規制部38とを有している。即ち、可動部材33は、上部規制部37が管状部35の上端部に当接する下限位置と、下部規制部38が管状部35の下端部に当接する上限位置との間で、管状部35に対して往復変位可能になっている。
通し棒36の長さは、管状部35の上下方向についての長さよりも長くなっている。また、各規制部37,38の外径は、管状部35の内径よりも大きくなっている。上部規制部37には上部調速機ロープ20の他端部が接続され、下部規制部38には下部調速機ロープ21の他端部が接続されている。
即ち、接続装置31は、調速機ロープ22の釣合おもり7に対する所定量の変位を許容するように釣合おもり7に設けられている。他の構成は実施の形態1と同様である。
次に、動作について説明する。釣合おもり7の下降が障害物26(図1)により阻止された状態でかご6が上昇されると、可動部材33が保持部材32に対して下方へ変位される。この後、上部規制部37が管状部35の上端部に当接される。この後もかご6が上昇され続けると、下部調速機ロープ21により張り車19が引き上げられる。この後の動作は、実施の形態1と同様である。
また、障害物によりかご6の下降が阻止された場合には、釣合おもり7が上昇されることにより、保持部材32が可動部材33に対して上方へ変位される。この後も釣合おもり7が上昇され続けると、管状部35の上端部が上部規制部37に当接され、下部調速機ロープ21が上昇される。これにより、張り車19が引き上げられる。この後の動作は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ装置では、保持部材32に対する可動部材33の変位量が可動部材33に設けられた規制部27,28により規制されるようになっているので、調速機ロープ22の釣合おもり7に対する変位を許容しつつ、かご6及び釣合おもり7のいずれかの下降が阻止されたときの異常を検出することができる。
ここで、かご6に乗客が乗ると、主索8はかご6の重量の増加により伸びる。また、主索8は経時的にも伸びる。これに対し、調速機ロープ22の伸びは、主索8の伸びに比べて小さい。これにより、主索8の伸びと調速機ロープ22の伸びとの間に差が生じる。主索8の伸びと調速機ロープ22の伸びとの間に差が生じると、かご6が調速機ロープ22に対して変位されるので、非常止め装置10が誤動作する恐れがある。接続装置31は、調速機ロープ22の釣合おもり7に対する変位を許容することができるので、主索8の伸びと調速機ロープ22の伸びとの差を吸収することができ、非常止め装置10の誤動作を防止することができる。
なお、上記の例では、調速機ロープ22が接続装置31を介して釣合おもり7に接続されているが、釣合おもり7に非常止め装置が搭載されている場合には、接続装置31を介してかご6に調速機ロープ22を接続してもよい。このようにしても、主索8の伸びと調速機ロープ22の伸びとの差を接続装置31により吸収することができ、非常止め装置の誤動作を防止することができる。
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、接続装置41は、実施の形態2と同様の構成とされた保持部材32及び可動部材33と、上部規制部37と管状部35との間、及び下部規制部38及び管状部35との間にそれぞれ設けられた弾性体であるばね42,43とを有している。
ばね42及びばね43には、可動部材33の通し棒36が通されている。ばね42は上部規制部37の管状部35側への変位により縮められ、ばね43は下部規制部38の管状部35側への変位により縮められるようになっている。他の構成は実施の形態2と同様である。
このようなエレベータ装置では、ばね42が上部規制部37と管状部35との間に設けられ、ばね43が下部規制部38と管状部35との間に設けられているので、実施の形態2と同様に調速機ロープ22の釣合おもり7に対する変位を許容することができ、しかもかご6及び釣合おもり7のいずれかの下降が阻止されてから操作レバー25が操作されるまでの時間を短くすることができる。
即ち、上部規制部37の管状部35側への変位により、ばね42に弾性復元力を発生させることができる。これにより、かご6及び釣合おもり7のいずれかの下降が阻止されてから張り車19を引き上げるまでに必要な可動部材33の管状部35に対する変位量を少なくすることができる。従って、可動部材33が管状部35に対して変位されることにより生じる遅れ時間を短くすることができ、かご6及び釣合おもり7のいずれかの下降が阻止されてから操作レバー25が操作されるまでにかかる時間を短くすることができる。
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、釣合おもり7の中間部には、保持部材51が固定されている。保持部材51は、上下方向へ互いに間隔を置いて配置された一対の規制部である上部規制部52及び下部規制部53を有している。上部規制部52には上部調速機ロープ20が通され、下部規制部53には下部調速機ロープ21が通されている。
上部規制部52と下部規制部53との間には、保持部材51に対して変位可能な可動部材54が配置されている。可動部材54には、上部調速機ロープ20及び下部調速機ロープ21が接続されている。また、可動部材54は、釣合おもり7にピン55により回動可能に設けられている。可動部材54は、ピン55を中心とする回動により、保持部材54に対して変位される。さらに、ピン55を中心とする回動による可動部材54の変位量は、上部規制部52及び下部規制部53により規制される。
上部規制部52と可動部材54との間には弾性体であるばね56が設けられ、下部規制部53と可動部材54との間には弾性体であるばね57が設けられている。ばね56は可動部材54の上部規制部52側への変位により縮められ、ばね57は可動部材54の下部規制部53側への変位により縮められるようになっている。
なお、上部調速機ロープ20及び下部調速機ロープ21を釣合おもり7に接続するための接続装置60は、保持部材51、可動部材54及びばね56,57を有している。
昇降路1下部には、互いに平行な一対のガイドレールである張り車ガイドレール58が設置されている。各張り車ガイドレール58間には、張り車ガイドレール58に対してスライド可能な変位部材59が配置されている。変位部材59は、各張り車ガイドレール58により上下方向へ案内されるようになっている。
張り車19は、変位部材59に回転自在に設けられている。検出スイッチ23は、変位部材59の上方に設けられている。操作レバー25は、変位部材59の上方への変位により、変位部材59に押されて操作されるようになっている。他の構成は実施の形態2と同様である。
このようなエレベータ装置では、保持部材51に対する可動部材54の変位量が保持部材51に設けられた規制部52,53により規制されるようになっているので、調速機ロープ22の釣合おもり7に対する変位を許容しつつ、かご6及び釣合おもり7のいずれかの下降が阻止されたときの異常を検出することができ、上記実施の形態2と同様の効果を奏する。
また、ばね56が上部規制部52と可動部材54との間に設けられ、ばね57が下部規制部53と可動部材54との間に設けられているので、調速機ロープ22の釣合おもり7に対する変位を許容することができ、しかもかご6及び釣合おもり7のいずれかの下降が阻止されてから操作レバー25が操作されるまでの時間を短くすることができる。
また、張り車19が搭載された変位部材59は、張り車ガイドレール58により上下方向へ案内されるようになっているので、張り車19の水平方向へのずれを防止することができ、変位部材59による操作レバー25の操作をより確実に行うことができる。
なお、上記の例では、ばね56が上部規制部52と可動部材54との間に、ばね57が下部規制部53と可動部材54との間にそれぞれ設けられているが、ばね56及びばね57を設けなくてもよい。このようにしても、調速機ロープ22の釣合おもり7に対する変位を許容しつつ、かご6及び釣合おもり7のいずれかの下降が阻止されたときの異常を検出することができる。
実施の形態5.
図5は、この発明の実施の形態5によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、かご6及び釣合おもり7間には、連結ロープ61が接続されている。連結ロープ61の一端部はかご6の下部に接続され、連結ロープ61の他端部は釣合おもり7の下部に接続されている。連結ロープ61は、張り車19に巻き掛けられている。張り車19は、連結ロープ61により吊り下げられている。連結ロープ61は、かご6及び釣合おもり7の昇降により移動される。他の構成は実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ装置であっても、かご6及び釣合おもり7のいずれかの下降が障害物により阻止されたときに、張り車19を引き上げることができるので、かご6及び釣合おもり7のいずれかの下降が阻止されたときの異常を簡単な構成で検出することができる。
なお、上記の例では、連結ロープ61の一端部及び他端部がかご6及び釣合おもり7に直接接続されているが、連結ロープ61の一端部及び他端部の少なくともいずれか一方を実施の形態2の接続装置31、実施の形態3の接続装置41あるいは実施の形態4の接続装置60を介してかご6及び釣合おもり7に接続してもよい。
また、上記実施の形態1〜3及び5では、かごガイドレール12に対して回動可能な変位部材17に張り車19が設けられているが、変位部材17は、張り車19とともに変位されて操作レバー25を操作可能な部材であれば、かごガイドレール12に対して回動可能となっているものに限定されるものではない。従って、例えばかごガイドレール12に対して変位部材を上下方向へスライド可能としてもよい。また、実施の形態4に示すように、かごガイドレール12とは別のガイドレールに対して変位部材をスライド可能としてもよい。

Claims (4)

  1. 回転可能な駆動シーブを有する駆動装置、
    上記駆動シーブに巻き掛けられた主索、
    上記主索により吊り下げられ、上記駆動シーブの回転により互いに反対方向へ昇降されるかご及び釣合おもり、
    上記かご及び上記釣合おもり間に接続され、上記かご及び上記釣合おもりの昇降により移動される連結ロープ、
    上記連結ロープが巻き掛けられ、上記かご及び上記釣合おもりのそれぞれの昇降距離が互いに異なるときに上記連結ロープにより引かれて変位可能な張り車、
    上記張り車の変位量が所定量に達したときに検出信号を出力する検出部、及び
    上記検出信号の入力に基づいて上記駆動装置の駆動を制御する制御装置
    を備えているエレベータ装置。
  2. 上記かご及び上記釣合おもりの少なくともいずれか一方には、上記連結ロープが接続装置を介して接続されており、
    上記接続装置は、上記かご及び上記釣合おもりの少なくともいずれか一方に設けられた保持部材と、上記保持部材に対して変位可能に設けられ、上記連結ロープに接続された可動部材とを有し、
    上記保持部材及び上記可動部材のいずれか一方は、上記保持部材に対する上記可動部材の変位量を規制するための規制部を有していることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 上記保持部材及び上記可動部材のいずれか他方と上記規制部との間には、弾性体が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 上記かご及び上記釣合おもりの少なくともいずれか一方には、上記かご及び上記釣合おもりの落下を阻止するための非常止め装置が搭載されており、
    上記連結ロープは、上記非常止め装置と連動する調速機ロープであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のエレベータ装置。


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