JP6369678B2 - 管ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、不断流状態で流体管を分流可能にする管ユニットに関する。
従来の不断流状態で流体管を分流可能にする管ユニットは、流体が流れる管体(管路部)と、該管体(管路部)に連通するとともに前記管体(管路部)を開閉する仕切弁(弁本体)を取付け可能な連通孔を有する仕切弁着脱部(管路首部)と、前記管体(管路部)の流れを分流する仮配管(分流路)を開閉する止水弁(弁装置)を取付け可能な止水弁着脱部と、を備えている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−108250号公報(第6頁、第7図)
しかしながら、特許文献1にあっては、仕切弁及び止水弁を取付け位置が固定されているため、仕切弁と止水弁との相対回転位置を変更することができない。そのため、工事の掘削結果、仮配管のルートに掘削困難な状況が発生しても当初の仮配管ルートを掘削せざるを得ず、当初の仮配管ルートを変更して有利な仮配管ルートを選定することができないという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、分流路の方向及び分流路を開閉する弁装置の取付け方向を自由に設定することができるとともに、不断流状態で容易に流体管を更新することができる管ユニットを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の管ユニットは、
管路部に連通するとともに前記管路部を開閉する弁本体を取付け可能な連通孔を有する管路首部と、管路部の分流路を開閉する弁装置を取付け可能な少なくとも一つの分流首部と、を備える管ユニットであって、該管ユニットは、前記管路首部を有する第1の管路部と、前記分流首部を有する第2の管路部と、を少なくとも備え、前記第1及び第2の管路部は相対回動可能な管接続部によって互いに連結され、前記分流首部は、前記弁装置を着脱可能とする作業弁を取付け可能な開口部を備え、前記分流首部は、該開口部及び前記分流路を密封する筒部を有する栓体を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、工事の掘削状況に応じて、管ユニットは、少なくとも管路首部を備える第1の管路部と分流首部を備える第2の管路部とを管接続部を利用して相対回動させ、第2の管路部が備える分流路の方向及び分流路を開閉する弁装置の取付け方向を設定して使用することができる。
また、この特徴によれば、管ユニットは、分流首部に設けられた開口部に取付けた作業弁を使用して弁装置を取外した後、栓体により密封できるので、埋設される部品を減らした状態で使用することができる。
本発明の管ユニットは、
前記管接続部は、受口部及び挿口部を少なくとも備えることを特徴としている。
この特徴によれば、管ユニットは、受口部及び挿口部を利用して、前記分流路の方向及び分流路を開閉する弁装置の取付け方向を設定して使用することができる。
本発明の管ユニットは、
前記管接続部は、前記受口部及び挿口部の各外周部に設けられた鍔部と、該両鍔部を外嵌する外嵌保持具と、該外嵌保持具が前記両鍔部に係合した状態で、前記第1及び第2の管路部が相対回動可能となる接続手段と、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、管ユニットは、外嵌保持具が受口部及び挿口部の各外周部に設けられた鍔部に係合した状態で、第1及び第2の管路部が相対回動可能となる接続手段を備えるので、工事の際に受口部及び挿口部が離間することなく、工事の掘削状況に応じて第2の管路部が備える分流路の方向及び分流路を開閉する弁装置の取付け方向を設定して使用することができる。
本発明の管ユニットは、
前記管路首部は、前記弁本体着脱可能とする作業弁を取付け可能な開口部を備え、前記管路首部は、該開口部及び前記連通孔密封する筒部を有する栓体を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、管ユニットは、管路首部設けられた開口部に取付けた作業弁を使用して弁本体取外した後、栓体により密封できるので、埋設される部品を減らした状態で使用することができる。
本発明の管ユニットは、
前記管路首部に取付けられる前記作業弁は、該管路首部に略垂直かつ前記第1の管路部の管軸方向に配設されることを特徴としている。
この特徴によれば、前記作業弁は前記管路首部に垂直、前記管路部の管軸方向に配設されるので、掘削量を増やすことなく管ユニットを使用することができる。
(a)は本発明の管ユニットを示す平面図、(b)は一部断面の正面図である。 (a)は図1(a)のA−A矢視図、(b)は図1(a)のB−B矢視図である。 (a)は(b)のC−C矢視図、(b)は管路首部の開口部にカバーを取付けた状態を示す図、(c)は管路首部の開口部を覆うカバーを取外した状態を示す図である。 管路首部の開口部に作業弁を取付けた状態を示す図である。 (a)は管路首部に取付けられた弁本体を取外すために弁本体着脱機を配置した状態を示す図、(b)は弁本体着脱機を弁本体に取付けた状態を示す図である。 (a)は弁本体着脱機を操作して管路首部から弁本体を引抜き、作業弁を閉じた状態を示す図、(b)は弁本体着脱機の側面図である。 管路首部から弁本体を完全に引抜いた状態を示す図である。 (a)は管路首部に栓体を取付けた状態を示す図、(b)は管路首部に新たな弁装置を取付けた状態を示す図である。 (a)は栓体着脱機及び分流首部の開口部に分流側作業弁を取付けた状態を示す図、(b)は分流側作業弁を取付ける際の手順を示す図である。 (a)は栓体着脱機を操作して分流首部から栓体を引抜き、分流側作業弁を閉じた状態を示す図、(b)は分流首部から栓体を完全に引抜いた状態を示す図である。 (a)は分流首部に弁装置をセットした状態を示す図、(b)は分流首部に弁装置を取付けた状態を示す図である。 (a)は流体管更新前の流体管路を示す図、(b)は本発明の管ユニットを使用して第1工区の流体管を更新した状態を示す図、(c)は第1工区更新完了後に分流管を取外した状態を示す図、(d)は本発明の管ユニットを使用して第2工区の流体管を更新した状態を示す図、(e)は第2工区更新完了後に分流管を取外した状態を示す図である。 (a)は本発明の管ユニットを弁筺に収納した状態を示す平面図、(b)は(a)のE−E矢視図である。 管ユニットの分流首部を鉛直上方に配置した状態を示す図である。 (a)は管ユニットの接続部の変形例を示す図、(b)は外嵌保持具を仮固定した状態を示す図である。 (a)は管ユニットの分流首部を消化栓として使用した図、(b)は管ユニットの分流首部を空気弁として使用した図である。 (a)は管ユニットの分流首部を排泥管として使用した図、(b)は管ユニットをポンプステーションのマニフォールドとして使用した図である。
以下、本発明に係る管ユニットを実施するための形態を図1から図17を参照して説明する。
図1及び図2に示されるように、管ユニット1は、第1の管路部2及び第2の管路部5を備えている。第1の管路部2には、該第1の管路部2に連通するとともに第1の管路部2を開閉する弁本体3を取付け可能な管路連通孔4bを有する管路首部4が設けられている。また、第2の管路部5は、分流連通孔6b及び分流開口部6fを密封する分流栓体7を取付け可能とする分流首部6が設けられている。なお、後述するように、管路首部4には弁本体3だけでなく、弁本体3に替えて管路栓体14(図8(a)参照)を取付けることができ、分流首部6には、分流栓体7だけでなく、分流栓体7に替えて弁装置10を取付けることもできる(図11参照)。
管ユニット1は、第1の管路部2と第2の管路部5との相対回動を可能とする管接続部9によって連結されている。管接続部9は、第1の管路部に形成される挿口部2b、第2の管路部5に形成される受口部5b、受口部5bと挿口部2bとの間に介挿される密封部材9a、受口部の外周部に設けられた鍔部5c、挿口部の外周部に設けられた鍔部2c及び該鍔部5c、2cに外嵌される外嵌保持具8を備える。また、外嵌保持具8は、複数の外嵌保持具片8a、8bからなる分割構造になっており、両外嵌保持具片8a、8bの接続部に設けた複数のボルト・ナット8cを締込んで外嵌保持具8と鍔部5c、2cとを強保持状態として一体に保持できる。
このように、管ユニット1は、第1の管路部2と第2の管路部5との相対回動を可能とする管接続部9によって連結されているので、第1の管路部2の管路首部4と第2の管路部5の分流首部6との管軸に対する周方向相対位置を自由に設定することができる。したがって、後述するように流体管を更新する工事において、掘削作業中に、分流管のルートに掘削困難な状況が発生しても、第1の管路部2の管路首部4と第2の管路部5の分流首部6の相対回動位置を設定して、掘削が容易となる分流管のルートに設定することができ、設定後は、管ユニット1の管接続部9を外嵌保持具8によって強保持状態とすることにより、当該相対回動位置に位置決めして第1の管路部2及び第2の管路部5を確実に保持できる。
つぎに、管路首部4及び弁本体3について説明する。図2(a)に示すように、管路首部4は、第1の管路部2に形成された孔部2aを取り囲むように管路筒部4a、該管路筒部4aの内周面は孔部2aに連通する管路連通孔4b、該管路連通孔4bに連なる管路首部端面4d、該管路首部端面4dに連なるフランジ部4cが形成されている。
一方、弁本体3は、第1の管路部2を開閉可能な弁体3aと、管路連通孔4bを閉止する弁蓋3bと、弁蓋3bの上面に突出され弁体3aを外部から開閉操作するための弁棒部3dと、弁棒部3dの外周面をシールするためのパッキン3gを内部に備えるパッキン箱3cと、管路連通孔4bに沿って挿入される弁本体筒部3fと、該弁本体筒部3fの外周の環状の溝に嵌め込まれて、管路連通孔4bの軸方向に所定距離離間した複数の密封部材3e、3eと、を有している。そして、所定の間隔離間した複数の密封部材3e、3eの間に管路開口部4fが配置された状態で、該管路開口部4fは密封される。なお、密封部材3eは、断面がかまぼこ形や円形のパッキンだけでなく、図7に示すように、コブあるいはヒレ付ゴム3e’を使用することで、より密封性を向上させることができる。
また、管路首部4の断面形状は、弁体3aに適合し、弁蓋3bに加わる流体力が小さくなるように略楕円形に形成されている。なお、管路首部4の断面形状は、弁体3aに適合するとともに弁蓋3bに加わる流体力を小さくできれば、略楕円に限らず、略小判形、略矩形等であってもよいが、弁本体3aの方向を決めるため、また回転を防ぐため、非円形であることが好ましい。
図1(b)、図2(a)及び図3に示されるように、管路首部4には管路開口部4fが設けられている。管路開口部4fは、後述する作業弁の取付け孔として使用され、該作業弁によって管路首部4を開閉することができる。また、管路開口部4fは外側から管路首部カバー12により覆われ、管路首部カバー12に設けられたパッキン12dにより密封されるとともに、弁本体筒部3fの外周の軸方向に離間して設けられた密封部材3eによっても密封されている。
つぎに、分流首部6及び分流栓体7について説明する。図2(b)に示すように、分流首部6は、第2の管路部5に形成された孔部5aを取り囲むように分流筒部6a、該分流筒部6aの内周面は孔部5aに連通する分流連通孔6b、該分流連通孔6bに連なる分流首部端面6d、該分流首部端面6dに連なるフランジ部6cが形成されている。
一方、分流栓体7は、分流連通孔6bに沿って挿入される分流栓体筒部7aを有し、この分流栓体筒部7aの外周の環状の溝に嵌め込まれて、分流連通孔6bの軸方向に所定距離離間して保持される複数の密封部材7b、7bを有している。そして、所定の間隔離間した複数の密封部材7b、7bの間に分流開口部6fが配置された状態で、該分流開口部6fは密封される。また、分流首部端面6dと栓体フランジ7cとの間は、ボルト・ナット7d及び密封部材6eにより密封される。なお、分流首部6の断面形状は、弁装置10の管路形状に適合するように略円形に形成されている。このようにすることで、弁装置10を分流首部6の管軸周りに回動させて設置し、弁装置10の操作部位置を任意に変更することができる。
図2(b)に示されるように、分流首部6には分流開口部6fが設けられている。分流開口部6fは、後述する作業弁の取付け孔として使用され、該作業弁によって分流首部6を開閉できる。また、分流開口部6fは分流首部カバー13により覆われている。分流首部カバー13は、管路首部カバー12と同様の構成を有し、分流開口部6fは分流首部カバー13に設けられたパッキン11dにより密封されるとともに、分流栓体筒部7aの外周に設けられた一対の密封部材7b、7bによっても密封されている。
本発明の管ユニット1は、管路首部4に取付けた弁本体3、分流首部6に取付けられた分流栓体7を不断流状態で取付け、取外しが可能な構造となっている。以下、管路首部4に弁本体3を取付け、取外しする手順について図3から図8を参照して説明する。
第1のステップとして、図3に示されるように、管路開口部4fを覆う管路首部カバー12の取外しを行う。まず、蓋部材12bを押圧するボルト・ナット12eを緩め、押圧板12aを第1の管路部2側へ移動して、押圧板12aの端部に形成された保持爪12cと管路筒部4aに形成された爪4hとの係合を解除し、押圧板12a及び蓋部材12bを管路開口部4fから取外す。
第2のステップとして、図4に示されるように、管路開口部4fに作業弁60の取付けを行う。ここで、作業弁60について説明する。作業弁60は、管路開口部4fを仕切る作用弁体62と、該作用弁体62を収納する作業弁箱61と、作業弁箱61の外側に突出され作用弁体62を外部から開閉操作するための弁棒部63と、作業弁箱61を管路筒部4aに固定する保持具64と、から主に構成される。そして、このように構成された作業弁60の作業弁箱61を管路開口部4fに取付け、保持具64とボルト・ナット65によって管路筒部4aに作業弁箱61を固定する。
第3のステップとして、図5に示されるように、弁本体着脱機70の取付けを行う。ここで、弁本体着脱機70について説明する。弁本体着脱機70は、保持フレーム71と、保持フレーム71に取付けられた送りねじ72と、送りねじ72を回動させるハンドル73と、送りねじ72に取付けられた弁本体保持具74とを備える。また、保持フレーム71は、上板71a、一対の側板71b、一対の底板71c及び上板71aと一対の側板71bとを移動可能に固定するボルト・ナット71dを備え、さらに一対の側板71bには、上下に可動する上部挟持爪75a及び固定された下部挟持爪75bとからなる挟持爪75が設けられている。
上記した弁本体着脱機70を使用して、まず図5(a)に示されるように、一対の底板71c及び上板71aと一対の側板71bとを固定するボルト・ナット71dを緩め、一対の側板71bを左右方向に開いた状態で、弁本体保持具74の鍔部74bを弁蓋3bに当接させ、配置する。つぎに、図5(b)に示されるように、一対の側板71bを送りねじ72側に寄せて、一対の底板71cをフランジ部4cの下部に配置するともに、弁本体保持具74の鍔部74bと弁蓋3bとを挟持爪75a、75bによって挟持して、ボルト・ナット71dによって固定して、弁本体着脱機70を取付けを完了する。
第4のステップとして、図6(a)に示されるように、作業弁60を操作して弁本体3の撤去を行う。まず、固定部3h(図2(a)参照)を取外し、ハンドル73を回して弁本体3を徐々に引き上げる。そして、弁本体3に設けられた複数の密封部材3e、3eのうち第1の管路部2側の密封部材3eの密封状態を保ちながら、管路開口部4fから挿入される作業弁60が弁本体3と干渉しない位置まで引き上げる。そして、作用弁60の弁棒部63を操作して、管路首部4の内周に設けられた座4gに作用弁体62が着座するまで作用弁体62を閉じる。作用弁体62を閉じた後、ハンドル73をさらに回して弁本体3を撤去する。
最後に、図7に示されるように、フランジ部4cと弁蓋3bとの間に仮置台78配置して、弁本体3の自重を保持し、弁本体着脱機70を分解撤去する。こうして、不断流状態で、第1の管路部2から弁本体3を撤去することができる。弁本体撤去後は、図8(a)に示されるように、管路栓体14を管路首部4に取付けて密封したり、老朽化した弁本体を新しい弁本体に交換する必要な場合には、図8(b)に示されるように新たな弁本体3’を交換することができる。
つぎに、分流首部6から分流栓体7を取付け、取外しする手順取外す手順について、図9から図11を参照して説明する。
分流首部6から分流栓体7を取外す手順については、上述の管路首部4から弁本体3を取外す手順と同様の手順については説明を省略する。最初に、図9に示されるように、分流開口部6fを覆う分流首部カバー13(図2(b)参照)を取外し、分流側作業弁80を分流開口部6fに取付け、保持具84とボルト85、ナット86によって分流側作業弁箱81を分流首部6に固定する。さらに、栓体着脱機90のフランジ保持器91、92をフランジ部6c及び栓体フランジ7cに取付ける。
つぎに、図10(a)に示されるように、フランジ部6c及び栓体フランジ7cを締付けるボルト・ナット7d(図9(a)参照)を取外し、ハンドル94を操作して送りねじ93を回動させ、分流栓体7の移動量をスケール95で確認し、分流栓体7に設けられた複数の密封部材7b、7bのうち第2の管路部5側の密封部材7bの密封状態を保ちながら、分流栓体7を所定量移動させる。続いて、分流側作業弁80の弁棒83を操作して作業弁体82を閉じる。その後、図10(b)に示されるように、ハンドル94を操作して送りねじ93をさらに回動させ、不断流状態で分流首部6から分流栓体7を撤去することができる。
弁本体撤去後は、図11に示されるように、分流首部6から分流栓体7を取外す手順と逆の手順で、分流首部6に弁装置10を不断流状態で取付けることができる。
以上説明した管ユニット1を使用して、不断流状態で流体管を更新する手順について説明する。
ここで、図12の既設管41には常に流体が流れている状態であり、図12の左側が上流側、右側が下流側とする。なお、図12において、管ユニット1は断面視略円形状に形成される既設管41と同じく、地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄製であり、内周面がエポキシ樹脂で被覆されている。なお、管ユニット1、弁本体、弁装置は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいは石綿、コンクリート製、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。さらに、流体管の内周面はエポキシ樹脂に限らず、例えばモルタル等により被覆されてもよく、若しくは適宜の材料を粉体塗装により流体管の内周面に被覆してもよい。また、本実施例において流体は上水であるが、上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。
最初に、図12(a)に示される既設管41a、既設弁41b、既設管41cからなる既設管41のうち、第1工区更新対象区間を不断流状態で更新する手順について説明する。図12(b)に示されるように、不断流分岐工法にて、既設弁41bの上流側に割T字管42及び第1工区更新対象区間の下流側に割T字管44を設置して、既設管41a、41cを穿孔し、さらに割T字管44の上流側に不断流止流栓45を設置して、両割T字管42、44に架けて分流管43を配設する。つぎに、分流管43の開放状態で、既設弁41b及び不断流止流栓45を閉じ、分流管43によりバイパスする。この状態で、第1工区更新対象区間の既設管41cを撤去し、新設流体管46及び本発明の管ユニット1を新設流体管46の下流端に設置して更新を完了する。第1工区更新工事を完了すると分流管43を撤去し、図12(c)の状態となる。
つぎに図12(c)に示される第2工区更新対象区間を更新する。前記同様に図12(d)に示されるように、不断流分岐工法にて、第2工区更新対象区間の下流側の既設管41cに割T字管49を設置し、既設管41cを穿孔し、さらに割T字管49の上流側に不断流止流栓50を設置し、さらに更新済の第1工区の管ユニット1の分流首部6に取付けられている分流栓体7(図12(c))を弁装置10(図12(d))に交換する。続いて、弁装置10、両割T字管49に架けて分流管48を配設する。つぎに、分流管48の開放状態で、更新済の第1工区の管ユニット1の弁本体3及び不断流止流栓50を閉じ、分流管48により既設管41cをバイパスする。この状態で、第2工区更新対象区間の既設管41cを撤去し、新設流体管51及び本発明の管ユニット1’を設置して更新を完了する。第2工区更新工事を完了すると分流管48を撤去し、さらに、更新済の第1工区の管ユニット1の弁装置10を分流栓体7に交換して図12(e)の状態となる。この工程を繰り返して、不断流状態で既設管を更新していくことができる。
ここで、管ユニット1の管接続部9は受口部及び挿口部から構成されるので、分流首部6及び弁装置本体3は相対回動可能となっている。したがって、図12(b)、(d)において、工事の掘削状況に応じて、管ユニット1の分流首部6の方向及び弁装置10の取付け方向を設定することができるので、当初の仮配管ルートを変更して有利な仮配管ルートを選定することができ、容易に不断流状態での流体管更新を行うことができる。
また、管ユニット1は、管路首部4及び分流首部6には作業弁を取付け可能とする開口部を備えているので、工事の過程で必要なときに、不断流状態で管路首部4及び分流首部6に対し弁本体及び弁装置の取付け、取外しを自由に行うことができ、延いては、容易に不断流状態での流体管更新を行うことができる。さらに、工事終了後、弁本体、弁装置又は作業弁が不要となった場合には、弁本体、弁装置又は作業弁を取外し後、栓体により密封することができるので、埋設される部品を最小限にすることができ、埋設される部品からの発錆も最小限に抑えることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、管ユニット1は、少なくとも第1の管路部2及び第2の管路部5から構成されるので、管ユニット1の隣接する首部の間隔、管ユニット1に設けられる管路部の数、弁本体と弁装置との組合せを自由に設定できる。たとえば、図13に示されるように、第1の管路部2の弁本体3及び第2の管路部5の弁装置を弁筐20、21内に残置する場合には、第1の管路部2の弁本体3と第2の管路部5の弁装置10との間隔は所定の距離離間した状態で設置する必要がある。このような場合でも、管ユニット1は、複数の独立した管路部から構成されるので、管ユニット1の隣接する首部の間隔を自由に設定することができる。また、上流側の弁本体3による流れの乱れの影響を下流側の弁装置10が受けないように、隣接する首部の間隔を設定することもできるので、圧力損失を低減することができる。
また、図14に示すように、管ユニット26を構成する第1の管路部26a及び第2の管路部26bは相対回動可能となっているので、第1の管路部26aの弁本体27及び第2の管路部26bの弁装置28を管ユニット26の上側に配置することができる。
また、後述される図17(b)のように、管ユニット22を3つの管路部22a、22b、22c及び接続部22d、22eから構成し、管路部22aの首部には管路部22aを開閉する弁本体23、管路部22b、22cの首部には分流のための弁装置24、25を設けることもできる。さらに、弁本体と弁装置の組合せはこれに限らず、管路部22aの首部には管路部22aを開閉する弁本体、管路部22bの首部には分流のための弁装置、管路部22cの首部には管路部22cを開閉する弁本体とすることもできる。
上記実施例における管ユニット1の管接続部9は受口部及び挿口部によって構成して、第1の管路部2と第2の管路部5との相対回動位置を無段階に調整できるようにした。しかし、これに限らず、図15に示されるように、管ユニット31の受口部32a及び挿口部32bの各外周部に設けられた鍔部に凹凸部を設け、該凹凸部に係合する凹凸部を外嵌保持具33に設けることで、第1管路部31a及び第2の管路部31bが段階的に相対回動可能となるようにすることもできる。たとえば、図15(b)に示されるように、工場出荷時は、外嵌保持具片33a、33bbの間に所定厚さを有するスペーサ35を介在させた状態でボルト・ナット34を締込むことにより、第1の管路部31a及び第2の管路部31bの離間を規制した状態で、第1の管路部31a及び第2の管路部31bの相対回動を可能とする緩保持状態とし、現場では、掘削状況に応じて、第1の管路部31a及び第2の管路部31bを相対的に回動して、スペーサ35を取去り位置決めした後、ボルト・ナット34を締込んで、第1の管路部31a及び第2の管路部31bを強保持状態として固定することができる。なお、第1の管路部31a及び第2の管路部31bの回動量を把握できるように、受口部32a及び挿口部32bの外周部に鋳抜き、鋳出し、ペイント等で目盛り36を設けておくこともできる。
なお、管ユニット1の管接続部9は受口部及び挿口部から構成する例を示したが、これに限らず、耐震管の接続のようにロックリングを用いたり、離脱防止押輪を用いてもよい。また、挿口部及び挿口部からなる管接続部を継輪と離脱防止押輪を用いて接続してもよく、相対回転に最適な形とすればよい。
また、上記実施例においては、管ユニット1の分流首部6には分岐管、仮バイパス管等を接続して使用する例を示したが、これに限らず、図16(a)に示されるように、第2の管路部36bの分流首部36dに合いフランジ38、補修弁39及び消火栓40を接続して、消火栓として使用することもできる。さらに、図16(b)に示されるように、第2の管路部101bの分流首部101dに、補修弁103及び空気弁104を接続して、空気弁として使用することもできる。この場合、合いフランジ38、補修弁103についても、分流栓体筒部7a(図2(b)参照)のように、筒部及び所定距離離間して設けられた複数の密封部材を設けることで、取付け、取外し可能となることは言うまでもない。
たとえば、図17(a)に示されるように、管ユニット106の第2の管路部106bの分流首部106dに弁装置106e、排水管106f、仕切り弁106g、排水管106hを接続して、排泥管として使用することもできる。さらに、図17(b)に示されるように、管ユニット22を3つの管路部22a、22b、22c及び接続部22d、22eから構成し、管路部22aの首部には管路部22aを開閉する弁本体23、管路部22b、22cの首部には分流のための弁装置24、25を設け、ポンプステーションでのマニフォールドとして使用することもできる。以上の実施例においては、管ユニットは地中に埋設される管として使用される例を示したが、地上に配設される管として使用することもできる。
1 管ユニット
2 第1の管路部(管路部)
2b 挿口部(管接続部)
2c 鍔部
3 弁本体
4 管路首部
4b 管路連通孔(連通孔)
4f 管路開口部(開口部)
5 第2の管路部(管路部)
6 分流首部
6f 分流開口部(開口部)
6b 分流連通孔
7 分流部栓体(栓体)
8 外嵌保持具
9 管接続部
10 弁装置
14 管路部栓体(栓体)
22 管ユニット
22a、22b、22c 管路部
22d、22e 接続部
23 弁本体
24、25 弁装置
26 管ユニット
26a、26b 管路部
26c 管路首部
26d 分流首部
27 弁本体
28 弁装置
31 管ユニット
31a、31b 管路部
32a 受口部(管接続部)
32b 挿口部(管接続部)
33 外嵌保持具
36 管ユニット
36a、36b 管路部
36c 管路首部
36d 分流首部
60 作業弁
80 分流側作業弁(作業弁)
101 管ユニット
101a、101b 管路部
101c 管路首部
101d 分流首部
102 弁本体
103 補修弁(弁装置)
106 管ユニット
106a、106b 管路部
106d 分流首部
106e 弁本体

Claims (5)

  1. 管路部に連通するとともに前記管路部を開閉する弁本体を取付け可能な連通孔を有する管路首部と、管路部の分流路を開閉する弁装置を取付け可能な少なくとも一つの分流首部と、を備える管ユニットであって、該管ユニットは、前記管路首部を有する第1の管路部と、前記分流首部を有する第2の管路部と、を少なくとも備え、前記第1及び第2の管路部は相対回動可能な管接続部によって互いに連結され、前記分流首部は、前記弁装置を着脱可能とする作業弁を取付け可能な開口部を備え、前記分流首部は、該開口部及び前記分流路を密封する筒部を有する栓体を備えることを特徴とする管ユニット。
  2. 前記管接続部は、受口部及び挿口部を少なくとも備えることを特徴とする請求項1に記載の管ユニット。
  3. 前記管接続部は、前記受口部及び挿口部の各外周部に設けられた鍔部と、該両鍔部を外嵌する外嵌保持具と、該外嵌保持具が前記両鍔部に係合した状態で、前記第1及び第2の管路部が相対回動可能となる接続手段と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の管ユニット。
  4. 前記管路首部は、前記弁本体着脱可能とする作業弁を取付け可能な開口部を備え、前記管路首部は、該開口部及び前記連通孔密封する筒部を有する栓体を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の管ユニット。
  5. 前記管路首部に取付けられる前記作業弁は、該管路首部に略垂直かつ前記第1の管路部の管軸方向に配設されることを特徴とする請求項4に記載の管ユニット。
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