JP2010137725A - 制御装置、制御システムおよび制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】イグニッションスイッチをオフしてから所定の時間が経過すると動作を停止する他の制御装置のショート故障を早期にユーザへ報知できる制御装置、制御システムおよび制御方法を提供する。
【解決手段】システム終了信号を受信した後もバッテリから電源の供給を受けて動作を継続する制御装置10であって、システム終了信号を受信してから所定の時間が経過すると動作を停止する他の制御装置からの信号を入力する入力部20と、システム終了信号を受信してから所定の時間が経過した後に入力部20が他の制御装置から入力する信号に基づいて、他の制御装置に異常が発生しているか否かを判定する異常判定処理35と、異常判定処理35で他の制御装置に異常が発生していると判定する場合は、ユーザに異常を報知する報知処理36とを実行する実行部と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、制御装置、制御システムおよび制御方法に関する。
一般に、車両等を制御する制御システムは、複数の電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)が相互に通信ラインで接続されることにより、通信ネットワークが構築されている。
通信ネットワークに接続されるECUには、特許文献1にあるように、イグニッションスイッチをオフした後(以後、イグニッションオフ後と記載する)にもバッテリから電源が供給され動作を継続するECUと、イグニッションオフ後にはバッテリから電源が供給されず動作を停止するECUとが存在する。
イグニッションオフ後に動作を停止するECUは、イグニッションスイッチがオンされるとECU内部にあるスイッチを閉じることにより、バッテリからECUに電源の供給を行い、イグニッションスイッチがオフされるとECU内部にあるスイッチを開いてECUに対するバッテリからの電源供給を停止する。したがって、イグニッションオフ後に動作を停止するECUが、ショート故障を起こすと、該ECUにイグニッションオフ後も電源が供給され続け、バッテリが上がってしまう恐れがある。ここで、ショート故障とは、バッテリと接続され、ECUに電源を供給するスイッチが閉じたままの状態となり、イグニッションスイッチのオン/オフに関わらず、バッテリから電源が供給され続ける状態になることをいう。
特許文献2では、イグニッションオフ後に所定時間が経過してもドアが閉まらない場合には、イグニッションオフ後にも動作を継続できる車両用電源制御装置が、ランプへ電源を供給するリレーをオフすることで点灯しているランプを消灯し、バッテリ上がりを防止している。
特開平8−237772号公報 特開平11−5500号公報
しかしながら、ショート故障の場合には、特許文献2のように、バッテリからの電源をECUに供給するスイッチをオフしてECUへの電源供給を停止させることができない。したがって、ショート故障を検出し、ユーザにショート故障を報知する必要がある。しかし、ショート故障を検出してからユーザに報知するまでの時間が長くなると、バッテリ上がりを防止できない恐れがある。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、イグニッションスイッチをオフしてから所定の時間が経過すると動作を停止する他の制御装置のショート故障を早期にユーザへ報知できる制御装置、制御方法および制御システムを提供することである。
請求項1に記載の制御装置は、システム終了信号を受信した後もバッテリから電源の供給を受けて動作を継続する制御装置であって、システム終了信号を受信してから所定の時間が経過すると動作を停止する他の制御装置からの信号を入力する入力部と、システム終了信号を受信してから所定の時間が経過した後に入力部が他の制御装置から入力する信号に基づいて、他の制御装置に異常が発生しているか否かを判定する異常判定処理と、異常判定処理で他の制御装置に異常が発生していると判定する場合は、ユーザに異常を報知する報知処理と、を実行する実行部と、を備える。
この構成によれば、イグニッションスイッチがオフされてから所定の時間が経過すると動作を停止する他の制御装置から信号を入力した場合、他の制御装置にはショート故障が生じバッテリから電源が供給されて動作を継続していると判定できるため、ユーザに早期にショート故障を報知することができ、バッテリ上がりを抑制することができる。
請求項2に記載の制御装置は、請求項1に記載の制御装置において、前記他の制御装置は、前記システム終了信号を受信してから所定の時間が経過しても電源の供給を受けている場合には、異常を通知する異常通知信号を出力する制御装置であり、前記異常判定処理は、前記他の制御装置から異常通知信号を入力する場合は、前記他の制御装置に異常が発生していると判定する。
この構成によれば、他の制御装置から異常通知信号を入力した場合、他の制御装置にはショート故障が発生していると判定できるため、ユーザにショート故障を早期に報知することができ、バッテリ上がりを抑制することができる。
請求項3に記載の制御システムは、車両に搭載される複数の制御装置がゲートウェイ装置を介して相互に通信を行う制御システムであって、ゲートウェイ装置に信号を出力する出力部と、動作を継続している間、所定の信号を出力する信号出力処理と、システム終了信号を受信してから所定の時間が経過しても電源の供給を受けている場合には、異常を通知する異常通知信号を出力する異常通知信号出力処理と、を実行する実行部と、を備える第1の制御装置と、ゲートウェイ装置から信号を入力する入力部と、第1の制御装置から異常通知信号を入力する場合と、システム終了信号を受信してから所定の時間が経過したのにも関わらずゲートウェイ装置を介して入力部が第1の制御装置から所定の信号を入力する場合とのいずれか1つの場合に、第1の制御装置に異常が発生していると判定する異常判定処理と、異常判定処理で第1の制御装置に異常が発生していると判定する場合は、ユーザに異常を報知する報知処理と、を実行する実行部と、を備える第2の制御装置と、を備える。
この構成によれば、イグニッションスイッチがオフされてから所定の時間が経過すると動作を停止する第1の制御装置から所定の信号を入力した場合、または、異常通知信号を入力した場合には、第1の制御装置にショート故障が生じバッテリから電源が供給されて動作を継続していると第2の制御装置は判定できるため、ユーザに早期にショート故障を報知することができ、バッテリ上がりを抑制することができる。
請求項4に記載の制御方法は、イグニッションスイッチがオフされた後もバッテリから電圧の供給を受けて動作を継続する制御装置の制御方法であって、イグニッションスイッチがオフされてから所定の時間が経過すると動作を停止する他の制御装置から入力される信号に基づいて、他の制御装置に異常が発生しているか否かを判定する異常判定ステップと、異常判定ステップで他の制御装置に異常が発生していると判定する場合は、ユーザに異常を報知する報知ステップと、を有する。
この構成によれば、イグニッションスイッチがオフされてから所定の時間が経過すると動作を停止する他の制御装置から信号を入力した場合、他の制御装置にはショート故障が生じバッテリから電源が供給されて動作を継続していると判定できるため、ユーザに早期にショート故障を報知することができ、バッテリ上がりを抑制することができる。
イグニッションスイッチをオフしてから所定の時間が経過すると動作を停止する制御装置のショート故障を早期にユーザへ報知できる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1および図2を用いて本発明が適用される車両における通信システムについて説明する。図1は本発明が適用される車両における通信システムの一例を示す図である。
図1に図示する通信システムは、CAN(Controller Area Network)を用いた車載LANにより、エンジン制御等のためのエンジン・パワートレン系ネットワーク100、ヘッドランプ制御等のためのボディ系ネットワーク200、メータパネル制御等のためのテレマティクス系ネットワーク300、エアバック制御等のための安全系ネットワーク(不図示)、ナビゲーションシステム制御等のための情報系ネットワーク(不図示)などをゲートウェイ装置400により接続して通信システムを構築している。
エンジン・パワートレン系ネットワークは、ABS(アンチ・ロック・ブレーキシステム、Anti-lock Brake System)ECU(電子制御装置、Electronic Control Unit)101と、ECT(電子変速制御、Electronic Control Transmission)ECU102と、EPS(電動パワーステアリング、Electric Power Steering)ECU103と、EFI(電子制御燃料噴射、Electric Fuel Injection)ECU104とを備える。なお、エンジン・パワートレン系ネットワークに接続されるECUは本実施例に限定されるものではない。
ABSは、滑りやすい状況での急制動時に車輪ロックを防止するものであり、ABSECU101は、各種センサ(不図示)からの信号に基づきブレーキ油圧等を制御する。
ECTは、車両に搭載されている電子制御式の自動変速機であり、ECTECU102は、自動変速機の変速制御や直結クラッチ制御などを行う。
EPSECU103は、運転者がステアリングを操作した際に発生する操舵トルクに応じて、アシストモータを使って操舵力をアシストするために、アシストモータなどの駆動を制御する。
EFIECU104は、エンジンの動作を電子制御する制御装置である。EFIECU104は、エンジンの状態に関する情報、たとえばエンジン回転数を取得し、インジェクタ(不図示)、イグナイタ(不図示)、アイドル回転数制御ステップモ−タ(不図示)等を駆動制御する。
ボディ系ネットワーク200は、セキュリティECU201と、ウィンカECU202と、ワイパECU203と、ライトECU204とを備える。なお、ボディ系ネットワーク200に接続されるECUは本実施例に限定されるものではない。
セキュリティECU201は、盗難が発生した場合や盗難が発生する可能性がある事象を検知した場合に警告を発生する。
ウィンカECU202は、ウィンカの点灯を制御する。
ワイパECU203は、車両のワイパを制御する。
ライトECU204は、車両の前照灯及び車幅灯等の点灯制御を行う。
テレマティクス系ネットワーク300は、メータECU301を備える。なお、テレマティクス系ネットワーク300に接続されるECUはメータECU301に限定されない。
メータECU301は、各種センサ(図示せず)からの検出信号を受け取り、各種演算処理等を実行することで、車速表示、エンジン回転数表示、シフト位置表示、燃料残量表示、水温表示など運転席前方に配設されたメータパネルへの表示事項を制御する。
ゲートウェイ装置400は、ネットワーク間のデータ通信を中継する。上述したエンジン・パワートレン系ネットワーク100、ボディ系ネットワーク200、テレマティクス系ネットワーク300では、それぞれの制御に要求される仕様に適した通信プロトコルが採用される。よって、異なる系のネットワーク間では、ゲートウェイ装置400がデータ通信を中継することにより相互にデータが共有される。
上述した通信システムは、イグニッションスイッチがオフされるとバッテリからの給電が停止されるネットワークと、イグニッションスイッチがオフされているときにおいてもバッテリから給電されるネットワークとで構成されている。前者にはエンジン・パワートレン系ネットワーク100やテレマティクス系ネットワーク300等が含まれ、後者にはボディ系ネットワーク200等が含まれる。
イグニッションスイッチがオフされるとバッテリからの給電が停止されるネットワークに接続されているECU(他の制御装置)は、イグニッションスイッチがオフされるとバッテリからの給電が停止されると、動作を停止する。イグニッションスイッチがオフされているときにおいてもバッテリから給電されるネットワークに接続されているECUは、イグニッションスイッチがオフされているときにおいても動作を継続できる。
ゲートウェイ装置400については、イグニッションスイッチのオン、オフに関わらずバッテリから給電されるように構成しても良いし、あるいは、イグニッションスイッチがオフされてからは、ボディ系ネットワーク200に接続されるECUが、所定の時間間隔ごとにゲートウェイ装置400を起動するように構成しても良い。
図1では、異なる系のネットワーク間で、ゲートウェイ装置400がデータ通信を中継することにより相互にデータが共有される通信システムについて説明したが、本発明はゲートウェイ装置400を有していない図2に示す通信ステムにおいても適用可能である。図2は、本発明が適用される車両の通信システムの一例を示した図である。
図2では、各ECUが他のECUとゲートウェイ装置400を介さずに接続される点が、図1とは異なる。各ECUの有する機能については、図1における説明と同様の機能であるため、説明を省略する。
図2の通信システムは、イグニッションスイッチがオフされるとバッテリからの給電が停止されるECU(他の制御装置)と、イグニッションスイッチがオフされているときにおいてもバッテリから給電されるECUとで構成されている。前者にはABSECU101、ECTECU102、EPSECU103、EFIECU104、メータECU301等が含まれ、後者にはセキュリティECU201、ウィンカECU202、ワイパECU203、ライトECU204等が含まれる。
次に、図3を用いて本発明に係る制御装置をセキュリティECU201へ適用した場合の、セキュリティECU201のシステム構成について説明する。図3は、セキュリティECU201のシステム構成の一例を示した図である。なお、本発明に係る制御装置を適用できるECUは、セキュリティECU201に限定されるわけではなく、イグニッションスイッチがオフされているときにおいてもバッテリから給電されるECUに対して適用が可能である。つまり、セキュリティECU201だけでなく、ウィンカECU202、ワイパECU203、ライトECU204等に対しても適用が可能である。
セキュリティECU201は、制御装置10を備える。セキュリティECU201は、ボディ系ネットワーク200に接続されているため、イグニッションスイッチがオフされているときにおいてもバッテリから給電され、動作を継続できるECUである。したがって、制御装置10も、イグニッションスイッチがオフされてからも動作を継続する。
制御装置10は、入力部20と実行部30とを備える。
入力部20は、ゲートウェイ装置400と実行部30と接続される。入力部20は、ゲートウェイ装置400を介して、異なる系のネットワークからの信号を入力する。そして、入力した信号を実行部30へと出力する。なお、図2に示したゲートウェイ装置400を介さない通信システムの場合には、入力部20は、イグニッションスイッチがオフされるとバッテリからの給電が停止されるECUからの信号を入力する。
ここで、本実施例において、セキュリティECU201が接続されるボディ系ネットワーク200と異なる系のネットワークは、イグニッションスイッチがオフされるとバッテリからの給電が停止されるネットワークである。しかし、ショート故障等が生じた結果、イグニッションスイッチがオフされてもバッテリから給電を受けている場合には、ネットワークに接続されたECUは、所定の信号を出力し続ける。例えば、エンジン・パワートレン系のネットワークに接続されるEPSECU103は、ハンドルの位置を示すハンドルポジション信号を出力し続ける。また、ABSECU101は車速信号を出力し続け、EFIECU104はエンジン回転数信号を出力し続ける。
また、ECUの中には、イグニッションスイッチがオフされてから自己が動作を停止するまでの時間を記憶しており、イグニッションスイッチがオフされてから所定時間が経過しても自己が動作を継続している場合には、自己診断を行い、診断結果をダイアグ情報として出力するECUも存在する。従って、イグニッションスイッチがオフされた後に、入力部20に信号が入力されるということは、ショート故障等の異常が生じて、異なる系のネットワークに接続されたECUがバッテリから給電を受けていることを意味する。
実行部30は、入力部20から入力した信号に基づいて、異なる系のネットワークに接続されているECUにショート故障等の異常が発生しているか否かを判定する。
実行部30は、イグニッションスイッチがオフされた後に、入力部20から信号を入力すると、イグニッションスイッチがオフされるとバッテリからの給電が停止されるネットワークに接続されているECUにショート故障等の異常が発生していると判定する。そして、実行部30は、ユーザにショート故障等の異常が生じていることを報知するため、サイレン等を鳴らす各警報装置40を作動させる。あるいは、実行部30は、ユーザが携帯する携帯機に異常を通知する信号を送信して、ユーザに異常を報知しても良い。
制御装置10をウィンカECU202に適用した場合には、実行部30は、ユーザに異常を報知するために、ウィンカを点灯または点滅させることができる。また、制御装置10をライトECU204に適用した場合には、実行部30は、ユーザに異常を報知するために、ヘッドライトを点灯または点滅させることができる。
次に、図4を用いて、制御装置10のハードウェア構成について説明する。図4は、制御装置10のハードウェア構成の一例を示した図である。
制御装置10は、前述したとおり、ゲートウェイ装置400からの信号を入力する入力部20と、イグニッションスイッチがオフされるとバッテリからの給電が停止されるネットワークに接続された制御装置に異常が発生しているか否かの判定処理を実行する実行部30とを備える。実行部30は、制御装置10による制御処理を実現するためのプログラムや、異常が発生しているか否かを判定するプログラム(詳細は後述)などが格納されたROM(Read Only Memory)33と、ROM33に格納されたプログラムを読み込んで実行する中央処理装置(CPU)31と、プログラムを実行する際に使用される一時的なデータを保存するRAM(Random Access Memory)32と、各警報装置40を作動させる信号を出力する出力部34とから構成される。
また、ROM33に格納されたプログラムのCPU31による演算によって、図5に示す異常判定処理35と報知処理36とが実行される。
次に、図5を用いて実行部30が実行する処理について説明する。図5は、実行部30において、上述したCPU31などのハードウェアとROM33に格納されたソフトウェアとの協働によって実現されるの機能ブロック図の一例である。
実行部30は、異常判定処理35と、報知処理36とを実行する。
異常判定処理35は、入力部20と報知処理36と接続する。異常判定処理35は、入力部20から入力された信号に基づいて、イグニッションスイッチがオフされるとバッテリからの給電が停止されるネットワークに接続されているECUにショート故障が発生していないか否かを判定する。
異常判定処理35は、イグニッションスイッチがオフされた後に入力部20から信号を入力すると、イグニッションスイッチがオフされるとバッテリからの給電が停止されるネットワークに接続されているECUに、ショート故障が発生していると判定する。そして、異常判定処理35は、判定結果を報知処理36へと出力する。
報知処理36は、異常判定処理35と各警報装置40と接続する。報知処理36は、異常判定処理35から入力した異常判定の結果を受けて、各警報装置40を作動させる。異常判定処理35は、異常判定処理35でショート故障が発生していると判定された場合、サイレン等の各警報装置40を作動させ、ユーザに異常を放置する。異常判定処理35は、異常判定処理35でショート故障は発生していないと判定された場合、ユーザに異常を報知する必要が無いため各警報装置40を作動させない。
次に、図6および図7を用いて図1および図2に示す通信システムにおいて、ショート故障が生じているか否かを判定する処理について説明する。まず、図6を用いて、イグニッションスイッチがオフされるとバッテリからの給電が停止するECUが行う処理について説明する。図6は、イグニッションスイッチがオフされるとバッテリからの給電が停止するECUが行う処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、EFIECU102を例として説明するが、本処理を実行するECUは、EFIECU102に限られるものではない。
まず、EFIECU102は、イグニッションスイッチがオフされたか否か判定する(ステップS10)。EFIECU102は、イグニッションスイッチがオフされたか否かを、イグニッションスイッチからの信号を入力することで判定できる。イグニッションスイッチがオフされていない場合(ステップS10/NO)、EFIECU102はバッテリから給電されて動作を継続する。
イグニッションスイッチがオフされた場合(ステップS10/YES)、EFIECU102は、動作を停止するための終了処理を実行する(ステップS11)。終了処理の後、EFIECU102は、所定の時間を経過してもバッテリから給電されているか否かを判定する(ステップS12)。ここで、所定の時間とは、イグニッションスイッチがオフされても、ECUが終了処理等を行うためにバッテリから給電されて動作を継続できる時間である。この所定の時間は、各ECUで異なる。各ECUは、イグニッションスイッチがオフされてから動作を停止するまでの所定の時間を記憶しているため、所定の時間を経過しても動作を継続している場合には、ショート故障が生じてバッテリから給電されていると判定できる。
したがって、所定の時間を経過してもバッテリから給電されていると判定した場合(ステップS12/YES)、EFIECU102は、ショート故障を通知するために、異常通知信号を出力する(ステップS13)。異常通知信号は、図1に示した通信システムであれば、ゲートウェイ装置400に出力され、図2に示した通信システムであれば、セキュリティECU201へ出力される。所定の時間を経過した際にバッテリから給電されていない場合(ステップS12/YES)、EFIECU102は正常に動作を終了しているため、処理を終了する。
次に、図7を用いて、イグニッションスイッチがオフされてもバッテリから給電されるECUに適用された制御装置10が行う処理について説明する。
制御装置10は、イグニッションスイッチがオフされたか否か判定する(ステップS20)。制御装置10は、イグニッションスイッチがオフされたか否かを、イグニッションスイッチからの信号を入力することで判定できる。
制御装置10は、イグニッションスイッチがオフされていない場合(ステップS20/NO)、イグニッションスイッチがオフされるまで、ステップS20の処理を繰り返す。
制御装置10は、イグニッションスイッチがオフされると(ステップS20/YES)、自己を起動する起動処理を実行する(ステップS21)。
制御装置10は、起動処理が終わると、イグニッションオフ後、所定の時間が経過したか否か判定する(ステップS22)。ここで、所定の時間とは、図6で説明したイグニッションスイッチがオフされるとバッテリからの給電が停止するECUが終了処理を終えて動作を停止するまでの時間である。
制御装置10は、イグニッションスイッチがオフされてから所定の時間が経過するまでは、ショート故障の判定対象であるECUの動作が終了していないため、信号を入力してもショート故障が発生しているか否か判定することができない。したがって、制御装置10は、イグニッションスイッチがオフされてから所定の時間が経過していない場合(ステップS22/NO)、ステップS22の処理を繰り返す。
制御装置10は、イグニッションスイッチがオフされてから所定の時間が経過した場合(ステップS22/YES)、異常通知信号を入力したか否かを判定する(ステップS23)。異常通知信号は、図1に示した通信システムであればゲートウェイ装置400から入力し、図2に示した通信システムであれば、ショート故障の判定対象であるECU(今回の説明ではEFIECU102)から入力する。制御装置10は、異常通知信号を入力した場合には(ステップS23/YES)、ショート故障が発生していると判定して、ユーザに異常を報知する(ステップS25)。
制御装置10は、異常通知信号が入力されていない場合でも(ステップS23/NO)、ショート故障の判定対象であるECUから信号を入力した場合、ショート故障が発生していると判定できる。前述したとおり、イグニッションスイッチがオフされていても、ショート故障が生じてバッテリから給電されている場合には、ショート故障の判定対象であるECUは所定の信号を出力し続けるからである。したがって、制御装置10は、判定対象のECUから信号を入力したか否かを判定する(ステップS24)。ここで、判定対象のECUからの信号は、異常通知信号と同様に、図1に示した通信システムであればゲートウェイ装置400から入力し、図2に示した通信システムであれば、ショート故障の判定対象であるECU(今回の説明ではEFIECU102)から入力する。
制御装置10は、判定対象のECUから信号を入力した場合(ステップS24/YES)、ショート故障が発生していると判定して、ユーザに異常を報知する(ステップS25)。
制御装置10は、判定対象のECUから信号を入力していない場合(ステップS24/NO)、ショート故障は発生していないと判定し、処理を終了する。
ステップS24によれば、自己診断を行わないため異常通知信号を出力しないECUにショート故障が発生している場合にも、ショート故障を発見でき、ユーザに報知することができる。
以上の説明から明らかなように、本実施例によれば、イグニッションスイッチがオフされてから所定の時間が経過すると動作を停止するECUから信号を入力した場合、ECUにショート故障が生じバッテリから電源が供給されて動作を継続していると制御装置10は判定できるため、ユーザに早期にショート故障を報知することができ、バッテリ上がりを抑制することができる。また、自己診断を行い、異常通知信号を出力するECUから異常通知信号を入力した場合、ECUにショート故障が発生していると判定できるため、制御装置10は、ユーザにショート故障を早期に報知することができ、バッテリ上がりを抑制することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
実行部30が実行するプログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより提供できる。
更に、実行部30がROM33に記憶されたソフトウェアプログラムを読み出して、CPU31により実行して実現するソフトウェア処理の一部又は全部をハードウェアにて実現しても良い。
本発明が適用される車両の通信システムの一例を示した図である。 本発明が適用される車両の通信システムの一例を示した図である。 制御装置のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。 制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 実行部の有する機能の一例を示す機能ブロック図である。 他の制御装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 制御装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10…制御装置
20…入力部
30…実行部
31…CPU
32…RAM
33…ROM
34…出力部
35…異常判定処理
36…報知処理
40…各警報装置
100…エンジン・パワートレン系ネットワーク
101…ABS ECU
102…ECT ECU
103…EPS ECU
104…EFI ECU
200…ボディ系ネットワーク
201…セキュリティECU
202…ウィンカECU
203…ワイパECU
204…ライトECU
300…テレマティクス系ネットワーク
301…メータECU
400…ゲートウェイ装置

Claims (4)

  1. システム終了信号を受信した後もバッテリから電源の供給を受けて動作を継続する制御装置であって、
    システム終了信号を受信してから所定の時間が経過すると動作を停止する他の制御装置からの信号を入力する入力部と、
    システム終了信号を受信してから所定の時間が経過した後に入力部が他の制御装置から入力する信号に基づいて、他の制御装置に異常が発生しているか否かを判定する異常判定処理と、異常判定処理で他の制御装置に異常が発生していると判定する場合は、ユーザに異常を報知する報知処理と、を実行する実行部と、
    を備える制御装置。
  2. 前記他の制御装置は、前記システム終了信号を受信してから所定の時間が経過しても電源の供給を受けている場合には、異常を通知する異常通知信号を出力する制御装置であり、
    前記異常判定処理は、前記他の制御装置から異常通知信号を入力する場合は、前記他の制御装置に異常が発生していると判定する請求項1に記載の制御装置。
  3. 車両に搭載される複数の制御装置がゲートウェイ装置を介して相互に通信を行う制御システムであって、
    ゲートウェイ装置に信号を出力する出力部と、
    動作を継続している間、所定の信号を出力する信号出力処理と、システム終了信号を受信してから所定の時間が経過しても電源の供給を受けている場合には、異常を通知する異常通知信号を出力する異常通知信号出力処理と、を実行する実行部と、を備える第1の制御装置と、
    ゲートウェイ装置から信号を入力する入力部と、
    第1の制御装置から異常通知信号を入力する場合と、システム終了信号を受信してから所定の時間が経過したのにも関わらずゲートウェイ装置を介して入力部が第1の制御装置から所定の信号を入力する場合とのいずれか1つの場合に、第1の制御装置に異常が発生していると判定する異常判定処理と、異常判定処理で第1の制御装置に異常が発生していると判定する場合は、ユーザに異常を報知する報知処理と、を実行する実行部と、を備える第2の制御装置と、
    を備える制御システム。
  4. システム終了信号を受信した後もバッテリから電圧の供給を受けて動作を継続する制御装置の制御方法であって、
    システム終了信号を受信してから所定の時間が経過すると動作を停止する他の制御装置から入力される信号に基づいて、他の制御装置に異常が発生しているか否かを判定する異常判定ステップと、
    異常判定ステップで他の制御装置に異常が発生していると判定する場合は、ユーザに異常を報知する報知ステップと、
    を有する制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015091062A (ja) * 2013-11-06 2015-05-11 トヨタ自動車株式会社 通信システムおよびゲートウェイ装置並びに通信方法
JP2016117385A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 本田技研工業株式会社 車両用電源電圧制御システム

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