JP5018396B2 - 通信装置及び通信システム - Google Patents

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本発明は、他の装置と通信線を介して通信する通信装置に関するものである。
従来より、自動車においては、複数の電子制御装置が通信線を介して通信する車載ネットワークが構成されている。
また近年、制御の高度化等により、車載ネットワークの装置間でやり取りされるデータ量が増大しているため、高速に通信可能な車載通信システムが要求されている。
そして、高速車載通信システムの1つとして、FlexRay(登録商標)通信システムがある。FlexRayでは、従来の車載ネットワークの1つであるCAN(登録商標)と比較して、10倍も高速に通信データを送受信することが可能となっている(例えば、非特許文献1参照)。
一方、特許文献1には、第1の制御装置からの情報を受信する第2の制御装置が、受信した情報を第1の制御装置へエコーバック信号として返信し、第1の制御装置は、自己が送信した情報と第2の制御装置からのエコーバック信号とを比較することで、通信誤りを検出することが記載されている。
"フレックスレイ通信システムプロトコル仕様書バージョン2.1改定版A(FlexRay communications System Protocol Specification Version 2.1 Revision A)"、[online]、フレックスレイコンソーシアム(FlexRay Consortium)、[平成19年7月28日検索]、インターネット<URL:http://www.flexray.com/index.php?sid=d22542b0e881c70b6701a0480ec44a4f&pid=47&lang=de> 特公平6−74015号公報
ところで、例えばFlexRay通信プロトコルの場合、送信中のノードは受信処理を停止するようになっている。
このため、各ノードにおいて通信を制御するために設けられる通信コントローラは、自ノードが送信した送信信号を受信(いわゆる折返し受信)して、その折返し受信信号と送信信号とを比較する、という処理を行わない。よって、そのような比較処理により送信異常を検知することができない。
つまり、FlexRay通信プロトコルの場合、ノード単体では、正しく送信できたことを確認することができなかった。
また、各ノードが正常送信できたことを確認するためには、特許文献1の手法を採用したり、自ノードの送信データが正しく受信されたか否かを示す受信結果情報を通信相手のノードから通信線を介して通知してもらう、といった手法を採用することが考えられる。しかし、そのような手法では、正常送信できたことを確認するのに多くの時間が必要となる。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、通信コントローラが自分の送信信号を折返し受信して該受信信号と送信信号とを比較する、という処理を行わない通信装置であっても、その通信装置単体で送信異常を検出できるようにすることを目的としている。
請求項1の通信装置は、他の装置と通信線を介して通信するものであり、送信信号線と受信信号線を介して互いに接続された通信コントローラとトランシーバを備えている。
そして、トランシーバは、当該通信装置の送信期間において、通信コントローラから送信信号線を介して入力される送信信号を前記通信線に送出する送信回路と、前記通信線上の信号を受信し、その受信した受信信号を受信信号線を介して通信コントローラへ出力する受信回路とを備えている。
このため、トランシーバの受信回路は、他の装置の送信期間において、その装置が通信線へ送出した信号を受信するだけでなく、自装置の送信期間において、自装置のトランシーバの送信回路が通信線へ送出した信号も受信(いわゆる折返し受信)して、その受信信号を受信信号線へ出力することとなる。
尚、有線通信の分野において自明であるが、送信回路の動作であって、「入力される送信信号を通信線に送出する」という動作は、詳しくは、入力される送信信号がハイならば、通信線の電圧をハイに該当する電圧にし、入力される送信信号がローならば、通信線の電圧をローに該当する電圧にする、といった動作である。そして、受信回路の動作であって、「通信線上の信号を受信し、その受信した受信信号を出力する」という動作は、詳しくは、通信線の電圧がハイに該当する電圧であれば、受信信号としての出力レベルをハイにし、通信線の電圧がローに該当する電圧であれば、受信信号としての出力レベルをローにする、といった動作である。
更に、当該通信装置には、送信異常検出手段が設けられている。そして、その送信異常検出手段は、当該通信装置の送信期間において前記受信信号線に電圧レベルの変化であるエッジが発生したか否かを確認し、エッジが発生していなければ送信異常と判定する。
このような通信装置においては、自装置の送信期間になってもトランシーバの送信回路から通信線へ信号が送出されなくなる異常(例えば、通信コントローラからトランシーバへの送信信号線がハイ又はローで固定されてしまう異常や、送信回路自体の故障)が発生したとすると、自装置の送信期間において、トランシーバの受信回路は信号を受信しなくなるため、受信信号線の電圧レベルが変化しなくなる。すると、自装置の送信期間において受信信号線にエッジが発生しないことから、送信異常検出手段が送信異常と判定することとなる。
よって、この通信装置によれば、通信コントローラが自分の送信信号を折返し受信して該受信信号と送信信号とを比較する、という処理を行わなくても、その通信装置単体で送信異常を検出することができる。このため、FlexRayに代表されるような、送信中のノード(通信装置)が受信処理を停止する通信システムにおいても、通信装置単体で送信異常を検出することができるようになる。
更に、この通信装置によれば、自装置の送信データが通信相手に正しく受信されたか否かの情報を、通信相手から通信線を介して返信してもらう、といった手法を採用しなくても良く、送信異常の検出時間を大幅に短縮することができるとともに、前記返信に要する通信帯域が不要となるため、通信効率がよくなる。このため、異常検出後のフェイルセーフ処理をより早く実施することができる。
また例えば、通信コントローラから送信信号線を介してトランシーバへ入力される送信信号(即ち、自装置の送信信号)と、その送信信号の通信線への送出に伴いトランシーバから受信信号線へ出力される受信信号(即ち、自装置の送信信号を受信した折返し受信信号)とを比較して、不一致ならば異常と判断する、という比較回路を、通信コントローラ及びトランシーバとは別に設ける構成も考えられるが、そのような構成よりも、本発明における送信異常検出手段は、受信信号線におけるエッジの有無を確認するだけなので構成を簡素化することができる。
尚、トランシーバに入力される送信信号と、トランシーバから出力される折返し受信信号とには、トランシーバ内での遅延時間td分だけ位相ずれが生じることとなる。このため、送信信号を遅延させて比較回路に入力させるような調整回路も必要になる。これに対して、本発明では、そのような問題が無い。
しかも、請求項1の通信装置では、通信コントローラとトランシーバとの間には、通信コントローラからトランシーバへ、ハイとローの一方である特定レベルの送信要求信号を出力するための送信要求信号線が配設されている。
そして、通信コントローラは、当該通信装置の送信期間において、送信要求信号線へ前記特定レベルの送信要求信号を出力するようになっており、トランシーバの送信回路は、送信要求信号線の電圧レベルが前記特定レベルになっている場合に、通信コントローラから送信信号線を介して入力される送信信号を通信線に送出するようになっている。
また、送信要求信号線は、トランシーバにおいて、ハイの電位とローの電位のうち、前記特定レベルとは異なる方の電位に抵抗を介して接続されている。
更に、送信異常検出手段は、送信要求信号線に接続された検出回路と、判定手段とを備えている。そして、検出回路は、送信要求信号線の電圧レベルが前記特定レベルになっている場合に、受信信号線にエッジが発生したか否かを監視して、その監視結果を記憶し、判定手段は、通信コントローラが送信要求信号線への送信要求信号の出力を止めた後で、検出回路の監視結果を参照し、該検出回路によりエッジが検出されていなければ送信異常と判定する。
このような通信装置においては、送信信号線がハイ又はローで固定されてしまう異常や、送信回路自体の故障以外にも、例えば、送信要求信号線が、検出回路との接続点よりもトランシーバ側で断線したとすると、通信コントローラが送信要求信号線へ特定レベルの送信要求信号を出力しても、トランシーバに入力される送信要求信号線の電圧レベルは、上記抵抗の作用により、特定レベルとは異なる方の電位に固定されるため、トランシーバの送信回路は送信信号線から入力される送信信号を通信線に送出しなくなり、受信信号線の電圧レベルも変化しなくなる。このため、通信コントローラが送信要求信号線へ特定レベルの送信要求信号を出力している間に、検出回路が受信信号線のエッジを検出できず、その結果、判定手段により送信異常と判定されることとなる。
また例えば、送信要求信号線が、検出回路との接続点よりも通信コントローラ側で断線したとすると、トランシーバだけでなく、検出回路に入力される送信要求信号線の電圧レベルも、上記抵抗の作用により、特定レベルとは異なる方の電位に固定される。よって、通信コントローラが送信要求信号線へ特定レベルの送信要求信号を出力しても、検出回路がエッジの監視自体を行わず、その結果、判定手段により送信異常と判定されることとなる。
このように、請求項1の通信装置によれば、通信コントローラとトランシーバとの間の送信要求信号線の断線による送信異常も検知することができる。
次に、請求項2の通信装置では、請求項1の通信装置において、トランシーバの受信回路が信号を受信しない無通信期間においては、該受信回路は受信信号線の電圧レベルをハイにするようになっている。そして、送信異常検出手段は、エッジとして、ローからハイへの立ち上がりエッジが発生したか否かを確認するようになっている。
この通信装置において、トランシーバへ入力される送信信号線の電圧レベルがローで固定される異常が生じている場合に、自装置の送信期間が到来すると、トランシーバの送信回路が通信線へローの信号を送出し続ける(通信線の電圧をローに該当する電圧にし続ける)こととなり、それに伴い、トランシーバの受信回路は、受信信号線の電圧レベルを、無通信期間であった時のハイからローに変化させることとなる。
そして、この場合、トランシーバの送信回路が通信線へローの信号を送出し始めてから、トランシーバの受信回路が受信信号線の電圧レベルをローに変化させるまでには、所定の遅延時間tdがある。例えば、図5において、「TxD」が、ローに固定されてしまった送信信号線の電圧レベルであり、「RxD」が、受信信号線の電圧レベルであり、「TxEN」がローである期間が、自装置の送信期間であるとすると、その図5に示すように、「TxEN」の立ち下がりタイミングであって、トランシーバの送信回路が通信線へローの信号を送出し始めたタイミングから、遅延時間tdが経過した後に、「RxD」がハイからローに変化することとなる。
よって、無通信期間中はトランシーバの受信回路が受信信号線の電圧レベルをハイにする構成の場合に、トランシーバへ入力される送信信号線の電圧レベルがローで固定される異常が生じたとすると、自装置の送信期間が到来してから上記遅延時間td後に、受信信号線にハイからローへの立ち下がりエッジが生じることとなる。
このため、もし、送信異常検出手段が、受信信号線のエッジとして、立ち下がりエッジが発生したか否かを確認するように構成されているとすると、本当は異常が発生しているのに、それを検知できなくなる可能性がある。
そこで、請求項2の通信装置では、送信異常検出手段が、受信信号線のエッジとして、立ち上がりエッジが発生したか否かを確認するように構成することで、上記遅延時間td後の立ち下がりエッジを無視するようにし、その結果、トランシーバへ入力される送信信号線の電圧レベルがローで固定される異常も確実に検知できるようにしている。
尚、請求項2の通信装置において、トランシーバへ入力される送信信号線の電圧レベルがハイで固定される異常が生じた場合には、自装置の送信期間が到来すると、トランシーバの送信回路が通信線へハイの信号を送出し続ける(通信線の電圧をハイに該当する電圧にし続ける)こととなり、トランシーバの受信回路は、受信信号線の電圧レベルを、無通信期間の時のハイから変化させない。よって、この場合にも、送信異常検出手段により異常が検知されることとなる。
一方、請求項3の通信装置では、請求項1の通信装置において、トランシーバの受信回路が信号を受信しない無通信期間においては、該受信回路は受信信号線の電圧レベルをローにするようになっている。そして、送信異常検出手段は、受信信号線のエッジとして、ハイからローへの立ち下がりエッジが発生したか否かを確認するようになっている。
つまり、請求項3の通信装置では、請求項2の通信装置とは逆に、無通信期間中の受信信号線の電圧レベルがローになる構成であるため、トランシーバへ入力される送信信号線の電圧レベルがハイで固定される異常が生じたとすると、自装置の送信期間が到来してから所定の遅延時間td後に、受信信号線にローからハイへの立ち上がりエッジが生じることとなる。このため、送信異常検出手段が、受信信号線のエッジとして、立ち下がりエッジが発生したか否かを確認するように構成することで、上記遅延時間td後の立ち上がりエッジを無視するようにしている。よって、トランシーバへ入力される送信信号線の電圧レベルがハイで固定される異常も確実に検知することができる。
尚、請求項3の通信装置において、トランシーバへ入力される送信信号線の電圧レベルがローで固定される異常が生じた場合には、自装置の送信期間が到来すると、トランシーバの送信回路が通信線へローの信号を送出し続ける(通信線の電圧をローに該当する電圧にし続ける)こととなり、トランシーバの受信回路は、受信信号線の電圧レベルを、無通信期間の時のローから変化させない。よって、この場合にも、送信異常検出手段により異常が検知されることとなる。
に、請求項の通信装置では、請求項1〜の通信装置において、通信コントローラは、当該通信装置に備えられたマイコンのCPUにより送信対象のデータが与えられ、そのデータを表す送信信号を送信信号線へ出力するようになっている。そして、送信異常検出手段は、そのマイコン内に設けられている。
この構成によれば、送信異常検出手段をマイコンとは別に設けるよりも、小型化とコストダウンを図ることができる。
次に、請求項の通信装置では、請求項1〜の通信装置において、送信異常検出手段は、通信コントローラとは独立して設けられている。
そして、この構成によれば、故障耐性を向上させることができる。つまり、もし通信コントローラに故障が生じても、それとは独立した送信異常検出手段は正常に機能するため、送信異常を検出することができる。
次に、請求項の通信システムでは、通信線を介して接続された複数のノードが通信する。そして、そのノードの少なくとも1つとして、請求項1〜の通信装置を備えている。このため、請求項の通信システムによれば、請求項1〜の通信装置について述べた効果を得ることができる。
以下に、本発明が適用された実施形態の車載通信システム(車載ネットワーク)について説明する。
図1に示すように、本実施形態の通信システムは、自動車に搭載されるものであり、通信線10を介して接続された複数のノードとしての電子制御装置(以下、ECUという)1,2,…からなる。尚、図1では、2つのECU1,2だけを図示している。また、本実施形態の通信システムは、FlexRayのプロトコルに則った通信システムである。
そして、各ECU1,2,…は、通信線10を介して互いに通信すると共に、他のECUから取得した情報を用いて、自己の制御対象を制御する。例えば、ECU1は自動車のエンジンを制御し、ECU2は、自動車の変速機を制御する。
また、各ECU1,2,…には、制御対象を制御するための処理を行うマイコン11と、通信線10に接続されて通信線10への信号送出及び通信線10からの信号受信を行うトランシーバ13とが備えられている。
次に、マイコン11とトランシーバ13の構成について、図2を用い、ECU1を例に挙げて説明する。
図2に示すように、マイコン11内には、CPU15の他に、通信コントローラ17とエッジ検出回路19とが設けられている。
そして、トランシーバ13とマイコン11内の通信コントローラ17は、送信信号線TxD、受信信号線RxD、及び送信要求信号線TxENによって接続されている。
通信コントローラ17は、CPU15により送信対象のデータが与えられて、そのデータを記憶する。そして、通信コントローラ17は、自ECUの送信タイミングが到来すると、図3における[送信動作時]の欄の1,2段目に示すように、自ECUの送信期間の間、送信要求信号線TxENへローレベルの送信要求信号を出力する(つまり、送信要求信号線TxENをハイからローにする)と共に、送信信号線TxDへ送信対象のデータを表す送信信号を出力する。尚、本実施形態の通信システムでは、各ECU1,2,…の送信タイミングが重複しないように予め定められており、通信コントローラ17には、自ECUの送信タイミングが記憶されている。
また、通信コントローラ17は、自ECUの送信期間でない場合(即ち、他のECUからの信号を受信する期間)においては、図3における[受信動作時]の欄の1,2段目に示すように、送信要求信号線TxENと送信信号線TxDをハイのままにする。
トランシーバ13は、送信回路(トランスミッタ)21と受信回路(レシーバ)23とを備えている。
そして、送信回路21は、送信要求信号線TxENの電圧レベルがローになっている場合に、送信信号線TxDを介して入力される送信信号を通信線10に送出する。
その送信回路21の動作について具体的に説明すると、まず、通信線10は、プラス側線BPとマイナス側線BMからなる差動通信線(差動バス)である。
そして、送信要求信号線TxENがローの場合において、送信回路21は、送信信号線TxDがハイならば(つまり、入力される送信信号がハイならば)、プラス側線BPの電圧を第1電圧VHにすると共に、マイナス側線BMの電圧を第1電圧VHよりも低い第2電圧VLにする。これが、論理的ハイの送出動作である。また、送信回路21は、送信信号線TxDがローならば(つまり、入力される送信信号がローならば)、プラス側線BPの電圧を第2電圧VLにすると共に、マイナス側線BMの電圧を第1電圧VHにする。これが、論理的ローの送出動作である。
一方、送信要求信号線TxENがハイの場合、送信回路21は、プラス側線BPとマイナス側線BMとの両方を、第1電圧VHと第2電圧VLとの間の中間電圧にする。これが、無通信の状態(アイドル状態)である。
また、受信回路23は、通信線10上の信号を受信し、その受信した受信信号を受信信号線RxDを介して通信コントローラ17へ出力する。
具体的に説明すると、受信回路23は、例えば、プラス側線BPの電圧VPとマイナス側線BMの電圧VMとの差ΔV(=VP−VM)が負の規定値以下であれば、受信信号線RxDの電圧レベルをローにし、差ΔVが上記規定値以下でなければ、受信信号線RxDの電圧レベルをハイにする。そして、この動作により、受信回路23は、通信線10に論理的ローが出力されている場合には、受信信号線RxDをローにし、通信線10に論理的ハイが出力されているか、或いは通信線10に論理的ハイもローも出力されていないアイドル状態の場合には、受信信号線RxDをハイにすることとなる。
このような受信回路23は、図3における[受信動作時]の欄の3段目に示すように、他のECUが通信線10へ送出した信号を受信して、その受信信号を受信信号線RxDに出力することとなる。すると、通信コントローラ17は、受信回路23が受信信号線RxDに出力した受信信号を取り込み、その受信信号を表すデータ(受信データ)をCPU15からの要求に応じて該CPU15へ提供する。
更に、受信回路23は、図3における[送信動作時]の欄の3段目に示すように、自ECUの送信回路21が通信線10へ送出した信号も受信(いわゆる折返し受信)し、その折返し受信による受信信号(以下、折返し受信信号という)も受信信号線RxDへ出力することとなる。但し、本実施形態は、FlexRayの通信システムであり、通信コントローラ17は、送信要求信号線TxENをローにしている送信動作中は、受信動作を停止するため、受信回路23が受信信号線RxDに出力する折返し受信信号は取り込まない。
尚、図3における「td」は、トランシーバ13の送信回路21が通信線10へ信号を送出し始めてから、トランシーバ13の受信回路23が受信信号線RxDの電圧レベルを最初にローへ変化させるまでの、トランシーバ13内での遅延時間である。
また、図2に示すように、送信信号線TxDは、トランシーバ13内において、抵抗25により、ローの電位であるグランド電位にプルダウンされており、送信要求信号線TxENは、トランシーバ13内において、抵抗27により、ハイの電位である一定の電源電圧VDにプルアップされている。このことは、FlexRayの仕様によるものである。
次に、エッジ検出回路19は、マイコン11内にて送信要求信号線TxENと受信信号線RxDとに接続されている。そして、エッジ検出回路19は、送信要求信号線TxENがローになっている場合(即ち、自ECUの送信期間中)に、受信信号線RxDに立ち上がりエッジが発生したか否かを監視して、その監視結果を保持する。具体的には、受信信号線RxDに立ち上がりエッジが発生したことを検知したならば、監視結果としての1ビットデータ(以下、監視結果データという)を、エッジ有りを示す“1”にセットする。また、エッジ検出回路19では、CPU15からのリセット信号(Reset)を受けると、監視結果データが“0”にクリアされる。尚、こうしたエッジ検出回路19は、例えばフリップフロップを用いて構成される。
次に、CPU15が送信異常を検出するために行う処理について説明する。
まず、CPU15は、通信コントローラ17が送受信可能な状態(本実施形態では、FlexRayであるため、ノーマルアクティブ状態)に遷移したことを確認すると、エッジ検出回路19にリセット信号を出力して、監視結果データをクリアする。尚、通信コントローラ17の中には、その通信コントローラ17の現在状態を示すレジスタ(以下、状態レジスタという)が設けられており、CPU15は、通信コントローラ17がノーマルアクティブ状態であるか否かを、その状態レジスタの値を参照することで判定する。
そして、その後、CPU15は、通信コントローラ17がノーマルアクティブ状態になっている間、図4に示す異常検出処理を一定時間毎に実行する。
図4に示すように、CPU15が異常検出処理の実行を開始すると、まずS110にて、送信が完了したか否かを判定し、送信が完了していなければ、そのまま当該異常検出処理を終了するが、送信が完了したと判定したならば、S120に進む。尚、通信コントローラ17の中には、一連の送信動作が完了すると(即ち、送信要求信号線TxENをローからハイに戻すと)そのことを示すデータがセットされるレジスタ(以下、送信完了レジスタという)が設けられており、CPU15は、送信が完了したか否かを、その送信完了レジスタの値を参照することで判定する。
S120では、エッジ検出回路19が保持している監視結果データを参照することにより、そのエッジ検出回路19が立ち上がりエッジを検出したか否かを判定し、立ち上がりエッジを検出していれば(即ち、監視結果データが“1”ならば)、正常と判断してS130に進む。そして、S130では、エッジ検出回路19にリセット信号を出力して、監視結果データをクリアし、その後、当該異常検出処理を終了する。
また、上記S120にて、エッジ検出回路19が立ち上がりエッジを検出していない(即ち、監視結果データが“0”である)と判定した場合には、送信異常が発生したと判断して、S140に進み、予め定められたフェイルセーフ処理を行う。このフェイルセーフ処理としては、例えば、異常の発生を車両のユーザに報知するといった処理を行う。そして、その後、当該異常検出処理を終了する。
尚、通信コントローラ17が、一連の送信動作を完了すると割り込み要求を出し、その割り込み要求を受けたCPU15が割り込み処理として、図4のS120以降の処理を行うようにしても良い。
次に、以上のようなECU1,2,…の作用について説明する。
[正常時]
正常時において、送信する場合には、図3における[送信動作時]の欄に示したように、送信要求信号線TxENがローになると共に、送信信号線TxDが通信コントローラ17から出力される送信信号に応じてハイとローとにレベル変化する。
そして、トランシーバ13の送信回路21が、送信信号線TxDからの送信信号を通信線10へ送出する(つまり、送信信号に応じてプラス側線BPとマイナス側線BMの電圧を変化させる)。
また、前述したように、トランシーバ13の受信回路23が、送信回路21によって通信線10へ送出された信号を折返し受信し、その折返し受信信号を受信信号線RxDへ出力する。このため、受信信号線RxDは、送信信号線TxDの送信信号と同様に、且つ、その送信信号に対しトランシーバ13内での遅延時間tdだけ遅れて、ハイとローとにレベル変化することとなる。
ここで、FlexRayの通信プロトコルでは、通信データの1バイト毎にハイとローの2ビット列であるBSS信号を挿入する決まりになっている。また、通信フレームにおけるヘッダ及びトレイラ部(CRCの部分)で8バイトは必要であることが規定されているため、1つの通信フレームには、ペイロード数(データ数)によらず、最低でも8個のBSS信号が挿入されることとなる。よって、受信信号線RxDには、少なくとも8回の立ち上がりエッジが生じると考えられる。
このため、送信要求信号線TxENがローになっている場合に、マイコン11内のエッジ検出回路19が、受信信号線RxDの立ち上がりエッジを検出することとなる。そして、送信要求信号線TxENがローからハイになった後に、CPU15が、図4の異常検出処理におけるS120で、エッジ検出回路19が立ち上がりエッジを検出している(即ち、正常である)と判定することとなる。
[送信信号線TxDが断線した場合]
送信信号線TxDがトランシーバ13とマイコン11との間で断線した場合、その送信信号線TxDはトランシーバ13内で抵抗25によりプルダウンされているため(FlexRayの仕様による)、図5に示すように、トランシーバ13に入力される送信信号線TxDの電圧レベル(送信信号)はローのままとなる。
よって、送信要求信号線TxENがローになった場合に、トランシーバ13の送信回路21は通信線10へ論理的ローの電圧を出力したままになる。
そして、図5に示すように、受信信号線RxDは、送信要求信号線TxENがローになってからトランシーバ13内での遅延時間tdだけ遅れて、アイドル状態のハイからローに変化し、送信要求信号線TxENがハイに戻ると上記遅延時間tdと同程度の遅延時間だけ遅れて、ローからアイドル状態のハイに戻ることとなる。
このため、送信要求信号線TxENがローになっている場合に、マイコン11内のエッジ検出回路19は、受信信号線RxDの立ち上がりエッジを検出しなくなる。そして、送信要求信号線TxENがローからハイになった後に、CPU15が、図4の異常検出処理におけるS120で、エッジ検出回路19が立ち上がりエッジを検出していない(即ち、送信異常が発生している)と判定することとなる。
尚、送信信号線TxDが、ローに相当するグランド電位、又はハイに相当する電源電圧VDにショートした場合や、トランシーバ13の送信回路21が故障して通信線10への信号送出ができなくなった場合にも、送信要求信号線TxENがローになっている期間中において、受信信号線RxDに立ち上がりエッジが発生しなくなるため、図4の異常検出処理におけるS120で送信異常と判定されることとなる。
[送信要求信号線TxENが断線した場合]
送信要求信号線TxENがトランシーバ13とマイコン11との間で断線した場合(詳しくは、送信要求信号線TxENが、エッジ検出回路19との接続点よりもトランシーバ13側で断線した場合)、送信要求信号線TxENはトランシーバ13内で抵抗27によりプルアップされているため(FlexRayの仕様による)、図6の最上段における点線で示すように、トランシーバ13に入力される送信要求信号線TxENの電圧レベルはハイのままとなる。尚、図6の最上段における実線で示すように、エッジ検出回路19に入力される送信要求信号線TxENの電圧レベルは、通信コントローラ17の出力レベルと同じになる。つまり、エッジ検出回路19には、通信コントローラ17からの送信要求信号が正常に入力される。
よって、この場合には、通信コントローラ17が送信要求信号線TxENへローの送信要求信号を出力しても、トランシーバ13の送信回路21は、送信信号線TxDから入力される送信信号を通信線10に送出しなくなり、その結果、図6に示すように、受信信号線RxDはハイのままになる。
このため、通信コントローラ17が送信要求信号線TxENへローの送信要求信号を出力している間に、エッジ検出回路19は、受信信号線RxDの立ち上がりエッジを検出しなくなる。よって、通信コントローラ17が送信要求信号の出力を止めた後に、CPU15が、図4の異常検出処理におけるS120で、エッジ検出回路19が立ち上がりエッジを検出していない(即ち、送信異常が発生している)と判定することとなる。
尚、エッジ検出回路19は、マイコン11の外に設けても良い。
そして、もしエッジ検出回路19をマイコン11の外に設けた場合には、送信要求信号線TxENが、そのエッジ検出回路19との接続点よりも通信コントローラ17側で断線する可能性もある。しかし、その場合には、図7に示すように、トランシーバ13だけでなく、エッジ検出回路19に入力される送信要求信号線TxENの電圧レベルも、上記抵抗27の作用によりハイに固定される。よって、通信コントローラ17が送信要求信号線TxENへローの送信要求信号を出力しても、エッジ検出回路19がエッジの監視自体を行わず、その結果、CPU15が、図4の異常検出処理におけるS120で、エッジ検出回路19が立ち上がりエッジを検出していない(即ち、送信異常が発生している)と判定することとなる。また、仮にエッジ検出回路19がエッジの監視を行ったとしても、図7に示すように、受信信号線RxDはハイのままになるため、やはり上記S120で送信異常と判定されることとなる。
以上のようなECU1,2,…によれば、通信コントローラ17が送信信号と折返し受信信号とを比較しないようになっているにも拘わらず、そのECU単体で、送信信号線TxD又は送信要求信号線TxENの断線等に起因する送信異常を素早く検出することができる。
また、受信信号線RxDの立ち上がりエッジの有無を確認するだけの構成であるため、例えば、通信コントローラ17からトランシーバ13への送信信号とトランシーバ13からの折返し受信信号とを比較する回路を設けるよりも、回路構成を簡素化することができる。
また、エッジ検出回路19は立ち上がりエッジを検出するようになっているため、図5における受信信号線RxDの立ち下がりエッジ(送信要求信号線TxENがローになってから遅延時間tdだけ遅れて発生するハイからローへのエッジ)を無視することができ、延いては、トランシーバ13へ入力される送信信号線TxDの電圧レベルがローで固定される異常(送信信号線TxDの断線やグランド電位へのショート)も確実に検知できる。尚、図5における受信信号線RxDの立ち上がりエッジは、送信要求信号線TxENがハイに戻ってから現れるため、エッジ検出回路19が検出してしまうことはない。
一方、もし、上記実施形態とは逆に、トランシーバ13の受信回路23が信号を受信しないアイドル状態において、その受信回路23が受信信号線RxDをローにする通信システムであるならば、エッジ検出回路19は、立ち下がりエッジを検出するように構成すれば良い。そのように構成すれば、トランシーバ13へ入力される送信信号線TxDの電圧レベルがハイで固定される異常が生じたとすると、通信コントローラ17から送信要求信号が出力されてから遅延時間td後に、受信信号線RxDに立ち上がりエッジが生じることとなるが、その立ち上がりエッジを無視することができ、送信信号線TxDがハイで固定される異常も確実に検知することができる。
更に、本実施形態のECU1,2,…では、送信異常を検出するための手段(エッジ検出回路19及びCPU15)をマイコン11内に設けているため、小型化とコストダウンを図ることができる。
また、送信異常を検出するための手段(エッジ検出回路19及びCPU15)は、通信コントローラ17とは独立して設けられているため、故障耐性を向上させることができる。つまり、もし通信コントローラ17に故障が生じても、それとは独立して、送信異常を検出することができるからである。
尚、上記実施形態では、エッジ検出回路19とCPU15による異常検出処理(図4)が送信異常検出手段に相当している。そして、エッジ検出回路19が検出回路に相当し、CPU15による異常検出処理(図4)が判定手段に相当している。
ところで、エッジ検出回路19は、例えば図8のように構成することができる。
即ち、エッジ検出回路19は、クロック端子(CK)に立ち上がりエッジが入力されるとセット状態になって出力(Q)がハイになるフリップフロップ19aと、送信要求信号線TxENがローの場合にオンして(導通状態になって)受信信号線RxDをフリップフロップ19aのクロック端子に接続させるスイッチ19bと、送信要求信号線TxENに立ち下がりエッジが生じるとパルス信号を出力するワンショット回路19cと、そのワンショット回路19cからのパルス信号とCPU15からのリセット信号との論理和信号を、フリップフロップ19aのリセット端子(R)に出力するオア回路19dとを備えている。尚、ワンショット回路19cが出力するパルス信号の時間幅は、フリップフロップ19aをリセットするのに必要最小限で、トランシーバ13内の遅延時間tdよりは短い時間に設定されている。また、フリップフロップ19aのクロック端子とスイッチ19bとの間の信号ラインは、図示しない抵抗によりグランド電位にプルダウンされている。
このようなエッジ検出回路19では、送信要求信号線TxENがハイからローになると、スイッチ19bがオンして、フリップフロップ19aのクロック端子に受信信号線RxDの電圧が入力されると共に、フリップフロップ19aがワンショット回路19cによりリセットされる。
そして、その後、送信要求信号線TxENがローになっている間(即ち、スイッチ19bがオンしている間)に、受信信号線RxDに立ち上がりエッジが生じたならば、フリップフロップ19aの出力がハイになる。そして、フリップフロップ19aの出力がハイになることが、「監視結果データ=“1”」に相当する。
よって、CPU15は、図4のS120では、監視結果データとして、フリップフロップ19aの出力を読み込み、その出力がハイならば、エッジ検出回路19が立ち上がりエッジを検出したと判定することとなる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、前述した実施形態のECUの構成は、通信システムを成す複数のECUのうちの一部にだけ適用しても良い。
また、本発明は、FlexRay以外や車両用以外の通信システムにも適用可能である。例えば、通信コントローラ17が出力する送信要求信号は、ハイアクティブの信号であっても良い。
本実施形態の通信システムの構成を表す構成図である。 マイコンとトランシーバの構成を表す構成図である。 正常時の送受信動作を説明するタイムチャートである。 CPUが実行する異常検出処理を表すフローチャートである。 送信信号線TxDが断線した場合の動作を説明するタイムチャートである。 送信要求信号線TxENが断線した場合の動作を説明する第1のタイムチャートである。 送信要求信号線TxENが断線した場合の動作を説明する第2のタイムチャートである。 エッジ検出回路の構成を表す構成図である。
符号の説明
1,2…ECU、10…通信線、BP…プラス側線、BM…マイナス側線、11…マイコン、13…トランシーバ、15…CPU、17…通信コントローラ、19…エッジ検出回路、21…送信回路、23…受信回路、25,27…抵抗、RxD…受信信号線、TxD…送信信号線、TxEN…送信要求信号線

Claims (6)

  1. 他の装置と通信線を介して通信する通信装置であって、
    送信信号線と受信信号線を介して互いに接続された通信コントローラとトランシーバを備えると共に、
    前記トランシーバは、当該通信装置の送信期間において、前記通信コントローラから前記送信信号線を介して入力される送信信号を前記通信線に送出する送信回路と、前記通信線上の信号を受信し、その受信した受信信号を前記受信信号線を介して前記通信コントローラへ出力する受信回路とを備えており、
    更に、当該通信装置は、当該通信装置の送信期間において前記受信信号線に電圧レベルの変化であるエッジが発生したか否かを確認し、エッジが発生していなければ送信異常と判定する送信異常検出手段を備え
    前記通信コントローラと前記トランシーバとの間には、前記通信コントローラから前記トランシーバへ、ハイとローの一方である特定レベルの送信要求信号を出力するための送信要求信号線が配設されており、
    前記通信コントローラは、当該通信装置の送信期間において、前記送信要求信号線へ前記特定レベルの送信要求信号を出力するようになっていると共に、
    前記トランシーバの送信回路は、前記送信要求信号線の電圧レベルが前記特定レベルになっている場合に、前記通信コントローラから前記送信信号線を介して入力される送信信号を前記通信線に送出するようになっており、
    更に、前記送信要求信号線は、前記トランシーバにおいて、ハイの電位とローの電位のうち、前記特定レベルとは異なる方の電位に抵抗を介して接続されており、
    前記送信異常検出手段は、
    前記送信要求信号線に接続され、その送信要求信号線の電圧レベルが前記特定レベルになっている場合に、前記受信信号線にエッジが発生したか否かを監視して、その監視結果を記憶する検出回路と、
    前記通信コントローラが前記送信要求信号線への前記送信要求信号の出力を止めた後で、前記検出回路の監視結果を参照し、該検出回路によりエッジが検出されていなければ送信異常と判定する判定手段とを備えていること、
    を特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置において、
    前記トランシーバの受信回路が信号を受信しない無通信期間において、該受信回路は前記受信信号線の電圧レベルをハイにするようになっており、
    前記送信異常検出手段は、前記エッジとして、ローからハイへの立ち上がりエッジが発生したか否かを確認するようになっていること、
    を特徴とする通信装置。
  3. 請求項1に記載の通信装置において、
    前記トランシーバの受信回路が信号を受信しない無通信期間において、該受信回路は前記受信信号線の電圧レベルをローにするようになっており、
    前記送信異常検出手段は、前記エッジとして、ハイからローへの立ち下がりエッジが発生したか否かを確認するようになっていること、
    を特徴とする通信装置。
  4. 請求項1ないし請求項の何れか1項に記載の通信装置において、
    前記通信コントローラは、当該通信装置に備えられたマイコンのCPUにより送信対象のデータが与えられ、そのデータを表す送信信号を前記送信信号線へ出力するようになっており、
    前記送信異常検出手段は、前記マイコン内に設けられていること、
    を特徴とする通信装置。
  5. 請求項1ないし請求項の何れか1項に記載の通信装置において、
    前記送信異常検出手段は、前記通信コントローラとは独立して設けられていること、
    を特徴とする通信装置。
  6. 通信線を介して接続された複数のノードが通信する通信システムであって、
    前記ノードの少なくとも1つとして、請求項1ないし請求項の何れか1項に記載の通信装置を備えていること、
    を特徴とする通信システム。
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