JP6402452B2 - ゲートウェイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の通信ノードが通信線を介して互いに信号の送受信を行う多重通信システムに関する。
電気自動車(EV: Electric Vehicle)やプラグインハイブリッド自動車(PHV: Plug-in Hybrid Vehicle)では、充電効率を上げるために、充電中に車両で消費する電力をなるべく少なくする必要がある。
複数のノードが互いに通信を行う多重通信システムにおいて、イグニッション(IG)がオフであるときに、何れかのノードがスリープ状態へ移行できずウェイクアップ状態で動作し続ける場合でも、その後、確実に当該ノードをスリープ状態へ切り換えることにより、システム全体をスリープ状態へ移行させる技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2005−20570号公報
車両に搭載されるローカルエリアネットワーク(以下、「車載LAN」という)が、複数の通信バスに接続される通信ノードと該複数の通信バスの間に接続され、且つ異なる通信バスに接続される通信ノード間の通信を中継するゲートウェイ装置とを有する場合を考える。
ゲートウエイ装置は、中継元の通信ノード及び中継先の通信ノードのネットワーク以外のネットワークを低消費電力モードに移行させることにより、無駄な電力消費を防ぐことができる。しかし、中継元の通信ノードに異常が発生した場合には、中継先の通信ノードへのフレーム送信が停止されないため、中継元の通信ノード及び中継先の通信ノードのネットワークは、低消費電力モードに移行できない。つまり、通信ノードの異常は判定されないため、中継元の通信ノードに異常が発生し、フレームを送信し続ける場合には、中継元の通信ノード及び中継先の通信ノードのネットワークは、低消費電力モードに移行できない状態が継続する。
また、中継先の通信ノードが複数である場合には、該複数の通信ノードのネットワークを低消費電力モードに移行させることができない。
本発明の目的は、通信ノードを複数有する多重通信システムにおいて、消費電力を低減させることである。
開示の一実施例のゲートウェイ装置は、複数の通信バスの間に接続され、且つ異なる通信バスに接続される通信ノード間の通信を中継するゲートウェイ装置であって、各通信ノードについて低消費電力状態へ移行できない経過時間を、前記ゲートウェイ装置に接続された通信ノード毎に計測し、該経過時間が前記通信ノード毎に設定された機能別の所定の閾値以上となった通信ノードを低消費電力状態へ移行させる低消費電力状態移行要求信号を作成する制御部と、前記通信ノード毎に設定された機能別の低消費電力状態への移行条件を満たし、且つ、前記経過時間が前記通信ノード毎に設定された機能別の所定の閾値以上となった通信ノードに前記低消費電力状態移行要求信号を送信する送信部とを有する。
開示の実施例によれば、通信ノードを複数有する多重通信システムにおいて、消費電力を低減させることができる。
通信システムの一実施例を示す図である。 異常判定テーブルの一例(その1)を示す図である。 ゲートウェイ装置の動作の一実施例(その1)を示す図である。 ゲートウェイ装置の動作の一実施例(その2)を示す図である。 異常判定テーブルの一例(その2)を示す図である。 ゲートウェイ装置の動作の一変形例を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施例は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施例に限られない。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<実施例>
<通信システム>
図1は、通信システムの一実施例を示す。
通信システムは、例えば車両等の移動体に搭載される。通信システムの一実施例は、車両に搭載され、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)などのLANが適用される。通信システムは、情報系LAN、パワートレイン系LAN、ボディ系LANなどに適用できる。また、通信システムに、FlexRay(登録商標)を適用してもよい。
各通信ノードは、電子制御ユニット(ECU: Electronic Control Unit)などの制御装置によって実現される。また、各通信ノードに、センサ、アクチュエータなどが実装されてもよい。
通信システムは、第1の通信ノード100と、第2の通信ノード200と、第3の通信ノード300と、第4の通信ノード400と、第5の通信ノード500と、第6の通信ノード600と、ゲートウェイ装置700とを備える。
第1の通信ノード100−第3の通信ノード300は第1の通信バス10によって有線接続され、第4の通信ノード400−第5の通信ノード500は第2の通信バス20によって有線接続され、第6の通信ノード600は第2の通信バス20によって有線接続される。通信システムの一実施例では、第1の通信バス10のチャネル番号は1であり、第2の通信バス20のチャネル番号は2であり、第3の通信バス30のチャネル番号は3である。
ゲートウェイ装置700は、第1の通信バス10−第3の通信バス30と有線接続される。ゲートウェイ装置700は、第1の通信バス10に接続された通信ノードと、第2の通信バス20に接続された通信ノードと、第3の通信バス30に接続された通信ノード間の通信を中継する。
図1では、6個の通信ノードとゲートウェイ装置によって通信システムが構成されるが、2−5個の通信ノードとゲートウェイ装置によって構成しても、7個以上の通信ノードとゲートウェイ装置によって構成してもよい。第1の通信バス10に接続される通信ノードと、第2の通信バス20に接続される通信ノードと、第1の通信バス10と第2の通信バス20との間に介設されるゲートウェイ装置によって通信システムを構成できる。
<第1の通信ノード100>
第1の通信ノード100の一実施例について説明する。第2の通信ノード200−第6の通信ノード600についても第1の通信ノード100を適用できる。
第1の通信ノード100は、マイクロコントローラ(図示なし)と、トランシーバ(図示なし)とを備える。
マイクロコントローラは、CPU、ROM、RAMなどのハードウェアを備える。
CPUは、低消費電力モード(スリープモード)と低消費電力モード以外のモードとの間で、第1の通信ノード100の動作モードを制御する。CPUは、第1の通信ノード100が低消費電力モードへ移行するか否かを要求する低消費電力モード移行可否要求フレームを作成する。具体的には、CPUは、第1の通信ノード100が低消費電力モード以外のモードである場合には低消費電力モードへの移行を禁止することを要求する低消費電力モード移行禁止要求フレームを作成し、第1の通信ノード100が低消費電力モードである場合には低消費電力モードへの移行を要求する低消費電力モード移行要求フレームを作成する。CPUは、低消費電力モード移行可否要求フレームをトランシーバに入力する。
ROMは、第1の通信ノード100の制御を、CPUが実行するためのプログラムを格納するためのメモリである。RAMは、CPUが第1の通信ノード100の制御を実行する際に、データを一時的に格納するためのメモリである。
トランシーバは、マイクロコントローラ、第1の通信バス10と接続される。トランシーバは、CPUからのフレームを送信する。また、トランシーバは、他の通信ノードから送信されたフレームをマイクロコントローラに入力する。
<第1の通信ノード100の機能>
第1の通信ノード100の機能の一実施例について説明する。第1の通信ノード100がゲートウェイ装置700にフレームを送信する処理を主に示す。第2の通信ノード200−第5の通信ノード500の機能も、第1の通信ノード100の機能を適用できる。
マイクロコントローラは、第1の通信ノード100が低消費電力モードへ移行するか否かを要求する低消費電力モード移行可否要求フレームを作成し、トランシーバへ入力する。フレームフォーマットの一実施例は、CANフレームフォーマットである。フレームには、受信側で該フレームが低消費電力モード移行禁止要求フレームであるか、低消費電力モード移行要求フレームであるかを判定するための情報が付帯される。
CANフレームは、スタートオブフレームビットと、IDと、リモートトランスミッションリクエストビットと、データ長コードと、Dataフィールドと、CRCスロットと、ACK(アクノレッジ)スロットと、エンドオブフレームとにより構成される。
スタートオブフレームビットは、メッセージの始めを示し、ドミナント(論理0)ビットで示される。IDは、メッセージを識別し、メッセージの優先順位を示す。IDは、11ビットで表されても(標準フレーム)、29ビットで表されてもよい(拡張フレーム)。IDは、データIDとも呼ばれる。
リモートトランスミッションリクエストビットは、リモートフレームとデータフレームを区別するのに使用される。ドミナント(論理0)のリモートトランスミッションリクエストビットはデータフレームを示す。リセッシブ(論理1)のリモートトランスミッションリクエストビットはリモートフレームを示す。
データ長コードは、データフィールドのバイト数を示す。Dataフィールドには、0〜8バイトのデータが付帯される。CRCは、巡回冗長検査を示す。CRCには、15ビットの巡回冗長検査コードとリセッシブデリミタビットが付帯される。CRCフィールドは、エラー検出に使用される。
ACK(アクノレッジ)スロットは、メッセージを正しく受信した場合に、メッセージの最後に送信する。送信側のノードは通信バス上でACKビットの有無をチェックし、ACKが検出されなかった場合は再度送信を試みるのが好ましい。エンドオブフレームは、データフレームやリモートフレームの終了位置を示す。エンドオブフレームは、7ビットで構成され、ビットレベルは全て"リセッシブ"である。
マイクロコントローラは、IDによって低消費電力モード移行禁止要求フレームであるか、低消費電力モード移行要求フレームであるかを指定する。
<ゲートウェイ装置700>
ゲートウェイ装置700の一実施例について説明する。ゲートウェイ装置700は、第1の通信ノード100と同様に、マイクロコントローラ(図示なし)と、トランシーバ(図示なし)とを備える。
マイクロコントローラは、CPU、ROM、RAMなどのハードウェアを備える。
CPUは、ゲートウェイ装置700を制御する。具体的には、CPUは、第1の通信ノード100−第6の通信ノード600から送信される低消費電力モード移行可否要求フレームを受信し、該低消費電力モード移行可否要求フレームが低消費電力モード移行禁止要求フレームであるか、低消費電力モード移行要求フレームであるかを判定する。具体的には、CPUは低消費電力モード移行可否要求フレームに付帯されるIDに基づいて、低消費電力モード移行禁止要求フレームであるか、低消費電力モード移行要求フレームであるかを判定する。
CPUは、各通信ノードについて、低消費電力移行禁止要求フレームを継続して受信した時間に基づいて、異常であるか否かを判定する。CPUは、低消費電力移行禁止要求フレームを継続して受信した時間が所定の閾値を超えた通信ノードを異常と判定する。CPUは、低消費電力移行禁止要求フレームを送信し続ける通信ノードが異常と判定した通信ノードのみになった場合、通信ノードを低消費電力モードに強制的に移行させる低消費電力モード強制移行要求フレームを作成し、送信する制御を実行する。
ROMは、ゲートウェイ装置700の制御を、CPUが実行するためのプログラムを格納するためのメモリである。RAMは、CPUがゲートウェイ装置700の制御を実行する際に、データを一時的に格納するためのメモリである。
トランシーバは、マイクロコントローラ、第1の通信バス10−第3の通信バス30と接続される。トランシーバは、マイクロコントローラからのフレームを送信する。また、トランシーバは、通信ノードから送信されたフレームをマイクロコントローラに入力する。
<ゲートウェイ装置700の機能>
ゲートウェイ装置700の機能の一実施例について説明する。第1の通信ノードから送信されるフレームを受信する処理を主に示す。第2の通信ノード200−第6の通信ノード600から送信されるフレームを受信する処理にも、適用できる。
第1の通信ノード100から送信されるフレームは、トランシーバに受信され、マイクロコントローラに入力される。
マイクロコントローラは、低消費電力移行禁止要求フレームを継続して受信した時間を計測するタイマと、通信ノードが異常であるか否かを判定する条件と判定結果が示される異常判定テーブルを備える。
図2は、異常判定テーブルの一例(その1)を示す。異常判定テーブルには、通信ノード毎に、通信ノードを異常と判定する際の低消費電力モードに移行できない継続時間の閾値(低消費電力モード移行不可継続時間閾値)と、低消費電力モードに移行できない継続時間(低消費電力モード移行不可継続時間)と、正常であるか異常であるかの判定結果(正常/異常判定結果)とが紐付けられ、対応づけられる。
マイクロコントローラは、低消費電力モード移行可否要求フレームに付帯されるIDに基づいて、トランシーバからのフレームが低消費電力モード移行禁止要求フレームであるか低消費電力モード移行要求フレームであるかを判定する。
マイクロコントローラは、低消費電力モード移行要求フレームが入力された後に、低消費電力モード移行禁止要求フレームであると判定したのが最初である場合、タイマを起動するとともに、異常判定テーブルの低消費電力モード移行不可継続時間と、正常/異常判定結果をリセットする。マイクロコントローラは、低消費電力モード移行可否要求フレームが入力されてから所定の時間が経過した後にも、タイマを起動するとともに、異常判定テーブルの低消費電力モード移行不可継続時間と、正常/異常判定結果をリセットするようにしてもよい。
マイクロコントローラは、低消費電力モード移行禁止要求フレームが継続して入力された場合、前回の低消費電力モード移行禁止要求フレームの入力からの経過時間に基づいて、低消費電力モード移行不可継続時間を更新する。さらに、マイクロコントローラは、更新した低消費電力モード移行不可継続時間が低消費電力モード移行不可継続時間閾値を超えたか否かを判定することにより、正常/異常判定結果を更新する。マイクロコントローラは、更新した低消費電力モード移行不可継続時間が低消費電力モード移行不可継続時間閾値を超えた場合には異常に更新し、更新した低消費電力モード移行不可継続時間が低消費電力モード移行不可継続時間閾値以下である場合には正常に更新する。
マイクロコントローラは、通信ノードを異常と判定した場合でも、全ての通信ノードが低消費電力モードに移行した場合、一定時間を経過した場合、異常と判定した通信ノードから低消費電力モード移行要求フレームを受信した場合に正常であると判定する。
マイクロコントローラは、低消費電力モード移行禁止要求フレームが継続して入力された場合に、該フレームの送信元の通信ノードが異常と判定された通信ノードのみになったか否かを判定する。マイクロコントローラは、該フレームの送信元の通信ノードが異常と判定された通信ノードのみになったと判定した場合、通信ノードを低消費電力モードへ強制的に移行させる低消費電力モード強制移行要求フレームを作成し、トランシーバに入力する。マイクロコントローラは、異常と判定された通信ノード以外の通信ノードを低消費電力モードに移行させるようにしてもよい。
<通信システムの動作>
図3は、通信システムの動作の一実施例(その1)を示す。通信ノードから送信されるフレームを受信するゲートウェイ装置700の動作を主に示す。また、図3には、ゲートウェイ装置700が低消費電力モード移行可否要求フレームが低消費電力モード移行禁止要求フレームであると最初に判定した以降の処理が示される。
ステップS302では、ゲートウェイ装置700は、低消費電力モード移行禁止フレームを受信する。
ステップS304では、ゲートウェイ装置700は、タイマを開始する。
ステップS306では、ゲートウェイ装置700は、タイマの値が低消費電力モード移行不可継続時間閾値を超えたか否かを判定する。
ステップS308では、ステップS306でタイマの値が低消費電力モード移行不可継続時間閾値を超えた場合、ゲートウェイ装置700は、ステップS302で受信した低消費電力モード移行禁止フレームを送信した通信ノードを異常であると判定する。
ステップS310では、ステップS306でタイマの値が低消費電力モード移行不可継続時間閾値を超えず、低消費電力モード移行不可継続時間閾値以下である場合、ゲートウェイ装置700は、ステップS302で受信した低消費電力モード移行禁止フレームを送信した通信ノードから低消費電力モード移行要求フレームを受信したか否かを判定する。
ステップS302で受信した低消費電力モード移行禁止フレームを送信した通信ノードから低消費電力モード移行要求フレームを受信しない、つまり低消費電力モード移行禁止要求フレームを受信した場合、ステップS306に戻る。
ステップS312では、ステップS302で受信した低消費電力モード移行禁止フレームを送信した通信ノードから低消費電力モード移行要求フレームを受信した場合、タイマを停止する。
図4は、通信システムの動作の一実施例(その2)を示す。ゲートウェイ装置700が、通信ノードを低消費電力モードに強制的に移行させる際の処理を示す。
ステップS402では、ゲートウェイ装置700は、全ての通信ノードがウェイクアップしていることを認識する。
ステップS404では、ゲートウェイ装置700は、全ての通信ノードがウェイクアップしていることを認識してから所定の時間が経過した後に、全ての通信ノードが低消費電力モードであるか否かを判定する。全ての通信ノードが低消費電力モードである場合、通信ノードを低消費電力モードに強制的に移行させる必要がないので、終了する。
ステップS406では、ステップS404で全ての通信ノードが低消費電力モードでない、換言すれば低消費電力モードでない通信ノードが存在する場合、ゲートウェイ装置700は、異常と判定された通信ノードが存在するか否かを判定する。異常と判定された通信ノードが存在しない場合、ステップS404に戻る。
ステップS408では、ステップS404で全ての通信ノードが低消費電力モードでない、換言すれば低消費電力モードでない通信ノードが存在する場合、ゲートウェイ装置700は、低消費電力モード移行禁止要求フレームを送信する通信ノードが異常と判定された通信ノードのみであるか否かを判定する。低消費電力モード移行禁止要求フレームを送信する通信ノードが異常と判定された通信ノードのみでない場合、ステップS404に戻る。
ステップS410では、低消費電力モード移行禁止要求フレームを送信する通信ノードが異常と判定された通信ノードのみである場合、全ての通信ノードに低消費電力モード強制移行要求フレームを送信する。
通信システムの一実施例によれば、ゲートウェイ装置は、各通信ノードについて、低消費電力モード移行禁止要求フレームに基づいて低消費電力モード移行不可継続時間を求め、低消費電力モード移行不可継続時間が低消費電力モード移行不可継続時間閾値を超えた通信ノードを異常と判定する。ゲートウェイ装置は、低消費電力モードに移行可能であるが、低消費電力モード移行禁止要求フレームを送信することに固着している通信ノードを、異常が発生した通信ノードとして検出できる。
また、ゲートウェイ装置は、低消費電力モード移行禁止要求フレームを送信する通信ノードが異常と判定する通信ノードのみとなった場合に、通信ノードを強制的に低消費電力モードへ移行させる。通信ノードを強制的に低消費電力モードへ移行させることにより、消費電力を低減できるため、電源の消費電力を抑制することができる。つまり、車載LANを構成する複数の通信ノードに故障している通信ノードが存在する場合でも、全ての通信ノードを低消費電力モードに移行させることができるため、消費電力を低減できる。たとえば、EVやPHVに搭載された車載LANを構成する複数の通信ノードに故障している通信ノードが存在する場合でも、通信ノードを低消費電力モードに移行させ、充電効率を向上させることができる。
<変形例>
通信システムの一変形例は、図1の通信システムを適用できる。第1の通信ノード100−第6の通信ノード600は、上述した実施例を適用できる。ただし、ゲートウェイ装置700の代わりにゲートウェイ装置800を有する。
<ゲートウェイ装置800>
ゲートウェイ装置800の一変形例について説明する。ゲートウェイ装置800は、マイクロコントローラ(図示なし)と、トランシーバ(図示なし)とを備える。
マイクロコントローラは、CPU、ROM、RAMなどのハードウェアを備える。
CPUは、ゲートウェイ装置800を制御する。具体的には、CPUは、第1の通信ノード100−第6の通信ノード600から送信される低消費電力モード移行可否要求フレームを受信し、該低消費電力モード移行可否要求フレームが低消費電力モード移行禁止要求フレームであるか、低消費電力モード移行要求フレームであるかを判定する。具体的には、CPUは低消費電力モード移行可否要求フレームに付帯されるIDに基づいて、低消費電力モード移行禁止要求フレームであるか、低消費電力モード移行要求フレームであるかを判定する。
CPUは、各通信ノードについて、低消費電力モードに移行する条件(低消費電力モード移行条件)を満たした後に、低消費電力移行禁止要求フレームを継続して受信した時間に基づいて、異常であるか否かを判定する。低消費電力モードに移行する条件の例は、イグニッション(IG)がオフにされたこと、ドアが閉められたこと、充電中でない状態となったこと、ライトがオフにされたことなどである。
CPUは、低消費電力移行禁止要求フレームを継続して受信した時間が所定の閾値を超えた通信ノードを異常であると判定する。CPUは、低消費電力移行禁止要求フレームを送信し続ける通信ノードが異常と判定した通信ノードのみになった場合、通信ノードを低消費電力モードへ強制的に移行させる低消費電力モード強制移行要求フレームを作成し、送信する制御を実行する。
ROMは、ゲートウェイ装置800の制御を、CPUが実行するためのプログラムを格納するためのメモリである。RAMは、CPUがゲートウェイ装置800の制御を実行する際に、データを一時的に格納するためのメモリである。
トランシーバは、マイクロコントローラ、第1の通信バス10−第3の通信バス30と接続される。トランシーバは、マイクロコントローラからのフレームを送信する。また、トランシーバは、通信ノードから送信されたフレームをマイクロコントローラに入力する。
<ゲートウェイ装置800の機能>
ゲートウェイ装置800の機能の一実施例について説明する。ここでは、第1の通信ノードから送信されるフレームを受信する処理が主に示される。第2の通信ノード200−第6の通信ノード600から送信されるフレームを受信する処理についても、適用できる。
第1の通信ノード100から送信されるフレームは、トランシーバに受信され、マイクロコントローラに入力される。
マイクロコントローラは、低消費電力移行禁止要求フレームを継続して受信した時間を計測するタイマと、通信ノードが異常であるか否かを判定する条件と判定結果が示される異常判定テーブルを備える。
図5は、異常判定テーブルの一例(その2)を示す。異常判定テーブルには、通信ノード毎に、所属チャネル(CH)と、通信ノードを異常と判定する際の低消費電力モード移行条件が成立してから低消費電力モードに移行できない継続時間の閾値(条件成立後低消費電力モード移行不可継続時間閾値)と、低消費電力モード移行条件と、低消費電力モードに移行できない継続時間(低消費電力モード移行不可継続時間)と、低消費電力モード移行不可継続時間が正常であるか異常であるかの判定結果(低消費電力モード移行不可継続時間異常判定結果)とが紐付けられ、対応づけられる。
マイクロコントローラは、低消費電力モード移行可否要求フレームに付帯されるIDに基づいて、トランシーバからのフレームが低消費電力モード移行禁止要求フレームであるか低消費電力モード移行要求フレームであるかを判定する。
マイクロコントローラは、低消費電力モード移行要求フレームが入力された後に、低消費電力モード移行条件を満たし、且つ低消費電力モード移行禁止要求フレームであると判定したのが最初である場合、タイマを開始するとともに、異常判定テーブルの低消費電力モード移行不可継続時間と、低消費電力モード移行不可継続時間異常判定結果をリセットする。マイクロコントローラは、低消費電力モード移行可否要求フレームが入力されてから所定の時間が経過した後に、低消費電力モード移行条件を満した場合に、タイマを起動するとともに、異常判定テーブルの低消費電力モード移行不可継続時間と、低消費電力モード移行不可継続時間異常判定結果をリセットするようにしてもよい。
マイクロコントローラは、低消費電力モード移行禁止要求フレームが継続して入力された場合、前回の低消費電力モード移行禁止要求フレームの入力からの経過時間に基づいて、低消費電力モード移行不可継続時間を更新する。さらに、マイクロコントローラは、更新した低消費電力モード移行不可継続時間が条件成立後低消費電力モード移行不可継続時間閾値を超えたか否かを判定し、低消費電力モード移行不可継続時間異常判定結果を更新する。マイクロコントローラは、更新した低消費電力モード移行不可継続時間が条件成立後低消費電力モード移行不可継続時間閾値を超えた場合には異常に更新し、更新した低消費電力モード移行不可継続時間が条件成立後低消費電力モード移行不可継続時間閾値以下である場合には正常に更新する。
マイクロコントローラは、低消費電力モード移行禁止要求フレームが継続して入力された場合に、該低消費電力モード移行禁止要求フレームの送信元の通信ノードが異常と判定された通信ノードのみになったか否かを判定する。マイクロコントローラは、低消費電力モード移行禁止要求フレームの送信元の通信ノードが異常と判定された通信ノードのみになったと判定した場合、通信ノードを低消費電力モードへ移行させる低消費電力モード移行要求フレームを作成し、トランシーバに入力する。
<通信システムの動作>
通信システムの動作の一変形例は、図3、図4を適用できる。ただし、ゲートウエイ装置800は、低消費電力モード移行条件を満たした後に、ステップS302からの処理を開始する。また、ステップS306では、ゲートウェイ装置800は、タイマの値が条件成立後低消費電力モード移行不可継続時間閾値を超えたか否かを判定する。
図6は、通信ノードから送信されるフレームを受信するゲートウェイ装置800の動作を示す。図6において、横軸は時間であり、継続時間については、縦軸も時間である。図6では、低消費電力モード移行条件はIGがオフであり、条件成立後低消費電力モード移行不可継続時間閾値は6sである。
車両のIGがオンであり、且つ低消費電力モードへの移行が不可である状態から、IGがオフにされる(1)。ゲートウェイ装置800は、IGがオフにされることで低消費電力モード移行条件を満たすため、タイマを開始する。ゲートウェイ装置800は、低消費電力モード移行禁止フレームを受信し、タイマの値が条件成立後低消費電力モード移行不可継続時間閾値を超えたか否かを判定する。
ゲートウェイ装置800は、タイマの値が条件成立後低消費電力モード移行不可継続時間を超えた場合、受信した低消費電力モード移行禁止フレームを送信した通信ノードを異常であると判定する(2)。
通信システムの一変形例によれば、ゲートウェイ装置は、低消費電力モード移行条件を満たす場合に、各通信ノードについて、低消費電力モード移行禁止要求フレームに基づいて低消費電力モード移行不可継続時間を求め、低消費電力モード移行不可継続時間が条件成立後低消費電力モード移行不可継続時間閾値を超えた通信ノードを異常と判定する。ゲートウェイ装置は、低消費電力モードに移行可能であるが、低消費電力モード移行禁止要求フレームを送信することに固着している通信ノードを、異常が発生した通信ノードをして検出できる。さらに、低消費電力モード移行条件を満たす場合に処理が行われるため、異常が発生した通信ノードを検出する頻度を低減できる。
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。例えば、閾値を適宜変更することによりEVやPHV車両の充電中に限らず、他の場合にも適用できる。説明の便宜上、本発明の実施例に従った装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
10 第1の通信バス
20 第2の通信バス
30 第3の通信バス
100 第1の通信ノード
200 第2の通信ノード
300 第3の通信ノード
400 第4の通信ノード
500 第5の通信ノード
600 第6の通信ノード
700 ゲートウェイ装置
800 ゲートウェイ装置

Claims (1)

  1. 複数の通信バスの間に接続され、且つ異なる通信バスに接続される通信ノード間の通信を中継するゲートウェイ装置であって、
    各通信ノードについて低消費電力状態へ移行できない経過時間を、前記ゲートウェイ装置に接続された通信ノード毎に計測し、該経過時間が前記通信ノード毎に設定された機能別の所定の閾値以上となった通信ノードを低消費電力状態へ移行させる低消費電力状態移行要求信号を作成する制御部と、
    前記通信ノード毎に設定された機能別の低消費電力状態への移行条件を満たし、且つ、前記経過時間が前記通信ノード毎に設定された機能別の所定の閾値以上となった通信ノードに前記低消費電力状態移行要求信号を送信する送信部と
    を有する、ゲートウェイ装置。
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