JP2014090249A - 中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中継装置において、複雑な設定作業を実施することなく、ルーティング情報を生成すること。
【解決手段】中継装置は、サブネットワークの各々に少なくとも一つが接続された車載ノード間の情報通信を中継する。車載ノードは、規定出力情報を出力すると共に、当該車載ノードごとに設定され、かつ他の車載ノードからの規定取得情報を取得する(S110)。車載ノードは、規定取得情報の受信が途絶していれば、当該規定取得情報の発信元ノードとの通信経路が途絶していることを表す途絶情報を記憶する(S120)。中継装置は、車載ノードのそれぞれから、各車載ノードに記憶された途絶情報を収集し(S310)、その収集した途絶情報それぞれによって表された発信元ノードからのデータフレームを受取先ノードが接続されたサブネットワークへ転送する通信経路を規定したルーティング情報を生成する(S330)。
【選択図】図2

Description

本発明は、サブネットワーク間の通信を中継する中継装置に関する。
従来、それぞれがバス状の伝送路によって構成された複数のサブネットワークを有した通信ネットワークと、車両の各所に配置され、それぞれが、予め割り当てられた機能を実現する複数の車載機器(ノード)と、互いに異なるサブネットワークに接続されたノード間の通信を中継する中継装置とを備えた車載通信システムが知られている(特許文献1参照)。
この種の車載通信システムでは、ノードごとに予め規定されたデータを送受信することがなされており、サブネットワークごとに異なるプロトコルが用いられている。
このため、中継装置は、周知のゲートウェイ装置として機能し、中継装置自身が備えるメモリに格納されたルーティング情報に従って、発信元のノードからのデータフレームを、受取先のノードが接続されているサブネットワークへと転送する。なお、ルーティング情報とは、発信元のノードから最終的な受取先のノードへのデータフレームの通信経路を表すものである。
ところで、車載通信システムでは、ノードの追加や削除、ノードに割り当てられる機能の変更など(以下、「車載ネットワークの変更」と称す)が行われることがある。この場合、中継装置がデータフレームを中継できなくなることを防止するために、ルーティング情報は更新される必要がある。
特許文献1に記載された技術では、中継装置自身が備えるメモリに記憶されたルーティング情報を、車載ネットワークの変更に併せて別途用意したルーティング情報へと書き換えることで、ルーティング情報の更新を実現している。この他、特許文献1に記載された技術では、中継装置自身が備え、かつルーティング情報が記憶されたメモリ自体を、車載ネットワークの変更に併せて別途用意したルーティング情報を記憶したメモリへと交換することで、ルーティング情報の更新を実現している。
特開2002−026924号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、車載ネットワークの構成が変更された場合に、ルーティング情報を別途用意したり、中継装置が備えるメモリを交換したりするなどの複雑な作業が必要となる。このように、複雑な作業が必要となると、ルーティング情報の生成・更新にコストを要するため、ルーティング情報の生成・更新を簡素化することが求められている。
つまり、特許文献1に記載された技術では、中継装置に対して複雑な設定作業を実施することなく、ルーティング情報を生成することができないという課題があった。
そこで、本発明は、中継装置において、複雑な設定作業を実施することなく、ルーティング情報を生成することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明は、通信ネットワークと、複数のノードとを備えた車載通信システムにて、ノード間の情報通信を中継する中継装置に関する。ただし、ここで言う通信ネットワークは、伝送路によって構成された複数のサブネットワークを備えている。
また、ノードは、各サブネットワークに少なくとも一つが接続され、それぞれが、予め定められた機能を実現するノードであり、情報通信手段と、情報記憶手段とを有している。なお、各ノードにおける情報通信手段は、定められた情報(以下、「規定出力情報」と称す)を、規定されたタイミングごとに通信ネットワークに出力すると共に、当該ノードごとに設定され、他のノードから出力された情報(以下、「規定取得情報」と称す)を取得する。当該ノード自身を受取先ノードとし、規定取得情報の発信元となるノードを発信元ノードとし、情報記憶手段は、発信元ノードと受取先ノードとの間の情報通信が途絶したことを表す途絶情報を記憶装置に記憶する。
そして、本発明の中継装置は、情報収集手段と、ルーティング情報生成手段とを備えている。
本発明における情報収集手段は、起動条件を満たすと、ノードのそれぞれから、情報記憶手段にて記憶装置に記憶された途絶情報を収集する。さらに、ルーティング情報生成手段は、情報収集手段にて収集した途絶情報それぞれによって表された、発信元ノードから受取先ノードへの通信経路を設定するルーティング情報を生成する。
このような中継装置によれば、中継装置自身が収集した途絶情報に基づいてルーティング情報を生成することができる。したがって、本発明の中継装置によれば、車載ネットワークの構成が変更された場合であっても、ルーティング情報を生成するために、中継装置などに対して複雑な設定を実施する必要が無い。
換言すれば、本発明の中継装置によれば、複雑な設定作業を実施することなく、ルーティング情報を生成することができる。
さらに、一般的なノードは情報記憶手段を備えているため、本発明においては、機能を変更したノードや新たに追加されたノードに対して、ルーティング情報を生成するために必要な構成を加える必要が無い。
しかも、本発明において、中継装置が収集する途絶情報には、受取先ノード及び発信元ノードだけが含まれる。このため、本発明の中継装置によれば、ルーティング情報を生成するために必要な情報を収集する処理を簡素化できる。
これらのことから、本発明の中継装置によれば、ルーティング情報の生成を容易に実行でき、必要以上にコストを要することなく、当該ルーティング情報の生成を実現できる。
さらに、本発明の中継装置は、ルーティング情報生成手段にて生成されたルーティング情報に基づくルーティングが実行されると、ノードそれぞれの記憶装置に記憶されている途絶情報を消去する消去指令を、ノードそれぞれに出力する途絶消去手段を備えていても良い。
このような中継装置によれば、ノードの記憶装置に途絶情報が残ることを抑制できる。
また、本発明における起動条件は、起動指令が外部から入力されたことであっても良いし、車載バッテリーからの最初の電力供給が開始された後、最初の起動指令が外部から入力されたことであっても良い。
前者のような起動条件によれば、起動指令が外部から入力された場合に、新たなルーティング情報を生成できる。後者のような起動条件によれば、例えば、車載バッテリーに新たに接続されてから最初に起動指令が入力された場合に、新たなルーティング情報を生成できる。
車載通信システムの概略構成を示すブロック図である。 車載通信システムにおける処理の流れを示したタイミングチャートである。 途絶情報リストを例示した図である。 ルーティング情報を例示した図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
〈全体構成〉
図1に示す車載通信システム1は、複数のサブネットワーク101,102,…10nと、複数の車載ノード20A,20B,20C,…20F,…と、中継装置30と、コネクタ(CNT)50とを備え、車載ノード20の間で必要な情報を通信するシステムである。本実施形態においては、複数のサブネットワーク10と、中継装置30とによって、一つの通信ネットワーク5が構成され、サブネットワーク10ごとに異なるプロトコルが用いられている。
プロトコルとしては、車載通信において周知のプロトコルが用いられる。プロトコルの一例としては、車載LANで一般的に利用されているCAN(Robert Bosch社が提案した「Controller Area Network」)プロトコルや、FlexRay、Lin(Local Interconnect Network)などが考えられる。
コネクタ50は、外部ツールを接続するコネクタである。外部ツールは、各種情報の入力を受け付ける入力受付部と、入力受付部にて受け付けた各種情報を車載通信システム1に送信すると共に、車載通信システム1からの情報を取得する通信部と、通信部にて取得した情報を報知する報知部とを、少なくとも備えている。
サブネットワーク101,102,…10nは、それぞれ、バス状の伝送路を備えている。なお、以下では、サブネットワーク10それぞれを構成する伝送路を、単に「バス」とも称す。
車載ノード20は、車両の各所に配置され、それぞれが、予め割り当てられた機能を実現する車載装置である。車載ノード20は、それぞれ、通信部22と、制御部24とを備えている。
通信部22は、自身が接続されたサブネットワーク10へのデータの送出、自身が接続されたサブネットワーク10からのデータの取り込みを行うトランシーバと、当該サブネットワーク10にて用いられるプロトコルに従って通信を制御するコントローラとを備えている。
車載ノード20の間で送受信されるデータフレームは、データ本体と、データ本体の内容を表すヘッダ情報とを少なくとも含んでいる。さらに、ヘッダ情報には、少なくとも、データ本体の種類を識別するデータIDと、発信元の車載ノード20(以下、「発信元ノード」と称す)を識別する発信元IDが含まれている。
なお、各車載ノード20には、他の車載ノード20に送信するデータ本体に対応するデータID(即ち、送信ID)と、自身が受信するデータ本体に対応するデータID(以下、「受信ID」と称す)とが割り当てられている。
制御部24は、周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、電源オフ時にも記憶内容が保持され、かつ、記憶内容を書き換え可能な不揮発性メモリからなる記憶部26を備えている。
制御部24は、別途設けられたアクチュエータやセンサ等(以下、対象機器とも称す)に対する処理である機器制御処理や、他の車載ノード20との通信を実行する通信処理、少なくとも、通信処理による通信の結果を記憶部26に記憶する途絶記憶処理(本発明の情報記憶手段に相当)などを実行する。
すなわち、車載ノード20は、制御部24が機器制御処理を実行することで、当該車載ノード20自身に割り当てられた機能を実現する。本実施形態では、割り当てられた機能が実現された車載ノード20として、アクチュエータを制御する周知の電子制御装置(以下、ECUとも称す)や、センサによる測定結果の取得する、いわゆるセンサーノードを想定する。
具体的には、車載ノード20の一つとして、例えば、内燃機関を対象機器とするエンジンECUや、パワートレイン機構を対象機器とするパワートレインECU、ブレーキ機構を対象機器とするブレーキECU等を想定している。また、車載ノード20の一つとして、例えば、パワーウインドウを対象機器とするウインドウECUや、電動ミラーを対象機器とするミラーECU等を想定している。さらに、車載ノード20の一つとして、例えば、自車両に搭載されたエアコンディショナを対象機器とするエアコンECUや、シートを対象機器とするシートECU、ワイパー機構を対象機器とするワイパーECU等を想定している。
そして、制御部24は、通信処理を実行することで、規定出力情報を含むデータフレームを、規定されたタイミングごとに、車載ノード20自身が接続されたサブネットワーク10を介して通信ネットワーク5全体に出力する。ここで言う規定出力情報とは、車載ノード20自身に割り当てられている送信IDに対応するデータ本体である。
具体的に通信処理では、制御部24が、規定出力情報を生成して通信部22に供給する。通信部22は、制御部24から供給された規定出力情報を、送信ID(即ち、データID)及び発信元IDを付与したデータフレームに載せて送信する。データフレームは、送信ID(フレーム種別)ごとに、通信間隔が設定されている。
これと共に、制御部24が通信処理を実行することで、当該車載ノード20に対して割り当てられている受信ID(即ち、データID)が付与されたデータフレームを受信し、そのデータフレームに含まれているデータ本体を規定取得情報として制御部24に供給する。
すなわち、通信処理では、規定されたタイミングごとに規定出力情報を通信ネットワーク5に出力すると共に、当該車載ノード20ごとに設定され、かつ他の車載ノード20からのデータフレームに含まれている規定取得情報を取得する。
制御部24が実行する途絶記憶処理は、当該車載ノード20に割り当てられている受信IDを含むデータフレーム(即ち、規定取得情報)の受信が途絶しているか否かを判定(以下、途絶判定と称す)する。これと共に、途絶記憶処理では、途絶判定の結果、規定取得情報の受信が途絶していれば、当該規定取得情報の発信元ノード20との通信経路が途絶していることを表す途絶情報を生成して記憶部26に記憶する。
一方、途絶記憶処理では、途絶判定の結果、規定取得情報の受信が途絶していなければ(例えば、途絶していた状態が解消された場合も含む)、受信した規定取得情報を記憶部26に記憶する。この場合、途絶情報は消去される。
なお、本実施形態における途絶判定は、周知の手法を用いれば良く、例えば、経過タイマーを用いて計測した、起動タイミングからの経過時間や、先に規定取得情報を受信してからの経過時間が、途絶判定閾値を超えた場合に、途絶したものと判定すれば良い。途絶判定閾値は、規定取得情報の受信が途絶しているか否かを判定するための閾値であり、例えば、対象となるデータフレームについて設定された通信間隔に、システムの特性等に基づいて設定される許容遅延時間を加えた値である。
なお、本実施形態では、実現される機能の系統が同一である車載ノード20は、同一のサブネットワーク10に接続される。同一のサブネットワーク10に接続された車載ノード20同士では、同一のプロトコルを利用して情報通信を実行する。
〈中継装置〉
中継装置30は、互いに異なるプロトコルが設定されたサブネットワーク101,102,…10nに接続されている車載ノード20間の通信を中継するゲートウェイ機能を有した装置であり、制御部32と、記憶部34とを備えている。
制御部32は、周知のマイクロコンピュータを中心に構成されている。
記憶部34は、電源オフ時にも記憶内容が保持され、且つ、記憶内容を書き換え可能な不揮発性メモリである。
記憶部34には、互いに異なるサブネットワーク10に接続された、複数の車載ノード20の間でのデータフレームの通信経路を表すルーティング情報RIが格納されるルーティング情報格納領域が確保されている。
記憶部34には、車載ノード20から収集した途絶情報に基づいて、ルーティング情報RIを生成し、記憶部34のルーティング情報格納領域に格納するルーティング情報生成処理を制御部32が実行するための処理プログラムが格納されている。
すなわち、中継装置30は、記憶部34に記憶されたルーティング情報RIに基づいて、互いに異なるサブネットワーク10に接続された複数の車載ノード20の間でのデータフレームの送受信を実現する。
〈車載通信システムの動作〉
次に、図2を参照して、車載通信システム1においてルーティング情報を生成する場合の処理について、中継装置30の制御部32が実行するルーティング情報生成処理を中心に説明する。
このルーティング情報の生成は、通常、車載通信システム1が新たに構築された場合や、車載通信システム1を構成する車載ノード20が追加,削除,変更された場合などに実行される。本実施形態においては、ルーティング情報の生成開始の条件を、車載通信システム1全体に対して車載バッテリーから電力の供給が開始された場合とする。
なお、各車載ノード20は、電力の供給が開始されると、機器制御処理(S110)、通信処理(S120)、及び途絶記憶処理(S130)を、繰り返し実行する。
このため、各車載ノード20において、規定取得情報の受信が途絶していていれば、当該車載ノード20のそれぞれは、途絶情報を生成して、自身の記憶部26に記憶する。
一方、ルーティング情報生成処理は、コネクタ50に接続された外部ツールから、起動指令(SS10)が入力されると起動される。
そして、ルーティング情報生成処理では、起動されると、まず、途絶情報を収集する(S310)。具体的には、S310では、車載ノード20それぞれが記憶している途絶情報を、当該車載ノード20を識別する発信元IDと共に送信するように収集指令を、各車載ノード20に対して出力する(SS20)。
その収集指令を受信した車載ノード20のそれぞれは、自身の記憶部26に格納されている全ての途絶情報を、当該車載ノード20を識別する発信元IDと共に送信する(SS30)。
続いて、ルーティング情報生成処理では、車載ノード20それぞれから受信した途絶情報に基づいて、途絶情報リストSIを生成して記憶部34に格納する(S320)。
この途絶情報リストは、図3に示すように、途絶情報と共に受信した発信元IDそれぞれによって表される車載ノード20ごと、かつ、当該車載ノード20が接続されたサブネットワーク10(図3中の「バス」が相当)ごとに、各車載ノード20からの途絶情報をまとめたリストである。
図3に示す途絶情報「Msg_C」は、データフレームの発信元が車載ノード20Cであることを意味し、「Msg_E」は、データフレームの発信元が車載ノード20Eであることを意味する。つまり、途絶情報「Msg_○」の「○」は、受取先の車載ノード20が受信できなかったデータフレームの発信元を表す。
さらに、ルーティング情報生成処理では、S320にて生成した途絶情報リストSIに基づいて、ルーティング情報RIを生成する(S330)。これと共にS330では、生成したルーティング情報RIを、記憶部34のルーティング情報格納領域に格納する。
このS330にて生成されるルーティング情報RIは、図4に示すように、データフレームの通信経路を表すものであり、発信元ノードごとに、当該発信元ノードからのデータフレームを転送するサブネットワーク10が規定されている。図4に示すルーティング情報RIでは、例えば、車載ノード20Aからのデータフレーム(図中、Msg_A)を対象とした場合、当該データフレームを、サブネットワーク102(図中、「バス2」)へと出力(転送)することを表している。また、例えば、車載ノード20Cからのデータフレーム(図中、Msg_C)を対象とした場合、当該データフレームを、サブネットワーク101(図中、「バス1」)及びサブネットワーク10N(図中、「バスN」)へと出力(転送)することを表している。
S330におけるルーティング情報RIの生成は、例えば、以下の手順で実行すれば良い。
すなわち、S330を実行した中継装置30の制御部32は、車載ノード20のそれぞれが途絶情報によって表される発信元からのデータフレームを受信できなかった理由を、中継装置30自身が当該データフレームについてルーティングを実行していないためと仮定する。そして、各車載ノード20が受信できなかったデータフレームについて、当該データフレームを受信できなかった車載ノード20のそれぞれが接続されているサブネットワーク10へと出力するように通信経路を規定する。
続いて、ルーティング情報生成処理では、S330にて生成したルーティング情報RIに基づいて、ルーティングを実行する(S340)。これにより、車載ノード20のそれぞれが取得すべきデータフレームが、当該車載ノード20が接続されているサブネットワーク10へと転送される。なお、データフレームは、各サブネットワーク10に対応するプロトコルにて転送される。
ルーティング情報生成処理では、続いて、車載ノード20それぞれの記憶部26に記憶されている途絶情報を消去する(S350)。具体的に、S350では、途絶情報を消去する消去指令を、各車載ノード20に出力する(SS40)。
この消去指令を受信した車載ノード20のそれぞれは、自身の記憶部26に記憶されている途絶情報を消去し(S140)、途絶情報を消去した旨を表す消去確認通知を出力する(SS50)。
ルーティング情報生成処理では、全ての車載ノード20から消去確認通知を受信すると、途絶情報が消去された旨を、コネクタ50を介して外部ツールへと出力する(S360,SS60)。すると、外部ツールは、途絶情報が消去された旨を報知する(S150)。
その後、中継装置30は、ルーティング情報RIに基づくルーティングを継続して実行し、互いに異なるサブネットワーク10に接続された、複数の車載ノード20の間でのデータフレームの送受信を実現する。
[実施形態の効果]
以上説明したように、中継装置30によれば、中継装置30自身が収集した途絶情報に基づいて、中継装置30自身がルーティング情報を生成することができる。したがって、中継装置30によれば、車載通信システム1を構成する車載ノード20が追加,削除,変更された場合であっても、ルーティング情報を生成するために、複雑な設定を実施する必要が無い。
さらに、車載ノード20は、元来、途絶記憶処理を実行するように構成されているため、機能を変更した車載ノード20や新たに追加される車載ノード20に対して、ルーティング情報を生成するために必要な構成を加える必要が無い。したがって、中継装置30によれば、車載ノード20に対しても、ルーティング情報を生成するために複雑な設定を実施する必要が無い。
しかも、中継装置30が収集する途絶情報には、規定取得情報を受信できなかった受取先ノードを表す情報と、当該規定取得情報を発信した発信元ノードを表す情報だけが含まれる。このため、ルーティング情報生成処理においては、ルーティング情報を生成するために必要な情報を収集する処理を簡素化できる。
以上のことから、中継装置30によれば、ルーティング情報の生成を容易に実行でき、必要以上にコストを要することなくルーティング情報の生成を実現できる。
さらに、中継装置30は、車載ノード20それぞれの記憶部26に記憶されている途絶情報を消去するため、記憶部26に途絶情報が残ることで、機器制御処理に影響が及ぶことを抑制できる。
しかも、中継装置30では、全ての車載ノード20から消去確認通知を受信すると、途絶情報が消去された旨を報知している。このため、車載通信システム1を新たに構築したり、車載通信システム1を構成する車載ノード20を変更した人物(例えば、製造ラインにおける検査者や、ディーラにおける検査者)は、車載通信システム1における途絶の要因が中継装置30に存在するか否かを確認できる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態においては、ルーティング情報生成処理の起動条件を、外部ツールから起動指令が入力された場合としていたが、ルーティング情報生成処理の起動条件は、これに限るものではない。
すなわち、ルーティング情報生成処理の起動条件は、車載バッテリーからの最初の電力供給が開始された後、最初の起動指令が外部から入力された場合であっても良い。この場合、起動指令の入力は、イグニッションスイッチがオンされたことでも良い。
なお、各サブネットワーク10にて用いられるプロトコルは、上記実施形態に記載したプロトコルに限るものではなく、主として車載通信に用いられるプロトコルであればどのようなものでも良い。
また、各車載ノード20は、上記実施形態にて想定したECUやセンサーノードに限るものではない。すなわち、車載ノード20は、車載ネットワークを利用して、他の車載ノード20と情報通信を実行し、当該情報通信が途絶した場合に途絶情報を、自身の記憶部26に格納するものであれば、どのようなものでも良い。
上記実施形態におけるルーティング情報生成処理では、車載ノード20それぞれの記憶部26に記憶されている途絶情報を消去するために、消去指令を各車載ノード20に出力し(S350)、全ての車載ノード20から消去確認通知を受信すると、途絶情報が消去された旨を外部ツールへと出力(S360)していたが、本発明においては、これらS350,S360は省略されていても良い。
この場合、車載通信システム1がルーティング情報を生成する一連の処理において、車載ノード20のそれぞれが実行する、自身の記憶部26に記憶されている途絶情報の消去(S140)や、途消去確認通知の出力(SS50)も、省略されていても良い。さらに、車載通信システム1がルーティング情報を生成する一連の処理において、外部ツールが実行する、途絶情報が消去された旨の報知(S150)も、省略されていても良い。
なお、本発明は、上記の実施形態によって何ら限定して解釈されない。また、上記の実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も本発明の実施形態である。また、上記の実施形態と、その他の実施形態とを適宜組み合わせて構成される態様も本発明の実施形態である。また、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。また、上記の実施形態の説明で用いる符号を特許請求の範囲にも適宜使用しているが、各請求項に係る発明の理解を容易にする目的で使用しており、各請求項に係る発明の技術的範囲を限定する意図ではない。
1…車載通信システム 5…車載ネットワーク 10…サブネットワーク 20…車載ノード 22…通信部 24…制御部 26…記憶部 30…中継装置 32…制御部 34…記憶部 50…コネクタ

Claims (4)

  1. 伝送路によって構成された複数のサブネットワーク(10)を備えた通信ネットワーク(5)と、
    前記サブネットワークのそれぞれに少なくとも一つが接続され、それぞれが、予め定められた機能を実現するノード(20)であり、定められた情報である規定出力情報を、規定されたタイミングごとに前記通信ネットワークに出力すると共に、当該ノードごとに設定され、他のノードから出力された情報である規定取得情報を取得する情報通信手段(22)と、前記情報通信手段にて前記規定取得情報を未取得である場合、当該ノード自身を受取先ノードとし、前記規定取得情報の発信元となるノードを発信元ノードとし、前記発信元ノードと前記受取先ノードとの間の情報通信が途絶したことを表す途絶情報を、記憶装置(26)に記憶する情報記憶手段(24)とを有した複数のノードと
    を備えた車載通信システム(1)にて、前記ノード間の情報通信を中継する中継装置(30)であって、
    起動条件を満たすと、前記ノードのそれぞれから、前記情報記憶手段にて記憶装置に記憶された前記途絶情報を収集する情報収集手段(32,S310)と、
    前記情報収集手段にて収集した途絶情報それぞれによって表された、前記発信元ノードから前記受取先ノードへの通信経路を設定するルーティング情報を生成するルーティング情報生成手段(32,S330)と
    を備えることを特徴とする中継装置。
  2. 前記ルーティング情報生成手段にて生成されたルーティング情報に基づくルーティングが実行されると、前記ノードそれぞれの記憶装置に記憶されている途絶情報を消去する消去指令を、前記ノードそれぞれに出力する途絶消去手段(32,S350)
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記起動条件は、
    起動指令が外部から入力されたことである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の中継装置。
  4. 前記起動条件は、
    車載バッテリーからの最初の電力供給が開始された後、最初の起動指令が外部から入力されたことである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の中継装置。
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