JP5993210B2 - 空気弁の取外し方法 - Google Patents

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本発明は、流体管の分岐部に接続され、内部に所要空間を備えた管接続部材を不断流状態で取外す管接続部材の取外し方法に関する。
従来、水道配管系等に接続されている空気弁等の機器(管接続部材)の交換方法では、水道管(既設管)の分岐管部(分岐部)と空気弁とが接続されたフランジに流路閉塞装置(弁装置)を取り付けて、この流路閉塞装置によって分岐管部を止水した状態とし、水道管内流体の流れを断たない不断水状態で分岐管部から機器を取り外し、新たな機器に取り替えるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、空気孔が設けられた左右2つのフロート室のそれぞれにフロートを収納し、各フロートがフロート室内で昇降することで、各空気孔が開閉するようにした双口空気弁(管接続部材)があり、このような双口空気弁では、フロート室の下部(フランジ近接部)が既設管の分岐部と双口空気弁とを接続するフランジに近接するようになっている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−32769号公報(第10頁、第3図) 特開平8−170747号公報(第3頁、第1図)
しかしながら、水道管(既設管)の分岐管部(分岐部)に特許文献2に記載の双口空気弁(管接続部材)が接続された状態において、水道管の分岐管部から双口空気弁を脱着しようとすると、双口空気弁のフロート室の下部(フランジ近接部)が、水道管の分岐管部と双口空気弁とが接続されたフランジの近傍まで延設されているため、特許文献1に記載の流体配管系の機器交換方法を用いたのでは、フロート室の下部が邪魔になり、流路閉塞装置(弁装置)を水道管の分岐管部と双口空気弁とが接続されたフランジに取り付けられなくなるという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、近接部を有する管接続部材が流体管の分岐部に取り付けられた状態において、流体管の分岐部と管接続部材とのフランジの周囲に弁装置の配置空間を確保することができる管接続部材の取外し方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の空気弁の取外し方法は、
流体管の分岐部に接続され、端部が半球形状をなすフロート室を備えた空気弁を不断流状態で取外す空気弁の取外し方法であって、
前記分岐部と前記空気弁とを接続するフランジ部に近接している前記半球形状のフロート室の端部を、前記フロート室内に挿入された切除部材を回転させながら前記フロート室の内側から外方に向けて移動させて切除する切除工程と、
切除されて残った前記半球形状の端部の切断部の内周面に、前記フロート室内を介して挿入した閉塞部材の外周面を当接させて密封状に閉塞する閉塞工程と、
前記切断部が閉塞された後の前記フランジ部に、弁体を有する弁装置を密封状に取付けるとともに、前記フランジ部の間隙に前記弁体を挿入して前記分岐部を閉塞し、前記分岐部から前記空気弁を取外す取外し工程と、
からなることを特徴としている。
この特徴によれば、空気弁のフロート室を利用して、切除部材を近接部に向けて挿入することにより、接続部に干渉されることなく切除部材を近接部に向け容易にアプローチできるとともに、切断部が歪な形状にならずに切除でき、閉塞部材による密封性を高めることができる。更に空気弁の取外し作業中に、閉塞部材により密封された切断部から流体を流出させることなく空気弁の取外し作業を行うことができる。また、閉塞部材を空気弁のフロート室内に配置することで、当該閉塞部材を空気弁外方の接続部に向けて張り出すことを防止できるため、閉塞部材が弁装置の配置空間に干渉することを確実に防止できる。
本発明の空気弁の取外し方法は、
前記閉塞工程は、前記切除部材に替えて前記空気弁に取付けた前記閉塞部材により、前記フロート室内を介して前記切断部を密封状に閉塞する工程であることを特徴としている。
この特徴によれば、切除部材が取付けられた位置を利用して閉塞部材を配設するため、空気弁に閉塞部材を配設するスペースを特段に設ける必要がない。また、閉塞部材を切除部材と同じ箇所に配設できるため、切断部に対してアプローチし易い。
双口空気弁が接続された流体管の分岐部を示す正面断面図である。 双口空気弁の近接部を切除部材により切除する切除工程を示す正面断面図である。 切除された切断部を閉塞部材により密封状に閉塞する閉塞工程を行った後、双口空気弁と分岐部とのフランジに弁装置を取り付け、仕切弁体に替えて遮断装置を取り付けた状態を示す正面断面図である。 遮断装置によって分岐部を遮蔽した状態で分岐部から双口空気弁を取り外す取外し工程を行っている状態を示す正面断面図である。 補修弁及び収容ケースを取り付けた状態を示す正面断面図である。 単口空気弁を取り付けた状態を示す正面図である。
本発明に係る管接続部材の取外し方法を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る管接続部材の取外し方法につき、図1から図6を参照して説明する。図1に示されるように、本実施例の流体管1は、例えば、地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄製であり、断面視略円形状に形成され、内周面が粉体塗装あるいはモルタル層等で被覆されている。尚、本発明に係る流体管は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいは塩化ビニール、ポリエチレン、ポリオレフィン、コンクリート、若しくは石綿製等であってもよい。更に尚、本実施例では流体管1内の流体は上水であるが、流体管の内部を流れる流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。
この流体管1の所定箇所には、上方に突設された分岐部2が設けられている。この分岐部2には、流体管1内の空気を排出若しくは流体管1内に空気を導入するための本実施例における管接続部材としての双口空気弁3が接続されている。尚、分岐部2の上端には、本発明の接続部であるフランジ5が形成されているとともに、双口空気弁3の下端にも、本発明の接続部であるフランジ4が形成されており、この両フランジ4,5同士がボルト・ナットによって接続されている。
双口空気弁3は、例えば経年劣化したり故障した場合などに交換する必要がある。本実施例では、双口空気弁3の取り外し作業中であっても、流体管1内の流体の流れを断たない不断流状態で分岐部2から双口空気弁3を取外す作業について説明する。
双口空気弁3は、中空の所要空間Sを有する左右2つのフロート室7を有し、それぞれのフロート室7内には、略球体形状をなすフロート8が昇降自在に収納されている。フロート室7は略円筒形状をなしており、その下部は下方に膨出された半球形状をなしている。このフロート室7の下部は、分岐部2と双口空気弁3の両フランジ4,5に近接する位置まで延設されている。尚、このフロート室7の下部が本実施例における両フランジ4,5に近接する近接部7bを構成している。また、フロート室7は、流体管1の分岐部2に連通される連通孔9と弁室10とを介して繋がっている。
弁室10内には、弁室10と連通孔9とを開閉自在に仕切る仕切弁体11が配置されており、この仕切弁体11は、双口空気弁3の上部に突出された弁軸12に連結されている。作業者が弁軸12を回動操作することで、仕切弁体11を開閉できるようになっている。仕切弁体11を開放させると、流体管1内の流体がフロート室7内に流入されるようになっている。
各フロート室7の上部の開口には、弁座13が螺着されており、弁座13には、小径空気孔15aが形成されたノズル装置15が設けられている。フロート室7内に流入された流体によってフロート室7内の流体位置が変化することにより、それに連動してフロート8が昇降するようになっている。より詳しくは、フロート室7内のフロート8はノズル装置15に当接離間して小径空気孔15aを開閉し、これによって、流体管1内の吸排気を行うことができるようになっている。
図2に示されるように、先ず仕切弁体11によって、弁室10と連通孔9とを密封状に仕切った状態で、双口空気弁3の左右の各フロート室7の上部の弁座13を取り外すとともに、フロート室7内のフロート8を取り除く。そして、フロート室7の上部に対し、近接部7bを切除する切除部材6を取付ける。この切除部材6は、フロート室7の上部から近接部7bに向けて所要空間S内を進退移動する軸部6aと、軸部6aの先端に取り付けられるカッタ部6bと、から構成されており、この切除部材6により近接部7bを切除する切除工程を行う。
より詳しくは、フロート室7の上部には、軸部6aを双口空気弁3に枢支する取付け部60が取り付けられており、この取付け部60の上方に支柱61,61が延設されている。更に支柱61,61の上方端部には、支柱61,61に架設される梁部材62が設けられており、この梁部材62の略中央部には、下方に向けて軸部6aと同軸方向に延び軸周りに回動可能な回動軸63が軸方向に進退移動不能に取り付けられている。更に、回動軸63の外周面には、雄ネジが螺設されているとともに、この回動軸63の外周面に対し軸部6aが進退移動可能に螺合されている。したがって、回動軸63を回動操作することにより、切除部材6が回動軸63の外周面の雄ネジに沿って回動しながら近接部7bに向けて進行移動し、近接部7bを切除する。このとき、切除部材6によってフロート室7の内部から所要空間Sを介して近接部7bを切除するため、近接部7bが切除されて残った切断部7aの切断面は、フロート室7の内方を向く内周面に形成される。
次いで、図3に示されるように、切除部材6を取外すとともに、切除部材6に替えて閉塞部材16をフロート室7の上部に取り付け、切断部7aを閉塞部材16により閉塞する閉塞工程を行う。
詳しくは、閉塞部材16は、閉塞板部17と支持棒部18とにより構成されており、閉塞板部17の外周面には、ゴムシート19が貼り付けられている。半球形状をなすフロート室7の近接部7bが切除されて残った切断部7aは、底面視で略円形状をなしており、この切断部7aの形状に合わせて、閉塞板部17が平面視で略円形状をなすように形成されている。また、フロート室7の上部の開口には、密封状に支持蓋部材20が取り付けられるとともに、閉塞部材16は、その支持棒部18が支持蓋部材20に螺着されることで支持される。
支持蓋部材20の略中央部には、前述した閉塞部材16の支持棒部18を螺挿可能なネジ孔23が形成されており、このネジ孔23に支持棒部18が螺挿されることで、閉塞部材16が支持蓋部材20に支持され、この状態で支持棒部18の上端部にナット25を螺着し固定する。支持棒部18を支持蓋部材20のネジ孔23に対し螺挿すると、支持棒部18が所要空間Sを介して上下方向に移動することで調整でき、閉塞部材16の閉塞板部17が切断部7aの内周に亘り当接し、閉塞板部17のゴムシート19により切断部7aが密封状に閉塞される。すなわち、閉塞部材16は、双口空気弁3から両フランジ4,5側に張り出さず、双口空気弁3の内部に収容されるようになっている。尚、本実施例では、閉塞板部17のゴムシート19が切断部7aの切断面に圧接されることにより切断部7aが密封状に閉塞されているが、弁装置取り付けの妨げにならなければ、これに限られず、例えば、閉塞部材が、管接続部材の切断面と異なる所要空間の内周面に密着することで、切断部を密封状に閉塞してもよいし、若しくは閉塞部材が、切断面の全面ではなく端縁部のみに密着することで、或いは前記端縁部及びに切断面と異なる管接続部材の端面に密着することで、切断部を密封状に閉塞してもよい。
次に、分岐部2及び双口空気弁3の両フランジ4,5の周囲に弁装置27を取り付ける。弁装置27は、内部が密封状に保てる構造となっている弁収容部材29内に、板状の弁体30を収容しており、この弁体30を分岐部2のフランジ5の上端縁に当接させて、分岐部2を遮断するようになっている。
詳しくは、両フランジ4,5のボルト・ナットを1本ずつ少しずつ緩めるとともに、図示しないスペーサー等の間隙形成手段を両フランジ4,5の間隙に挿入することによって双口空気弁3のフランジ4を上方に移動させて、両フランジ4,5の対向面を互いに離間させ間隙を形成した後、この間隙に弁装置27の弁体30を挿入する。尚、間隙形成手段を用いずに、前記ボルト・ナットを緩めることで流体管1内の流体圧を利用することによって双口空気弁のフランジを上方に移動させてもよい。
そして、前記ボルト・ナットを再び締め込み、両フランジ4,5の対向面間で弁体30を挟み込む。このようにすることで、両フランジ4,5の間隙に挿入された弁体30を上方から分岐部2のフランジ5の上端に押し付け、分岐部2を密封状に遮断する。この状態では、双口空気弁3側には、流体管1内の流体が流入しないので、双口空気弁3の仕切弁体11を開放するとともに、双口空気弁3から仕切弁体11及び弁軸12を取り除く。
次いで図3に示すように、双口空気弁3における仕切弁体11及び弁軸12が取り付けられていた部位に、遮断装置35を取り付ける。尚、遮断装置35が双口空気弁3に接続された状態では、遮断装置35の内部は密封性を保てる構造となっている。
この遮断装置35は、分岐部2のフランジ5に密封状に取り付けられる収容ケース36と、収容ケース36の内部に収容され、分岐部2を遮断する分岐部遮断部材37と、分岐部遮断部材37の上端部に一体に接続されて収容ケース36の上面から突出し、収容ケース36に対し密封状に上下動可能に設けられた挿入部材38と、から構成されている。
挿入部材38は、内空の円筒形状に形成された外筒部39と、外筒部39内で回動可能に挿通された内杆部40と、から主として構成され、内杆部40の下端部には分岐部遮断部材37が一体に接続されるとともに、内杆部40の上端部には後述するシール部材41を径方向に伸縮可能とする送りネジ42が設けられている。
次に、双口空気弁3を取り外す準備として、分岐部2のフランジ5の下方に、両フランジ4,5より大径の分割構造を有する円板状のスタンド43を取り付けるとともに、このスタンド43には、長寸の棒状であって外周面に沿って雄ねじ部が形成された支柱ネジ44の下端部がそれぞれ螺挿される。そして、それぞれの支柱ネジ44に、遮断装置35の上端部から遮断装置35と直交方向に延設され、支柱ネジ44を挿通可能な挿通孔を備える移動アーム45を挿通する。
次いで、弁装置27の弁体30を引き込み操作し、弁体30を弁収容部材29内に移動させ分岐部2を開放する。分岐部2を開放させても、双口空気弁3のフロート室7の切断部7aは、閉塞部材16によって閉塞されているため、遮断装置35及び双口空気弁3の内部は密封性を保つことができる。
そして、図4に示すように、移動アーム45を下方に向けて押し出し、移動アーム45を介して外筒部39の上端を下方に向けて押圧することで、分岐部遮断部材37を分岐部2の内面側に配置する。
次いで、送りネジ42を図示しないラチェット等で回転操作し、内杆部40の下端部に接続した分岐部遮断部材37のシール部材41を径方向に伸張させて分岐部2の内周面に周方向に亘って密着させる。このように、シール部材41を押圧変形させて径方向に拡張し、分岐部2内部を遮蔽し遮断状態とする。
次いで、シール部材41の遮断状態を維持したままで、分岐部2のフランジ5から弁装置27を撤去する。次に、収容ケース36と双口空気弁3とを上方に少し引き上げ、分岐部遮断部材37を係止する押え部材46を分岐部遮断部材37と支柱ネジ44,44とに架設し、押え部材46によって分岐部遮断部材37を支持した状態で、移動アーム45を取り外すとともに、収容ケース36と双口空気弁3とを更に引き上げて分岐部2から取り外す。
その後、図5に示すように、押え部材46を取り外すとともに、挿入部材38の外筒部39に、補修弁48及び収容ケース36を挿通して吊り下げ、移動アーム45を再び取り付ける。そして、移動アーム45を支柱ネジ44,44に嵌合して固定することで、分岐部遮断部材37が抜け出ししないように支持されるようになる。
移動アーム45により分岐部遮断部材37が抜け出ししないように支持した状態で、補修弁48を分岐部2のフランジ5にボルト・ナットで密封状に接続し、補修弁48の上側に収容ケース36を設置する。補修弁48及び収容ケース36がフランジ5に取り付けられると、送りネジ42を操作してシール部材41を縮小させ、分岐部遮断部材37を収容ケース36の内部まで引き上げる。
次に、補修弁48を閉状態にして収容ケース36を取り外した後、図6に示すように、補修弁48の上側に新しい単口空気弁3a(管接続部材)を取り付け、補修弁48を開状態にすることにより、補修弁48と単口空気弁3aの設置が完了する。設置完了後、補修弁48を閉状態にすれば、流体管1を不断流状態のまま、単口空気弁3aを新たなものに変換できる。尚、単口空気弁3aではなく双口空気弁を新たに取り付けるようにしてもよい。更に尚、既設の管接続部材を取り外した後のフランジ5に、必ずしも補修弁48が取り付けるものに限られず、例えば新たな空気弁をフランジ5に直接取り付けても構わない。
以上、本実施例における管接続部材の取外し方法によれば、分岐部2と双口空気弁3との両フランジ4,5に近接している双口空気弁3の近接部7bを、双口空気弁3に取付け
所要空間Sを介して挿入した切除部材6により切除する切除工程と、近接部7bが切除されて残った切断部7aを、双口空気弁3に取付けた閉塞部材16により密封状に閉塞する閉塞工程と、切断部7aが閉塞された後の両フランジ4,5に、弁体30を有する弁装置27を密封状に取付けるとともに、両フランジ4,5の間隙に弁体30を挿入して分岐部2を閉塞し、分岐部2から双口空気弁3を取外す取外し工程と、からなる。これによれば、双口空気弁3の内部の所要空間Sを利用して、切除部材6を近接部7bに向けて挿入することにより、両フランジ4,5に干渉されることなく切除部材6を近接部7bに向け容易にアプローチできるとともに、切断部7aが歪な形状にならずに切除でき、閉塞部材16による密封性を高めることができる。更に双口空気弁3の取外し作業中に、閉塞部材16により密封された切断部7aから流体を流出させることなく双口空気弁3の取外し作業を行うことができる。
また、閉塞部材16を双口空気弁3の切断部7aの内周である所要空間S内に配置することで、閉塞部材16を双口空気弁3外方の両フランジ4,5に向けて張り出すことを防止できるため、閉塞部材16が弁装置27の配置空間に干渉することを確実に防止できる。
また、切除部材6が取付けられた位置を利用して閉塞部材16を配設するため、双口空気弁3に閉塞部材16を配設するスペースを特段に設ける必要がない。また、閉塞部材16を切除部材6と同じ箇所に配設できるため、切断部7aに対してアプローチし易い。
また、双口空気弁3におけるフロート室7は、フロート8を収納するのみの簡素な構造となっており、このフロート室7の内部に拡がる所要空間Sを利用して切除作業を容易に行うことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
尚、本実施例では、回動軸63に切除部材6が取り付けられ、回動軸63を回動操作することで切除部材6を回動させながら進退移動させているが、これに限らず、比較的長寸の切除部材の軸部を用い、取付け部の外方に該軸部を回動及び進退移動させるモータ等の駆動手段を設けてもよい。
1 流体管
2 分岐部
3 双口空気弁(管接続部材)
3a 単口空気弁(管接続部材)
4 フランジ(接続部)
5 フランジ(接続部)
6 切除部材
7a 切断部
7b 近接部
16 閉塞部材
27 弁装置
30 弁体

Claims (2)

  1. 流体管の分岐部に接続され、端部が半球形状をなすフロート室を備えた空気弁を不断流状態で取外す空気弁の取外し方法であって、
    前記分岐部と前記空気弁とを接続するフランジ部に近接している前記半球形状のフロート室の端部を、前記フロート室内に挿入された切除部材を回転させながら前記フロート室の内側から外方に向けて移動させて切除する切除工程と、
    切除されて残った前記半球形状の端部の切断部の内周面に、前記フロート室内を介して挿入した閉塞部材の外周面を当接させて密封状に閉塞する閉塞工程と、
    前記切断部が閉塞された後の前記フランジ部に、弁体を有する弁装置を密封状に取付けるとともに、前記フランジ部の間隙に前記弁体を挿入して前記分岐部を閉塞し、前記分岐部から前記空気弁を取外す取外し工程と、
    からなることを特徴とする空気弁の取外し方法。
  2. 前記閉塞工程は、前記切除部材に替えて前記空気弁に取付けた前記閉塞部材により、前記フロート室内を介して前記切断部を密封状に閉塞する工程であることを特徴とする請求項に記載の空気弁の取外し方法。
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