JP2006222649A - ネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のネットワークそれぞれに接続されたノード間で通信を行なう通信システムの各ネットワークの状態を監視する。
【解決手段】 第1のネットワークCAN1と第2のネットワークCAN2との間に介装され、ゲートウェイ手段1と監視手段3とを備えたゲートウェイ装置1において、その監視手段2に、第1のネットワークCAN1の状態を監視する第1ネットワーク監視手段81と、その監視結果に基づいて第1のネットワークCAN1の異常を検出する第1異常検出手段82と、第2のネットワークCAN2の状態を監視する第2ネットワーク監視手段83と、その監視結果に基づいて第2のネットワークCAN2の異常を検出する第2異常検出手段84とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置に関する。
従来、自動車等の車両においては、CAN(Controller Area Network)などを用いた通信システムがしばしば設けられる。このような車両用の通信システムの例としては車載LAN(ローカルエリアネットワーク)などが挙げられ、これは車両や車載機器の制御等に非常に有用である。
しかし、このような通信システムに通信エラーが生じた場合には、その車両や車載機器の制御等に支障をきたす虞がある。したがって、通信エラーが生じた場合には直ちに通信エラーの原因を特定し、それを解決することが要求される。そこで、従来、通信エラーの原因の特定に関して様々な技術が提案されていた(特許文献1、特許文献2参照)。
また、通信システムを構築する場合には、送受信する信号の種類、目的、送受信頻度等に応じて複数のネットワークを用意し、これらのネットワークをゲートウェイで接続して通信システムの構築を行なうことも行なわれている。例えば、ナビゲーションシステム制御等のための情報系ネットワーク、ヘッドランプ制御等のためのボディ制御系ネットワーク、エアバッグ制御等のための安全系ネットワーク、エンジン制御等のためのエンジン・パワートレン系ネットワークなどをゲートウェイ装置で接続し、これら全体で通信システムを構築すること等が挙げられる。
このように複数のネットワークをゲートウェイで接続した場合に通信エラーからの回復させるため、従来、暴走監視マイクロコンピュータ(以下適宜、マイクロコンピュータを「マイコン」という)を設けたゲートウェイを用いていた。
図5は、暴走監視マイコンを備えた従来のゲートウェイ装置を示す模式的なブロック図である。従来のゲートウェイ装置100は、一方のネットワークCAN1と他方のネットワークCAN2とを接続するもので、ゲートウェイとしての機能を発揮するゲートウェイ機能マイコン(以下適宜、「G/W機能マイコン」という)101と、G/W機能マイコン101を監視する暴走監視マイコン102とを備えている。なお、この例では一方のネットワークCAN1にはノードa及びノードbが接続され、他方のネットワークCAN2にはノードc及びノードdが接続されているものとする。
このゲートウェイ装置100では、一方のネットワークCAN1のノードa,bと他方のネットワークCAN2のノードc,dとの間で行なわれる通信は、G/W機能マイコン101を介して行なわれるようになっている。そして、G/W機能マイコン101を介した通信の通信エラーを検出するために、暴走監視マイコン102がG/Wマイコン101の監視を行なうようになっている。
具体的には、G/W機能マイコン101から暴走監視マイコン102へ向けて定期的に信号(以下適宜、「検知信号」という)を発するようになっていて、暴走監視マイコン102ではこの検知信号が予定通りに定期的に受信できているかの判定を行なっている。即ち、G/W機能マイコン101が正常である場合には、暴走監視マイコン102は上記の検知信号を定期的に受信することができる。
しかし、G/W機能マイコン101に何らかの異常が生じ、G/W機能マイコン101を介した通信に通信エラーが生じた場合には、G/W機能マイコン101は検知信号を送
信することができなくなり、このため、暴走監視マイコン102は検知信号を受信できなくなる。したがって、暴走監視マイコン102は、検知信号を規定時間以上受信できなかった場合に、G/W機能マイコン101に異常が生じたと判定するようになっている。
さらに、G/W機能マイコン101に異常が生じたと判定した場合、暴走監視マイコン102は、G/W機能マイコン101にリセット信号を送信してG/W機能マイコン101にリセット処理を行なわせて、G/W機能マイコン101を正常状態に復帰させるようにしていた。
特開2004−17676号公報 特開2004−136816号公報
しかしながら、暴走監視マイコン102を備えた従来のゲートウェイ装置100では、G/W機能マイコン101自体が異常になった場合はその異常を検出することができるものの、ゲートウェイ装置100に接続されたネットワークCAN1,CAN2において異常が生じ、それが原因で通信エラーが生じた場合に、上記のネットワークCAN1,CAN2で生じた異常を発見できなかった。
また、ゲートウェイ装置100を介した通信の送信元又は送信先のノードが異常である場合、当該通信に通信エラーが生じることから、通信相手のノードが上記送信元又は送信先のノードに異常が生じていることを検出できる場合はある。しかし、G/W機能マイコン101に異常が生じている場合には、ノードは、通信相手のノードに異常が生じているか否かを判定することができなかった。具体例を挙げれば、図5の通信システムにおいてノードaからノードcに向けて通信を行なう場合にG/W機能マイコン101で異常が生じると、ノードaはネットワークCAN2で異常が生じているか否かを判定することができず、ネットワークCAN2及びノードc,dの状態を検出することができなかった。
本発明は、上記の課題に鑑みて創案されたもので、ゲートウェイ装置を介して複数のネットワークそれぞれに接続されたノード間で通信を行なう通信システムの各ネットワークの状態を監視できるようにした、ネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置を提供することを目的とする。
本発明のネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置は、それぞれノードを有する第1のネットワークと第2のネットワークとの間で送受信されるデータの中継を行なうゲートウェイ装置であって、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間に接続され、前記第1のネットワーク及び前記第2のネットワーク間で送受信されるデータの中継を行なうゲートウェイ手段と、前記ゲートウェイ手段に並設され、前記第1のネットワーク及び前記第2のネットワークの通信状態を監視する監視手段とを備えたことを特徴とする(請求項1)。これにより、ゲートウェイ装置を介して複数のネットワークそれぞれに接続されたノード間で通信を行なう通信システムの各ネットワークの状態を監視することができる。
このとき、前記監視手段は、前記第1のネットワークの通信状態を監視する第1ネットワーク監視手段と、前記第1ネットワーク監視手段の監視結果に基づいて上記第1のネットワークの異常を検出する第1異常検出手段と、前記第2のネットワークの通信状態を監視する第2ネットワーク監視手段と、前記第2ネットワーク監視手段の監視結果に基づいて前記第2のネットワークの異常を検出する第2異常検出手段とを備えることが好ましい
(請求項2)。これにより、前記第1のネットワークまたは前記第2のネットワークで異常が生じた場合、その異常を検出することができる。
また、前記第1異常検出手段は、前記第1のネットワークの異常を判定するための第1判定値を記憶した第1判定値記憶手段と、前記第1ネットワーク監視手段の監視結果と前記第1判定値とに基づいて前記第1のネットワークの異常を検出する第1ネットワーク異常検出手段とを備え、前記第2異常検出手段は、前記第2のネットワークの異常を判定するための第2判定値を記憶した第2判定値記憶手段と、前記第2ネットワーク監視手段の監視結果と前記第2判定値とに基づいて前記第2のネットワークの異常を検出する第2ネットワーク異常検出手段とを備えることが好ましい(請求項3)。これにより、第1判定値や第2判定値を適切に設定するようにすれば、通信システムやネットワークなどの状態に応じて確実な異常の判定を行なうことが可能となる。
さらに、該ネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置は、前記第1のネットワーク及び前記第2のネットワークを監視するための所定の初期値を前記第1判定値記憶手段及び前記第2判定値記憶手段に設定する初期設定手段を備えることが好ましい(請求項4)。これにより、前記の第1判定値や第2判定値を適切に初期設定することができるようになる。
また、前記初期設定手段は、該ゲートウェイ装置を介して前記第1のネットワーク及び前記第2のネットワーク間を送信されるデータのデータ送信周期、データ識別情報及びデータ長の内の少なくとも一つの情報の所定値を初期値として前記第1判定値記憶手段及び第2判定値記憶手段に設定するように構成されていることが好ましい(請求項5)。これにより、第1及び第2のネットワークの監視を確実に行なうことができる。即ち、第1及び第2のネットワークの固有の情報から優先度などに応じて適切な情報を選択し、それをもとに、異常の判定を確実に行なうことができる。
さらに、前記初期設定手段は、前記所定の初期値を前記第1判定値記憶手段および前記第2判定値記憶手段に設定する動作を失敗した場合に、前記監視手段が異常であると判定する監視手段異常判定手段をさらに備えることが好ましい(請求項6)。これにより、前記監視手段の異常を検出することが可能となる。
また、前記監視手段異常判定手段は、前記監視手段が異常であると判定した場合に、該監視手段が異常である旨を通知する監視手段異常通知手段をさらに備えることが好ましい(請求項7)。これにより、監視手段で異常が検出された場合に、その異常を正常なノードに通知することが可能となる。したがって、異常発生後の修理を適切に行なうことが可能となる。
さらに、該ネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置は、前記監視手段が異常を検出した場合に、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークに接続された前記ノードに異常の発生を通知する異常ノード通知手段をさらに備えることが好ましい(請求項8)。これにより、どのノードで異常が検出されたかを正常なノードに通知することが可能となる。したがって、異常発生後の修理時に、ゲートウェイ装置やノードの誤交換などを防止することが可能となる。
また、前記ゲートウェイ手段は、異常を検知するための検知信号を前記監視手段に送信し、前記監視手段は、前記ゲートウェイ手段から受信した前記検知信号に基づいて該ゲートウェイ手段の異常を判定するゲートウェイ異常監視手段を備えることが好ましい(請求項9)。これにより、ゲートウェイ手段の異常を検出することが可能となる。
さらに、前記監視手段は、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークのいずれか一方に検査用のデータを収集するための検査ツールが接続されたことを検知して前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークに接続されたノードに通知するツール接続通知手段と、前記第1のネットワークおよび第2のネットワークの内の一方に接続された前記検査ツールに対して、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークの内の他方に接続されたノードから送信されるデータを前記ゲートウェイ手段に代わって中継する代理返信手段とをさらに備えることが好ましい(請求項10)。これにより、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークのいずれかに接続されたノードとゲートウェイ手段との両方が異常となった場合でも、前記第1のネットワーク及び前記第2のネットワークのいずれか一方に検査ツールを接続すれば、前記第1のネットワーク及び前記第2のネットワークに接続されたノードのうちのどのノードが異常となっているかを1回の操作で認識できるため、サービス性を向上させることができる。
また、前記ゲートウェイ手段は、第1のマイクロコンピュータを備え、前記監視手段は、前記第1のマイクロコンピュータと異なる第2のマイクロコンピュータを備えることが好ましい(請求項11)。
本発明のネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置によれば、ゲートウェイ装置を介して複数のネットワークそれぞれに接続されたノード間で通信を行なう通信システムの各ネットワークの状態を監視できる。
以下、本発明について実施形態を示して説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において任意に変形して実施することができる。
図1は本発明の一実施形態としてのネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置(以下適宜、単に「ゲートウェイ装置」という)を備えた通信システムの概要を示す模式的なブロック図である。この通信システムは、通信プロトコルとしてCANを用いた車載LANである。ここで、CANは、ネットワークが空いているときにはネットワークに接続された全ての送信装置(ノード等)から信号(データ)を送信することができるマルチマスタ型の通信プロトコルであり、ネットワークに早くアクセスした送信装置が送信権を得ることができるようになっている。
さらに、同時に複数の送信装置が送信を始めた場合には、送信される信号がそれぞれ有するデータID(データ識別情報)により優先順位が判断され、優先順位が高いデータIDを有する信号を送信している送信装置が送信権を得るようになっている。なお、上記のノード間で送受信される信号は、本実施形態では、例えば車両や車載機器の制御のための制御信号などがこれに該当する。
さて、図1に示すように、本実施形態の通信システムは、第1のネットワークCAN1と、第2のネットワークCAN2と、ゲートウェイ装置1とを備えている。
[第1のネットワーク]
第1のネットワークCAN1は、少なくとも1つのノードa,bが接続されたバス型のネットワークであり、CANプロトコルにしたがって通信を行なうことができるように構成されている。
第1のネットワークCAN1に接続されたノードa,bは、各種の信号を適宜受信及び送信することが可能な通信装置であり、CPU(Central Processing
Unit)、RAM(Random Access Memory)やROM(Rea
d Only Memory)等のメモリ、各種インターフェースなどの電子部品により構成されている。
さらに、ノードaは、第1のネットワークCAN1を介して第1のネットワークCAN1に接続された他のノードb及びゲートウェイ装置1との間で信号の送受信が可能であり、また、ゲートウェイ装置1、第1のネットワークCAN1及び第2のネットワークCAN2を介して第2のネットワークCAN2に接続されたノードc,dとの間でも信号の送受信が可能となっている。なお、第1のネットワークCAN1に接続された他のノードbもノードaと同様に構成され、同様の機能を有するものとする。
なお、図1においては第1のネットワークCAN1にノードa,bの2つのみを描画して示すが、第1のネットワークCAN1に接続されるノードの数は任意である。通常は、第1のネットワークCAN1には、ノードa,b以外にもノードが設けられる。さらに、ノードa,b及びその他のノードは、それぞれの目的に応じた車両制御等を行なうための電子制御装置(ECU)として構成されている。
[第2のネットワーク]
第2のネットワークCAN2は、第1のネットワークCAN1と同様に構成されたバス型のネットワークであり、CANプロトコルにしたがって通信を行なうことができるようになっている。
また、第2のネットワークCAN2には、ノードa,bと同様に構成された少なくとも1個のノードc,dが接続されていて、これらは、第2のネットワークCAN2を介して第2のネットワークCAN2に接続された他のノード及びゲートウェイ装置1との間で信号の送受信が可能であり、また、ゲートウェイ装置1、第2のネットワークCAN2及び第1のネットワークCAN1を介して第1のネットワークCAN1に接続されたノードa,bとの間でも信号の送受信が可能となっている。
なお、図1においては第2のネットワークCAN2にノードc,dの2つのみを描画して示すが、第1のネットワークCAN1と同様、第2のネットワークCAN2に接続されるノードの数は任意である。通常は、第2のネットワークCAN2にも、ノードc,d以外にもノードが設けられる。さらに、ノードc,d及びその他のノードも、それぞれの目的に応じた車両制御等を行なうための電子制御装置(ECU)として構成されている。
[ゲートウェイ装置1]
ゲートウェイ装置1は、第1のネットワークCAN1と第2のネットワークCAN2との間で送受信されるデータの中継を行なうべく、CPU、RAMやROM等のメモリ、各種インターフェースなどの電子部品により構成された通信装置である。また、ゲートウェイ装置1は、ゲートウェイ手段の機能を発揮する第1のマイクロコンピュータであるゲートウェイ機能マイコン(以下適宜、「G/W機能マイコン」という)2と、監視手段の機能を発揮する第2のマイクロコンピュータである監視マイコン3とを備えている。
[G/W機能マイコン2]
G/W機能マイコン2は、CPU、RAMやROM等のメモリ、各種インターフェースなどの電子部品により構成されている。また、G/W機能マイコン2は、通信ラインL1及び通信ラインL2により上記の第1のネットワークCAN1及び第2のネットワークCAN2にそれぞれ接続され、これにより、上記の第1のネットワークCAN1と第2のネットワークCAN2との間を接続するようになっている。
さらに、G/W機能マイコン2は、信号ゲートウェイ手段4と、初期設定手段5と、監
視マイコン監視手段6と、検知信号送信手段7とを備えている。なお、G/W機能マイコン2の各機能は、G/W機能マイコン2を構成する電子部品により実現されている。さらに、G/W機能マイコン2は監視マイコン3に制御ラインL3で接続され、この制御ラインL3を介してG/W機能マイコン2と監視マイコン3との間で制御や監視のための信号が送受信されるようになっている。
信号ゲートウェイ手段4は、第1のネットワークCAN1と第2のネットワークCAN2との間に接続され、第1のネットワークCAN1及び第2のネットワークCAN2間で送受信されるデータの中継を行なうもので、各信号毎に設けられた受信バッファ(図1では図示を省略する)及び送信バッファ(図1では図示を省略する)を備えている。図2に、信号ゲートウェイ手段4を用いたネットワークCAN1,CAN2の接続要領を説明するブロック図を示す。なお、図2において、ブロック矢印は信号の流れを表わす。
図2に示すように、信号ゲートウェイ手段4には、各信号A〜F毎に用意された受信バッファ41A〜41Fと、各信号A〜F毎に用意された送信バッファ42A〜42Fとが設けられていて、これらの受信バッファ41A〜41F及び送信バッファ42A〜42Fを用い、接続がなされるようになっている。ただし、ここでは第1のネットワークCAN1から第2のネットワークCAN2への信号送信に対応するバッファとして受信バッファ41A〜41C及び送信バッファ42A〜42Cを示し、第2のネットワークCAN2から第1のネットワークCAN1への信号送信に対応するバッファとして受信バッファ41D〜41F及び送信バッファ42D〜42Fを示して説明するが、受信バッファ及び送信バッファの数は任意であり、図2のものに限定されない。
即ち、第1のネットワークCAN1から送られてきた信号A〜Cは、通信ラインL1を介して受信バッファ41A〜41Cで受信され、受信バッファ41A〜41C内の信号A〜Cは対応する送信バッファ42A〜42Cに送られ、そこから通信ラインL2を介して第2のネットワークCAN2に送信されるようになっている。このようにして、第1のネットワークCAN1から第2のネットワークCAN2に信号A〜Cが送信されるようになっている。
また、第2のネットワークCAN2から第1のネットワークCAN1に送られる信号D〜Fも、同様の要領で送信されるようになっており、以上のようにして、第1のネットワークCAN1と第2のネットワークCAN2とが接続されている。
なお、ここでは信号として信号A〜Fの6種類を示したが、信号の種類は任意であり、また、信号A〜Fの種類の数に応じて受信バッファ41A〜41F及び送信バッファ42A〜42Fの数も設定される。
初期設定手段5は、本実施形態の通信システムの通信開始時又は任意のタイミングで、監視マイコン3のネットワーク監視手段8の初期設定を行なうものであり、具体的には、第1のネットワークCAN1及び第2のネットワークCAN2を監視するための所定の初期値を第1判定値記憶手段86及び第2判定値記憶手段88に設定するものである。また、ここで初期設定手段5は、固有情報初期設定手段51と、判定値初期設定手段52とを備えている。
固有情報初期設定手段51は、ネットワーク監視手段8の第1ネットワーク監視手段81及び第2ネットワーク監視手段83がそれぞれ監視する対象となる、第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2それぞれに固有の情報を初期設定するものである。以下適宜、第1のネットワークCAN1の固有の情報を「第1固有情報」といい、第2のネットワークCAN2の固有の情報を「第2固有情報」という。
また、判定値初期設定手段52は、第1ネットワーク異常検出手段87及び第2ネット
ワーク異常検出手段89が異常の検出に用いる第1判定値及び第2判定値の初期設定を行なうものである。具体的には、第1固有情報及び第2固有情報それぞれの所定値を、初期値として第1判定値記憶手段86及び第2判定値記憶手段88に記憶させるものである。これにより、上記の各初期値が、第1ネットワーク異常検出手段87及び第2ネットワーク異常検出手段89がそれぞれ判定に用いる第1判定値及び第2判定値として用いられるようになっている。なお、第1判定値及び第2判定値としてどのような値を初期設定するかは、通信システムの目的や送受信される信号の種類などに応じて任意に初期設定することができる。
したがって、固有情報初期設定手段51及び判定値初期設定手段52がそれぞれ第1固有情報及び第2固有情報並びに第1判定値及び第2判定値の初期設定を行なうことにより、ネットワーク監視手段8の初期設定を行なうようになっている。
監視マイコン監視手段6は、監視マイコン3が異常となっていないか否か監視するものであり、監視手段異常判定手段61と、監視手段異常通知手段62とを備えている。
監視手段異常判定手段61は、ネットワーク監視手段8が初期設定に失敗した場合に、即ち、初期設定手段5が前記所定の初期値を第1判定値記憶手段86及び第2判定値記憶手段88に設定する動作を失敗した場合に、ネットワーク監視手段8が異常であり、ひいては監視マイコン3が異常であると判定するものである。
どのようにして初期設定の失敗を認識するかは任意であるが、例えば、第1固有情報及び第2固有情報、並びに、第1判定値及び第2判定値の初期設定が完了した場合に、ネットワーク監視手段8から初期設定手段5に、初期設定が完了した旨を知らせる通知信号を送信させるようにしておけばよい。これにより、初期設定手段5が上記通知信号を受信すれば初期設定手段5は初期設定が正常に完了したことを認識できるようになる。したがって、初期設定開始から所定の時間が経過しても上記通知信号が受信できない場合、初期設定手段5が初期設定に失敗したと認識して、それを監視手段異常判定手段61に通知させるようにすれば、監視手段異常判定手段61は初期設定の失敗を認識することができる。
さらに、例えば、初期設定手段5により初期設定を行なう際に、初期設定開始から所定の時間が経過するまでの間に、上記通知信号を初期設定手段5が受信しない限り初期設定手段5が初期設定を所定回数だけ繰り返して行なうようにしてもよい。これにより、初期設定をより確実に行なうことが可能となり、また、監視マイコン3の異常を監視マイコン監視手段6が誤判定することを防止することができる。
本実施形態でも、上述したように通知信号を用いて初期設定が失敗したか否かを判定するようになっているものとする。
また、監視手段異常通知手段62は、ネットワーク監視手段8が異常であり、ひいては監視マイコン3が異常であると監視手段異常判定手段61が判定した場合に、監視マイコン3が異常であることを第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2に接続された各ノードa〜dに通知するものである。具体的には、図2に破線矢印で示すように、監視手段異常判定手段61が監視マイコン3の異常を判定した場合、それを各ノードa〜dに通知する信号(以下適宜、「監視マイコン異常通知信号」という)がG/W機能マイコン2内の送信バッファ42C,42Fに転送され、そこから各ノードa〜dに監視マイコン異常通知信号が送信される。なお、図2では送信バッファ42C,42Fから監視マイコン異常通知信号が送信される例を示したが、監視マイコン異常通知信号を送信する送信バッファの数は任意であり、また、他の信号C,F用の送信バッファ42C,42Fを用いずに専用の送信バッファを用いて送信を行なうようにしてもよい。
検知信号送信手段7は、異常を検知するための検知信号を、監視マイコン3のゲートウェイ異常監視手段10に向けて定期的に送信するものである。また、この検知信号はG/
W機能マイコン2が異常となっていないか否かを判定するために用いられるようになっている。
[監視マイコン3]
監視マイコン3は、CPU、RAMやROM等のメモリ、各種インターフェースなどの電子部品により構成されている。また、監視マイコン3は、監視用ラインL4及び監視用ラインL5により上記の第1のネットワークCAN1及び第2のネットワークCAN2にそれぞれ接続されることで、第1のネットワークCAN1及び第2のネットワークCAN2それぞれに対して、上記G/W機能マイコン2に並設的に接続されている。これにより、上記の第1のネットワークCAN1及び第2のネットワークCAN2を監視して第1のネットワークCAN1及び第2のネットワークCAN2の異常を検出できるようになっている。
さらに、監視マイコン3は、ネットワーク監視手段8と、サービスツール補助手段9と、ゲートウェイ異常監視手段10とを備えている。なお、監視マイコン3の各機能は、監視マイコン3を構成する電子部品により実現されている。
ネットワーク監視手段8は、第1のネットワークCAN1及び第2のネットワークCAN2の異常を検出するべくその通信状態を監視を行なうものであり、第1ネットワーク監視手段81と、第1異常検出手段82と、第2ネットワーク監視手段83と、第2異常検出手段84と、異常ノード通知手段85とを備えている。
第1ネットワーク監視手段81は、G/W機能マイコン2を介さずに監視用ラインL4を通じて第1のネットワークCAN1の通信状態を監視するものである。詳しくは、監視用ラインL4を通じて第1のネットワークCAN1上の信号を受信し、その固有の情報、即ち、固有情報初期設定手段51が初期設定した第1固有情報を監視するようになっている。
ここで、第1固有情報は本発明の趣旨を著しく損なわない限り任意であるが、例えば、G/W機能マイコン2が第1のネットワークCAN1に送信する信号、及び、第1のネットワークCAN1のノードa,bがG/W機能マイコン2に送信する信号などの、ゲートウェイ装置1を介して第1のネットワークCAN1及び第2のネットワークCAN2間を送信される信号の、データ送信周期、データ識別情報及びデータ長の内の少なくとも1つの情報が挙げられる。したがって、これらの情報のうちの少なくとも1種を第1ネットワーク監視手段81は監視するようになっている。なお、具体的にどの情報を第1固有情報として監視するかは、上述のように、初期設定の際に固有情報初期設定手段51によって初期設定されるようになっている。
また、第1異常検出手段82は、第1ネットワーク監視手段81の監視結果に基づいて第1のネットワークCAN1の異常を検出するものであり、第1判定値記憶手段86と、第1ネットワーク異常検出手段87とを備えている。
第1判定値記憶手段86は、第1のネットワークの異常を判定するための第1判定値を記憶しているものである。この第1判定値は、第1のネットワークCAN1が正常であれば第1固有情報が一致するはずの値、第1のネットワークCAN1が正常であれば第1固有情報が超えるはずがない上限値、第1のネットワークCAN1が正常であれば第1固有情報が下回るはずがない下限値など、任意の値を記憶させることができるようになっている。具体例としては、第1固有情報として信号のデータ識別情報やデータ長を初期設定する場合、第1のネットワークCAN1が正常であればそのデータ識別情報やデータ長に一致するはずの値を第1判定値とすることができる。また、例えば、第1固有情報として信号の送信周期を初期設定する場合、第1のネットワークCAN1が正常である場合の送信
周期の所定倍の値を第1判定値とすることができる。なお、第1判定値は、初期設定の際に判定値初期設定手段52に初期設定されることよって、第1判定値記憶手段86に記憶されるようになっている。
さらに、第1ネットワーク異常検出手段87は、第1ネットワーク監視手段81の監視結果と第1判定値記憶手段86に記憶された第1判定値とに基づいて第1のネットワークCAN1の異常を検出するものである。例えば、第1ネットワーク監視手段81による監視結果として得られた第1固有情報と第1判定値とを比較し、両者が一致するか、第1固有情報が第1判定値より大きくなるか、第1固有情報が第1判定値より小さくなるかなどに応じて、第1のネットワークCAN1に異常が生じているかどうか判定を行なう。
上記の第1判定値の場合を用いて具体例を挙げると、第1固有情報として信号のデータ識別情報やデータ長を採用する場合、監視の結果得られた第1固有情報と第1判定値とが一致すれば第1のネットワークCAN1が正常であると判定し、異なっていれば異常であると判定するようにすることができる。また、例えば第1固有情報として信号の送信周期を採用する場合、監視の結果得られた第1固有情報が第1判定値以下であれば第1のネットワークCAN1が正常であると判定し、第1固有情報が第1判定値より大きければ、即ち、第1のネットワークCAN1が正常である場合の送信周期の所定倍の期間だけ当該信号が送信されてこなければ異常であると判定するようにすることができる。
第1ネットワーク異常検出手段87では、このようにして、ある信号を監視した結果得られた第1固有情報から異常が検出された場合、当該信号の送信元のノードで異常が生じたことが分かるようになっている。したがって、ノードa,bからゲートウェイ装置1に向けて送信されてくる信号の第1固有情報を監視するようにすれば、当該信号の送信元であるノードa,bの異常を検出することができ、一方、ゲートウェイ装置1からノードa,bに向けて送信される信号の第1固有情報を監視するようにすれば、当該信号の送信元であるゲートウェイ装置1の異常を検出することができるようになっている。即ち、第1のネットワークCAN1の通信状態を監視することにより、第1のネットワークCAN1に接続されたノードa,bのみならず、ゲートウェイ装置1の異常をも検出することができるようになっているのである。
一方、第2ネットワーク監視手段83も、第1ネットワーク監視手段81と同様の要領で、G/W機能マイコン2を介さずに監視用ラインL5を通じて第2のネットワークCAN2の通信状態を監視するものである。したがって、監視用ラインL5を通じて第2のネットワーク上の信号を受信し、その固有の情報、即ち、固有情報初期設定手段51が初期設定した第2固有情報を監視するようになっている。
ここで、第2固有情報は、第1固有情報と同様に任意であり、また、その具体例も同様である。したがって、上記第1固有情報と同種の情報のうちの少なくとも1種を第2ネットワーク監視手段83は監視するようになっている。さらに、具体的にどの情報を第2固有情報として監視するかが、初期設定の際に固有情報初期設定手段51によって初期設定されることも第1ネットワーク監視手段81と同様である。
また、第2異常検出手段84は、第2ネットワーク監視手段83の監視結果に基づいて第2のネットワークCAN1の異常を検出するものであり、第2判定値記憶手段88と、第2ネットワーク異常検出手段89とを備えている。
第2判定値記憶手段88は、第1判定値記憶手段86と同様に、第2のネットワークCAN2の異常を判定するための第2判定値を記憶しているものである。この第2判定値は、第2のネットワークCAN2の異常の判定に用いられるほかは第1判定値と同様にして初期設定及び使用をされるものである。
さらに、第2ネットワーク異常検出手段89は、第2ネットワーク監視手段83の監視結果と第2判定値記憶手段88に記憶された第2判定値とに基づいて第2のネットワークCAN2の異常を検出するものであり、第1固有情報の代わりに第2固有情報を用い、第1判定値の代わりに第2判定値を用い、異常の検出の対象が第2のネットワークCAN2である他は第1ネットワーク異常検出手段87と同様にして異常の検出を行なうものである。
また、異常ノード通知手段85は、第1異常検出手段82や第2異常検出手段83によるネットワークCAN1,CAN2の異常の検出の結果、第1又は第2のネットワークCAN1,CAN2に接続されたノードa〜dのうちのいずれか、又は、ゲートウェイ装置1自体に異常が検出された場合、当該ノード(ゲートウェイ装置1を含む)に異常が発生したことを、その他の第1のネットワークCAN1及び第2のネットワークCAN2に接続された正常なノード全てに通知するものである。これにより、正常なノードはどのノードが異常にあるか知ることができるようになっている。なお、この通知の際には、通知のための特定の識別情報を有する信号を用いて通知を行なうようになっているものとする。
サービスツール補助手段9は、第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2のいずれか一方にサービスツールが接続された場合に、そのサービスツール(検査ツール)の使用の補助となるべく設けられたものである。ここで、サービスツールとは、当該サービスツールが接続されたネットワーク(即ち、第1のネットワークCAN1又は第2のネットワークCAN2のうちのいずれか一方)に接続されているノード等の検査用のデータ(以下適宜、「サービスツール用信号」という)を収集するためのツールである。通常は、サービスツールがネットワークCAN1,CAN2に接続されると、サービスツールが接続されたネットワークに対して通信可能な各ノードa〜dからサービスツールに向けて各種の情報を含むサービスツール用信号が送信され、そのサービスツール用信号をサービスツールが受信するようになっている。
サービスツール補助手段9は、ツール接続通知手段91と、代理返信手段92とを備えている。
ツール接続通知手段91は、例えば検知信号送信手段7からの検知信号が定期的に送信されてこないことにより、G/W機能マイコン2が異常であると判定されたとき、第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2のうちのいずれか一方にサービスツールが接続されると、当該サービスツールが接続されたことを検知して、第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2に対してサービスツールが接続されたことを通知するものである。
即ち、従来、G/W機能マイコン2が異常であると、サービスツールが接続されていない側のネットワーク(第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2のうちの他方)に接続されたノードは、サービスツールが接続されたことを知ることができなかった。これは、G/W機能マイコン2が異常であるために信号ゲートウェイ手段4が第1のネットワークCAN1と第2のネットワークCAN2との間を接続できなくなっているためであった。そこで、ツール接続通知手段91は、このようなG/W機能マイコン2の異常時に、監視用ラインL4,L5を介して、サービスツールが接続されていない側のネットワークに接続されたノードへも、サービスツールが接続されたことを通知するようになっている。
また、代理返信手段92は、第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2の内の一方、即ち、サービスツールが接続されたネットワークに対して、第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2の内の他方、即ち、サービスツールが接続されていないネットワークに接続されたノードから送信されたサービスツール用信号を、G/W機能マイコン2
に代わって中継するものである。
即ち、従来、G/W機能マイコン2が異常であると、サービスツールが接続されていない側のネットワーク(第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2のうちの他方)に接続されたノードは、サービスツールに通知したい情報(通常は、異常情報)を内容とする信号(以下適宜、「サービスツール用信号」という)をサービスツールに送ることができなかった。これも、G/W機能マイコン2が異常であるために信号ゲートウェイ手段4が第1のネットワークCAN1と第2のネットワークCAN2との間を接続できなくなっているためであった。そこで、代理返信手段92は、このようなG/W機能マイコン2の異常時に、サービスツールが接続されていない側のネットワークのノードが送信したサービスツール用信号を監視用ラインL4,L5を介して受信し、また、監視用ラインL4,L5を介して当該サービスツール用信号をサービスツールに送信(代理返信)するようになっている。
ゲートウェイ異常監視手段10は、検知信号に基づいてG/W機能マイコン2の異常を検出するためのものである。このゲートウェイ異常監視手段10では、G/W機能マイコン2の検知信号送信手段7から送信されてくる検知信号を受信し、その検知信号が規定時間以上受信できなかった場合に、G/W機能マイコン2に異常が生じたと判定するようになっている。
さらに、G/W機能マイコン2が異常であると判定した場合、ゲートウェイ異常監視手段10は、G/W機能マイコン2をリセット処理させて、G/W機能マイコン2を正常状態に復帰させるようになっている。
[作用]
本実施形態のゲートウェイ装置1は上述したように構成されているので、この通信システムでは、信号ゲートウェイ手段4により、第1のネットワークCAN1に接続されたノードa,bと第2のネットワークCAN2に接続されたノードc,dとの間で通信を行なうことが可能である。
また、上記通信時には、図3に示すフローチャートにしたがって、ゲートウェイ装置1並びに第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2の監視制御が行なわれる。
即ち、まず、ステップS1において、初期設定手段5によりネットワーク監視手段8の初期設定を行なう。即ち、固有情報初期設定手段51が第1固有情報及び第2固有情報の初期設定を行ない、また、判定値初期設定手段52が第1判定値及び第2判定値の初期設定を行なう。
次に、ステップS2において、監視マイコン監視手段6が監視手段異常判定手段61を用いて、上記の初期設定が失敗したか否かの判定を行なう。ステップS1で行なった初期設定が失敗していればステップS3に進み、逆に、初期設定が失敗せず正常に完了していればステップS4に進む。
ステップS3では、監視マイコン監視手段6が監視手段異常通知手段62を用いて、監視マイコン3が異常であることを第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2に接続された各ノードa〜dに通知する。そして、通知後、監視制御を終了する。
一方、ステップS4では、ネットワーク監視手段8が第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2の監視を行なう。即ち、第1ネットワーク監視手段81が監視用ラインL4を通じて第1のネットワークCAN1の状態を監視し、その監視結果に基づいて第1異常検出手段82が第1のネットワークCAN1の異常を検出する。さらに、第2ネットワーク監視手段83が監視用ラインL5を通じて第2のネットワークCAN2の状態を監視し、その監視結果に基づいて第2異常検出手段84が第2のネットワークCAN2の異常を検出する。
次に、ステップS5に進む。ステップS5では、ステップS4で行なわれた監視の結果、ノードの異常が検出されていなければ監視制御を終了するが、ノードの異常が検出された場合には、ステップS6に進む。
ステップS6では、異常ノード通知手段85が、どのノードで異常が生じたかを、その他の正常なノード全てに通知する。そして、ステップS6の後、監視制御を終了する。
以上の要領で、初期設定手段5、監視マイコン監視手段6及びネットワーク監視手段8を用いることにより、ゲートウェイ装置1並びに第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2の監視制御が行なわれる。
なお、上記の監視制御は、通信開始時のみならず、通信を行なっている任意のタイミングで行なうことができる。
また、通信時には、G/W機能マイコン2の検知信号送信手段7と監視マイコン3のゲートウェイ異常監視手段10とを用いて、G/W機能マイコン2の監視も行なわれる。即ち、検知信号送信手段7は、ゲートウェイ異常監視手段10へ向けて定期的に検知信号を発していて、ゲートウェイ異常監視手段10ではこの検知信号を規定時間以上受信できなかった場合に、G/W機能マイコン2に異常が生じたと判定する。さらに、G/W機能マイコン2に異常が生じたと判定した場合、ゲートウェイ異常監視手段10は、G/W機能マイコン2をリセット処理させ、G/W機能マイコン2を正常状態に復帰させる。
さらに、第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2のうちの一方にサービスツールが接続された場合には、監視マイコン3のサービスツール補助手段9を用いて、図4に示す要領でサービスツールの補助が適宜行なわれる。
まず、ステップSS1で、サービスツールが接続されたかどうかが判定され、サービスツールが接続されていない場合には何らの補助は行なわれないが、サービスツールが第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2のうちの一方に接続された場合には、ステップSS2に進む。
ステップSS2では、G/W機能マイコン2が異常であるか否かの判定が行なわれる。ネットワーク監視手段8やゲートウェイ異常監視手段10による監視制御の結果、G/W機能マイコン2の異常が検出された場合には、ステップSS3に進み、G/W機能マイコン2が正常である場合には補助は行なわれない。
ステップSS3では、第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2のうちの一方にサービスツールが接続され、また、G/W機能マイコン2が異常であるので、ツール接続通知手段91は、サービスツールが接続されていない側のネットワークに対してサービスツールが接続されたことを通知する。
そして、ステップSS4において、代理返信手段92が、第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2の他方、即ち、サービスツールが接続されていないネットワークに接続されたノードからサービスツールへのサービスツール用信号をサービスツールに代理返信し、これにより、サービスツールが接続されていないネットワークに接続されたノードがサービスツールに通知したい内容をサービスツールに通知する。
以上の要領で、ツール接続通知手段91及び代理返信手段92を用いたサービスツールの補助が行なわれる。
[効果]
以上のように、本発明の一実施形態としてのゲートウェイ装置1によれば、ゲートウェイ装置1を介して複数のネットワークCAN1,CAN2それぞれに接続されたノードa〜d間で通信を行なう通信システムの各ネットワークCAN1,CAN2の状態を監視す
ることができる。したがって、ゲートウェイ装置1と通信可能なノードa〜dの異常を検出することが可能となる。
また、ゲートウェイ装置1に監視マイコン3を設けたため、1つの監視マイコン3によって第1及び第2ネットワークCAN1,CAN2両方の監視を行なうことができるようになり、コストを安価とすることができる。
さらに、上記のゲートウェイ装置1では、初期設定手段5により、第1固有情報及び第2固有情報などのネットワーク監視手段8で監視する対象情報や、第1判定値及び第2判定値などの異常検出に用いる条件などを初期設定時に指定することが可能である。また、初期設定は任意のタイミングで適宜行なうことができる。したがって、例えば第1及び第2ネットワークCAN1,CAN2をはじめ、通信システムの構成が変更になった場合でもハードウェアの変更が不要であり、ソフトウェアの変更のみで対応が可能であるため、安価に実装することができる。さらに、第1及び第2ネットワークCAN1,CAN2上を流れる信号に依存せず異常の検出を行なうことができるため、さまざまな通信システムに適用することができる。
また、1つの監視マイコン3でネットワークCAN1,CAN2上の信号A〜Fを全て受信することは、マイコンのハード回路上困難である。これに対して、本実施形態のゲートウェイ装置1では、上記のように初期設定時に監視対象情報を任意に初期設定できることにより、車両制御状態等の通信状態に応じて優先度を定めて送受信される信号を監視することが可能となるという利点も得ることができる。
さらに、上記のように初期設定時に第1判定値及び第2判定値などの異常検出に用いる条件を任意に初期設定できることにより、監視制御の自由度を高め、車両制御状態等の通信状態に応じて優先度を定めて異常判定条件のリアルタイムな変更が可能になるという利点も得ることができる。
また、第1判定値や第2判定値を適切に初期設定するようにすれば、通信システムやネットワークCAN1,CAN2などの状態に応じて確実な異常の判定を行なうことが可能となる。
さらに、監視手段異常判定手段61により監視マイコン3の監視を行なうようにしたため、監視マイコン3が異常となった場合でも、その異常を検出することができる。また、その異常を、監視手段異常通知手段62によって、ゲートウェイ装置1にネットワークCAN1,CAN2を介して接続された各ノードa〜dに通知することができる。
さらに、監視する対象情報として、ゲートウェイ手段1がネットワークCAN1,CAN2に対して送信する信号、又は、ネットワークCAN1,CAN2のノードa〜dがゲートウェイ装置1に送信する信号の、データ送信周期、データ識別情報、データ長等の、ネットワークCAN1,CAN2上の信号の固有の情報を監視するようにしたため、第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2の監視を確実に行なうことができる。即ち、第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2の固有の情報のなかから優先度などに応じて適切な情報を選択し、それをもとに、異常の判定を確実に行なうことができる。
また、異常ノード通知手段85により、異常が検出された場合に正常なノードの全てに対して異常が生じたノードを通知するようにしたため、確実な異常特定が可能なり、異常発生後の修理時に、ゲートウェイ装置1やノードa〜dの誤交換などの可能性を抑制することができる。
さらに、ネットワーク監視手段8による監視対象ノードにはゲートウェイ装置1自体(
特に、G/W機能マイコン2)も含まれるため、ゲートウェイ装置1の異常を検出することもできる。したがって、ゲートウェイ装置1自体に異常が生じた場合でも、第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2に接続されたノードa〜d全てに当該異常を通知することができる。
また、従来であれば、G/W機能マイコン2と第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2に接続されたノードa〜dのいずれかとが共に異常となった場合(以下適宜、この状態を「2重故障」という)には、どのノードが異常となっているかを検出することができなかった。しかし、監視マイコン3による監視制御を行なうようにしたため、2重故障時であってもどのノードが異常となったかを検出することができる。また、異常ノード通知手段85による通知を行なうことで、異常が生じたノードが接続されたネットワークとは反対側のネットワークに接続されたノードにも、異常が生じたノードを通知することが可能となる。
さらに、ツール接続通知手段91と代理返信手段92とを備えたサービスツール補助手段9を設けたため、上記の2重故障が生じた場合でも、第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2のいずれかにサービスツールを接続すれば、第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2に接続されたノードa〜dのうちのどのノードが異常となっているかを1回の操作で認識できる。したがって、サービス性を向上させることができる。
[その他]
以上、本発明について実施形態を示して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、任意に変形して実施することができる。
例えば、CAN以外の通信プロトコルを用いた通信システムにおいても、上記ゲートウェイ装置1を適用することができる。
さらに、例えば、第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2はバス型以外のネットワークであっても良い。
また、例えば、上記ゲートウェイ装置1を適用する対象は車両LANに限定されず、船舶、電車、建造物、農業機器、医療機器など、任意のものに設けられた通信システムに適用することができる。
さらに、例えば、初期設定手段5、監視マイコン監視手段6、サービスツール補助手段9などは、G/W機能マイコン2や監視マイコン3とは別の専用のマイコンにその機能を担当させるようにしても良い。
また、信号ゲートウェイ手段、初期設定手段、監視マイコン監視手段、検知信号送信手段、ネットワーク監視手段、サービスツール補助手段、ゲートウェイ異常監視手段、固有情報初期設定手段、判定値初期設定手段、監視手段異常判定手段、監視手段異常通知手段、第1ネットワーク監視手段、第1異常検出手段、第2ネットワーク監視手段、第2異常検出手段、異常ノード通知手段、第1判定値記憶手段、第1ネットワーク異常検出手段、第2判定値記憶手段、第2ネットワーク異常検出手段、ツール接続通知手段、代理返信手段などとしての各機能は、適宜選択的に組み合わせて用いるようにすることもできる。
さらに、例えば、初期設定手段5により初期設定を行なう際に、初期設定が完了した旨を知らせる通知信号を、初期設定手段5ではなく監視マイコン監視手段6に送信させるようにしても良い。これにより、監視マイコン3の異常を検出するための判定に要するステップを減らすことができ、処理の簡素化が可能となる。
また、上記実施形態では、ゲートウェイ手段をG/W機能マイコン(第1のマイクロコ
ンピュータ)2によって構成し、また、監視手段をG/W機能マイコン2とは異なる監視マイコン(第2のマイクロコンピュータ)3により構成したが、ゲートウェイ手段及び監視手段はそれぞれ他の部材を用いて構成するようにしても良く、また、上記マイコンにそれ以外の部材を組み合わせて構成するようにしても良い。
本発明のネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置は、FA(ファクトリーオートメーション)、船舶、医療機器、産業機器などをはじめ、通信システムを用いる任意の分野で広く用いることができるが、特に、車両用通信システムなど、CANを用いた通信システムに用いて好適である。
本発明の一実施形態としてのネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置を備えた通信システムの概要を示す模式的なブロック図である。 本発明の第1実施形態にかかる信号ゲートウェイ手段を用いたネットワークの接続要領を説明するブロック図を示す。 本発明の第1実施形態にかかるゲートウェイ装置並びに第1及び第2のネットワークCAN1,CAN2の監視制御の要領を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態にかかるサービスツール補助手段を用いたサービスツールの補助の要領を説明するためのフローチャートである。 暴走監視マイコンを備えた従来のゲートウェイ装置を示す模式的なブロック図である。
符号の説明
1 ゲートウェイ装置
2 ゲートウェイ機能マイコン
3 監視マイコン
4 信号ゲートウェイ手段
5 初期設定手段
6 監視マイコン監視手段
7 検知信号送信手段
8 ネットワーク監視手段
9 サービスツール補助手段
10 ゲートウェイ異常監視手段
51 固有情報初期設定手段
52 判定値初期設定手段
61 監視手段異常判定手段
62 監視手段異常通知手段
81 第1ネットワーク監視手段
82 第1異常検出手段
83 第2ネットワーク監視手段
84 第2異常検出手段
85 異常ノード通知手段
86 第1判定値記憶手段
87 第1ネットワーク異常検出手段
88 第2判定値記憶手段
89 第2ネットワーク異常検出手段
91 ツール接続通知手段
92 代理返信手段
100 ゲートウェイ装置
101 ゲートウェイ機能マイコン
102 暴走監視マイコン
CAN1 第1のネットワーク
CAN2 第2のネットワーク
L1,L2 通信ライン
L3 制御ライン
L4,L5 監視用ライン

Claims (11)

  1. それぞれノードを有する第1のネットワークと第2のネットワークとの間で送受信されるデータの中継を行なうゲートウェイ装置であって、
    前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間に接続され、前記第1のネットワーク及び前記第2のネットワーク間で送受信されるデータの中継を行なうゲートウェイ手段と、
    前記ゲートウェイ手段に並設され、前記第1のネットワーク及び前記第2のネットワークの通信状態を監視する監視手段とを備えた
    ことを特徴とする、ネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置。
  2. 前記監視手段は、
    前記第1のネットワークの通信状態を監視する第1ネットワーク監視手段と、
    前記第1ネットワーク監視手段の監視結果に基づいて上記第1のネットワークの異常を検出する第1異常検出手段と、
    前記第2のネットワークの通信状態を監視する第2ネットワーク監視手段と、
    前記第2ネットワーク監視手段の監視結果に基づいて前記第2のネットワークの異常を検出する第2異常検出手段とを備えた
    ことを特徴とする、請求項1記載のネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置。
  3. 前記第1異常検出手段は、
    前記第1のネットワークの異常を判定するための第1判定値を記憶した第1判定値記憶手段と、
    前記第1ネットワーク監視手段の監視結果と前記第1判定値とに基づいて前記第1のネットワークの異常を検出する第1ネットワーク異常検出手段とを備え、
    前記第2異常検出手段は、
    前記第2のネットワークの異常を判定するための第2判定値を記憶した第2判定値記憶手段と、
    前記第2ネットワーク監視手段の監視結果と前記第2判定値とに基づいて前記第2のネットワークの異常を検出する第2ネットワーク異常検出手段とを備えた
    ことを特徴とする、請求項2記載のネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置。
  4. 前記第1のネットワーク及び前記第2のネットワークを監視するための所定の初期値を前記第1判定値記憶手段及び前記第2判定値記憶手段に設定する初期設定手段を備えた
    ことを特徴とする、請求項3記載のネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置。
  5. 前記初期設定手段は、該ゲートウェイ装置を介して前記第1のネットワーク及び前記第2のネットワーク間を送信されるデータのデータ送信周期、データ識別情報及びデータ長の内の少なくとも一つの情報の所定値を初期値として前記第1判定値記憶手段及び第2判定値記憶手段に設定する
    ことを特徴とする、請求項4記載のネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置。
  6. 前記初期設定手段が、前記所定の初期値を前記第1判定値記憶手段および前記第2判定値記憶手段に設定する動作を失敗した場合に、前記監視手段が異常であると判定する監視手段異常判定手段をさらに備えた
    ことを特徴とする、請求項4又は5記載のネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置。
  7. 前記監視手段異常判定手段が、前記監視手段が異常であると判定した場合に、該監視手段が異常である旨を通知する監視手段異常通知手段をさらに備えた
    ことを特徴とする、請求項6記載のネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置。
  8. 前記監視手段が異常を検出した場合に、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークに接続された前記ノードに異常の発生を通知する異常ノード通知手段をさらに備える
    ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置。
  9. 前記ゲートウェイ手段は、異常を検知するための検知信号を前記監視手段に送信し、
    前記監視手段は、前記ゲートウェイ手段から受信した前記検知信号に基づいて該ゲートウェイ手段の異常を判定するゲートウェイ異常監視手段を備えた
    ことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置。
  10. 前記監視手段は、
    前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークのいずれか一方に検査用のデータを収集するための検査ツールが接続されたことを検知して前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークに接続されたノードに通知するツール接続通知手段と、
    前記第1のネットワークおよび第2のネットワークの内の一方に接続された前記検査ツールに対して、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークの内の他方に接続されたノードから送信されるデータを前記ゲートウェイ手段に代わって中継する代理返信手段とをさらに備えた
    ことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置。
  11. 前記ゲートウェイ手段は、第1のマイクロコンピュータを備え、
    前記監視手段は、前記第1のマイクロコンピュータと異なる第2のマイクロコンピュータを備えた
    ことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載のネットワーク監視機能付のゲートウェイ装置。
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