JP2004286228A - 既設管の弁設置工法及びそれに用いられる弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 弁設置後における撤去作業の能率化、省力化を図りながら、既設管の切断除去管部の長さが管径より短い条件下でも確実、容易に施工することができるようにする。
【解決手段】 既設管1に分割構造の弁箱Aを装着し、弁箱Aの弁体挿入口8側に開閉操作自在な作業用開閉弁Bを取付け、弁箱A内の切断除去予定管部に予め装着された切断装置Eにより、不断流状態のまま既設管1の切断除去予定箇所をそれの管径Dよりも小なる切断幅Wで切断除去し、切断除去された管部1Aと共に切断装置Eを弁箱Aの弁体挿入口8を通して外部に取り出したのち、弁箱Aの弁体挿入口8を密閉する蓋部2Aを備えた弁体2を切断残置管部の切断端面に触れない状態で挿入して固定し、弁体2と弁箱Aの内壁面に形成された弁座20との圧接により既設管1の流路を遮断する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、管内流体の流れを維持したままの不断流(不断水)状態で既設管の途中に新しい弁を設置するとき、又は、古い弁を新しい弁に取り替えるときに有用な弁設置工法及びそれに用いられる弁の改良に関する。
既設管の弁設置工法としては、従来から種々の工法が提案されているが、そのうちの代表的な工法は次の(1)、(2)の通りである。
(1)既設管に、それの切断予定箇所よりも少し広い領域を密封する作業用ハウジングを設け、既設管の切断除去予定管部に、管周壁を円周方向に沿って切断するための切削バイトを備えた一対の切断ユニットと、切断ユニットを管軸芯周りで回転自在に支持するガイドサポート部と、切断ユニットを駆動回転させる駆動部とを備えた切断装置を組み付けるとともに、作業用ハウジング内に残る既設管の両切断残置予定管部には、切断除去管部に対応する新設弁の両接続管部と両切断残置管部とを同芯状態で連通接続するための摺動操作自在な継手ユニットを組み付け、更に、作業用ハウジングには、切断除去管部を保持して持ち上げるとともに交換用の新設弁を保持して降下させるための昇降保持装置と、これの上昇位置と下降位置との間で作業用ハウジング内を上部空間と下部空間とに遮断する作業用開閉弁を組み付ける。
そして、切断装置の両切断ユニットを駆動回転させながら各切断ユニットの切削バイトを管径方向内方に送り込むことにより、管内流体の流れを維持したままの不断流状態で既設管の切断除去予定箇所を輪切り状に切断したのち、切断された切断除去管部を切断装置と共に昇降保持装置により作業用ハウジングの上部空間内に上昇させ、作業用開閉弁を閉じ操作して、昇降保持装置に保持されていた切断除去管部及び切断装置を外部に取り出すとともに、昇降保持装置に新設弁を取付ける。
次に、作業用開閉弁を開き操作し、昇降保持装置に保持されている新設弁を作業用ハウジングの下部空間内に下降させ、新設弁の両接続管部を既設管の両切断残置管部と相対向する同芯状態に維持し、この状態で両切断残置管部に保持されていた継手ユニットを新設弁側に摺動操作して、両切断残置管部と新設弁の両接続管部とを同芯状態で連通接続したのち、昇降保持装置及び作業用ハウジングを撤去する(例えば、特許文献1〜3参照)。
(2)既設管に、それの切断予定箇所よりも少し広い領域を密封する分割構造の弁箱を装着し、弁箱の上側部に形成された筒状の弁体挿入口部には、切断除去管部と弁体とを択一的に収納可能な上部空間を備えた作業用ハウジングと、この作業用ハウジング内を上部空間と弁箱側の下部空間とに遮断する作業用開閉弁とを取付けるとともに、作業用ハウジングの上部には、既設管の管径よりも大なる切断口径のホールソーと、このホールソーを作業用ハウジング内の上部空間から弁箱内の既設管切断完了位置にまで送り込む送り込み部と、ホールソーを駆動回転させる駆動部を備えた切断装置を組み付ける。
そして、作業用開閉弁を開き操作した状態で切断装置のホールソーを駆動回転させながら弁箱内に送り込むことにより、管内流体の流れを維持したままの不断流状態で既設管の切断除去予定箇所を分断する状態で上下方向から円筒状に切断したのち、切断された切断除去管部をホールソー内に保持したまま作業用ハウジングの上部空間内に上昇させ、作業用開閉弁を再び閉じ操作して、切断装置を切断除去管部と共に作業用ハウジングの上部から撤去する。
次に、作業用ハウジングの上部に取付けられる昇降保持装置に、弁箱の弁体挿入口を密閉する円板状の蓋部及び弁箱の内壁面に形成された弁座に押圧される弁体部とからなる弁体を保持させたのち、作業用開閉弁を開き操作し、昇降保持装置に保持された弁体の弁体部が切断残置管部の切断端面に触れない状態で下降操作して挿入し、弁体と弁箱の弁座との圧接により既設管の流路を遮断する。
その後、弁箱の弁体挿入口部の周方向複数箇所に設けたボルトにより、弁体を弁箱に押圧状態で抜止め固定したのち、弁箱の弁体挿入口部に弁蓋を密封状態で固定する(特許文献3参照)。
特開昭55−44167号公報 特開平9−79430号公報 特開平5−280685号公報
従来の(1)による弁設置工法では、切断装置を構成する両切断ユニットの管軸芯方向での間隔を調節することによって、既設管の切断除去管部の長さ変更に容易に対応することができるものの、作業用ハウジング内に残る既設管の両切断残置予定管部には、切断除去管部に対応する新設弁の両接続管部と切断残置管部とを同芯状態で連通接続するための摺動操作自在な継手ユニットを組み付けるため、この両継手ユニットを組み付けるためのスペース分だけ作業用ハウジングが管軸芯方向で大きくなり、しかも、新設弁全体を覆う作業用ハウジングが必要であるため、弁設置後における撤去作業に手間を要していた。
また、従来の(2)による弁設置工法では、既設管にそれの切断予定箇所よりも少し広い領域を密封する分割構造の弁箱を装着して、この弁箱の弁体挿入口部に、作業用ハウジングと作業用開閉弁とを取付けるため、換言すれば、設置される弁の弁箱を作業用ハウジングの一部に兼用構成するため、弁設置後における撤去作業を少ない労力で行うことができる反面、既設管の切断除去予定箇所を分断する状態で上下方向から円筒状に切断するためには、既設管の管径よりも大なる切断口径のホールソーを用いる必要があるため、切断に伴うホールソーの管内への突入によって流動抵抗が増大するとともに、既設管の切断除去管部の長さが管径よりも短い場合には施工することができず、適用範囲が限定される問題がある。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その第1の主たる課題は、弁設置後における撤去作業の能率化、省力化を図りながら、既設管の切断除去管部の長さが管径より短い条件下でも確実、容易に施工することのできる有用な既設管の弁設置工法を提供する点にあり、第2の課題は、既設管の切断に伴って排出される切り屑等を外部に効率良く排出するとともに、弁座面に切り屑が付着することに起因するシール不良の発生を良好に抑制することのできる既設管設置用弁を提供する点にある
本発明による第1の特徴構成は、既設管にそれの切断除去予定箇所を密封状態で囲繞する分割構造の弁箱を装着し、この弁箱の弁体挿入口側に開閉操作自在な作業用開閉弁を取付けるとともに、弁箱内の切断除去予定管部に予め装着された又は弁箱の弁体挿入口を通して挿入された切断装置により、不断流状態のまま既設管の切断除去予定箇所をそれの管径よりも小なる切断幅で切断除去し、この切断除去された管部と共に切断装置を弁箱の弁体挿入口を通して外部に取り出したのち、弁箱の弁体挿入口を密閉する蓋部を備えた弁体を両切断残置管部の切断端面間に挿入して固定し、弁体と弁箱の内壁面に形成された弁座との圧接により既設管の流路を遮断する点にある。
上記特徴構成によれば、既設管の切断除去予定箇所を密封状態で囲繞する分割構造の弁箱内において、弁箱内の切断除去予定管部に予め装着された又は弁箱の弁体挿入口を通して挿入された切断装置により、不断流状態のまま既設管の切断除去予定箇所をそれの管径よりも小なる切断幅で切断したのち、この切断除去された管部を切断装置と共に弁箱の弁体挿入口及び作業用開閉弁を通して外部に取り出す。
次に、弁箱の弁体挿入口及び作業用開閉弁を通して挿入した弁体を、既設管の両切断残置管部の切断端面間に送り込み、弁箱の内壁面に形成された弁座に圧接された状態で弁体を弁箱に固定すると、弁体の蓋部で弁箱の弁体挿入口が密閉されると同時に、既設管の流路が遮断される。
従って、設置される弁の弁箱を作業用ハウジングの一部に兼用構成することができることと、既設管の切断除去予定箇所を管径よりも小なる切断幅で切断除去する切断装置を用いることとにより、弁設置後における撤去作業の能率化、省力化を図りながらも、既設管の切断除去管部の長さが管径よりも短く、かつ、弁箱の長さが管径よりも短い条件下でも確実、容易に施工することができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記弁体が両切断残置管部の切断端面間を通して切断端面に触れない状態で挿入されるように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、両切断残置管部の切断端面間を通して挿入される弁体が、両切断残置管部の切断端面に触れないから、弁体に施されるシール材の損傷を抑制することができる。
本発明による第3の特徴構成は、前記切断装置の両切断具を両切断残置管部の端面となる切断予定位置において管周方向に沿って移動させることにより、不断流状態のまま既設管の切断除去予定管部をそれの管径よりも小なる切断幅で輪状に切断除去するとともに、既設管の両切断予定位置の下部位置に設けた排出口から切り屑等を排出するように構成した点にある。
上記特徴構成によれば、不断流状態のまま既設管の切断除去予定管部をそれの管径よりも小なる切断幅で切断除去するにあたって、切断装置の両切断具を両切断残置管部の端面となる切断予定位置において管周方向に沿って移動させながら輪状に切断するから、切断時における切断具の管路内への突出代が小さくなり、切断具の管路内への突入移動に起因する流動抵抗の増加を大幅に抑制することができ、しかも、切断具による切断作用に伴って発生する切り屑の発生量も減少することができるとともに、この発生した切り屑を、既設管の両切断予定位置の下部位置に設けた各排出口からそれぞれスムーズに排出することができるから、切り屑の下流側への流出や弁座への堆積を良好に抑制することができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記弁座の下側弁座部が弁箱の内底壁面よりも隆起形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、弁箱の内底壁面から隆起形成された下側弁座部の弁座面で発生する流体の渦流現象により、切断装置による切断作用に伴って発生する切り屑が弁座面に堆積することを効果的に抑制することができ、弁座面に切り屑が付着することに起因するシール不良の発生を防止することができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記弁箱の底部のうち、既設管の両切断予定位置の下方に位置する部位の各々に、切断装置の切断作用に伴って発生する切り屑等を外部に排出する排出口を設けるとともに、この排出口と既設管の最下端位置との間の上下中間位置に、弁座の下側弁座部における最下端弁座面が配置されている点にある。
上記特徴構成によれば、切断装置の切断作用に伴って発生した切り屑を、既設管の両切断予定位置の下部位置に設けた各排出口からそれぞれスムーズに排出することができるとともに、この排出口と既設管の最下端位置との間の上下中間位置に、弁座の下側弁座部における最下端弁座面が配置されているので、その最下端弁座面で発生する流体の渦流現象により、切断装置による切断作用に伴って発生する切り屑が弁座面に堆積することを効果的に抑制することができ、切り屑の下流側への流出や弁座面に切り屑が付着することに起因するシール不良の発生を良好に抑制することができる。
〔第1実施形態〕
図1〜図12は、既設管の一例である地中埋設の既設水道管1の途中に、弁の一例である流量調節機能(流量制御機能)を備えた仕切弁Vを不断水状態(不断流状態)で設置する弁設置設備及びそれを用いた弁設置工法を示し、弁設置設備には、既設水道管1の切断除去予定箇所よりも少し広い領域を密封状態で囲繞する分割構造の弁箱Aと、この弁箱Aとで密閉された作業空間を形成する開閉操作自在な作業用開閉弁Bを備えた作業用ハウジングCと、両切断具の一例である切削バイト4を両切断残置管部(切断前は切断残置予定管部と記載する)1Bの端面1bとなる切断予定位置において管周方向に沿って径方向内方に送り込みながら移動させることにより、不断水状態のまま既設水道管1の切断除去予定管部(切断後は切断除去管部と記載する)1Aをそれの管径Dよりも小なる切断幅Wで輪状に切断除去する切断装置Eと、切断除去された管部1Aを保持して切断装置Eと共に弁箱Aの弁体挿入口8及び作業用開閉弁Bを通して作業用ハウジングC内の上部空間S1に取り出す昇降可能な第1昇降保持装置Fと、弁箱Aの弁体挿入口8を密閉する蓋部2Aに対して、既設水道管1の切断除去箇所において流路を遮断する弁体部2BがT字状に一体形成され、かつ、両切断残置管部1Bの切断開口1aに対して同芯状態で相対向する弁体部2Bに管軸芯Xを通る径方向に沿った縦軸芯Y周りで開閉操作自在な補助弁体3が組み付けられている弁体2と、この弁体2を保持してこれを弁箱Aの弁体挿入口8及び作業用開閉弁Bを通して両切断残置管部1Bの切断端面1b間にそれに触れない状態で所定の弁体装着位置にまで挿入する昇降自在な第2昇降保持装置Gが主要構成として備えられている。
前記弁箱Aは、図3、図4に示すように、既設水道管1の切断除去予定管部1A及びそれの両側に連続する弁箱装着用の切断残置予定管部1Bに対して密封状態で下方から覆う上向き開口の下部ケース6と、切断除去予定管部1A及び切断残置予定管部1Bに対して密封状態で上方から覆う下向き開口の上部ケース7とを主要構成として備えていて、両ケース6,7は、既設水道管1の管軸芯Xを通る仮想水平面上の分割合わせ面において既設水道管1への装着時に溶接で一体化されるように構成されているとともに、上部ケース7の上端側には、切断装置E及び弁体2を上下方向から出し入れ可能な弁体挿入口8及び連結フランジ部7Aを備えた筒状の弁体挿入口部7Bが一体形成されている。
また、図5に示すように、一体化された両ケース6,7のうち、既設水道管1の外周面に外嵌保持される両筒状ケース部6A,7Cの端部には、連結フランジ部9A及び外方ほど内径が大きくなるテーパー面を備えた二分割構造の連結筒状ケース9が溶接で一体形成されているとともに、各連結筒状ケース9の連結フランジ部9Aには、この連結筒状ケース9のテーパー面と既設水道管1の外周面との間に介装された弾性シール材10を管軸芯X方向から圧縮する二分割構造の押輪11が複数本のT字ボルト12・ナット13で締め付け固定され、更に、各押輪11の周方向複数箇所には、既設水道管1の外周面に喰い込む離脱防止用ボルト14が螺合されている。
図4〜図6に示すように、下部ケース6の内底壁面6aで、既設水道管1の両切断予定位置の下方に位置する部位には、切断装置Eの両切削バイト4による切断作用に伴って発生する切り屑を一部の水道水と共に外部に排出する排出口(排水口)16が開口形成され、各排出口16に連通する排出管(排水管)17には開閉操作自在な排出弁(排水弁)18が設けられているとともに、下部ケース6の内底壁面6aにおける各排出口16の周方向両側脇には、切断装置Eのガイドサポート部E2の底部に設けた脚部材42を上下方向から脱着自在に嵌合状態で載置支持する受け台19が設けられている。
前記両排出口16は、流路遮断状態にある弁体2の上流側と下流側に分散配置されることになるから、図12の仮想線で示すように、切断装置Eによる切断後において、両排出弁18同士を接続管57で連通接続することにより、弁体2に組み付けられている補助弁体3を開き操作する際、両排出弁18の開き操作によって弁体2の上流側と下流側の圧力差を減少することができるので、補助弁体3の開閉操作を少ない労力で楽に行うことができる。
図3〜図5に示すように、一体化された両ケース6,7の内壁面には、弁体2の弁体部2Bの外周面に設けた弾性シール材2Cが密封状態にまで圧接される弁座20が形成され、この弁座20の下側弁座部20Aが下部ケース6の内底壁面6aよりも上方に隆起形成されていて、この下側弁座部20Aの最下端弁座面20aが、下部ケース6の内底壁面6aに形成された排出口16と既設水道管1の最下端位置との間の上下中間位置に配置されている。
図10〜図12に示すように、上部ケース7の弁体挿入口部7Bの内周面が、弁体2の蓋部2Aの外周面に設けた弾性シール材2Dが密封状態にまで圧接されるシール面に形成されているとともに、弁体2の蓋部2Aの上側角部が、上方ほど中心側に位置するテーパー面に形成され、上部ケース7の弁体挿入口部7Bの周方向複数箇所には、弁体2が流路を遮断する弁体装着位置にあるとき、弁体2を弁箱Aの弁座20に押圧した状態で抜止め固定すべく、弁体2の蓋部2Aのテーパー面を下方に押圧するためのテーパー状の押圧面を先端側に形成してある押えボルト21が水平方向から螺合されている。
弁体2が弁箱Aの弁座20に押圧した状態で抜止め固定されたとき、上部ケース7の弁体挿入口部7Bの連結フランジ部7Aには、図11、図12に示すように、弁箱Aの弁体挿入口8を密閉する弁蓋22がボルト27・ナット28を介して密封状態で固定連結されるとともに、この弁蓋22の中央部には、弁体2の上側弁軸部2Eを支承する軸受け部22Aが形成され、この軸受け部22Aの上端に形成された連結フランジ部22Bには、補助弁体3を弁箱Aの外部から開閉操作する操作手段5の操作軸5Aに対して上下方向から脱着自在に連動する減速機15が取付けられる。
前記操作手段5は、図11に示すように、弁体2に対して補助弁体3を縦軸芯Y周りで回動自在に支承すべく、該補助弁体3の上下両端部に形成される回動支点軸のうち、上側の回動支点軸に操作軸5Aを一体形成して構成されているとともに、減速機15の上面には、操作手段5の操作軸5Aに減速ギヤ機構を介して連動する回転操作軸15Aが突設されている。
前記作業用ハウジングCを構成するに、図6〜図9に示すように、弁箱Aの連結フランジ部7Aに、弁箱Aの内部空間とで切断装置Eと弁体2とを択一的に収納可能な下部空間S2を形成する第1ハウジング部23の下部連結フランジ部23Aがボルト27・ナット28を介して固定連結され、この第1ハウジング部23の上部連結フランジ部23Bには、作業用開閉弁Bを備えた第2ハウジング部24の下部連結フランジ部24Aがボルト27・ナット28を介して密封状態で固定連結されているとともに、第2ハウジング部24の上部連結フランジ部24Bには、切断装置Eと弁体2とを択一的に収納可能な上部空間S1を形成する第3ハウジング部25の下部連結フランジ部25Aがボルト27・ナット28を介して密封状態で固定連結され、更に、第3ハウジング部25の上部連結フランジ部25Bには、第1昇降保持装置Fの昇降筒軸29又は第2昇降保持装置Gの昇降筒軸29を上下方向に摺動自在に支持する蓋カバー26の下部連結フランジ部26Aが、ボルト27・ナット28を介して密封状態で固定連結されている。
前記切断装置Eは、図3、図5〜図9に示すように、既設水道管1の両切断残置管部1Bの端面となる切断予定位置において管周方向に沿って切断する切削バイト4を備えた複数の切断ユニットE1と、切断ユニットE1を装備してある左右一対のスプロケットホイール31と、これを既設水道管1の管軸芯X周りで回転自在に嵌合支持する左右一対のガイド円盤30を備え、かつ、既設水道管1の切断除去予定管部1Aに外嵌固定される二分割構造のガイドサポート部E2と、両スプロケットホイール31を駆動回転させる駆動部E3とから構成されている。
各切断ユニットE1は、スプロケットホイール31に設けた取付け部32に、切削バイト4を脱着自在に保持するバイトホルダ33を管径方向に摺動自在に案内する摺動ガイド部34と、該摺動ガイド部34に沿ってバイトホルダ33を摺動させる送りネジ軸35と、切断ユニットE1の回転経路脇のガイドサポート部E2に設けた係合部材36との係合によって、送りネジ軸35に単位送り量に相当する回転を付与する受動回転体37を設けて構成されている。
前記駆動部E3は、ガイドサポート部E2の上部に、縦軸芯Y周りで回転自在な入力軸38とこれに連動して既設水道管1の管軸芯Xと平行な軸芯周りで駆動回転される左右一対の駆動スプロケット39とを備えた伝動ケース40を設けるとともに、各駆動スプロケット39とそれと同一側に位置する各スプロケットホイール31とに亘って伝動チェーン41を巻回して構成されている。
前記第1昇降保持装置Fと第2昇降保持装置Gは同一構造に構成されていて、各昇降筒軸29の下端部には、切断装置Eの伝動ケース40又は弁体2の上側弁軸部2Eに対して選択的に吊下げ可能な状態で固定連結される連結部44が設けられているとともに、各昇降筒軸29内には、切断装置Eの入力軸38に動力を伝達する伝動軸(図示せず)が設けられ、更に、各昇降筒軸29の上端部には、伝動軸を駆動する電動モータ45が脱着自在に設けられている。
前記弁体2に組み付けられている補助弁体3の表裏両面の各々は、既設水道管1の管軸芯X側が最も突出する部分球状面に構成されている。
前記作業用開閉弁Bは、図6〜図9に示すように、第2ハウジング部24の内部通路を密封状態で遮断する水平方向に摺動自在な仕切弁体46と、仕切弁体46に螺合されたネジ軸47を介して開閉操作する操作ハンドル48から構成されている。
次に、上述の如く構成された弁設置設備を用いた弁設置工法について説明する。
図1に示すように、地中に埋設されている既設水道管1の弁設置箇所を含む作業領域を掘削して作業ピットPを形成し、この作業ピットPの底部に鉄筋入りのベースコンクリート50を構築するとともに、既設水道管1の両切断残置管部1Bを切断後も同芯状態に維持するための鉄筋入りの支柱コンクリート51を構築する。
図2に示すように、既設水道管1の切断除去予定管部1Aに、切断装置Eを構成する二分割構造のガイドサポート部E2及び複数の切断ユニットE1を備えた両スプロケットホイール31等を組み付ける。
このとき、両スプロケットホイール31に装備される切断ユニットE1の切削バイト4の管軸芯方向での取付け間隔は、既設水道管1の管径Dよりも狭い所定の切断幅Wに設定されている。
図3、図4に示すように、既設水道管1の切断除去予定管部1A及びそれの両側に連続する弁箱装着用の切断残置予定管部1Bに対して、切断装置Eを構成する二分割構造のガイドサポート部E2及び切断ユニットE1等を覆い包む状態で、弁箱Aを構成する上向き開口の下部ケース6と下向き開口の上部ケース7とを装着して、両ケース6,7を、既設水道管1の管軸芯Xを通る仮想水平面上の分割合わせ面において既設水道管1への装着時に溶接で一体化するとともに、一体化された両ケース6,7のうち、既設水道管1の外周面に外嵌保持される両筒状ケース部6A,7Cの端部に溶接で一体化された連結筒状ケース9には、この連結筒状ケース9のテーパー面と既設水道管1の外周面との間に介装された弾性シール材10を管軸芯X方向から圧縮する二分割構造の押輪11を締め付け固定するとともに、各押輪11の周方向複数箇所に螺合された離脱防止用ボルト14を既設水道管1の外周面に喰い込む状態で固定操作して、弁箱Aを密封状態で既設水道管1の切断残置予定管部1Bに強固に抜止め固定する。
図5に示すように、上部ケース7の連結フランジ部7Aに、水圧テスト用カバー52の下部連結フランジ部52Aを、ボルト27・ナット28を介して密封状態で固定連結するとともに、水圧テスト用カバー52に水圧計53と水圧ポンプ54を備えた圧水供給管55とを接続して、弁箱Aからの漏水をテストする。
漏水がないことを確認すると、下部ケース6の内底壁面6aに形成された両排出口16を通して弁箱A及び水圧テスト用カバー52内のテスト水を外部に排出したのち、上部ケース7の連結フランジ部7Aから水圧テスト用カバー52を取り外す。
図6、図7に示すように、上部ケース7の連結フランジ部7Aに、作業用ハウジングCを構成する第1ハウジング部23、作業用開閉弁Bを備えた第2ハウジング部24、切断装置Eと弁体2とを択一的に収納可能な上部空間S1を形成する第3ハウジング部25、蓋カバー26をそれぞれ密封状態で固定連結するとともに、第1昇降保持装置Fの昇降筒軸29を蓋カバー26に貫通支持させ、この昇降筒軸29の連結部44と切断装置Eの伝動ケース40とを固定連結する。
更に、各昇降筒軸29内に設けられている伝動軸(図示せず)と切断装置Eの入力軸38を連動連結するとともに、第1昇降保持装置Fの昇降筒軸29の上部に、伝動軸を駆動する電動モータ45を取付ける。
次に、電動モータ45を起動すると、昇降筒軸29内の伝動軸、入力軸3、左右一対の駆動スプロケット39、伝動チェーン41を経て切断ユニットE1が装備されている両スプロケットホイール31が駆動回転され、各スプロケットホイール31の摺動ガイド部34に対して管径方向に摺動可能なバイトホルダ33に装着されている切削バイト4が、両切断残置管部1Bの端面1bとなる切断予定位置において管周方向に沿って移動し、バイトホルダ33を摺動させる送りネジ軸35の受動回転体37が、切断ユニットE1の回転経路脇のガイドサポート部E2に設けた係合部材36と係合すると、送りネジ軸35に単位送り量に相当する回転が付与され、切削バイト4が管径方向内方に単位送り量だけ送り込まれる。
このように切削バイト4を両切断残置管部1Bの端面1bとなる切断予定位置において管周方向に沿って径方向内方に送り込みながら移動させることにより、不断水状態のまま既設水道管1の切断除去予定管部1Aをそれの管径Dよりも小なる切断幅Wで輪状に切断除去することができる。
このとき、両排出弁18を開き操作して、切断装置Eの切削バイト4による切断作用に伴って発生した切り屑等を、既設水道管1の両切断予定位置の下方位置に設けた各排出口16からそれぞれスムーズに排出することができるから、切り屑等の下流側への流出や弁座20の下側弁座部20Aへの堆積を良好に抑制することができる。
また、切断装置Eの切削バイト4を両切断残置管部1Bの端面1bとなる切断予定位置において管周方向に沿って移動させながら輪状に切断するから、その切断作用に伴って発生する切り屑の発生量を減少することができるとともに、切断時における両切削バイト4の管路内への突出代が小さく、水道水の流動抵抗の増加を抑制することができる。
図8、図9に示すように、作業用ハウジングCの蓋カバー26に対して第1昇降保持装置Fの昇降筒軸29をクレーン等の吊り上げ手段で上昇させ、切断装置Eを切断除去管部1Aと共に作業用ハウジングCの上部空間S1内に取り出したのち、作業用開閉弁Bを閉じ操作し、第3ハウジング部25の上部連結フランジ部25Bと蓋カバー26の下部連結フランジ部26Aとの連結を解除し、切断装置Eを切断除去管部1A及び蓋カバー26と共に外部に撤去する。
次に、第2昇降保持装置Gの昇降筒軸29を蓋カバー26に貫通させ、この昇降筒軸29の連結部44と弁体2とを固定連結したのち、弁体2及び蓋カバー26をクレーン等の吊り上げ手段で吊り上げ、弁体2を作業用ハウジングCの第3ハウジング部25内に挿入し、第3ハウジング部25の上部連結フランジ部25Bと蓋カバー26の下部連結フランジ部26Aとを密封状態で固定連結する。
図9、図10に示すように、作業用開閉弁Bを開き操作し、作業用ハウジングCの蓋カバー26に対して第2昇降保持装置Gの昇降筒軸29をクレーン等の吊り上げ手段で下降させ、弁体2を作業用開閉弁B及び弁箱Aの弁体挿入口8を通して両切断残置管部1Bの切断端面1bに触れない状態で所定の弁体装着位置にまで挿入する。
この状態では、弁体2の蓋部2Aの外周面に設けた弾性シール材2Dが、上部ケース7の弁体挿入口部7Bの内周面に密封状態で圧接されているとともに、弁体2の弁体部2Bの外周面に設けた弾性シール材2Cが、一体化された両ケース6,7の内壁面に形成された弁座20に密封状態で圧接され、既設水道管1の切断除去箇所において流路が遮断されている。
次に、図10に示すように、上部ケース7の弁体挿入口部7Bの周方向複数箇所に螺合装着されている押えボルト21を径方向内方側に締め付け操作すると、各押えボルト21の先端側に形成されているテーパー状押圧面が、弁体2の蓋部2Aの上側角部に形成されたテーパー面に対して水平方向から当接し、弁体2が弁箱Aの弁座20に押圧された状態で抜止め固定される。
図10〜図12に示すように、上部ケース7の連結フランジ部7Aと第1ハウジング部23の下部連結フランジ部23Aとの固定連結を解除して、作業用ハウジングC及び第2昇降保持装置Gを撤去するとともに、上部ケース7の連結フランジ部7Aに、弁箱Aの弁体挿入口8を密閉する弁蓋22をボルト27・ナット28を介して固定連結し、更に、弁蓋22の軸受け部22Aの上端に形成された連結フランジ部22Bに、補助弁体3を弁箱Aの外部から開閉操作する操作手段5の操作軸5Aに対して上下方向から脱着自在に連動する減速機15を取付ける。
そして、弁体2を流路遮断姿勢に維持したまま補助弁体3の開閉操作によって流量を確実、簡単に調節することができるばかりでなく、補助弁体3を既設水道管1の内径と同径又は少し大径に構成しても、各切断残置管部1B内の切断開口1a側の内部空間を補助弁体3の回動開閉のための作動空間として充分に活用することができるので、両切断残置管部1Bの切断端面1b間における最小間隔(切断幅W)が管径Dよりもかなり小さい条件下においても、流量を確実、簡単に調節できる状態で能率良くコンパクトに施工することができるとともに、補助弁体3が最大開き操作位置にあるときの流動抵抗を軽減することができる。
しかも、補助弁体3を開閉操作する操作手段5の操作軸5Aを小さな操作力で容易に操作することができるばかりでなく、このための減速機15を、弁体2の上側弁軸部2Eを支承する状態で弁箱Aの弁体挿入口8を密封する弁蓋22を利用して取付けることができ、取付け構造の簡素化を図ることができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、切断装置Eの切断具4として、切削バイトを用いたが、これの代わりに円盤状の切削具やエンドミールを用いて、両切断残置管部1Bの端面となる切断予定位置において管周方向に沿って径方向内方に送り込みながら移動させることにより、不断水状態のまま既設水道管1の切断除去予定管部1Aをそれの管径Dよりも小なる切断幅Wで輪状に切断除去するように構成してもよい。
(2)上述の各実施形態では、弁箱Aを周方向で2分割したが、周方向で3つ以上に分割してもよい。
(3)上述の第1実施形態では、弁体2のうち、両切断残置管部1Bの切断開口1aに同芯状態で相対向する部位に、管軸芯Xを通る径方向に沿った縦軸芯Y周りで回動開閉操作可能な補助弁体3を組み付けたが、この補助弁体3を上下方向に摺動開閉操作可能な状態で弁体2に組み付けてもよい。
また、上述の第1実施形態では、補助弁体3を、既設水道管1の内径と同一又は略同一の外径に構成したが、この補助弁体3を既設水道管1の内径よりも小に構成して実施してもよい。
更に、このような補助弁体3が設けられていない弁体2を用いて実施してもよい。
(4)上述の第1実施形態では、弁箱Aを構成する両ケース6,7を、既設水道管1の管軸芯Xを通る仮想水平面上の分割合わせ面において既設水道管1への装着時に溶接で一体化するように構成したが、これら両ケース6,7をフランジ接合するように構成してもよい。
(5)上述の第1実施形態では、弁体2を、弁箱Aの弁体挿入口8及び作業用開閉弁Bを通して両切断残置管部1Bの切断端面1b間にそれに触れない状態で所定の弁体装着位置にまで挿入するように構成したが、両切断残置管部1Bの切断端面1bにカエリ等が発生しておらず、弁体2又は補助弁体3に施されているシール材に重大な損傷を与えない場合には、両切断残置管部1Bの切断端面1bの一部又は全体を弁体2の昇降ガイド部に利用してもよい。
本発明の弁設置工法の第1実施形態を示す作業ピット掘削時の断面側面図 切断装置を取付けたときの断面側面図 切断装置を覆う状態で弁箱の両ケースを組付けるときの分解断面正面図 切断装置を覆う状態で弁箱の両ケースを溶接したときの断面正面図 水圧テスト時の断面側面図 切断装置と第1昇降保持装置を連結する前の断面側面図 切断時の断面側面図 切断装置を切断除去管部と共に作業用ハウジングの上部空間に取り出したときの断面側面図 切断装置と弁体とを取り替えるときの断面側面図 弁体を固定して作業用ハウジングを撤去したときの断面側面図 弁体に減速機を取付ける直前の要部の断面側面図 弁体に減速機を取付けたときの断面側面図
符号の説明
A 弁箱
B 作業用開閉弁
E 切断装置
D 管径(外径)
W 切断幅
1 既設管(既設水道管)
1A 切断除去管部(切断除去予定管部)
1B 切断残置管部(切断残置予定管部)
1a 切断開口
1b 切断端面
2 弁体
2A 蓋部
2B 弁体部
2E 上側弁軸部
3 補助弁体
4 切断具(切削バイト)
5 操作手段
5A 操作軸
6a 内底壁面
8 弁体挿入口
15 減速機
16 排出口
20 弁座
20A 下側弁座部
20a 最下端弁座面

Claims (5)

  1. 既設管にそれの切断除去予定箇所を密封状態で囲繞する分割構造の弁箱を装着し、この弁箱の弁体挿入口側に開閉操作自在な作業用開閉弁を取付けるとともに、弁箱内の切断除去予定管部に予め装着された又は弁箱の弁体挿入口を通して挿入された切断装置により、不断流状態のまま既設管の切断除去予定箇所をそれの管径よりも小なる切断幅で切断除去し、この切断除去された管部と共に切断装置を弁箱の弁体挿入口を通して外部に取り出したのち、弁箱の弁体挿入口を密閉する蓋部を備えた弁体を両切断残置管部の切断端面間に挿入して固定し、弁体と弁箱の内壁面に形成された弁座との圧接により既設管の流路を遮断することを特徴とする既設管の弁設置工法。
  2. 前記弁体が両切断残置管部の切断端面間を通して切断端面に触れない状態で挿入されるように構成されている請求項1記載の既設管の弁設置工法。
  3. 前記切断装置の両切断具を両切断残置管部の端面となる切断予定位置において管周方向に沿って移動させることにより、不断流状態のまま既設管の切断除去予定管部をそれの管径よりも小なる切断幅で輪状に切断除去するとともに、既設管の両切断予定位置の下部位置に設けた排出口から切り屑等を排出するように構成してある請求項1又は2記載の既設管の弁設置工法。
  4. 前記弁座の下側弁座部が弁箱の内底壁面よりも隆起形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の既設管の弁設置工法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の既設管の弁設置工法に用いられる弁であって、前記弁箱の底部のうち、既設管の両切断予定位置の下方に位置する部位の各々に、切断装置の切断作用に伴って発生する切り屑等を外部に排出する排出口を設けるとともに、この排出口と既設管の最下端位置との間の上下中間位置に、弁座の下側弁座部における最下端弁座面が配置されている弁。

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