JPWO2016120961A1 - 不断流工法 - Google Patents

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Abstract

本不断流工法は、密閉ケースで既設管の一部を囲繞し、密閉ケースの突出管部と穿孔機との間に作業弁が介在されていないノンバルブ状態で、密閉ケースに穿孔機を接続し、穿孔機のホールソーで突出管部における既設管の部位に円形の開孔を形成し、開孔を突出管部が完全に越える位置まで、T字管および穿孔機を既設管の周方向に回転させ、回転後に、突出管部に既設管内の流体の圧力が負荷されるのをシールパッキンにより阻止したシール状態を維持し、シール状態において、穿孔機を突出管部から取り外す。

Description

本発明は既設管内を流れる流体の流れを止めることなく、前記既設管に所定の工事を行う不断流工法に関する。
従来より、不断流下においてバタフライ弁を管路に挿入する工事がなされている(特許文献1)。
しかし、既設の配管(既設管)から分岐を取り出す工事においては、作業用バルブとしてバタフライ弁を用いることができず、仕切弁が作業用のバルブとして採用されている。
また、分岐の配管にバタフライ弁を設けることも提案されている(特許文献2および3)
JP2004−125090 A(フロントページ) JP2001−12678 A(図1〜図3) JP2001−12679 A(図1〜図3)
しかし、前記先行技術では管路に設置するバタフライ弁とは別の作業用のバルブが必要である。かかる問題はバタフライ弁の設置だけでなく、不断流工法の全般において生じている。
本発明の目的は作業用の仕切弁を用いることなく行える不断流工法を提供することである。
本発明は、ホールソーを備えた穿孔機で、既設管の管壁の一部を穿孔して前記管壁に開孔を形成するためのT字管を用いた不断流工法であって、
前記T字管は、
前記既設管の周方向に分割され前記既設管の一部を囲繞する複数個の分割ケースと、前記複数の分割ケースのうちの第1分割ケースに一体に形成され前記既設管の径方向に突出する突出管部とを有する密閉ケースと、
前記開孔を包含する領域において前記密閉ケースの内周面と前記既設管の外周面との間をシールする少なくとも1つのシールパッキンとを備え、
前記不断流工法は、
前記密閉ケースで前記既設管の一部を囲繞する工程と、
前記密閉ケースの突出管部と前記穿孔機との間に作業弁が介在されていないノンバルブ状態で、前記密閉ケースに前記穿孔機を接続する工程と、
前記穿孔機のホールソーで前記突出管部における前記既設管の部位に円形の前記開孔を形成する穿孔工程と、
前記穿孔工程の後に、前記開孔を前記突出管部が完全に越える位置まで、前記T字管および前記穿孔機を前記既設管の周方向に回転させる第1回転工程と、
前記回転後に、前記突出管部に前記既設管内の流体の圧力が負荷されるのを前記シールパッキンにより阻止したシール状態を維持するシール工程と、
前記シール状態において、前記穿孔機を前記突出管部から取り外す工程と、を備える。
本発明によれば、ノンバルブの状態で不断流工事を行うことができ、作業用仕切弁等を用いないため、下記の利点が得られる。
(1)第1分割ケースと穿孔機との間に前記作業用仕切弁が介在されておらず、そのため、穿孔のためのストロークが著しく短くなる。したがって、穿孔機の著しい小型化が可能となる。
(2)また、前記作業用仕切弁が介在されておらず、そのため、前記ホールソーと既設管との間に確保すべきクリアランスΔ(図1)の誤差(製品誤差の累積)が小さくなる。したがって、前記クリアランスを予め小さく設定でき、前記ストロークが更に短くなる。
(3)また、開孔の形成後にT字管を既設管の管軸方向ではなく、既設管の周方向に回転させる。そのため、T字管が前記管軸方向に長くなるおそれもない。
(4)また、第2分割ケース内にロータリー弁を設けた装置に比べT字管の内径が大きくなることもない。
図1は本発明方法の一実施例にかかるT字管を示す横断面図である。 図2A、図2Bお図2Cは、それぞれ、不断流穿孔工法を示す横断面図である。 図3Aおよび図3Cは、それぞれ、不断流工法を示す横断面図である。 図4Aおよび図4Bは、それぞれ、T字管にバタフライ弁を接続する工程を示す横断面図である。 図5Aは第1分割ケースの背面図、図5Bおよび図5Cは、それぞれ、ケース用パッキンの正面図および側面図である。 図6Aはケース用パッキンおよび第1分割ケースを示す分解斜視図、図6Bは、リングパッキンおよび第1分割ケースを示す分解斜視図、図6Cはこれらの両パッキンを第1分割ケースに装着した状態を示す斜視図である。 図7Aおよび図7Bは他の実施例にかかる工法の一部を示す横断面図である。
好ましくは、前記穿孔機を取り外した突出管部にバタフライ弁を接続する工程と、
前記バタフライ弁の閉弁状態の弁体が前記開孔を覆う位置まで前記バタフライ弁および前記T字管を前記既設管の周方向に回転させる第2回転工程とを更に備える。
この場合、複雑な装置を用いることなく、T字管に直接バタフライ弁を取り付けることができる。
好ましくは、前記第1回転工程では前記T字管および前記穿孔機を前記周方向の第1方向に第1角度だけ回転させ、
前記第2回転工程では前記T字管および前記バタフライ弁を前記第1方向とは反対の第2方向に前記第1角度と同程度回転させる。
この場合、回転量の両端部を決めるストッパを用いることで、開孔の位置が突出管部に合致する。
好ましくは、前記既設管は地中に埋設された既設管が掘削により部分的に露出されており、
前記穿孔工程において前記穿孔機の軸線は前記既設管の管軸方向に直交する水平方向に設定され、
前記第1回転工程において、前記T字管および前記穿孔機が前記周方向の上方に向かう前記第1方向に回転される。
この場合のように、上水道の管路などでは一般に地中に埋設され、そのため、工事を行うには掘削により水道管を露出させる。本実施態様では作業用仕切弁が不要で、かつ、穿孔機が小型化され、そのため、前記掘削すべきピットの大きさが従来に比べ小さくなる。
好ましくは、前記少なくとも1つのシールパッキンは、
前記第1分割ケースおよび前記第1分割ケースの他の分割ケースにそれぞれ装着され、前記分割ケース同士の間をシールすると共に、前記密閉ケースの内周面と前記既設管の外周面との間をシールするケース用パッキンと、
前記第1分割ケースにおける前記開孔の外周囲に装着され、前記第1分割ケースにおける前記突出管部と前記既設管との間をシールするリングパッキンとを備え、
前記シール工程において、前記リングパッキンが前記シール状態を維持する。
この場合、ケース用パッキンよりもリングパッキンの方が小さい領域をシールする。そのため、第1回転工程における回転角が小さくなる。
前記リングパッキンは必ずしも設けられなくてもよい。例えば2つのケース用パッキンの管軸方向に伸びる部分同士は互いに接触しているが、当該両ケース用パッキンの部分がケース用パッキンの全長にわたって既設管に接触して、第1分割ケースと第2分割ケースとの間がシールされている場合、前記リングパッキンは不要である。しかし、この場合、前記第1回転工程における第1角度が大きくなる。
1つの前記各実施態様または下記の実施例に関連して説明および/または図示した特徴は、1つまたはそれ以上の他の実施態様または他の実施例において同一または類似な形で、および/または他の実施態様または実施例の特徴と組み合わせて、または、その代わりに利用することができる。
本発明は、添付の書類を参考にした以下の好的な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。しかしながら、実施例および図面は単なる図示および説明のためのものであり、本発明の範囲を定めるために利用されるべきものではない。本発明の範囲は請求の範囲のみによって定まる。添付図面において、複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。
実施例1:
以下、本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1〜図6Cは実施例1を示す。本発明の不断流工法の説明に先立って同工法に用いる装置について説明する。
分岐装置(T字管の一例)2
図1に示す分岐装置2は、図1および図2A〜図2Cに示すように、ホールソー4を備えた穿孔機3で、管内に流体(たとえば、水等)が流れている状態で、既設管1の管壁12の一部を穿孔し、当該既設管1から分岐を取り出す不断流穿孔に用いるものである。
図1に示すように、分岐装置2は、既設管1を囲繞する密閉ケース20を有している。前記密閉ケース20は、既設管1の周方向Rに分割された第1および第2分割ケース21,22と、第1分割ケース21に一体に形成され、既設管1の管径方向Cに突出して分岐する分岐管部27とを備えている。
分割ケース21,22:
前記第1および第2分割ケース21,22は、分岐管部27の軸線27Lに略直交する仮想平面に沿って分割されている。両分割ケース21,22は、既設管1に対して既設管1の管径方向Cの両側方から外嵌装着され、結合部25を組立ボルト61により締結されて、組み立てられる。
各分割ケース21,22は、既設管1の外周面13に概ね沿って湾曲した内周面29を備えている。各分割ケース21,22の結合部25および内周面29における前記既設管1の管軸方向の両端部には、それぞれ、図5Aおよび図6Aに示す溝状のパッキン装着部24が形成されている。該パッキン装着部24には、ケース用パッキン(ゴムパッキン)31が装着され、図1の既設管1密閉ケース20との間や、第1分割ケース21と第2分割ケース22との間がシールされる。なお、前記組み立て状態では、既設管1の管軸方向における分割ケース21,22の両端部がケース用パッキン31により既設管1の外周面13にそれぞれシールされる。
分岐管部27:
図1に示すように、前記分岐管部27のたとえばフランジのような継手部71には、穿孔機3が取り付けられる。図2Bのように、ホールソー4が分岐管部27の分岐孔28を通って、既設管1の管径方向に延びる穿孔方向C1に向って送り込まれることで、図2Cに示すように、既設管1の管壁12が切削されて、該既設管1に円形の開孔11が穿孔される。
ホールソー4の回転中心には、該ホールソー4の位置決めを行うためのセンタードリル41が既設管1に向って突出して設けられている。なお、図示していないが、前記ドリル41には湾曲した切片14が脱落するのを防止する周知のスナップリングが設けられてもよい。
図6Aの前記第1分割ケース21には、前記ケース用パッキン31とは異なる図6Bのリングパッキン(ゴムリング)30が装着される。このリングパッキン(ゴムリング)30は前記第1分割ケース21における図2Cの前記開孔11の外周囲に装着され、前記第1分割ケース21における円筒状の部位26と前記既設管1との間をシールする。
より詳しくは、図5Aおよび図6Bに示すように、前記第1分割ケース21における既設管1(図1)に対面する内周面29には、円形状のパッキン装着部23が形成されている。このパッキン装着部23は溝状で、前記分岐孔28に近接する前記部位26の内周面29に設けられている。このパッキン装着部23には前記リングパッキン(ゴムリング)30が接着ないし焼付け等で固く付着されている。
不断流工法:
つぎに、図1の前記分岐装置2を用いた工法について説明する。
まず、図1の既設管1内に流体が流れている状態で、該既設管1の外周面13を囲繞するように分岐装置2を取り付ける。この取り付け後、作業者は、組立ボルト61により両分割ケース21,22を組み立てる。
その後、図2Aに示すように、作業者は、分岐管部27の継手部71に、穿孔機3の継手部33をボルト32を用いて取り付ける。こうして、分岐装置2は、既設管1の一部を気密状態で囲繞する。この気密状態において、前記分岐管部27と穿孔機3との間には、作業用の弁が介在されていない。すなわち、ノンバルブの状態である。
前記囲繞後、図2A〜図2Bに示すように、ホールソー4を回転させながら既設管1に向って穿孔方向C1に移動させると、センタードリル41が既設管1の管壁12を切削し、該センタードリル41を中心に回転するホールソー4が既設管1に対して位置決めされる。その後、図2Bに示すように、ホールソー4によって既設管1の管壁12の一部が切り取られ図2Cの開孔11が形成される。前記センタードリル41およびホールソー4による穿孔後、図2Cに示すように、ホールソー4を退避方向C2に移動させる。
図2Bおよび図2Cの状態においては、既設管1内の流体が分岐管部27内に流入する。しかし、リングパッキン(ゴムリング)30は既設管1と第1分割ケース21とに接触しており、前記分岐管部27と第2分割ケース22との間をシールしている。したがって、既設管1内の流体は分岐管部27の外へ漏れ出るおそれはない。
更に、同状態において、ケース用パッキン31は第1分割ケース21と第2分割ケース22との間をシールすると共に密閉ケース20と既設管1との間をシールする。したがって、万一、既設管1内の流体が分岐管部27内から第2分割ケース22に漏れても、既設管1内の流体は分岐装置2の外へ漏れ出るおそれはない。
図2Cの前記穿孔工程の後に、図3Aのように、前記開孔11を前記リングパッキン30の全体が完全に越える位置まで、前記T字管2および前記穿孔機3を前記既設管1の周方向Rに回転させる第1回転工程を実行する。前記第1回転工程では前記T字管2および前記穿孔機3を前記周方向Rの第1方向R1に第1角度だけ回転させる。
前記回転中において、図2Cの前記第1分割ケース21に装着されたリングパッキン30は図3Aの開孔11を周方向Rに横切る。そのため、前記既設管1内の流体の圧力は第2分割ケース22にも作用する。しかし、前述のように、ケース用パッキン31は密閉ケース20と既設管1との間をシールしている。したがって、密閉ケース20から流体が噴き出すおそれはない。
前記回転後に、前記分岐管部27に前記既設管1内の流体の圧力が負荷されるのを前記リングパッキン30により阻止したシール状態が維持される。すなわち、前記回転後、リングパッキン30は第1分割ケース21における前記円筒状の部位26と既設管1との間をシールした状態が維持される。前記シール状態において、図3Bの前記穿孔機3を前記分岐管部27から取り外す。
前記回転後のシール状態において、前記リングパッキン30は、前記開孔11とはラップしない既設管1の外周面13にリングパッキン30の全周にわたって接触している。したがって、開孔11から負荷される流体圧は前記リングパッキン30により受け止められ、分岐孔28には作用しない。その結果、ノンバルブの状態で前記穿孔機3の取り外しが可能となる。
図3Bの前記穿孔機3を取り外した分岐管部27にバルブを接続する。すなわち、前記穿孔機3の取り外し後、図4Aに示すように、例えばバタフライ弁80を分岐管部27に取り付け、バタフライ弁80の弁箱82に形成された継手部83をボルト84(図4B)を用いて分岐管部27の継手部71に接続する。
この接続後、閉弁状態の前記バタフライ弁80の弁体81が前記開孔11を覆う位置まで前記バタフライ弁80および前記T字管2を前記既設管1の周方向Rに回転させる第2回転工程を実行する。前記第2回転工程では前記T字管2および前記バタフライ弁80を前記第1方向R1(図3A)とは反対の第2方向R2に前記第1角度と同程度回転させる。
前記第2回転工程後において、リングパッキン30およびケース用パッキン31は図2Cと同様の状態で既設管1とT字管2との間をシールする。
こうして、図4Bの既設管1に分岐配管を接続する工事が完了する。周知のように前記バタフライ弁80の弁体81は円盤状で、円筒形の弁箱82内において軸線方向8Lのまわりに約90°回転することで、仕切弁と異なり、分岐配管の流量調整が容易になる。
本不断流工法において、前記既設管1は地中に埋設された既設管1が掘削により部分的に露出されており、図2A〜図2Cの前記穿孔工程に先立って、地中に埋設された既設管1が掘削により部分的に露出される。また、図2Bの前記穿孔工程において前記穿孔機3の軸線3Lは前記既設管1の管軸方向に直交する水平方向に設定される。また、図3Aの前記第1回転工程において、前記T字管2および前記穿孔機3が前記周方向Rの上方に向かう前記第1方向R1に回転される。
この場合において、T字管2および穿孔機3を回転させるが、前記掘削により形成されるピットの大きさは、仕切弁を用いた通常の不断水穿孔工事に比べ、然程大きくならない。
図7Aおよび図7Bのように、分岐配管の呼径が既設管1の呼径に比べ小さい場合は、前記第1および第2回転工程における回転角度が小さくなる。
本発明において、図3Bの穿孔機3の撤去後、錆止めのためのブッシュ挿入機を第1分割ケース21に取り付け、第2回転工程後に、ブッシュを開孔11に嵌め込んでもよい。また、第1分割ケース21にバタフライ弁以外のものが接続されてもよい。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
前述した各実施例では、密閉ケースは第1および第2分割ケースの2分割としたが、密閉ケースは3分割以上であってもよい。
また、密閉ケースは鋳造品であってもよいし、鋼板で形成されてもよい。密閉ケースを鋼板で形成した場合には、第1および第2分割ケースを仮に組み立てた状態で溶接することにより2つの分割ケースを一体にして密閉ケースが形成されてもよい。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲のものと解釈される。
本発明の不断流工法は、水道やガスなどの既設管から分岐を取り出す他、既設管を穿孔するのに用いることができる。
1:既設管 11:開孔 12:管壁 13:既設管の外周面 14:切片
2:分岐装置(T字管)
3:穿孔機 3L:軸線 4:ホールソー 41:センタードリル
20:密閉ケース 21:第1分割ケース 22:第2分割ケース
23,24:パッキン装着部 25:結合部 26:円筒状の部位
27:分岐管部(突出管部の一例)27L:分岐管部の軸線 28:分岐孔
29:内周面
30:リングパッキン 31:ケース用パッキン 32:ボルト 33:継手部
71:継手部
80:バタフライ弁 81:弁体 82:弁箱 83:継手部 84:ボルト
8L:軸線方向
C:管径方向
R:周方向 R1:第1方向 R2:第2方向

Claims (5)

  1. ホールソーを備えた穿孔機で、既設管の管壁の一部を穿孔して前記管壁に開孔を形成するためのT字管を用いた不断流工法であって、
    前記T字管は、
    前記既設管の周方向に分割され前記既設管の一部を囲繞する複数個の分割ケースと、前記複数の分割ケースのうちの第1分割ケースに一体に形成され前記既設管の径方向に突出する突出管部とを有する密閉ケースと、
    前記開孔を包含する領域において前記密閉ケースの内周面と前記既設管の外周面との間をシールする少なくとも1つのシールパッキンとを備え、
    前記不断流工法は、
    前記密閉ケースで前記既設管の一部を囲繞する工程と、
    前記密閉ケースの突出管部と前記穿孔機との間に作業弁が介在されていないノンバルブ状態で、前記密閉ケースに前記穿孔機を接続する工程と、
    前記穿孔機のホールソーで前記突出管部における前記既設管の部位に円形の前記開孔を形成する穿孔工程と、
    前記穿孔工程の後に、前記開孔を前記突出管部が完全に越える位置まで、前記T字管および前記穿孔機を前記既設管の周方向に回転させる第1回転工程と、
    前記回転後に、前記突出管部に前記既設管内の流体の圧力が負荷されるのを前記シールパッキンにより阻止したシール状態を維持するシール工程と、
    前記シール状態において、前記穿孔機を前記突出管部から取り外す工程と、を備える。
  2. 請求項1の不断流工法において、
    前記穿孔機を取り外した突出管部にバタフライ弁を接続する工程と、
    前記バタフライ弁の閉弁状態の弁体が前記開孔を覆う位置まで前記バタフライ弁および前記T字管を前記既設管の周方向に回転させる第2回転工程とを更に備える。
  3. 請求項2の不断流工法において、
    前記第1回転工程では前記T字管および前記穿孔機を前記周方向の第1方向に第1角度だけ回転させ、
    前記第2回転工程では前記T字管および前記バタフライ弁を前記第1方向とは反対の第2方向に前記第1角度と同程度回転させる。
  4. 請求項3の不断流工法において、
    前記既設管は地中に埋設された既設管が掘削により部分的に露出されており、
    前記穿孔工程において前記穿孔機の軸線は前記既設管の管軸方向に直交する水平方向に設定され、
    前記第1回転工程において、前記T字管および前記穿孔機が前記周方向の上方に向かう前記第1方向に回転される。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項の不断流工法において、
    前記少なくとも1つのシールパッキンは、
    前記第1分割ケースおよび前記第1分割ケースの他の分割ケースにそれぞれ装着され、前記分割ケース同士の間をシールすると共に、前記密閉ケースの内周面と前記既設管の外周面との間をシールするケース用パッキンと、
    前記第1分割ケースにおける前記開孔の外周囲に装着され、前記第1分割ケースにおける前記突出管部と前記既設管との間をシールするリングパッキンとを備え、
    前記シール工程において、前記リングパッキンが前記シール状態を維持する。
JP2016571513A 2015-01-26 2015-01-26 不断流工法 Active JP6147940B2 (ja)

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