JP2997466B1 - 不断水装置用切削工具 - Google Patents
不断水装置用切削工具Info
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- JP2997466B1 JP2997466B1 JP7389599A JP7389599A JP2997466B1 JP 2997466 B1 JP2997466 B1 JP 2997466B1 JP 7389599 A JP7389599 A JP 7389599A JP 7389599 A JP7389599 A JP 7389599A JP 2997466 B1 JP2997466 B1 JP 2997466B1
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
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Abstract
【要約】
【課題】 切削時の切削屑の既設管内あるいは切削工具
内への侵入を阻止し、弁体のシールを完全にするととも
に、切削作業の作業性を向上する。 【解決手段】 既設管2の一部に外嵌される外装体3に
装着される切削工具本体13と、該本体13に往復動自
在に設けられた回転主軸14とからなり、前記回転主軸
14に取り付けられた切削刃15により前記既設管2の
少なくとも一部を切削する不断水装置用切削工具12で
あって、前記切削刃15の背面側には、該切削刃15よ
りも径外方向に突出する環状の遮断部材16が設けられ
てなる。
内への侵入を阻止し、弁体のシールを完全にするととも
に、切削作業の作業性を向上する。 【解決手段】 既設管2の一部に外嵌される外装体3に
装着される切削工具本体13と、該本体13に往復動自
在に設けられた回転主軸14とからなり、前記回転主軸
14に取り付けられた切削刃15により前記既設管2の
少なくとも一部を切削する不断水装置用切削工具12で
あって、前記切削刃15の背面側には、該切削刃15よ
りも径外方向に突出する環状の遮断部材16が設けられ
てなる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断水することなく
既設管を切削する不断水装置用切削工具に関する。
既設管を切削する不断水装置用切削工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の不断水装置は、例えば、複数の分
割体により構成される外装体と、外装体の周方向にそれ
ぞれ異なる位置に設けられた切削工具および弁体とから
構成されている。そして、既設管の一部に切削口を形成
する場合、既設管の一部に外装体を外嵌し、切削工具の
回転主軸を既設管の径内方向に移動し、既設管の一部を
貫通して切削口を形成し、その後、外装体を回転し、弁
体を切削口に挿入して切削口を閉塞している。なお、切
削時の切削屑は、切削口から流出する水の圧力によって
外装体の排水孔から排出される。
割体により構成される外装体と、外装体の周方向にそれ
ぞれ異なる位置に設けられた切削工具および弁体とから
構成されている。そして、既設管の一部に切削口を形成
する場合、既設管の一部に外装体を外嵌し、切削工具の
回転主軸を既設管の径内方向に移動し、既設管の一部を
貫通して切削口を形成し、その後、外装体を回転し、弁
体を切削口に挿入して切削口を閉塞している。なお、切
削時の切削屑は、切削口から流出する水の圧力によって
外装体の排水孔から排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
切削装置の場合、切削時の切削屑の大部分は排水孔から
の水とともに排出されるが、切削屑の一部が、既設管内
あるいは切削工具と外装体の取付部の内周面に侵入する
場合があり、弁体のシールが不完全になったり、切削工
具の回転主軸の移動が困難になって切削作業に支障をき
たしたりするという問題が生じる。
切削装置の場合、切削時の切削屑の大部分は排水孔から
の水とともに排出されるが、切削屑の一部が、既設管内
あるいは切削工具と外装体の取付部の内周面に侵入する
場合があり、弁体のシールが不完全になったり、切削工
具の回転主軸の移動が困難になって切削作業に支障をき
たしたりするという問題が生じる。
【0004】そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、切
削屑が、既設管内あるいは切削工具と外装体の取付部の
内周面へ侵入するのを阻止し、弁体のシールを完全にす
るとともに、切削作業の作業性を向上できる不断水装置
用切削工具を提供することを課題とする。
削屑が、既設管内あるいは切削工具と外装体の取付部の
内周面へ侵入するのを阻止し、弁体のシールを完全にす
るとともに、切削作業の作業性を向上できる不断水装置
用切削工具を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の不断水装置用切削工具は、
既設管2の一部に外嵌される外装体3に装着される切削
工具本体13と、該本体13に往復動自在に設けられた
回転主軸14とからなり、前記回転主軸14に取り付け
られた切削刃15により前記既設管2の少なくとも一部
を切削する不断水装置用切削工具1であって、前記切削
刃15の背面側には、該切削刃15よりも径外方向に突
出する環状の遮断部材16,17,18が設けられてな
るものである。
に、本発明の請求項1記載の不断水装置用切削工具は、
既設管2の一部に外嵌される外装体3に装着される切削
工具本体13と、該本体13に往復動自在に設けられた
回転主軸14とからなり、前記回転主軸14に取り付け
られた切削刃15により前記既設管2の少なくとも一部
を切削する不断水装置用切削工具1であって、前記切削
刃15の背面側には、該切削刃15よりも径外方向に突
出する環状の遮断部材16,17,18が設けられてな
るものである。
【0006】したがって、回転主軸14の先端部の切削
刃15の背面側に、切削刃15よりも径外方向に突出す
る環状の遮断部材16,17,18を設けることによ
り、切削屑の既設管2側への侵入を阻止することができ
る。
刃15の背面側に、切削刃15よりも径外方向に突出す
る環状の遮断部材16,17,18を設けることによ
り、切削屑の既設管2側への侵入を阻止することができ
る。
【0007】また、請求項2記載の不断水装置用切削工
具は、前記遮断部材16,17,18の外径を、前記外
装体3の前記回転主軸14の挿通孔10の内周面の内径
よりも大きくしたため、前記内周面に付着した切削屑お
よび前記内周面を浮遊した切削屑を掻き出して除去する
ことができる。
具は、前記遮断部材16,17,18の外径を、前記外
装体3の前記回転主軸14の挿通孔10の内周面の内径
よりも大きくしたため、前記内周面に付着した切削屑お
よび前記内周面を浮遊した切削屑を掻き出して除去する
ことができる。
【0008】また、請求項3記載の不断水装置用切削工
具は、リング体18aの周面に形成された遮断部材18
の複数の突片18bにより、挿通孔10の内周面に付着
した切削屑あるいは前記内周面を浮遊した切削屑を効果
的に除去することができる。さらに、各突片18b間の
間隙から排出された切削屑は切削口Aからの水の流れに
従動して排出され、切削屑の既設管2側への侵入が阻止
される。
具は、リング体18aの周面に形成された遮断部材18
の複数の突片18bにより、挿通孔10の内周面に付着
した切削屑あるいは前記内周面を浮遊した切削屑を効果
的に除去することができる。さらに、各突片18b間の
間隙から排出された切削屑は切削口Aからの水の流れに
従動して排出され、切削屑の既設管2側への侵入が阻止
される。
【0009】さらに、請求項4記載の不断水装置用切削
工具は、薄板状の弾性体からなる遮断部材17,18を
用いたため、既設管2の切削時、遮断部材17,18が
切削口Aからの水の水圧によって撓むことになり、切削
屑が切削口Aからの水の流れに従動して排出され、切削
屑の既設管2側への侵入が阻止される。
工具は、薄板状の弾性体からなる遮断部材17,18を
用いたため、既設管2の切削時、遮断部材17,18が
切削口Aからの水の水圧によって撓むことになり、切削
屑が切削口Aからの水の流れに従動して排出され、切削
屑の既設管2側への侵入が阻止される。
【0010】また、請求項5記載の不断水装置用切削工
具は、前記遮断部材17,18を樹脂で板状体に成形す
ることにより容易に製作することができる。
具は、前記遮断部材17,18を樹脂で板状体に成形す
ることにより容易に製作することができる。
【0011】さらに、請求項6記載の不断水装置用切削
工具は、リング体16aの一部あるいは周面に放射状に
設けた遮断部材16のブラシ16bにより、回転主軸1
4の挿通孔10の内周面に付着した切削屑あるいは前記
内周面を浮遊した切削屑をブラシ16bの回転により効
果的に除去することができる。
工具は、リング体16aの一部あるいは周面に放射状に
設けた遮断部材16のブラシ16bにより、回転主軸1
4の挿通孔10の内周面に付着した切削屑あるいは前記
内周面を浮遊した切削屑をブラシ16bの回転により効
果的に除去することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態につき、図1か
ら図7を参照して説明する。まず、不断水装置の構成を
示した図1において、1は不断水装置であり、既設管2
の一部に外装体3が外嵌されている。4,5は外装体3
を構成する第一分割体および第二分割体であり、両分割
体4,5の内周面にパッキン溝6が形成され、このパッ
キン溝6にゴム製のパッキン7が装着され、パッキン7
によって既設管2の一部が水密に覆われているととも
に、外装体3が既設管2に対して回転自在に設けられて
いる。8は第二分割体5に突設された分岐状部、9は第
二分割体5に形成された排水孔であり、この排水孔9に
必要に応じて排水用バルブ(図示せず)が連結され、後
述する切削工具12の切削時における切削屑を水と共に
排出する。10は分岐状部8に形成された挿通孔であ
り、その内面に螺溝が形成されている。11は内部に弁
体11aを有する仕切弁であり、分岐状部8の端面に設
けられている。
ら図7を参照して説明する。まず、不断水装置の構成を
示した図1において、1は不断水装置であり、既設管2
の一部に外装体3が外嵌されている。4,5は外装体3
を構成する第一分割体および第二分割体であり、両分割
体4,5の内周面にパッキン溝6が形成され、このパッ
キン溝6にゴム製のパッキン7が装着され、パッキン7
によって既設管2の一部が水密に覆われているととも
に、外装体3が既設管2に対して回転自在に設けられて
いる。8は第二分割体5に突設された分岐状部、9は第
二分割体5に形成された排水孔であり、この排水孔9に
必要に応じて排水用バルブ(図示せず)が連結され、後
述する切削工具12の切削時における切削屑を水と共に
排出する。10は分岐状部8に形成された挿通孔であ
り、その内面に螺溝が形成されている。11は内部に弁
体11aを有する仕切弁であり、分岐状部8の端面に設
けられている。
【0013】前記切削工具12は、周知のホールソー形
式の不断水用穿孔機に近似した構造であり、仕切弁11
に取り付けられた切削工具本体13と、切削工具本体1
3に往復動自在に設けられた回転主軸14と、回転主軸
14の先端に装着された切削刃15とからなり、回転主
軸14が挿通孔10に挿通される。16は遮断部材であ
り、図4に示すように、リング体16aと該リング体1
6aの周面に放射状に設けられたブラシ16bとからな
る。そして、遮断部材16は切削屑の既設管2および挿
通孔10側への流出を阻止すべく、回転主軸14の先端
部の切削刃15の背面側に設けられている。また、遮断
部材16の外径は、挿通孔10の内周面の内径よりも大
きくなっている。なお、図1の鎖線に示すように、前記
切削工具12によって切削される切削口Aに対応する位
置に仕切弁体17が予め配置される。
式の不断水用穿孔機に近似した構造であり、仕切弁11
に取り付けられた切削工具本体13と、切削工具本体1
3に往復動自在に設けられた回転主軸14と、回転主軸
14の先端に装着された切削刃15とからなり、回転主
軸14が挿通孔10に挿通される。16は遮断部材であ
り、図4に示すように、リング体16aと該リング体1
6aの周面に放射状に設けられたブラシ16bとからな
る。そして、遮断部材16は切削屑の既設管2および挿
通孔10側への流出を阻止すべく、回転主軸14の先端
部の切削刃15の背面側に設けられている。また、遮断
部材16の外径は、挿通孔10の内周面の内径よりも大
きくなっている。なお、図1の鎖線に示すように、前記
切削工具12によって切削される切削口Aに対応する位
置に仕切弁体17が予め配置される。
【0014】つぎに、不断水装置1の組立て手順につい
て図1から図3を参照して説明する。まず、既設管2内
に流体(水)が流れている状態で、図2に示すように、
図示しない組立ボルトにより外装体3の第一分割体4お
よび第二分割体5を取り付ける。この際、両分割体4,
5に装着されたパッキン7によって外装体3の止水性が
確保される。
て図1から図3を参照して説明する。まず、既設管2内
に流体(水)が流れている状態で、図2に示すように、
図示しない組立ボルトにより外装体3の第一分割体4お
よび第二分割体5を取り付ける。この際、両分割体4,
5に装着されたパッキン7によって外装体3の止水性が
確保される。
【0015】そして、既設管2に外装体3を外嵌した
後、図1に示すように、切削工具12を第二分割体5に
予め取り付ける。
後、図1に示すように、切削工具12を第二分割体5に
予め取り付ける。
【0016】つぎに、外装体3を回転させて、切削工具
12による切削位置を設定する。すなわち、作業者は人
力またはウィンチなどにより切削工具12の軸線が切削
開始位置Sするように外装体3および切削工具12を回
転させる。この回転後、切削工具12の回転主軸14を
既設管2の径内方向に移動し、切削刃15を分岐状部8
内に侵入させる。これにより、切削刃15が外装体3内
に収納される。
12による切削位置を設定する。すなわち、作業者は人
力またはウィンチなどにより切削工具12の軸線が切削
開始位置Sするように外装体3および切削工具12を回
転させる。この回転後、切削工具12の回転主軸14を
既設管2の径内方向に移動し、切削刃15を分岐状部8
内に侵入させる。これにより、切削刃15が外装体3内
に収納される。
【0017】つぎに、既設管2に切削口Aを形成する手
順について説明する。切削工具12の切削刃15が切削
開始位置Sに位置した状態で、駆動手段(図示せず)に
より切削工具12の回転主軸14を回転させると同時
に、既設管2の径内方向に移動し、図1の鎖線に示すよ
うに、既設管2の一部を切削して貫通する。その後、外
装体3を既設管2の周方向に、例えば、約150度から
160度に回転させる。すなわち、図1に示すように、
切削刃15を切削開始位置Sから切削終端位置Eに回転
させ、既設管2の一部に切削口Aを形成する。
順について説明する。切削工具12の切削刃15が切削
開始位置Sに位置した状態で、駆動手段(図示せず)に
より切削工具12の回転主軸14を回転させると同時
に、既設管2の径内方向に移動し、図1の鎖線に示すよ
うに、既設管2の一部を切削して貫通する。その後、外
装体3を既設管2の周方向に、例えば、約150度から
160度に回転させる。すなわち、図1に示すように、
切削刃15を切削開始位置Sから切削終端位置Eに回転
させ、既設管2の一部に切削口Aを形成する。
【0018】この際、切削口Aから溢れ出る水の水圧に
よって切削屑の大部分は、遮断部材16のブラシ16b
に当接して切削工具12側への侵入が阻止される一方、
前記水圧によってブラシ16bが撓んで既設管2側への
侵入が阻止され、切削屑の大部分が、切削口Aから排水
孔9への水流に従動して排水路9から排出される。しか
しながら、切削屑の一部は、外装体3の分岐状部8の挿
通孔10内に侵入し、その内周面の螺溝に付着したり、
前記内周面を浮遊したりする。このため、回転主軸14
を回転しながら移動し、このブラシ16bの回転移動に
よって前記切削屑を除去する。特に前記螺溝に付着した
切削屑はブラシ16bの回転により掻き出されて除去さ
れる。なお、ブラシ16bを回転させずに、回転軸14
を往復移動させてブラシ16bを前記螺溝に摺接させて
も切削屑は除去されるが、ブラシ16bを回転させた方
が効果は大きい。
よって切削屑の大部分は、遮断部材16のブラシ16b
に当接して切削工具12側への侵入が阻止される一方、
前記水圧によってブラシ16bが撓んで既設管2側への
侵入が阻止され、切削屑の大部分が、切削口Aから排水
孔9への水流に従動して排水路9から排出される。しか
しながら、切削屑の一部は、外装体3の分岐状部8の挿
通孔10内に侵入し、その内周面の螺溝に付着したり、
前記内周面を浮遊したりする。このため、回転主軸14
を回転しながら移動し、このブラシ16bの回転移動に
よって前記切削屑を除去する。特に前記螺溝に付着した
切削屑はブラシ16bの回転により掻き出されて除去さ
れる。なお、ブラシ16bを回転させずに、回転軸14
を往復移動させてブラシ16bを前記螺溝に摺接させて
も切削屑は除去されるが、ブラシ16bを回転させた方
が効果は大きい。
【0019】そして、切削口Aの形成後、排水孔9を栓
(図示せず)により閉塞し、回転主軸14を分岐状部
8,仕切弁11から退避させて、仕切弁11の弁体11
aにより挿通孔10の開口を閉弁する。この閉弁後、切
削工具12を外装体3から取り外す。その後、外装体3
を回転し、図3に示すように、切削口Aに仕切弁体17
を任意に挿入し、切削口Aを閉塞する。切削口Aを閉塞
した場合、仕切弁11を分岐状部8から取り外し、挿通
孔10の螺溝にプラグ(図示せず)を螺合し、挿通孔1
0を閉塞する。
(図示せず)により閉塞し、回転主軸14を分岐状部
8,仕切弁11から退避させて、仕切弁11の弁体11
aにより挿通孔10の開口を閉弁する。この閉弁後、切
削工具12を外装体3から取り外す。その後、外装体3
を回転し、図3に示すように、切削口Aに仕切弁体17
を任意に挿入し、切削口Aを閉塞する。切削口Aを閉塞
した場合、仕切弁11を分岐状部8から取り外し、挿通
孔10の螺溝にプラグ(図示せず)を螺合し、挿通孔1
0を閉塞する。
【0020】なお、切削工具12の駆動手段としては、
モータの他にエンジンなどの原動機を用いてもよい。ま
た、原動機を地上に設置して、該原動機の動力をフレキ
シブルシャフトでカッタ軸を介して切削刃15に伝達し
てもよい。また、既設管2に外装体3を外嵌した後に、
外装体3に切削工具12を取り付けてもよい。
モータの他にエンジンなどの原動機を用いてもよい。ま
た、原動機を地上に設置して、該原動機の動力をフレキ
シブルシャフトでカッタ軸を介して切削刃15に伝達し
てもよい。また、既設管2に外装体3を外嵌した後に、
外装体3に切削工具12を取り付けてもよい。
【0021】また、切削工具12で既設管2に切削口A
を形成する際には、切削工具12を既設管2の径内方向
の槻ね中心に向かって送るのが一般に好ましいが、本発
明では、中心に向かう必要はなく、径内方向に向かって
送ればよい。そして、外装体3の分割体を2つに分割し
たが、これに限らず、3個以上に分割してもよい。さら
に、仕切弁体17は上方,側方または下方などいずれの
方向から挿入してもよい。
を形成する際には、切削工具12を既設管2の径内方向
の槻ね中心に向かって送るのが一般に好ましいが、本発
明では、中心に向かう必要はなく、径内方向に向かって
送ればよい。そして、外装体3の分割体を2つに分割し
たが、これに限らず、3個以上に分割してもよい。さら
に、仕切弁体17は上方,側方または下方などいずれの
方向から挿入してもよい。
【0022】さらに、前記形態の場合、リング体16a
の周面にブラシ16bが設けられた遮断部材16とした
が、図5に示すように、リング体16aの周面に等間隔
にブラシ16bを設けてもよい。この場合、各ブラシ1
6b間の間隙から排出された切削屑は切削口Aからの水
の流れに従動して排出され、切削屑の既設管2側への侵
入が阻止される。また、前記遮断部材は、薄板状の弾性
体であってもよく、その材質としては、ゴム、樹脂を用
いる。また遮断部材の形状としては、図6に示すよう
に、リング体17aの周面に鍔17bを設けた遮断部材
17でもよい。この場合、遮断部材17が切削口Aから
の水の水圧によって撓むことになり、切削屑が切削口A
からの水の流れに従動して排出され、切削屑の既設管2
側への侵入が阻止される。さらに、図7に示すように、
リング体18aの周面に複数の突片18bを形成した遮
断部材18でもよい。この他、遮断部材17,18の一
部に1個あるいは複数個の切欠あるいは貫通孔を形成す
るようにしてもよい。要するに、遮断部材の形状として
は、前記切削屑の既設管2内および切削工具12内への
侵入を阻止でき、且つ、挿通孔10の内周面の切削屑を
除去できる形状であればよい。
の周面にブラシ16bが設けられた遮断部材16とした
が、図5に示すように、リング体16aの周面に等間隔
にブラシ16bを設けてもよい。この場合、各ブラシ1
6b間の間隙から排出された切削屑は切削口Aからの水
の流れに従動して排出され、切削屑の既設管2側への侵
入が阻止される。また、前記遮断部材は、薄板状の弾性
体であってもよく、その材質としては、ゴム、樹脂を用
いる。また遮断部材の形状としては、図6に示すよう
に、リング体17aの周面に鍔17bを設けた遮断部材
17でもよい。この場合、遮断部材17が切削口Aから
の水の水圧によって撓むことになり、切削屑が切削口A
からの水の流れに従動して排出され、切削屑の既設管2
側への侵入が阻止される。さらに、図7に示すように、
リング体18aの周面に複数の突片18bを形成した遮
断部材18でもよい。この他、遮断部材17,18の一
部に1個あるいは複数個の切欠あるいは貫通孔を形成す
るようにしてもよい。要するに、遮断部材の形状として
は、前記切削屑の既設管2内および切削工具12内への
侵入を阻止でき、且つ、挿通孔10の内周面の切削屑を
除去できる形状であればよい。
【0023】さらに、本発明は水道管だけでなく、ガス
管などにも適用できる。すなわち、既設管2内を流れる
流体は、水の他にガスやオイルなと他の流体であっても
本発明の範囲に含まれる。
管などにも適用できる。すなわち、既設管2内を流れる
流体は、水の他にガスやオイルなと他の流体であっても
本発明の範囲に含まれる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の不断水装
置用切削工具によれば、回転主軸の先端部の切削刃側
に、切削刃よりも径外方向に突出する環状の遮断部材を
取り付け、しかも、前記遮断部材の径を、回転主軸が挿
通される外装体の挿通孔の内周面の径よりも大きくした
ため、遮断部材によって切削屑の既設管側への侵入を阻
止できるとともに、切削屑を除去することができる。よ
って、弁体により切削口を完全にシールすることができ
る一方、切削作業の作業性を向上することができる。
置用切削工具によれば、回転主軸の先端部の切削刃側
に、切削刃よりも径外方向に突出する環状の遮断部材を
取り付け、しかも、前記遮断部材の径を、回転主軸が挿
通される外装体の挿通孔の内周面の径よりも大きくした
ため、遮断部材によって切削屑の既設管側への侵入を阻
止できるとともに、切削屑を除去することができる。よ
って、弁体により切削口を完全にシールすることができ
る一方、切削作業の作業性を向上することができる。
【図1】本発明の一実施形態の切断正面図である。
【図2】図1の切削工具を取り外した状態を示した切断
正面図である。
正面図である。
【図3】図1の切断側面図である。
【図4】図1の環状の遮断部材を示した図である。
【図5】周面に複数の突片が形成された遮断部材を示し
た図である。
た図である。
【図6】周面に放射状にブラシが設けられた遮断部材を
示した図である。
示した図である。
【図7】周面の一部に放射状にブラシが設けられた遮断
部材を示した図である。
部材を示した図である。
1…不断水装置、2…既設管、3…外装体、10…挿通
孔、11…仕切弁、12…切削工具、13…切削工具本
体、14…回転主軸、15…切削刃、16…遮断部材、
16a…リング体、16b…ブラシ、17…遮断部材、
17a…リング体、17b…鍔、18…遮断部材、18
a…リング体、18b…突片。
孔、11…仕切弁、12…切削工具、13…切削工具本
体、14…回転主軸、15…切削刃、16…遮断部材、
16a…リング体、16b…ブラシ、17…遮断部材、
17a…リング体、17b…鍔、18…遮断部材、18
a…リング体、18b…突片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−185060(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 55/00
Claims (6)
- 【請求項1】 既設管(2)の一部に外嵌される外装体
(3)に装着される切削工具本体(13)と、該本体
(13)に往復動自在に設けられた回転主軸(14)と
からなり、前記回転主軸(14)に取り付けられた切削
刃(15)により前記既設管(2)の少なくとも一部を
切削する不断水装置用切削工具(12)であって、前記
切削刃(15)の背面側には、該切削刃(15)よりも
径外方向に突出する環状の遮断部材(16),(1
7),(18)が設けられてなることを特徴とする不断
水装置用切削工具。 - 【請求項2】 前記遮断部材(16),(17),(1
8)の外径が、前記外装体(3)の前記回転主軸(1
4)の挿通孔(10)の内周面の内径よりも大きいこと
を特徴とする請求項1記載の不断水装置用切削工具。 - 【請求項3】 前記遮断部材(18)は、リング体(1
8a)と該リング体(18a)の周面に形成された複数
の突片(18b)とからなることを特徴とする請求項1
または2記載の不断水装置用切削工具。 - 【請求項4】 前記遮断部材(17),(18)が、薄
板状の弾性体からなることを特徴とする請求項1から3
のいずれかに記載の不断水装置用切削工具。 - 【請求項5】 前記遮断部材(17),(18)が、樹
脂で板状体に成形されてなることを特徴とする請求項1
から4のいずれかに記載の不断水装置用切削工具。 - 【請求項6】 前記遮断部材(16)は、リング体(1
6a)と該リング体(16a)の一部あるいは周面に放
射状に設けられたブラシ(16b)とからなることを特
徴とする請求項1記載の不断水装置用切削工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7389599A JP2997466B1 (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 不断水装置用切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7389599A JP2997466B1 (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 不断水装置用切削工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2997466B1 true JP2997466B1 (ja) | 2000-01-11 |
JP2000266272A JP2000266272A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13531408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7389599A Expired - Fee Related JP2997466B1 (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 不断水装置用切削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2997466B1 (ja) |
-
1999
- 1999-03-18 JP JP7389599A patent/JP2997466B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000266272A (ja) | 2000-09-26 |
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