JP3474484B2 - 不断流バルブ挿入工法および不断流バルブ挿入装置 - Google Patents

不断流バルブ挿入工法および不断流バルブ挿入装置

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JP3474484B2 JP08685099A JP8685099A JP3474484B2 JP 3474484 B2 JP3474484 B2 JP 3474484B2 JP 08685099 A JP08685099 A JP 08685099A JP 8685099 A JP8685099 A JP 8685099A JP 3474484 B2 JP3474484 B2 JP 3474484B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不断流バルブ挿入工
法および該工法に用いる装置等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、不断水で既設管を穿孔し、該
既設管を含む管路における前記既設管の穿孔箇所にバル
ブを挿入する不断水バルブ挿入工法は周知である。
【0003】図22(a),図22(b)は、U.S.P.4,
516,598 に開示された従来の不断水バルブ挿入工法の概
略を示す。この図に示す従来技術では、図22(a)の
既設管1を密閉ケース800で囲繞する。この際、密閉
ケース800内には予めホールソー802と弁体804
とを収容しておく。この後、ホールソー802により、
既設管1に円形の孔を穿孔する。この穿孔後、図22
(a)の矢印850で示すように密閉ケース800を回
転させ、この回転後、図22(b)の円形の孔803に
弁体804を挿入する。
【0004】図23はU.S.P.1,989,768 に開示された従
来の不断水バルブ挿入工法の概略を示す。この図に示す
従来技術は、図23の既設管1を密閉ケース501で囲
繞する。この際、密閉ケース501内には、予め切断機
500および仕切弁510を収容しておく。バイト50
2を有する切断機500で既設管1を切断して除去した
後、切断機500に代えて仕切弁510を挿入する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら図22(a),
(b)、図23の従来技術は、切断後のバルブの挿入を
迅速に行うことができる。しかし、これら図22
(a),(b)、図23の従来技術では、挿入するバル
ブ804,510と同等の大きさのホールソー802や
切断機500を密閉ケース800,501内に収容して
おく必要があるので、密閉ケース800,501が大型
化する。
【0006】図24は、U.S.P.5,611,365 および国際公
開WO97/31207号に開示された従来の工法の概略を示
す。この図に示す工法は、既設管1を密閉ケース600
で囲繞すると共に、該密閉ケース600に取り付けたゲ
ートバルブ601の先端に切削工具602を固着し、前
記密閉ケース600と共にゲートバルブ601を回転さ
せて、前記切削工具602によって既設管1を切断す
る。この従来技術によれば、切削工具602が小さいか
ら密閉ケース600が小型になる。しかし、ゲートバル
ブ601に切削工具602を取り付けているので、止水
が不完全になる。また、チップ状の切削工具602で既
設管1を切断する。したがって、鋳鉄管や鋼管からなる
既設管1を切り込む場合には、密閉ケース600を何度
も回転させねばならず、そのため、切断に時間がかかる
だけでなく、密閉ケース600と既設管1との間などを
シールするゴムパッキンが損傷するおそれがある。
【0007】
【発明の概要】したがって、本発明の主目的は、バルブ
挿入の工事を迅速に行うことができると共に、密閉ケー
スの小型化を図り得る不断流バルブ挿入工法を提供する
ことである。また、本発明の他の目的は、該不断流バル
ブ挿入工法に用いる不断流バルブ挿入装置を提供するこ
とである。
【0008】前記主目的を達成するために、本第1発明
の不断流バルブ挿入工法は、組立工程、切削工程および
工具取出工程を備えている。前記組立工程では、既設管
の一部を、該既設管の周方向に複数個に分割された密閉
ケースによって気密状態で囲繞すると共に、管路に挿入
するための弁体と、該弁体とは別に回転自在に支持され
たカッタ軸に固定されかつ複数の切レ刃を有する切削工
具とを、前記密閉ケースに取り付けた状態で該密閉ケー
ス内に収容する。前記切削工程では前記切削工具を原動
機の動力で前記カッタ軸のまわりに回転させて該切削工
具の回転により前記既設管を切削する切削運動を行わせ
つつ、前記切削工具を前記既設管の径方向に向って送る
と共に、前記密閉ケースの少なくとも一部を前記既設管
に沿って移動させることにより、前記切削工具に送り運
動を行わせることで、切片を残すことなく前記既設管を
前記切削工具によって切削して、切り開かれた溝を形成
する。前記工具取出工程では、前記切削工具を前記密閉
ケースから取り出し可能とするために予め取り付けた作
業用弁を介して、切削終了後に前記切削工具を前記密閉
ケースから取り出して前記作業用弁を閉弁する。
【0009】また、本第2発明の不断流バルブ挿入工法
は、組立工程、切削工程および工具取出工程を備えてい
る。前記組立工程では、既設管の一部を、該既設管の周
方向に複数個に分割された密閉ケースによって気密状態
で囲繞すると共に、管路に挿入するための仕切弁体と、
該仕切弁体とは別に前記既設管の径方向に設定した軸線
のまわりに回転自在に支持されかつ柱の先端面および外
周面に切レ刃をそれぞれ複数有する切削工具とを、前記
密閉ケースに取り付けた状態で該密閉ケース内に収容す
る。前記切削工程では前記切削工具を原動機の動力で前
記軸線のまわりに回転させて該切削工具の回転により前
記既設管を切削する切削運動を行わせつつ、前記切削工
具を前記既設管の径方向に向って送ると共に、前記密閉
ケースの少なくとも一部を前記既設管の前記周方向に回
転させることにより、前記切削工具を前記周方向に回転
させて前記切削工具に送り運動を行わせることで、切片
を残すことなく前記既設管を前記切削工具によって前記
周方向に略半周または全周の範囲にわたって切削するこ
とで、前記既設管の周方向に略半周または全周の範囲に
わたって切り開いた切削溝を形成する。前記工具取出工
程では、前記切削工具を前記密閉ケースから取り出し可
能とするために予め取り付けた作業用弁を介して、切削
終了後に前記切削工具を前記密閉ケースから取り出して
前記作業用弁を閉弁する。
【0010】本発明において、「既設管」とは、管内に
水のような流体が流れている管をいい、一般に、地中に
埋設されていることが多い。「密閉」とは、完全に密閉
するという意味ではなく、不断水(流)で工事ができる
程度の水(気)密性を保つという意味である。したがっ
て、「密閉ケース」とは、既設管内を流れる流体の圧力
に耐え得る耐圧性能と、ある程度の止水性能を持つケー
スをいう。また、「気密状態で囲繞する」とは、切削
や、切削後のバルブ挿入などの作業に支障を来さない程
度に密閉するという意味であり、たとえば、前記密閉ケ
ースに排水口を設け、該排水口を切削中に開いておい
て、該排水口から水と共に切粉を排出してもよい。
【0011】本工法に用いる「切削工具」は、複数の切
レ刃を有しているのであるから、該切削工具には、バイ
トや、単一の連続した切レ刃を持つカッタホイールは含
まれない。ここで、本明細書において、「柱状」とは、
円柱の他に円錐台や、円柱に円錐を加えた形状、更には
円錐形も含まれることを意味する。また、切削工具の外
径に比べ長さが短い柱状であってもよい。また、管の内
面にモルタルライニングを有する既設管を切削する場合
には、超硬合金からなる切レ刃(チップ)を多数設けた
切削工具や、ダイヤモンドの粒子を切レ刃とする切削工
具を用いるのが好ましい。
【0012】また、本発明において、「切削」とは、複
数の切レ刃を回転させて管壁の一部を削り取ることをい
う。また、「切削運動」とは、複数の切レ刃を回転させ
ることをいい、一方、「送り運動」とは、前記切削工具
により管壁の新しい部分を次々と削ることができる位置
に、前記切削工具を移動させることをいう。本発明にお
いて、「切削工具を前記既設管の径方向に送ると共に、
密閉ケースを周方向に回転させる」とは、切削工具を既
設管の径方向に送った後に、密閉ケースを回転させる場
合の他に、切削工具を既設管の径方向に送りながら(送
りつつ)、密閉ケースを回転させる場合を含む。なお、
本発明において、「バルブを(管路に)挿入する」と
は、バルブや弁体を既設管の切削除去部分に物理的に挿
入することを意味するのではなく、既設の管路の止水な
いし流量を調節する弁を当該管路に設置することをい
う。
【0013】本不断流バルブ挿入工法の発明では、当該
工法が現に実施されるまで直接侵害か否かの認定ができ
ず、したがって、当該工法に用いる装置等を出荷した段
階では、権利の侵害を押さえ難い。そこで、本出願で
は、前記工法に用いる以下の不断流バルブ挿入装置に
いても権利の範囲を画することができるようにしてい
る。
【0014】本発明の不断流バルブ挿入装置は、既設管
の周方向に複数個に分割され前記既設管の一部を気密状
態で囲繞すると共に、挿入する仕切弁体を収容し、か
つ、該仕切弁体が管径方向に移動するのを許容する収容
部を有し、前記気密状態で、かつ、前記仕切弁体を収容
した状態で前記既設管の周りを回転可能な密閉ケース
と、前記密閉ケースに一体に設けられ、前記仕切弁体を
前記密閉ケースに収容した状態で前記既設管を切削する
切削工具を挿入可能な分岐状部とを備え、前記分岐状部
の孔径が前記仕切弁体の厚さと同程度または仕切弁体の
厚さよりも大きく、かつ、前記仕切弁体における既設管
内への侵入部分における最大幅よりも小さいことを特徴
とする。ここで、「分岐状部の孔径」をこのように限定
した理由を以下に述べる。本発明では、切削溝を切削す
る切削工具の直径と切削溝の溝幅とが同じになる。一
方、仕切弁体の厚さがこれらよりもゴムパッキンの圧縮
代だけ厚くなるのに対し、前記切削工具を挿入するため
の分岐状部の孔径は、前記切削工具の直径よりも若干大
きくなる。したがって、分岐状部の孔径は仕切弁体の厚
さと同程度または仕切弁体の厚さよりも大きくなる。一
方、前記分岐状部の孔径を仕切弁体の最大幅よりも大き
くすると、不必要に孔径が大きくなるうえ、従来の装置
を本発明の範囲に含むことになってしまうから、前述の
ように限定している。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1ないし図10は第1実施形態を示す。密閉ケース(不断流バルブ挿入装置) 図2に示すように、密閉ケース2は弁箱を構成してお
り、第1および第2分割ケース211,212に分割さ
れており、ゴムパッキン214により、分割面がシール
されている。なお、密閉ケース2の両端部には、図10
のゴムリング264が押し込まれるパッキン挿入部26
0が設けてある。図1、図2に示すように、既設管1の
切削前に、密閉ケース2内に仕切弁体8aおよびスピン
ドル8cを予め収容しておく。弁蓋8bは第1および第
2分割ケース211,212と共に密閉ケース2を構成
する。
【0017】図2に示すように、前記第2分割ケース2
12および弁蓋8bは、仕切弁体8aを収容する収容部
を形成している。第2分割ケース212には、切削工具
230(図3)が貫通する分岐状部212bが、前記収
容部から分岐しているように、突出状態で設けられてい
る。図3の前記分岐状部212bには主軸受け232が
固定されている。該主軸受け232は切削工具230の
主軸233を切削時に支持する。一方、前記分岐状部2
12bには、切削時の切粉を水と共に排出する排水孔2
48が設けられている。なお、排水孔248には、必要
に応じて排水用バルブを連結しておく。
【0018】切断機 前記主軸受け232にはボールバルブ(作業用弁)27
7が連結され、該ボールバルブ277には切断機3が取
り付けられている。該切断機3は、半円環状の切削溝1
2C(図1)を形成するためのもので、切削工具230
を径方向Cに送ると共に、切削工具230をモータやエ
ンジンなどの原動機の回転力により回転させて、切削運
動を行わせる。該切断機3の構造は、周知のホールソー
形式の不断水用穿孔機に近似した構造であり、したがっ
て、その詳しい図示および説明を省略する。なお、図1
の仮想線で示すように、前記切削工具230によって切
削される切削溝12Cに対応する部分に仕切弁体8aが
予め配置される。
【0019】組立工程 つぎに、バルブの挿入工法の手順について説明する。ま
ず、図2の既設管1内に流体(水)が流れている状態
で、作業者は密閉ケース2を既設管1に取り付けると共
に、図示しない組立ボルトにより両分割ケース211,
212を組み立てる。この後、図3の切断機3をボール
バルブ277を介して密閉ケース2の第1分割ケース2
12に予め取り付ける。こうして、図1のように、密閉
ケース2が既設管1を気密状態で囲繞する。
【0020】ついで、密閉ケース2を回転させて、図4
に示すように、切削工具230による切削位置を設定す
る。すなわち、作業者は人力またはウィンチなどにより
切削工具230の軸線233aが略水平に近い位置ま
で、密閉ケース2および切断機3を回転させる。この回
転後、図4の実線で示す切削工具230を切断機3によ
って分岐状部212b内に侵入させる。これにより、切
削工具230が密閉ケース2内に収納される。
【0021】切削工程 その後、作業者が切断機3の原動機を駆動させると、該
原動機は、切削工具230を主軸233の軸線233a
のまわりに回転させて、該切削工具230の回転により
既設管1を切削する切削運動を切削工具230に行わせ
る。該切削運動を切削工具230が行っている状態で、
切削工具230を切込方向Cに送ると、やがて、二点鎖
線で示すように、切削工具230の先端面230dが既
設管1の管壁1aの一部を貫通する位置まで進む。こう
して、切削工具230による切込が完了する。
【0022】この切込後、図4の既設管1の周方向Rに
作業者が密閉ケース2を既設管1のまわりに回転させ
る。これにより、切削工具230は密閉ケース2と共に
既設管1の外周に沿って約 150°〜 160°回転しながら
軸線233aのまわりを回転して、図5のように既設管
1を切片を残すことなく半円環状に切削して、既設管1
に切り開かれた切削溝12Cを形成する。
【0023】切断機除去工程(工具取出工程) 前記切削溝12Cの形成後、排水孔248を図示しない
栓で閉塞する。この後、切削工具230を退避させて、
ボールバルブ277を閉弁する。この閉弁後、切断機3
を密閉ケース2から取り外す。この取り外し後、図5の
位置から密閉ケース2を図6のように、元の位置まで回
転させる。その後、図10のゴムリング264および割
押輪265を取り付けて、バルブの管路への挿入(設
置)が完了する。
【0024】つぎに、管路に挿入されるバルブ(不断流
挿入用バルブ)8Aの仕切弁体8aの構造について説明
する。バルブは、図7に示す仕切弁体8aを備えてい
る。該仕切弁体8aには、ゴムパッキン8dが装着され
ている。該ゴムパッキン8dは、仕切弁体8aが切削溝
12Cから既設管1内に侵入すると、切削溝12Cを閉
塞すると共に、既設管1の内面1bに圧接する。すなわ
ち、ゴムパッキン8dは、図8(c),図8(d)のよ
うに、切削溝12Cの切削面12fに圧接する第1ゴム
パッキン部8d1と、既設管1の内周面1bに圧接する
第2ゴムパッキン部8d2とが連なって形成されてい
る。なお、前記仕切弁体8aには、図8(a),図8
(b)に示す前記第1および第2ゴムパッキン部8d
1,8d2を装着するための、第1および第2装着溝8
a1,8a2が形成されている。
【0025】仕切弁体8aは、任意のときに、図9およ
び図10のように閉弁する。このように、本実施形態で
は、作業用上部タンクを必要とせず、また、作業用弁2
77が極めて小型になる。また、切削後に作業用弁27
7を開弁して仕切弁体8aを密閉ケース2内に収容させ
る必要がないから、著しく工期が短縮される。
【0026】第2実施形態 図11および図12は第2実施形態を示す。図11にお
いて、本実施形態では、密閉ケース21A全体が弁箱2
1a,21bおよび弁蓋21dを構成しており、該密閉
ケース21A内には既設管1の径方向に移動する仕切弁
体25が収容されている。一方、該密閉ケース21Aに
は、仕切弁体25の反対側に作業用弁20を備えた取出
筒部21c2を備えている。本実施形態では、図11の
状態から切削工具30を径方向に送り、切断機3を密閉
ケース21Aと共に回転させて、全周にわたって(36
0°)既設管1を切削する。該切削後、切断機3を取り
外しつつ、作業用弁20を閉弁して切削工具30などを
抜き取る。
【0027】その後、図12の取出筒部21c2を閉塞
する閉塞部材37で取出筒部21c2の開口を閉塞す
る。すなわち、閉塞キャップ38を取出筒部21c2の
フランジ部21c3に接合した後、作業用弁20を開弁
し雄ネジ部材36をねじ込んで閉塞部材37により取出
筒部21c2の開口を密閉ケース21Aの内周面に沿わ
せた形状にして閉塞する。なお、前記閉塞部材37は、
閉塞キャップ38に摺動自在な操作棒39の先端に雄ネ
ジ部材36を介して固着されたゴムキャップからなり、
前記密閉ケース21Aの内周に沿った曲率を有してい
る。
【0028】本実施形態では、図11の弁箱21a,2
1bおよび弁蓋21dを構成する密閉ケース21A内
に、予め、仕切弁体25を収容した状態で、該密閉ケー
ス21Aによって既設管1を囲繞する。このように、仕
切弁体25を管路に挿入するために、作業用仕切弁を開
閉する必要がないから、作業が簡便になると共に、工事
時間の短縮化を図り得る。
【0029】第3実施形態 図13および図14は第3実施形態を示す。この実施形
態では、バルブ8Aに対し、切削工具230が密閉ケー
ス2の軸方向に位置ずれした位置に設けてある。本実施
形態では、まず、切削工具230により既設管1を全周
にわたって切削して切断する。ついで、密閉ケース2を
既設管1の軸方向の右側に移動させて、図14のよう
に、仕切弁体8aの位置を切削溝12Cの位置に対応さ
せる。
【0030】本発明は仕切弁を管路に挿入する場合だけ
でなく、バタフライ弁を挿入する場合にも適用し得る。
なお、バタフライ弁を挿入する場合には、切削溝を管路
の管軸方向に沿って切削する。また、図1〜図10の第
1実施形態においても、図14のように、挿入する弁体
8aと切削位置とを管軸方向にずらしておいて、切削
後、密閉ケース2を管軸方向に移動してもよい。
【0031】変形例 図15は図1〜図10の第1実施形態の変形例を示す。
この変形例では、仕切弁8Aの密閉ケース2の両端部に
はパッキン挿入部260を設けずに、雌ネジ310を穿
設してある。この雌ネジ310には、いわゆる押ネジな
どをねじ込む。
【0032】第4実施形態 図16〜図19は第4実施形態を示す。密閉ケース2
は、既設管1の周方向Rに2つに分割された第1および
第2分割ケース211,212と弁蓋8bとを備えてお
り、図17(b)のように、既設管1の一部を気密状態
で囲繞する。前記第2分割ケース212および弁蓋8b
は、挿入する弁体8aを収容し、かつ、弁体8aが管径
方向Cに移動するのを許容する収容部80を形成してい
る。前記密閉ケース2は、前記気密状態で、かつ、前記
弁体8aを収容した状態で既設管1の周りを回転可能で
ある。
【0033】前記第2分割ケース212には、前記収容
部80に対して管軸方向Sにズレた位置に分岐状部21
2bが一体に設けられている。したがって、該分岐状部
212bには、弁体8aを密閉ケース2に収容した状態
で、切削工具230(図3)を挿入可能である。なお、
本実施形態では、分岐状部212bに雌ネジ311が形
成されており、該雌ネジ311に栓をねじ込むことによ
り分岐状部212bを閉塞することができる。
【0034】前記分岐状部212bには、作業用仕切弁
277が取り付けられている。作業用仕切弁277と弁
蓋8bを取り付けるフランジ面302は、図17
(a),(b)のように、互いに面一に(同一平面上
に)設けてある。
【0035】前記分岐状部212bの孔径(最小径)D
は、弁体8aの厚さTと同程度または弁体8aの厚さT
よりも大きく、かつ、図18の弁体8aにおける既設管
1内への侵入部分における最大幅W1よりも小さく形成
されている。なお、前記第2分割ケース212には図1
7の分岐状部212bの孔径Dよりも径の小さい図16
の排水用孔248が形成されている。
【0036】つぎに、本実施形態における工法について
簡単に説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態
と同様にして、まず、図17(b)の既設管1に切削溝
12Cを切削する。ついで、図17(b)の密閉ケース
2を管軸方向Sの右側に移動して、弁体8aを切削溝1
2Cの位置に合致させる。その後、図18のスピンドル
8cを回転させて図19(a)のように仕切弁8Aを閉
弁状態として止水する。この止水後、弁体押えネジ30
4をねじ込んで、該弁体押えネジ304により弁体8a
が閉弁状態を保つように弁体8aを固定する。この固定
後、図17の作業用仕切弁277を取り外し、雌ネジ3
11に図示しない栓(プラグ)をねじ込み、分岐状部2
12bを閉塞する。さらに、図19(a)の弁蓋8bお
よびスピンドル8cを取り外し、図19(b)のフラン
ジ面302に板フランジ305を取り付けて、分岐状部
212bおよび収容部80に蓋をする。すなわち、本発
明において挿入される仕切弁体8aは、既設管1を常時
閉塞するためのもの(いわゆる「ストッパー」)であっ
てもよい。
【0037】仕切弁体 つぎに、本発明にかかる第1および第4実施形態の仕切
弁体8aを表現を変えて説明する。本仕切弁体8aは図
7の既設管1に形成された切削溝12Cから該既設管1
内に侵入して、仕切弁体8aの第1ゴムパッキン部8d
1が前記既設管1の切削溝12Cを形成する切削面12
fに圧接すると共に、第2ゴムパッキン部8d2が前記
既設管1の内周面1bに圧接して閉弁状態となる。前記
第1ゴムパッキン部8d1は、図3の先端面230dお
よび略円筒面に沿った切レ刃230fを持つ切削工具2
30で前記既設管1を管径方向Cに切り込み、その後、
図5のように該切削工具230を管の周方向に沿って移
動(回動)させて該既設管1の周方向に略180°(略
半周)の範囲にわたって形成された切削溝12Cにおけ
る切削面12fに対応する圧接面を有する。
【0038】ここで、前記図7の切削溝12Cが円形の
開孔よりも管軸方向Sに幅狭であれば、密閉ケース2が
管軸方向Sに小さくなると共に、仕切弁体8aが水圧を
受ける面積が小さくなる。したがって、本発明では、切
削溝12Cが管径方向よりも管軸方向Sに幅狭な溝状に
形成されているのに対し、前記第1ゴムパッキン部8d
1が前記切削溝12Cの切削面12fに沿った形状を持
っていればよい。
【0039】また、図20に示すように、本発明の仕切
弁体8aは、前記切削面12fに圧接する第1ゴムパッ
キン部8d1における管径方向の両端部8d3が、前記
第2ゴムパッキン部8d2に対して段部を形成すると共
に、該段部8d3が前記仕切弁体8aの侵入方向Cに対
して交差する面8d5を持つ。このような交差面8d5
は、切削面12fに大きな力で当接しても、前記切削溝
12Cの両端部から既設管1が破損するのを防止する。
【0040】前記各実施例における第1ゴムパッキン部
8d1は、図8のように、管径方向の両端部8d3を除
いた部分が既設管1の横断面に沿って形成された一対の
第1圧接面8d4を有する。また、第1ゴムパッキン部
8d1は、前記2つの第1圧接面8d4を前記両端部8
d3において連ねる略U字状の第2圧接面8d5を有す
る。前記第2圧接面8d5は、管径方向の両端部におい
て、図20の第1ゴムパッキン部8d1が第2ゴムパッ
キン部8d2に向かって管軸方向Sおよび管周方向Rに
湾曲していることにより形成されている。
【0041】ところで、前記実施例では柱状の切削工具
230で切削する例について説明したが、本発明では図
20(b)に示すように円板状の切削工具230で切削
してもよい。また、この場合、図20(b)のように切
削溝12Cは、その両端部がU字状とならず、一定幅W
となるが、この場合も本発明の範囲に含まれる。
【0042】つぎに、仕切弁体8aの他の使用方法を図
21を用いて説明する。図21(a)において、仕切弁
体8aは前記第1圧接面8d4を片側だけ有している。
今、バルブ8Aにはバイパス(分岐配管)300が接続
されており、仕切弁体8aを下降させて閉弁した後、既
設管1を切断して図21(b)のメカ帽301を取り付
け、この後、仕切弁体8aを上昇させると、既設管1の
流れをバイパス300側にすることができる。すなわ
ち、仕切弁体8aが第1圧接面8d4を片側だけに有し
ている場合も本発明の範囲に含まれる。換言すれば、仕
切弁体8aは、切削溝12Cを形成する切削面12fの
全てに接する必要はなく、片側のみに接触してもよい。
【0043】また、本発明において、仕切弁体8aのゴ
ムパッキン8dは、図20(a)の仕切弁体8aの両側
面8a3も覆うようにしてもよく、すなわち仕切弁体8
aにおける既設管1内に侵入する部分全体をゴムで被覆
してもよい。
【0044】以上のとおり、図面を参照しながら好適な
実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見
て、自明な範囲内で種々の変更および修正を容易に想定
するであろう。たとえば、切削工具に切削運動を与える
原動機としては、モータの他にエンジンなどを用いても
よい。また、原動機を地上に設置して、該原動機の動力
をフレキシブルシャフトでカッタ軸を介して切削工具に
伝達してもよい。また、密閉ケースで既設管を囲繞した
後に、該密閉ケースに切削工具を取り付けてもよい。更
に、既設管1の切削後に、密閉ケースに仕切弁を介し
て、分岐管を接続してもよい。
【0045】また、切削工具で既設管を切り込む際に
は、切削工具を前記各実施例のように、既設管の径方向
の概ね中心に向かって送るのが一般に好ましいが、本発
明では、中心に向かう必要はなく、径方向に向かって送
ればよい。また、密閉ケースは周方向に3つないし4つ
に分割してもよい。さらに、弁体は上方、側方または下
方などいずれの方向から挿入してもよい。さらに、本発
明は水道管だけでなく、ガス管などにも適用できる。す
なわち、既設管内を流れる流体は、水の他にガスやオイ
ルなど他の流体であっても本発明の範囲に含まれる。ま
た、本発明により緊急遮断弁を挿入してもよい。したが
って、そのような変更および修正は、請求の範囲から定
まる本発明の範囲内のものと解釈される。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
切削時には切削工具自体が密閉ケースとは別に回転して
既設管を切削することができるから、鋳鉄管や鋼管でも
短時間のうちに切削することができる。また、切削前に
予め弁体を密閉ケース内に収容しているので、作業用の
上部タンクを必要とせず、しかも、小さな切削工具で溝
を切り開くので、作業弁も小型になる。したがって、不
断流バルブ挿入装置全体が小型になる。また、切削後に
作業用弁を開弁して弁体を密閉ケース内に収容させる必
要がないから、著しく工期が短縮される。
【0047】さらに、円形の孔ではなく、略半周にわた
って溝を切り開いて仕切弁体を挿入する場合には、当該
仕切弁体および不断流バルブ挿入装置がコンパクトにな
るなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不断流バルブ挿入工法の第1実施形態
にかかる密閉ケースを取り付けた状態を示す縦断面図で
ある。
【図2】同横断面図である。
【図3】同切削工具の取付状態を示す断面図である。
【図4】同切削開始後の状態を示す断面図である。
【図5】同切削完了後の状態を示す断面図である。
【図6】バルブ挿入後の配管構造を示す縦断面図であ
る。
【図7】仕切弁体および既設管を示す斜視図である。
【図8】(a),(b)は仕切弁体のゴムパッキンを示
す側面図および正面図であり、(c),(d)は仕切弁
体挿入後の配管構造を示す横断面図および縦断面図であ
る。
【図9】同閉弁状態を示す縦断面図である。
【図10】同閉弁状態を示す横断面図である。
【図11】本発明にかかる不断流バルブ挿入工法の第2
実施形態を示す切削前の断面図である。
【図12】同切削完了後の断面図である。
【図13】本発明にかかる不断流バルブ挿入工法の第3
実施形態を示す切削前の断面図である。
【図14】同切削完了後の断面図である。
【図15】第1実施形態の変形例にかかる不断流挿入用
バルブを一部破断して示す斜視図である。
【図16】第4実施形態にかかる不断流挿入用バルブ等
を示す斜視図である。
【図17】不断流バルブ挿入装置を示す平面図および不
断流挿入用バルブを示す断面図である。
【図18】不断流挿入用バルブを開弁状態で示す横断面
図である。
【図19】同バルブを閉弁状態で示す横断面図である。
【図20】仕切弁体の他の例を示す斜視図、切削溝の他
の例を示す斜視図である。
【図21】本発明の他の用途を示す配管構造の断面図で
ある。
【図22】(a)は従来の不断水バルブ挿入工法の切断
前の状態を示す断面図である。(b)は同切断後の状態
を示す断面図である。
【図23】他の従来の不断水バルブ挿入工法を示すバル
ブ挿入後の断面図である。
【図24】更に他の従来の不断水バルブ挿入工法を示す
断面図である。
【符号の説明】
1:既設管 1b:内周面 2:密閉ケース 8A:仕切弁(不断流挿入用バルブ) 8a:仕切弁体 8b:弁蓋 8d:ゴムパッキン 8d1:第1ゴムパッキン部 8d2:第2ゴムパッキン部 12C:切削溝 12f:切削面 211:第1分割ケース 212:第2分割ケース 212b:分岐状部 230:切削工具 230d:先端面 230e:外周面(円筒面) 230f:切レ刃 231:(工具回転用)第1モータ C:切込方向(径方向) R:周方向
フロントページの続き (72)発明者 横山 群平 大阪市西淀川区歌島3−8−3−704 (56)参考文献 実開 昭52−135515(JP,U) 米国特許2571916(US,A) 米国特許1743338(US,A) 米国特許4516598(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 55/00,1/02 F16L 41/04 B23D 21/00 - 21/06

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組立工程、切削工程および工具取出工程
    を備えた不断流バルブ挿入工法であって、既設管を切削する切削工具が挿入される分岐状部を有す
    る密閉ケースを用意し、前記分岐状部の孔径が管路に挿
    入される弁体の厚さと同程度または前記弁体の厚さより
    も大きく、かつ、前記弁体における既設管内への侵入部
    分における最大幅よりも小さく設定されており、 前記組立工程では、既設管の一部を該既設管の周方向に
    複数個に分割された密閉ケースによって気密状態で囲繞
    すると共に、管路に挿入するための弁体と該弁体とは別
    に回転自在に支持されたカッタ軸に固定されかつ複数の
    切レ刃を有する前記切削工具とを、前記密閉ケースに取
    り付けた状態で該密閉ケース内に収容し、 前記切削工程では前記切削工具を原動機の動力で前記カ
    ッタ軸のまわりに回転させて該切削工具の回転により前
    記既設管を切削する切削運動を行わせつつ、前記切削工
    具を前記既設管の径方向に向って送ると共に、前記密閉
    ケースの少なくとも一部を前記既設管に沿って移動させ
    ることにより、前記切削工具に送り運動を行わせること
    で、切片を残すことなく前記既設管を前記切削工具によ
    って切削して、切り開かれた溝を形成し、 前記工具取出工程では、前記切削工具を前記密閉ケース
    から取り出し可能とするために予め取り付けた作業用弁
    を介して、切削終了後に前記切削工具を前記密閉ケース
    から取り出して前記作業用弁を閉弁する不断流バルブ挿
    入工法。
  2. 【請求項2】 組立工程、切削工程および工具取出工程
    を備えた不断流バルブ挿入工法であって、既設管を切削する切削工具が挿入される分岐状部を有す
    る密閉ケースを用意し、前記分岐状部の孔径が管路に挿
    入される仕切弁体の厚さと同程度または仕切弁体の厚さ
    よりも大きく、かつ、前記仕切弁体における既設管内へ
    の侵入部分における最大幅よりも小さく設定されてお
    り、 前記組立工程では、既設管の一部を該既設管の周方向に
    複数個に分割された密閉ケースによって気密状態で囲繞
    すると共に、管路に挿入するための仕切弁体と該仕切弁
    体とは別に前記既設管の径方向に設定した軸線のまわり
    に回転自在に支持されかつ複数の切レ刃を有する柱状の
    切削工具とを、前記密閉ケースに取り付けた状態で該密
    閉ケース内に収容し、 前記切削工程では前記切削工具を原動機の動力で前記軸
    線のまわりに回転させて該切削工具の回転により前記既
    設管を切削する切削運動を行わせつつ、前記切削工具を
    前記既設管の径方向に向って送ると共に、前記密閉ケー
    スの少なくとも一部を前記既設管の前記周方向に回転さ
    せることにより、前記切削工具を前記周方向に回転させ
    て前記切削工具に送り運動を行わせることで、切片を残
    すことなく前記既設管を前記切削工具によって前記周方
    向に略半周または全周の範囲にわたって切削すること
    で、前記既設管の周方向に略半周または全周の範囲にわ
    たって切り開いた切削溝を形成し、 前記工具取出工程では、前記切削工具を前記密閉ケース
    から取り出し可能とするために予め取り付けた作業用弁
    を介して、切削終了後に前記切削工具を前記密閉ケース
    から取り出して前記作業用弁を閉弁する不断流バルブ挿
    入工法。
  3. 【請求項3】 組立工程、切削工程および工具取出工程
    を備えた不断流バルブ挿入工法であって、 前記組立工程では、既設管の一部を該既設管の周方向に
    複数個に分割された密閉ケースによって気密状態で囲繞
    すると共に、管路に挿入するための仕切弁体と該仕切弁
    体とは別に前記既設管の径方向に設定した軸線のまわり
    に回転自在に支持されかつ複数の切レ刃を有する柱状の
    切削工具とを、前記密閉ケースに取り付けた状態で該密
    閉ケース内に収容し、 前記切削工程では前記切削工具を原動機の動力で前記軸
    線のまわりに回転させて該切削工具の回転により前記既
    設管を切削する切削運動を行わせつつ、前記切削工具を
    前記既設管の径方向に向って送ると共に、前記密閉ケー
    スの少なくとも一部を前記既設管の前記周方向に回転さ
    せることにより、前記切削工具を前記周方向に回転させ
    て前記切削工具に送り運動を行わせることで、切片を残
    すことなく前記既設管を前記切削工具によって前記周方
    向に略半周の範囲にわたって切削することで、前記既設
    管の周方向に略半周の範囲にわたって切り開いた切削溝
    を形成し、 前記工具取出工程では、切削終了後に前記切削工具を前
    記密閉ケースから取り出す不断流バルブ挿入工法。
  4. 【請求項4】 既設管の周方向に複数個に分割され前記
    既設管の一部を気密状態で囲繞すると共に、挿入する仕
    切弁体を収容し、かつ、該仕切弁体が管径方向に移動す
    るのを許容する収容部を有し、前記気密状態で、かつ、
    前記仕切弁体を収容した状態で前記既設管の周りを回転
    可能な密閉ケースと、 前記密閉ケースに設けられ、前記仕切弁体を前記密閉ケ
    ースに収容した状態で前記密閉ケースと共に回転して
    記既設管を切削する切削工具を挿入可能な分岐状部とを
    備え、 前記分岐状部の孔径が前記仕切弁体の厚さと同程度また
    は仕切弁体の厚さよりも大きく、かつ、前記仕切弁体に
    おける既設管内への侵入部分における最大幅よりも小さ
    いことを特徴とする不断流バルブ挿入装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記分岐状部には作業用の弁が取り付けられている不断
    流バルブ挿入装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記密閉ケースが周方向に分割された2以上の分割ケー
    スを備え、 前記分岐状部と収容部とが一つの前記分割ケースに設け
    られている不断流バルブ挿入装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 前記分岐状部が収容部から分岐しているように設けられ
    ている不断流バルブ挿入装置。
  8. 【請求項8】 請求項4において、 前記分岐状部が収容部に対し管軸方向にズレて設けられ
    ている不断流バルブ挿入装置。
  9. 【請求項9】 請求項4ないし8において、 前記密閉ケースには、前記分岐状部よりも径の小さい排
    水用孔が一体に形成されている不断流バルブ挿入装置。
  10. 【請求項10】 請求項4ないし9において、 前記仕切弁体が前記切削工具により既設管の周方向に略
    半周の範囲にわたって切削された溝状の切削溝に挿入可
    能に形成されていることを特徴とする不断流バルブ挿入
    装置
  11. 【請求項11】 請求項10において、 先端面および円筒面に沿った切レ刃を持つ切削工具で前
    記既設管を管径方向に切り込み、その後、該切削工具を
    管の周方向に沿って移動させて該既設管の周方向に略半
    周の範囲にわたって切削された溝状の切削溝に、前記仕
    切弁体が挿入可能に形成されていることを特徴とする不
    断流バルブ挿入装置
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