JP2002044101A - ノード診断方法およびノード診断システム - Google Patents

ノード診断方法およびノード診断システム

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JP2002044101A JP2000227008A JP2000227008A JP2002044101A JP 2002044101 A JP2002044101 A JP 2002044101A JP 2000227008 A JP2000227008 A JP 2000227008A JP 2000227008 A JP2000227008 A JP 2000227008A JP 2002044101 A JP2002044101 A JP 2002044101A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常ECUを高い確度で特定することであ
る。 【解決手段】 データ中継装置4を、ECUのリセット
後の初回フレームを受信すると、フレーム解析部44お
よびカウント部45がECU別にリセット回数をカウン
トし、異常ECU判定部46が、注目したECUのリセ
ット回数と、その他のECUのリセット回数を相対比較
して、注目したECUのリセット回数が過度に高ければ
注目したECUを異常と判定する構成とし、電源変動等
でECUが全体的にリセット回数が多くとも、これを異
常とは判断しないようにすることで、真のECU異常と
そうでないものとを明確に区別できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はノード診断方法およ
びノード診断システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特にコンピュータ技術の進歩を背
景として情報通信の高度化が進んでおり、例えば自動車
においても、搭載される電装品等を制御する制御部の間
でやり取りされる情報量は急速に増大している。そこで
情報を伝達するワイヤーハーネスの数を低減すべく多重
通信システムが採用されつつある。
【0003】多重通信システムは、共通の多重通信線
に、データフレームの送受信を行うノードとして制御用
のECU等を接続してネットワークを形成したもので、
ノード間で多重通信線を介してデータ通信を行う。制御
の種類が多岐にわたる上記自動車等の場合には、データ
通信を効率よく行うために、通信速度等の属性の異なる
複数のノード群に分けて複数のネットワークを形成し、
異なるネットワーク間の通信はデータ中継装置を介して
行われる。また、各ECUは、通常、ウォッチドッグタ
イマでリセット可能に構成されており、CPUの暴走時
にはリセットしてCPUの暴走による作動異常を回避す
る。
【0004】ところで、制御内容が特に複雑でノード数
の多い自動車等では、ECUの劣化等で故障や調子が悪
くなった時の故障原因の特定が容易ではなく、そこでノ
ードの1つとして故障診断装置を接続し、各ノードから
情報を収集して前記故障原因の分析を行うものもある。
【0005】特開平1−116739号公報、特開平5
−71410号公報には、下位CPUのウォッチドッグ
タイマ出力を割り込み信号として上位CPUに出力して
下位CPUに何らかの異常が発生したことを上位CPU
に報知するものがあり、これを前記多重通信システムに
応用してECUが異常か否かを診断することが考えられ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ECU
のリセットは必ずしもそれ自体の不具合で生じるだけで
はなく、電源変動等でも生じ、故障等のノード異常に基
因するリセットと、電源変動に基因するリセットとを区
別することができない。そこで、リセット回数が一定数
を越えたら異常と判断することも考えられるが、電源が
不安定な場合には電源変動に基因するリセットが頻発し
て、これをノード異常と誤判断するおそれがあり、高い
確度で異常ノードを特定することはできない。
【0007】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
異常ノードの特定を容易に行い得るノード診断方法およ
びノード診断システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、通信線にノードが接続されノード間でデータフレー
ムの送受信を所定の通信プロトコルで行うネットワーク
において、前記ノードのリセット時に該ノードから送信
されて自己の識別情報およびリセットした旨を含むデー
タフレームを監視し、該データフレームに基づいて異常
の発生したノードを判定するノード診断方法であって、
前記異常の判定対象のノードのリセットの頻度をその他
のノードのリセットの頻度と相対比較し、前記判定対象
のノードのリセット頻度の方が過度に高いとき、前記判
定対象のノードを異常ノードと判定する。
【0009】ノードに異常が生じるとリセット回数が他
のノードに比して過度に多くなるから異常ノードが特定
できる。一方、電源変動等のようにノード異常とは異な
る要因でノードがリセットする場合には判定対象のノー
ドだけではなく多くのノードでリセットが発生する蓋然
性が高く、判定対象のノードのリセット頻度は他のノー
ドから大きくかけ離れることはない。判定対象のノード
を他のノードと相対比較することで、正常なノードを異
常と誤判定することが回避され、高い確度で異常ノード
を特定することができる。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1の発明
の構成において、前記異常の判定対象のノード以外のノ
ードのリセットの頻度から多頻度側にシフトしたリセッ
トの頻度の基準値を演算して、該基準値と前記判定対象
のノードのリセット頻度とを比較し、前記判定対象のノ
ードのリセット頻度が前記基準値よりも高いとき、前記
判定対象のノードを異常ノードと判定する。
【0011】判定対象のノードのリセット頻度を、判定
対象のノード以外のノードのリセットの頻度から多頻度
側にシフトしたリセットの頻度の基準値と比較すること
で、他のノードのそれぞれと比較する必要がなくノード
異常か否かの判断が容易である。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項2の発明
の構成において、前記基準値は、前記異常の判定対象の
ノード以外のノードのリセットの頻度の平均値に所定値
を加算して求める。
【0013】基準値を前記リセットの頻度の平均値に基
づいて求めることで、判定対象のノード以外のすべての
ノードのリセット頻度が基準値に反映され、基準値の信
頼性を高めることができる。
【0014】請求項4記載の発明では、通信線にノード
が接続されノード間でデータフレームの送受信を所定の
通信プロトコルで行うネットワークにおいて、前記ノー
ドのリセット時に該ノードから送信されて自己の識別情
報およびリセットした旨を含むデータフレームを監視
し、該データフレームに基づいて異常の発生したノード
を判定するノード診断方法であって、順次発生する前記
リセットのうち同一のノードのリセットが連続する回数
をカウントする。該連続回数が予め設定した基準値より
も高いとき、前記ノードを異常ノードと判定する。
【0015】ノードに異常が生じると当該ノードにおい
てリセットが集中して生じるから異常ノードが特定でき
る。一方、電源変動等のようにノード異常とは異なる要
因でノードがリセットする場合には多くのノードでリセ
ットが発生する蓋然性が高く、特定のノードにおいてリ
セットが集中して発生することがない。リセットが一定
回数以上、連続したときに当該ノードを異常と判じるこ
とで、正常なノードを異常と誤判定することが回避さ
れ、高い確度で異常ノードを特定することができる。
【0016】請求項5記載の発明では、ノード診断シス
テムを次のように構成する。通信線にノードを接続して
なりノード間で所定の通信プロトコルにしたがってデー
タフレームの送受信を行うネットワークに、ノードとし
て、前記ノードのリセット時に該ノードから送信されて
自己の識別情報およびリセットした旨を含むデータフレ
ームを監視する監視部を接続する。該監視部は、受信し
た前記データフレームに基づいて前記ノードごとにリセ
ットの回数をカウントするカウント手段と、異常の判定
対象のノードのリセットの回数をその他のノードのリセ
ットの回数と相対比較し、前記判定対象のノードのリセ
ット回数の方が過度に多いとき、前記判定対象のノード
を異常ノードと判定する異常判定手段とを具備する構成
とする。
【0017】ノードに異常が生じるとリセット回数が他
のノードに比して過度に多くなるから異常ノードが特定
できる。一方、電源変動等のようにノード異常とは異な
る要因でノードがリセットする場合には判定対象のノー
ドだけではなく多くのノードでリセットが発生する蓋然
性が高く、判定対象のノードのリセット頻度は他のノー
ドから大きくかけ離れることはない。判定対象のノード
を他のノードと相対比較することで、正常なノードを異
常と誤判定することが回避され、高い確度で異常ノード
を特定することができる。
【0018】請求項6記載の発明では、請求項5の発明
の構成において、前記異常判定手段を、異常の判定対象
のノード以外のノードのリセットの回数から多数回側に
シフトしたリセットの回数の基準値を演算し、前記判定
対象のノードのリセット回数が前記基準値よりも多いと
き、前記判定対象のノードを異常ノードと判定する構成
とする。
【0019】判定対象のノードのリセット回数を、その
他のノードのリセット回数から多数回側にシフトしたリ
セットの回数の基準値と比較することで、他のノードの
それぞれと比較する必要がなくノード異常か否かの判断
が容易である。
【0020】請求項7記載の発明では、請求項6の発明
の構成において、前記異常判定手段は、前記基準値を、
前記異常の判定対象のノード以外のノードのリセットの
回数の平均値に所定値を加算して求める構成とする。
【0021】基準値を前記リセットの回数の平均値に基
づいて求めることで、判定対象のノード以外のすべての
ノードのリセット回数が基準値に反映され、基準値の信
頼性を高めることができる。
【0022】請求項8記載の発明では、請求項5ないし
7の発明の構成において、前記カウント手段を、前記判
定対象のノードが前記異常判定手段により異常と判断さ
れると、前記カウント手段の各ノードのカウント数を0
に再設定して異常と判断されたノードを除いて残りのノ
ード群についてカウントする構成とする。
【0023】ノードが異常と判定されるごとに当該ノー
ドがカウント対象から除外されるとともに各ノードのカ
ウント数がクリアされるので、次にいずれかのノードが
異常になった時に、当該ノードが異常であることを見つ
けることができる。
【0024】請求項9記載の発明では、ノード診断シス
テムを次のように構成する。通信線にノードを接続して
なりノード間で所定の通信プロトコルにしたがってデー
タフレームの送受信を行うネットワークに、ノードとし
て、前記ノードのリセット時に該ノードから送信されて
自己の識別情報およびリセットした旨を含むデータフレ
ームを監視する監視部を接続する。該監視部は、受信し
たデータフレームに基づいて、リセット回数をカウント
するとともにリセットしたノードの識別情報を記憶する
カウント手段であって、受信したデータフレームの識別
情報が記憶された識別情報と異なる場合は受信したデー
タフレームの識別情報により、記憶された識別情報を更
新するとともにリセット回数を初期値に再設定するカウ
ント手段と、前記ノードのリセット回数が予め設定した
基準値よりも大きいとき、前記記憶された識別情報によ
り特定されるノードを異常ノードと判定する異常判定手
段とを具備する構成とする。
【0025】ノードに異常が生じると当該ノードにおい
てリセットが集中して生じるから異常ノードが特定でき
る。一方、電源変動等のようにノード異常とは異なる要
因でノードがリセットする場合には特定のノードにおい
てリセットが集中して発生することがない。リセットが
一定回数以上、連続したときに当該ノードを異常と判じ
ることで、正常なノードを異常と誤判定することが回避
され、高い確度で異常ノードを特定することができる。
【0026】また、ネットワークのノード数によらずリ
セット回数のカウントはノード1つ分だけであるから、
構成が簡単である。
【0027】請求項10記載の発明では、請求項9の発
明の構成において、前記カウント手段を、異常の判定対
象のノードが前記異常判定手段により異常と判断される
と、当該ノードをカウント対象から除外する構成とす
る。
【0028】ノードが異常と判定されるごとに当該ノー
ドがカウント対象から除外され、次にいずれかのノード
が異常になった時に、当該ノードが異常であることを見
つけることができる。
【0029】請求項11記載の発明では、請求項5ない
し10の発明の構成において、異常と判定されたノード
の識別情報を記憶する記憶手段を具備せしめる。
【0030】ネットワークの通常の作動中にも異常ノー
ドが見つかるごとにその識別情報が記憶されていくか
ら、速やかに異常ノードの修理や交換を行うことができ
る。
【0031】請求項12記載の発明では、請求項5ない
し11の発明の構成において、前記ネットワークは複数
のネットワークからなり、前記監視部を、前記ネットー
クの前記多重通信線のそれぞれと接続し、ネットーク間
でデータフレームの中継を行う中継手段を具備する構成
とする。
【0032】前記自己の識別情報およびリセットした旨
を含むデータフレームは、複数のネットワークから中継
なく直接に監視部に受信されるから、効率的である。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に本発明の
第1実施形態になる故障診断システムを適用した多重通
信システムを示す。多重通信システムは、複数(図例で
は4)のネットワーク11,12,13,14とデータ
中継装置4とにより構成され、データ中継装置4が監視
部の役割をも果している。各ネットワーク11〜14
は、多重通信線21,22,23,24にノード31
1,312,321,322,323,331,33
2,333,34が接続されたもので、ノード311〜
34間で所定の通信プロトコルにてデータを送受信する
ようになっている。ノード311〜34は各ネットワー
ク11〜14に少なくともひとつ属している。
【0034】図例のものは自動車の車内制御用の多重通
信システムであり、第1のネットワーク11は、ノード
としてエンジン制御用のエンジン制御ECU311、A
BS制御用のABSECU312等が接続されている。
第2のネットワーク12は、ノードとしてドア制御EC
U321、メータECU322、空調ECU323等が
接続されている。第1、第2のネットワーク11,12
の通信プロトコルはBEANである。第3の通信ネット
ワーク13は、ノードとして各種の表示、操作スイッチ
が一体になったディスプレイ制御用のディスプレイEC
U331、GPS等のカーナビゲーション制御用のナビ
ゲーションECU332、オーディオ装置の制御用のオ
ーディオECU333等が接続されており、通信プロト
コルはIE−BUSである。第4のネットワークは、ノ
ードとして故障診断装置34が接続されており、通信プ
ロトコルはISO9141である。要求される通信速度
や通信データ量等にしたがって、ネットワーク11〜1
4を構成するノードの組み合わせ、通信プロトコルが選
択されている。
【0035】なお、故障診断装置34はサービス工場等
における修理の際に接続されるものであり、他のネット
ワーク11〜13を構成するECU311〜333から
故障情報や車両各部の作動情報がデータ中継装置4を介
して中継され、中継された情報を修理に供する。
【0036】図3は各ECU311〜333に共通に設
定された作動手順を示すもので、何らかの原因でリセッ
トしリセットが解除された時のものである。先ず、RO
M/RAMを初期化するとともに、I/Oを初期化する
(ステップS101)。
【0037】次いで、リセット後、初回の送信であるこ
とを示すデータフレーム(以下、リセット後初回フレー
ムという)を送信する(ステップS102)。その後、
通常の通信に移行する(ステップS103)。
【0038】図4(A)、図4(B)はBEANプロト
コルにおけるフレーム構造を示し、これによりリセット
後初回フレームを説明する。図4(A)に示す例では、
リセット後初回フレームは「Destination
ID」(図中、DST−ID)領域に一斉同報に対応す
るIDが与えられ、「MessageID」(図中、M
ES−ID)領域にネットワーク管理フレームを表すI
Dが与えられる。本具体例ではECU311〜333ご
とに割り振られ、送信元が知られるようになっている。
【0039】データ本体である「DATA1」は例えば
1バイトの領域で、リセット後、初回の送信であること
を表すデータが与えられる。例えば、図例のように初回
の送信であれば「10000000」とする。なお、初
回以外の送信であれば「00000000」とする。
【0040】また、「Priority」(図中、PR
I)は任意である。
【0041】リセット後初回フレームの別の例としては
図4(B)に示すように、「Destination
ID」領域に一斉同報に対応するIDが与えられ、「M
essageID」領域に全ECU311〜333共通
のネットワーク管理フレームを表すIDが与えられる。
【0042】データ本体である「DATA1」は、前記
の例と同様に1バイトの領域で、リセット後、初回の送
信を表すデータが与えられる。
【0043】そして、「DATA1」と同じく1バイト
のデータ本体であり「DATA1」に続く「DATA
2」には各ECU311〜333のノードIDが与えら
れ、ここで、送信元が知られるようになっている。
【0044】なお、他の通信プロトコルのネットワーク
13に属するECU331〜333も、リセット後、初
回の送信を表すデータと、送信元のノードIDを含むリ
セット後初回フレームを送信するようになっている。
【0045】各多重通信線21〜24は、データ中継装
置4と接続され、データ中継装置4が、ノード311〜
34から送信されたデータを送信元のノードが属するネ
ットワークとは別のネットワーク11〜14に属するノ
ード311〜34へと中継するようになっている。
【0046】データ中継装置4の要部の構成を示す図2
において、データ中継装置4は通信用ICや、制御用の
マイクロコンピュータ等で構成されたもので、図はその
機能ブロックで表してある。データ中継装置4は、4つ
のフレーム送受信部411,412,413,414を
備えている。第1のフレーム送受信部411、第2の送
受信部412には、それぞれBEANプロトコルが支配
する第1、第2のネットワーク11,12の多重通信線
21,22が1対1に対応して接続される(以下、適
宜、第1のフレーム送受信部を第1のBEAN送受信部
と、第2のフレーム送受信部を適宜、第2のBEAN送
受信部という)。第3のフレーム送受信部413には、
IE−BUSプロトコルが支配する第3のネットワーク
13の通信線23が接続される(以下、第3のフレーム
送受信部を適宜、IE−BUS送受信部という)。第4
のフレーム送受信部414には、ISO9141プロト
コルが支配する第4のネットワーク14の通信線24が
接続される(以下、第4のフレーム送受信部を適宜、I
SO9141送受信部という)。
【0047】第1〜第4のフレーム送受信部411〜4
14が受信したデータフレームは受信フレーム格納バッ
ファ42に一時格納される。受信フレーム格納バッファ
42はRAMの所定領域がデータ種類であるデータID
ごとに割り当てられる。格納されたデータフレームにつ
いて、中継処理部43が送信を担当するフレーム送受信
部411〜414を特定するとともに、データフレーム
から抽出されたデータ本体に中継先の通信プロトコルに
適合するように所定のヘッダを付加し、担当の各フレー
ム送受信部411〜414に出力する。送受信部411
〜414の特定には、例えばデータIDに対して中継す
べきネットワーク11〜14を対応付ける中継先テーブ
ルを予め記憶しておき、これを参照して行う。また、通
信プロトコルの異なるネットワーク11〜14間の中継
における通信プロトコルの変換は、受信したデータフレ
ーム全体を送信するデータフレームのデータ本体として
送信し、送信先のノード311〜34にて解読するよう
にしてもよいし、データIDに対しヘッダー情報が対応
付けられたテーブルを参照して、受信したデータフレー
ムのヘッダーを送信先の通信プロトコルに適合するよう
に付け替えてもよい。
【0048】次に、データ中継装置4の、前記リセット
後初回フレームを監視して異常ノードを判定する監視部
としての機能について説明する。受信フレーム格納バッ
ファ42に格納されたデータフレームはフレーム解析部
44でリセット後初回フレームであるか否かが判断さ
れ、リセット後初回フレームの場合はデータフレームか
ら抽出されたノードIDがフレーム解析部44からカウ
ント部45に出力される。カウント部45はECU31
1〜333と同数の、リセット回数カウント用のカウン
タ(以下、適宜、リセット回数カウンタという)451
を備えており、フレーム解析部44からノードIDが出
力されると、該ノードIDに対応するリセット回数カウ
ンタ451が「1」、カウントアップする。リセット回
数カウンタ451はRAMの所定領域に設けられる。
【0049】そして、カウント部45が保持する前記リ
セット回数を入力として異常ECU判定部46が判定対
象のECU311〜333が異常か否かを判定するよう
になっており、異常と判定されたノードIDが記憶部4
7に記憶される。記憶部47は例えば不揮発性のEEP
ROMにより構成される。
【0050】図5、図6により本データ中継装置4のノ
ード診断作動を説明する。図5は、フレーム解析部44
およびカウント部45により各ECU311〜333の
リセット回数を求める手順を示している。フレーム送受
信部411〜414がデータフレームを受信すると(ス
テップS201)、フレーム解析部44が前記「Des
tination ID」および「DATA1」の内容
から、リセット後初回フレームであるか否かを判断し
(ステップS202)、リセット後の初回フレームであ
れば、カウント部45が、リセットしたECU311〜
333のリセット回数カウンタ451をカウントアップ
する(ステップS203)。
【0051】図6は、異常ECU判定部46により異常
ノードを特定する手順を示しており、いずれかのリセッ
ト回数カウンタ451がカウントアップするとステップ
S301から実行される。先ず、カウント部45から入
力するECU311〜333のリセット回数を比較し、
最大値、および最大値をとるECU311〜333を特
定する(ステップS301)。この特定されたECU3
11〜333が異常か否かの判定対象のECUとなる。
そして、前記最大値を除くカウント回数についてECU
311〜333間の平均値(AVE値)を算出し、これ
にkを乗じて基準値とする(ステップS302)。
【0052】この基準値は、平均値に(k−1)×平均
値を加算したものであり、kを適当にとれば、未判定の
ECU群(最初は全ECU311〜333)のうち、リ
セット回数が最も異常のおそれの高い最大値をとるEC
U311〜333を除いたノード群のリセット回数から
多頻度側にシフトしたリセット回数を表す。電源変動に
よるリセット回数の分布を考慮してkを設定することに
より、前記ノード群よりもリセット回数が過度に多いか
否か、すなわち電源変動とみなせる程度のリセット回数
といえないか否かを判断するしきい値となる。なお、k
は1を越える定数であり、電源変動によるリセット回数
の分布を予め確認しておき、その分布に基づいて設定す
るのがよい。例えば2である。
【0053】次いで、前記最大値を基準値と比較して最
大値の方が大きければ(ステップS302)、最大値を
とるECU311〜333のノードIDを異常ノード情
報として記憶部47に記憶する。
【0054】そして、各リセット回数カウンタ451の
リセット回数を0に再設定し、再び異常ECUの特定作
動が行われる。なお、このとき、既に異常と判断された
ECU311〜333についてはカウント対象から除外
される。
【0055】なお、新たな異常ECUの特定作動に移行
する前に、異常と判断されたECU311〜333を除
いたノード群についてステップS301〜S304を実
行し、新たに異常ノードがないか否かを判定するのもよ
い。そして、順次、異常ノードを除外して未判定のノー
ド群を更新しながらステップS303の判定基準(最大
値>基準値)を満たさなくなるまでステップS301〜
S304を実行する。
【0056】また、記憶部47のデータはデータ中継装
置4から送信可能であり、故障診断装置34において故
障診断に供される。
【0057】本発明によれば、未判定のECU311〜
333群のうち、判定対象のECU311〜333のリ
セット頻度と、該ECU311〜333を除くECU群
のリセット回数から多頻度側にシフトしたリセット回数
の基準値とを比較する。図7はリセット回数カウンタ4
51が保持するリセット回数を模式的に表している。E
CU311〜333のリセットは図8に示すように、電
源投入時のいわゆるパワーオンリセット、通常作動中に
電源変動が生じることによる低電圧リセット、ECU3
11〜333の不具合によるウォッチドッグリセットが
あり、それぞれリセット後初回フレームを送信する。判
定対象のECU311〜333に異常があれば、そのリ
セット回数は他のECU311〜333のリセット回数
よりも大きくかけ離れる。図例ではドア制御ECU32
1が突出している。一方、注目したECU311〜33
3に異常がなければ、そのリセット回数はECU311
〜333のリセット回数よりも大きくかけ離れることは
ない。このように、判定対象のECU311〜333の
リセット回数と、他のECU311〜333のリセット
回数とを相対比較することで、異常が生じたECU31
1〜333を高い確度で特定することができる。
【0058】また、基準値を平均値に基づいて求めてい
るので、異常の判定対象のECU311〜333以外の
すべてのECU311〜333のリセット回数が反映さ
れてそのばらつきが吸収され、さらに異常ノードを特定
する確度が高められる。
【0059】しかも、判定対象のECU311〜333
は未判定のECU群のうちでリセット回数が最大値をと
り異常であるおそれが一番あるものを選択しているの
で、効率的に判定することができ、制御負担を軽減する
ことができる。
【0060】また、実走行中に異常ECUのノードID
が記憶部47に記憶されるので、サービス工場等におい
て記憶部47の内容を読みだしてその結果に基づいて修
理や交換をすべきECU311〜333を速やかに特定
することができる。しかも、異常ECUが見つかるごと
に、リセット回数カウンタ451が初期値に戻されると
ともに、異常ノードは判定対象となるECU311〜3
33群から除外されていくから、サービス工場に持ち込
まれるまでに、複数のECUが順次故障していっても、
これらをすべて異常と診断しそのノードIDを記憶して
いくことができる。
【0061】また、ノード診断機能を有するデータ中継
装置4に全ECU311〜333が接続される通信線2
1〜23と接続されているから、データ中継装置4は前
記リセット後初回フレームをデータ中継なく受信するこ
とができ、効率的である。
【0062】なお、異常ECU判定部46は、ECU3
11〜333がリセットするごとに異常ECUの有無を
判定するのではなく、全ECU311〜333のリセッ
ト回数の合計が所定数に達したらステップS301以降
の手順を実行したり、リセット回数の最大値が所定値を
越えたらステップS302以降の手順を実行するように
してもよい。
【0063】(第2実施形態)本発明の第2の実施形態
を図9、図10に示す。前記第1実施形態において、デ
ータ中継装置を別の構成に代えたもので、図中、第1実
施形態と同じ番号を付した部分は第1実施形態と実質的
に同じ作動をするので、第1実施形態との相違点を中心
に説明する。
【0064】データ中継装置4Aは異常ECU判定部4
6Aの構成が第1実施形態と異なり、図11にその作動
フローを示す。第1実施形態と同様にリセット回数の最
大値とノードIDを特定する。そして、最大値をとるも
の以外のECU311〜333についての平均値を算出
し、該平均値に所定値であるΔNを加算し基準値とする
(ステップS302A)。この(AVE値+ΔN)は、
第1実施形態と同様に、判定対象であるリセット回数が
最大値をとるECU311〜333を除くECU群のリ
セット回数から多頻度側にシフトしたリセット回数であ
る。ここで、ΔNは、電源変動によるリセット回数の分
布を予め確認しておき、その分布に基づいて設定するの
がよい。そして、第1実施形態と同様に最大値を基準値
と比較して大きければ最大値をとるECU311〜33
3を異常と判定する(ステップS303)。
【0065】かかる構成でも、未判定のECU311〜
333のうち、判定対象のECU311〜333のリセ
ット回数と、これを除くECU311〜333群のリセ
ット回数から多頻度側にシフトしたリセット回数の基準
値とを比較することになる。このように、判定対象のE
CU311〜333のリセット回数と、他のECU31
1〜333のリセット回数とを相対比較することで、電
源変動等に基因するリセットをECUの不具合によるも
のと誤認することなく異常ノードを高い確度で特定する
ことができる。
【0066】なお、ΔNは一定値であり、平均値に対す
る比率が平均値により異なるので、図11の手順は、例
えば、全ECU311〜333のリセット回数の合計が
所定数に達した時点で行うことで、平均値が大きく変動
しないようにするのが望ましい。
【0067】(第3実施形態)本発明の第3の実施形態
を図12、図13に示す。前記第1実施形態において、
データ中継装置を別の構成に代えたもので、図中、第1
実施形態と同じ番号を付した部分は第1実施形態と実質
的に同じ作動をするので、第1実施形態との相違点を中
心に説明する。
【0068】データ中継装置4Bは異常ECU判定部4
6Bの構成が第1実施形態と異なり、図14にその作動
フローを示す。第1実施形態と同様にリセット回数の最
大値とノードIDを特定する。そして、最大値をとるも
の以外のECU311〜333についての平均値(AV
E値)および標準偏差(σ)を算出し、(平均値+x×
標準偏差)を基準値とする(ステップS302B)。こ
こで、xを適当にとれば、(平均値+x×標準偏差)
は、判定対象であるリセット回数が最大値をとるECU
311〜333を除くECU群のリセット回数から多頻
度側にシフトしたリセット回数である。そして、第1実
施形態と同様に最大値を基準値と比較して大きければ最
大値をとるECU311〜333を異常と判定する(ス
テップS303)。
【0069】かかる構成でも、未判定のECU311〜
333のうち、判定対象のECU311〜333のリセ
ット回数と、これを除くECU311〜333群のリセ
ット回数から多頻度側にシフトしたリセット回数の基準
値とを比較することになる。このように、判定対象のE
CU311〜333のリセット回数と、他のECU31
1〜333のリセット回数とを相対比較することで、電
源変動等に基因するリセットをECUの不具合によるも
のと誤認することなく異常ノードを高い確度で特定する
ことができる。
【0070】なお、前記各実施形態において、基準値は
最大値をとるものを除くECU311〜333群のリセ
ット回数から演算しているが、ECUの数がある程度多
ければ、最大値をとるものを含むECU群のリセット回
数に基づいて演算してもよい。ECU数が多ければ、最
大値が基準値の算出結果に与える影響が小さいからであ
る。
【0071】また、前記各実施形態では、基準値を(平
均値+所定値)により求めているが、必ずしもこれに限
定されるものではなく、ECU群のリセット回数から多
頻度側にシフトしたものであればよい。例えば、判定対
象のECU(前記各実施形態ではリセット回数が最大値
をとるECU)を除くECU群のうちで最大のリセット
回数に所定の係数を乗じたり所定値を加算したものを基
準値とすることもできる。
【0072】(第4実施形態)本発明の第4の実施形態
を図15、図16に示す。前記第1実施形態において、
データ中継装置を別の構成に代えたもので、図中、第1
実施形態と同じ番号を付した部分は第1実施形態と実質
的に同じ作動をするので、第1実施形態との相違点を中
心に説明する。
【0073】データ中継装置4Cはカウント部45Cお
よび異常ECU判定部46Cの構成が第1実施形態と異
なる。カウント部45Cは、リセット回数カウンタとし
て、ECU311〜333を特定しない単一のリセット
回数カウンタ452だけを備えている。また、ノードI
Dを書き込み可能なノードID保持部453を備えてお
り、その内容によりカウント中のECU311〜333
を識別するようになっている。異常ECU判定部46C
はリセット回数カウンタ452のリセット回数と予め設
定した基準値を比較して異常か否かを判断するととも
に、ノードID保持部453の内容から異常ノードを特
定する。
【0074】図17はフレーム解析部44およびカウン
タ部45Cの作動を示すもので、フレーム解析部44か
ら出力されるノードIDがノードID保持部453に記
憶されたものと同じのときは(ステップS211)、リ
セット回数カウンタ452のリセット回数をカウントア
ップし(ステップS212)、フレーム解析部44から
出力されるノードIDが記憶されたものと異なるときは
リセット回数を1に再設定するとともに、ノードID保
持部453の内容をフレーム解析部44から出力された
ノードIDに更新する(ステップS213)。
【0075】図18は異常ECU判定部46Cの作動手
順を示すもので、リセット回数カウンタ452がカウン
トアップするごとにステップS311から実行される。
前記リセット回数が前記基準値よりも多ければカウント
部45CのノードID保持部453に記憶されたノード
IDのノードを異常と判定し記憶部47に記憶する(ス
テップS311)。
【0076】なお、異常ECU判定部46Cが「異常」
と判定すると、カウンタ部45Cは異常と判定されたE
CU311〜333のリセット回数のカウントを禁止す
る。これにより、異常と判定されたECU311〜33
3は判定対象から除外され、他のECU311〜333
のリセット連続回数が基準値を越えた時にのみ、新たに
異常ノードと判定されることになる。
【0077】ECU311〜333のリセットがECU
自身の異常以外の要因によるものであればリセットはE
CU311〜333群の中でランダムに発生し、特定の
ECU311〜333でリセットが連続することはな
い。しかして、電源変動等に基因するリセットをECU
の不具合によるものと誤認することなく異常ノードを高
い確度で特定することができる。
【0078】また、実走行中に異常ECUのノードID
が記憶部47に記憶されるので、サービス工場等におい
て記憶部47の内容を読みだしてその結果に基づいて修
理や交換をすべきECU311〜333を速やかに特定
することができる。しかも、異常ECUが見つかるごと
に、異常ECUは判定対象となるECU311〜333
群から除外されていくから、サービス工場に持ち込まれ
るまでに、複数のECUが順次故障していっても、これ
らをすべて異常と診断しそのノードIDを記憶していく
ことができる。
【0079】(第5実施形態)本発明の第5の実施形態
を図19に示す。前記第1実施形態において、データ中
継装置および故障診断装置を別の構成に代えたもので、
図中、第1実施形態と同じ番号を付した部分は第1実施
形態と実質的に同じ作動をするので、第1実施形態との
相違点を中心に説明する。
【0080】データ中継装置4Dは前記異常ノード検出
部401の構成を備えていないデータ中継のみを行う構
成となっている。ここで、データ中継装置4Dの中継処
理部43Aは前記リセット後初回フレームを受信すると
これを故障診断装置34Aに転送する。
【0081】故障診断装置34Aは、フレーム解析部4
4、カウント部45、異常ECU判定部46を備えてお
り、リセット後初回フレームを受信して、リセット回数
に基づいて異常ECU311〜333の特定を行う。そ
して、データ出力部341は異常ECUのノードIDを
表示する。データ出力部341にはCRT等のディスプ
レイやプリンタが用いられ得る。
【0082】かかる構成では、自動車がサービス工場に
持ち込まれるまでは異常ECUの検出はなされないが、
故障診断装置34Aを取り付けた後で試験的に実走行等
を行い自動車を作動状態とすることで、異常ECUを探
すことができる。
【0083】自動車ごとに設けられるデータ中継装置4
Dが簡略化されるので、低コストである。
【0084】なお、故障診断装置34Aは第1実施形態
の異常ECU判定部46を備えておるが、これに代え
て、第2実施形態の異常ECU判定部46Aもしくは第
3実施形態の異常ECU判定部46Bでもよい。
【0085】(第6実施形態)本発明の第6の実施形態
を図20に示す。前記第5実施形態において、故障診断
装置を別の構成に代えたもので、図中、第5実施形態と
同じ番号を付した部分は第5実施形態と実質的に同じ作
動をするので、第5実施形態との相違点を中心に説明す
る。
【0086】故障診断装置34Bは、フレーム解析部4
4、カウント部45C、異常ECU判定部46Cを備え
ており、リセット後初回フレームを受信して、リセット
回数に基づいて異常ECU311〜333の特定を行
う。そして、データ出力部341は異常ECUのノード
IDを表示する。
【0087】かかる構成では、自動車がサービス工場に
持ち込まれるまでは異常ECUの検出はなされないが、
故障診断装置34Bを取り付けた後で試験的に実走行等
を行い自動車を作動状態とすることで、異常ECUを探
すことができる。
【0088】自動車ごとに設けられるデータ中継装置4
Dが簡略化されるので、低コストである。
【0089】(第7実施形態)本発明の第7の実施形態
を図21に示す。前記第5実施形態において、故障診断
装置を別の構成に代えたもので、図中、第5実施形態と
同じ番号を付した部分は第5実施形態と実質的に同じ作
動をするので、第5実施形態との相違点を中心に説明す
る。
【0090】故障診断装置34Cは、第5実施形態のカ
ウント部45に代えてカウント部45Dとしたもので、
カウント部45Dは異常ECU判定部46が異常ECU
を見つけると、その時点で診断制御を停止するものであ
り、構成を簡略化できる。
【0091】(第8実施形態)本発明の第8の実施形態
を図22に示す。前記第6実施形態において、故障診断
装置を別の構成に代えたもので、図中、第6実施形態と
同じ番号を付した部分は第6実施形態と実質的に同じ作
動をするので、第6実施形態との相違点を中心に説明す
る。
【0092】故障診断装置34Dは、第6実施形態のカ
ウント部45Cに代えてカウント部45Eとしたもの
で、カウント部45Eは異常ECU判定部46Cが異常
ECUを見つけると、その時点で診断制御を停止するも
のであり、構成を簡略化できる。
【0093】(第9実施形態)本発明の第9の実施形態
を図23に示す。前記第5実施形態において、故障診断
装置を別の構成に代えたもので、図中、第5実施形態と
同じ番号を付した部分は第5実施形態と実質的に同じ作
動をするので、第5実施形態との相違点を中心に説明す
る。
【0094】故障診断装置34Eは、フレーム解析部4
4を備えており、前記データ中継装置4Dから送信され
たリセット後初回フレームを受信すると、リセットした
ECU311〜333のノードIDをデータ出力部34
1Aに出力するようになっており、データ出力部341
Aは、前記ノードIDをリセット後初回フレームを受信
した順に表示する。
【0095】このリセットしたECU311〜333の
ノードIDが時系列に並べられたデータに基づいて作業
者は異常ECUを特定する。
【0096】特定する方法としては、第1に、作業者が
リセット回数をノードID別にカウントしリセット回数
を得、最大値をとるECU311〜333を特定する。
そして、最大値を除くリセット回数に基づいて第1〜第
4実施形態のごとく基準値を演算して、これと最大値と
を比較し、最大値の方が大きければリセット回数が最大
値をとったECU311〜333は異常と判断する。
【0097】第2には、前記のノードIDが時系列に並
べられたデータの中から、所定回数以上連続して特定の
ノードIDが並んでいるものを探して、かかるノードI
Dが見つかれば、これを異常ノードと判定する。
【0098】なお、上記各実施形態において、異常EC
U記憶部を、EEPROM以外の不揮発性メモリ、例え
ばフラッシュメモリやバックアップ電源付きRAM等に
より構成することもできる。
【0099】また、イグニッションオン/オフの切り換
え直後やアクセサリーオン/オフの切り換え直後のよう
に電源変動が生じる蓋然性の高い期間はECUの診断を
しないようにするのもよい。すなわち、データ中継装置
4を、前記オン/オフの切り換えを検出して、検出する
と予め設定した所定時間はリセット後初回フレームの監
視やリセット回数のカウントを休止する構成とする。
【0100】なお上記各実施形態は、自動車の車内制御
システムに適用したものを示したが、本発明は、他の分
野にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のノード診断方法を実施するため
の本発明の第1のノード診断システムの構成図である。
【図2】前記ノード診断システムのデータ中継装置の構
成図である。
【図3】ノード異常の判定対象となるECUの作動を示
すフローチャートである。
【図4】(A)、(B)はそれぞれ前記ECUが送信す
るリセット後初回フレームの構造を説明する図である。
【図5】前記データー中継装置の作動を示す第1のフロ
ーチャートである。
【図6】前記データー中継装置の作動を示す第2のフロ
ーチャートである。
【図7】前記データー中継装置でカウントされる各EC
Uのリセット回数の一覧表である。
【図8】前記ECUの作動を示すタイミングチャートで
ある。
【図9】本発明の第2のノード診断方法を実施するため
の本発明の第2のノード診断システムの構成図である。
【図10】前記ノード診断システムのデータ中継装置の
構成図である。
【図11】前記データ中継装置の作動を示すフローチャ
ートである。
【図12】本発明の第3のノード診断方法を実施するた
めの本発明の第3のノード診断システムの構成図であ
る。
【図13】前記ノード診断システムのデータ中継装置の
構成図である。
【図14】前記データ中継装置の作動を示すフローチャ
ートである。
【図15】本発明の第4のノード診断方法を実施するた
めの本発明の第4のノード診断システムの構成図であ
る。
【図16】前記ノード診断システムのデータ中継装置の
構成図である。
【図17】前記データ中継装置の作動を示す第1のフロ
ーチャートである。
【図18】前記データ中継装置の作動を示す第2のフロ
ーチャートである。
【図19】本発明の第1のノード診断方法を実施するた
めの本発明の第5のノード診断システムの構成図であ
る。
【図20】本発明の第4のノード診断方法を実施するた
めの本発明の第6のノード診断システムの構成図であ
る。
【図21】本発明の第5のノード診断方法を実施するた
めの本発明の第7のノード診断システムの構成図であ
る。
【図22】本発明の第6のノード診断方法を実施するた
めの本発明の第8のノード診断システムの構成図であ
る。
【図23】本発明の第7のノード診断方法を実施するた
めのノード診断システムの構成図である。
【符号の説明】
11,12,13,14 ネットワーク 21,22,23,24 多重通信線 311,312,321,322,323,331,3
32,333 ECU(ノード) 34 故障診断装置(ノード) 4,4A,4B,4C データ中継装置(監視部) 4D データ中継装置 43 中継処理部(中継手段) 44 フレーム解析部 45,45C,45D,45E カウンタ部(カウント
手段) 46,46A,46B,46C 異常ECU判定部(異
常ノード判定手段) 47 記憶部(記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 二郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 妹尾 伸一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G084 DA27 EB02 5K033 AA06 BA06 BA08 CC01 DA01 DB18 DB20 EA04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信線にノードが接続されノード間でデ
    ータフレームの送受信を所定の通信プロトコルで行うネ
    ットワークにおいて、前記ノードのリセット時に該ノー
    ドから送信されて自己の識別情報およびリセットした旨
    を含むデータフレームを監視し、該データフレームに基
    づいて異常の発生したノードを判定するノード診断方法
    であって、 前記異常の判定対象のノードのリセットの頻度をその他
    のノードのリセットの頻度と相対比較し、 前記判定対象のノードのリセット頻度の方が過度に高い
    とき、前記判定対象のノードを異常ノードと判定するこ
    とを特徴とするノード診断方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のノード診断方法におい
    て、前記異常の判定対象のノード以外のノードのリセッ
    トの頻度から多頻度側にシフトしたリセットの頻度の基
    準値を演算して、該基準値と前記判定対象のノードのリ
    セット頻度とを比較し、 前記判定対象のノードのリセット頻度が前記基準値より
    も高いとき、前記判定対象のノードを異常ノードと判定
    するノード診断方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のノード診断方法におい
    て、前記基準値を、前記異常の判定対象のノード以外の
    ノードのリセットの頻度の平均値に所定値を加算して求
    めるノード診断方法。
  4. 【請求項4】 通信線にノードが接続されノード間でデ
    ータフレームの送受信を所定の通信プロトコルで行うネ
    ットワークにおいて、前記ノードのリセット時に該ノー
    ドから送信されて自己の識別情報およびリセットした旨
    を含むデータフレームを監視し、該データフレームに基
    づいて異常の発生したノードを判定するノード診断方法
    であって、 順次発生する前記リセットのうち同一のノードのリセッ
    トが連続する回数をカウントし、該連続回数が予め設定
    した基準値よりも大きいとき、前記ノードを異常ノード
    と判定することを特徴とするノード診断方法。
  5. 【請求項5】 通信線にノードを接続してなりノード間
    で所定の通信プロトコルにしたがってデータフレームの
    送受信を行うネットワークに、ノードとして、前記ノー
    ドのリセット時に該ノードから送信されて自己の識別情
    報およびリセットした旨を含むデータフレームを監視す
    る監視部を接続し、 該監視部は、 受信した前記データフレームに基づいて前記ノードごと
    にリセットの回数をカウントするカウント手段と、 異常の判定対象のノードのリセットの回数をその他のノ
    ードのリセットの回数と相対比較し、前記判定対象のノ
    ードのリセット回数の方が過度に多いとき、前記判定対
    象のノードを異常ノードと判定する異常判定手段とを具
    備する構成としたことを特徴とするノード診断システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のノード診断システムにお
    いて、前記異常判定手段を、異常の判定対象のノード以
    外のノードのリセットの回数から多数回側にシフトした
    リセットの回数の基準値を演算し、前記判定対象のノー
    ドのリセット回数が前記基準値よりも多いとき、前記判
    定対象のノードを異常ノードと判定する構成としたノー
    ド診断システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のノード診断システムにお
    いて、前記異常判定手段は、前記基準値を、前記異常の
    判定対象のノード以外のノードのリセットの回数の平均
    値に所定値を加算して求める構成としたノード診断シス
    テム。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし7いずれか記載のノード
    診断システムにおいて、前記カウント手段を、前記判定
    対象のノードが前記異常判定手段により異常と判断され
    ると、前記カウント手段の各ノードのカウント数を0に
    リセットして異常と判断されたノードを除いて残りのノ
    ード群についてカウントする構成としたノード診断シス
    テム。
  9. 【請求項9】 通信線にノードを接続してなりノード間
    で所定の通信プロトコルにしたがってデータフレームの
    送受信を行うネットワークに、ノードとして、前記ノー
    ドのリセット時に該ノードから送信されて自己の識別情
    報およびリセットした旨を含むデータフレームを監視す
    る監視部を接続し、 該監視部は、 受信したデータフレームに基づいて、リセット回数をカ
    ウントするとともにリセットしたノードの識別情報を記
    憶するカウント手段であって、受信したデータフレーム
    の識別情報が記憶された識別情報と異なる場合は受信し
    たデータフレームの識別情報により、記憶された識別情
    報を更新するとともにリセット回数を初期値に再設定す
    るカウント手段と、 前記ノードのリセット回数が予め設定した基準値よりも
    大きいとき、前記記憶された識別情報により特定される
    ノードを異常ノードと判定する異常判定手段とを具備す
    る構成としたことを特徴とするノード診断システム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のノード診断システムに
    おいて、前記カウント手段を、前記判定対象のノードが
    前記異常判定手段により異常と判断されると、当該ノー
    ドをカウント対象から除外する構成としたノード診断シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 請求項5ないし10いずれか記載のノ
    ード診断システムにおいて、異常と判定されたノードの
    識別情報を記憶する記憶手段を具備せしめたノード診断
    システム。
  12. 【請求項12】 請求項5ないし11いずれか記載のノ
    ード診断システムにおいて、前記ネットワークは複数の
    ネットワークからなり、 前記監視部を、前記ネットークの前記多重通信線のそれ
    ぞれと接続し、ネットワーク間でデータフレームの中継
    を行う中継手段を具備する構成としたノード診断システ
    ム。
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