JP7384041B2 - 加速抑制装置に対する機能追加装置 - Google Patents

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本開示は、車両に搭載された加速抑制装置に対する機能追加装置に関する。
特許文献1に記載の誤発進防止装置は、アクセルペダルの踏み込み速度と速度閾値とを比較して、アクセルペダルの踏み間違いを判断し、踏み間違いが発生したと判断した場合に、車両の移動を抑制している。
特許第5819509号公報
近年、踏み間違いによる加速を抑制する加速抑制装置は、社会的なニーズが高まっている。そのため、車両に搭載された状態で出荷される加速抑制装置だけでなく、出荷後の車両に後付で搭載される加速抑制装置の需要も考えらえる。さらに、後付の加速抑制装置に、加速抑制装置の作動に応じて車両外部に報知する機能など、ユーザの要望に応じた機能を追加する装置の需要も考えらえる。
本開示は、加速抑制装置に機能を追加することが可能な加速抑制装置に対する機能追加装置を提供する。
本開示の1つの局面は、車両(80)機能追加装置であって、第1端子(111,121)と、第2端子(112,122)と、第1接続線(113,123)と、第2接続線(114,124)と、機能ユニット(110,120)と、を備える。第1端子は、車両(80)に搭載されて加速を抑制する加速抑制装置(20)が備える、加速抑制装置が作動していることを示す制御信号を出力する装置信号端子(32)に、接続可能な形状に構成される。第2端子は、装置信号端子と同じ形状に構成される。第1接続線は、第1端子と第2端子とを接続し、第1端子に入力された制御信号を第2端子へ伝送する。第2接続線は、第1接続線に接続され、第1接続線を伝搬する制御信号から分岐した制御信号を伝送する。機能ユニットは、第2接続線に接続され、第2接続線を伝搬する制御信号の受信に応じて所定の処理を実行する制御回路(115,125)を含む。
本開示の1つの局面によれば、加速抑制装置の装置信号端子に第1端子を接続することにより、第1端子から入力された制御信号は、第1接続線を介して第2端子へ伝搬され、第2端子から出力される。また、第1端子から入力された制御信号は、第1接続線に接続された第2接続線を介して制御回路へ伝搬する。そして、制御回路により、制御信号の受信に応じて所定の処理が実行される。また、第2端子は装置信号端子と同じ形状に構成されているため、加速抑制装置の装置信号端子に元々接続されていた装置を、機能追加装置の第2端子に接続して、元々接続されていた装置を従来通り使用することができる。したがって、加速抑制装置の装置信号端子に第1端子を接続することにより、加速抑制装置の構造を変更することなく、加速抑制装置に機能を追加することができる。さらに、機能追加装置の第2端子に、別の機能追加装置の端子を接続することもできる。加速抑制装置に複数の機能追加装置を直列に接続することにより、様々な機能を追加することができる。
本実施形態に係る加速抑制システム100の構成を示す図である。 加速抑制装置及び機能追加装置の接続構成を示すブロック図である。 音出力機能追加装置の構成を示す図である。 点滅機能追加装置の構成を示す図である。 通信機能追加装置の構成を示す図である。 ブレーキ機能追加装置の構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本開示を実施するための形態を説明する。
<1.全体構成>
まず、本実施形態に係る加速抑制システム100の構成について、図1及び図2を参照して説明する。
加速抑制システム100は、車両80に搭載されている。加速抑制システム100は、加速抑制装置20と、音出力機能追加装置118と、点滅機能追加装置128と、表示装置90と、駆動力制御部200と、アクセルペダルセンサ11と、2台の前方監視センサ13a,13bと、2台の後方監視センサ14a,14bと、車速センサ15と、を備える。
アクセルペダルセンサ11は、アクセル開度を計測し、計測したアクセル開度を示す第1信号を出力する。アクセルペダルセンサ11は、ワイヤーハーネスで加速抑制装置20に接続されており、アクセルペダルセンサ11から出力された第1信号は、加速抑制装置20を介して駆動力制御部200へ出力される。例えば、第1信号は、電圧VA1~VA2の範囲でアクセル開度0%~100%を表す。VA1<VA2である。アクセル開度の単位は%である。ドライバがアクセルペダル12を全く踏んでいないときのアクセル開度は0%である。ドライバがアクセルペダル12を上限まで踏んでいるときのアクセル開度は100%である。
駆動力制御部200は、加速抑制装置20から出力された出力信号が示すアクセル開度に応じて、車両の駆動力を制御する。駆動力制御部200は、例えば、出力信号示すアクセル開度に応じてスロットル開度を設定する。駆動力制御部200として、例えば、パワーマネージメントコントローラ等が挙げられる。
前方監視センサ13a,13b及び後方監視センサ14a,14bは、例えば超音波センサであり、ワイヤーハーネスで加速抑制装置20に接続されている。前方監視センサ13aは、車両80の前方右側方に搭載されており、前方監視センサ13bは、車両80の前方左側方に搭載されている。後方監視センサ14aは、車両80の後方右側方に搭載されており、後方監視センサ14bは、車両80の後方左側方に搭載されている。前方監視センサ13a,13b及び後方監視センサ14a,14bは、車両80から車両80の周囲の障害物までの距離を計測し、計測信号を加速抑制装置20へ出力する。
車速センサ15は、接続コネクタ10を介して加速抑制装置20に接続されている。車速センサ15は、車両80の速度を計測して、計測信号を加速抑制装置20へ出力する。
加速抑制装置20は、後付装置である。そのため、車両内のネットワーク(例えば、CANネットワーク)に接続されていない。そのため、加速抑制装置20は、ワイヤーハーネスを介して各種センサに接続されることによって、各種センサから計測信号を取得する。
加速抑制装置20は、制御部50と、第2信号生成部63と、コイル電源61と、リレースイッチ70とを備える。
制御部50は、CPU51と、ROM及びRAMを含む半導体メモリ52(以下、メモリ52)と、を有するマイクロコンピュータを備える。制御部50の各機能は、CPU51が非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。本実施形態では、メモリ52が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に相当する。また、このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。なお、制御部50は、1つのマイクロコンピュータを備えていてもよいし、複数のマイクロコンピュータを備えていてもよい。
リレースイッチ70は、第1接点71と、第2接点72と、出力側接点73と、可動片74と、コイル75と、を備える。
第1接点71は、信号線42を介して、第1信号が入力される入力端子に接続されている。第2接点72は、信号線44を介して第2信号生成部63に接続されている。出力側接点73は、信号線45を介して、駆動力制御部200へ出力信号を出力する出力端子に接続されている。
可動片74の一方の端部は、出力側接点73に接続されている。可動片74の反対側の端部は、第1接点71及び第2接点72のうちの一方と接続する。すなわち、可動片74は、第1接点71と出力側接点73とを接続する位置(以下、第1位置)に移動することもできるし、第2接点72と出力側接点73とを接続する位置(以下、第2位置)に移動することもできる。
コイル電源61は、コイル75の一方の端部と制御部50との間に接続されている。コイル電源61は、制御部50によりオンにされると、コイル75に電源を供給し、制御部50によりオフにされると、コイル75に電源を供給しない。
コイル75は、コイル電源61がオンの場合に通電状態になり、電流が流れ、磁力を発生させる。また、コイル75は、コイル電源61がオフの場合に非通電状態になり、磁力を発生しない。
可動片74は、コイル75が発生させる磁力により第1位置から第2位置、又は第2位置から第1位置へ移動する。すなわち、コイル75の通電を制御することにより、可動片74の位置を切り替えることができる。本実施形態では、コイル75が非通電状態のときに、可動片74は第1位置に位置し、コイル75が通電状態のときに、可動片74は第2位置に位置する。
第2信号生成部63は、第2アクセル開度を示す第2信号を生成する。第2アクセル開度は0%である。第2信号生成部63は、第2信号生成部63のオン時に、第2信号として電圧VA1を示す信号を生成する。
よって、可動片74が第1位置に位置している場合、加速抑制装置20から駆動力制御部200へ出力される出力信号は第1信号になり、可動片74が第2位置に位置している場合、出力信号は第2信号になる。
制御部50は、所定の条件が成立した場合に、ドライバがアクセルペダル12を踏み間違えたことを検知して、コイル電源61及び第2信号生成部63をオンにする。これにより、加速抑制装置20から駆動力制御部200へ、ドライバによるアクセルペダル12の踏み込み量に応じた第1アクセル開度を示す第1信号の代わりに、第2アクセル開度を示す第2信号が出力される。これにより、車両80の加速が抑制される。
所定の条件は、例えば、車速が予め設定された基準速度以下であること、車両の進行方向に障害物が検出されていること、第1アクセル開度が基準開度以上であること、などの1つ又は複数の条件の組み合わせである。なお、基準速度は、駐車場などを走行していると見なせる低速値である。
すなわち、制御部50は、例えば、駐車場などで停車する際に、ドライバが、誤ってブレーキの代わりにアクセルペダルを踏み込んだ場合に、実際のアクセル開度を示す第1信号の代わりに疑似信号である第2信号を駆動力制御部200へ出力させて、車両80の加速を抑制する。
また、制御部50は、信号線33を介して、加速抑制装置20の装置信号端子32に接続されている。制御部50は、コイル電源61及び第2信号生成部63をオンにして、第2信号を駆動力制御部200へ出力している場合に、信号線33を介して、装置信号端子32から、加速抑制装置20が作動して加速が抑制されていることを示す制御信号を出力する。
表示装置90は、車室内のドライバが視認しやすい位置、例えば、ルームミラーの近くに設置されている。表示装置90は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイを含む表示部92と、機能オフスイッチ91と、信号線93と、表示信号端子94と、図示しないブザーと、を備える。
表示信号端子94は、第1形状に構成されている装置信号端子32と接続可能な第2形状に構成されている。信号線93は、表示信号端子94に接続されている。表示信号端子94は、後述する音出力機能追加装置118の第1接続線113及び点滅機能追加装置128の第1接続線123を介して、装置信号端子32に接続されている。
表示部92は、装置信号端子32から出力された制御信号が、表示信号端子94から入力されると、アクセルペダル12を離すことを促す警告を表示する。このとき、同時にブザーが吹鳴する。
機能オフスイッチ91は、ドライバにより操作されるスイッチである。ドライバが機能オフスイッチ91をオンにすると、信号線93及び表示信号端子94を介して、オン信号が出力される。出力されたオン信号は、装置信号端子32及び信号線33を介して制御部50へ入力される。制御部50は、オン信号を取得すると、加速抑制の実行を禁止する。すなわち、制御部50は、加速抑制装置20から駆動力制御部200への出力信号を第1信号から第2信号に切り替えることを実行しない。これにより、加速抑制装置20から駆動力制御部200へ第2信号が出力されなくなる。
音出力機能追加装置118及び点滅機能追加装置128は、制御信号を処理して所定の機能を発揮する、加速抑制装置20に機能を追加するための機能追加装置である。すなわち、音出力機能追加装置118及び点滅機能追加装置128は、加速抑制装置20に後付される後付装置である。
一般に、加速抑制装置20は、表示装置90とセットで出荷され、加速抑制装置20は、装置信号端子32に表示装置90の表示信号端子94が接続されて使用される。ユーザは、加速抑制装置20に機能を追加したい場合に、機能追加装置を入手し、加速抑制装置20と表示装置90との間に後付で機能追加装置を接続する。
機能追加装置は、第1端子と、第2端子と、第1接続線と、第2接続線と、機能ユニットと、を備える。第1端子は、装置信号端子32に接続可能な第2形状に構成されている。第2端子は、装置信号端子32と同じ第1形状に構成されている。第1接続線は、第1端子と第2端子とを接続し、第1端子に入力された制御信号を第2端子へ伝送する。第2接続線は、第1接続線に接続され、第1信号を伝搬する制御信号から分岐した制御信号を伝送する。機能ユニットは、第2接続線に接続され、第2接続線を伝搬する制御信号の受信に応じて所定の処理を実行する制御回路を含む。機能追加装置によって追加する機能に応じて、機能ユニットが異なる。以下、各種の機能追加装置の構成について説明する。
<2.機能追加装置の構成>
まず、音出力機能追加装置118の構成について、図1、図2及び図3を参照して説明する。音出力機能追加装置118は、第1端子111と、第2端子112と、第1接続線113と、第2接続線114と、外部スピーカユニット110と、を備える。
第1端子111は、点滅機能追加装置128の第2端子122に接続されている。第2端子112は、表示装置90の表示信号端子94に接続されている。第1端子111から入力された制御信号は、第1接続線113と第2接続線114との接続点で分岐し、第1接続線113を伝搬して第2端子122から出力されるとともに、第2接続線114を伝搬して外部スピーカユニット110に入力される。
外部スピーカユニット110は、制御回路(例えば、マイクロコンピュータ)115と、スピーカ116とを備え、車両80のエンジンルームの隅に取り付けられている。スピーカ116は、アンプ内蔵スピーカであり、車外に届く音量の音を出力する。制御回路115は、制御信号を受信すると、予め記憶されている音を出力する。例えば、制御回路115は、制御信号を受信すると、加速抑制装置20が作動していることを知らせる音声や、車両80からの退避を促す音声を出力する。
次に、点滅機能追加装置128の構成について、図1、図2及び図4を参照して説明する。点滅機能追加装置128は、第1端子121と、第2端子122と、第1接続線123と、第2接続線124と、ハザード点滅ユニット120と、を備える。
第1端子121は、加速抑制装置20の装置信号端子32に接続されている。第2端子122は、音出力機能追加装置118の第1端子111に接続されている。装置信号端子32から第1端子121へ入力された制御信号は、第1接続線123を伝搬して音出力機能追加装置118へ入力されるとともに、第2接続線124を伝搬してハザード点滅ユニット120へ入力される。
ハザード点滅ユニット120は、制御回路125と、ダイオード126とを備え、車両80のインストルメントパネル内に設置されている。ダイオード126は、車両80のウィンカー、ヘッドライトなどの灯火類130に接続されている。ダイオード126は、灯火類130の誤点灯を防止するために設けられている。
制御回路125は、制御信号を受信すると、灯火類130を駆動する灯火類駆動信号を、ダイオード126を介して、ウィンカーやヘッドライトへ出力して、ウィンカーをハザード点滅させたり、ヘッドライトを点灯させたりする。また、制御回路125は、灯火類を点滅又は点灯させるための電力を出力する。なお、灯火類130を点滅又は点灯させるための電力は、装置信号端子32から第1接続線123及び第2接続線124を介しても供給される。これにより、車外に加速抑制装置20が作動している非常事態が報知される。
また、制御回路125は、車両80に設けられた発煙筒140に接続されていてもよい。発煙筒140は、例えば車両80のエンジンルームに設置されており、先端に電熱線が設けられている。この場合、制御回路125は、制御信号を受信すると、発煙筒140を点火させる点火信号を発煙筒140の電熱線へ出力し、電熱線を発熱させることで発煙筒140を点火させる。
また、制御回路125は、車両80のドアロックを制御するドアロックコントローラ150に接続されていてもよい。この場合、制御回路125は、制御信号を受信すると、ドアロックに対するアンロック信号をドアロックコントローラ150へ出力して、ドアロックを解除させる。
また、制御回路125は、車両80のエンジンを制御するエンジンECU160に接続されていてもよい。この場合、制御回路125は、制御信号を受信すると、車両80のエンジンを停止させる停止信号をエンジンECU160へ出力して、エンジンを停止させる。
なお、ハザード点滅ユニット120は、上述した機能以外の機能を追加するためにも利用することができる。例えば、制御回路125は、車両80に設けられたホーンに接続されていてもよい。この場合、制御回路125は、制御信号を受信すると、ホーンを駆動するホーン駆動信号をホーンへ出力し、ホーンを連打させる。
加速抑制装置20の装置信号端子32と表示装置90の表示信号端子94との間に接続する機能追加装置の数は限定されない。装置信号端子32と表示信号端子94との間に、1個の機能追加装置を接続してもよいし、2台以上の機能追加装置を直列に接続してもよい。
また、装置信号端子32と表示信号端子94との間に接続する機能追加装置の種類も限定されない。機能追加装置は、制御信号を処理して機能を追加する装置であればよい。例えば、機能追加装置は、図5に示す通信機能追加装置178や図6に示すブレーキ機能追加装置188でもよい。
以下に通信機能追加装置178の構成について、図5を参照して説明する。通信機能追加装置178は、第1端子171と、第2端子172と、第1接続線と、第2接続線と、外部通信ユニット170と、を備え、車両80のインストルメントパネル内に設置される。
外部通信ユニット170は、制御回路175と、データ通信モジュール176と、を備える。制御回路175は、制御信号を受信すると、データ通信モジュール176から、予め登録されたアドレスへメールを送信させる。また、制御回路175は、制御信号を受信すると、データ通信モジュール176から、予め登録された電話番号へショートメッセージを送信させる。メールやショートメッセージと一緒に、車両80の位置情報を送信してもよい。
また、データ通信モジュール176は、車両80のオーディオシステムと接続されていてもよい。データ通信モジュール176がオーディオシステムに接続されていることにより、通話機能が実現される。この場合、制御回路175は、制御信号を受信すると、予め登録された電話番号へ電話をかけさせる。
予め登録されたアドレス及び予め登録された電話番号は、家族のアドレス及び電話番号でもよいし、ヘルプサービスのアドレスや電話番号でもよい。ヘルプサービスは、緊急時に専門のオペレータが対応して緊急車両を素早く手配するサービスである。そのため、ヘルプサービスのアドレスや電話番号を登録しておくと、車両80から自動的に送信された位置情報に基づいて緊急車両が手配されることも可能である。
次に、ブレーキ機能追加装置188の構成について、図6を参照して説明する。ブレーキ機能追加装置188は、第1端子181と、第2端子182と、第1接続線183と、第2接続線184と、ブレーキペダル駆動ユニット180と、を備える。
ブレーキペダル駆動ユニット180は、制御回路185と、駆動モータ186と、を備え、ブレーキペダル12の近傍に設置される。駆動モータ186の出力軸は、ペダル駆動ロッド18を介して、ブレーキペダル12に接続されている。そのため、駆動モータ186を駆動させることにより、駆動モータ186が発生する回転力がブレーキペダル12を踏み増し方向へ動かし、ブレーキが作動する。
制御回路185は、制御信号を受信すると、モータ駆動信号を駆動モータ186へ出力して、駆動モータ186を駆動させる。また、制御回路185は、駆動モータ186を駆動させるための電力を駆動モータへ供給する。なお、駆動モータ186を駆動させるための電力は、第1接続線183及び第2接続線184を介しても供給される。
<3.効果>
以上説明した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)加速抑制装置20の装置信号端子32に、各種の機能追加装置118,128,178,188の第1端子111,121,171,181を接続することにより、第1端子111,121,171,181から入力された制御信号は、第1接続線113,123,173,183を介して第2端子112,122,172,182へ伝搬され、第2端子112,122,172,182から出力される。また、第1端子111,121,171,181から入力された制御信号は、第1接続線113,123,173,183に接続された第2接続線114,124,174、184を介して制御回路115,125,175,185へ伝搬する。そして、制御回路115,125,175,185により、制御信号の受信に応じて所定の処理が実行される。
また、各種の機能追加装置118,128,178,188の第2端子112,122,172,182は装置信号端子32と同じ形状に構成されているため、加速抑制装置20の装置信号端子32に元々接続されていた表示装置90を、各種の機能追加装置118,128,178,188の第2端子112,122,172,182に接続して、表示装置90を従来通り使用することができる。したがって、加速抑制装置20の装置信号端子32に各種の機能追加装置118,128,178,188の第1端子111,121,171,181を接続することにより、加速抑制装置の20構造を変更することなく、加速抑制装置20に機能を追加することができる。さらに、加速抑制装置20に複数の機能追加装置118,128,178,188を直列に接続して、様々な機能を追加することができる。
(2)音出力機能追加装置118の外部スピーカユニット110が、車室外に搭載されたスピーカ116を含むことにより、加速抑制装置20の作動に応じて、スピーカ116から設定された音が車外へ出力される。これにより、車外の歩行者や車両に、加速抑制装置20が作動している非常事態を知らせることができる。ひいては、車両80の周囲の歩行者や車両に退避を促したり、救助が必要な事態であることを知らせたりして、2次被害を抑制することを期待できる。
(3)点滅機能追加装置128が備えるハザード点滅ユニット120の制御回路125が、加速抑制装置20の作動に応じて、灯火類駆動信号を灯火類130へ出力することにより、ウィンカーやヘッドライト等の灯火類130が駆動される。これにより、車外の歩行者や車両に、加速抑制装置20が作動している非常事態を知らせることができる。
(4)ハザード点滅ユニット120の制御回路125が、加速抑制装置20の作動に応じて、ホーン駆動信号をホーンへ出力することにより、ホーンが連打される。これにより、車外の歩行者や車両に、加速抑制装置20が作動している非常事態を知らせることができる。
(5)ハザード点滅ユニット120の制御回路125が、加速抑制装置20の作動に応じて、点火信号を発煙筒140へ出力することにより、発煙筒140が点火され煙が発生する。これにより、車外の歩行者や車両に、加速抑制装置20が作動している非常事態を知らせることができる。
(6)ハザード点滅ユニット120の制御回路125が、加速抑制装置20の作動に応じて、エンジンを停止させる停止信号をエンジンECU160へ出力することにより、非常事態にエンジンを強制停止させることができる。
(7)ハザード点滅ユニット120の制御回路125が、加速抑制装置20の作動に応じて、ドアロックを解除するアンロック信号をドアロックコントローラ150へ出力することにより、ドアロックを解除することができる。ひいては、非常事態において、車外から車両の搭乗者を迅速に救助することができる。
(8)通信機能追加装置178が備える外部通信ユニット170が、通信モジュール176を含むことにより、外部通信ユニット170の制御回路175が、加速抑制装置20の作動に応じて、予め登録された電話番号へ発信させることができる。これにより、加速抑制装置20が作動した非常事態を、家族やヘルプサービスへ知らせることができる。ひいては、車両80の位置情報に基づいて、緊急車両を手配することができる。
(9)通信機能追加装置178が備える外部通信ユニット170が、通信モジュール176を含むことにより、外部通信ユニット170の制御回路175が、加速抑制装置20の作動に応じて、予め登録されたアドレスへメールを送信することができる。これにより、加速抑制装置20が作動した非常事態を、家族やヘルプサービスへ知らせることができる。ひいては、車両80の位置情報に基づいて、緊急車両を手配することができる。
(10)ブレーキ機能追加装置188が備えるブレーキペダル駆動ユニット180が、ブレーキペダル12を踏み増し方向へ動かす駆動モータ186を含むことにより、ブレーキペダル駆動ユニット180の制御回路185が、加速抑制装置20の作動に応じて、ブレーキを作動させることができる。ひいては、非常事態において、車両80を強制的に停止させることができる。
(他の実施形態)
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(a)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
(b)上述した機能追加装置の他、当該機能追加装置を構成要素とするシステム、当該機能追加装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
20…加速抑制装置、80…車両、110…外部スピーカユニット、111,121,171,181…第1端子、112,122,172,182…第2端子、113,123,173,183…第1接続線、114,124,174,184…第2接続線、115,125,175,185…制御回路、116…スピーカ、118…音出力機能追加装置、120…ハザード点滅ユニット、126…ダイオード、128…点滅機能追加装置、170…外部通信ユニット、178…通信機能追加装置、180…ブレーキペダル駆動ユニット、188…ブレーキ機能追加装置。

Claims (4)

  1. 車両(80)に搭載されて加速を抑制する加速抑制装置(20)が備える、前記加速抑制装置が作動していることを示す制御信号を出力する装置信号端子(32)に、接続可能な形状に構成された第1端子(111,121,171,181)と、
    前記装置信号端子と同じ形状に構成された第2端子(112,122,172,182)と、
    前記第1端子と前記第2端子とを接続し、前記第1端子に入力された前記制御信号を前記第2端子へ伝送する第1接続線(113,123,173,183)と、
    前記第1接続線に接続され、前記第1接続線を伝搬する前記制御信号から分岐した制御信号を伝送する第2接続線(114,124,174,184)と、
    前記第2接続線に接続され、前記第2接続線を伝搬する前記制御信号の受信に応じて所定の処理を実行する制御回路(115,125,175,185)を含む機能ユニット(110,120,170,180)と、を備え、
    前記制御回路(125)は、前記制御信号の受信に応じて、前記車両に設けられた発煙筒(140)を点火させる点火信号を前記発煙筒へ出力する、
    加速抑制装置に対する機能追加装置。
  2. 車両(80)に搭載されて加速を抑制する加速抑制装置(20)が備える、前記加速抑制装置が作動していることを示す制御信号を出力する装置信号端子(32)に、接続可能な形状に構成された第1端子(111,121,171,181)と、
    前記装置信号端子と同じ形状に構成された第2端子(112,122,172,182)と、
    前記第1端子と前記第2端子とを接続し、前記第1端子に入力された前記制御信号を前記第2端子へ伝送する第1接続線(113,123,173,183)と、
    前記第1接続線に接続され、前記第1接続線を伝搬する前記制御信号から分岐した制御信号を伝送する第2接続線(114,124,174,184)と、
    前記第2接続線に接続され、前記第2接続線を伝搬する前記制御信号の受信に応じて所定の処理を実行する制御回路(115,125,175,185)を含む機能ユニット(110,120,170,180)と、を備え、
    前記機能ユニット(170)は、通信モジュール(176)を更に含み、
    前記制御回路(175)は、前記制御信号の受信に応じて、前記通信モジュールから予め登録された電話番号へ発信させる、
    加速抑制装置に対する機能追加装置。
  3. 車両(80)に搭載されて加速を抑制する加速抑制装置(20)が備える、前記加速抑制装置が作動していることを示す制御信号を出力する装置信号端子(32)に、接続可能な形状に構成された第1端子(111,121,171,181)と、
    前記装置信号端子と同じ形状に構成された第2端子(112,122,172,182)と、
    前記第1端子と前記第2端子とを接続し、前記第1端子に入力された前記制御信号を前記第2端子へ伝送する第1接続線(113,123,173,183)と、
    前記第1接続線に接続され、前記第1接続線を伝搬する前記制御信号から分岐した制御信号を伝送する第2接続線(114,124,174,184)と、
    前記第2接続線に接続され、前記第2接続線を伝搬する前記制御信号の受信に応じて所定の処理を実行する制御回路(115,125,175,185)を含む機能ユニット(110,120,170,180)と、を備え、
    前記機能ユニット(170)は、通信モジュール(176)を更に含み、
    前記制御回路(175)は、前記制御信号の受信に応じて、前記通信モジュールから予め登録されたアドレスにメールを送信させる、
    加速抑制装置に対する機能追加装置。
  4. 車両(80)に搭載されて加速を抑制する加速抑制装置(20)が備える、前記加速抑制装置が作動していることを示す制御信号を出力する装置信号端子(32)に、接続可能な形状に構成された第1端子(111,121,171,181)と、
    前記装置信号端子と同じ形状に構成された第2端子(112,122,172,182)と、
    前記第1端子と前記第2端子とを接続し、前記第1端子に入力された前記制御信号を前記第2端子へ伝送する第1接続線(113,123,173,183)と、
    前記第1接続線に接続され、前記第1接続線を伝搬する前記制御信号から分岐した制御信号を伝送する第2接続線(114,124,174,184)と、
    前記第2接続線に接続され、前記第2接続線を伝搬する前記制御信号の受信に応じて所定の処理を実行する制御回路(115,125,175,185)を含む機能ユニット(110,120,170,180)と、を備え、
    前記制御回路(125)は、前記制御信号の受信に応じて、前記車両のドアロックに対するアンロック信号を前記車両へ出力する、
    加速抑制装置に対する機能追加装置。
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