JP7296434B2 - 撤去方法 - Google Patents
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Description
不断流下において、
前記枝管部1のネック部10に開口Oを形成する工程と、
前記開口Oから仕切弁体Gを前記ネック部10の管内に挿入して前記ネック部10における流体の流れを止める弁挿入工程と、
前記弁挿入工程の後に前記配管要素3を撤去する工程とを備える。
不断流下において、
前記枝管部1における前記第1継手部11と前記本管部2との間のネック部10をエンドミルEMで切削して、当該ネック部10の管周方向Rに半周にわたって延びるスリット状の開口Oを形成する切削工程と、
前記開口Oから板状の仕切弁体Gを前記ネック部10の管内に挿入して前記ネック部10における流体の流れを止める弁挿入工程と、
前記弁挿入工程後に前記配管要素3を撤去する工程とを備える。
前記切削工程において前記スリット状の開口Oが受口端部20E側よりも挿し口端部側にオフセットされて形成される。
これに対し、スリット状の開口を受口端部側よりも挿し口端部側にオフセットして形成することで、前記開口を弁挿入に必要な略半周にわたって切削形成することができる。
前記スリット状の開口Oが前記第1部101を含み、かつ、前記第2部102を含まないようにオフセットされた位置に切削して形成される。
前記切削工程において、
前記エンドミルEMを当該エンドミルの軸線Esのまわりに回転させながら、前記密閉ケース4を前記ネック部10のまわりの管周方向Rに回転させて前記ネック部10の管周方向Rに半周にわたって延びるスリット状の開口Oを形成する。
前記第1部101から前記ネック部10の管周方向Rの第1の方向R1に延び、かつ、前記第1部101から前記第1の方向R1とは逆の第2の方向R2にも延びるように、前記スリット状の開口Oを形成する。
工事方法の説明に先立って、本例の工事方法が適用されるT字管の構造について説明する。
T字管TはT字状の異形管で、本管部2から本管部2の径方向Dに突出する枝管部1が一体成形されてなる。このT字管TはJIS規格において、寸法や形状が規定されており、各鋳鉄管メーカーはJIS規格に従い一定形状・寸法のものを水道局等に提供する。
以下、この開口を形成する好ましい部位について図2の例を用いて説明する。
図2(a)~(c)の例において、スリット状の開口Oは挿し口側の第1部101を含み、受け口側の第2部102を含まない、枝管部1の軸方向Sにオフセットされた位置に切削して形成される。より具体的には、大別して、以下の2つの例が挙げられる。
図2(a)において、スリット状の開口Oは、挿し口側の第1部101を中心として、ネック部10の管周方向Rの第1の方向R1と第2の方向R2とに均等に延びる。すなわち、開口Oは第1部101を中心として約半周にわたって形成されている。
図2(b)および(c)において、スリット状の開口Oは前記第1部101を中心として、管周方向Rの第1の方向R1と第2の方向R2の双方に互いに不均等に延びる。この場合も開口Oは約半周にわたって形成されている。
まず、図3(a)に示すように、既設のT字管Tのネック部10を囲繞するように密閉ケース4をネック部10に組み付ける。更にフランジ43を介して穿孔機Hを第2分割ケース42に取り付ける。これによりネック部10の一部が密閉ケース4によって気密状態で囲繞される。
その後、図3(b)のように、密閉ケース4を穿孔機Hと共にネック部10のまわりに回転させて、エンドミルEMを所定の穿孔開始端まで移動させる。この移動後、図3(c)のように、穿孔機HによりエンドミルEMをネック部10の管軸の中心に向って移動させながら穿孔機HによりエンドミルEMをエンドミルの軸線Esのまわりに切削回転させ、更に、エンドミルEMを切削回転させながら、エンドミルEMを穿孔機Hおよび密閉ケース4と共に管周方向Rに回転させる。
その後、図4(a)のように、穿孔機Hを元の位置まで戻し、つまり、エンドミルEMの先端が第1部101に対峙する位置まで、密閉ケース4をネック部10のまわりに回転させる。この位置で図4(a)のエンドミルEMを退避させ、オペレーションバルブ(作業弁)Vを閉弁する。
図4(b)の交換工程の後に、再びオペレーションバルブVを開いて、弁挿入機5内に収容した仕切弁体Gを図4(c)のようにネック部10の管内に侵入させる。これにより、ネック部10内の水の流れは止まる。
図5(a)に示すように、本実施例2においても前述と同様に組立工程後に、エンドミルEMによる切削を開始する。切削開始後、図6(b)のように、エンドミルEMを穿孔機Hおよび密閉ケース4と共に管周方向Rに回転させる。
その後、図5(c)のように、第1分割ケース41が開口Oを覆い、一方、第2分割ケース42が開口Oが形成されていない第2部102を含むネック部10の一部を覆う。この状態で、図5(c)の穿孔機Hをフランジ43から取り外し、代わりに、フランジ43に弁挿入機5を図6(a)のように取り付ける。これら図5(c)および図6(a)の状態では第1分割ケース41が開口Oを覆ってシールしており、したがって、第2分割ケース42のフランジ43から穿孔機Hを取り外しても水密性が保たれている。
図6(a)の交換工程の後に、図6(b)のように、弁挿入機5を密閉ケース4と共にネック部10のまわりに180°(略半周)回転させて、第2分割ケース42が開口Oを覆い、第1分割ケース41が開口Oを覆わない位置まで、密閉ケース4を回転させる。
図6(b)において、弁挿入機5内に既に収容していた仕切弁体Gを図6(c)のようにネック部10の管内に侵入させる。これにより、ネック部10内の水の流れが止まる。
前述した各実施例では、密閉ケースは第1および第2分割ケースの2分割としたが、密閉ケースは3分割以上であってもよい。
また、密閉ケースは鋳造品であってもよいし、鋼板で形成されてもよい。密閉ケースを鋼板で形成した場合には、第1および第2分割ケースを仮に組み立てた状態で溶接することにより2つの分割ケースを一体にして密閉ケースが形成されてもよい。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲のものと解釈される。
101:第1部 102:第2部
2:本管部 20:受口部 20E:受口端部
21:直管部 21E:挿し口端部 22:第2継手部
3:配管要素
4:密閉ケース 41:第1分割ケース 42:第2分割ケース 43:フランジ
5:弁挿入機
D:径方向 EM:エンドミル Es:エンドミルの軸線
G:仕切弁体 V:作業弁
H:穿孔機
O:開口 P:パッキン
R:管周方向 R1:第1の方向 R2:第2の方向
S:軸方向
T:T字管
Claims (4)
- 本管部(2)から前記本管部(2)の径方向(D)に突出する枝管部(1)が一体成形されたT字状の異形管における前記枝管部(1)の第1継手部(11)に接続された配管要素(3)を不断流下において撤去する撤去方法であって、
不断流下において、
前記枝管部(1)における前記第1継手部(11)と前記本管部(2)との間のネック部(10)をエンドミル(EM)で切削して、当該ネック部(10)の管周方向(R)に半周にわたって延びるスリット状の開口(O)を形成する切削工程と、
前記開口(O)から板状の仕切弁体(G)を前記ネック部(10)の管内に挿入して前記ネック部(10)における流体の流れを止める弁挿入工程と、
前記弁挿入工程後に前記配管要素(3)を撤去する工程とを備え、
ここにおいて、
前記本管部(2)は前記本管部(2)の径方向(D)に拡がった受口部(20)と、この受口部(20)の軸方向(S)の受口端部(20E)に円環状に突出形成された第2継手部(22)と、前記受口端部(20E)とは軸方向(S)の反対側に延び前記受口部(20)よりも長い直管部(21)と、前記直管部(21)に連らなる直管状の挿し口端部(21E)とが一体に形成され、
前記切削工程において前記スリット状の開口(O)が受口端部(20E)側よりも挿し口端部(21E)側にオフセットされて形成されることを特徴とする、撤去方法。 - 請求項1において、
前記ネック部(10)は前記挿し口端部(21E)に最も近い第1部(101)と、前記受口端部(20E)に最も近い第2部(102)とを含み、
前記スリット状の開口(O)が前記第1部(101)を含み、かつ、前記第2部(102)を含まないようにオフセットされた位置に切削して形成される、撤去方法。 - 請求項2において、
前記ネック部(10)の外周の半周を囲撓する第1分割ケース(41)と、前記エンドミル(EM)を回転させて切削工程を実行させる穿孔機(H)を取り付ける第2分割ケース(42)とが互いに接続された密閉ケース(4)を用い、
前記切削工程において、
前記エンドミル(EM)を当該エンドミルの軸線(Es)のまわりに回転させながら、前記密閉ケース(4)を前記ネック部(10)のまわりの管周方向(R)に回転させて前記ネック部(10)の管周方向(R)に半周にわたって延びるスリット状の開口(O)を形成する、撤去方法。 - 請求項3において、
前記第1分割ケース(41)が受口側に配置され、かつ、前記第2分割ケース(42)が挿し口側に配置された姿勢で、前記切削工程における前記第1部(101)が切削され、
前記第1部(101)から前記ネック部(10)の管周方向(R)の第1の方向(R1)に延び、かつ、前記第1部(101)から前記第1の方向(R1)とは逆の第2の方向(R2)にも延びるように、前記スリット状の開口(O)を形成する、撤去方法。
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JP2021151782A JP7296434B2 (ja) | 2021-09-17 | 2021-09-17 | 撤去方法 |
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JP2023043991A JP2023043991A (ja) | 2023-03-30 |
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JP2007187204A (ja) | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Kubota Corp | 消火栓用分岐管 |
WO2019188778A1 (ja) | 2018-03-27 | 2019-10-03 | 株式会社水研 | 不断流工法および装置 |
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- 2021-09-17 JP JP2021151782A patent/JP7296434B2/ja active Active
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