JPWO2015076280A1 - 車両状態の監視システム及び携帯端末装置 - Google Patents
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Abstract
監視システム(10)において、警告灯(40c)が点灯又は点滅した場合、DA装置(24)は、点灯又は点滅に応じた故障データを携帯端末(14)に送信する。携帯端末(14)は、受信した故障データが新たな点灯又は点滅を示すものであれば、当該故障データに応じたメッセージを作成してDA装置(24)の表示部(28a)に表示させ、一方で、故障データをサーバー(16)に送信する。また、故障データの受信が遮断されたときに、携帯端末(14)は、全ての故障データをサーバー(16)に送信する。
Description
この発明は、車両の故障や整備不良等の異常状態の発生に応じて警告灯が点灯又は点滅した場合に、点灯又は点滅に対応した警告内容や対処方法を車両のユーザー(ドライバー)に通知し、さらには、当該車両の異常状態が継続しているか否かを監視する車両状態の監視システムに関する。また、この発明は、このような監視システムに適用される携帯端末装置に関する。
従来、車両に故障や整備不良等の異常状態が発生した場合、車両内のECU(Electronic Control Unit)に故障コード(DTC:Diagnostic Trouble Code)を記録すると共に、当該車両に設けられた各種の警告灯を点灯又は点滅させることにより、異常状態の発生をドライバーに通知している。
従って、車両の運転中に警告灯が点灯又は点滅した場合、ドライバーは、異常状態が発生していることを認識することができる。しかしながら、警告灯に見慣れていないドライバーにとっては、警告灯の点灯又は点滅がどのような異常状態を意味しているのかが分からず、適切な対応を採ることができない場合がある。
このような問題に対して、特開2006−193138号公報には、警告灯が点灯又は点滅すると、点灯又は点滅している警告灯に関する詳細情報を、報知手段としての表示装置に表示させて、ドライバーに報知することが開示されている。
具体的には、車載のナビゲーション装置とサーバーシステムとの双方に、警告灯の点灯又は点滅による警告の内容説明に関するデータ(詳細情報)を保存可能な内容説明データベースを予め設けておく。そして、警告灯が点灯又は点滅したときに、ナビゲーション装置は、当該警告灯に対応する詳細情報が自己の内容説明データベースに保存されているか否かを検索し、保存されていれば、当該詳細情報を利用してドライバーに報知する。
一方、このような詳細情報が保存されていない場合、ナビゲーション装置は、サーバーシステムとの間で通信回線を確立し、サーバーシステムから当該警告灯に対応する詳細情報を受信して、当該詳細情報を表示装置からドライバーに報知させる。
しかしながら、特開2006−193138号公報の技術では、詳細情報が保存された内容説明データベースと、該当する詳細情報を検索するためのソフトウェアとを、車載機器であるナビゲーション装置に予め保持させておく必要がある。このため、車載機器を含むシステム構成が複雑とならざるを得ないし、システムの改修が必要になった場合には、その対処に大変手間がかかる。また、サーバーシステムを利用する場合、通信環境によっては、アクセスに時間がかかったり、又は、通信圏外でアクセスできない場合もある。
さらに、警告灯が点灯又は点滅してから、点灯又は点滅に対応する故障等の修理が行われるまで車両を監視する場合、運転サイクル毎に詳細情報が継続してドライバーに報知されると、ドライバーによっては、継続して報知されることが大変煩わしいと感じる可能性もある。そこで、当該詳細情報を目立たないように報知すると、注意喚起が不十分になるという問題がある。
この発明は、このような種々の課題を考慮してなされたものであり、車両の異常状態の発生に応じて警告灯が点灯又は点滅した場合に、車両に搭載された表示装置に接続可能なスマートフォン等の携帯端末装置を利用して、車両の異常内容に対応するメッセージの作成と、車両内の表示装置に対するメッセージの通知及びサーバーに対する異常内容の通知とを行なうことにより、サーバーへのアクセスに要する時間を削減できると共に、サーバーに対して車両が通信圏外に位置しても、点灯又は点滅に応じた異常内容のメッセージを車両のユーザー(ドライバー)に速やかに通知することを可能にする車両状態の監視システム及び携帯端末装置を提供することを目的とする。
この発明は、車両に搭載された表示装置と、前記表示装置に接続可能な携帯端末装置と、前記携帯端末装置を介して前記表示装置と接続可能なサーバーとで構成される車両状態の監視システムに関する。また、この発明は、このような監視システムに適用される携帯端末装置に関する。
そして、この発明において、前記表示装置は、前記車両に備わる警告灯の点灯状態又は点滅状態を監視し、前記車両に発生した異常状態に応じて前記警告灯が点灯又は点滅した場合、前記表示装置と前記携帯端末装置とが接続されていれば、前記警告灯に対する監視結果を示す監視データを前記携帯端末装置に送信する。
また、前記携帯端末装置は、受信した前記監視データが前記警告灯の新たな点灯又は点滅を示す監視結果であることを検出したときに、新たな点灯又は点滅に応じた前記車両の異常内容に対応するメッセージを作成して前記表示装置に通知し、当該表示装置に前記メッセージを表示させ、一方で、当該異常内容を前記サーバーに通知する。
このように、この発明では、警告灯が新たに点灯又は点滅したときに、表示装置に接続されている携帯端末装置が、異常内容に応じたメッセージを作成して表示装置に表示させるので、サーバーとの通信時間(サーバーにアクセスする時間)を削減できると共に、サーバーに対して車両が通信圏外に位置する場合でも、ドライバーに当該メッセージを速やかに通知することができる。
ここで、前記表示装置と前記携帯端末装置とが接続されていないときに前記警告灯が新たに点灯又は点滅した場合、前記携帯端末装置は、前記表示装置に接続されて、前記警告灯が新たに点灯又は点滅したことを示す監視データを受信したタイミングで、新たな点灯又は点滅に応じた異常内容を前記サーバーに通知し、一方で、前記異常内容に対応するメッセージを作成して前記表示装置に通知し、当該表示装置に前記メッセージを表示させればよい。
これにより、車両の運転中、ドライバーがどのタイミングで携帯端末装置を表示装置に接続しても、未接続状態での運転中に発生した新たな警告灯の点灯又は点滅に応じた異常状態の発生に対して、表示装置と携帯端末装置との接続が確認されたタイミングで、表示装置から携帯端末装置を介してサーバーに点灯又は点滅に応じた異常内容を通知することができると共に、異常内容に対応するメッセージをドライバーに通知することができる。
さらに、携帯端末装置は、監視データの受信が遮断されたことを検出した時点、例えば、イグニッションスイッチがオフとなったタイミング、又は、表示装置と携帯端末装置との接続(通信接続)が切れたタイミングで、検出していた全ての監視データに応じた異常内容(点灯又は点滅している全ての警告灯に関わる故障データ)を、サーバーに送信する。
これにより、サーバーは、全ての異常内容を携帯端末装置から受信するので、同一の故障等の異常状態が継続しているか否かを容易に管理することができる。一方、携帯端末装置は、異常内容である故障データのサーバーへのアップロードの頻度を少なくすることができる。例えば、1回の車両の運転(1運転サイクル)で、携帯端末装置は、監視データの受信が遮断された時点での1回のアップロード(全ての故障データのアップロード)と、新たに故障が発生する毎のアップロードとを、サーバーに対して行えばよい。
このように、この発明では、イグニッションスイッチがオフになる前に表示装置と携帯端末装置との接続が切れても、携帯端末装置は、切れたタイミングで全ての故障データをサーバーに送信するので、その時点での車両の異常状態をサーバーへ確実にアップロードすることができる。従って、ドライバーが日常的に携帯するスマートフォン等の携帯端末装置を、例えば、外部から車両内に持ち込んで、監視システムの携帯端末装置として利用する場合に、任意のタイミングで車両内の表示装置に対して接続又は遮断(例えば、ドライバーによる表示装置に対する携帯端末装置の取り付け又は取り外し)が行われても、支障なく車両の異常状態をサーバーへ確実にアップロードすることができる。
また、送信後に当該携帯端末装置内に故障データを保持しておく必要がなくなるので、保持データを最小に留めてメモリ容量を節約することも可能になる。
さらに、サーバーは、新たな点灯又は点滅に応じた異常内容の通知から所定期間経過しても、当該異常内容が通知される場合には、前記異常内容に応じた車両の故障の修理を促す信号を携帯端末装置に送信することが好ましい。この場合、前記携帯端末装置は、受信した前記信号に基づいて、当該携帯端末装置の表示部、及び、接続状態にある表示装置のうち、少なくとも一方に、車両の故障の修理を促すメッセージを表示させればよい。
このように、新規の点灯又は点滅に応じた異常内容の通知が所定期間継続しているか否かをサーバー側で管理し、所定期間経過しても当該異常内容の通知が継続しているときには、ドライバーに故障の修理を促す。この結果、ドライバーにとって煩わしさを与えない程度の期間を、当該異常内容に応じて容易に調整することができる。
以上説明したように、この発明によれば、車両の異常状態の発生に応じて警告灯が点灯又は点滅した場合に、車両に搭載された表示装置に接続可能なスマートフォン等の携帯端末装置を利用して、車両の異常内容に対応するメッセージの作成と、車両内の表示装置に対するメッセージの通知及びサーバーに対する異常内容の通知とを行なうことにより、サーバーにアクセスする時間を削減することができる。また、サーバーに対して車両が通信圏外に位置しても、警告灯の点灯又は点滅に応じた異常内容のメッセージを、ドライバーに速やかに通知することができる。
[本実施形態の構成]
この発明に係る車両状態の監視システム、及び、当該監視システムに適用される携帯端末装置について、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
この発明に係る車両状態の監視システム、及び、当該監視システムに適用される携帯端末装置について、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
本実施形態に係る車両状態の監視システム10(以下、本実施形態に係る監視システム10ともいう。)は、図1で概略的に示すように、車両12と、携帯端末(携帯端末装置)14と、サーバー16とを有している。
車両12としては、例えば、四輪車、二輪車、シニアカー、電動車いすを適用可能であり、図1では、セダンタイプの四輪車を図示している。なお、四輪車としては、セダン、ミニバン、ワンボックスカー、ワゴン等の各種の四輪車を適用可能である。
携帯端末14としては、例えば、スマートフォンを含む携帯電話機、携帯情報端末(PDA)、タブレット端末、ラップトップコンピュータ、ウェアラブルコンピュータの各種の携帯型の情報通信機器を適用可能であり、図1では、スマートフォンを図示している。すなわち、携帯端末14は、ドライバーが日常的に携帯するスマートフォン等の携帯端末装置であり、例えば、ドライバーが外部から車両12内に持ち込んで乗車することにより、監視システム10の携帯端末装置として利用される。
また、監視システム10において、車両12と携帯端末14との間は無線又は有線によって接続可能であると共に、携帯端末14とサーバー16との間は無線通信網18を介して接続可能である。従って、車両12は、携帯端末14及び無線通信網18を介して、サーバー16との間で、双方向通信による各種情報の送受信が可能である。
次に、監視システム10を構成する車両12、携帯端末14及びサーバー16について、図2〜図4を参照しながら説明する。
図2に示すように、車両12の車室20内において、ダッシュボード22の幅方向略中央部には、表示装置として機能するディスプレイオーディオ装置24(以下、DA装置24ともいう。)が配設されている。DA装置24は、本体部26と、該本体部26の車室内を臨む面に取り付けられたタッチパネル28と、フロントドア30の両サイドのキックパネル等に取り付けられたスピーカ32とを有する。タッチパネル28は、運転席34に着座したドライバーがタッチ操作等を行うように構成されており、図3に示すように、各種の画像情報を表示する表示部28aと、表示部28a上でのドライバーの操作を反映する入力部28bとを有する。なお、本体部26内には、DA装置24全体を制御するDA ECU36が内蔵されている。
ダッシュボード22の幅方向右側であって、運転席34及びハンドル38の前方には、メータパネル40が配設されている。メータパネル40は、例えば、中央に配置されたスピードメータ40aと、左側に配置されたタコメータ40bと、車両12の故障や整備不良等の異常状態をドライバーに警告するために点灯又は点滅する複数の警告灯40cとを有する。
図2では、説明の容易化のため、実際のメータパネル40をデフォルメして図示している。すなわち、メータパネル40には、スピードメータ40a及びタコメータ40bに加え、例示的に、スピードメータ40aの下側に警告灯40cとしてのFI(Fuel Injection)警告灯、タコメータ40bの下側に警告灯40cとしての高水温警告灯、及び、右側に警告灯40cとしてのブレーキシステム警告灯がそれぞれ配置されている。従って、本実施形態では、これらの警告灯40cに加え、他の警告灯を配置可能であることは勿論である。
ダッシュボード22の下部には、通信用コネクタであるデータリンクコネクタ42(以下、DLC42ともいう。)が設けられ、DLC42には、通信アダプタ44が接続可能である。通信アダプタ44は、携帯端末14との間でBluetooth(登録商標)やWi−Fi(登録商標)等の近距離小電力無線通信機能を介して接続可能である。従って、図2の場合、車両12に備わるDA装置24は、DLC42及び通信アダプタ44を介して、携帯端末14との間で無線により接続可能である。
なお、図2に示す車内設備及びその配置は一例であり、本実施形態では、少なくとも、DA装置24及びメータパネル40が備わり、携帯端末14とDA装置24とが無線又は有線により接続可能であれば、どのような車内設備及び配置であってもよい。そのため、DA装置24は、DLC42及び通信アダプタ44に代えて、USB接続コード等の有線によって携帯端末14と接続されてもよい。
図3に示すように、車両12には、上述したDA装置24及びメータパネル40に加え、車両12全体を統括して制御する車両ECU46と、車両ECU46に接続された各種のECU48、及び、各種のセンサ部50をさらに有する。
各種のECU48には、例えば、操舵制御ECU、ブレーキECU及び駆動力ECU等が含まれている。操舵制御ECUは、車両12の操舵機構を駆動制御する。ブレーキECUは、各車輪を独立にブレーキ制御して、停止を含めた車両12の挙動を制御する。駆動力ECUは、エンジン及び/又は駆動モータを駆動制御し、トランスミッションを通じて、又は、直接的に、車両12の前輪及び/又は後輪に回転駆動力を付与し、車両12を走行させる制御を行う。
車両12の各部の車両状態を検出して出力するセンサ部50としては、例えば、エンジンのクランク軸の回転角を検出するクランク角センサ、排出ガス中の酸素濃度と未燃ガス濃度とからエンジン内の燃焼空燃比を検出するLAF(Linear Air Fuel)センサ、車両12の停車を検出するブレーキスイッチ、車速を検出する車輪速センサ、冷却水温度を検出する水温センサがある。従って、図3では、これらのセンサも含めて、車両12の車両状態を検出可能な各種のセンサを「センサ部50」として図示している。
車両ECU46は、図示しない記憶部に格納されたプログラムを実行することにより、センサ部50の検出結果に基づいて、車両12に故障や整備不良等の異常状態が発生しているか否かを判定し、異常状態が発生していると判定したときに、当該判定結果に応じた制御信号をメータパネル40に出力し、当該制御信号に応じた異常状態に対応する警告灯40cを点灯又は点滅させる。その際、車両ECU46は、判定した異常状態に対応する故障コード(DTC)に、判定時刻(タイムスタンプ)を付加した故障データを作成し、作成した故障データをDA装置24に出力する。
例えば、車両ECU46は、クランク角センサ(センサ部50)で検出されたクランク角に基づいて、エンジンの各気筒における失火発生の有無を判定し、失火状態にあると判定したときに、FI警告灯(警告灯40c)を点滅させる。また、車両ECU46は、LAFセンサ(センサ部50)で検出された燃焼空燃比に基づいて、エンジンの排気ガス制御システムに異常が発生したと判定した場合には、FI警告灯を点灯させる。
また、車両ECU46は、ブレーキスイッチ(センサ部50)で検出された車両12の停車の有無や、車輪速センサ(センサ部50)で検出された車速に基づいて、ブレーキスイッチ又はABS(Antilock Brake System)に異常が発生しているか否かを判定し、異常が発生したと判定した場合には、ブレーキシステム警告灯(警告灯40c)を点灯させる。
さらに、車両ECU46は、水温センサ(センサ部50)で検出された冷却水温度が所定の第1温度を超えた場合には高水温警告灯(警告灯40c)を点滅させ、第1温度よりも高い第2温度を超えた場合には高水温警告灯を点灯させる。
さらにまた、車両ECU46は、車輪速センサが検出した車速に基づき、所定時間における車両12の走行距離を算出し、所定時間内でのインジェクタの開弁情報から当該所定時間内の燃料消費量を算出して、当該燃料消費量と走行距離とから車両12の燃費を算出する。
DA ECU36は、図示しない記憶部に格納されたプログラムを実行することにより、車両ECU46から故障データが入力された場合、車両12に故障や整備不良等の異常状態が発生し、当該異常状態に対応する警告灯40cが点灯又は点滅したと判断し、DLC42及び通信アダプタ44を含むインターフェース54(以下、I/F54ともいう。)を介して携帯端末14に、当該故障データ(監視データ)を送信(アップロード)する。また、DA ECU36は、車両ECU46が算出した車両12の燃費データも携帯端末14にアップロードする。
なお、車両ECU46は、所定時間間隔で上述の異常状態の判定を行い、DA ECU36は、所定時間間隔で故障データの入力の有無を監視している。そのため、判定処理毎に異常状態が発生していると車両ECU46が判定することで警告灯40cの点灯又は点滅が継続する場合(故障データの出力が継続する場合)、DA ECU36は、異常状態が解消され、警告灯40cが消灯するまでは、携帯端末14に対して、故障データを所定時間間隔で送信し続けることになる。
携帯端末14は、車両12のI/F54と無線又は有線により接続可能なI/F56と、タッチパネルを構成する表示部58及び入力部60と、案内音声及び効果音等の音を出力するスピーカ62と、無線通信網18を介してサーバー16に接続可能な無線通信部64と、各種のセンサ部66と、制御部68とを有する。
制御部68は、コンピュータであり、CPU(中央処理装置)が記憶部に格納されたプログラムを実行することで各種機能部として動作する。
携帯端末14に格納されているプログラムとしては、電話機能(電話による通話機能とデータ通信機能を含む。)、Bluetooth(登録商標)やWi−Fi(登録商標)等の近距離小電力無線通信機能、該近距離小電力無線通信機能を用いたハンズフリー通話機能等の基本的なアプリケーション(基本アプリ)の他、ナビゲーションアプリ70及び警告灯サポートアプリ72がある。ナビゲーションアプリ70及び警告灯サポートアプリ72は、アプリケーションのダウンロード供給元である図示しないウェブサーバーから移動通信網・公衆通信網を介してユーザーが選択することで、携帯端末14にダウンロードされ、制御部68に記憶される。あるいは、基本アプリと同様に、製品出荷時から携帯端末14にインストールし、又は、サービスパーツとしてDVD等の電子媒体を介して提供されてもよい。
携帯端末14において、制御部68には、故障データ記憶部76、故障データベース78(以下、故障DB78ともいう。)及びメッセージデータベース80(以下、メッセージDB80ともいう。)が接続されている。
この場合、制御部68は、ドライバーが入力部60を操作して、警告灯サポートアプリ72を起動することにより、下記の故障データの送信処理や、メッセージの作成処理、送信処理及び表示処理を行う。
すなわち、携帯端末14がDA ECU36からI/F54、56を介して故障データ及び燃費データを受信した場合、制御部68は、受信した故障データ及び燃費データを故障データ記憶部76に記憶させる。また、制御部68は、故障データ記憶部76に記憶した故障データが、警告灯40cが新たに点灯又は点滅したことを示す故障データであれば、当該新たな点灯又は点滅を示す故障データを、新たに発生した異常状態に応じた初回の故障データとして、故障DB78に記憶する。
故障DB78には、新たに発生した異常状態に応じたDTC及び車両ECU46での判定時刻を登録可能なリストが格納されている。制御部68は、故障データ記憶部76に記憶した故障データが当該リストに登録されていなければ、当該故障データが新たな故障データであると判断し、このリストに新たな故障データに含まれるDTC及び時刻情報を登録する。
メッセージDB80には、車両12内で発生することが想定される異常状態(DTC)に対応するメッセージが格納されている。当該メッセージは、異常状態の発生に応じて警告灯40cが点灯又は点滅した場合に、ドライバーが取るべき対応を分かりやすく説明するためのメッセージである。
なお、このメッセージDB80に格納されるメッセージは、警告灯40cの点灯又は点滅に関連する異常状態(DTC)に対応するメッセージのみとしてもよいが、警告灯40cの点灯又は点滅には至らない異常状態(DTC)を含めた全ての異常状態に対応するものを含めてもよい。この場合には、後述する異常状態についてのメッセージ表示において、警告灯40cが作動しない異常状態のメッセージ表示についても可能になる。
制御部68は、故障DB78のリストに初回の故障データを登録した際、当該故障データに対応するメッセージをメッセージDB80から検索し、検索したメッセージをI/F56、54を介してDA装置24の表示部28aに表示させる。また、制御部68は、表示部58に同じメッセージを表示させてもよいことは勿論である。
制御部68は、さらに、初回の故障データ(異常内容)を無線通信部64から無線通信網18を介してサーバー16に送信(アップロード)する。
さらに、携帯端末14とDA装置24との通信接続が遮断されて、故障データを受信できなくなった場合、制御部68は、故障データ記憶部76に記憶されている故障データを、無線通信部64から無線通信網18を介してサーバー16にまとめて送信(アップロード)する。その際、制御部68は、全ての故障データと共に、故障データ記憶部76に蓄積された車両12の燃費データ(燃費のログデータ)をサーバー16にアップロードしてもよい。
この場合、故障データ記憶部76に記憶されている全てのデータがサーバー16に送信されるので、制御部68は、全てのデータの送信後、故障データ記憶部76に記憶されたデータを消去することも可能である。また、制御部68は、故障DB78に記憶されていたデータのうち、今回の運転で故障データ記憶部76に記憶されなかったデータを削除することにより、削除したデータに対応する故障がなくなった(故障状態が解消された)ことを故障DB78に記録する。
なお、携帯端末14とDA装置24との通信接続が遮断されて、故障データを受信できなくなった場合とは、図2の例では、DLC42から通信アダプタ44が取り外されて、DA装置24と携帯端末14との間で、無線による情報の送受信が行えなくなった場合をいう。すなわち、ドライバーが任意のタイミングでDLC42から通信アダプタ44を取り外せば、携帯端末14とDA装置24との通信接続が遮断されることになる。
また、携帯端末14とDA装置24との間を有線で接続する場合に、ドライバーが任意のタイミングで、携帯端末14とDA装置24とを結ぶUSB接続コード等の通信ケーブルを取り外せば、有線による情報の送受信が行えなくなるので、このケースも、携帯端末14とDA装置24との通信接続が遮断されて、故障データを受信できなくなった場合に含まれる。
また、ドライバーがイグニッションスイッチをオフにして、バッテリからDA装置24、車両ECU46及びセンサ部50等への電力供給を停止すると、DA装置24から携帯端末14への故障データ及び燃費データの送信が行えなくなるので、この場合でも、携帯端末14とDA装置24との通信接続が遮断される。
図4に示すように、サーバー16は、無線通信網18を介して携帯端末14に接続可能な無線通信部82と、サーバー16全体を統括的に制御する制御部84と、携帯端末14から無線通信網18を介して無線通信部82に受信された故障データ(異常内容)及び燃費データを記憶する故障データ記憶部86と、故障DB78と同様に新たに発生した異常状態に応じた故障データ(異常内容)を追加可能なリストを備えた故障DB88と、メッセージDB90を有する。
ここで、制御部84は、1つの異常内容について、携帯端末14から継続して故障データが受信される場合、故障DB88に記憶された新たな(当初の)故障データに付された時刻と、継続して受信される故障データに付された時刻とを比較する。そして、当初の故障データに付された時刻から所定期間(例えば、7日)経過していれば、制御部84は、当該異常内容に応じた車両12の故障等の修理をドライバーに促すメッセージ(リマインダーとしてのメッセージ)を、メッセージDB90から検索する。検索されたメッセージは、無線通信部82から無線通信網18を介して携帯端末14に送信される。
携帯端末14の制御部68は、無線通信部64で受信(ダウンロード)されたメッセージを、表示部58に表示させる。また、DA装置24と携帯端末14とが無線又は有線により接続されている場合、制御部68は、当該メッセージをDA装置24に送信し、タッチパネル28の表示部28aに表示させることも可能である。
なお、上述のサーバー16からのメッセージは、例えば、ドライバーが車両12を毎日運転する場合には、当初の故障データの送信から7日後に通知すればよい。また、ドライバーが車両12を1週間に数回程度運転する場合や、1カ月に数回程度しか運転しない場合には、当初の故障データの送信から7日経過した後の最初の運転終了時等に通知すればよい。
[本実施形態の動作]
本実施形態に係る監視システム10及び携帯端末14は、以上のように構成されるものであり、次に、その動作(実施例)について説明する。
本実施形態に係る監視システム10及び携帯端末14は、以上のように構成されるものであり、次に、その動作(実施例)について説明する。
ここでは、最初に、車両12での故障発生と、当該故障発生に対する携帯端末14の動作と、携帯端末14の動作に起因したDA装置24の表示部28a及び携帯端末14の表示部58における画面表示とについて、図5〜図16を参照しながら説明する。次に、これらの動作を含めた監視システム10全体の動作について、図17及び図18のフローチャートを参照しながら説明する。
なお、これらの動作説明では、必要に応じて、図1〜図4も参照しながら説明する。
図5は、車両12のイグニッションスイッチがオン状態(エンジンが動作中)の時間帯(時間T1〜T3)において、時間T4、T5だけ携帯端末14とDA装置24とが無線により接続される場合における、故障の発生と、携帯端末14からサーバー16への故障データの送信タイミングとを概略的に図示したタイミングチャートである。図5では、ドライバーが車両12を複数回(2回)運転し、複数の故障A〜Eが発生した場合を図示している。ここでは、携帯端末14からサーバー16への故障データの送信タイミングについて説明し、携帯端末14及びサーバー16によるメッセージの作成等については、説明を省略する。
時点t0において、ドライバーがイグニッションスイッチをオンにしてエンジンを始動させた際、故障A及びBが発生したとする。この場合、車両ECU46は、故障A及びBの発生を判定し、当該故障A及びBに対応する警告灯40cを点灯又は点滅させる。また、車両ECU46は、故障A及びBに応じたDTCに時点t0の情報(タイムスタンプ)を付加して故障データを作成し、DA装置24に出力する。
次の時点t1で、ドライバーがDLC42に通信アダプタ44を差し込むことにより、携帯端末14とDA装置24とが無線により接続されると、DA装置24は、故障A及びBに応じた故障データを携帯端末14に送信する。これにより、携帯端末14の制御部68は、無線通信部64から無線通信網18を介してサーバー16に故障A及びBの故障データを送信(アップロード)する。
なお、ドライバーは、DLC42に通信アダプタ44を差し込む前に入力部60を操作して警告灯サポートアプリ72を起動させてもよいし、又は、DLC42に通信アダプタ44を差し込んだ後に入力部60を操作して警告灯サポートアプリ72を起動させてもよい。但し、先に通信アダプタ44を差し込んでから警告灯サポートアプリ72を起動する場合は、警告灯サポートアプリ72の起動完了時が時点t1となる。
次の時点t2で車両12に新たに故障Cが発生し、DA装置24から携帯端末14に故障Cに応じた故障データが送信された場合、携帯端末14の制御部68は、無線通信部64から無線通信網18を介してサーバー16に新たな故障Cの故障データをアップロードする。
次の時点t3でドライバーがDLC42から通信アダプタ44を取り外すことにより、携帯端末14とDA装置24との無線による接続が遮断されると、制御部68は、故障A〜Cに応じた各故障データを無線通信部64から無線通信網18を介してサーバー16に全てアップロードする。その後、ドライバーは、時点t4でイグニッションスイッチをオフにしてエンジンを停止させる。
時点t4から時点t5の間は、ドライバーが車両12の運転を休止している期間であり、ドライバーによってバラツキはあるが、通常は数時間〜数日間である。
そして、次回の運転として、時点t5でドライバーがイグニッションスイッチをオンにしてエンジンを始動させると、車両ECU46は、時間T1の前回の運転から継続して発生している故障を判定し、当該故障に対応する警告灯40cを点灯又は点滅させる。本実施例では、故障A及びCの発生を判定し、当該故障A及びCに対応する警告灯40cを点灯又は点滅させる。
なお、このとき故障Bは解消されている。これは、(1)時点t4〜t5間での運転の休止期間中に、故障Bを修理したことによる解消、あるいは、(2)故障内容によっては、運転を所定時間以上にわたって休止すること(例えば、冷却水温度の異常な上昇に対して、運転を所定時間休止させる場合)により、故障状態が解消されることもあり、これに該当する解消、であることを示している。
また、時点t6で新たに故障Dが発生すると、車両ECU46は、故障Dの発生を判定し、当該故障Dに対応する警告灯40cを点灯又は点滅させる。
次の時点t7で、ドライバーがDLC42に通信アダプタ44を差し込むと、携帯端末14とDA装置24とが無線により接続され、DA装置24は、前回の運転時から継続して発生している故障A及びCに応じたDTC及び時点t5の時刻情報を含む故障データと、新たな故障Dに応じたDTC及び時点t6の時刻情報を含む故障データとを、携帯端末14に送信する。これにより、携帯端末14の制御部68は、無線通信部64から無線通信網18を介してサーバー16に新たな故障Dの故障データをアップロードすることができる。
時点t8で車両12に新たに故障Eが発生し、車両ECU46が故障Eの発生を判定して当該故障Eに対応する警告灯40cを点灯又は点滅させ、DA装置24から携帯端末14に新たな故障Eに応じた故障データが送信された場合、制御部68は、無線通信部64から無線通信網18を介してサーバー16に新たな故障Eの故障データをアップロードする。
次の時点t9でドライバーがイグニッションスイッチをオフにすると、車両12内のバッテリからDA装置24、車両ECU46及びセンサ部50等への電力供給が停止されるので、実際上、携帯端末14とDA装置24との無線による接続が遮断される。これにより、制御部68は、故障A及びC〜Eに応じた各故障データを無線通信部64から無線通信網18を介してサーバー16に全てアップロードする。
なお、時点t9から時点t10の運転を休止している間、故障A及びC〜Eが継続する場合、時点t10でドライバーがイグニッションスイッチをオンにしてエンジンを始動させると、車両ECU46は、故障A及びC〜Eの発生を判定し、当該故障A及びC〜Eに対応する警告灯40cを点灯又は点滅させる。
図6〜図16は、車両12に1つの新たな故障が発生し、所定の時間T6だけ携帯端末14とDA装置24との間を通信接続する場合における、各表示部28a、58の画面表示を図示したものである。
図6の時点t20において、ドライバーがイグニッションスイッチをオンにしてエンジンを始動させた後、時点t21において、車両12に新たな故障が発生すると、車両ECU46は、新たな故障の発生を判定し、当該故障に応じた警告灯40cを点灯又は点滅させる。
次の時点t22にドライバーがDLC42に通信アダプタ44を差し込むことにより、携帯端末14とDA装置24とが無線により接続されると、DA装置24は、新たな故障に応じた故障データを携帯端末14に送信する。
時点t23において、携帯端末14の制御部68は、受信した新たな故障データを故障データ記憶部76に記憶し、故障DB78のリストに追加する。また、制御部68は、無線通信部64から無線通信網18を介してサーバー16に新たな故障の故障データをアップロードする。さらに、制御部68は、新たな故障データに応じたメッセージをメッセージDB80から検索して、検索したメッセージをDA装置24に送信する。時点t24において、DA装置24のDA ECU36は、受信したメッセージを表示部28aに表示させる。
すなわち、DA ECU36は、表示部28aが通常表示する画面(ナビゲーション画面)に割り込ませる形で、前記メッセージを含む割込画面100(図7参照)を表示部28aに表示させる。
なお、このとき、前記メッセージを携帯端末14の表示部58に表示させてもよい。以下に説明する図7〜図13では、表示部28aの画面表示を図示しており、携帯端末14の表示部58に表示させることも可能であるが、ここでは、当該表示部58の画面表示に関する説明を省略する。
次に、本実施例において、新たな故障発生に対応する警告灯40cとしての「FI警告灯」が点灯した場合について説明する。
時点t24〜t25の時間帯において、制御部68は、故障データに応じた各種のメッセージ等を作成し、DA装置24に送信して表示部28aに割込画面100として表示させることができる。
図7において、割込画面100には、例えば、車両表示102と共に、新たに点灯又は点滅した警告灯40cの名称表示104と、緊急連絡先選択ボタン106とが表示されている。また、複数の警告灯40cが点灯(又は点滅)作動した場合、割込画面100では、緊急度の高い順に名称表示104を切り替えて表示する。
この割込画面100において、次に、ドライバーが車両表示102に対してタッチ操作すると、表示部28aは、割込画面100に代えて、図8のトップ画面110を表示する。トップ画面110の車両表示102の周囲には、ナビゲーション画面、オーディオ操作画面、ドロップピン等を表示させるための各種の選択ボタン112や、ドライバーのタッチ操作に起因して図9の一覧画面114(現在点灯又は点滅している警告灯40cを一覧表示した画面)を表示させるための一覧画面選択ボタン116が表示されている。
図9の一覧画面114には、現在点灯又は点滅している警告灯40cの一覧が表示されている。具体的には、点灯状態又は点滅状態にある警告灯40cが選択ボタン118として表示される。この場合、新たに点灯又は点滅した警告灯40cの選択ボタン118が一番上に表示される。
他に点灯又は点滅している警告灯40cがなければ、点灯又は点滅している1つの警告灯40cに応じた1つの選択ボタン118だけが表示される。従って、図6及び図7に対応させて説明する場合、「FI警告灯」を示す1つの選択ボタン118のみが表示されることになる。
また、通常は、多数の警告状態が継続したまま(故障の修理等の対応がされていないまま)になっていることは稀であるが、本実施例では、説明の便宜上、他の2つの警告灯40cが既に点灯又は点滅したまま、警告状態が解消されずに継続している例を示している。また、このような複数の表示が行われている場合に、継続している表示については、予め設定されている緊急度の高い順番に従って表示される。
ここで、新たに点灯した「FI警告灯」を示す選択ボタン118をドライバーがタッチ操作すると、図10の「FI警告灯」に対応するメッセージを表示する詳細画面120が表示される。
すなわち、図10の詳細画面120には、詳細なメッセージ表示122と、緊急連絡先選択ボタン106とが表示されている。従って、ドライバーは、「・走行中に点灯=高速走行を避けてただちに販売店で点検を受けてください。・走行中に点滅=枯草などの可燃物のない安全な場所に停車し、10分以上エンジンを止めて冷えるのをお待ちください。」のメッセージ表示122を視認することにより、ディーラー(販売店)に車両12の修理を依頼する等の適切な対応を採ることができる。
また、ドライバーが緊急連絡先選択ボタン106を選択すると、図11の緊急連絡先画面124が表示される。緊急連絡先画面124には、ロードアシスタント、警察、保険会社等の電話番号が表記されたメッセージ表示126が表示される。従って、ドライバーは、メッセージ表示126を見ながら携帯端末14を操作することにより、ロードアシスタント、警察、保険会社等に緊急連絡を行って適切な対応を採ることが可能である。
なお、図7の警告灯40cの名称表示104をドライバーがタッチ操作すると、表示部28aに図10の詳細画面120が表示される。
また、他のメッセージ例を、図9の一覧画面114に基づいて説明する。なお、図9の一覧画面114に表示されているということは、警告灯40cの点灯状態又は点滅状態が解消されていないことを示している。
図9の一覧画面114において、「高水温警告灯」を示す選択ボタン118をドライバーがタッチ操作すると、図12に示すように、「高水温警告灯」に対応するメッセージ表示132と、緊急連絡先選択ボタン106とが表示された他の詳細画面134が表示される。従って、ドライバーは、「走行中に点滅=ゆっくり走行してください。 走行中に点灯=ただちに安全な場所に停車し、エンジンを冷やしてください。」のメッセージ表示128を視認することにより、適切な対応を採ることができる。
「ブレーキシステム警告灯」を示す選択ボタン118をドライバーがタッチ操作すると、図13に示すように、「ブレーキシステム警告灯」に対応するメッセージ表示128と、緊急連絡先選択ボタン106とが表示された他の詳細画面130が表示される。従って、ドライバーは、「走行中に点灯したときは、ただちに販売店で点検を受けてください。なお、点灯の場合でも通常のブレーキ機能としての性能は確保されています。 シティーブレーキアクティブ表示灯と同時に点灯したときは、シティーブレーキアクティブシステムが故障して作動しません。販売店で点検を受けてください。」のメッセージ表示128を視認することにより、販売店に車両12の修理を依頼する等の適切な対応を採ることができる。
なお、シティーブレーキアクティブシステムは、車両12と前方車両との衝突の可能性を検出した場合に、自動ブレーキを作動させることにより、前方車両との衝突を回避又は軽減する。また、シティーブレーキアクティブシステムは、前方に障害物がある場合には、ドライバーがアクセルペダルを踏み込んで車両12が急発進することを防止する。従って、シティーブレーキアクティブシステムに対応する警告灯40cが点灯又は点滅している場合には、シティーブレーキアクティブシステムが作動していないことになる。
その後、時点t26で携帯端末14とDA装置24との通信接続が遮断されると、制御部68は、新たに点灯した「FI警告灯」の初回の故障データと、点灯又は点滅が継続している「ブレーキシステム警告灯」及び「高水温警告灯」の各故障データと、車両12の燃費データ(燃費のログデータ)とを、無線通信部64から無線通信網18を介してサーバー16にアップロードする。
次に、警告灯40cの点灯状態又は点滅状態が所定期間経過しても解消されない場合、すなわち、故障の修理等の対応がなされていない場合に、サーバー16からドライバー等に対応を促す通知(リマインダーとしてのメッセージ)について説明する。所定期間は適宜設定可能であるが、本実施例では、7日間を目安として設定している。
時点t27において、サーバー16の制御部84は、アップロードされた故障データの示す異常内容が、同じ故障データの初回の受信から所定時間経過しても受信された場合には、該当するメッセージをメッセージDB90から検索し、当該メッセージを無線通信部82から無線通信網18を介して携帯端末14に送信する。携帯端末14の制御部68は、サーバー16からダウンロードされたメッセージを表示部58に表示する。
図14〜図16は、携帯端末14の表示部58に表示されたメッセージに対応する各種画面を示す。
図14に示すトップ画面140には、例えば、車両表示142と共に、現在点灯が継続している警告灯40cの内容確認をドライバーに促すメッセージ表示144が表示されている。ドライバーがメッセージ表示144に対してタッチ操作すると、図15に示す一覧画面146(現在点灯又は点滅が7日以上継続している警告灯40cの一覧を表示する画面)に切り替わる。
一覧画面146には、現在点灯又は点滅が7日以上継続している警告灯40cについて、その警告灯40cに対応するメッセージを選択可能な複数の選択表示148が表示されている。通常は、多数の警告状態が継続したまま(故障の修理等の対応がなされないまま)になっていることは稀であるが、本実施例では、説明の便宜上、2つの警告灯40cが警告状態のまま継続している例を示している。
ドライバーが選択表示148のうち、「FI警告灯」の選択表示148に対してタッチ操作すると、図16に示す詳細画面150に切り替わり、詳細なメッセージ内容を示すメッセージ表示152が表示される。これにより、ドライバーは、リマインダーとしてのメッセージ表示152を視認することにより、点灯又は点滅しているFI警告灯に対してどのような対応を採ればよいのかを容易に再確認することができる。
なお、図16の詳細画面150には、緊急連絡先選択ボタン154が表示されており、ドライバーが緊急連絡先選択ボタン154に対してタッチ操作すると、図11の場合と同様に、ディーラーの連絡先が表示される(図示は省略)。
DA装置24、携帯端末14及びサーバー16の個々の動作、及び、これらの動作に対応した各表示部28a、58の画面表示は以上の通りである。
次に、上述した説明も踏まえ、DA装置24、携帯端末14及びサーバー16を含めた監視システム10全体の動作について、図17及び図18を参照しながら説明する。
図17のステップS1において、ドライバーが携帯端末14をDA装置24に接続すると、携帯端末14の制御部68は、DA装置24から故障データや燃費データが受信されたか否かを判定する(ステップS2)。すなわち、制御部68は、故障データ及び燃費データの受信の有無を判定することにより、既にイグニッションスイッチがオンになっているか否かを判定し、オンになっていなければオンになるまで待機する。つまり、ステップS2では、ドライバーがイグニッションスイッチをオンにすることで、車両12側のDA装置24等が駆動されたか否かを判定する。
故障データ及び燃費データを受信できた場合(ステップS2:YES)、次のステップS3において、制御部68は、受信した故障データを故障データ記憶部76に記憶すると共に、当該故障データが、初めて警告灯40cが点灯又は点滅した際の故障データ(初回の故障データ)であるか否かを判定する。
初回の故障データである場合(ステップS3:YES)、次のステップS4において、制御部68は、初回の故障データを故障DB78に登録すると共に、当該初回の故障データに応じたメッセージをメッセージDB80から検索する。そして、制御部68は、検索したメッセージをDA装置24に送信し、表示部28aに割込画面100として通常のナビゲーション画面に代えて表示させる(ステップS5)。
次のステップS6において、制御部68は、初回の故障データを無線通信部64から無線通信網18を介してサーバー16にアップロードする。
その後、ステップS7において、制御部68は、警告灯40cの点灯又は点滅を監視(DA装置24からの故障データの受信を監視)し、DA装置24から故障データ及び燃費データが受信される場合に(ステップS8:NO)、当該故障データが新たな故障データであれば(ステップS9:YES)、ステップS4〜S6の処理を実行する。また、受信されるデータが継続して受信される故障データであれば(ステップS9:NO)、ステップS7に戻り、警告灯40cの点灯又は点滅を継続して監視する。
そして、DA装置24からの故障データ及び燃費データの受信が遮断された場合(ステップS8:YES)、ステップS10において、制御部68は、無線通信部64から無線通信網18を介してサーバー16に、全ての故障データ及び燃費データをアップロードする。
一方、図18において、サーバー16では、無線通信網18を介した携帯端末14との無線通信が確立されている場合に(ステップS21)、制御部84は、無線通信部82で受信された故障データを故障データ記憶部86に記憶し、当該故障データが初回の故障データであるか否かを判定する(ステップS22)。
初回の故障データであれば(ステップS22:YES)、制御部84は、当該故障データを故障DB88に追加する(ステップS23)。一方、初回の故障データでない場合(ステップS22:NO)、制御部84は、携帯端末14から全ての故障データ及び燃費データを受信したか否かを判定する(ステップS24)。全ての故障データ及び燃費データを受信していない場合(ステップS24:NO)、制御部84は、ステップS22の処理を再度実行する。
一方、全ての故障データ及び燃費データを受信した場合(ステップS24:YES)、制御部84は、次のステップS25において、故障DB88のリストと受信した全ての故障データとを照合し、受信した故障データに一致する故障データがリストに登録されているか否かを判断する。
そして、次のステップS26において、制御部84は、リスト上に存在した初回の故障データに含まれる時刻情報と、受信した故障データの時刻情報とを比較して、受信した故障データの示す時刻が、初回の故障データの示す時刻から所定期間経過しているか否かを判定する。
ここで、所定期間内であれば(ステップS26:NO)、制御部84は、故障が解消されているか、又は、故障の修理を通知するまでには至っていないと判断し、次のステップS27において、故障データ記憶部86に記憶されている情報を全て消去すると共に、故障DB88のリストを更新する。
一方、ステップS26で所定期間経過していると判定された場合(ステップS26:YES)、制御部84は、故障の修理を通知する必要があると判断し、次のステップS28において、該当するメッセージをメッセージDB90から検索する。そして、制御部84は、検索したメッセージを無線通信部82から無線通信網18を介して携帯端末14に送信する(ステップS29)。これにより、携帯端末14の制御部68は、無線通信部64で受信されたメッセージを表示部58に表示させて、ドライバーに車両12の故障の修理を報知することができる。なお、制御部84は、ステップS29の処理後、ステップS27の処理を実行する。
[本実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態に係る監視システム10及び携帯端末14によれば、車両12の故障や整備不良等の異常状態の発生に応じてメータパネル40の警告灯40cが点灯又は点滅した場合、DA装置24からスマートフォン等の携帯端末14を介してサーバー16に、新たな故障等の異常状態が発生したことを示す故障データが送信される。これにより、サーバー16は、新たな故障の発生が速やかに通知されると共に、当該新たな故障の発生を容易に管理することができる。また、携帯端末14は、警告灯40cの点灯又は点滅に応じた車両12の異常状態に対応するメッセージを、メッセージDB80から検索することにより作成し、車両12内のDA装置24の表示部28aに表示させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る監視システム10及び携帯端末14によれば、車両12の故障や整備不良等の異常状態の発生に応じてメータパネル40の警告灯40cが点灯又は点滅した場合、DA装置24からスマートフォン等の携帯端末14を介してサーバー16に、新たな故障等の異常状態が発生したことを示す故障データが送信される。これにより、サーバー16は、新たな故障の発生が速やかに通知されると共に、当該新たな故障の発生を容易に管理することができる。また、携帯端末14は、警告灯40cの点灯又は点滅に応じた車両12の異常状態に対応するメッセージを、メッセージDB80から検索することにより作成し、車両12内のDA装置24の表示部28aに表示させることができる。
このように、本実施形態では、警告灯40cが新たに点灯又は点滅したときに、DA装置24に接続されている携帯端末14が、異常内容(故障データ)に応じたメッセージを作成してDA装置24の表示部28aに表示させるので、サーバー16との通信時間(サーバー16にアクセスする時間)を削減することができる。また、異常内容に応じたメッセージをDA装置24の表示部28aに表示させることにより、サーバー16に対して車両12が通信圏外に位置する場合でも、ドライバーに当該メッセージを速やかに通知することができる。
また、DA装置24と携帯端末14とが接続されていないときに警告灯40cが新たに点灯又は点滅した場合、携帯端末14は、DA装置24に接続されて、警告灯40cが新たに点灯又は点滅したことを示す故障データを受信したタイミングで、新たな点灯又は点滅に応じた故障データをサーバー16に送信し、一方で、故障データに対応するメッセージを作成してDA装置24に送信し、当該DA装置24の表示部28aにメッセージを表示させればよい。
これにより、車両12の運転中、ドライバーがどのタイミングで携帯端末14をDA装置24に接続しても、未接続状態での運転中に発生した新たな警告灯40cの点灯又は点滅に応じた異常状態の発生に対して、DA装置24と携帯端末14との接続が確認されたタイミングで、DA装置24から携帯端末14を介してサーバー16に点灯又は点滅に応じた故障データを送信することができると共に、故障データに対応するメッセージをドライバーに通知することができる。
さらに、携帯端末14は、DA装置24からの故障データの受信が遮断されたことを検出した時点、例えば、イグニッションスイッチがオフとなったタイミング、又は、DA装置24と携帯端末14との接続(通信接続)が切れたタイミングで、検出していた全ての故障データ(点灯又は点滅している全ての警告灯40cに関わる故障データ)を、サーバー16に送信する。
これにより、サーバー16は、全ての故障データを携帯端末14から受信するので、同一の故障等の異常状態が継続しているか否かを容易に管理することができる。一方、携帯端末14は、故障データのサーバー16へのアップロードの頻度を少なくすることができる。例えば、1回の車両12の運転(図5の時間T1〜T3の各運転サイクル)で、携帯端末14は、故障データの受信が遮断された時点での1回のアップロード(全ての故障データのアップロード)と、新たに故障が発生する毎のアップロードとを、サーバー16に対して行えばよい。
このように、本実施形態では、イグニッションスイッチがオフになる前にDA装置24と携帯端末14との接続が切れても、携帯端末14は、切れたタイミングで全ての故障データをサーバー16に送信するので、その時点での車両12の異常状態をサーバー16へ確実にアップロードすることができる。従って、ドライバーが日常的に携帯するスマートフォン等の携帯端末を、例えば、外部から車両12内に持ち込んで、監視システム10の携帯端末14として利用する場合に、任意のタイミングで車両12内のDA装置24に対して接続又は遮断(例えば、ドライバーによる通信アダプタ44の取り付け又は取り外し、あるいは、USB接続コード等の取り付け又は取り外し)が行われても、支障なく車両12の異常状態をサーバー16へ確実にアップロードすることができる。
また、送信後に当該携帯端末14内に故障データを保持しておく必要がなくなるので、故障データ記憶部76に記憶されたデータを削除して、携帯端末14内に保持すべきデータを最小限に留め、メモリ容量を節約することも可能になる。
さらに、本実施形態では、新規の点灯又は点滅に応じた異常内容の通知(故障データの受信)が所定期間継続しているか否かをサーバー16側で管理し、所定期間経過しても当該故障データの受信が継続しているときには、サーバー16で作成されたメッセージ(メッセージDB90から検索されたメッセージ)を表示部28a、58に表示させることにより、ドライバーに故障の修理を促す。この結果、ドライバーにとって煩わしさを与えない程度の期間を、当該異常内容に応じて容易に調整することができる。
このように、本実施形態によれば、車両12の異常状態の発生に応じて警告灯40cが点灯又は点滅した場合に、車両12に搭載されたDA装置24に接続可能なスマートフォン等の携帯端末14を利用して、車両12の異常内容に対応するメッセージの作成と、車両12内のDA装置24に対するメッセージの通知及びサーバー16に対する異常内容の通知とを行なうことにより、サーバー16にアクセスする時間を削減することができる。また、サーバー16に対して車両12が通信圏外に位置しても、警告灯40cの点灯又は点滅に応じた異常内容のメッセージを、ドライバーに速やかに通知することができる。
[本実施形態の変形例]
この発明は、上記した実施形態に限らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることができる。
この発明は、上記した実施形態に限らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることができる。
すなわち、上述の説明では、警告灯40cの点灯又は点滅に応じたメッセージを携帯端末14又はサーバー16で作成し、表示部28a、58に表示する場合について説明したが、画面表示に加えて、又は、画面表示に代えて、スピーカ32、62から音声によりドライバーに通知してもよい。
また、警告灯40cについても、上述したFI警告灯、高水温警告灯及びブレーキシステム警告灯に加え、必要に応じて他の警告灯を点灯又は点滅させ、点灯又は点滅した他の警告灯に対応させてメッセージを適宜作成することも可能である。
なお、上記の各警告灯40cが点灯又は点滅するためには、その前提として、各種のセンサ部50における検出結果に基づき、車両ECU46が車両12の故障等の異常状態を検出する必要があることは勿論である。
Claims (6)
- 車両(12)に搭載された表示装置(24)と、前記表示装置(24)に接続可能な携帯端末装置(14)と、前記携帯端末装置(14)を介して前記表示装置(24)と接続可能なサーバー(16)とで構成される車両状態の監視システム(10)において、
前記表示装置(24)は、前記車両(12)に備わる警告灯(40c)の点灯状態又は点滅状態を監視し、前記車両(12)に発生した異常状態に応じて前記警告灯(40c)が点灯又は点滅した場合、前記表示装置(24)と前記携帯端末装置(14)とが接続されていれば、前記警告灯(40c)に対する監視結果を示す監視データを前記携帯端末装置(14)に送信し、
前記携帯端末装置(14)は、受信した前記監視データが前記警告灯(40c)の新たな点灯又は点滅を示す監視結果であることを検出したときに、新たな点灯又は点滅に応じた前記車両(12)の異常内容に対応するメッセージを作成して前記表示装置(24)に通知し、当該表示装置(24)に前記メッセージを表示させ、一方で、当該異常内容を前記サーバー(16)に通知することを特徴とする車両状態の監視システム(10)。 - 請求項1記載の車両状態の監視システム(10)において、
前記表示装置(24)と前記携帯端末装置(14)とが接続されていないときに前記警告灯(40c)が新たに点灯又は点滅した場合、前記携帯端末装置(14)は、前記表示装置(24)に接続されて、前記警告灯(40c)が新たに点灯又は点滅したことを示す監視データを受信したタイミングで、新たな点灯又は点滅に応じた異常内容を前記サーバー(16)に通知し、一方で、前記異常内容に対応するメッセージを作成して前記表示装置(24)に通知し、当該表示装置(24)に前記メッセージを表示させることを特徴とする車両状態の監視システム(10)。 - 請求項1又は2記載の車両状態の監視システム(10)において、
前記携帯端末装置(14)は、さらに、前記監視データの受信が遮断されたことを検出したときに、遮断を検出した時点での全ての監視データに応じた異常内容を前記サーバー(16)に通知することを特徴とする車両状態の監視システム(10)。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両状態の監視システム(10)において、
前記サーバー(16)は、前記新たな点灯又は点滅に応じた異常内容の通知から所定期間経過しても、当該異常内容が通知される場合には、前記異常内容に応じた前記車両(12)の故障の修理を促す信号を前記携帯端末装置(14)に送信し、
前記携帯端末装置(14)は、受信した前記信号に基づいて、当該携帯端末装置(14)の表示部(58)、及び、接続状態にある前記表示装置(24)のうち、少なくとも一方に、前記車両(12)の故障の修理を促すメッセージを表示させることを特徴とする車両状態の監視システム(10)。 - 車両(12)に搭載された表示装置(24)と、サーバー(16)とに接続可能な携帯端末装置(14)において、
前記車両(12)に備わる警告灯(40c)が前記車両(12)に発生した異常状態に応じて点灯又は点滅し、前記携帯端末装置(14)に接続された前記表示装置(24)が前記警告灯(40c)に対する監視結果を示す監視データを前記携帯端末装置(14)に送信した場合に、
当該携帯端末装置(14)は、受信した前記監視データが前記警告灯(40c)の新たな点灯又は点滅を示す監視結果であることを検出したときに、新たな点灯又は点滅に応じた前記車両(12)の異常内容に対応するメッセージを作成して前記表示装置(24)に通知し、当該表示装置(24)に前記メッセージを表示させ、一方で、当該異常内容を前記サーバー(16)に通知することを特徴とする携帯端末装置(14)。 - 請求項5記載の携帯端末装置(14)において、
さらに、前記監視データの受信が遮断されたことを検出したときに、遮断を検出した時点での全ての監視データに応じた異常内容を前記サーバー(16)に通知することを特徴とする携帯端末装置(14)。
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