JP2020060215A - 弁設置装置及び仕切弁ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】既設管の切断時に発生する切粉の影響を排除し、良好な止水性能を得る弁設置装置を構成する。【解決手段】既設管1の外側に密封空間を形成する切断ケース11と、この内部の切断機構13と、シャフト15と、を有する切断ユニットAを備え、既設管1の外側に密封空間を形成する弁収容ケース21と、この内部の仕切弁Vと、切断ユニットAで切除された切除領域Rに対し仕切弁Vを挿入する軸状体25と、を有する弁設置ユニットBを備え、切断ユニットAおよび弁設置ユニットBを既設管1に沿ってスライド移動させる移動ユニットCを備えており、切断ケース11の底部に切断機構13での切断時に発生する切粉を収める貯留空間11sが形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、既設管を密封された空間において切断除去し、この除去箇所に仕切弁を設置する弁設置装置、及び、既設管の切除箇所に仕切弁を設置するための仕切弁ユニットに関する。
上記の弁設置装置及び仕切弁ユニットに関連するものとして、特許文献1には、既設管(文献では流体輸送管)に穿孔装置を備えた穿孔作業ケースと、仕切弁体及び弁操作手段を備えた弁ケースとを、管軸芯方向に密封状態で摺動自在に装着した技術が記載されている。
この特許文献1の技術では、穿孔作業ケースの穿孔装置により既設管(文献では流体輸送管)に穿孔作業を行い、この後に、既設管に形成された穿孔に仕切弁体を挿入できる位置まで穿孔作業ケースと弁ケースとをスライド移動させた後に、弁ケースを既設管に固定する作業により既設管に仕切弁の設置を可能にしている。
特に、弁ケースを既設管に固定した状態において、仕切弁体を、既設管に形成された穿孔から既設管の内部に挿入することにより、仕切弁体を既設管の底部に当接させた状態で既設管の流路を閉止できるように構成されている。また、仕切弁体によって流路を閉止できる状態に達した後には、穿孔装置を既設管から撤去できるようにも構成されている。
特許文献2には、既設管に分割構造の弁箱を装着し、弁箱の内部で既設管の一部を切断除去し、既設管のうち切断端面の間に弁体を送り込み、弁箱の内壁の弁座に圧接させる状態で弁箱に固定する技術が記載されている。
この特許文献2の技術で作業を行う際には、既設管を取り囲む位置に配置される弁箱の内部に切断装置をセットしておき、弁箱の上部から上方に延びる作業用ハウジングを取り付けることになる。この技術では、切断装置により既設管を切断し、作業用ハウジングの上端部から切断装置と、切断された既設管とを取り出し、この後に、作業用ハウジングの上端部から弁箱の内部に弁体を挿入することになる。
この特許文献2の技術では、弁体の姿勢の設定により既設管に流れる流体の流量の制御が可能となる。
特開2001−182887号公報 特開2004−286228号公報
特許文献2に記載される技術では、弁箱の上部に、作業用ハウジングを備え、弁箱と作業用ハウジングとの境界に、水平方向に摺動自在に仕切弁体を備えるため、必要な部材数が多く、施工に手間が掛かるものであった。
特に、特許文献2に記載される技術では、切断装置で既設管を切断する際に発生する切粉を排出する構成を有するものの、切粉が弁箱の底部に滞留する不都合も排除できず、弁体に切粉が接触して止水性能に影響を与える虞もあった。
そこで、特許文献1に記載されるように、切断を行うためのケースと、仕切弁を備えるためのケースとを、スライド移動により切り換える有効性を利用することも考えられる。しかしながら、特許文献1の技術では依然として切粉が既設管に流れ込む不都合があり、改善の余地があった。
このような理由から、既設管の切断時に発生する切粉の影響を排除し、良好な止水性能を得る弁設置装置及び仕切弁ユニットが求められる。
本発明に係る弁設置装置の特徴構成は、既設管の外側に密封空間を形成する切断ケースと、前記既設管のうち前記切断ケースの内部に存在する部位を切断する切断機構と、前記切断機構で切断された部位を取り除く切除機構と、を有する切断ユニットと、前記既設管の外側に密封空間を形成する弁収容ケースと、前記既設管の流路の開閉が可能な仕切弁を前記既設管のうち前記切断ユニットで切除された切除領域に対し前記既設管の半径方向に沿って挿入する弁設置機構と、を有する弁設置ユニットと、前記切断ユニットおよび前記弁設置ユニットを前記既設管に沿ってスライド移動させる移動ユニットと、を備えており、前記切断ケースの底部に前記切断機構での切断時に発生する切粉を収める貯留空間が形成されている点にある。
この特徴構成によると、既設管のうち、仕切弁を設置する位置に切断ユニットを配置して切断機構により既設管を切断し、切除機構により切断された既設管の除去が可能となる。この後に、移動ユニットによって、切断ユニットと弁設置ユニットとを既設管に沿って移動させ、既設管が切断除去された位置に弁設置ユニットを配置し、弁設置機構により切断領域に仕切弁を設置することが可能となる。また、この特徴構成では、例えば、特許文献2に記載される構成のように、作業用ハウジングや仕切弁体を必要としないため、各ユニットの大型化が抑制され、施工時に複雑な作業を必要としない。
更に、この特徴構成では、切断機構によって既設管を切断する際に発生する切粉が、切断ケースの底部に残留する構成であるが、切断ケースの底部に切粉を収める貯留空間が形成されているため、切粉が既設管の外周や、切断部位に付着する不都合を解消できる。また、この構成では、仕切弁が配置される時点で、仕切弁が配置される位置から外れた位置に切断ケースが移動しているため、切粉が仕切弁の性能に悪影響を与えることがない。
このように、既設管の切断時に発生する切粉の影響を排除し、良好な止水性能を得る弁設置装置が構成された。
他の構成として、前記貯留空間の内壁面のうち前記既設管の管路に沿う方向で対向する相対距離が、前記既設管のうち前記切断機構の切断により切除される切除長より長く、この切除長が、前記弁収容ケースのうち前記既設管の外周を抱き込む一対のスリーブ部の内端面の対向距離より長く設定されても良い。
これによると、貯留空間の内壁面のうち既設管の管路に沿う方向での相対距離が、既設管のうち切断機構によって切除された部位の切除長より長いため、切断ケースの内部において切断機構による既設管の切断を無理なく行える。切断長が、弁収容ケースにおいて既設管を抱き込む一対のスリーブ部の内端面の対向距離より長く設定されているため、弁収容ケースを、既設管の切断領域に重複する位置に配置した場合に、既設管の一対の切断端部の各々を、対応するスリーブ部の内端面より内側に露出させない位置関係に設定できる。このように既設管の切断端部がスリーブ部の内端面から内方に露出しない位置関係に設定することにより、例えば、弁設置機構により仕切弁を設置する際に、仕切弁のフランジ部をスリーブ部の内端面に対して直接的に接触させ、仕切弁の設置を良好に行わせることも可能となる。
他の構成として、前記弁収容ケースのうち前記既設管の外周を抱き込む一対のスリーブ部を有し、前記仕切弁が、一対の前記スリーブ部の内端面に接触するフランジ部を有し、前記内端面と前記フランジ部との間にシール材を配置しても良い。
これによると、既設管の切断領域に仕切弁を配置する際に、弁収容ケースにおいて既設管の外周を抱き込むスリーブ部の内端面に対して、仕切弁のフランジ部を接触させると共に、スリーブ部の内端面とフランジ部との間に配置されるシール材によって流体の漏出を確実に阻止できる。
他の構成として、一対の前記フランジ部の夫々のフランジ面が、前記弁設置機構によって前記仕切弁が設置される際の挿入方向の下手側ほど幅狭となる傾斜面に形成され、前記フランジ面に対向する前記スリーブ部の前記内端面が、前記フランジ面に沿う傾斜姿勢に設定されても良い。
これによると、仕切弁を設置する際に、弁設置機構により仕切弁を予め設定された挿入方向に沿って移動させるだけで傾斜面として形成されたフランジ面と、この傾斜面に沿う傾斜姿勢で形成された内端面とを密接させることが可能となる。
本発明に係る仕切弁ユニットの特徴構成は、切断により除去された切除領域を有する既設管の外側に前記切除領域を含む空間を密封する密封空間を形成する弁収容ケースと、前記既設管の流路の開閉を可能にするように前記切除領域に挿入された仕切弁と、を備え、前記弁収容ケースが、前記既設管の外周を抱き込む一対のスリーブ部を有し、前記仕切弁が、一対の前記スリーブ部の内端面に接触するフランジ部を有し、前記内端面と前記フランジ部のフランジ面との間にシール材を配置している点にある。
この特徴構成によると、既設管の切除領域を含む領域を密封する密封空間を弁収容ケースが作り出し、この弁収容ケースの内部において弁設置機構により仕切弁を設置する場合には、弁収容ケースにおいて既設管の外周を抱き込むスリーブ部の内端面に、仕切弁のフランジ部のフランジ面を接触させ、しかも、内端面とフランジ面との間にシール材が挟み込まれ、既設管に流れる流体の漏出を抑制できる。
このように、良好な止水性能を得る仕切弁ユニットが構成された。
他の構成として、前記フランジ部が、前記仕切弁の挿入方向の下手側ほど幅狭となる傾斜面に形成され、前記フランジ部の前記フランジ面に対向する前記スリーブ部の前記内端面が、前記フランジ面に沿う傾斜姿勢に設定されても良い。
これによると、仕切弁を設置する際に、弁設置機構により仕切弁を予め設定された挿入方向に沿って移動させるだけで、傾斜面として形成されたフランジ面と、この傾斜面に沿う傾斜姿勢で形成された内端面とを密接させることが可能となる。
他の構成として、前記仕切弁を前記弁収容ケースに固定するため、前記弁収容ケースの外部から挿入されることにより前記仕切弁に接触する固定具を備えても良い。
これによると、仕切弁を切除領域に挿入した状態で、弁収容ケースの外部から固定具を挿入することにより、固定具が仕切弁に接触し、仕切弁を弁収容ケースの内部に固定できる。
他の構成として、前記スリーブ部の外端部分の内周と前記既設管の外周とに亘る外周シールが設けられ、前記外周シールを前記既設管の外周に圧着させる押輪を備えても良い。
これによると、押輪から作用する力により、外周シールを既設管の外周に圧着させ、外周リングから作用する圧力によりスリーブ部を既設管に固定する。この固定の結果、弁収容ケースを既設管に固定できる。
ピット内部で既設管にセンタフレーム等を配置した状態を示す図である。 ピット内部で既設管に切断ユニットと弁設置ユニットとを配置した状態を示す図である。 切断ユニット内部の切断機構を示す断面図である。 切断ユニットの駆動チェーン等の配置を示す断面図である。 ピット内部で既設管の一部を切断ユニットで切断した状態を示す図である。 ピット内部で切断領域に弁設置ユニットを配置した状態を示す図である。 ピット内部で既設管から切断ユニットを撤去した状態を示す図である。 切断領域と仕切弁との寸法関係を示す断面図である。 ピット内部で切断領域に仕切弁を挿入した状態を示す図である。 弁収容ケースに仕切弁を固定する構造等を示す断面図である。 ピット内部で既設管に仕切弁の固定した状態を示す図である。 切断作動部の構成と、切断以前の位置にある切断刃を示す断面図である。 切断作動部の構成と、切断時における切断刃を示す断面図である。 切断作動部のスターホイルと当接部材との構成を示す断面図である。 スターホイルと当接部材と当接により作動部材が変位した状態を示す断面図である。 別実施形態(a)の仕切弁の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔基本構成〕
図2に示すように、既設管1の一部を切断除去する切断ユニットAと、切断により一部が除去された部位の既設管1に対して仕切弁Vを設置する弁設置ユニットB(仕切弁ユニットの一例)と、これらを既設管1に沿ってスライド移動させる移動ユニットCとを備えて弁設置装置Sが構成されている。
この弁設置装置Sは、既設管1として水道管を想定しており、その既設管1に流れる流体としての水を遮断することなく(水が流れる状況を維持したまま)、既設管1の所定の位置を切断し、その切除領域R(図5〜図8を参照)に対し、水の流れを遮断し得る仕切弁Vを設置する施工を実現するものである。
この施工を実現するため、図1に示すように既設管1を露出させるためのピット2が、掘削により地面に形成される。このピット2には、コンクリートにより底壁3が形成され、ピット2の内部で既設管1の両端近くにコンクリートにより保護壁4が備えられる。保護壁4は既設管1を固定するものであれば良く、バンド状のものでも良い。
また、仕切弁Vを設置する際には、図2に示すようにピット2の内部に露出した既設管1のうち仕切弁Vを設置する位置に対して切断ユニットAを備え、これに隣接する位置に弁設置ユニットBを備え、これらが互いに連結される。
つまり、切断ユニットAの切断ケース11が既設管1の長手方向に沿ってスライド移動自在に備えられ、弁設置ユニットBの弁収容ケース21が既設管1の長手方向に沿ってスライド移動自在に備えられる。また、図2に示すように切断ケース11と弁収容ケース21とがボルトにより連結される。更に、切断ユニットAを既設管1に備える際には、切断ケース11の底面と、ピット2の底壁3との間にキャスタ5が備えられる。
切断ケース11は、既設管1の外側に密封空間を形成する構造を有し、内部に切断機構13と、駆動機構14と、切除機構としてのシャフト15とを有している。弁収容ケース21は既設管1の外側に密封空間を形成する構造を有し、内部に仕切弁Vを有し、この仕切弁Vを切除領域R(図5〜図8を参照)に挿入する弁設置機構としての軸状体25を有している。
移動ユニットCは、切断ケース11と弁収容ケース21とにスライド力を作用させる機構として構成されている。図面には具体的な構造を示していないが、スライド力を作用させる油圧シリンダや、スライド力を作用させる電動型のシリンダ、あるいは、ワイヤやチェーンを巻き取ることによりスライド力を作用させるウインチと類似する構成等を有している。
このような構成から、図5に示すように切断ユニットAによって既設管1の一部を切断し、切断された既設管1をシャフト15の作動により切断ケース11の内部で上方に移動させることになる。切断された既設管1が切除された領域を切除領域Rと称しており、既設管1のうち切除領域Rに隣接する領域を残置管部1aと称している。
次に、図6に示すように移動ユニットCから作用するスライド力により弁設置ユニットBを既設管1の切除領域Rにセットする。具体的には、切除領域Rと重なり合う位置で一対の残置管部1aを跨ぐ領域に弁設置ユニットBが配置される。尚、移動ユニットCによる移動時には切断ユニットAと弁設置ユニットBとが一体的に移動し、この移動をキャスタ5が補助する。
この移動の後には、図7に示すように切断ユニットAを解体して撤去すると共に、弁設置ユニットBの位置を保持するため弁収容ケース21の底面とピット2の底壁3との間に支持フレーム26を配置する。この状態において、図9に示すように弁設置ユニットBにより既設管1の切除領域Rに仕切弁Vを挿入し、弁設置ユニットBの弁収容ケース21が既設管1に固定され弁収容ケース21の内部に仕切弁Vが固定される。
更に、この状態で弁収容ケース21の内部へ既設管1からの水の漏れがないことが確認された後に、弁収容ケース21のうち上部弁ケース21c(図8を参照)を取り外す。この後に、図11に示すように中間弁ケース21bの上面に固定プレート21dを連結固定することで仕切弁Vの設置が完了する。
以下に、切断ユニットAと、弁設置ユニットBとの詳細を説明する。
〔切断ユニット〕
図2〜図4に示すように、切断ユニットAは、既設管1の外周に密封空間を形成する切断ケース11と、この切断ケース11の内部において既設管1を取り囲む位置に配置されるセンタフレーム12と、既設管1を切断する一対の切断機構13と、一対の切断機構13を駆動する駆動機構14と、一対の切断機構13および駆動機構14を切断ケース11の内部で昇降作動させるシャフト15とを備えて構成されている。
図3に示すように、切断ケース11は、既設管1の下側に配置される下部切断ケース11aと、既設管1の上側に配置される中間切断ケース11bと、中間切断ケース11bの上側に大きい空間を形成する上部切断ケース11cとを重ね合わせて連結することにより、既設管1の外周に密封空間を作り出す構造を有している。
切断ケース11は、既設管1を抱き込むように管軸芯Pに沿う姿勢となる一対の筒状部11Tを備えている。筒状部11Tは、下部切断ケース11aにおいて下側に半円状の凹部が形成された部位と、中間切断ケース11bにおいて上側に半円状となる凹部が形成された部位とを上下方向から重ね合わせることで円筒形に形成される。また、一対の筒状部11Tの内周にシール材11Tsを備えている。
センタフレーム12は、その底部に水平姿勢の規制プレート12aと、この規制プレート12aの下面から下方に突出する複数の規制突起12bとを備えている。また、下部切断ケース11aの底壁内面には、規制プレート12aに当接する支持プレート11dが備えられ、この支持プレート11dには、規制突起12bが嵌まり込む規制孔部11eが形成されている。
センタフレーム12は、シャフト15によって昇降可能に支持されるため、センタフレーム12が下降位置にある場合(切断機構13が切断可能な位置にある場合)には、規制プレート12aが支持プレート11dに当接することによって上下方向での位置が決まり、規制突起12bが規制孔部11eに嵌合することで水平方向での位置が決まる。また、このような位置決め構造であるため、シャフト15によってセンタフレーム12の上方への移動が許される。
センタフレーム12は、回転フレーム13aを回転自在に支持する構成を有しており、回転フレーム13aは、2部材を複数のボルト等で連結することにより円盤状となるスプロケットホイールに構成されている。
一対の切断機構13は、センタフレーム12を、既設管1の長手方向から挟み込む位置に配置されている。夫々の切断機構13は、管軸芯Pを中心とする回転軸芯を中心に回転自在に支持される一対の回転フレーム13aを備えている。
尚、一対の切断機構13は、管軸芯Pに対して直交する姿勢となる切断面で既設管1を切断するように構成されているが、例えば、残置管部1aの夫々の切断面の上端部の間隔が、下端部の間隔より大きくするように一対の切断機構13の切断姿勢を設定しても良い。このように切断姿勢を設定したものでは、既設管1のうち切断された部位の上方への取り出す際に、残置管部1aとの接触を抑制して上方への持ち上げを容易にする。
図3、図12〜図15に示すように、一対の回転フレーム13aは、外面に形成したガイドフレーム13Fと、このガイドフレーム13Fに対して既設管1の半径方向にスライド移動自在に支持される作動部材13bと、この作動部材13bに固定された切断刃13cとを備えている。更に、回転フレーム13aには、各々の回転フレーム13aの回転に伴い作動部材13bと一体的に切断刃13cを管軸芯Pに近接させる一対の切削作動部13dを備えている。
切断刃13cは、切削加工等に用いられるバイトが用いられ、ガイドフレーム13Fには既設管1の径方向に沿う姿勢でガイド溝13gが形成され、このガイド溝13gに対して移動自在に作動部材13bが支持されている。切削作動部13dは、回転フレーム13aが所定方向に回転する際に作動部材13bと共に切断刃13cを管軸芯Pに接近させ、回転フレーム13aが逆方向に回転する際に作動部材13bと共に切断刃13cを既設管1から離間させる作動を可能にしている。
図12〜図15に示すように、切削作動部13dは、既設管1の半径方向に沿う姿勢のシフト軸16と、このシフト軸16と食い違う位置関係で管軸芯Pと平行する姿勢の駆動軸17とを備えている。シフト軸16と駆動軸17とは回転フレーム13aの外周部位に支持されている。シフト軸16に雄ネジ部が形成され、これに作動部材13bの雌ネジ部が螺合している。
駆動軸17にウォームギヤ17aを備えており、このウォームギヤ17aに噛合するホイールギヤ16aをシフト軸16に備えている。また、駆動軸17の内端側(センタフレーム12に近い側)にスターホイール18を備えている。更に、センタフレーム12の外面には、回転フレーム13aの回転に伴いスターホイール18の歯部18aに当接する一対の当接部材19を備えている。
このように切削作動部13dが構成されることにより、回転フレーム13aが回転する際には、スターホイール18の歯部18aが当接部材19に当接する毎に、駆動軸17を所定角度だけ回転させる。この回転に伴いウォームギヤ17aの回転力がホイールギヤ16aに伝えられ、シフト軸16を回転させる。この回転により、シフト軸16の雄ネジ部に螺合する作動部材13bと共に切断刃13cを管軸芯Pに接触させ、既設管1の切断が実現するのである。
図3、図4に示すように駆動機構14は、電動モータの駆動力が伝えられる駆動ケース14aと、駆動ケース14aの外面に備えた駆動スプロケット14bと、回転フレーム13aの外周に沿う位置に配置された一対の従動スプロケット14dと、これらに巻回する駆動チェーン14cとを備えている。
この駆動機構14では、駆動スプロケット14bと、一対の従動スプロケット14dとに亘って駆動チェーン14cを巻回すると共に、一対の従動スプロケット14dの中間の駆動チェーン14cに回転フレーム13aの外周の歯部が咬合するように位置関係が設定されている。これにより、駆動スプロケット14bの駆動力で駆動チェーン14cを循環させると共に、一対の従動スプロケット14dの中間位置の駆動チェーン14cの駆動力で回転フレーム13aの駆動回転を実現している。
図2、図5、図6に示すように切除機構を構成するシャフト15は、駆動ケース14aに連結したシャフト15を備えて構成されている。このシャフト15は切断ケース11の上部切断ケース11cの上壁を上下に貫通する状態で配置されている。シャフト15は、上昇作動により、切断された既設管1の一部を既設管1から上方に持ち上げる作動を可能にする。特に、切除機構はシャフト15だけで機能するものではなく、切断された既設管1の一部を抱き込む位置に配置される一対の回転フレーム13aと、これを支持するセンタフレーム12とを含むものである。
尚、シャフト15の内部に駆動軸17を収め、外部に設けた電動モータを回転駆動させて切除機構を構成することも可能である。
〔弁設置ユニット〕
図2、図5、図6、図8に示すように、弁設置ユニットBは、仕切弁ユニットの具体例である。この弁設置ユニットBは既設管1の外側に密封空間を形成する弁収容ケース21と、既設管1の流路の開閉が可能な仕切弁Vを切除領域Rに対し既設管1の半径方向に沿って挿入する軸状体25(弁設置機構の一例)と、を備えて構成されている。
図8に示すように、弁収容ケース21は、既設管1の下側に配置される下部弁ケース21aと、既設管1の上側に配置される中間弁ケース21bと、中間弁ケース21bの上部に連結することにより上側に大きい空間を形成する上部弁ケース21cとを重ね合わせて連結した構造を有している。
弁収容ケース21は、既設管1を抱き込むように管軸芯Pに沿う姿勢となる一対のスリーブ部21Tを備えている。スリーブ部21Tは、下部弁ケース21aにおいて下側に半円状の凹部が形成された部位と、中間弁ケース21bにおいて上側に半円状となる凹部が形成された部位とを上下方向から重ね合わせることで円筒形に形成される。
弁収容ケース21のうちスリーブ部21Tの内端となりスリーブ内端22が、弁収容ケース21の内部に突出し、スリーブ部21Tの外端となるスリーブ外端23が弁収容ケース21の外部に突出している。このスリーブ部21Tでは、スリーブ外端23の突出長が、スリーブ内端22の突出長より長く、各々のスリーブ外端23の内周にシール体24を備えている。
仕切弁Vは、流路の開閉を可能にする弁体を収容した弁本体31と、この弁本体31から上方に突出するシャフト支持部32と、既設管1と同軸芯に配置される流路部33とを一体形成した構造を有している。更に、弁本体31の両側面には、固定具としての固定ボルト34(図10を参照)が螺合するネジ孔31aが形成されている。
図8に示すように夫々の流路部33の外端にフランジ部33aを一体形成しており、これらのフランジ部33aのフランジ面33sが、仕切弁Vの挿入方向の下手側ほど幅狭となる傾斜面として形成されている。また、フランジ面33sにはOリングで成る環状のシール部材35が備えられている。
また、スリーブ部21Tのスリーブ内端22の内端面22sが、フランジ部33aのフランジ面33sと平行する姿勢の傾斜面として形成されている。
弁設置機構としての軸状体25が、仕切弁Vのシャフト支持部32の上端から上方に延出されている。この軸状体25は、弁収容ケース21の外部の駆動部からの駆動力により上下方向に移動させるように構成され、下方への移動により、仕切弁Vを切除領域Rに挿入する。
〔弁設置装置の寸法関係〕
この構成の弁設置装置Sでは、図3に示すように切断機構13で既設管1を切断する際に発生する切粉を収める貯留空間11sが切断ケース11の底部(下部切断ケース11a)に形成されている。この貯留空間11sの内壁面のうち、既設管1の管路に沿う方向で対向する距離を相対距離L0としている。切断機構13で既設管1を切断した際の切断面の間隔を切除長L1としている。
また、図8に示すように弁収容ケース21に形成される一対のスリーブ部21Tの対向するスリーブ内端22のうち内端面22sの間の距離のうち、最も長い距離の部位(上側の内端面22s同士の距離)を対向距離L2としている。更に、各々のスリーブ部21Tの内周に備えられるシール体24の間隔をシール間隔L3としている。
特に、L0>L3>L1>L2となるように寸法関係が設定されている。つまり、シール間隔L3が切除長L1より長いため、切断領域に弁設置ユニットBが配置された場合には、残置管部1aの外周面にシール体24を配置し、切除領域Rからの水の漏出をシール体24によって阻止できる。
また、切除長L1が対向距離L2より長いため、切断領域と重なり合う位置に弁設置ユニットBを配置した状態で、残置管部1aがスリーブ内端22の内端面22sより内方に露出しない位置関係にできる。これにより残置管部1aが仕切弁Vのフランジ部33aに接触する不都合を回避して仕切弁Vを適正な位置に配置できる。
〔施工工程〕
この構成の弁設置装置Sによって既設管1に仕切弁Vを設置する際には、図1に示すように、既設管1を露出させるため地面の掘削によりピット2を形成すると共に、ピット2の内部に露出した既設管1のうち仕切弁Vを設置する位置にセンタフレーム12を組み立て、このセンタフレーム12に支持されるように一対の切断機構13を組み立て、更に、センタフレーム12に駆動機構14を支持する。
次に、図2、図3に示すように既設管1の下側に下部切断ケース11aを配置し、既設管1の上側に中間切断ケース11bを配置し、これらを連結することにより、一対の筒状部11Tが既設管1を抱き込む状態となる。そして、中間切断ケース11bの上面に上部切断ケース11cを載置して連結することにより切断ケース11が組み立てられる。
これにより、切断ケース11により既設管1の外側に密封空間が形成され、この密封空間に収容されるようにセンタフレーム12と、切断機構13と、駆動機構14と、シャフト15(切除機構)とを配置した切断ユニットAが完成する。また、下部切断ケース11aを既設管1の下側に配置する場合には、センタフレーム12の下面に備えた規制プレート12aと、下部切断ケース11aの底面内壁に備えた支持プレート11dとを当接させ、規制突起12bを規制孔部11eに嵌合させることで、位置決めが行われる。尚、この組み立て時には切断ケース11の下面にキャスタ5が備えられる。
この後に、図2、図8に示すように切断ユニットAに隣接する位置に互いに水密状態で弁設置ユニットBを組み立てる。具体的には、下部弁ケース21aを既設管1の下側に配置し、中間弁ケース21bを既設管1の上側に配置してこれらを連結することにより、一対のスリーブ部21Tが既設管1を抱き込む状態となる。そして、上部弁ケース21cの内部に仕切弁Vを予め収容しておき、この上部弁ケース21cを中間弁ケース21bの上面に載置して連結することで弁設置ユニットBが完成する。
切断ユニットAと弁設置ユニットBとが完成した状態で、切断ケース11と弁収容ケース21とを連結する。また、移動ユニットCが必要な箇所に配置されている。
〔施工工程:切断及び切除〕
このように弁設置装置Sを適切に設置した後に、切断機構13による切断を開始する。このように切断を行う際には、駆動機構14の駆動ケース14aの駆動スプロケット14bを所定方向に回転することにより切断機構13の一対の回転フレーム13aが管軸芯Pを中心に回転する。
また、回転フレーム13aが所定方向に回転する際には、回転フレーム13aの回転に伴い、切削作動部13dが、作動部材13bと共に切断刃13cを管軸芯Pに近接させるため切断刃13cによる切削量を増大させ、既設管1の切断が実現する。
切断が完了した後に、シャフト15によって切断機構13と駆動機構14とを上方に移動させることにより、図5に示すように既設管1のうち切断された部位をセンタフレーム12と共に上方に移動させる。尚、前述したように、切除機構はシャフト15の他に、一対の回転フレーム13aと、これを支持するセンタフレーム12とを含むため、シャフト15を上方に移動させることで既設管1のうち切断された部位が、これらと一体的に上方に移動する。
このように切断された既設管1を切除することにより、図3に示すように既設管1には切除領域Rが作り出される。この切除領域の間隔が、切除長L1となる。
〔施工工程:仕切弁の設置〕
既設管1の切除の後には、移動ユニットCの駆動力により切断ユニットAと弁設置ユニットBとを既設管1に沿って移動させ、図6に示すように弁設置ユニットBを切除領域Rに重複させる位置に配置する。
このように弁設置ユニットBを配置した状況では、図8に示すように、切除長L1がシール間隔L3より短いため、一対の残置管部1aの各々の外周にシール体24を接触させてシールを可能にする。また、切除長L1が対向距離L2より長いため、残置管部1aの端部をスリーブ内端22の内端から内側に露出させることもない。
また、このように弁設置ユニットBを配置した後には、図7に示すように切断ユニットAを解体して既設管1から撤去し、弁収容ケース21の底面とピット2の底壁3との間に支持フレーム26を配置する。この状態で図8に示すように一対のスリーブ外端23の間隙部にゴム等の可撓性の外周シール41を挿入し、更に、この外周シール41の外方への変位を規制する押輪として押圧リング42を既設管1(残置管部1a)の外面に配置し、複数の締結ボルト43により、既設管1を締め付けて固定する。
このように位置関係を設定した状態で軸状体25の作動により、図9に示すように仕切弁Vを下降させ、切除領域Rの部位に挿入する。図8に示すように仕切弁Vの一対の流路部33の外端の夫々に形成されたフランジ部33aが、仕切弁Vの挿入方向(同図では下側)の下手側ほど幅狭となる傾斜面として形成されている。また、弁収容ケース21に形成されるスリーブ部21Tのスリーブ内端22の内端面22sが、フランジ部33aのフランジ面33sと平行する姿勢の傾斜面として形成されている。
これにより、仕切弁Vを切除領域Rに挿入した場合には、一対のフランジ部33aのフランジ面33sが、これに対応するスリーブ部21Tの内端面22sに対して全周で密着させることが可能となる。特に、フランジ部33aに、環状のシール部材35が備えられているため、漏水を招くことのない状態で仕切弁Vを備えることが可能となる。
このように仕切弁Vを備えた状態において、図10に示すように弁本体31の一対のネジ孔31aの各々に対して弁収容ケース21の外部から挿入した固定ボルト34(固定具の一例)を螺合させ、仕切弁Vを弁収容ケース21に固定する。
固定具として、弁収容ケース21の外部から固定のためのピン等を挿入することにより仕切弁Vを弁収容ケース21に固定するように構成しても良い。尚、弁収容ケース21には固定ボルト34を挿入するための貫通孔が形成されているが、この貫通孔は、固定ボルト34が挿入されるまで蓋体により閉塞される。
このように、仕切弁Vを弁収容ケース21に固定した後には、弁収容ケース21の内部へ既設管1から水の漏れがないことを確認した後に、中間弁ケース21bから上部弁ケース21cを取り外し、仕切弁Vのシャフト支持部32の上端部分を取り外して、仕切弁Vの弁体の操作軸を露出させる。そして、図11に示すように上部弁ケース21cに代えて固定プレート21dを中間弁ケース21bに連結固定する。これにより仕切弁Vの設置が完了する。
〔実施形態の作用効果〕
このように構成した弁設置装置Sでは、既設管1に切断ユニットAと弁設置ユニットBとを備え、これらを移動ユニットCで移動できるように構成することにより、切断ユニットAで既設管1の一部を切除し、これにより形成される切除領域Rを形成できる。このように切断した後には、移動ユニットCの駆動力により切断ユニットAと弁設置ユニットBとを既設管1に沿って移動させ、切除領域Rに重なる位置に弁設置ユニットBを配置し、仕切弁Vを挿入して固定する施工を、既設管1に水が流れる状態を維持して行える。
特に、この弁設置装置Sでは、既設管1を切断機構13で切断する際に発生する切粉を切断ケース11の底部に貯留することになり、この貯留位置が既設管1から下方に大きく離間する位置であるため、切断ユニットAと弁設置ユニットBとを既設管1に沿って移動させる際に、切粉が既設管1の外面に付着することや、切除領域Rから既設管1の内部に侵入する不都合を解消し、仕切弁Vの開閉性能に影響を及ぼすこともない。
更に、この弁設置装置Sでは、フランジ部33aのフランジ面33sが挿入方向の下手側ほど幅狭となる傾斜面として形成され、弁収容ケース21に形成されるスリーブ部21Tのスリーブ内端22の内端面22sが、フランジ部33aのフランジ面33sと平行する姿勢の傾斜面として形成されている。このため、仕切弁Vの挿入を確実に行え、フランジ面33sと内端面22sとを適正に接触させ、更に、シール部材35により良好に漏水を阻止する。
弁設置ユニットB(仕切弁ユニット)は、内部に仕切弁Vを予め収容しておき、既設管1のうち一部が切除された切除領域Rに重複する位置に配置されることに、仕切弁Vを容易に切除領域Rに挿入し、固定することを可能にする。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
(a)図16に示すように、仕切弁Vとして、流路部33の外端部のフランジ部33aの非傾斜姿勢となるフランジ面33sに対して、外面側にテーパ面が形成されたフランジ部材36を固定し、このフランジ部材36のフランジ面36sを形成する。
この別実施形態(a)では、流路部33の外端に傾斜するフランジ面33sを有する仕切弁Vを特別に製造することなく、例えば、既製品の仕切弁Vにおいて、流路部33のフランジ部33a外端にフランジ部材36を取り付けることにより、傾斜姿勢のフランジ面36sを有する仕切弁Vを作り出すことが可能となる。
(b)切断機構13として、既設管1の外径より大きい直径の孔を形成するホールソー等を用いる。このように切断機構13を構成することによっても、切除領域Rを作り出すことが可能であり、切断機構13の構造を単純化できる。
また、このように切断機構13を構成した場合には、管軸芯Pに沿って隣合う位置、あるいは、管軸芯Pに対して直交する方向で隣合う位置に複数の穿孔を行うように切断形態を設定することが考えられる。このように複数の穿孔を行うことにより、過大な直径のホールソーを用いる必要がない。
(c)弁設置ユニットBにおいて、仕切弁Vを横方向から既設管1の切除領域Rに挿入するように軸状体25による仕切弁Vの挿入方向を設定する。
(d)仕切弁Vとして、弁本体31の両側部に形成されるフランジ面の姿勢を、既設管1の管軸芯Pに対して直交する姿勢となる構造のものを用いる。これにより仕切弁Vとして既製品の使用が可能となり、施工の低廉化が可能となる。また、仕切弁Vとして切替弁を用いても良い。
本発明は、既設管に仕切弁を備えるための弁設置装置及び仕切弁ユニットに利用することができる。
1 既設管
11 切断ケース
11s 貯留空間
13 切断機構
15 シャフト(切除機構)
21 弁収容ケース
21T スリーブ部
22s 内端面
25 弁設置機構
33a フランジ部
33s フランジ面
34 固定ボルト(固定具)
35 シール材
41 外周シール
42 押圧リング(押輪)
A 切断ユニット
B 弁設置ユニット(仕切弁ユニット)
C 移動ユニット
R 切除領域
V 仕切弁
L0 相対距離
L1 切断長
L2 対向距離

Claims (8)

  1. 既設管の外側に密封空間を形成する切断ケースと、前記既設管のうち前記切断ケースの内部に存在する部位を切断する切断機構と、前記切断機構で切断された部位を取り除く切除機構と、を有する切断ユニットと、
    前記既設管の外側に密封空間を形成する弁収容ケースと、前記既設管の流路の開閉が可能な仕切弁を前記既設管のうち前記切断ユニットで切除された切除領域に対し前記既設管の半径方向に沿って挿入する弁設置機構と、を有する弁設置ユニットと、
    前記切断ユニットおよび前記弁設置ユニットを前記既設管に沿ってスライド移動させる移動ユニットと、を備えており、
    前記切断ケースの底部に前記切断機構での切断時に発生する切粉を収める貯留空間が形成されている弁設置装置。
  2. 前記貯留空間の内壁面のうち前記既設管の管路に沿う方向で対向する相対距離が、前記既設管のうち前記切断機構の切断により切除される切除長より長く、この切除長が、前記弁収容ケースのうち前記既設管の外周を抱き込む一対のスリーブ部の内端面の対向距離より長く設定されている請求項1に記載の弁設置装置。
  3. 前記弁収容ケースのうち前記既設管の外周を抱き込む一対のスリーブ部を有し、
    前記仕切弁が、一対の前記スリーブ部の内端面に接触するフランジ部を有し、
    前記内端面と前記フランジ部との間にシール材を配置している請求項1又は2に記載の弁設置装置。
  4. 一対の前記フランジ部の夫々のフランジ面が、前記弁設置機構によって前記仕切弁が設置される際の挿入方向の下手側ほど幅狭となる傾斜面に形成され、
    前記フランジ面に対向する前記スリーブ部の前記内端面が、前記フランジ面に沿う傾斜姿勢に設定されている請求項3に記載の弁設置装置。
  5. 切断により除去された切除領域を有する既設管の外側に前記切除領域を含む空間を密封する密封空間を形成する弁収容ケースと、
    前記既設管の流路の開閉を可能にするように前記切除領域に挿入された仕切弁と、を備え、
    前記弁収容ケースが、前記既設管の外周を抱き込む一対のスリーブ部を有し、
    前記仕切弁が、一対の前記スリーブ部の内端面に接触するフランジ部を有し、
    前記内端面と前記フランジ部のフランジ面との間にシール材を配置している仕切弁ユニット。
  6. 前記フランジ部が、前記仕切弁の挿入方向の下手側ほど幅狭となる傾斜面に形成され、
    前記フランジ部の前記フランジ面に対向する前記スリーブ部の前記内端面が、前記フランジ面に沿う傾斜姿勢に設定されている請求項5に記載の仕切弁ユニット。
  7. 前記仕切弁を前記弁収容ケースに固定するため、前記弁収容ケースの外部から挿入されることにより前記仕切弁に接触する固定具を備えている請求項5又は6に記載の仕切弁ユニット。
  8. 前記スリーブ部の外端部分の内周と前記既設管の外周とに亘る外周シールが設けられ、前記外周シールを前記既設管の外周に圧着させる押輪を備えている請求項5〜7の何れか一項に記載の仕切弁ユニット。
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