JPWO2017163507A1 - 積層型熱電変換素子 - Google Patents

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Abstract

本発明の積層型熱電変換素子は、p型半導体材料を含むp型層と、n型半導体材料を含むn型層と、絶縁材料を含む絶縁層とを備えた積層型熱電変換素子であって、上記p型層と上記n型層とが接合することによりpn接合対が形成されており、上記p型層と上記n型層との接合面の一部の領域においては、上記p型半導体材料と上記n型半導体材料とが直接接合し、上記接合面の他の領域においては、上記p型半導体材料と上記n型半導体材料とが、上記絶縁層を介して接合し、上記p型半導体材料は、Niを含む合金であり、上記n型半導体材料は、Sr、Ti、Zr、希土類元素及びOを含む複合酸化物であり、かつ、Zr/(Ti+Zr)で表されるモル比が0.0001≦Zr/(Ti+Zr)≦0.1であり、上記絶縁材料は、Y及びCaOからなる群から選択された少なくとも1種の金属酸化物Mと、ZrOとを含む部分安定化ジルコニアであり、かつ、M/(ZrO+M)で表されるモル比が0.026≦M/(ZrO+M)≦0.040であることを特徴とする。

Description

本発明は、積層型熱電変換素子に関する。
熱エネルギーを電気エネルギーに変換する方法としては、直接法と間接法がある。間接法は熱エネルギーを機械エネルギー等に変換して発電する方法であり、火力発電等が代表的な方法である。
一方、直接法に使用される素子として熱電変換素子が知られている。
特許文献1には、p型半導体シート(p型層)、n型半導体シート(n型層)および絶縁層が積層されてなる積層体を脱脂および焼成することによって作製される積層型熱電変換素子が開示されている。積層型熱電変換素子はp型層とn型層とを、接合面の一部の領域においては直接接合させ、接合面の他の領域では絶縁層を介して接合させた構造を有している。
積層型熱電変換素子は、p型層とn型層との間を絶縁するための空隙層を設けるπ(パイ)型熱電変換素子などに比べて、素子中における熱電変換材料の占有率を高めることができ、素子の強度を高めることもできる。また、p型層とn型層とを直接接合するため、それらを電極等を介して接合するπ型熱電変換素子などに比べて、素子内の回路抵抗を低減できる。積層型熱電変換素子は、これらの特徴により、熱電変換効率や素子の強度を向上させることができるという利点を有している(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−281928号公報 国際公開第2012/011334号
特許文献1及び2に開示されているような積層型熱電変換素子につき、実際に発電される出力は、p型層、n型層及び絶縁層の構成から理論的に期待される出力を下回っていた。そのため、積層型熱電変換素子に期待される発電能力を充分に発揮させるための改良が望まれていた。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、より発電能力の高い積層型熱電変換素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の積層型熱電変換素子は、p型半導体材料を含むp型層と、n型半導体材料を含むn型層と、絶縁材料を含む絶縁層とを備えた積層型熱電変換素子であって、上記p型層と上記n型層とが接合することによりpn接合対が形成されており、上記p型層と上記n型層との接合面の一部の領域においては、上記p型半導体材料と上記n型半導体材料とが直接接合し、上記接合面の他の領域においては、上記p型半導体材料と上記n型半導体材料とが、上記絶縁層を介して接合し、上記p型半導体材料は、Niを含む合金であり、上記n型半導体材料は、Sr、Ti、Zr、希土類元素及びOを含む複合酸化物であり、かつ、Zr/(Ti+Zr)で表されるモル比が0.0001≦Zr/(Ti+Zr)≦0.1であり、上記絶縁材料は、Y及びCaOからなる群から選択された少なくとも1種の金属酸化物Mと、ZrOとを含む部分安定化ジルコニアであり、かつ、M/(ZrO+M)で表されるモル比が0.026≦M/(ZrO+M)≦0.040であることを特徴とする。
本発明者らは、積層型熱電変換素子の発電能力を向上させるために必要な各層の組成について検討した。その結果、n型半導体材料としてTiとZrを含む複合酸化物を用いてZr/(Ti+Zr)で表されるモル比を所定の範囲に制御すること、及び、絶縁材料として部分安定化ジルコニアを用い、M/(ZrO+M)で表されるモル比を所定の範囲内に制御すること、の2つの条件を共に満たす場合に、この条件を満たさない場合に比べて発電能力が格段に向上することを見出した。
その理由として、絶縁材料とn型半導体材料に共通の元素としてZrが含まれていることが推測される。絶縁材料とn型半導体材料に共通の元素が含まれると、異種材料間の接合性がよくなる。加えて、Zrは半導体特性を著しく低下させず絶縁層とn型層の焼結挙動を合わせることができるため、焼結による絶縁層とn型層の収縮率が高くなる。その結果、積層型熱電変換素子の密度が高くなるので発電能力が向上すると考えられる。
本発明の積層型熱電変換素子においては、絶縁材料に含まれる上記金属酸化物MがYであることが好ましい。
本発明の積層型熱電変換素子において、上記p型半導体材料は、Ni及びMoを含む合金であることが好ましい。
Ni及びMoを含む合金であることにより、n型層及び絶縁層との一体焼結時における焼結性が向上する。
本発明の積層型熱電変換素子においては、上記n型半導体材料に含まれる希土類元素がLaであることが好ましい。3価の希土類元素のうちLaが、n型半導体材料として好ましい複合酸化物であるSrTiOに最も固溶しやすいため、より積層型熱電変換素子を低抵抗化させることができる。
本発明の積層型熱電変換素子において、上記p型層は、n型半導体として使用される材料をさらに含有することが好ましい。
また、上記p型層に含まれる、n型半導体として使用される上記材料にはZrが含まれることが好ましい。
p型層がn型半導体として使用される材料を含有していると、p型層とn型層の焼結挙動が近くなりやすいため好ましい。
特に、p型層にZrが含まれるとn型層、絶縁層、p型層のいずれにもZrが含まれることとなり3つの層の焼結挙動を合わせることができる。
本発明の積層型熱電変換素子において、上記p型層は、上記n型層に含まれるn型半導体材料と同じ組成の上記n型半導体材料をさらに含有することが好ましい。
p型層がn型層に含まれるn型半導体材料と同じ組成の上記n型半導体材料を含有していると、n型層、絶縁層、p型層のいずれにもZrが含まれることとなり3つの層の焼結挙動を合わせることができる。また、p型層にn型半導体材料を含有させる場合にn型層に含まれるn型半導体材料と同じ組成の材料を含有させるとn型層とp型層の焼結挙動がより近くなる。その結果、焼結による絶縁層、n型層、p型層の収縮率がいずれも高くなって積層型熱電変換素子の密度がより高くなるので発電能力をより向上させることができる。
この発明によれば、より発電能力の高い積層型熱電変換素子を提供することができる。
図1は、本発明の積層型熱電変換素子の一例を模式的に示す斜視図である。 図2は、実施例2の積層型熱電変換素子について、積層型熱電変換素子の上面30℃、下面20℃の温度差をつけた際の電流−電圧特性、電流−発電特性を示す図である。
以下、本発明の積層型熱電変換素子について説明する。
しかしながら、本発明は、以下の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。
なお、以下において記載する本発明の個々の望ましい構成を2つ以上組み合わせたものもまた本発明である。
[積層型熱電変換素子]
図1は、本発明の積層型熱電変換素子の一例を模式的に示す斜視図である。
本発明の積層型熱電変換素子1においては、p型半導体材料を含むp型層11と、n型半導体材料を含むn型層12とがpn接合対10を形成しており、pn接合対10が繰り返し配置されてなる。熱電変換素子におけるpn接合対10の配置方向の両末端は同じ導電型の層であることが好ましい。図1に示す積層型熱電変換素子1では積層型熱電変換素子1の両末端をn型層12としている。積層型熱電変換素子1の両末端であるn型層12における配置方向の面のうち露出面には、それぞれ電力取り出し用の電極14が設けられている。図1には図面手前側の電極のみを示している。
p型層11とn型層12の接合面では、その一部の領域においてp型半導体材料とn型半導体材料とが直接接合しており、他の領域においてはp型半導体材料とn型半導体材料とが絶縁層13を介して接合している。
n型層にはn型半導体材料が含まれる。
n型半導体材料は、Sr、Ti、Zr、希土類元素及びOを含む複合酸化物である。希土類元素としてはLaを用いることが好ましい。
上記複合酸化物としては、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)のSrサイト及びTiサイトがLa及びZrで置換された材料が挙げられる。組成式としては(Sr1−xLa)(Ti1−yZr)Oの組成式(xとyはいずれも0より大きく1未満の数)で表される材料となる。上記組成式において、SrとLaとのモル量の合計を(Sr+La)、TiとZrとのモル量の合計を(Ti+Zr)としたとき、(Sr+La)/(Ti+Zr)で表される比はどのような比であってもよい。
なお、希土類元素としてLa以外の元素を用いた場合は上記組成式のLaの部分を他の希土類元素に置き換えたものとなる。
また、Zrは複合酸化物中にTiサイトを置換する形で存在していなくともよく、別途添加された形態のものであってもよい。
なお、n型層にはn型半導体材料以外の成分が含まれていてもよい。
n型半導体材料中、Zr/(Ti+Zr)で表されるモル比が0.0001≦Zr/(Ti+Zr)≦0.1の範囲に定められている。このモル比は、TiとZrとのモル量の合計に対するZrのモル量の割合である。このモル比を満たすことによって、絶縁材料とn型半導体材料に共通の元素であるZrがn型半導体材料中に好適な量で含まれることになるため、発電能力が向上する。
Zr/(Ti+Zr)>0.1の場合、すなわちZrの量が多過ぎる場合は複合酸化物の焼結が抑制され、熱電変換材料の発電特性が低下する。また、層間で剥離が生じやすくなる。
なお、n型半導体材料の製造過程で、粉砕メディアとしてPSZ(部分安定化ジルコニア)を使用してもよいが、粉砕メディアとしてのPSZからn型半導体材料へのZrの混入量は極めて少なく、無視しうる量である。つまり、粉砕メディアとしてPSZを使用しただけでZrを含む化合物を加えないプロセスではZr/(Ti+Zr)で表されるモル比が0.0001≦Zr/(Ti+Zr)の規定を満たすことは考えられない。
本発明の積層型熱電変換素子に含まれるn型半導体材料中の、Zr/(Ti+Zr)で表されるモル比の測定はICP−AES(誘導結合プラズマ発光分光分析法)を用いて行うことができる。ICP−AESではn型半導体材料をArプラズマにより原子化して励起状態に遷移させ、基底状態に戻るときに発する光を測定する。この測定によりZr/(Ti+Zr)で表されるモル比を求めることができる。
p型層にはp型半導体材料が含まれる。p型半導体材料はNiを含む合金である。
また、Ni及びMoを含む合金であることが好ましい。また、Moの代わりにCr又はWを含む合金であってもよい。
p型層は、n型半導体として使用される材料を含有することが好ましい。p型層には、n型半導体として使用される材料として、上記n型半導体材料として説明した、Sr、Ti、Zr、希土類元素及びOを含む複合酸化物を含有していてもよいし、上記複合酸化物とは異なる組成の、n型半導体として使用される任意の材料を含有していてもよい。また、n型半導体として使用される上記材料にはZrが含まれることが好ましい。
p型層に含まれる、n型半導体として使用される材料の割合は5重量%以上であることが好ましく、10重量%以上であることがより好ましく、50重量%以下であることが好ましく、30重量%以下であることがより好ましい。
p型層は、n型層に含まれるn型半導体材料と同じ組成のn型半導体材料を含有することが好ましい。n型半導体材料と同じ組成のn型半導体材料を用いることで、n型層とp型層に同じ焼結挙動を示す材料が含まれることになるため、n型層とp型層の焼結挙動がより近くなる。その結果、焼結による絶縁層、n型層、p型層の収縮率がいずれもより高くなって積層型熱電変換素子の密度がより高くなる。そして、積層型熱電変換素子の発電能力が向上する。また、積層型熱電変換素子の製造過程においてn型層の原料とp型層の原料として同じ材料を使用すれば原料の調製工程を簡略化できるので好ましい。
p型層に含まれる、n型層に含まれるn型半導体材料と同じ組成のn型半導体材料の割合は5重量%以上であることが好ましく、10重量%以上であることがより好ましく、50重量%以下であることが好ましく、30重量%以下であることがより好ましい。
絶縁層には絶縁材料が含まれる。絶縁材料は、Y及びCaOからなる群から選択された少なくとも1種の金属酸化物Mと、ZrOとを含む部分安定化ジルコニアである。なお、金属酸化物としては、上述の材料の群から選択された少なくとも1種に限るものではなく、該群にMgO及びCeOが含まれていてもよい。
絶縁材料中、M/(ZrO+M)で表されるモル比が0.026≦M/(ZrO+M)≦0.040の範囲に定められている。このモル比はZrOと金属酸化物Mとのモル量の合計に対する金属酸化物Mのモル量の割合である。このモル比を満たすことによって、絶縁材料とn型半導体材料に共通の元素であるZrが絶縁材料中に好適な量で含まれることになるため、発電能力が向上する。
本発明の積層型熱電変換素子に含まれる絶縁材料中の、M/(ZrO+M)で表されるモル比の測定はICP−AES(誘導結合プラズマ発光分光分析法)を用いて行うことができる。
また、上記金属酸化物Mは、Yであることが好ましい。
この場合、Y/(ZrO+Y)で表されるモル比が0.026≦Y/(ZrO+Y)≦0.040を満足することとなる。このモル比はZrOとYとのモル量の合計に対するYのモル量の割合である。
なお、絶縁層には他の添加元素が含まれていてもよい。他の添加元素としてはMn、Mg、Al、Si、Ni、Cu、Fe、V等が挙げられ、積層型熱電変換素子に求められる発電特性、一体焼結に必要な条件を満たす限り、他の元素を用いることもできる。
[積層型熱電変換素子の製造方法]
以下、本発明の積層型熱電変換素子の製造方法の一例について説明する。
本発明の積層型熱電変換素子は、p型半導体材料、n型半導体材料、絶縁材料を準備し、本発明の積層型熱電変換素子の構造になるように各材料を積層して積層体を作製し、積層体を焼成することにより得ることができる。以下、本発明の積層型熱電変換素子の製造方法の一例について具体的に説明する。
p型半導体材料としては、Ni粉末及びMo粉末等の他の金属粉末を準備し、秤量する。
n型半導体材料の原料としては、焼成によりSr、Ti、Zr、希土類元素及びOを含む複合酸化物となる原料を準備し、秤量する。
例えば、Sr、Ti、Zr又は希土類元素を含む酸化物、炭酸塩、水酸化物、アルコキシド、硝酸塩、塩化物、硫酸塩、酢酸塩等が挙げられる。
これら中でも、SrCOなどのSr化合物、TiOなどのTi化合物、ZrOなどのZr化合物及び希土類元素の化合物(La等)を含む粉末を好適に使用することができる。
p型半導体材料としての金属粉末、n型半導体材料の原料としての粉末の粒子径は特に限定されるものではないが、後の工程で均一に混合するのに適した粒子径であることが好ましい。
上記n型半導体材料の原料の粉末を混合し、溶媒及び粉砕メディアを加えてボールミルを用いて混合してスラリーを得る。得られたスラリーを乾燥させ、その後大気中で仮焼することにより、n型半導体材料を得る。溶媒としては水を用いることが好ましく、純水を用いることがより好ましい。粉砕メディアとしてはジルコニアボールを用いることが好ましい。仮焼温度は1000℃以上、1400℃以下であることが好ましい。仮焼温度を1000℃以上とすると目的とする複合酸化物を生成する反応が進みやすいため好ましい。
得られたn型半導体材料をさらにボールミルを用いて混合して粉砕し、得られた粉末に溶媒及びバインダ等を添加してさらに混合してスラリーを得る。混合粉砕の条件は特に限定されるものではなく、積層後の焼成においてn型半導体材料が好適に焼結できる粉末を生成可能な粉砕条件であればよい。
得られたスラリーをドクターブレード法、コンマコート等のシート成形法を用いてシート状に成形してn型層を形成するためのn型材料シートとする。ここでスラリーを得るために使用する溶媒としてはエキネン(商品名:エタノールを主剤とする混合溶剤)、トルエン等を用いることが好ましい。粉砕メディアとしてはジルコニアボールを用いることが好ましい。
上記p型半導体材料を混合し粉砕メディアを加えてボールミルを用いて混合して粉末を得る。得られた粉末に溶媒及びバインダ等を添加してさらに混合してスラリーを得る。得られたスラリーをドクターブレード法、コンマコート等のシート成形法を用いてシート状に成形してp型層を形成するためのp型材料シートとする。
p型層にn型半導体材料を含有させる場合は、ボールミルを用いた混合の際に、上記工程で仮焼後に得られたn型半導体材料をp型半導体材料に混合すればよい。また、上記工程で得られたn型半導体材料とは異なる、n型半導体として使用される任意の材料をp型半導体材料に混合してもよい。ここでスラリーを得るために使用する溶媒及び粉砕メディアとしては、n型材料シートを形成するためのスラリーを得るために使用したものと同様のものを用いることが好ましい。
絶縁材料としては、Y及びCaOからなる群から選択された少なくとも1種の金属酸化物と、ZrOとを含む部分安定化ジルコニアの粉末を準備する。好ましくは、Y/(ZrO+Y)で表されるモル比が0.026≦Y/(ZrO+Y)≦0.040を満たすように調製されたY−ZrO粉末を準備し、秤量する。このモル比はZrOとYとのモル量の合計に対するYのモル量の割合である。
部分安定化ジルコニア粉末にワニス及び溶剤を混合し、ロール機を用いて混錬して絶縁ペーストを得る。
上記絶縁ペーストを、n型材料シート、p型材料シートのそれぞれの所定の位置に印刷する。印刷位置は、n型材料シート及びp型材料シートを交互に積層した際にn型材料シート及びp型材料シートの接合面の一部の領域においてはn型材料シート及びp型材料シートが直接接触し、他の領域においてはn型材料シートとp型材料シートの間に絶縁ペーストが配置された状態になるようにする。
絶縁ペーストを印刷したn型材料シート、絶縁ペーストを印刷したp型材料シートを積層して積層体を作製する。ここで、積層体の作製には絶縁ペーストを印刷していないn型材料シート又はp型材料シートを用いてもよい。
例えば、絶縁ペーストを印刷したp型材料シート、絶縁ペーストを印刷したn型材料シート、絶縁ペーストを印刷していないn型材料シート、絶縁ペーストを印刷したp型材料シート、・・・の順に積層するようにしてもよい。絶縁ペーストを印刷していないn型材料シート又はp型材料シートを用いることで、積層型熱電変換素子における各p型層又はn型層の厚さを調整することができる。
積層体における各層の厚さ及び積層枚数(pn接合対の数)は、積層型熱電変換素子により得たい起電力及び電流、並びに、使用する負荷の抵抗によって決定することが好ましい。
作製した積層体を圧着、成形して成形体とし、成形体をダイシングソー等を用いて所定の大きさに切断する。必要に応じて、得られた成形体の両末端に電極となる導電性ペーストを印刷する。なお、p型層が成形体の両末端に配置されている場合、電極となる導電性ペーストを設けず両末端のp型層を電極として使用することもできる。
切断した成形体を脱脂し、焼成を行うことで焼成体を得る。
積層体の圧着方法としては特に限定されるものではないが、等方静水圧プレス(CIP)法を好ましく用いることができる。焼成方法としてはホットプレス、SPS焼結(放電プラズマ焼結)、HIP(熱間等方圧加圧)焼結等の方法を用いることができる。また、焼成温度は1200℃以上、1400℃以下とすることが好ましい。焼成雰囲気としては、p型半導体材料であるNiを含む合金が酸化しない条件であることが好ましく、低酸素雰囲気であることが好ましい。低酸素雰囲気における酸素分圧は10−15MPa以上、10−10MPa以下とすることが好ましい。
また、得られた焼成体に研磨を行うことも好ましい。
本発明の積層型熱電変換素子は、無線通信の電源等の用途に使用することができる。
以下、本発明の積層型熱電変換素子をより具体的に開示した実施例を示す。なお、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。
[積層型熱電変換素子の作製]
(実施例1)
p型半導体材料の出発原料として、金属Ni粉末、金属Mo粉末、n型半導体材料の出発原料として、La、SrCO、TiO、ZrOを使用した。これらの出発原料を表1の組成となるように秤量した。
n型半導体材料については、n型半導体材料の出発原料に純水を溶媒としてPSZを粉砕メディアとして使用してボールミル混合を行った。得られたスラリーを乾燥させ、その後大気中1000℃以上、1400℃以下の仮焼温度で仮焼を行ってn型半導体材料の粉末を得た。
得られたn型半導体材料の粉末にトルエン、エキネン、バインダ等を添加してさらに混合し、得られたスラリーをコンマコーターでシート状に成形を行ってn型材料シートを得た。
p型半導体材料については、p型半導体材料の出発原料と、上記工程で得られた仮焼後のn型半導体材料の粉末を混合して5時間ボールミル粉砕を行った。得られた粉末にトルエン、エキネン、バインダ等を添加してさらに混合し、得られたスラリーをコンマコーターでシート状に成形を行って、n型半導体材料とp型半導体材料を含むp型材料シートを得た。n型半導体材料とp型半導体材料の割合は表1に示した。
絶縁材料としてY−ZrO粉末を秤量した。使用したY−ZrO粉末を表1に記載した。Y−ZrO粉末にワニス、溶剤を混合し、ロール機で絶縁ペーストを作製した。
n型材料シート、p型材料シートのそれぞれに、作製した絶縁ペーストを5μmの厚さで印刷した。絶縁ペーストを印刷した厚さ50μmのp型材料シート、絶縁ペーストを印刷した厚さ50μmのn型材料シート、及び、絶縁ペーストを印刷していない厚さ150μmのn型材料シートの順に積層してこの3枚のシートを1対としたpn接合対を50対積層した。さらに、末端に位置するp型材料シートの外側にさらに絶縁ペーストを印刷した厚さ50μmのn型材料シート、及び、絶縁ペーストを印刷していない厚さ150μmのn型材料シートを積層して、両末端がn型材料シートである積層体を作製した。
作製した積層体を等方静水圧プレス法にて圧着して成形体を得た。
続いて、成形体を所定の大きさにダイシングソーで切断した。切断した成形体の大きさ(縦・横・厚み)を測定し、焼成前の素子の大きさとして記録した。得られた成形体の両末端に電極となる導電性ペーストを印刷した。成形体について大気中で脱脂を行った。その後、酸素分圧10−15MPa以上、10−10MPa以下の還元雰囲気中1200℃以上、1400℃以下の温度で焼成を行い、焼成体を得た。さらに焼成体の研磨を行い積層型熱電変換素子を作製した。
(実施例2〜16、比較例1〜18)
n型半導体材料及び絶縁材料の組成を表1に示すように変更した他は実施例1と同様にして積層型熱電変換素子を作製した。
各実施例及び各比較例において、各実施例及び各比較例で使用したn型半導体材料と同じn型半導体材料をp型半導体材料に混合してp型材料シートの作製に使用した。
また、焼成前の素子の大きさも記録した。
(実施例17)
絶縁材料をCaO−ZrOに変更した他は実施例3と同様にして積層型熱電変換素子を作製した。また、焼成前の素子の大きさも記録した。組成を表2に示した。
Figure 2017163507
Figure 2017163507
[収縮率の算出]
各実施例及び各比較例で製造した積層型熱電変換素子につき、焼成後の素子の大きさ(縦・横・厚み)を測定した。焼成後の素子の大きさは電極形成前の素子の大きさとした。
「収縮率(%)=100−(焼成後の素子の大きさ/焼成前の素子の大きさ)×100」を縦・横・厚みのそれぞれにつき計算して各方向の収縮率を算出した。3つの方向の収縮率の値の平均値を算出し、素子の収縮率とした。素子の収縮率を表3に示した。
[発電特性の測定]
各実施例及び各比較例で製造した積層型熱電変換素子について、下端(低温側)の温度をペルチェ素子を用いて20℃(ペルチェ素子の設定温度)に調整し、上端(高温側)の温度をヒータを用いて30℃(ヒータの設定温度)に調整して配置した。
電流発生機で電流を変化させ、素子の電圧値を測定することにより、出力が最大となる値を測定した。積層型熱電変換素子の上面30℃、下面20℃の温度差をつけた際の発電特性を表3に示した。
実施例2の積層型熱電変換素子について、積層型熱電変換素子の上面30℃、下面20℃の温度差をつけた際の電流−電圧特性、電流−発電特性を図2に示す。図2で上に凸になっている曲線が電流−発電特性であり、この曲線の頂点部分の電力(μW)を、出力が最大になる発電量とした。また、剥がれは目視によって確認した。
Figure 2017163507
表1〜3に示すように、本発明で規定するように、n型半導体材料がZrを所定のモル比で含む複合酸化物であり、絶縁材料がZrOと金属酸化物を所定のモル比で含む部分安定化ジルコニアである積層型熱電変換素子はいずれも発電量が100μW以上となっていて発電能力が高かった。これに対し、本発明の規定を満たさない積層型熱電変換素子は発電量が大幅に低くなっていた。
収縮率について、本発明の規定を満たす各実施例の積層型熱電変換素子は収縮率がいずれも高くなっているのに対し、本発明の規定を満たさない各比較例の積層型熱電変換素子は収縮率がいずれも低くなっていた。また、剥がれが発生していた比較例もあり、焼成工程において収縮が上手くできていない例であると考えられた。
このように、本発明の規定を満たす各実施例の積層型熱電変換素子は高い発電能力を有しており、その高い発電能力は、焼成工程において収縮率が高くなり積層型熱電変換素子の密度が高くなることに起因するものと推測された。
1 積層型熱電変換素子
10 pn接合対
11 p型層
12 n型層
13 絶縁層
14 電極

Claims (7)

  1. p型半導体材料を含むp型層と、n型半導体材料を含むn型層と、絶縁材料を含む絶縁層とを備えた積層型熱電変換素子であって、
    前記p型層と前記n型層とが接合することによりpn接合対が形成されており、前記p型層と前記n型層との接合面の一部の領域においては、前記p型半導体材料と前記n型半導体材料とが直接接合し、前記接合面の他の領域においては、前記p型半導体材料と前記n型半導体材料とが、前記絶縁層を介して接合し、
    前記p型半導体材料は、Niを含む合金であり、
    前記n型半導体材料は、Sr、Ti、Zr、希土類元素及びOを含む複合酸化物であり、かつ、Zr/(Ti+Zr)で表されるモル比が0.0001≦Zr/(Ti+Zr)≦0.1であり、
    前記絶縁材料は、Y及びCaOからなる群から選択された少なくとも1種の金属酸化物Mと、ZrOとを含む部分安定化ジルコニアであり、かつ、M/(ZrO+M)で表されるモル比が0.026≦M/(ZrO+M)≦0.040であることを特徴とする積層型熱電変換素子。
  2. 前記絶縁材料に含まれる前記金属酸化物MがYである請求項1に記載の積層型熱電変換素子。
  3. 前記p型半導体材料は、Ni及びMoを含む合金である請求項1又は2に記載の積層型熱電変換素子。
  4. 前記n型半導体材料に含まれる希土類元素がLaである請求項1〜3のいずれかに記載の積層型熱電変換素子。
  5. 前記p型層は、n型半導体として使用される材料をさらに含有する請求項1〜4のいずれかに記載の積層型熱電変換素子。
  6. 前記p型層に含まれる、n型半導体として使用される前記材料にはZrが含まれる請求項5に記載の積層型熱電変換素子。
  7. 前記p型層は、前記n型層に含まれるn型半導体材料と同じ組成の前記n型半導体材料をさらに含有する請求項1〜4のいずれかに記載の積層型熱電変換素子。
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