JP7296434B2 - 撤去方法 - Google Patents

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Description

本発明は既設の管路に設置された既設の配管要素を不断流下において撤去する撤去方法に関する。
近年、上下水道等において、既設の配管要素の老朽化等に伴い、当該配管要素を撤去する不断水工事が行なわれている。例えば、T字管の枝管部に接続された古い空気弁を撤去し、新しい空気弁を設置する不断水工事が行なわれている。
かかる不断水工事の従来の一例としては、T字管に接続された空気弁全体を大型の密閉ケースで覆い、密閉ケースの外から種々の操作を行い、空気弁の交換を行うことがなされている。しかし、この工法では、大型の密閉ケースを用いるため、工事コストが嵩むだけでなく、空気弁が弁室内にある場合は、弁室の取り壊しが必要になり、交通規制を行う必要ある等、多大な問題がある。
従来の別の例としては、下記の特許文献1に開示された凍結式の不断水工法が提案されている。
P6,854,557(フロントページ)
この凍結工法は凍結用の冷媒を用いて、T字管の枝管部および本管部の一部を凍結させて、不断流下において前記既設の配管要素を交換する。したがって、大型の密閉ケースを必要とせず、工事コストが安くなるだけでなく、道路などの下に設置された弁室の取り壊しの必要もない。
しかし、液体チッ素などの冷媒を道路下の弁室内で取り扱うことは、厳重な管理が必要になるなどの不都合がある。
したがって、本発明の目的は、大型の密閉ケースを必要とせず、工事コストが安くなるだけでなく、弁室の取り壊しの必要もなく、更に、例えば狭い弁室内でも容易に工事を行うことができる配管要素の撤去方法を提供することである。
本第1発明はT字管Tの枝管部1に接続された配管要素3を不断流下において撤去する撤去方法であって、
不断流下において、
前記枝管部1のネック部10に開口Oを形成する工程と、
前記開口Oから仕切弁体Gを前記ネック部10の管内に挿入して前記ネック部10における流体の流れを止める弁挿入工程と、
前記弁挿入工程の後に前記配管要素3を撤去する工程とを備える。
本第2発明は本管部2から前記本管部2の径方向Dに突出する枝管部1が一体成形されたT字状の異形管における前記枝管部1の第1継手部11に接続された配管要素3を不断流下において撤去する撤去方法であって、
不断流下において、
前記枝管部1における前記第1継手部11と前記本管部2との間のネック部10をエンドミルEMで切削して、当該ネック部10の管周方向Rに半周にわたって延びるスリット状の開口Oを形成する切削工程と、
前記開口Oから板状の仕切弁体Gを前記ネック部10の管内に挿入して前記ネック部10における流体の流れを止める弁挿入工程と、
前記弁挿入工程後に前記配管要素3を撤去する工程とを備える。
これらの発明によれば、枝管部のネック部に開口を形成するので、密閉ケースの小型化を図り得る。そのため、例えば、狭い弁室内でも工事を行うことができ、その結果、弁室を取り壊す必要もない。したがって、工事コストが安くなるだけでなく、交通規制などを行う必要もなく、また、凍結用の冷媒を用いないため、狭い弁室内でも容易に工事を行うことができる。
特に、エンドミルによりネック部にスリット状の開口を形成する場合、ネック部が短いT字状の異形管であっても、弁挿入用の開口の形成が可能となる。
本発明の工法が適用されるT字管の平面図、正面図および側面図である。 本発明においてT字管に形成される開口のパターンを示すT字管の平面図である。 実施例1にかかる密閉ケースの組み立てから穿孔の完了までを示すT字管の平面断面図である。 同実施例1にかかる穿孔機と仕切弁体との交換および閉弁工程を示すT字管の平面断面図である。 実施例2にかかる工法の前半を示すT字管の平面断面図である。 実施例2にかかる工法の後半を示すT字管の平面断面図である。 密閉ケースおよび穿孔機を示す平面断面図である。 密閉ケースおよび弁挿入機を示す平面断面図である。 密閉ケースの一例を示す正面図および分割ケースの分割面を示す平面図である。
各図において開口部分はグレーで着色して示す。
好ましくは、前記本管部2は前記本管部2の径方向Dに拡がった受口部20と、この受口部20の軸方向Sの受口端部20Eに円環状に突出形成された第2継手部22と、前記受口端部20Eとは前記直管部21の軸方向Sの反対側に延び前記受口部20よりも長い直管部21と、前記直管部21に連らなる直管状の挿し口端部21Eとが一体に形成され、
前記切削工程において前記スリット状の開口Oが受口端部20E側よりも挿し口端部側にオフセットされて形成される。
T字状の異形管において、本管部は、挿し口側は長いが、受口側は短い。しかも、短い受け口側の受口端部には第2継手部が突出形成されており、そのため、密閉ケースおよび穿孔機を受口側に配置するのはスペース的に難しい。一方、エンドミルでスリット状の開口を形成するには、開口を形成する部位に密閉ケースおよび穿孔機を廻す必要があり、したがって、受口端部に近い側に開口を形成するのは難しい。
これに対し、スリット状の開口を受口端部側よりも挿し口端部側にオフセットして形成することで、前記開口を弁挿入に必要な略半周にわたって切削形成することができる。
より具体的には、前記ネック部10は前記挿し口端部21Eに最も近い第1部101と、前記受口端部20Eに最も近い第2部102とを含み、
前記スリット状の開口Oが前記第1部101を含み、かつ、前記第2部102を含まないようにオフセットされた位置に切削して形成される。
開口を切削する方法について、より具体的には、前記ネック部10の外周の半周を囲撓する第1分割ケース41と、前記エンドミルEMを回転させて切削工程を実行させる穿孔機Hを取り付ける第2分割ケース42とが互いに接続された密閉ケース4を用い、
前記切削工程において、
前記エンドミルEMを当該エンドミルの軸線Esのまわりに回転させながら、前記密閉ケース4を前記ネック部10のまわりの管周方向Rに回転させて前記ネック部10の管周方向Rに半周にわたって延びるスリット状の開口Oを形成する。
更に具体的な好ましい例においては、前記第1分割ケース41が受口側に配置され、かつ、前記第2分割ケース42が挿し口側に配置された姿勢で、前記切削工程における前記第1部101が切削され、
前記第1部101から前記ネック部10の管周方向Rの第1の方向R1に延び、かつ、前記第1部101から前記第1の方向R1とは逆の第2の方向R2にも延びるように、前記スリット状の開口Oを形成する。
1つの前記各実施態様または下記の実施例に関連して説明および/または図示した特徴は、1つまたはそれ以上の他の実施態様または他の実施例において同一または類似な形で、および/または他の実施態様または他の実施例の特徴と組み合わせて、または、その代わりに利用することができる。
本発明は、添付の書類を参考にした以下の好的な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。しかしながら、実施例および図面は単なる図示および説明のためのものであり、本発明の範囲を定めるために利用されるべきものではない。本発明の範囲は請求の範囲によってのみ定まる。添付図面において、複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。
以下、本発明の実施例について説明する。
工事方法の説明に先立って、本例の工事方法が適用されるT字管の構造について説明する。
図1はT字管Tを示す。
T字管TはT字状の異形管で、本管部2から本管部2の径方向Dに突出する枝管部1が一体成形されてなる。このT字管TはJIS規格において、寸法や形状が規定されており、各鋳鉄管メーカーはJIS規格に従い一定形状・寸法のものを水道局等に提供する。
枝管部1は本管部2に連なるネック部10と枝管部1の先端の第1継手部11とを有する。
本管部2は受口部20、直管部21、第2継手部22および挿し口端部21Eが一体に形成されている。受口部20は本管部2の径方向Dに拡がっている。第2継手部22は受口部20の軸方向Sの受口端部20Eに円環状に突出形成されている。直管部21は受口端部20Eとは受口部20の軸方向Sの反対側に延び受口部20よりも長い。挿し口端部21Eは直管部21に連なる。
受口部20には図示しない別の直管等の挿し口部が接続される。一方、挿し口端部21Eは図示しない更に別の直管等の受口部に接続される。
枝管部1の第1継手部11には、空気弁のような配管要素3が接続される。空気弁は一般に弁室で囲まれ、必要に応じて開閉操作されるが、経年劣化して交換の必要な場合が生じる。
本発明の特徴の1つは不断流下においてネック部に開口を形成することである。
以下、この開口を形成する好ましい部位について図2の例を用いて説明する。
図2のグレーで示すのは、開口Oが形成された部位である。
図2(a)~(c)の例において、スリット状の開口Oは挿し口側の第1部101を含み、受け口側の第2部102を含まない、枝管部1の軸方向Sにオフセットされた位置に切削して形成される。より具体的には、大別して、以下の2つの例が挙げられる。
図2(a)は実施例1を示す。
図2(a)において、スリット状の開口Oは、挿し口側の第1部101を中心として、ネック部10の管周方向Rの第1の方向R1と第2の方向R2とに均等に延びる。すなわち、開口Oは第1部101を中心として約半周にわたって形成されている。
図2(b)および(c)は実施例2を示す。
図2(b)および(c)において、スリット状の開口Oは前記第1部101を中心として、管周方向Rの第1の方向R1と第2の方向R2の双方に互いに不均等に延びる。この場合も開口Oは約半周にわたって形成されている。
ここで、開口Oが半周にわたって形成されているとは、後述する図8の仕切弁体Gを開口Oからネック部の管内に挿入して、ネック部10内の流体の流れを止めることができる程度の範囲に開口Oが形成されることを意味する。一般には開口は180°程度の範囲にわたって形成される。
なお、図2の第1部101はネック部10における挿し口端部21Eに最も近い部位であり、第2部102はネック部10における受け口端部20Eに最も近い部位である。
つぎに、本撤去方法の説明に先立って、密閉ケース4および穿孔機をHについて説明する。
図7および図8において前記密閉ケース4および穿孔機をHは、既設のT字管Tの管内に流体(たとえば、水等)が流れている状態で、枝管部1のネック部10を囲繞し、図3~図6に示すように、図7のネック部10の管周方向Rに回転されることで、不断流穿孔や弁体の挿入を行い、枝管部1に接続された既設の配管要素(たとえば、空気弁)を撤去するためのものである。
図7の密閉ケース4はネック部10を囲繞する一組の第1および第2分割ケース41,42を備える。一組の分割ケース41,42は、既設のT字管Tの枝管部1の管径方向から外嵌装着され、組立ボルト・ナットにより互いに締結されて組み立てられる。
各分割ケース41,42はネック部10の外周面に沿って湾曲した内周面を備えており、当該内周面とネック部10との間をシールする図9のようなゴムパッキンPを有する。各ゴムパッキンPは各分割ケース41,42ごとに設けられ、各分割ケース41,42とネック部10の外周面とがシールされて水密性を発揮する。
図7において、各分割ケース41,42はネック部10の外周の半周を囲繞する。第2分割ケース42は、穿孔機Hまたは弁挿入機5を接続するためのフランジ43を有する。
図7の前記穿孔機HはエンドミルEMをエンドミルの軸線Esのまわりに回転させながら、密閉ケース4がネック部10のまわりの管周方向Rに回転されて、ネック部10にスリット状の開口Oを形成する.
つぎに、図3~図4にしたがって本工法の実施例1について説明する。
組立工程
まず、図3(a)に示すように、既設のT字管Tのネック部10を囲繞するように密閉ケース4をネック部10に組み付ける。更にフランジ43を介して穿孔機Hを第2分割ケース42に取り付ける。これによりネック部10の一部が密閉ケース4によって気密状態で囲繞される。
穿孔工程
その後、図3(b)のように、密閉ケース4を穿孔機Hと共にネック部10のまわりに回転させて、エンドミルEMを所定の穿孔開始端まで移動させる。この移動後、図3(c)のように、穿孔機HによりエンドミルEMをネック部10の管軸の中心に向って移動させながら穿孔機HによりエンドミルEMをエンドミルの軸線Esのまわりに切削回転させ、更に、エンドミルEMを切削回転させながら、エンドミルEMを穿孔機Hおよび密閉ケース4と共に管周方向Rに回転させる。
こうして、図3(d)に示すように、ネック部10に管周方向Rの略半周にわたるスリット状の図2(a)の開口O(図1参照)が形成される。この開口Oはネック部10の第1部101を含み、第1部101を中心に第1および第2の方向R1,R2に均等に延びる。
交換工程
その後、図4(a)のように、穿孔機Hを元の位置まで戻し、つまり、エンドミルEMの先端が第1部101に対峙する位置まで、密閉ケース4をネック部10のまわりに回転させる。この位置で図4(a)のエンドミルEMを退避させ、オペレーションバルブ(作業弁)Vを閉弁する。
この閉弁後、図4(a)の穿孔機Hを密閉ケース4のフランジ43から取り外し、代わりに図4(b)の弁挿入機5を前記フランジ43を介して密閉ケース4に取り付ける。これにより、穿孔機Hと弁挿入機5の交換が完了する。
弁挿入工程
図4(b)の交換工程の後に、再びオペレーションバルブVを開いて、弁挿入機5内に収容した仕切弁体Gを図4(c)のようにネック部10の管内に侵入させる。これにより、ネック部10内の水の流れは止まる。
この弁挿入工程の後に、図1(b)の枝管部1の第1継手部11に接合されていた既設の配管要素3を取り外して撤去する。この撤去後、新しい配管要素などをネック部10の第1継手部11に接続する。
なお、図4(c)の仕切弁体Gは必要に応じて撤去してもよいし、そのまま、ネック部10に残しておいてもよい。
本例の場合、図3(a)~図4(c)に示すように、密閉ケース4を回転させる範囲が180°程度となり、したがって、穿孔機Hや弁挿入機5が本管部2の受口部20と干渉することがない。したがって、受口側が短いT字管Tであっても、配管要素の撤去作業が可能となる。
つぎに、図5~図6にしたがって本工法の実施例2について説明する。なお、実施例2については実施例1と相違する点を主に説明する。
穿孔工程
図5(a)に示すように、本実施例2においても前述と同様に組立工程後に、エンドミルEMによる切削を開始する。切削開始後、図6(b)のように、エンドミルEMを穿孔機Hおよび密閉ケース4と共に管周方向Rに回転させる。
こうして、図2(b)に示すように、枝管部1に管周方向Rの略半周にわたる開口Oが形成される。この開口Oは枝管部1の第1部101を含み、第1部101から第1の方向R1と第2の方向R2とに不均等に延びる。
交換工程
その後、図5(c)のように、第1分割ケース41が開口Oを覆い、一方、第2分割ケース42が開口Oが形成されていない第2部102を含むネック部10の一部を覆う。この状態で、図5(c)の穿孔機Hをフランジ43から取り外し、代わりに、フランジ43に弁挿入機5を図6(a)のように取り付ける。これら図5(c)および図6(a)の状態では第1分割ケース41が開口Oを覆ってシールしており、したがって、第2分割ケース42のフランジ43から穿孔機Hを取り外しても水密性が保たれている。
弁挿入工程
図6(a)の交換工程の後に、図6(b)のように、弁挿入機5を密閉ケース4と共にネック部10のまわりに180°(略半周)回転させて、第2分割ケース42が開口Oを覆い、第1分割ケース41が開口Oを覆わない位置まで、密閉ケース4を回転させる。
弁挿入工程
図6(b)において、弁挿入機5内に既に収容していた仕切弁体Gを図6(c)のようにネック部10の管内に侵入させる。これにより、ネック部10内の水の流れが止まる。
なお、その後に配管要素を撤去する工程などについては前述の実施例1と同様である。
本例の場合、弁挿入機5と穿孔機Hとを交換するための作業弁が不必要である。そのため、エンドミルEMの軸線Es方向のストロークを著しく小さくできる。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
前述した各実施例では、密閉ケースは第1および第2分割ケースの2分割としたが、密閉ケースは3分割以上であってもよい。
また、密閉ケースは鋳造品であってもよいし、鋼板で形成されてもよい。密閉ケースを鋼板で形成した場合には、第1および第2分割ケースを仮に組み立てた状態で溶接することにより2つの分割ケースを一体にして密閉ケースが形成されてもよい。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲のものと解釈される。
本発明の不断流工法は、水道やガスなどの既設管から既設の配管要素を撤去するのに用いることができる。
1:枝管部 10:ネック部 11:第1継手部
101:第1部 102:第2部
2:本管部 20:受口部 20E:受口端部
21:直管部 21E:挿し口端部 22:第2継手部
3:配管要素
4:密閉ケース 41:第1分割ケース 42:第2分割ケース 43:フランジ
5:弁挿入機
D:径方向 EM:エンドミル Es:エンドミルの軸線
G:仕切弁体 V:作業弁
H:穿孔機
O:開口 P:パッキン
R:管周方向 R1:第1の方向 R2:第2の方向
S:軸方向
T:T字管

Claims (4)

  1. 本管部(2)から前記本管部(2)の径方向(D)に突出する枝管部(1)が一体成形されたT字状の異形管における前記枝管部(1)の第1継手部(11)に接続された配管要素(3)を不断流下において撤去する撤去方法であって、
    不断流下において、
    前記枝管部(1)における前記第1継手部(11)と前記本管部(2)との間のネック部(10)をエンドミル(EM)で切削して、当該ネック部(10)の管周方向(R)に半周にわたって延びるスリット状の開口(O)を形成する切削工程と、
    前記開口(O)から板状の仕切弁体(G)を前記ネック部(10)の管内に挿入して前記ネック部(10)における流体の流れを止める弁挿入工程と、
    前記弁挿入工程後に前記配管要素(3)を撤去する工程とを備え、
    ここにおいて、
    前記本管部(2)は前記本管部(2)の径方向(D)に拡がった受口部(20)と、この受口部(20)の軸方向(S)の受口端部(20E)に円環状に突出形成された第2継手部(22)と、前記受口端部(20E)とは軸方向(S)の反対側に延び前記受口部(20)よりも長い直管部(21)と、前記直管部(21)に連らなる直管状の挿し口端部(21E)とが一体に形成され、
    前記切削工程において前記スリット状の開口(O)が受口端部(20E)側よりも挿し口端部(21E)側にオフセットされて形成されることを特徴とする、撤去方法。
  2. 請求項1において、
    前記ネック部(10)は前記挿し口端部(21E)に最も近い第1部(101)と、前記受口端部(20E)に最も近い第2部(102)とを含み、
    前記スリット状の開口(O)が前記第1部(101)を含み、かつ、前記第2部(102)を含まないようにオフセットされた位置に切削して形成される、撤去方法。
  3. 請求項2において、
    前記ネック部(10)の外周の半周を囲撓する第1分割ケース(41)と、前記エンドミル(EM)を回転させて切削工程を実行させる穿孔機(H)を取り付ける第2分割ケース(42)とが互いに接続された密閉ケース(4)を用い、
    前記切削工程において、
    前記エンドミル(EM)を当該エンドミルの軸線(Es)のまわりに回転させながら、前記密閉ケース(4)を前記ネック部(10)のまわりの管周方向(R)に回転させて前記ネック部(10)の管周方向(R)に半周にわたって延びるスリット状の開口(O)を形成する、撤去方法。
  4. 請求項3において、
    前記第1分割ケース(41)が受口側に配置され、かつ、前記第2分割ケース(42)が挿し口側に配置された姿勢で、前記切削工程における前記第1部(101)が切削され、
    前記第1部(101)から前記ネック部(10)の管周方向(R)の第1の方向(R1)に延び、かつ、前記第1部(101)から前記第1の方向(R1)とは逆の第2の方向(R2)にも延びるように、前記スリット状の開口(O)を形成する、撤去方法。









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