JP5892721B2 - ノーブロー工法用フィッティングの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、本管内のガスあるいは水等の流体を止めずに且つ減圧することなく分岐管を設けるノーブロー工法に使用されるフィッティング及びその製造方法並びに既設本管の分岐構造および分岐方法に関するものである。
地中等に設置されているガス管あるいは水道管などの既設本管に対してフィッティングを設置し、フィッティングに対して分岐管を接続する工法として、ノーブロー工法がある。
ノーブロー工法に用いられるフィッティングとしては、例えば、図31に示すように、上部フィッティング1と下部フィッティング3に大きく分かれている。前記の上部フィッティング1と下部フィッティング3とを備えたフィッティング30とされている。そして、上部フィッティング1には、ネック部フィッティング12を工場にて溶接Wにより接合してある。
また、図31に示す形態では、上部フィッティング1の本体部分31と、下部フィッティング3の本体部分32とを、鋳造により製造し、下部フィッティング3の本体部分32に一体に分岐用短管33を形成している。
また、図29および図30に示す形態では、上部フィッティング1の本体部分31と、下部フィッティング3の本体部分32とを、金型を用いる熱間プレス加工により形成し、下部フィッティング3の本体部分32に分岐用短管33を溶接Wにより固定するようにしている。
また、鋼管を素材として、その鋼管の原形をとどめないで、鋼管軸方向および半径方向全体に亘り外径および肉厚を変化させて、上部フィッティングおよび下部フィッティングを製造することは知られている(例えば、特許文献1,2参照)
特開平05−18488号公報 特開平05−18489号公報
前記のように従来の上部フィッティング1の本体部分31または下部フィッティング3の本体部分32は、本管にフィッティングを設置して、そのフィッティングに枝管を設ける場合、ノーブロー工法に用いられるノーブロー工法用フィッティングは、鍛造や金型を用いる熱間プレス加工で製作されている。
前記従来の場合では、金型を用いるため、1つの金型では、各サイズ毎に定まった形状のものしか製造できず、そのため、種々の本管サイズと分岐管サイズの組み合わせに対応することができないという問題がある。
また、金型を用いるので、金型を用いない場合に比べて、フィッティングの製作コストが格段に高くなるという問題がある。
また、鋳造により分岐用短管まで含めてフィッティング用の金型とすると、金型が一層大きくなり、一層製作コストが高くなるという問題がある。
また、鋼管を素材として、その鋼管の原形をとどめないで、鋼管軸方向および半径方向全体に亘り外径および肉厚を変化させて、上部フィッティングおよび下部フィッティングを製造する場合には、加工工程が複雑になり、加工コストも格段に高くなるという問題がある。
本発明は、前記の課題を有利に解決すると共に、種々の既設本管サイズと分岐管サイズの組み合わせに有利に対応可能なノーブロー工法用フィッティング及びその製造方法並びに既設本管の分岐構造および分岐方法を提供することを目的とする。
前記の課題を有利に解決するために、第1発明のノーブロー工法用フィッティングの製造方法では、上部フィッティングと下部フィッティングとを備えたノーブロー工法用フィッティングの製造方法において、上部フィッティングの胴体と下部フィッティングの胴体に鋼製短管を用いて、各胴体に、本管挿通用の半円状開口部を対向するように設けた後、板曲げ加工により製作された半筒状のサドル部材の一端側に形成された開先部を、上部フィッティングの胴体の半円状開口部の外周面に略直交させるとともに、下部フィッティングの胴体の半円状開口部の外周面略直交させて完全溶込み溶接により固定することを特徴とする。
発明では、第発明のノーブロー工法用フィッティングの製造方法において、下部フィッティングまたは上部フィッティングの何れかには、枝出し成形により分岐用開口部を形成することを特徴とする
第1発明によると、上部フィッティングと下部フィッティングの胴体にパイプを用い、これに固定されるサドル部材は金属板を曲げ加工したサドル部材であるので、各上下部のフィッティングの胴体に市販の耐圧鋼管等の耐圧パイプを用いることもできるので、安価なフィッティングとすることができる。
また、胴部に、種々の本管サイズに応じて半円形の開口部を形成し、また、種々の分岐管サイズに応じて胴部に分岐用開口部を形成すればよいので、種々の既設本管サイズと分岐管サイズの組み合わせに対応することができ、しかも、フィッティング本体をパイプと板を曲げたサドル部材で構成し、これらを溶接して接合する構造とするため、フィッティングの製作費用が、従来のものと比べ格段に安価になる。また、胴部あるいは既設本管あるいは分岐管の口径が大きくなるほど、従来のものと比べ、製作費が低減する傾向が大きくなる効果がある。
また、製作方法が簡単で容易であり、製品の品質のばらつきも少なく、従来の場合に比べて、高度な熟練を要しない等の効果がある
発明のように、下部フィッティングまたは上部フィッティングのいずれかには、枝出し成形により形成された分岐用開口部が設けられているので、分岐用開口部の径の自由度が高く、種々の径の分岐用開口部を形成することができ、その開口部に応じた分岐管を接続することができる効果が得られる
本発明の一実施形態のノーブロー工法用フィッティングを既設管に設置した状態を示す一部縦断正面図である。 図1の側面図である。 図1の背面図である。 図1のX−X断面図である。 図1のY−Y断面図である。 (A)〜(H)は、図1,2,4において(A)〜(H)の各部の接合部を示す断面図である。 下部フィッティングに分岐管を固定し、また、ネック部フィッティングにコンプリーションプラグおよび上部蓋材を設置した状態を示す一部縦断正面図である。 (a)はネック部フィッティング内にコンプリーションプラグを係止した状態を示す一部横断平面図、(b)はコンプリーションプラグを離脱させる場合の状態を示す横断平面図である。 上部フィッティングにネック部フィッティングを固定し、下部フィッティングに凹状底蓋を固定し、上下に配置した状態を示す正面図である。 図9の側面図である。 ネック部フィッティングと、上部フィッティングと、下部フィッティングと、凹状底蓋の各部品を上下に配置した状態を示す正面図である。 図11の側面図である。 本発明の一実施形態のフィッティングに用いられるおける上部フィッティングの上部胴体と、下部フィッティングの下部胴体とを示す正面図である。 図13の側面図である。 (a)は本管用の半筒状サドル部材を形成するための平板状鋼板を示す平面図、(b)はその断面図である。 (a)は分岐用筒状体を形成するための平板状鋼板を示す平面図、(b)はその断面図である。 本発明の一実施形態のノーブロー工法用フィッティングを既設管の遮断処理に用いた形態を示す一部縦断正面図である。 本発明の他の実施形態のノーブロー工法用フィッティングを既設管に設置した状態を示す一部縦断正面図である。 図18の側面図である。 図18の背面図である。 図18に示す他の実施形態における下部フィッティングに分岐管を固定し、また、ネック部フィッティングにコンプリーションプラグおよび上部蓋材を設置した状態を示す一部縦断正面図である。 図18に示す他の実施形態における上部フィッティングにネック部フィッティングを固定し、下部フィッティングに凹状底蓋を固定し、上下に配置した状態を示す正面図である。 図22の側面図である。 図18に示す他の実施形態におけるネック部フィッティングと、上部フィッティングと、下部フィッティングと、凹状底蓋の各部品を上下に配置した状態を示す正面図である。 図24の側面図である。 本発明の一実施形態のフィッティングに用いられるおける上部フィッティングの上部胴体と、下部フィッティングの下部胴体とを示す正面図である。 図26の側面図である。 本発明の他の実施形態のノーブロー工法用フィッティングを既設管の遮断処理に用いた形態を示す一部縦断正面図である。 プレス加工による上部フィッティングおよび下部フィッティングを備えた従来のフィッティングを示す一部縦断側面図である。 図29に示すフィッティングを分解して示す一部縦断正面図である。 鋳造による上部フィッティングおよび下部フィッティングを備えた従来のフィッティングを示す一部縦断側面図である。 図17に示す形態の変形形態を示すものであって、本発明の一実施形態のノーブロー工法用フィッティングを既設管の遮断処理に用いた他の形態を示す一部縦断正面図である。
次に、本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
先ず、図13および図14を参照して、本発明の一実施形態のフィッティングに用いられる上部フィッティング1の上部胴体2と、下部フィッティング3の下部胴体4について説明すると、各上下の胴体2,4は、圧力配管炭素鋼管からなるパイプであり、各胴体2,4は、既設本管5(図1参照)の外径寸法よりも内径が大きくされている。
上部胴体2における一端側(下部胴体と接合する側)の外周壁には、既設本管5の外径よりもわずかに大きい本管挿通用の半円状開口部6が形成され、また前記の一端側外周部には、開先加工が施されている。
また、上部胴体2における他端側(ネック部フィッティングと接合する側)の外周部には、開先加工が施されている。
同様に下部胴体4における一端側(上部胴体と接合する側)の外周壁には、既設本管5の外径よりもわずかに大きい本管挿通用の半円状開口部6が形成され、また前記の一端側端部には、開先加工が施されている。
また、下部胴体4における他端側(キャップ部と接合する側)の外周部には、開先加工が施されている。
また、下部胴体4の軸方向に直角で下部胴体4の中間部の片側(分岐側)には、玉抜き治具を用いて熱間玉抜き加工による枝出し成形が施されて形成された分岐用開口部7が設けられている。また、分岐用開口部7の奥部側の内周面には、ストッパ8が角度間隔をおいて設けられている。
図11および図12並びに図6(G)に示すように、上部胴体2における半円状開口部6に接続する外周面、および下部胴体4における半円状開口部6に接続する外周面には、それぞれ半筒状鋼製サドル部材9が溶接W1により固定されている。前記の半筒状鋼製サドル部材9が溶接W1により固定されていることで、上部胴体2および下部胴体4は補強されている。また、半筒状鋼製サドル9を備えていることで、既設本管に仮置きする場合あるいは設置する場合に安定した状態で設置することができる。
前記の半筒状鋼製サドル部材9は、それぞれ図15に示すような鋼製平板で、各胴体2,4の半円状開口部6の周りの外周面に胴体軸方向に直角に当てがわれた時に、軸方向一端側が、前記半円状開口部6に沿うように、円弧状凸凹を有する曲線辺10で適宜外周面側に開先加工が施された鋼製平板11を、ロール曲げ加工等の板曲げ加工により製作される。
図11および図12に示す状態から、図9および図10並びに図6(A)に示すように、上部フィッティング1にネック部フィッティング12を円周方向の連続した溶接W2により固定し、また、下部フィッティング3にキャップ状の底蓋13を円周方向の連続した溶接W3により固定して、上下2つに分割されたフィッティング1,3とする。
前記のように、上下2つのフィッティングとされ、図1〜図5に示すように、既設本管5における分岐すべき位置の外周面を、ネック部付の上部フィッティング1における半筒状鋼製サドル部材9と、底蓋付の下部フィッティング3の半筒状鋼製サドル部材9とにより囲むように配置し、上部フィッティング1と下部フィッティング3および各半筒状鋼製サドル部材9の突き合わせ部を、連続した突き合わせ溶接W4,W5により固定する。
また、各半筒状鋼製サドル部材9の軸方向端部と既設本管5の外周面とは、隅肉溶接W6により固定される(図1および図6のD部分)。
前記各部の溶接接合において、特に、ネック部フィッティング12と上部フィッティング1との溶接接合(図1および図6のA部分)、上部胴体2と上部の半筒状鋼製サドル部材9との溶接接合、下部胴体4と底蓋13との溶接接合(図1および図6のG部分)、上部胴体2と上部の半筒状鋼製サドル部材9と下部胴体4と下部の半筒状鋼製サドル部材9とのコーナー部の集合部の溶接接合(図4および図6のH部分)は、全溶け込み溶接とされる。
前記実施形態では、上部フィッティング1の胴体2と下部フィッティング3の胴体4にパイプが用いられているので、従来のように、金型を用いることなく、適宜設置すべき既設本管の外径に対応した市販等の圧力配管用炭素鋼管を用いて、フィッティングの胴体を製作することができ、市販等の安価な断面円形の圧力配管用炭素鋼管を用いて、安価な胴体とすることができる。また、各胴体2,4に、本管挿通用の半円状開口部6が設けられ、鋼板からなる金属板を曲げ加工して形成された半筒状のサドル部材9の一端側が、それぞれ、上部フィッティング1の胴体2の半円状開口部6と、下部フィッティング3の胴体4の半円状開口部6に溶接により固定されているので、また、既設本管の外径に合わせて適宜、胴体2,4側の半円状開口部6を形成して、かつ安価な鋼板から半筒状サドル部材9としているので、加工コストの安い半筒状サドル部材と胴体を用いた安価なノーブロー工法用フィッティング14とすることができる。
また、下部フィッティングに設けた分岐用開口部7は、圧力配管用炭素鋼管を、玉抜き治具を用いた熱間玉抜き加工による枝出し成形により形成するので、鋳造による枝出しに比べて、容易に安価に形成することができる。
なお、前記の下部フィッティングに設けた分岐用開口部7は、熱間玉抜き加工による枝出し成形に代えて、下部フィッティング3に切削等による円形の開口部を設け、図15に示すような、適宜外周面側に開先加工を施された鋼製平板11を2つ合わせて筒状としたり、図16に示すような一周分の長さを有する鋼製平板15をロール曲げ加工等の板曲げ加工により筒状の分岐用短管を製作し、その一端側を溶接により、下部フィッティング3の分岐用開口部7の周りに溶接により固定してもよい。また、分岐用短管に分岐管を突き合わせ溶接により固定してもよい。
この場合にも、鋼板を用いた板曲げにより、分岐用短管を製作し、これを下部フィッティング3の胴体4に取り付けるようにすると、下部フィッティングを安価に製作することができる。前記の半筒状サドル部材9および分岐用短管の取り付けは、工場溶接により取り付けられる。
また、前記実施形態では、上部フィッティング1の胴体2と下部フィッティング3の胴体4に鋼製短管(パイプ)を用いて、各胴体2,4に、本管挿通用の半円状開口部6を対向するように設けた後、板曲げ加工により製作された半筒状のサドル部材9の一端側を、それぞれ、上部フィッティング1の胴体2の半円状開口部6と、下部フィッティング3の胴体4の半円状開口部6に溶接により固定して、上部フィッティング1と下部フィッティングとしているので、容易にノーブロー工法用フィッティングを製造することができる。
なお、図1〜図5の状態で、ネック部フィッティング12に上部蓋材16を多数のボルト17により取り付け、分岐用開口部7に分岐管34が接続された状態が図7に示されている。
次に、図18〜図28、図6および図15を参照して、本発明の他の実施形態について説明する。
前記実施形態では、下部フィッティング3に分岐用開口部7を設ける形態を示したが、本発明を実施する場合に、上部フィッティング1に分岐用開口部7を設ける形態のノーブロー工法用フィッティングとしてもよく、また、そのようなフィッティングを用いた既設本管の分岐構造および分岐方法としてもよいので、このような形態について説明する。
前記実施形態との図の対応関係は、図18〜図20はそれぞれ図1〜図3に対応し、図21は図7に対応し、図22〜図27はそれぞれ図9〜図14に対応し、図28は図17に対応している。
先ず、図26および図27を参照して、本発明の他の実施形態のフィッティングに用いられる上部フィッティング1の上部胴体2と、下部フィッティング3の下部胴体4について説明すると、各上下の胴体2,4は、圧力配管要炭素鋼管からなるパイプであり、各胴体2,4は、既設本管5(図18参照)の外径寸法よりも内径が大きくされている。
上部胴体2における一端側(下部胴体と接合する側)の外周壁には、既設本管5の外径よりもわずかに大きい本管挿通用の半円状開口部6が形成され、また前記の一端側外周部には、開先加工が施されている点は前記実施形態と同様である。
また、上部胴体2における他端側(ネック部フィッティングと接合する側)の外周部には、開先加工が施されている点も前記実施形態と同様である。
また、上部胴体2の軸方向に直角で上部胴体2の中間部の片側(分岐側)には、玉抜き治具を用いて熱間玉抜き加工による枝出し成形が施されて形成された分岐用開口部7が設けられている。なお、分岐用開口部7の奥部側の内周面には、前記実施形態のストッパ8に相当する部品を備えていない形態とされている。
同様に下部胴体4における一端側(上部胴体と接合する側)の外周壁には、既設本管5の外径よりもわずかに大きい本管挿通用の半円状開口部6が形成され、また前記の一端側端部には、開先加工が施されている点も前記実施形態と同様である。
また、下部胴体4における他端側(キャップ部と接合する側)の外周部には、開先加工が施されている点も前記実施形態と同様である。
図24および図25並びに図6(G)に示すように、上部胴体2における半円状開口部6に接続する外周面、および下部胴体4における半円状開口部6に接続する外周面には、それぞれ半筒状鋼製サドル部材9が溶接W1により固定されている。前記の半筒状鋼製サドル部材9が溶接W1により固定されていることで、上部胴体2および下部胴体4は補強されている。また、半筒状鋼製サドル9を備えていることで、既設本管に仮置きする場合あるいは設置する場合に安定した状態で設置することができる点も前記実施形態と同様である。
前記の半筒状鋼製サドル部材9は、それぞれ図15に示すような鋼製平板で、各胴体2,4の半円状開口部6の周りの外周面に胴体軸方向に直角に当てがわれた時に、軸方向一端側が、前記半円状開口部6に沿うように、円弧状凸凹を有する曲線辺10で適宜外周面側に開先加工が施された鋼製平板11を、ロール曲げ加工等の板曲げ加工により製作される点も前記実施形態と同様である。
図24および図25に示す状態から、図22および図23並びに図6(A)に示すように、上部フィッティング1にネック部フィッティング12を円周方向の連続した溶接W2により固定し、また、下部フィッティング3にキャップ状の底蓋13を円周方向の連続した溶接W3により固定して、上下2つに分割されたフィッティング1,3とする点も前記実施形態と同様である。
前記のように、上下2つのフィッティングとされ、図18〜図20に示すように、既設本管5における分岐すべき位置の外周面を、ネック部付の上部フィッティング1における半筒状鋼製サドル部材9と、底蓋付の下部フィッティング3の半筒状鋼製サドル部材9とにより囲むように配置し、上部フィッティング1と下部フィッティング3および各半筒状鋼製サドル部材9の突き合わせ部を、連続した突き合わせ溶接W4,W5により固定する点も前記実施形態と同様である。
また、各半筒状鋼製サドル部材9の軸方向端部と既設本管5の外周面とは、隅肉溶接W6により固定される(図18および図6のD部分)点も前記実施形態と同様である。
前記各部の溶接接合において、特に、ネック部フィッティング12と上部フィッティング1との溶接接合(図18および図6のA部分)、上部胴体2と上部の半筒状鋼製サドル部材9との溶接接合、下部胴体4と底蓋13との溶接接合(図18および図6のG部分)、上部胴体2と上部の半筒状鋼製サドル部材9と下部胴体4と下部の半筒状鋼製サドル部材9とのコーナー部の集合部の溶接接合(図6のH部分)は、全溶け込み溶接とされる点も前記実施形態と同様である。
前記実施形態では、上部フィッティング1の胴体2と下部フィッティング3の胴体4にパイプが用いられているので、従来のように、金型を用いることなく、適宜設置すべき既設本管の外径に対応した市販等の圧力配管用炭素鋼管を用いて、フィッティングの胴体を製作することができ、市販等の安価な断面円形の圧力配管用炭素鋼管を用いて、安価な胴体とすることができる点も前記実施形態と同様である。また、各胴体2,4に、本管挿通用の半円状開口部6が設けられ、鋼板からなる金属板を曲げ加工して形成された半筒状のサドル部材9の一端側が、それぞれ、上部フィッティング1の胴体2の半円状開口部6と、下部フィッティング3の胴体4の半円状開口部6に溶接により固定されているので、また、既設本管の外径に合わせて適宜、胴体2,4側の半円状開口部6を形成して、かつ安価な鋼板から半筒状サドル部材9としているので、加工コストの安い半筒状サドル部材と胴体を用いた安価なノーブロー工法用フィッティング14とすることができる点も前記実施形態と同様である。
また、上部フィッティングに設けた分岐用開口部7は、圧力配管用炭素鋼管を、玉抜き治具を用いた熱間玉抜き加工による枝出し成形により形成するので、鋳造による枝出しに比べて、容易に安価に形成することができる点も前記実施形態と同様である。
なお、前記の上部フィッティングに設けた分岐用開口部7は、熱間玉抜き加工による枝出し成形に代えて、下部フィッティング3に切削等による円形の開口部を設け、図15に示すような、適宜外周面側に開先加工を施された鋼製平板11を2つ合わせて筒状としたり、図16に示すような一周分の長さを有する鋼製平板15をロール曲げ加工等の板曲げ加工により筒状の分岐用短管を製作し、その一端側を溶接により、上部フィッティング1の分岐用開口部7の周りに溶接により固定してもよい。また、分岐用短管に分岐管を突き合わせ溶接により固定してもよい。
この場合にも、鋼板を用いた板曲げにより、分岐用短管を製作し、これを上部フィッティング1の胴体4に取り付けるようにすると、上部フィッティングを安価に製作することができる。前記の半筒状サドル部材9および分岐用短管の取り付けは、工場溶接により取り付けられる。
また、前記実施形態では、上部フィッティング1の胴体2と下部フィッティング3の胴体4に鋼製短管(パイプ)を用いて、各胴体2,4に、本管挿通用の半円状開口部6を対向するように設けた後、板曲げ加工により製作された半筒状のサドル部材9の一端側を、それぞれ、上部フィッティング1の胴体2の半円状開口部6と、下部フィッティング3の胴体4の半円状開口部6に溶接により固定して、上部フィッティング1と下部フィッティングとしているので、容易にノーブロー工法用フィッティングを製造することができる。
なお、図18〜図20の状態で、ネック部フィッティング12に上部蓋材16を多数のボルト17により取り付け、分岐用開口部7に分岐管34が接続された状態が図21に示されている。
図18〜図27に示す形態は、上部フィッティング1に設けた分岐用開口部7に、直接または分岐用短管を介して分岐管34を接続する形態とすることで、分岐用開口部7に接続する分岐管34のレベルが、図1に示す形態の場合に比べて浅い位置になり、その分、開削(掘削)作業および埋設作業等の施工が容易になり施工コストを低減できると共に、既設本管5の上面側にのみ孔19を設ける形態でより構造が簡単になる。また、ストッパー8を設けない形態であるので、この点でも構造が簡単になると共に安価になる。また、この形態では、前記の既設本管5に設ける孔19と分岐管34が図1に示す形態の場合よりも近い位置となることで、圧力損出が小さくできる形態となっている。
前記各実施形態の場合、図示を省略するが、図7または図21の状態から既設本管5に穿孔する場合の概略作業手順は、以下の(1)〜(9)の通りである。
(1)上部蓋材16およびコンプリーションプラグ18を取り外した状態で、ネック部フィッティング12に、適宜フランジ継手付アダプターを取り付けて、そのフランジ継手付アダプターを介して、スライド式仕切り弁を有するゲートバルブを固定する。
(2)前記ゲートバルブに穿孔機を固定し、前記のゲートバルブを開いて、穿孔機におけるカッターを回転させながら前進させ、既設本管5を穿孔して、図1または図18に2点鎖線で示す孔19を開設する。
(3)カッターを後退移動させ、ゲートバルブを閉じた状態として、穿孔機を取り外す。
(4)コンプリーションプラグ18をねじ付駆動軸に装着したコンプリーションマシン(プラグ設置兼離脱機)をゲートバルブに設置する。
(5)ゲートバルブを開いて、コンプリーションマシンからコンプリーションプラグ18を前進移動させ、ネック部フィッティング12における係止溝20から、図8(b)に示すように、コンプリーションプラグ18の鍔21が前記係止溝20から45°位相がずれた位置まで前進させる。
(6)コンプリーションマシンにおける駆動装置を駆動して、コンプリーションプラグ18を90°回転させて、前記係止溝20に、鍔付コンプリーションプラグ18における各鍔21を係止溝20に係止させ、鍔付コンプリーションプラグ18のOリングにより気密を図る。
(7)前記コンプリーションマシンにより鍔付コンプリーションプラグ18の回転を防止しながらねじ付駆動軸を適宜回転させて鍔付コンプリーションプラグ18から離脱させる。
(8)前記コンプリーションマシンをゲートバルブから取り外す。
(9)ゲートバルブをネック部フィッティング12から取り外し、上部蓋材16をネック部フィッティング12に固定する。
なお、コンプリーションプラグ18が、鍔付コンプリーションプラグ18でなく、雄ねじ部付コンプリーションプラグ18であり、ネック部フィッティング12側の雌ねじ部にねじ込む形態でも、コンプリーションプラグ18を回転させてネック部フィッティング12にねじ接合により装着したり、離脱させることができる。
図示を省略するが、本発明を実施する場合、前記第1実施形態における下部フィッティング3と、前記第2実施形態における上部フィッティング1とを組み合わせたフィッティングとすることで、上部フィッティング1と下部フィッティング3との2つに分岐することができる分岐構造とすることができる。
前記各実施形態における下部フィッティング3または上部フィッティング1に枝出し加工に代えて孔を設けると共にその孔に直接、枝管を溶接により固定するようにしてもよい。
前記のように、本発明では、ノーブロー工法用フィッティングにおける上部フィッティング1および下部フィッティング3が、既設本管5の周りに対向して配置されて、既設本管5に溶接により固定されると共に、上部フィッティング1および下部フィッティング2が溶接により一体化され、下部フィッティング3または上部フィッティング1のいずれかに設けられた分岐用開口部7に、直接または分岐用短管を介して分岐管34が接続された既設本管5の分岐構造としているので、安価な上部フィッティングおよび下部フィッティングを用いて、種々の既設本管に対応したサドル部材を備え、種々の分岐管に対応した分岐用開口部を備えた上下部のフィッティングを用いた簡単な構造とすることができる等の効果が得られる。
また、上部フィッティング1および下部フィッティング3を、既設本管5の周りに対向して配置して、既設本管5に固定すると共に、上部フィッティング1および下部フィッティング3を溶接により一体化した後、予め下部フィッティング3または上部フィッティング1のいずれかに設けた分岐用開口部7に、直接または分岐用短管を介して分岐管34を接続する既設本管の分岐方法としているので、施工が容易で安価に施工可能な分岐方法とすることができる。
本発明を実施する場合、市販の圧力配管用炭素鋼管から上部胴体部分と下部胴体部分とを一体として製作し、これを切断して、上部胴体2と下部胴体4とを製作するようにしてもよい。
なお、本発明の場合は、ガス等の気体あるいは水道水等の流体の管路を分岐する場合に適用してもよい。
また、本発明のノーブロー工法用フィッティングを実施する場合、分岐用開口部7を設けない形態で下部フィティング3(または上部フィティング1)の下部胴体4(または上部胴体2)の軸方向長さを短くしたノーブロー工法用フィッティングとしてもよい。このような分岐用開口部7を設けない形態のノーブロー工法用フィッティングは、ガス等の流体を遮断することを目的に、例えば、遮断する位置よりも先のガス導管等の導管(既設本管5)が不要になった場合や、導管端部手前で分岐させた場合に不要となる導管の端末遮断処理として適用することができる。このような端末遮断処理をする場合には、図17(または図28あるいは図32)上に示すように、導管(既設本管5)に前記実施形態と同様にノーブロー工法用フィッティング14を設置する。次いで、前記と同様に孔19を開設し、前記穿孔機に代えて昇降式ストッパ装置22をゲートバルブに設置し、ゲートバルブを開いて、弾性ゴムブロック23を有するストッパ24を孔19(又は孔19から既設本管5の端部管内)の部分に圧入するように配置して、流体を遮断した後、図17または図28あるいは図32)下に示すように、端末側の導管(既設本管5)を切断して閉塞蓋25を溶接により固定して、導管(既設本管5)の端末遮断処理をする。
なお、図17に示す形態の変形形態として、図32に示すように、既設本管5の上部側にのみ孔19を設ける形態では、ストッパ8を設けなくてもよい。
また、図28および図32に示す形態では、昇降ストッパ装置22の先端側には駆動装置(図示を省略)により回動される回動レーバーの先端側に支持された弾性ゴムブロック23を備えた、ストッパー24を備えている。
弾性ゴムブロック23を支持している回動レーバーを自動的に回動させるための他の形態として、図32の上図を参照して説明すると、弾性ゴムブロック23側の先端(図32の上図では右側)に先端ローラー装置を取り付け、かつ先端ローラーの回転中心を回動レバーの回動中心から導管(既設本管5)の遮断すべき側に変位した位置となるように設置するようにしてもよい。このようにすることにより、回動レバーの前記駆動装置がなくても、昇降ストッパ装置22におけるストッパー24を下降させると、前記先端ローラー装置におけるローラーが導管(既設本管5)の遮断すべき側に転動して、回動レバーと共に弾性ゴムブロック23を、導管(既設本管5)の遮断すべき側に自動的に回動させて、導管(既設本管5)を遮断することができ、この状態のときに、ストッパー24が導管(既設本管5)の内側に着座させるように設定しておけばよい。
1 上部フィッティング
2 上部胴体
3 下部フィッティング
4 下部胴体
5 既設本管
6 半円状開口部
7 分岐用開口部
8 ストッパ
9 半筒状鋼製サドル部材
10 曲線辺
11 鋼製平板
12 ネック部フィッティング
13 底蓋
14 フィッティング
15 鋼製平板
16 上部蓋材
17 ボルト
18 コンプリーションプラグ
19 孔
20 係止溝
21 鍔
22 昇降式ストッパ装置
23 弾性ゴムブロック
24 ストッパー
25 閉塞蓋
30 フィッティング
31 本体部分
32 本体部分
33 分岐用短管
34 分岐管

Claims (2)

  1. 上部フィッティングと下部フィッティングとを備えたノーブロー工法用フィッティングの製造方法において、上部フィッティングの胴体と下部フィッティングの胴体に鋼製短管を用いて、各胴体に、本管挿通用の半円状開口部を対向するように設けた後、
    板曲げ加工により製作された半筒状のサドル部材の一端側に形成された開先部を、上部フィッティングの胴体の半円状開口部の外周面に略直交させるとともに、下部フィッティングの胴体の半円状開口部の外周面に略直交させて、完全溶込み溶接により固定すること
    を特徴とするノーブロー工法用フィッティングの製造方法
  2. 下部フィッティングまたは上部フィッティングの何れかには、枝出し成形により分岐用開口部を形成すること
    を特徴とする請求項1に記載のノーブロー工法用フィッティングの製造方法
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