JP3393083B2 - 配管の不断水施工方法及びその装置 - Google Patents
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- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Description
く、例えば、配管変更や、配管途中にバルブやメーター
類を取り付ける配管工事に使用するのに最適な配管の不
断水施工方法及びその装置に関する。
設管を閉塞すべく穿孔箇所に仕切弁体を挿入する不断水
バルブ挿入工法は周知である。かかる手段は、図7に示
す如く地面に埋設された既設管52の一部を、適宜掘削
することにより露出させ、その露出した部分に分割可能
な密閉ケース53,54を取り付け、既設管52の一部
を液密状態に囲繞する。次に、図示省略の切削工具で既
設管52に切削口56を形成し、切削工具除去した後
に、密閉ケース53,54に収容された仕切弁体55
を、切削口56から既設管52内に押し込むとにより、
既設管52内の流体を遮断する。
管52内の流体を遮断した状態において、配管変更(例
えば、バイパス管の工事等)や、配管途中にバルブやメ
ーター類を取り付ける工事を行う。そして、工事終了後
には、仕切弁体55を上昇させて既設管52から離間さ
せることにより、既設管52内を再び水が流れる。
了後に、仕切弁体55を収容する密閉ケース53,54
が、既設管52に取り付けられた状態であるため、密閉
ケース53,54が邪魔になる。特に、仕切弁体55を
収容する密閉ケース53,54は既設管52よりも上方
に突出することから、既設管52の埋設深さが浅い場合
には、密閉ケース53,54が地面から露出してしまう
おそれがある。このため、埋設深さが浅い既設管52の
工事には、かかる工法は採用できない欠点があった。
ォー等の作業機で掘削するのであるが、その掘削時に作
業機が既設管52に取り付けられた密閉ケース53,5
4を破損してしまうおそれもある。
密閉ケースを除去するようにして、既設管の埋設深さが
浅い場合であっても、確実且つ安全に配管の工事を行え
るようにすることを課題とする。
決すべく、配管の不断水施工方法及びその装置としてな
されたもので、配管の不断水施工方法としての特徴は、
既設管1の一部を、該既設管1の周方向に分割可能な密
閉ケース2によって気密状態に囲繞すると共に、切削工
具で前記既設管1の一部を切削してなる切削口9に、仕
切弁体12を挿脱することにより、既設管1内を流れる
流体を解除自在に遮断するようにした配管の不断水施工
方法において、前記密閉ケース2内には、前記切削口9
を閉塞するための閉塞手段15が設けられ、前記仕切弁
体12を切削口9から離脱させた後に、前記閉塞手段1
5で切削口9を閉塞した状態で、密閉ケース2の内少な
くとも仕切弁体12を収容するケース7を除去すること
にある。
く、配管作業後の既設管を埋設することができる。
定した後に、前記密閉ケース2全体を、既設管1から取
り外す場合には、密閉ケース2が全く邪魔になることは
なく、更に既設管1の切削口9を長期にわたって確実に
シールすることができる。
は、既設管1の一部を気密状態に囲繞すべく、該既設管
1に分割可能に取り付けられる密閉ケース2と、切削工
具で前記既設管1の一部を切削してなる切削口9に挿脱
すべく、前記密閉ケース2内に設けられた仕切弁体12
とを備え、該仕切弁体12で既設管1内を流れる流体を
解除自在に遮断するようにした配管の不断水施工装置に
おいて、前記密閉ケース2には、前記切削口9を閉塞す
るための閉塞手段15が設けられ、前記閉塞手段15で
切削口9を閉塞した際に、密閉ケース2の内少なくとも
仕切弁体12を収容するケース7が除去可能に構成され
ていることにある。
管の不断水施工方法を容易に実施することができる。
中心にして回転自在に設けられ、しかも、前記閉塞手段
15は既設管1に対して仕切弁体12と反対側に配置さ
れ、前記閉塞手段15は密閉ケース2と共に回転自在に
設けられ、該閉塞手段15は取付手段35により、既設
管1側に押圧される構成であるのが好ましい。
形態を示す。図1及び図2に示すように、2は弁箱を構
成する密閉ケースで、該密閉ケース2は分割された第一
及び第二分割ケース3,4を備え、ゴムパッキン5a,
5bにより、それぞれの分割面がシールされている。ま
た、第二分割ケース4の上面には、ケースとしての弁蓋
7がボルト7aで取り付けられ、弁蓋7は第一および第
二分割ケース3,4と共に密閉ケース2を構成する。
が貫通する分岐状部4aが突出状態で設けられている。
尚、既設管1の切削時の切粉を水と共に排出する排水孔
(図示省略)が、密閉ケース2に設けられている。
弁)13が設けられ、また、分岐状部4aには、切断機
(図示省略)が取り付けられるようになっている。切断
機は、前記既設管1の上部に半円環状の切削口9を形成
できるように、前記切削工具10を既設管1の径方向に
送ると共に、切削工具10をモータやエンジンなどの原
動機の回転力により回転させて、切削運動を行わせる。
該切断機の構造は、周知のホールソー形式の不断水用穿
孔機に近似した構造であり、したがって、その詳しい図
示および説明を省略する。
12が予め密閉ケース2内に収容されている。仕切弁体
12は前記弁蓋7に回転自在に支持されたスピンドル1
4により、昇降自在となっている。
9を閉塞するための閉塞手段としての閉塞体15が設け
られている。閉塞体15は、前記既設管1に対して前記
仕切弁体12と反対側に位置している。また、閉塞体1
5は、前記既設管1に沿う円弧状を呈しており、しか
も、前記切削口9よりも大きな面積に設定されている。
がそれぞれ突設され、閉塞体15の内面には、切削口9
の周囲を囲繞するように環状のシール材(パッキン)1
8が固定されている。
前記閉塞体15の背面(外面)を押圧するための押圧体
としての複数の閉塞体押圧ボルト20が出退自在に螺合
されている。そして、各ボルト20の先端は、例えば前
記閉塞体15の外面に形成された凹部21にそれぞれ嵌
入されている。従って、前記密閉ケース2を既設管1を
中心にして回転させた際に、密閉ケース2と共に閉塞体
15も一体的に回転するようになっている。
て説明する。先ず、地面に埋設された既設管1内に流体
(水)が流れている状態で、作業者は、既設管1の所定
の部分が露出するように地面を所望の広さ及び深さに掘
削した後に、図示しない組立ボルトにより両分割ケース
3,4を組み立て密封状態とする。尚、弁蓋7は、両分
割ケース3,4を組み立てる以前に、予め第二分割ケー
ス4に取り付けておいても、あるいは、両分割ケース
3,4を組み立てた後に、第二分割ケース4に取り付け
ても良い。
て、切削工具10による切削位置を設定した後に、前記
切断機により、密閉ケース2内に収納された切削工具1
0を回転させると共に、既設管2の径内方向に移動さ
せ、既設管2の一部を切削して貫通する。
に、例えば、約150度から160度に回転させる。す
なわち、切削工具10を切削開始位置から切削終端位置
まで回転させ、既設管2の一部(上部)に切削口9を形
成する。
バルブ13を閉弁することにより、水は密閉ケース2か
ら漏洩することはない。この閉弁後、切断機を密閉ケー
ス2から取り外す。この切断機の取り外し後、密閉ケー
ス2を切削前の元の位置まで回転させる。このとき、前
記仕切弁体12が切削口9の上方に位置する(図1参
照)。
り、該仕切弁体12を切削口9から既設管1の内部に進
入させ、既設管1を閉塞し、流体を一旦遮断する。この
ように、例えば、既設管1の閉塞状態において閉塞部分
よりも下流位置を切断した後に、バイパス配管工事を行
う。
状態から仕切弁体12を上昇させ、既設管2内に再び水
を流す。更に、密閉ケース2を反転(180°回転)移
動させて閉塞体15を、切削口9の上方に対応させる。
の中心に向けて螺進させて締結することにより、閉塞体
15を既設管1の外面に押圧させる。このとき、パッキ
ン18は切削口9の周囲を囲繞するため、切削口9を閉
塞でき、既設管1内の水は切削口9から漏洩することは
ない。
するボルト7aを緩めて弁蓋7を取り除く。仕切弁体1
2は、弁蓋7に取り付けられていることから、弁蓋7と
一緒に取り除くことができる。従って、既設管1には、
第一ケース3及び第二ケース4が取り残された状態とな
る(図3参照)。
一対の締結バンド体26を第二ケース4内に収容する。
そして、各締結バンド体2の一側に形成された係止開口
(被係止部)27を、前記閉塞体15の係止部17にそ
れぞれ係合する。そして、各締結バンド体26の他側に
それぞれ形成された締付部28に、ボルト体30を挿通
し、ボルト30の締付部28から突出する部分にナット
体31を螺合する。そして、両方の締結バンド体26を
ボルト30で締結することにより、閉塞体15を既設管
1に強固に取り付けることができる(図4参照)。尚、
締結バンド体26、ボルト30及びナット体31により
取付手段35が構成されている。
定している組立ボルトを緩めて第一ケース3及び第二ケ
ース4を既設管1から完全に取り除く(図5参照)。更
に、閉塞体15で切削口9が液密状に閉塞された既設管
1を、再び埋設するのであるが、前記既設管1からは密
閉ケース2全体が除去されているため、既設管1が浅い
場合であっても密閉ケース2が地面から露出してしまう
ことはない。
機械で掘削する場合であっても、密閉ケース2がないた
め、作業機械で密閉ケース2を不用意に破損してしまう
おそれもなく、配管工事を確実且つ安全に行える。
ではなく、例えば、前記実施の形態では、既設管1から
第一ケース3及び第二ケース4を除去する場合について
例示したが、図4に示す如く弁蓋7のみを取り除いた状
態であっても良い。かかる場合には、前記締結バンド体
26を設けなくても、第一ケース3に設けられた閉塞体
押圧ボルト20で閉塞体15を固定することができる。
弁体12も一緒に除去できるため、上記効果を奏するこ
とが可能である。尚、かかる場合には、閉塞体押圧ボル
ト20が取付手段となる。
5の両端部分同士を直接ボルトで締結するようにしても
良い。また、本発明は、上記不断水用の管に限らるもの
ではなく、水以外の任意の流体を止める際にも採用可能
である。
断水施工方法における密閉ケース内には、前記切削口を
閉塞するための閉塞手段が設けられ、前記仕切弁体を切
削口から離脱させた後に、前記閉塞手段で切削口を閉塞
し、密閉ケースの内少なくとも仕切弁体を収容するケー
スを除去するので、密閉ケースが邪魔になることなく、
配管作業後の既設管を埋設することができる。この結
果、既設管の埋設深さが浅い場合であっても、確実且つ
安全に配管の工事を行える。
ら、配管の埋設深さを浅くすることができ、配管作業
(特に掘削作業)に要するコストが安くなる利点があ
る。また、密閉ケース及び仕切弁体の再利用が可能とな
る。
図。
図。
面図。
の断面正面図。
ス)9…切削口、12…仕切弁体、15…閉塞体(閉塞
手段)、35…取付手段
Claims (4)
- 【請求項1】 既設管(1)の一部を、該既設管(1)
の周方向に分割可能な密閉ケース(2)によって気密状
態に囲繞すると共に、切削工具で前記既設管(1)の一
部を切削してなる切削口(9)に、仕切弁体(12)を
挿脱することにより、既設管(1)内を流れる流体を解
除自在に遮断するようにした配管の不断水施工方法にお
いて、前記密閉ケース(2)内には、前記切削口(9)
を閉塞するための閉塞手段(15)が設けられ、前記仕
切弁体(12)を切削口(9)から離脱させた後に、前
記閉塞手段(15)で切削口(9)を閉塞した状態で、
密閉ケース(2)の内少なくとも仕切弁体(12)を収
容するケース(7)を除去することを特徴とする配管の
不断水施工方法。 - 【請求項2】 閉塞手段(15)を取付手段(35)で
固定した後に、前記密閉ケース(2)全体を、既設管
(1)から取り外す請求項1に記載の配管の不断水施工
方法。 - 【請求項3】 既設管(1)の一部を気密状態に囲繞す
べく、該既設管(1)に分割可能に取り付けられる密閉
ケース(2)と、切削工具で前記既設管(1)の一部を
切削してなる切削口(9)に挿脱すべく、前記密閉ケー
ス(2)内に設けられた仕切弁体(12)とを備え、該
仕切弁体(12)で既設管(1)内を流れる流体を解除
自在に遮断するようにした配管の不断水施工装置におい
て、前記密閉ケース(2)には、前記切削口(9)を閉
塞するための閉塞手段(15)が設けられ、前記閉塞手
段(15)で切削口(9)を閉塞した際に、密閉ケース
(2)の内少なくとも仕切弁体(12)を収容するケー
ス(7)が除去可能に構成されていることを特徴とする
配管の不断水施工装置。 - 【請求項4】 前記密閉ケース(2)は、既設管(1)
を中心にして回転自在に設けられ、しかも、前記閉塞手
段(15)は既設管(1)に対して仕切弁体(12)と
反対側に配置され、前記閉塞手段(15)は密閉ケース
(2)と共に回転自在に設けられ、該閉塞手段(15)
は取付手段(35)により、既設管(1)側に押圧され
る請求項3に記載の配管の不断水施工装置。
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1999
- 1999-04-13 JP JP10523999A patent/JP3393083B2/ja not_active Expired - Fee Related
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