JP2015091062A - 通信システムおよびゲートウェイ装置並びに通信方法 - Google Patents

通信システムおよびゲートウェイ装置並びに通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信システムの消費電力を低減すること。
【解決手段】複数の通信バスとの間に接続され、異なる通信バスに接続される通信ノード間の通信を中継するゲートウェイ装置は、一方の通信バスからの信号を受信する受信部と、受信部により受信した一方の通信バスからの信号が不正な信号である場合に、該不正な信号を他方の通信バスに送信する制御を停止する制御部とを有し、制御部は、ゲートウェイ装置が搭載される車両のイグニッションがオフにされてから所定の時間が経過した後に、一方の通信バスからの信号が不正な信号であるか否かを判断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システムに関する。
車両には、車両内の様々な制御を行うために車載ネットワークが構成される。車載ネットワークは、LANに、多くの電子制御ユニット(ECU: Electronic Control Unit)、センサ、アクチュエータなどが接続されることにより構成される。以下、車載ネットワークに接続される、電子制御ユニット、センサ、アクチュエータなどを通信ノードと呼ぶ。通信ノードは、車両内の様々な位置に設置され、通信線や電線により接続される。
例えば、通信線に、複数の通信ノードが接続されることにより、車載ネットワークが構成される。車載ネットワークには、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)がある。また、車載ネットワークには、 FlexRay(登録商標)に従って通信を行うものがある。
ところで、車載ネットワークに接続される複数の通信ノードのうち、スリープ状態の通信ノードを個別に動作状態に移行させる機能を導入することが検討されている。スリープ状態の通信ノードを動作状態へ移行させる専用のウエイクアップ要求フレームが用意され、このウエイクアップ要求フレームを送信することにより、スリープ状態の通信ノードを個別に動作状態へ移行させる。この機能は、セレクティブウエイクアップ(Selective Wake-up)と呼ばれることもある。スリープ状態の通信ノードのうち、スリープ状態から動作状態へ移行させる通信ノード以外の通信ノードは、スリープ状態を継続する。さらに、動作状態へ移行した通信ノードは、所定の期間、他の通信ノードからフレームを受信しない場合や、他の通信ノードへフレームを送信しない場合には、スリープ状態へ移行する。
ここで、少なくとも1つのゲートウェイによって相互に分離された複数のネットワークセグメントから形成されるネットワークが知られている。ネットワークの加入装置は、ネットワーク管理機能を備え、動作モードの切換を行う。各加入装置は、ネットワーク上のメッセージによって再度ウエイクアップされる。ネットワークマネージャは、加入装置を通信のない状態に切り換えるために、ネットワーク全体にスイッチオフ信号を送信する(例えば、特許文献1参照)。
また、電子制御ユニットを接続したバス間に介設され、異なるバスに属する電子制御ユニット間で送受信するメッセージを中継する中継接続ユニットが知られている。この中継接続ユニットは、各バスにそれぞれ接続された複数のインターフェースと、複数の各インターフェースの受信部に接続し、受信するメッセージの識別子(ID)と受信時間を計数するカウンタと、カウンタを通して受信したメッセージの送信先バスを特定する中継テーブルを記憶した記憶部と、各インターフェース部の送信部に接続し、中継テーブルで送信先バスとして特定されたメッセージを一時記憶する送信用バッファ部と、複数のカウンタと接続する異常判定処理部とを備える。異常判定処理部は、各カウンタで計数された同一IDのメッセージの設定時間内における受信回数が設定回数以上であると異常と判断し、異常と判定されたメッセージを送信用バッファ部から消去する(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−333070号公報 特開2009−253557号公報
電子制御ユニットと、電子制御ユニットを接続した複数の通信バス間に介設され、且つ異なる通信バスに属する電子制御ユニット間で送受信するメッセージを中継する中継装置とを備えるネットワークを考える。
中継装置は、複数の通信バスに接続された電子制御ユニットとの間で同期をとり、電子制御ユニットをスリープ状態に遷移させたり、ウエイクアップさせたりする制御を実行する。
通信バスに接続された電子制御ユニットが故障したり、異常が発生したりすることなどにより、電子制御ユニットから他の電子制御ユニットをウエイクアップさせるウエイクアップ要求フレームが不正に送信されることがある。
この不正に送信されるウエイクアップ要求フレームにより、複数の通信バスに接続される電子制御ユニットが不正にウエイクアップする。
電子制御ユニットが不正にウエイクアップすることにより、不要な消費電力(暗電流)が増大する。
本発明の目的は、通信システムの消費電力を低減することである。
開示の一実施例の通信システムは、
通信ノードと、複数の通信バスとの間に接続され、且つ異なる通信バスに接続される通信ノード間の通信を中継するゲートウェイ装置とを有する通信システムであって、
一方の通信バスに接続される通信ノードは、
他方の通信バスに接続される通信ノードに信号を送信し、
前記ゲートウェイ装置は、
前記一方の通信バスからの信号を受信する受信部と、
前記受信部により受信した前記一方の通信バスからの信号が不正な信号である場合に、該不正な信号を前記他方の通信バスに送信する制御を停止する制御部と
を有し、
前記制御部は、
前記ゲートウェイ装置が搭載される車両のイグニッションがオフにされてから所定の時間が経過した後に、前記一方の通信バスからの信号が不正な信号であるか否かを判断する。
開示の実施例によれば、通信システムの消費電力を低減することができる。
通信システムの一実施例を示す図である。 第1の通信ノードの一実施例を示す図である。 第1の通信ノードの一実施例を示す機能ブロック図である。 CANフレームの一実施例を示す図である。 第7の通信ノードの一実施例を示す図である。 第7の通信ノードの一実施例を示す機能ブロック図である。 通信システムの動作の一実施例を示すフローチャートである。 第7の通信ノードの一実施例を示す機能ブロック図である。 通信システムの動作の一実施例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施例は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施例に限られない。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<第1の実施例>
<通信システム>
図1に、通信システムの一実施例を示す。
通信システムは、第1の通信ノード100と、第2の通信ノード200と、第3の通信ノード300と、第4の通信ノード400と、第5の通信ノード500と、第6の通信ノード600と、第7の通信ノード700とを備える。
第1の通信ノード100−第3の通信ノード300は、第1の通信バス10により有線接続される。第4の通信ノード400−第6の通信ノード600は、第2の通信バス20により有線接続される。第7の通信ノード700は、第1の通信バス10と第2の通信バス20との間に介設される。第7の通信ノード700は、第1の通信バス10に接続された通信ノードと第2の通信バス20に接続された通信ノードとの間の通信を中継するゲートウェイ装置として機能する。
図1には、7個の通信ノードにより通信システムを構成する場合について示すが、3−6個の通信ノードにより構成してもよいし、8個以上の通信ノードにより構成してもよい。第1の通信バス10に接続される通信ノードと、第2の通信バス20に接続される通信ノードと、第1の通信バス10と第2の通信バス20との間に介設される通信ノードにより通信システムを構成できる。
第1の通信ノード100−第7の通信ノード700は、例えば車両等の移動体に搭載される。通信システムの一実施例は、車両に搭載される。通信システムの一実施例には、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)などのLANが適用される。通信システムの一実施例が、情報系LAN、パワートレイン系LAN、ボディ系LANなどに適用されてもよい。通信システムの一実施例は、FlexRay(登録商標)に従って通信を行うようにしてもよい。
各通信ノードは、電子制御ユニットなどにより実現される。また、各通信ノードに、センサ、アクチュエータなどが実装されてもよい。
第1の通信ノード100−第7の通信ノード700のうち、所定の通信ノードによりグループが構成される。例えば、第1の通信バス10に接続される第1の通信ノード100−第3の通信ノード300により第1の群50が構成され、第2の通信バス20に接続される第4の通信ノード400−第6の通信ノード600により第2の群60が構成される。通信システムの一実施例は、複数の通信ノードのうち、スリープ状態の通信ノードを個別に動作状態に移行させることができるし、通信ノードの群(グループ)毎に動作状態に移行させることができる。
一例として、第5の通信ノード500からウエイクアップ要求フレームが送信される場合について説明する。ウエイクアップ要求フレームに限らず、第1の通信バス10に接続される通信ノードと第2の通信バス20に接続される通信ノードとの間で送受信されるフレームなどの信号に適用できる。
第5の通信ノード500から送信されたウエイクアップ要求フレームは、第4の通信ノード400および第6の通信ノード600により受信される。第4の通信ノード400および第6の通信ノード600は、第5の通信ノード500からのウエイクアップ要求フレームによりウエイクアップする。
さらに、第5の通信ノード500から送信されたウエイクアップ要求フレームは、第7の通信ノード700により受信される。第7の通信ノード700は、第5の通信ノード500からのウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が正規な(正しい)要求であるか不正な要求であるかを判断する。例えば、第7の通信ノード700は、第5の通信ノード500からのウエイクアップ要求フレームの送信が誤送信であるか否かを判断する。
第7の通信ノード700は、車両のイグニッションがオフにされ、第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移してから第1の閾値により表される時間の経過後に、ウエイクアップ要求フレームにより要求されるウエイクアップが正規の要求であるか不正の要求であるかを判断する。つまり、車両のイグニッションがオフにされた後に、第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移してから第1の閾値により表される時間が経過するまでは、ウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求は正規の要求として処理される。
第7の通信ノード700は、第5の通信ノード500からのウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が正規な要求であると判断した場合には、そのウエイクアップ要求フレームを第1の通信バス10に送信(転送)する。ウエイクアップ要求フレームが第1の通信バス10へ送信される結果、第1の通信バス10に接続される第1の通信ノード100−第3の通信ノード300は、第7の通信ノード700からのウエイクアップ要求フレームを受信し、ウエイクアップする。
第7の通信ノード700は、第5の通信ノード500からのウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が不正な要求であると判断した場合には、そのウエイクアップ要求フレームを第1の通信バス10に送信しない。この場合、第7の通信ノード700は、ウエイクアップ要求フレームを破棄するようにしてもよい。
<第1の通信ノード100>
図2は、第1の通信ノード100の一実施例を示す。図2は、主に第1の通信ノード100のハードウェア構成を示す。第2の通信ノード200−第6の通信ノード600のハードウェア構成も、図2に示す第1の通信ノード100を適用できる。
第1の通信ノード100は、マイクロコントローラ102と、トランシーバ110とを備える。
マイクロコントローラ102は、CPU104と、ROM106と、RAM108とを備える。
第1の通信ノード100が2個以上のトランシーバを有するようにしてもよい。また、第1の通信ノード100が2個以上のマイクロコントローラを有するようにしてもよい。
CPU104は、第1の通信ノード100を制御する。具体的には、CPU104は、通信相手となる通信ノードをウエイクアップさせるために、ウエイクアップ要求フレームを作成し、送信する制御を実行する。また、CPU104は、他の通信ノードから送信されたウエイクアップ要求フレームを受信した場合にウエイクアップする制御を実行する。
ROM106は、第1の通信ノード100の制御を、CPU104が実行するためのプログラムを格納するためのメモリである。
RAM108は、CPU104が第1の通信ノード100の制御を実行する際に、データを一時的に格納するためのメモリである。
トランシーバ110は、マイクロコントローラ102、第1の通信バス10と接続される。トランシーバ110は、CPU104からのウエイクアップ要求フレームを送信する。また、トランシーバ110は、他の通信ノードから送信されたウエイクアップ要求フレームをマイクロコントローラ102に入力する。
<第1の通信ノード100の機能>
第1の通信ノード100の機能の一実施例について説明する。
図3は、第1の通信ノード100の機能の一実施例を示す機能ブロック図である。この機能ブロック図により表される機能は、主に、マイクロコントローラ102により実行される。第2の通信ノード200−第6の通信ノード600の機能も、図3に示す第1の通信ノード100の機能ブロック図を適用できる。
マイクロコントローラ102は、ウエイクアップ要求フレーム作成部1042と、状態制御部1044として機能する。
ウエイクアップ要求フレーム作成部1042は、トランシーバ110と接続される。ウエイクアップ要求フレーム作成部1042は、スリープ状態の通信ノードのウエイクアップを要求するウエイクアップ要求フレームを作成する。ウエイクアップ要求フレーム作成部1042は、トランシーバ110へ、ウエイクアップ要求フレームを入力する。
図4は、CANフレームの一例を示す。ウエイクアップ要求フレームは、CANフレームを適用できる。
CANフレームは、スタートオブフレーム(SOF: Start Of Frame)ビットと、IDと、リモートトランスミッションリクエスト(RTR: Remote Transmission Request)ビットと、データ長コード(DLC: Data Length Code)と、Dataフィールドと、CRCスロットと、ACK(アクノレッジ)スロットと、エンドオブフレーム(EOF: End of Frame)とにより構成される。
スタートオブフレームビットは、メッセージの始めを示し、ドミナント(論理0)ビットで示される。
IDは、メッセージを識別し、メッセージの優先順位を示す。IDは、11ビットで表されてもよいし(標準フレーム)、29ビットで表されてもよい(拡張フレーム)。IDは、データIDとも呼ばれる。
リモートトランスミッションリクエストビットは、リモートフレームとデータフレームを区別するのに使用される。ドミナント(論理0)のリモートトランスミッションリクエストビットはデータフレームを示す。リセッシブ(論理1)のリモートトランスミッションリクエストビットはリモートフレームを示す。
データ長コードは、データフィールドに含まれるバイト数を示す。
Dataフィールドには、0〜8バイトのデータが含まれる。
CRCは、巡回冗長検査を示す。CRCには、15ビットの巡回冗長検査コードとリセッシブデリミタビットが含まれる。CRCフィールドは、エラー検出に使用される。
ACK(アクノレッジ)スロットは、メッセージを正しく受信した場合に、メッセージの最後に送信する。送信側のノードは通信バス上でACKビットの有無をチェックし、ACKが検出されなかった場合は再度送信を試みるのが好ましい。
エンドオブフレームは、データフレームやリモートフレームの終了位置を示す。エンドオブフレームは、7ビットで構成され、ビットレベルは全て"リセッシブ"である。
ウエイクアップ要求フレーム作成部1042は、ウエイクアップ要求フレームであること、またウエイクアップさせる通信ノードをIDにより指定してもよいし、データにより指定してもよい。例えば、ウエイクアップさせる通信ノードをIDにより指定する場合には、IDを「00000000001」とすることにより全通信ノードをウエイクアップさせることを依頼することが指定され、IDを「00000000010」とすることにより第1の群50の通信ノードをウエイクアップさせることを依頼することが指定され、IDを「00000000100」とすることにより第2の群60の通信ノードをウエイクアップさせることが指定される。ウエイクアップさせるスレーブ通信ノードをデータにより指定する場合にも適用できる。
状態制御部1044は、トランシーバ110と接続される。状態制御部1044は、第1の通信ノード100の状態に関する制御を実行する。第1の通信ノード100の状態には、ウエイクアップ状態と、スリープ状態と、フェールセーフ状態がある。ウエイクアップ状態は、動作状態であり、データの送受信が可能である。スリープ状態は、電力消費を抑えるために、一定時間データの送受信がないときに動作を一時的に停止している状態である。スリープ状態では、ウエイクアップ要求フレームを受信することによりウエイクアップ状態に遷移できる。フェールセーフ状態は、他のノードから送信されるデータを受信できない場合や、制御ができない状態となった場合に、動作を停止している状態である。フェールセーフ状態では、ウエイクアップ要求フレームを受信することによりウエイクアップ状態に遷移できる。
状態制御部1044には、トランシーバ110からウエイクアップ要求フレームが入力される。状態制御部1044は、ウエイクアップ要求フレームが入力されると、ウエイクアップし、ウエイクアップ状態に遷移する。
<第7の通信ノード700>
図5は、第7の通信ノード700の一実施例を示す。図5は、主に第7の通信ノード700のハードウェア構成を示す。
第7の通信ノード700は、マイクロコントローラ702と、第1のトランシーバ710と、第2のトランシーバ712とを備える。
マイクロコントローラ702は、CPU704と、ROM706と、RAM708とを備える。
第7の通信ノード700が3個以上のトランシーバを有するようにしてもよい。また、第7の通信ノード700が2個以上のマイクロコントローラを有するようにしてもよい。
CPU704は、第7の通信ノード700を制御する。具体的には、CPU704は、第1の通信ノード100−第6の通信ノード600のいずれかから送信されたウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が正規な要求であるか不正な要求であるかを判断する。具体的には、CPU704は、車両の電源状態が、イグニッションがオンからオフにされたことを確認する。CPU704は、イグニッションがオフにされたことを確認後、イグニッションがオンにされるまでの間で、且つある時間から第2の閾値により表される時間の間にウエイクアップ要求フレームを受信した回数に基づいて、ウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が正規な要求であるか不正な要求であるかを判断する。
CPU704は、ウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が正規な要求であると判断した場合、ウエイクアップ要求フレームを送信した通信ノードが接続される通信バスとは異なる他の通信バスにウエイクアップ要求フレームを送信するように制御する。
CPU704は、ウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が不正な要求であると判断した場合、ウエイクアップ要求フレームを送信しない。
ROM706は、第7の通信ノード700の制御を、CPU704が実行するためのプログラムを格納する。
RAM708は、CPU704が第7の通信ノード700の制御を実行する際に、データを一時的に格納する。
第1のトランシーバ710は、マイクロコントローラ702、第1の通信バス10と接続される。第1のトランシーバ710は、第1の通信バス10にCPU704からのウエイクアップ要求フレームを送信する。また、第1のトランシーバ710は、他の通信ノードからのウエイクアップ要求フレームをマイクロコントローラ702に入力する。
第2のトランシーバ712は、マイクロコントローラ702、第2の通信バス20と接続される。第2のトランシーバ712は、第2の通信バス20にCPU704からのウエイクアップ要求フレームを送信する。また、第1のトランシーバ710は、他の通信ノードからのウエイクアップ要求フレームをマイクロコントローラ702に入力する。
<第7の通信ノード700の機能>
図6は、第7の通信ノード700の機能の一実施例を示す機能ブロック図である。この機能ブロック図により表される機能は、主に、マイクロコントローラ702により実行される。
マイクロコントローラ702は、通信制御部7042と、ウエイクアップ要求フレーム判断部7044として機能する。通信制御部7042は、第1のタイマ7046と、第2のタイマ7048と、第3のタイマ7052とを有する。ウエイクアップ要求フレーム判断部7044は、受信回数カウンタ7050を有する。
通信制御部7042は、第1のトランシーバ710と、第2のトランシーバ712と接続される。通信制御部7042は、第7の通信ノード700の通信に関する制御を実行する。通信制御部7042には、車両のイグニッションがオンにされた場合にはイグニッションがオンにされたことを示すイグニッションオン信号が入力され、車両のイグニッションがオフにされた場合にはイグニッションがオフにされたことを示すイグニッションオフ信号が入力される。
通信制御部7042は、第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移する際に、第1のタイマ7046を起動する。第1のタイマ7046は、車両のイグニッションがオフにされ、且つ第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移してから、第2のタイマ7048をオンにするまでの経過時間を計測するためのタイマである。例えば、第7の通信ノード700は、所定の時間の間に送信するデータがなく、且つ受信するデータがないときにスリープ状態に遷移する。
通信制御部7042は、第1のタイマ7046による経過時間が第1の閾値となった場合に、第1のタイマ7046による経過時間の計測を終了するとともに、第2のタイマ7048を起動する。第2のタイマ7048は、第1のタイマ7046による経過時間の計測が終了してから、受信回数カウンタ7050により受信回数をカウントする受信回数カウント期間を計測するためのタイマである。第2のタイマ7048は受信回数カウント期間が所定の期間となった場合に満了し、再起動される。通信制御部7042は、ウエイクアップ要求フレーム判断部7044に、第2のタイマ7048が(再)起動されたことを通知する。
通信制御部7042は、イグニッションオフ信号が入力された後に、第1のトランシーバ710または第2のトランシーバ712からウエイクアップ要求フレームが入力された場合に、第1のタイマ7046による計測時間が第1の閾値未満であるか否かを判断する。
通信制御部7042は、第1のタイマ7046による計測時間が第1の閾値未満であると判断した場合、ウエイクアップ要求フレームが入力されたトランシーバとは異なるトランシーバに、ウエイクアップ要求フレームを入力する。
通信制御部7042は、第1のタイマ7046による計測時間が第1の閾値以上であると判断した場合、第2のタイマ7048が起動しているか否かを判断する。
通信制御部7042は、第2のタイマ7048が起動していないと判断した場合、ウエイクアップ要求フレームが入力されたトランシーバとは異なるトランシーバに、ウエイクアップ要求フレームを入力する。通信制御部7042は、第2のタイマ7048が起動していると判断した場合、ウエイクアップ要求フレーム判断部7044にウエイクアップ要求フレームを入力する。
通信制御部7042は、ウエイクアップ要求フレーム判断部7044から、ウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が正規な要求であることが通知された場合、ウエイクアップ要求フレームが入力されたトランシーバとは異なるトランシーバに、ウエイクアップ要求フレームを入力する。
通信制御部7042は、ウエイクアップ要求フレーム判断部7044から、ウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が不正な要求であることが通知された場合、トランシーバにウエイクアップ要求フレームを入力しない。この場合、通信制御部7042は、ウエイクアップ要求フレームを破棄するようにしてもよい。
通信制御部7042は、ウエイクアップ要求フレーム判断部7044から、ウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が不正な要求であることが通知された場合、第3のタイマ7052を起動する。第3のタイマ7052は、ウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が不正な要求であると判断されてからの経過時間を計測するタイマである。通信制御部7042は、第3のタイマ7052が起動してから第3の閾値により表される時間が経過するまで待機する。つまり、通信制御部7042は、第3のタイマ7052が起動してから第3の閾値により表される時間が経過するまでは、第1のトランシーバ710または第2のトランシーバ712からウエイクアップ要求フレームが入力されても、ウエイクアップ要求フレームが入力されたトランシーバとは異なるトランシーバに、ウエイクアップ要求フレームを入力しない。この場合、通信制御部7042は、ウエイクアップ要求フレームを破棄するようにしてもよい。
通信制御部7042は、第3のタイマ7052を起動してから第3の閾値により表される時間が経過した後、第3のタイマ7052による経過時間の計測を終了することによりリセットする。通信制御部7042は、第3のタイマ7052による経過時間の計測を終了した後に、第2のタイマ7048を再起動する。
ウエイクアップ要求フレーム判断部7044は、通信制御部7042と接続される。ウエイクアップ要求フレーム判断部7044は、通信制御部7042から入力されるウエイクアップ要求フレームに基づいて、該ウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が正規な要求であるか不正な要求であるかを判断する。
ウエイクアップ要求フレーム判断部7044には、車両のイグニッションがオンにされた場合にはイグニッションがオンにされたことを示すイグニッションオン信号が入力され、車両のイグニッションがオフにされた場合にはイグニッションがオフにされたことを示すイグニッションオフ信号が入力される。
ウエイクアップ要求フレーム判断部7044は、車両のイグニッションがオンである状態でイグニッションオフ信号が入力された後に、通信制御部7042から入力されるウエイクアップ要求フレームの数をカウントする。ウエイクアップ要求フレーム判断部7044には、ウエイクアップ要求フレームの数をカウントするための受信回数カウンタ7050が用意される。
ウエイクアップ要求フレーム判断部7044は、通信制御部7042から第2のタイマ7048が(再)起動されたことが通知される。ウエイクアップ要求フレーム判断部7044は、第2のタイマ7048が(再)起動されたことを表す信号に基づいて、ウエイクアップ要求が正規な要求であるか不正な要求であるかを判断する。具体的には、ウエイクアップ要求フレーム判断部7044は、第2のタイマ7048が(再)起動されてから所定の期間の間に入力されるウエイクアップ要求フレームの数に基づいて、該ウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が正規な要求であるか不正な要求であるかを判断する。
ウエイクアップ要求フレーム判断部7044は、受信回数カウンタ7050のカウント値が受信回数閾値以下である場合には、正規のウエイクアップ要求であると判断する。この場合、ウエイクアップ要求フレーム判断部7044は、通信制御部7042にウエイクアップ要求が正規な要求であることを通知する。
ウエイクアップ要求フレーム判断部7044は、受信回数カウンタ7050のカウント値が受信回数閾値より大きい場合には、不正のウエイクアップ要求であると判断する。この場合、ウエイクアップ要求フレーム判断部7044は、通信制御部7042にウエイクアップ要求が不正な要求であることを通知する。
受信回数カウンタ7050は、イグニッションがオフからオンにされた際、ACC電源がオフからオンにされた際、車両のドアが閉から開にされた際、ドアロックがアンロックされた際、一定時間の経過後にリセットされるのが好ましい。
<通信システムの動作>
図7は、通信システムの動作の一実施例を示す。
ステップS702では、車両のイグニッションがオンからオフにされる。
ステップS704では、第7の通信ノード700は、スリープ状態に遷移する。第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移する際に、第1の通信ノード100−第6の通信ノード600の全てがスリープ状態に遷移していてもよいし、いずれか1つがスリープ状態に遷移していてもよい。
ステップS706では、第7の通信ノード700は、第1のタイマ7046を起動する。
ステップS708では、第7の通信ノード700は、ウエイクアップ要求フレームを受信する。例えば、第1の通信ノード100−第6の通信ノード600のいずれかの通信ノードがウエイクアップし、ウエイクアップ要求フレームを作成し、送信する。第7の通信ノード700は、そのウエイクアップ要求フレームを受信する。
ステップS710では、第7の通信ノード700は、第1のタイマ7046による計測時間が第1の閾値により表される時間未満、つまり第1の閾値により表される時間よりも短い時間であるか否かを判断する。
ステップS712では、第7の通信ノード700は、第1のタイマ7046による計測時間が第1の閾値未満であると判断した場合、ウエイクアップ要求フレームを受信した通信バスとは異なる他の通信バスにウエイクアップ要求フレームを送信する。第7の通信ノード700は、ウエイクアップ要求フレームを受信した通信バスとは異なる他の通信バスにウエイクアップ要求フレームを送信した後、ステップS708からの処理を引き続き行う。
ステップS714では、第7の通信ノード700は、第1のタイマ7046による計測時間が第1の閾値未満でないと判断した場合、第2のタイマ7048が起動しているか否かを判断する。第2のタイマ7048が起動していないと判断した場合、ステップS712へ遷移する。
ステップS716では、第2のタイマ7048が起動していると判断した場合、第7の通信ノード700は、第2のタイマ7048により所定の期間の計測中にカウントされた受信回数カウンタ7050のカウント値が受信回数閾値以下であるか否かを判断する。
ステップS718では、第7の通信ノード700は、受信回数カウンタ7050のカウント値が受信回数閾値以下であると判断した場合、他の通信バスにウエイクアップ要求フレームを送信する。
ステップS720では、第7の通信ノード700は、第2のタイマ7048によるカウントを終了し、ステップS708からの処理を引き続き行う。
ステップS722では、第7の通信ノード700は、受信回数カウンタ7050のカウント値が受信回数閾値より多いと判断した場合、ウエイクアップ要求フレームを受信した通信バスとは異なる他の通信バスにウエイクアップ要求フレームを送信しない。
ステップS724では、第7の通信ノード700は、第3のタイマ7052を起動する。
ステップS726では、第7の通信ノード700は、第3のタイマ7052による計測時間が所定の期間となった場合に終了する。
図7に示される処理の順序は一例であり、異なる順序で実行されてもよい。例えば、ステップS718の処理より先にステップS720の処理を実行してもよいし、ステップS722の処理より先にステップS724の処理を実行してもよい。
通信システムの一実施例では、車両のイグニッションがオフにされた後に、第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移してから第1の閾値により表される時間が経過するまでは、第7の通信ノード700は、ウエイクアップ要求フレームが入力された通信バスとは異なる他の通信バスに受信したウエイクアップ要求フレームを送信する。
第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移してから第1の閾値により表される時間が経過した後には、第7の通信ノード700は、ウエイクアップ要求フレームを受信した回数に基づいて、ウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が正規の要求であるか不正の要求であるかを判断する。具体的には、車両のイグニッションがオフにされてからオンにされるまでの時間区間において、受信回数をカウントする受信回数カウント期間が所定の期間となるまでにおけるウエイクアップ要求フレームの受信回数に基づいて、ウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が正規の要求であるか不正の要求であるかを判断する。
ウエイクアップ要求が不正の要求であると判断した場合には、一方の通信バスに接続された通信ノードからのウエイクアップ要求フレームを他方の通信バスに接続された通信ノードに送信する制御を実行しないことにより、他方の通信バスに接続された通信バスはウエイクアップすることがないため、消費電力を低減できる。
イグニッションがオンの状態からオフにされた直後は、ユーザが車両の操作を行うことにより、ウエイクアップ要求フレームが多く作成され、送信されることが想定される。したがって、車両のイグニッションがオフにされ、第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移してから第1の閾値により表される時間が経過するまでは、ウエイクアップ要求フレームにより要求されるウエイクアップ要求が正規の要求であるとして処理を行う。
このようにすることにより、ウエイクアップ要求フレームにより要求されるウエイクアップ要求が正規の要求である場合に、不正の要求であるとして処理される確率を低減できる。
<第2の実施例>
通信システムの一実施例は、車両のイグニッションがオフにされ、且つ第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移してからウエイクアップ要求フレームを受信するまでの時間に基づいて、ウエイクアップ要求フレームにより要求されるウエイクアップ要求が正規の要求であるか不正の要求であるかを判断するようにしたものである。
<通信システム>
通信システムの一実施例は、図1を参照して説明した通信システムを適用できる。
<第1の通信ノード100>
第1の通信ノード100の一実施例は、図2を参照して説明した第1の通信ノードを適用できる。
<第1の通信ノード100の機能>
第1の通信ノード100の機能の一実施例は、図3を参照して説明した第1の通信ノード100の機能ブロック図を適用できる。
<第7の通信ノード700>
第7の通信ノード700の一実施例は、図5を参照して説明した第7の通信ノード700を適用できる。
<第7の通信ノード700の機能>
図8は、第7の通信ノード700の機能の一実施例を示す機能ブロック図である。この機能ブロック図により表される機能は、主に、マイクロコントローラ702により実行される。
マイクロコントローラ702は、通信制御部7064と、ウエイクアップ要求フレーム判断部7066として機能する。通信制御部7064は、ウエイクアップ計測タイマ7068と、タイミングT1格納部7070とを有する。ウエイクアップ要求フレーム判断部7066は、タイミング一致カウンタ7072を有する。
通信制御部7064は、第1のトランシーバ710と、第2のトランシーバ712と接続される。通信制御部7064は、第7の通信ノード700の通信に関する制御を実行する。通信制御部7064には、車両のイグニッションがオンにされた場合にはイグニッションがオンにされたことを示すイグニッションオン信号が入力され、車両のイグニッションがオフにされた場合にはイグニッションがオフにされたことを示すイグニッションオフ信号が入力される。
通信制御部7064は、第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移する際に、ウエイクアップ計測タイマ7068を起動する。ウエイクアップ計測タイマ7068は、第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移してからウエイクアップするまでの時間を計測するタイマである。例えば、第7の通信ノード700は、所定の時間の間に送信するデータがなく、且つ受信するデータがないときにスリープ状態に遷移する。
通信制御部7064は、イグニッションオフ信号が入力された後に、第1のトランシーバ710または第2のトランシーバ712からウエイクアップ要求フレームが入力された場合に、ウエイクアップ計測タイマ7068を停止するとともに、ウエイクアップ計測タイマ7068による計測値を取得する。
通信制御部7064は、イグニッションオフ信号が入力されてからスリープ状態に遷移するのが初回である場合、ウエイクアップ計測タイマ7068による計測値をタイミングT1として、タイミングT1格納部7070に格納する。タイミングT1は、第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移してからウエイクアップするまでの時間の計測値である。通信制御部7064は、ウエイクアップ要求フレームを、入力されたトランシーバとは異なるトランシーバに入力する。
通信制御部7064は、イグニッションオフ信号が入力されてからスリープ状態に遷移するのが2回目以降である場合、ウエイクアップ計測タイマ7068による計測値をタイミングT2として取得する。タイミングT2は、第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移してからウエイクアップするまでの時間の計測値である。通信制御部7064は、タイミングT2とともに、タイミングT1格納部7070に格納されたタイミングT1をウエイクアップ要求フレーム判断部7066に入力する。
通信制御部7064は、ウエイクアップ要求フレーム判断部7066からウエイクアップ要求フレームにより要求されるウエイクアップ要求が正規な要求であることが通知された場合、ウエイクアップ要求フレームが入力されたトランシーバとは異なるトランシーバに、ウエイクアップ要求フレームを入力する。通信制御部7064は、タイミングT1格納部7070に格納されているタイミングT1をタイミングT2に更新する。つまり、通信制御部7064は、タイミングT1格納部7070に格納されているタイミングT1をタイミングT2の値に置き換える。通信制御部7064は、タイミングT2をリセットする。
通信制御部7064は、ウエイクアップ要求フレーム判断部7066からウエイクアップ要求フレームにより要求されるウエイクアップ要求が不正な要求であることが通知された場合、トランシーバにウエイクアップ要求フレームを入力しない。通信制御部7064は、タイミングT1格納部7070に格納されているタイミングT1をタイミングT2に更新する。つまり、通信制御部7064は、タイミングT1格納部7070に格納されているタイミングT1をタイミングT2の値に置き換える。通信制御部7064は、タイミングT2をリセットする。この場合、通信制御部7064は、ウエイクアップ要求フレームを破棄するようにしてもよい。
ウエイクアップ要求フレーム判断部7066は、通信制御部7064と接続される。ウエイクアップ要求フレーム判断部7066は、通信制御部7064から入力されるタイミングT1とタイミングT2に基づいて、ウエイクアップ要求フレームにより要求されるウエイクアップ要求が正規な要求であるか不正な要求であるかを判断する。
ウエイクアップ要求フレーム判断部7066は、タイミングT1とタイミングT2との差分の絶対値、すなわち|T1−T2|がタイミング差閾値以下であるか否かを判断する。
ウエイクアップ要求フレーム判断部7066は、タイミングT1とタイミングT2との差分の絶対値がタイミング差閾値以下である場合、タイミング一致カウンタ7072をカウントアップする。タイミング一致カウンタ7072は、タイミングT1とタイミングT2とが一致した回数を係数するためのカウンタである。タイミングT1とタイミングT2との差分の絶対値がタイミング差閾値以下である場合に、タイミングT1とタイミングT2とが一致したと判断される。ウエイクアップ要求フレーム判断部7066は、タイミング一致カウンタ7072のカウント値がタイミング一致カウント閾値以上であるか否かを判断する。
ウエイクアップ要求フレーム判断部7066は、タイミング一致カウンタ7072のカウント値がタイミング一致カウント閾値以上である場合、不正のウエイクアップ要求であると判断する。この場合、ウエイクアップ要求フレーム判断部7066は、通信制御部7064にウエイクアップ要求が不正な要求であることを通知する。
ウエイクアップ要求フレーム判断部7066は、タイミングT1とタイミングT2との差分の絶対値がタイミング差閾値以下でない場合またはタイミング一致カウンタ7072のカウント値がタイミング一致カウント閾値以上でない場合、正規のウエイクアップ要求であると判断する。この場合、ウエイクアップ要求フレーム判断部7066は、通信制御部7064にウエイクアップ要求が正規な要求であることを通知し、タイミング一致カウンタ7072をリセットする。
<通信システムの動作>
図9は、通信システムの動作の一実施例を示す。
ステップS902では、車両のイグニッションがオンからオフにされる。
ステップS904では、第7の通信ノード700は、スリープ状態に遷移する。
ステップS906では、第7の通信ノード700は、スリープ状態への遷移が、イグニッションがオフにされてから初回であるか否かを判断する。
ステップS908では、第7の通信ノード700は、スリープ状態への遷移が、イグニッションがオフにされてから初回であると判断した場合、ウエイクアップ計測タイマ7068を起動する。
ステップS910では、第7の通信ノード700は、ウエイクアップ要求フレームを受信する。例えば、第1の通信ノード100−第6の通信ノード600のいずれかの通信ノードがウエイクアップし、ウエイクアップ要求フレームを作成し、送信する。第7の通信ノード700は、そのウエイクアップ要求フレームを受信する。
ステップS912では、第7の通信ノード700は、ウエイクアップ計測タイマ7068を停止し、計測時間をタイミングT1としてタイミングT1格納部7070に格納する。
ステップS914では、第7の通信ノード700は、ウエイクアップ要求フレームを受信した通信バスとは異なる他の通信バスにウエイクアップ要求フレームを送信する。
他の通信バスにウエイクアップ要求フレームを送信後、ステップS904からの処理を行う。
ステップS916では、第7の通信ノード700は、スリープ状態への遷移が、イグニッションがオフにされてから初回でないと判断した場合、ウエイクアップ計測タイマ7068を起動する。
ステップS918では、第7の通信ノード700は、ウエイクアップ要求フレームを受信する。例えば、第1の通信ノード100−第6の通信ノード600のいずれかの通信ノードがウエイクアップし、ウエイクアップ要求フレームを作成し、送信する。第7の通信ノード700は、そのウエイクアップ要求フレームを受信する。
ステップS920では、第7の通信ノード700は、ウエイクアップ計測タイマ7068を停止し、計測時間をタイミングT2として取得する。
ステップS922では、第7の通信ノード700は、タイミングT1とタイミングT2との差の絶対値がタイミング差閾値以下であるか否かを判断する。
ステップS924では、第7の通信ノード700は、タイミングT1とタイミングT2との差の絶対値がタイミング差閾値以下であると判断した場合、タイミング一致カウンタ7072をカウントアップする。
ステップS926では、第7の通信ノード700は、タイミング一致カウンタ7072のカウント値は、タイミング一致カウント閾値以上であるか否かを判断する。
ステップS928では、第7の通信ノード700は、タイミング一致カウンタ7072のカウント値がタイミング一致カウント閾値以上であると判断した場合、ウエイクアップ要求フレームを受信した通信バスとは異なる他の通信バスにウエイクアップ要求フレームを送信しない。
ステップS930では、第7の通信ノード700は、タイミングT2をタイミングT1とし、タイミングT2をリセットする。
タイミングT2をタイミングT1とし、タイミングT2をリセット後、ステップS904からの処理を行う。
ステップS932では、第7の通信ノード700は、ステップS922においてタイミングT1とタイミングT2との差の絶対値がタイミング差閾値以下でないと判断した場合またはステップS926においてタイミング一致カウンタ7072のカウント値がタイミング一致カウント閾値以上でないと判断した場合、ウエイクアップ要求フレームを受信した通信バスとは異なる他の通信バスにウエイクアップ要求フレームを送信する。
ステップS934では、第7の通信ノード700は、タイミングT2をタイミングT1とし、タイミングT2をリセットするとともに、タイミング一致カウンタ7072をリセットする。
タイミングT2をタイミングT1とし、タイミングT2をリセットするとともに、タイミング一致カウンタ7072をリセット後、ステップS904からの処理を行う。
図9に示される処理の順序は一例であり、異なる順序で実行されてもよい。
第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移してからウエイクアップ要求フレームを受信するまでの時間間隔に基づいて、ウエイクアップ要求フレームによるウエイクアップ要求が正規の要求であるか不正の要求であるかを判断する際に、3以上の時間間隔に基づいて判断するようにしてもよい。
タイミング一致カウンタ7072のリセットは上記に限られない。例えば、タイミング一致カウンタ7072は、イグニッションがオフからオンにされた際、ACC電源がオフからオンにされた際、車両のドアが閉から開にされた際、ドアロックがアンロックされた際、一定時間の経過後にリセットされてもよい。
通信システムの一実施例によれば、第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移してからウエイクアップ要求フレームを受信したタイミングに基づいて、ウエイクアップ要求フレームにより要求されるウエイクアップ要求が正規の要求であるか不正の要求であるかを判断できる。
電子制御ユニットの故障や異常のより不正なウエイクアップ要求フレームが送信される場合、電子制御ユニットは不正なルーチン処理を行っていることが想定される。不正なルーチン処理を行っている場合、一定間隔で、不正なウエイクアップ要求フレームを送信することが想定される。このため、第7の通信ノード700がスリープ状態に遷移してからウエイクアップ要求フレームを受信したタイミングに基づいて、ウエイクアップ要求フレームにより要求されるウエイクアップ要求が正規の要求であるか不正の要求であるかを判断できる。具体的には、前回のタイミングと今回のタイミングとの差がタイミング差閾値以下であり、且つその回数がタイミング一致カウント閾値以上である場合には、不正なウエイクアップ要求であると判断する。前回のタイミングと今回のタイミングとの差がタイミング差閾値以下でない場合には、正規のウエイクアップ要求であると判断する。
以上、本発明は特定の実施例及び変形例を参照しながら説明されてきたが、各実施例及び変形例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に従った装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
10 第1の通信バス
20 第2の通信バス
50 第1の群
60 第2の群
100 第1の通信ノード
102 マイクロコントローラ
104 CPU
106 ROM
108 RAM
110 トランシーバ
200 第2の通信ノード
300 第3の通信ノード
400 第4の通信ノード
500 第5の通信ノード
600 第6の通信ノード
700 第7の通信ノード
702 マイクロコントローラ
704 CPU
706 ROM
708 RAM
710 第1のトランシーバ
712 第2のトランシーバ
1042 ウエイクアップ要求フレーム作成部
1044 状態制御部
7042、7064 通信制御部
7044、7066 ウエイクアップ要求フレーム判断部
7046 第1のタイマ
7048 第2のタイマ
7050 受信回数カウンタ
7052 第3のタイマ
7068 ウエイクアップ計測タイマ
7070 タイミングT1格納部
7072 タイミング一致カウンタ

Claims (7)

  1. 通信ノードと、複数の通信バスとの間に接続され、且つ異なる通信バスに接続される通信ノード間の通信を中継するゲートウェイ装置とを有する通信システムであって、
    一方の通信バスに接続される通信ノードは、
    他方の通信バスに接続される通信ノードに信号を送信し、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記一方の通信バスからの信号を受信する受信部と、
    前記受信部により受信した前記一方の通信バスからの信号が不正な信号である場合に、該不正な信号を前記他方の通信バスに送信する制御を停止する制御部と
    を有し、
    前記制御部は、
    前記ゲートウェイ装置が搭載される車両のイグニッションがオフにされてから所定の時間が経過した後に、前記一方の通信バスからの信号が不正な信号であるか否かを判断する通信システム。
  2. 複数の通信バスとの間に接続され、異なる通信バスに接続される通信ノード間の通信を中継するゲートウェイ装置であって、
    一方の通信バスからの信号を受信する受信部と、
    前記受信部により受信した一方の通信バスからの信号が不正な信号である場合に、該不正な信号を他方の通信バスに送信する制御を停止する制御部と
    を有し、
    前記制御部は、
    前記ゲートウェイ装置が搭載される車両のイグニッションがオフにされてから第1の時間が経過した後に、前記一方の通信バスからの信号が不正な信号であるか否かを判断するゲートウェイ装置。
  3. 前記制御部は、第2の期間に受信された信号の受信回数に基づいて、前記一方の通信バスからの信号が不正な信号であるか否かを判断する、請求項2に記載のゲートウェイ装置。
  4. 前記制御部は、前記一方の通信バスからの信号が不正な信号であると判断した場合、第3の時間の間、前記不正な信号を他方の通信バスに送信する制御を停止する請求項2または3に記載のゲートウェイ装置。
  5. 前記一方の通信バスからの信号は、通信ノードをウエイクアップさせる際に送信されるウエイクアップ要求フレームである、請求項2ないし4のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  6. 通信ノードと、複数の通信バスとの間に接続され、且つ異なる通信バスに接続される通信ノード間の通信を中継するゲートウェイ装置とを有する通信システムにおける通信方法であって、
    一方の通信バスに接続される通信ノードは、
    他方の通信バスに接続される通信ノードに信号を送信し、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記一方の通信バスからの信号を受信し、
    前記ゲートウェイ装置が搭載される車両のイグニッションがオフにされてから所定の時間が経過した後に、前記一方の通信バスからの信号が不正な信号であるか否かを判断し、
    前記一方の通信バスからの信号が不正な信号である場合に、該不正な信号を前記他方の通信バスに送信する制御を停止する、通信方法。
  7. 複数の通信バスとの間に接続され、異なる通信バスに接続される通信ノード間の通信を中継するゲートウェイ装置における通信方法であって、
    一方の通信バスからの信号を受信し、
    前記ゲートウェイ装置が搭載される車両のイグニッションがオフにされてから所定の時間が経過した後に、前記一方の通信バスからの信号が不正な信号であるか否かを判断し、
    前記一方の通信バスからの信号が不正な信号である場合に、該不正な信号を他方の通信バスに送信する制御を停止する、通信方法。
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