JP3423648B2 - 不断水分岐配管の形成方法 - Google Patents

不断水分岐配管の形成方法

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JP3423648B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、既設管にバタフラ
イ弁を用いて断水することなく分岐配管が行える不断水
分岐配管の形成方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種不断水分岐配管の形成装置
は、例えば、既設管の周面の一部に複数の分割体により
構成される外装体を外嵌し、この外装体の開口部に、前
記既設管の周面の一部を切削する切削手段を水密に取り
付けている。 【0003】そして、切削手段によって既設管の一部に
分岐口を形成した後、外装体の開口部を切削手段の作業
用仕切弁によって閉塞し、切削手段を前記開口部から取
外し、前記開口部にバタフライ弁を取り付け、バタフラ
イ弁に分岐管を接続し、バタフライ弁の弁体を回転させ
て前記開口部を開放し、既設管から分岐管に水を流す。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
不断水分岐配管の形成装置の場合、既設管に分岐口を形
成した後、切削手段とバタフライ弁を取り換えなければ
ならず、その作業が煩雑で、長時間を要するという問題
がある。 【0005】また、切削手段により形成される分岐口
は、バタフライ弁の弁口に相当する開口面積を必要とす
るため、大径の切削刃を用いなければならず、コストが
高くなるという問題がある。 【0006】そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、切
削手段とバタフライ弁を取り換えることなく、容易に、
且つ、短時間で分岐配管の接続が行える安価な不断水分
岐配管の形成方法を提供することを課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の不断水分岐配管の形成方法は、既設
管2に外装体3を装着し、前記外装体3に設けられた切
削手段4により前記既設管2に分岐口Dを形成し、該分
岐口Dを開閉するバルブ装置6に分岐管36を接続する
不断水分岐配管の形成方法において、切削刃13を既設
管2に挿入して、該挿入位置を始点にして切削手段4を
移動させることにより、一部Cを残して切削孔Aを環状
に形成し、該切削孔Aで囲繞された切片Bを取り外して
前記分岐口Dを形成し、前記分岐口D形成後に、前記バ
ルブ装置6が分岐口Dに対応するように、外装体3を既
設管2の周方向に回転させ、該バルブ装置6に分岐管3
6を接続するようにしたものである。 【0008】また、不断水分岐配管の形成装置は、既設
管2に装着された外装体3と、該外装体3に設けられ,
前記既設管2に分岐口Dを形成する切削刃13を有する
切削手段4と、前記分岐口Dを開閉するバルブ装置6と
を有する不断水分岐配管の形成装置において、前記既設
管2に挿入された前記切削刃13を移動させることによ
り、一部Cを残して切削孔Aを環状に形成する移動手段
と、該切削孔Aで囲繞された切片Bを取り外して前記分
岐口Dを形成する切片取外手段5とを備えたものであ
る。 【0009】したがって、切削手段4の切削刃13が既
設管2に挿入された位置を始点にして自在に移動でき、
既設管2の周面に形成しようとする分岐口Dを切削刃1
3の軌跡に追随して形成することができる。そして、分
岐口Dを形成した後、バルブ装置6を分岐口Dの位置に
回転移動して容易に位置させることができる。このた
め、従来のように、分岐口Dの形成後、切削手段4を取
り外してバルブ装置6を取り付ける必要がなく、短時間
に、且つ、容易に分岐配管の形成作業を行うことがで
き、作業性を大幅に向上することができる。 【0010】さらに、既設管2に形成しようとする分岐
口Dを切削手段4の軌跡に追随して形成するようにした
ため、従来のように、大径の切削刃13は必要なく、小
径の切削刃13でよく、安価になる。 【0011】そして、例えば、切削刃13を既設管2の
周面に対しほぼ円環状あるいは角環状の軌跡を描くよう
に移動して一部を取り残すように切削孔Aを形成すれ
ば、この切削孔Aで囲繞された円形あるいは角形の切片
Bを切片取外手段5を用いて容易に取り外すことができ
る。 【0012】さらに、不断水分岐配管の形成装置は、切
片取外手段5に、前記切削孔Aに係止片25を挿入して
前記切片Bの裏面に係止する係止手段と、前記切片Bを
外側方向に取り出す取出手段とを備えたものである。 【0013】したがって、切削手段4により形成され
た、例えば、ほぼ円環状あるいは角環状の切削孔Aに切
片取外手段5の係止片25を挿入し、前記切削孔Aによ
り形成された円形あるいは角形の切片Bの裏面に係止片
25を係止し、この係止片25を外側方向に取り出すよ
うにしたため、容易に分岐口Dを形成することができ
る。さらに、切削手段4により形成される切削孔Aは円
環状あるいは角環状であるため、切削屑が少ない。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、実施の形態につき、図1か
ら図11を参照して説明する。 <第一実施形態>まず、不断水分岐配管の形成装置の構
成を示した図1において、1は不断水分岐配管の形成装
置であり、例えば、地中に埋設された既設管2の一部に
外装体3が外嵌装着される。この外装体3には、切削手
段4,切片取外手段5およびバタフライ弁(バルブ装
置)6が同一円周上(既設管2の周方向)に取り付けら
れ、切片取外手段5が切削手段4に対してほぼ45度の
角度で位置し、切削手段4とバタフライ弁6とが対向し
て位置している。 【0015】前記外装体3は、図1に示すように、第一
分割体3aおよび第二分割体3bからなり、両分割体3
a,3bの内周面にはパッキン(図示せず)が装着さ
れ、該パッキンによって既設管2の一部が水密に覆わ
れ、外装体3が既設管2の周方向に回転自在に設けられ
ていると共に、既設管2の軸方向に移動自在に設けられ
ている。そして、前記第一分割体3aに第一分岐状部7
が突設され、該第一分岐状部7のフランジ8に作業用仕
切弁9を介して切削手段4が設けられている。また、前
記第一分岐状部7には、排水孔10が形成されており、
この排水孔10に必要に応じて排水バルブが接続され、
切削手段4の切削時における切削屑を水と共に排出す
る。 【0016】前記切削手段4は、同図に示すように、周
知のホールソー形式の不断水用穿孔機に近似した構造で
あり、作業用仕切弁9に取り付けられた筒状の切削手段
本体11と、切削手段本体11の軸方向に往復動自在に
設けられた回転主軸(切削工具)12とからなる。な
お、回転主軸12の先端には、小径の切削刃13が設け
られている。そして、回転主軸12の先端部の切削刃1
3の背面側に遮断部材14が装着されている。この遮断
部材14は、切削屑の既設管2および分岐状部7の挿通
孔7a側への流出を阻止すべく、遮断部材14の周面に
放射状にブラシ(図示せず)が設けられると共に、遮断
部材14の外径が前記挿通孔7aの内周面の内径よりも
大きくなっている。 【0017】前記切片取外手段5は、後述する係止手段
および取出手段とからなる。 【0018】前記取出手段は、図2に示すように、前記
切削手段4の分岐状部7の近傍に形成された切片収納凹
部15と、この切片収納凹部15に連設された筒状部1
6と、該筒状部16にシール体17を介して往復動自在
に設けられた移動軸18と、該移動軸18に設けられた
断面コ字形状の支持体23と、シール体17の端部に固
着された嵌合体19と、シール体17および嵌合体19
を貫通した移動軸18の端部の螺溝20に螺合したナッ
ト21とからなる。 【0019】前記係止手段は、前記支持体23に設けら
れた係止片25と、前記係止片25を回転自在に支持し
たピン24と、前記係止片25を開方向に付勢するつる
巻きばね26とからなる。 【0020】そして、切削手段4により形成された切削
孔Aに係止片25を挿入し、前記切削孔Aに囲繞された
切片Bの裏面に係止して前記切片Bを外側方向に取り出
す。 【0021】そして、前記嵌合体19は、移動軸18に
対して回転自在で、且つ、軸方向に移動自在である。ま
た、シール体17は、筒体16にキー17aを介して回
転不可能で、且つ、筒体16の軸方向に移動自在であ
る。また、シール体17の他端部の内周面および外周面
に形成されたOリング溝17bにOリング22が装着さ
れ、切片取外手段5の水密性が図られている。 【0022】また、前記支持体23は、図2に示すよう
に、中央部が前記移動軸18の他端部に固着された基板
23aと、基板23aの両側に形成された折曲片23b
とからなり、前記支持体23が前記切片収納凹部15に
収納されている。そして、前記係止片25は、図6に示
すように、係止片25の凹部25aに折曲片23bの凸
部23cが挿入されて当接し、係止片25の開状態が維
持されている。 【0023】前記バタフライ弁6は、図3に示すよう
に、環状のバタフライ弁本体27の周面に複数の突片2
8が形成され、各突片28が、図1に示すように、第一
分岐状部7に対向する位置に形成された第二分割体3b
の第二分岐状部29のフランジ30に取り付けられてい
る。そして、前記バタフライ弁本体27には、その内周
面にパッキン31が装着され、パッキン31の内周面に
円板状の弁体32が支軸33により回転自在に設けら
れ、バタフライ弁本体27に設けられたシリンダ34に
より支軸33を回転してバタフライ弁6の開口部35を
開閉する。 【0024】つぎに、分岐配管の形成手順について説明
する。まず、図1に示すように、既設管2内に流体
(水)が流れている状態で、組立ボルトBおよびナット
Nにより外装体3の第一分割体3aおよび第二分割体3
bを取り付ける。この際、両分割体3a,3bに装着さ
れたパッキン(図示せず)によって外装体3の止水性が
確保される。 【0025】そして、既設管2に外装体3を外嵌した
後、切削手段4を第一分割体3aの第一分岐状部7に取
り付ける。 【0026】つぎに、外装体3を回転させて、切削手段
4による切削位置を設定する。すなわち、作業者は、例
えば、移動手段としてのウィンチなどの工具により切削
手段4の軸線が分岐位置Sに位置するように外装体3お
よび切削手段4を回転させる。この回転後、切削手段4
の回転主軸12を既設管2の径内方向に移動し、切削刃
13を第一分岐状部7内に侵入させる。 【0027】つぎに、切削手段4の切削刃13が分岐位
置Sに位置した状態で、駆動手段(図示せず)により切
削手段4の回転主軸12を回転させると同時に、既設管
2の径内方向に移動し、図1の鎖線に示すように、既設
管2の一部を切削して貫通する。その後、外装体3およ
び切削刃13を既設管2の周方向および軸方向に移動さ
せ、図5に示すように、切削刃13が挿入された挿入位
置を始点にして、既設管2の周面に、一部を取り残して
ほぼ円環状の切削孔Aを形成すると、切削孔Aで囲繞さ
れたほぼ円形状の切片Bが形成され、この切片Bが連結
片Cにより既設管2に繋がっている。 【0028】この際、切削孔Aから溢れ出る水の水圧に
よって切削屑の大部分は、遮断部材14によって切削手
段4側への侵入が阻止される一方、前記水圧によって遮
断部材14が撓んで既設管2側への侵入が阻止され、切
削屑の大部分が、排水孔10から外部へ排出される。 【0029】そして、切削孔Aの形成後、排水孔10を
栓体(図示せず)により閉塞し、回転主軸12を第一分
岐状部7,作業用仕切弁9から退避させて、作業用仕切
弁9の弁体9aにより挿通孔7aを閉塞する。この閉塞
後、図4に示すように、外装体3をほぼ45度矢印方向
に回転し、切片取外手段5の軸心を前記分岐位置Sに位
置させる。 【0030】つぎに、切片取外手段5の嵌合体19を既
設管2側に移動する。この際、係止片25は、図6
(イ)に示すように、つる巻きばね26により開方向に
付勢されている。そして、係止片25が切削孔Aに挿通
される際、図6(ハ)に示すように、係止片25が切削
孔Aの壁面に当接し、つる巻きばね26に抗して折曲片
23b内に押圧されて閉状態になる一方、つる巻きばね
26の弾性力が蓄勢される。そして、係止片25が切削
孔Aを通過すると、図6(ニ)に示すように、蓄勢され
たつる巻きばね26の弾性力が放勢され、係止片25が
開状態になり、係止片25の先端部が切片Bの裏面に当
接する一方、図6(ロ)に示すように、折曲片23bの
凸部23cに係止片25の凹部25aが当接し、係止状
態が維持される。 【0031】この状態からナット21を回転し、移動軸
18を既設管2の径外方向に移動し、図4の鎖線に示す
ように、切片Bを既設管2から取り外して分岐口Dを形
成する。 【0032】その後、外装体3を回転し、図7に示すよ
うに、バタフライ弁6を分岐位置Sに位置させ、長尺の
ボルトBおよびナットNにより分岐管36を取り付け
る。そして、バタフライ弁本体27に設けられたシリン
ダ34により支軸33を回転してバタフライ弁6の開口
部35を開口し、前記分岐口D,前記開口部35を介し
て既設管2から分岐管36に流体を導入する。 【0033】このように、切削手段4の切削刃13を既
設管2に挿入した挿入位置を始点にして移動することに
より、既設管2の周面に環状の切削孔Aを形成し、この
切削孔Aに切片取外手段5の係止片25を挿入し、切片
Bの裏面に係止片25を係止し、この切片Bを取り出す
ようにしたため、小径の切削刃13でも容易に大径の分
岐口Dを形成することができる。しかも、分岐口Dにバ
タフライ弁6を回転移動して位置させるだけで、容易に
分岐配管を形成することができる。 【0034】なお、前記実施の形態1の場合、切削孔A
の形状はほぼ円環状としたが、図8に示すように、ほぼ
角環状であってもよい。 【0035】また、前記既設管2の周面に、一部(連結
片C)を取り残して切削孔Aを形成する場合、前記一部
は、複数あってもよい。 【0036】さらに、一本の移動軸18に二個の係止片
25を設けた切片取外手段5を用いたが、図9に示すよ
うに、移動軸18を二本設けた切片取外手段5aを用い
てもよい。この切片取外手段5aについて説明する。図
1の切片取外手段5と異なる点は、移動軸18が2本設
けられ、両移動軸18の基端に角形状の回転部18aが
形成されると共に、先端部に係止片25aが突出して一
体に形成されている。 【0037】そして、切削手段4により既設管2に切削
孔Aを形成した後、二本の移動軸18を既設管2側に移
動し、係止片25aを切削孔Aに挿入し、両移動軸18
の回転部18aを治具を用いて把持し、両移動軸18を
内側方向に回転し、係止片25aを切片Bの裏面に当接
し、ナット21を回転し、二本の移動軸18を既設管2
の径外方向に同時に移動し、切片Bを既設管2から取り
外す。 【0038】この場合、係止片25aを、二本の移動軸
18の先端部に一体にそれぞれ形成しているため、大径
の分岐口Dを形成する場合に適している。 【0039】さらに、既設管2における外装体3の周方
向および軸方向の移動を制御装置Pによって制御するよ
うにしてもよい。この不断水分岐配管の形成装置1aに
ついて概略構成を示した図10を参照して説明する。外
装体3の両端部に環状の延設部3aを設け、この両延設
部3aにアーム37の先端部に分割された半円環状の把
持部38を設け、両把持部38を連結板39により連結
している。そして、制御装置P,アーム37,把持部3
8,連結板39から移動手段が構成されている。 【0040】そして、外装体3を制御装置Pによって既
設管2の周方向および軸方向に移動し、制御装置Pのプ
ログラムにしたがい、形成しようとする分岐口Dの内側
周縁部に沿うように外装体3を既設管2の周方向および
軸方向に移動し、切削孔Aを形成する。その後、切削孔
Aにより形成された切片Bを切片取外手段5を回転移動
して取り外し、分岐位置Sにバタフライ弁6を回転移動
する。 【0041】このように、制御装置Pによって外装体3
を既設管2の周方向および軸方向に移動するようにした
ため、切削手段4による分岐口Dの形成およびバタフラ
イ弁6の回転移動までの全作業工程を自動化することが
できる。 【0042】<第二実施形態>つぎに、実施の形態2の
不断水分岐配管の形成装置1bについて図11を参照し
て説明する。図1の不断水分岐配管の形成装置1と異な
る点は、図11(イ)に示すように、外装体3には、切
片取外手段5がなく、切削手段4およびバタフライ弁6
のみが設けられている点であり、切片Bを切削刃13に
よって全て切削屑にする。例えば、小径の切削刃13を
用いて角形状の分岐口Dを形成する場合、図11(ロ)
に示すように、まず分岐口Dの中心部に一個の切削孔A
を形成し、その後、外装体3を既設管2の周方向および
軸方向に移動し、角環状の切削孔Aを形成する。また、
図11(ハ)に示すように、切削刃13の直径が形成さ
れる角形状の分岐口Dの直径(幅長)の1/2以上の場
合、分岐口Dの中心部から穿孔する必要がなく、外装体
3を既設管2の周方向および軸方向に移動して分岐口D
の四隅を順次穿孔する。 【0043】この場合、切削手段4のみで分岐口Dを形
成するため、切片取外手段5が必要なく、安価に構成す
ることができる。 【0044】なお、前記形態1,2のいずれの場合も、
切削手段4の駆動手段としては、モータの他にエンジン
などの原動機を用いてもよい。また、原動機を地上に設
置して、該原動機の動力をフレキシブルシャフトでカッ
タ軸を介して切削刃13に伝達してもよい。また、既設
管2に外装体3を外嵌した後に、外装体3に切削手段4
を取り付けてもよい。 【0045】また、切削手段4で既設管2に切削孔Aを
形成する際には、切削手段4を既設管2の径内方向の槻
ね中心に向かって送るのが一般に好ましいが、本発明で
は、中心に向かう必要はなく、径内方向に向かって送れ
ばよい。そして、外装体3の分割体を2つに分割した
が、これに限らず、3つ以上の複数に分割してもよい。 【0046】さらに、前記遮断部材14は、薄板状の弾
性体であってもよく、その材質としては、ゴム、樹脂を
用いる。また、遮断部材14の形状としては、前記切削
屑の既設管2内および切削手段4内への侵入を阻止で
き、且つ、挿通孔7aの内周面の切削屑を除去できる形
状であればよい。 【0047】また、前記バタフライ弁6は小型であるた
め、浅層埋設に適している。 【0048】さらに、前記切片取外手段5の嵌合体19
は、筒体16に螺合する袋ナットであってもよい。 【0049】また、本発明は水道管だけでなく、ガス管
などにも適用できる。すなわち、既設管2内を流れる流
体は、水の他にガスやオイルなど他の流体であっても本
発明の範囲に含まれる。 【0050】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
切削手段の切削刃を移動自在に設けたため、既設管の周
面に形成しようとする分岐口を、切削刃の挿入位置を始
点にして切削手段を移動させることにより形成すること
ができる。すなわち、分岐口を切削手段の軌跡に追随し
て形成することができる。したがって、従来のように、
大径の切削刃によって分岐口を形成する必要がないた
め、切削刃の小型化が図られて安価になる。 【0051】さらに、バルブ装置を既設管の周方向に回
転移動するだけで、形成された分岐口の位置に容易に位
置させることができるため、切削手段の取り付け,およ
びバルブ装置の取り外し作業が不用になり、分岐配管の
形成作業を短時間に、且つ、容易に行うことができ、作
業性が大幅に改善される。 【0052】また、切削手段の描く軌跡によって環状の
切削孔を形成して切片を形成し、前記切削孔に切片取外
手段の係止片を挿入し、切片の裏面に係止片を係止して
前記切片を取り外すようにしたため、切削屑の少ない分
岐配管の形成作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態の切断正面図である。 【図2】図1の切片取外手段の切断平面図である。 【図3】図1のバタフライ弁の側面図である。 【図4】図1の既設管の切片を取り外す状態を説明する
切断正面図である。 【図5】図4の切片取外手段の切断右側面図である。 【図6】(イ)〜(ニ)は切片取外手段の係止片が既設
管の切削孔に挿入される状態から係止する状態を示した
図である。 【図7】図1の外装体を回転してバタフライ弁に分岐管
を接続した状態の切断正面図である。 【図8】図1の既設管に形成された切削孔の変形例を示
した図である。 【図9】図1の切片取外手段の切断平面図である。 【図10】(イ),(ロ)はアームを制御して外装体を
既設管の周方向および軸方向に移動し、既設管に分岐口
を形成する一部断面を含む概略説明図である。 【図11】(イ)は本発明の実施の形態2の切断正面
図、(ロ)は小径の切削刃を用いて分岐口を形成する工
程説明図、(ハ)は大径の切削刃を用いて分岐口を形成
する工程説明図である。 【符号の説明】 1…不断水分岐配管の形成装置、2…既設管、3…外装
体、4…切削手段、5…切片取外手段、6…バタフライ
弁(バルブ装置)、13…切削刃、25…係止片、36
…分岐管、A…切削孔、B…切片、C…一部(連結
片)、D…分岐口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 55/00 F16L 41/00 - 41/18 F16L 1/024

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 既設管(2 )に外装体(3 )を装着し、前記
    外装体(3 )に設けられた切削手段(4 )により前記既設管
    (2 )に分岐口(D )を形成し、該分岐口(D )を開閉するバ
    ルブ装置(6 )に分岐管(36)を接続する不断水分岐配管の
    形成方法において、切削刃(13)を既設管(2 )に挿入し
    て、該挿入位置を始点にして切削手段(4 )を移動させる
    ことにより、一部(C )を残して切削孔(A )を環状に形成
    し、該切削孔(A )で囲繞された切片(B )を取り外して前
    記分岐口(D )を形成し、前記分岐口(D )形成後に、前記
    バルブ装置(6 )が前記分岐口(D )に対応するように、外
    装体(3 )を既設管(2 )の周方向に回転させ、該バルブ装
    置(6 )に分岐管(36)を接続することを特徴とする不断水
    分岐配管の形成方法。
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