JP6054476B1 - エレベータ用安全作業装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業者がピット内でメンテナンス作業を行う際に安全帯を使用することを可能にしたエレベータ用安全作業装置を提供することを課題とする。【解決手段】エレベータ用安全作業装置45は、最下階のエレベータ乗場5に配置された最下階乗場シル13bの下側に設けられ、安全帯のフック55を掛け止め可能な掛止部材59を備える。また、エレベータ用安全作業装置45は、掛止部材59を、最下階乗場シル13bの昇降路側の端部13aから乗場側に位置させた収納状態Cと、最下階乗場シル13bのこの端部13aよりも昇降路側へ突出させた使用状態Uとに切り替える切替機構61を備える。【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、エレベータの昇降路の最下部に位置するピット内でメンテナンス作業を行うためのエレベータ用安全作業装置に関する。
エレベータの昇降路の最下部は、最下階のエレベータ乗場の床面よりも低いピットになっている。また、ピット内には、乗りかごの下がりすぎによる衝撃を緩和するかご用緩衝器等の種々の機器が配設されている。そして、定期的に、作業者がピット内に入って、ピット内でかご用緩衝器等の機器のメンテナンス作業を行っている(例えば特許文献1参照)。
ところで、作業者がピット内に入る際に、体のバランスを崩して転落すると、作業者がピットの底面又は機器等にぶつかって大きな衝撃を受けるおそれがある。仮に、ピットの壁面等に梯子が配設されていても、梯子を使用する前に、体のバランスを崩して転落すると、同様の問題が生じる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、作業者がピット内でメンテナンス作業を行う際に安全帯を使用することを可能にしたエレベータ用安全作業装置を提供することを課題とする。
本発明の実施形態に係るエレベータ用安全作業装置は、最下階のエレベータ乗場に配置された最下階乗場シルの下側に設けられ、安全帯のフックを掛け止め可能な掛止部材と、前記掛止部材を、前記最下階乗場シルの昇降路側の端部から乗場側に位置させた収納状態と、前記最下階乗場シルの前記端部よりも昇降路側へ突出させた使用状態とに切り替える切替機構と、を備える。
以下、添付図面を参照しつつ、一実施形態(以下、本実施形態という)について説明する。なお、説明中、左右方向及び前後方向とは、エレベータ乗場側から見た状態を基準にしている。
(エレベータの全体的な構成)
図1に示すように、本実施形態に係るエレベータ1は、建屋に設けられた昇降路3を備えており、この昇降路3は、上下方向へ延びている。建屋の各階のエレベータ乗場5には、昇降路3に通じる昇降口7が設けられており、各昇降口7の周囲には、三方枠9(図2参照)が設置されている。各昇降口7の上部には、開閉可能なように乗場ドア11が吊下げられている。
図1に示すように、本実施形態に係るエレベータ1は、建屋に設けられた昇降路3を備えており、この昇降路3は、上下方向へ延びている。建屋の各階のエレベータ乗場5には、昇降路3に通じる昇降口7が設けられており、各昇降口7の周囲には、三方枠9(図2参照)が設置されている。各昇降口7の上部には、開閉可能なように乗場ドア11が吊下げられている。
最下階以外の昇降口7の下部には、乗場ドア11の下端部を開閉方向(左右方向)に案内(支持)する乗場シル13が設けられており、各乗場シル13は、開閉方向へ延びてあってかつ昇降路3側へ突出している。更に、各乗場シル13の下側には、利用者の落下を防止するためのトーガード15が設けられている。
最下階の昇降口7の下部には、乗場ドア11の下端部を開閉方向(左右方向)へ移動可能に案内(支持)する最下階乗場シル13bが設けられている。最下階乗場シル13bの下側には、最下階以外の乗場シル13に比べ、エレベータ用安全作業装置45が配置されている。また、最下階乗場シル13bの下側に配置された最下階トーガード15bには、他のトーガード15に比べ、後述の掛止部材59が出入りするための開口部15aを形成する構成になっている。最下階以外では、通常のトーガード15が設けられている。
昇降路3の上側には、機械室17が設けられており、機械室17内には、駆動装置としての巻上機19が配設されており、この巻上機19は、回転可能なトラクションシーブ21を有している。また、機械室17内には、巻上機19の駆動を制御する制御盤23が配設されており、この制御盤23は、エレベータ1の運転モードを通常モードとメンテナンスモードとに切り替えできるように構成されている。ここで、通常モードとは、エレベータ1の通常運転を行うためのモードのことをいい、メンテナンスモードとは、エレベータ1の通常運転を停止して、エレベータ1に対して保守点検等のメンテナンス作業を行うためのモードのことをいう。
トラクションシーブ21には、メインロープ25が巻き掛けられている。そして、メインロープ25の一端には、乗りかご27が連結されており、この乗りかご27は、昇降路3内に立設したかご用ガイド(図示省略)に昇降可能に案内される構成になっている。また、メインロープ25の他端には、釣合重り29が連結されており、この釣合重り29は、昇降路3内に立設した重り用ガイド(図示省略)に昇降可能に案内される構成になっている。
乗りかご27の前側(正面側)の上部には、開閉可能なように吊下げられており、かごドア31の前側の下部には、かごドア31の下端部を開閉方向に案内するかごシル33が設けられている。また、かごシル33の下側にはエプロン35が設けられている。
昇降路3の最下部のピット37は最下階のエレベータ乗場5の床面よりも低くなっており、メンテナンスする際には、ピット37の壁面側に、ピット37内に作業員が出入りするための梯子39(図2参照)を設けることが可能になっている。また、ピット37内には、乗りかご27の下がりすぎによる衝撃を緩和するかご用緩衝器41、及び、釣合重り29の下がりすぎによる衝撃を緩和する重り用緩衝器43がそれぞれ配設されている。更に、ピット37内には、かご用緩衝器41及び重り用緩衝器43以外の種々の機器(図示省略)が配設されている。
(エレベータ用安全作業装置の構成)
最下階乗場シル13bの下側には、ピット37内でかご用緩衝器41などのメンテナンス作業(保守・点検の作業)を行うためのエレベータ用安全作業装置45が配設されている。また、本実施形態では、ピット37内でメンテナンス作業を行う際に安全帯47を使用する。ここで、安全帯47は、作業者の胴部に装着可能な胴ベルト49と、この胴ベルト49に設けられた巻取器51と、この巻取器51によって巻取られるストラップ(命綱)53と、このストラップ53の先端部(一端部)に連結されたフック(安全帯フック)55とを有している。そして、本実施形態に係るエレベータ用安全作業装置45の詳細な具体例は、以下の通りである。
最下階乗場シル13bの下側には、ピット37内でかご用緩衝器41などのメンテナンス作業(保守・点検の作業)を行うためのエレベータ用安全作業装置45が配設されている。また、本実施形態では、ピット37内でメンテナンス作業を行う際に安全帯47を使用する。ここで、安全帯47は、作業者の胴部に装着可能な胴ベルト49と、この胴ベルト49に設けられた巻取器51と、この巻取器51によって巻取られるストラップ(命綱)53と、このストラップ53の先端部(一端部)に連結されたフック(安全帯フック)55とを有している。そして、本実施形態に係るエレベータ用安全作業装置45の詳細な具体例は、以下の通りである。
最下階乗場シル13bの下側には、箱形のサポート部材57(図3〜図6参照)が設けられている。
サポート部材57には、安全帯47のフック55を掛け止め可能な掛止部材(乗場フック)59が、乗場ドア11の開閉方向に直交する方向(前後方向)へ往復移動可能に設けられている。換言すれば、最下階乗場シル13bの下側には、サポート部材57を介して掛止部材59が前記直交する方向へ往復移動可能に設けられている。また、掛止部材59は、ステンレス等の金属からなり、掛止部材59の先端側(後端側)は、平面視でU字状であり、通常の安全帯47のフック55を掛け止めできる程度の大きさになっている。更に、掛止部材59の基端(前端)には、鍔部59fが形成されている。なお、本実施形態では、掛止部材59の大きさはフック55と同程度(例えば長手方向長さが70cm程度)であるが、掛止部材59の材質、掛止部材59の先端側の形状、及び掛止部材59の先端側の大きさは、フック55を掛け止めすることができる限り、適宜に変更することが可能である。
掛止部材59は、前記直交する方向(前後方向)の移動によって、最下階トーガード15bで形成された開口部15aを通って、収納状態Cと使用状態U(取出状態)とに切り替わるように構成されている。ここで、収納状態Cとは、最下階乗場シル13bの昇降路3側の端部(端面)13aから乗場側(前方側)に位置した状態であって、最下階乗場シル13bの下側に収納された状態のことをいう。使用状態Uとは、最下階乗場シル13bの端部13aよりも昇降路側(後方側)へ突出した状態のことをいう。
そして、図3及び図4に示すように、サポート部材57では、掛止部材59を収納状態C又は使用状態Uに切り替えてロック(固定)するようになっている。具体的には、サポート部材57内における掛止部材59には、ハートカム63が設けられており、ハートカム63は、例えば樹脂等からなるものであって、凹部63dを有している。サポート部材57内におけるハートカム63の周囲には、ループ状のカム溝65が設けられている。また、掛止部材59の一部には、ロックピン67の基端部(後端部)が回動可能に連結されており、ロックピン67の先端部(前端部)は、カム溝65内を摺動可能になっている。更に、サポート部材57内には、掛止部材59を昇降路3側(後方向)へ付勢する圧縮コイルバネ69が設けられている。
本実施形態では、このような構成により、掛止部材59を、最下階乗場シル13bの昇降路側の端部13aから乗場側に位置させた収納状態Cと、最下階乗場シル13bのこの端部13aよりも昇降路側へ突出させた使用状態Uとに切り替える切替機構61が最下階乗場シル13bの下側に配置されている。そして切替機構61が、掛止部材59を収納状態Cおよび使用状態Uでロックするロック機能を有している。
そして、最下階乗場シル13bの下側に配置された上述の最下階トーガード15bは、掛止部材59を挿通可能にする開口部15aを形成するように、上部中央に切欠きが形成されている。そして、サポート部材57は、開口部15aに整合(対応)する位置に配置されており、収納状態Cでは掛止部材59が開口部15aから昇降路側へ突出し、使用状態Uでは掛止部材59が開口部15aから非突出にされている。なお、本明細書でこの非突出とは、図3で描いているように、最下階乗場シル13bの端部13aと、掛止部材59の乗場側の端部(すなわち、掛止部材59の収納状態C、使用状態Uを切り替えるために作業者Wが指で押圧する端部)とが面一である場合も含める。
最下階乗場シル13bの下側には安全スイッチ71が設けられており、安全スイッチ71は、掛止部材59が収納状態Cから使用状態Uに切り替わったことを検出するものである。安全スイッチ71は、掛止部材59が収納状態CのときにONになり、掛止部材59が使用状態UのときにOFFになるようになっている。そして、安全スイッチ71は、その検出(所定の検出)に基づいて所定のモード切替信号を制御盤23に出力するように構成されている。ここで、所定のモード切替信号とは、エレベータ1の運転モードを通常モードからメンテナンスモードに切り替えるための信号のことをいう。なお、安全スイッチとして安全スイッチ71を用いる代わりに、近接センサ(図示省略)等の他の検出装置を用いてもよい。
最下階のエレベータ乗場5の昇降口7近傍又はピット37の入口近傍には、別の安全スイッチ(図示省略)が設けられており、別の安全スイッチは、作業者Wによる押圧操作に基づいて所定のモード切替信号を制御盤23に出力するように構成されている。
(作用及び効果)
以下、本実施形態の作用、効果を説明する。
以下、本実施形態の作用、効果を説明する。
エレベータ1の通常運転を行う場合には、エレベータ1の運転モードを通常モードに設定した状態で、制御盤23によって巻上機19の駆動を制御してトラクションシーブ21を正方向又は逆方向へ回転させる。すると、昇降路3内において乗りかご27が昇降して、所定の階のエレベータ乗場5の昇降口7に対応する高さ位置に着床する。そして、所定の階のエレベータ乗場5の乗場ドア11と乗りかご27のかごドア31とが連動して開く。これにより、所定の階のエレベータ乗場5と乗りかご27との間で利用者が乗り降りすることができる。
エレベータ1の通常運転中に、何らの理由により掛止部材59が収納状態Cから使用状態Uに切り替わると、安全スイッチ71によってこの切替の検出がなされ、所定のモード切替信号が制御盤23に出力され、エレベータ1の通常運転を停止する。
ピット37内でメンテナンス作業を行う場合には、まず、作業者Wが別の安全スイッチ(図示省略)を押圧操作することにより、所定のモード切替信号が制御盤23に出力され、エレベータ1の通常運転を停止する。このときの乗りかご27の停止位置は最下階以外の位置とする。次に、作業者Wが最下階のエレベータ乗場5の乗場ドア11を手動で開いて、図5(a)に示すように、最下階のエレベータ乗場5から掛止部材59を圧縮コイルバネ69の付勢力に抗して乗場側へ押圧し、更に、掛止部材59から指を離す。
この結果、図4(b)、図5(b)に示すように、圧縮コイルバネ69の付勢力によってロックピン67の先端部とハートカム63の凹部63dとの係止が解除され、掛止部材59が開口部15aから突出して収納状態Cから使用状態Uに切り替わり、ロックピン67の先端部がカム溝65の昇降路側の端部で係止されることで掛止部材59を使用状態Uにロック(固定)することができる。
掛止部材59を使用状態Uにロックした後に、図3(a)に示すように、作業者Wが最下階のエレベータ乗場5から安全帯47のフック55を掛止部材59に掛け止める。そして、図2に示すように、作業者Wの胴部に安全帯47の胴ベルト49を装着した状態で、作業者Wが最下階のエレベータ乗場5の昇降口7から梯子39を使ってピット37の底面にまで降りる。そして、作業者Wがピット37内でかご用緩衝器41等の機器のメンテナンス作業を行う。
メンテナンス作業を行った後、作業者が梯子39を昇って最下階のエレベータ乗場5へ移動し、安全帯のフック55を掛止部材59から外す。そして、図6(a)および(b)に示すように、使用状態Uの掛止部材59を圧縮コイルバネ69の付勢力に抗して昇降路3側の反対側(乗場側)へ作業者Wが指で押圧し、更に、掛止部材59から指を離す。この結果、図4(b)に示すように、ロックピン67の先端部が圧縮コイルバネ69の付勢力によってハートカム63の凹部63dに係止される。これにより、掛止部材59が使用状態Uから収納状態Cに切り替わり、掛止部材59が収納状態Cにロックされる。
掛止部材59を収納状態Cにロックした後に、エレベータ1の運転モードを通常モードに再設定して、エレベータ1の通常運転を再開する。
以上説明したように、本実施形態によれば、最下階乗場シル13bの下側にサポート部材57を介して掛止部材59が設けられているため、作業者Wがピット37内でメンテナンス作業(保守・点検の作業)を行う際に、安全帯のフック55を掛止部材59に掛けてピット37に入ることができる。従って、作業者Wは、仮に転落しても安全帯47で吊られて底面までは落下しないので、作業者Wの危険度を大幅に低減することができる。よって、作業者Wは、ピット37内に入る際に安心して入ることができ、ピット37内での保守点検作業にかかる時間が大きく短縮される。
また、作業者Wがワンタッチで掛止部材59を収納状態Cと使用状態Uとに切り替えることができるため、別途に鍵などを使用することなく、エレベータ用安全作業装置45を簡単に使用することができ、作業性が良い。しかも、切替機構61によって掛止部材59を収納状態C、使用状態Uに切り替えてロックすることができるため、掛止部材59の誤動作を極力無くして、エレベータ用安全作業装置45の動作の安定性を図ることができる。
また、エレベータ1の通常運転中に、何らの理由により掛止部材59が収納状態Cから使用状態Uに切り替わると、安全スイッチ71によって所定の検出がなされ、エレベータ1の通常運転を停止するため、エレベータ1の通常運転中における掛止部材59と乗りかご27との干渉(衝突)を確実に回避することができる。
また、今までエレベータ用安全作業装置45が設けられていなかった最下階乗場シルであっても、エレベータ用安全作業装置45を簡単に増設することができる。
なお、本実施形態では、切替機構61がハートカム63を有する例で説明したが、掛止部材59を収納状態C、使用状態Uに切り替えることができる機構である限り、ハートカム以外の他の機構にしてもよい。
以上、実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲はそれらに限定されない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…エレベータ、3…昇降路、5…エレベータ乗場、7…昇降口、9…三方枠、11…乗場ドア、13…乗場シル、13a…端部、13b…最下階乗場シル、15…トーガード、15a…開口部、15b…最下階トーガード、17…機械室、19…巻上機、21…トラクションシーブ、23…制御盤、25…メインロープ、27…乗りかご、29…釣合重り、31…かごドア、33…かごシル、35…エプロン、37…ピット、39…梯子、41…かご用緩衝器、43…重り用緩衝器、45…エレベータ用安全作業装置、47…安全帯、49…胴ベルト、51…巻取器、53…ストラップ、55…フック、57…サポート部材、59…掛止部材、59f…鍔部、61…切替機構、63…ハートカム、63d…凹部、65…カム溝、67…ロックピン、69…圧縮コイルバネ、71…安全スイッチ、C…収納状態、U…使用状態、W…作業者。
Claims (3)
- 最下階のエレベータ乗場に配置された最下階乗場シルの下側に設けられ、安全帯のフックを掛け止め可能な掛止部材と、
前記掛止部材を、前記最下階乗場シルの昇降路側の端部から乗場側に位置させた収納状態と、前記最下階乗場シルの前記端部よりも昇降路側へ突出させた使用状態とに切り替える切替機構と、
を備え、
前記掛止部材を挿通可能にする開口部を形成する最下階トーガードが前記最下階乗場シルの下側に配置されており、前記使用状態では前記掛止部材が前記開口部から昇降路側へ突出し、前記収納状態では前記掛止部材が前記開口部から非突出にされていることを特徴とするエレベータ用安全作業装置。 - 前記掛止部材を前記収納状態および前記使用状態でロックするロック機能を前記切替機構が有することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用安全作業装置。
- 前記掛止部材が前記収納状態から前記使用状態に切り替わったことを検出する安全スイッチを備え、
該検出に基づいて、所定のモード切替信号が、巻上機の駆動を制御する制御盤に出力されることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ用安全作業装置。
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