JP6451546B2 - 通信ネットワーク及び中継装置 - Google Patents

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Description

本発明は、中継装置がリング状に接続された通信ネットワークと、その通信ネットワークを構成する中継装置に関する。
例えばイーサネット(登録商標)のネットワークにおいて、複数の中継装置としてのイーサネットスイッチ(以下単に、スイッチともいう)をリング状に接続すれば、リング型トポロジが形成される。そのリング型トポロジの場合、複数のスイッチは、各スイッチのポートのうちの2つが、他のスイッチのポートに接続されることにより、リング状に接続される。そして、複数のスイッチとスイッチ同士を接続する通信線とにより、フレームを1周させることが可能なリング状の通信経路が構成されることとなる。また、そのリング状の通信経路は、各スイッチにとっては、フレームを右回り(時計回り)方向と左回り(反時計回り)方向との、何れにも伝送させることが可能な、2系統の通信経路として利用することができる(例えば、特許文献1参照)。
特表2010−509825号公報
複数の中継装置がリング状に接続された通信ネットワークにおいて、リング状の通信経路のどこかに異常が発生した場合に、どの区間が異常になったかを特定する技術が無かった。
そこで、本発明は、複数の中継装置がリング状に接続された通信ネットワークにおいて、通信経路の異常区間を特定することができるようにすること、を目的としている。
第1発明の通信ネットワークは、複数の中継装置を備える。その各中継装置は、フレームを送受信するための複数のポートを有している。そして、複数の中継装置は、各中継装置のポートのうちの2つである特定ポートが、他の中継装置の特定ポートに接続されることにより、リング状に接続されている。
各中継装置の記憶部には、リング状に接続された他の中継装置の識別情報と、当該中継装置の特定ポートの少なくとも一方からみた前記他の中継装置の接続順とを表す接続情報が記憶される。
そして、複数の中継装置のうちの1つであるマスタ中継装置は、異常検出用フレーム送信部と、マスタ用特定処理部と、を備える。
異常検出用フレーム送信部は、当該中継装置の特定ポートの一方である一方特定ポートから、異常検出用フレームを一定時間毎に送信する。
マスタ用特定処理部は、異常検出用フレームが送信されてから所定時間以内に、当該中継装置の特定ポートのうち、前記一方特定ポートとは異なる方である他方特定ポートから、異常検出用フレームが受信されず、且つ、他の中継装置が送信した異常通知フレームも受信されない場合に、下記の動作を行う。
即ち、マスタ用特定処理部は、他方特定ポートからみて最初に接続されている中継装置の識別情報を、当該中継装置の前記接続情報から特定して、その特定した識別情報の中継装置と他方特定ポートとの間の通信経路に異常が生じていると特定する。更に、マスタ用特定処理部は、当該中継装置の識別情報を含む異常通知フレームを、一方特定ポートから送信する。
また、複数の中継装置のうち、マスタ中継装置以外の中継装置であるスレーブ中継装置の各々は、異常検出用フレーム転送部と、スレーブ用特定処理部と、を備える。
異常検出用フレーム転送部は、当該中継装置の特定ポートの何れかから前記異常検出用フレームが受信されると、その受信された異常検出用フレームを、当該中継装置の特定ポートのうち、異常検出用フレームが受信された方とは異なる方から送信する。
スレーブ用特定処理部は、当該中継装置の特定ポートの何れかから異常検出用フレームが受信されてから、所定時間以内に、当該中継装置の特定ポートのうち、異常検出用フレームが受信された方である上流側特定ポートから、異常検出用フレームが受信されず、且つ、他の中継装置が送信した異常通知フレームも受信されない場合に、下記の動作を行う。
即ち、スレーブ用特定処理部は、上流側特定ポートからみて最初に接続されている中継装置の識別情報を、当該中継装置の前記接続情報から特定して、その特定した識別情報の中継装置と上流側特定ポートとの間の通信経路に異常が生じていると特定する。更に、スレーブ用特定処理部は、当該中継装置の識別情報を含む異常通知フレームを、当該中継装置の特定ポートのうち、上流側特定ポートとは異なる方から送信する。
そして、マスタ中継装置とスレーブ中継装置との各々は、通知受信時処理部を備える。
通知受信時処理部は、当該中継装置の特定ポートの何れかから、他の中継装置が送信した異常通知フレームが受信されると、下記の動作を行う。
即ち、通知受信時処理部は、受信された異常通知フレームを、当該中継装置の特定ポートのうち、その異常通知フレームが受信された方とは異なる方から送信する。更に、通知受信時処理部は、当該中継装置の特定ポートのうち、異常通知フレームが受信された方からみて、その受信された異常通知フレームに含まれていた識別情報の中継装置よりも1つ前に接続されている中継装置の識別情報を、当該中継装置の前記接続情報から特定する。そして、その特定した識別情報の中継装置と、受信された異常通知フレームに含まれていた識別情報の中継装置との間の通信経路に異常が生じていると特定する。
この通信ネットワークでは、複数の中継装置と、中継装置同士(詳しくは、異なる中継装置の特定ポート同士)を接続する通信線とにより、フレームを1周させることが可能なリング状の通信経路が構成される。
そして、通信経路が正常でれば、マスタ中継装置の異常検出用フレーム送信部と、スレーブ中継装置の異常検出用フレーム転送部との動作により、異常検出用フレームが通信経路を一定時間毎に1周する。つまり、マスタ中継装置の一方特定ポートから一定時間毎に送信される異常検出用フレームは、スレーブ中継装置の各々を経由して、マスタ中継装置の他方特定ポートに戻ってくる。尚、以下の説明では、異常検出用フレームが1周する方向を、フレーム周回方向と言う。
ここで、接続順が連続した何れか2つの中継装置A,Bの間の通信経路に異常が生じて、その中継装置A,B間でのフレーム伝送ができなくなったとする。また、中継装置A,Bのうち、フレーム周回方向において下流側になる方が、中継装置Aであるとする。
この場合、中継装置Aがマスタ中継装置であるとすると、その中継装置Aでは、マスタ用特定処理部により、通信経路の異常区間が特定される。つまり、マスタ中継装置である当該中継装置Aの他方特定ポートからみて最初に接続されている中継装置(即ち、この例では中継装置B)と、当該中継装置Aの他方特定ポートとの間の通信経路に異常が生じていると特定される。そして更に、マスタ用特定処理部により、当該中継装置Aの識別情報を含む異常通知フレームが、当該中継装置Aの一方特定ポートから送信される。
すると、中継装置Aから送信された異常通知フレームは、他の中継装置の通知受信時処理部により、他の各中継装置を経由して順次転送されていき、最後は中継装置Bに到達する。そして、中継装置Bを含む他の各中継装置では、通知受信時処理部により、通信経路の異常区間が特定される。この例では、中継装置Bと中継装置Aとの間の通信経路に異常が生じていると特定される。
また、中継装置Aがスレーブ中継装置であるとすると、その中継装置Aでは、スレーブ用特定処理部により、通信経路の異常区間が特定される。つまり、当該中継装置Aの特定ポートのうち、前回に異常検出用フレームが受信された方である上流側特定ポートからみて、最初に接続されている中継装置(即ち、この例では中継装置B)と、その上流側特定ポートとの間の通信経路に異常が生じていると特定される。そして更に、スレーブ用特定処理部により、当該中継装置Aの識別情報を含む異常通知フレームが、当該中継装置Aの特定ポートのうち、前記上流側特定ポートとは異なる方から送信される。
すると、この場合にも、中継装置Aから送信された異常通知フレームは、他の中継装置の通知受信時処理部により、他の各中継装置を経由して順次転送されていき、最後は中継装置Bに到達する。そして、中継装置Bを含む他の各中継装置では、通知受信時処理部により、通信経路の異常区間が特定される。
よって、通信ネットワークにおける各中継装置は、リング状の通信経路のどこかに異常が発生した場合に、その通信経路の異常区間を特定することができるようになる。
一方、第2発明の中継装置が用いられる通信ネットワークは、フレームを送受信するための複数のポートを有する中継装置を、複数備える。そして、その通信ネットワークにおいて、複数の中継装置は、各中継装置のポートのうちの2つである特定ポートが、他の中継装置の特定ポートに接続されることにより、リング状に接続される。第2発明の中継装置は、このような通信ネットワークの各中継装置として用いられる。
第2発明の中継装置の記憶部には、前述の接続情報が記憶される。そして、この中継装置は、判定部と、モード設定部と、を備える。
判定部は、当該中継装置の識別情報と、当該中継装置の前記接続情報が表す他の中継装置の識別情報とのうち、予め定められた条件を満たす1つの識別情報が、当該中継装置の識別情報であるか否かを判定する。
モード設定部は、判定部により肯定判定された場合には、当該中継装置の動作モードをマスタモードに設定し、判定部により否定判定された場合には、当該中継装置の動作モードをスレーブモードに設定する。
そして、第2発明の中継装置は、当該中継装置の動作モードが前記マスタモードに設定された場合に機能する部分として、前述の異常検出用フレーム送信部と、マスタ用特定処理部と、を備える。
また、第2発明の中継装置は、当該中継装置の動作モードが前記スレーブモードに設定された場合に機能する部分として、前述の異常検出用フレーム転送部と、スレーブ用特定処理部と、を備える。
更に、第2発明の中継装置は、当該中継装置の動作モードが前記マスタモードと前記スレーブモードとの何れに設定された場合にも機能する部分として、前述の通知受信時処理部を備える。
このため、第2発明の中継装置によれば、第1発明の通信ネットワークを構成する中継装置として使用することができる。つまり、マスタ中継装置とスレーブ中継装置との、どちらとしても使用することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態の通信ネットワークの構成を表す構成図である。 イーサネットフレームの構成を示す説明図である。 スイッチIDテーブルの一例を説明する説明図である。 テーブル作成用フレーム送信処理を表すフローチャートである。 テーブル作成用処理を表すフローチャートである。 異常検出用フレーム送信処理を表すフローチャートである。 マスタ用特定処理を表すフローチャートである。 異常検出用フレーム転送処理を表すフローチャートである。 スレーブ用特定処理を表すフローチャートである。 マスタスレーブ共通処理を表すフローチャートである。
以下に、本発明が適用された実施形態の通信ネットワークについて説明する。
〈本実施形態の構成〉
図1に示す実施形態の通信ネットワーク1は、例えば乗用車等の車両に搭載されたイーサネットネットワークであり、車両内の通信システムを構成している。
図1に示すように、通信ネットワーク1は、電子制御装置であるECU11〜22と、通信線31〜42と、を備える。ECUは、「Electronic Control Unit」の略である。
ECU11〜14の各々は、他のECU15〜22間の通信を中継する中継装置として、イーサネットのネットワークスイッチであるイーサネットスイッチ51〜54を備える。更に、ECU11〜14の各々は、演算装置としてのマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)61〜64も備える。尚、図示を省略しているが、マイコン61〜64は、CPU、ROM及びRAM等を備える。
スイッチ51〜54は、例えばレイヤ2スイッチ(L2スイッチ)であり、イーサネット規格に従った中継のための通信を行う。このため、スイッチ51〜54の各々は、フレームを送受信するための複数(この例では4つ)のポートP1〜P4と、MACアドレステーブル71と、イーサネット規格に従った中継のための通信処理を行う通信制御部73とを、備える。
MACアドレステーブル71は、スイッチ51〜54が備えるメモリ75に記憶されている。メモリ75は、例えば揮発性のメモリであるが、書き換え可能な不揮発性メモリであっても良い。メモリ75は記憶部の一例に相当する。通信制御部73は、例えば集積回路やマイコン等によって構成されている。スイッチ51〜54の動作は、通信制御部73によって実現される動作である。
この通信ネットワーク1では、ECU11のスイッチ51のポートP1と、ECU12のスイッチ52のポートP1とが、通信線31で接続されており、ECU12のスイッチ52のポートP2と、ECU13のスイッチ53のポートP1とが、通信線32で接続されている。更に、ECU13のスイッチ53のポートP2と、ECU14のスイッチ54のポートP2とが、通信線33で接続されており、ECU14のスイッチ54のポートP1と、ECU11のスイッチ51のポートP2とが、通信線34で接続されている。
つまり、スイッチ51〜54は、各スイッチのポートP1,P2が、他のスイッチのポートP1,P2に接続されることで、リング状に接続されている。このため、スイッチ51〜54とスイッチ51〜54同士を接続する通信線31〜34とにより、フレームを1周させることが可能なリング状の通信経路が構成される。リング状とは、ループ状のことでもある。
そして、ECU11のスイッチ51のポートP3,P4には、通信線35,36を介してECU15,16がそれぞれ接続されており、ECU12のスイッチ52のポートP3,P4には、通信線37,38を介してECU17,18がそれぞれ接続されている。また、ECU13のスイッチ53のポートP3,P4には、通信線39,40を介してECU19,20がそれぞれ接続されており、ECU14のスイッチ54のポートP3,P4には、通信線41,42を介してECU21,22がそれぞれ接続されている。
つまり、スイッチ51〜54のポートP1〜P4のうち、リング状接続に使用されていないポートP3,P4には、通信ノードとしてのECU15〜22が接続されている。
スイッチ51〜54間の通信経路としては、例えばスイッチ51を起点とすると、スイッチ51からスイッチ52への方向である左回り(反時計回り)の通信経路と、スイッチ51からスイッチ54への方向である右回り(時計回り)の通信経路との、2つが存在することとなる。そして、その2つの通信経路は、ECU15〜22のうち、異なるスイッチ51〜54に接続されているECU間の通信について、2つの通信経路として機能することができる。
尚、以下の説明においては、スイッチ51〜54のポートP1〜P4のうち、リング状接続に用いられているポートP1,P2のことを、リングポートともいう。リングポートP1,P2は、特定ポートの一例に相当する。また、リングポートではないポート(即ち、リング状接続に使用されていないポート)P3,P4のことを、通常ポートともいう。
通信ネットワーク1において通信されるフレームは、例えば図2に示すイーサネットフレームである。このイーサネットフレームは、プリアンブル、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、タイプ、データ、およびFCS(Frame Check Sequence)の各領域を備える。宛先MACアドレスは、フレームの宛先装置のMACアドレスであり、宛先アドレスに相当する。送信元MACアドレスは、フレームの送信元装置のMACアドレスであり、送信元アドレスに相当する。MACアドレスは、装置のアドレスに相当する。
一方、各スイッチ51〜54のMACアドレステーブル71は、そのスイッチにおけるポートの各々について、そのポートの先に接続されている装置のMACアドレスが登録されるテーブルである。
そして、各スイッチ51〜54は、周知のMACアドレス学習機能によってMACアドレステーブル71を作成する。つまり、スイッチ51〜54は、ポートP1〜P4の何れかからフレームを受信すると、そのフレームを受信したポートの番号と、受信したフレームに含まれている送信元MACアドレスとを、対応付けてMACアドレステーブル71に登録する。
また、各スイッチ51〜54は、下記のフレーム転送機能を有する。
各スイッチ51〜54は、ポートP1〜P4の何れかからフレームが受信されると、受信されたフレーム(以下、受信フレームともいう)中の宛先MACアドレスと、MACアドレステーブル71とに基づいて、受信フレームの転送先のポートを決定する。
具体的には、各スイッチ51〜54は、ポートP1〜P4のうち、フレームが受信されたポート以外のポートについて、MACアドレステーブル71に受信フレーム中の宛先MACアドレスと同じMACアドレスが登録されているか否かを判定する。そして、受信フレーム中の宛先MACアドレスと同じMACアドレスが登録されていれば、MACアドレステーブル71において、そのMACアドレスが登録されているポートを、転送先のポートとして決定する。また、MACアドレステーブル71に受信フレーム中の宛先MACアドレスと同じMACアドレスが登録されていなかった場合には、フレームが受信されたポート以外の全てのポートを、転送先のポートとして決定する。
そして、各スイッチ51〜54は、受信フレームを、転送先として決定したポートから送信する。尚、このようなフレーム転送機能は、ECU間のフレームを中継するための中継機能でもある。また、MACアドレステーブル71に宛先MACアドレスと同じMACアドレスが登録されていた場合のフレーム転送動作は、フィルタリングと呼ばれ、登録されていなかった場合のフレーム転送動作は、フラッディングと呼ばれる。
各スイッチ51〜54のMACアドレステーブル71には、スイッチ51〜54のMACアドレス学習機能とフレーム転送機能により、ポートP1〜P4の各々について、そのポートの先に接続されている装置のMACアドレスが登録されることとなる。
例えば、スイッチ51のMACアドレステーブル71では、通常ポートP3に対しては、ECU15のMACアドレスが登録され、通常ポートP4に対しては、ECU16のMACアドレスが登録される。また、リングポートP1,P2の各々に対しては、他のスイッチ52〜54の通常ポートP3,P4に接続されているECU17〜22のMACアドレスが登録される。スイッチ51のリングポートP1,P2の先には、他のスイッチ52〜54を介してECU17〜22が接続されていることになるからである。
同様に、例えば、スイッチ52のMACアドレステーブル71では、通常ポートP3に対しては、ECU17のMACアドレスが登録され、通常ポートP4に対しては、ECU18のMACアドレスが登録される。また、リングポートP1,P2の各々に対しては、他のスイッチ51,53,54の通常ポートP3,P4に接続されているECU15,16,19〜22のMACアドレスが登録される。
このような通信ネットワーク1において、何れかのスイッチの各リングポートP1,P2から、他のスイッチの通常ポートP3,P4の先に接続されているECUを宛先とするフレームが送信されると、そのフレームは上記他のスイッチの各リングポートP1,P2に入力される。
例えば、スイッチ51の通常ポートP3に接続されているECU15が、スイッチ53の通常ポートP3に接続されているECU19を宛先とするフレームを、送信したとする。尚、本実施形態において、ECU19を宛先とするフレームとは、宛先MACアドレスとしてECU19のMACアドレスを含んだフレームである。また、ECU15から送信されるフレームには、送信元MACアドレスとして、ECU15のMACアドレスが含まれる。また、以下の説明において、ECU15から送信されたECU19宛のフレームを、フレームf15−19と記載する。
その場合、スイッチ51は、フレームf15−19を通常ポートP3から受信する。
そして、スイッチ51が、受信したフレームf15−19を、リングポートP1から送信したとすると、そのフレームf15−19は、スイッチ52を経由して、スイッチ53のリングポートP1に入力される。スイッチ52は、スイッチ51が送信したフレームf15−19を、リングポートP1から受信して、フィルタリングによりリングポートP2から送信するからである。
また、スイッチ51が、受信したフレームf15−19を、リングポートP2から送信したとすると、そのフレームf15−19は、スイッチ54を経由して、スイッチ53のリングポートP2に入力される。スイッチ54は、スイッチ51が送信したフレームf15−19を、リングポートP1から受信して、フィルタリングによりリングポートP2から送信するからである。
一方、図示を省略しているが、各スイッチ51〜54は、不揮発性メモリを備えており、その不揮発性メモリには、当該スイッチのID(Identification)が記憶されている。スイッチのIDは、スイッチを識別するためのデータであり、識別情報の一例に相当する。
また、各スイッチ51〜54のメモリ75には、スイッチIDテーブル77も記憶される。各スイッチ51〜54のメモリ75に記憶されるスイッチIDテーブル77は、リング状に接続された他のスイッチのIDと、当該スイッチのリングポートP1,P2の少なくとも一方からみた他のスイッチの接続順とを表すテーブルである。スイッチIDテーブル77は、接続情報の一例に相当する。
例えば、スイッチ51のスイッチIDテーブル77(詳しくは、スイッチ51のメモリ75に記憶されるスイッチIDテーブル77)を、図3に例示する。尚、スイッチに付した符号としての数字を「n」とすると、図3及び以下の説明では、スイッチnのIDを「IDn」と記載している。
図3に示すように、スイッチIDテーブル77では、リングポートP1,P2の各々について、他のスイッチのIDが、そのリングポートからみたスイッチの接続順と同じ順に登録される。
このため、スイッチ51のスイッチIDテーブル77であれば、ポートP1については、他のスイッチ52〜54のID52〜ID54が、「ID52→ID53→ID54」の順に登録される。スイッチ51のポートP1からみた他のスイッチ52〜54の接続順は、「スイッチ52→スイッチ53→スイッチ54」の順であるからである。また、ポートP2については、他のスイッチ52〜54のID52〜ID54が、「ID54→ID53→ID52」の順に登録される。
つまり、各スイッチ51〜54のスイッチIDテーブル77では、リングポートP1,P2の各々からみた他のスイッチの接続順を、IDの登録順によって表している。図3の例では、左側に登録されたIDほど、ポートP1,P2に近いスイッチのIDであることを表す。このため、各スイッチ51〜54のスイッチIDテーブル77において、他のスイッチのIDの登録順は、ポートP1についての登録順と、ポートP2についての登録順とが、逆になる。
尚、スイッチIDテーブル77は、リングポートP1,P2の一方だけについて、他のスイッチのIDを、そのリングポートからみたスイッチの接続順と同じ順に登録したテーブルであっても良い。つまり、スイッチIDテーブル77は、図3における上段又は下段だけのテーブルであっても良い。一方のリングポートからみた他のスイッチの接続順が分かれば、その順を逆にすることで、他方のリングポートからみた他のスイッチの接続順が分かるからである。
また、スイッチIDテーブル77において、スイッチの接続順は、IDの登録順ではなく、例えばID毎に順番番号を付加することで表しても良い。
また、各スイッチ51〜54のスイッチIDテーブル77における固定の位置に、当該スイッチのIDも登録されるようになっていても良い。その場合、当該スイッチのIDは、他のスイッチの接続順を把握することに関しては無視されれば良い。
〈本実施形態に特有の処理〉
各スイッチ51〜54が、通信経路の異常区間を特定するために行う処理について説明する。
《テーブル作成用フレーム送信処理》
各スイッチ51〜54は、動作を開始すると、スイッチIDテーブル77を作成するための処理として、図4に示すテーブル作成用フレーム送信処理を少なくとも1回行う。
そして、各スイッチ51〜54は、テーブル作成用フレーム送信処理のS100にて、当該スイッチのIDを含むテーブル作成用フレームを、当該スイッチのリングポートP1,P2の一方から送信する。
テーブル作成用フレームは、図2に例示したイーサネットフレームであるが、例えば、宛先MACアドレスが、テーブル作成用フレームであることを示すコードになっているフレームである。そして、テーブル作成用フレームのデータ領域は、複数のスイッチのIDを格納するためのID領域として使用される。
そして、各スイッチ51〜54は、図4のS100では、ID領域の先頭に当該スイッチのIDを埋め込んだテーブル作成用フレームを、リングポートP1,P2の何れかから送信する。また、各スイッチ51〜54は、テーブル作成用フレームを、リングポートP1,P2の各々から送信するように構成されても良い。
尚、テーブル作成用フレームは、接続情報作成用フレームの一例に相当し、テーブル作成用フレームにおけるID領域は、識別情報格納用領域の一例に相当する。
《テーブル作成用処理》
各スイッチ51〜54は、スイッチIDテーブル77を作成するための処理として、図5に示すテーブル作成用処理を、例えば一定時間毎あるいはリングポートP1,P2の何れかからフレームが受信される毎に行う。
図5に示すように、各スイッチ51〜54は、S110にて、リングポートP1,P2の何れかからテーブル作成用フレームを受信したか否かを判定する。そして、テーブル作成用フレームを受信していなければ、当該テーブル作成用処理を終了する。
また、各スイッチ51〜54は、テーブル作成用フレームを受信した場合には、S120に進み、受信したテーブル作成用フレームに当該スイッチのIDが含まれているか否かを判定する。具体的には、テーブル作成用フレームにおけるID領域の先頭に当該スイッチのIDがあるか否かを判定する。
各スイッチ51〜54は、S120にて、テーブル作成用フレームに当該スイッチのIDが含まれていないと判定した場合、即ち、受信したテーブル作成用フレームの送信元が他のスイッチである場合には、S130に進む。
各スイッチ51〜54は、S130では、受信したテーブル作成用フレームのID領域における空き領域の先頭に、当該スイッチのIDを埋め込む。
そして、各スイッチ51〜54は、次のS140にて、当該スイッチのリングポートP1,P2のうち、テーブル作成用フレームが受信された方とは異なる方から、当該スイッチのIDを埋め込こんだ後のテーブル作成用フレームを送信し、その後、当該テーブル作成用処理を終了する。
また、各スイッチ51〜54は、上記S120にて、受信したテーブル作成用フレームに当該スイッチのIDが含まれていると判定した場合には、S150に進む。この場合、受信したテーブル作成用フレームは、当該スイッチが送信元のテーブル作成用フレームであり、リング状の通信経路を1周してきたテーブル作成用フレームである。
各スイッチ51〜54は、S150では、受信したテーブル作成用フレームのID領域に埋め込まれている他のスイッチの各IDと、その各IDの並び順とから、スイッチIDテーブル77を作成する。
具体的には、各スイッチ51〜54は、受信したテーブル作成用フレームのID領域から、他のスイッチの各IDを、それらが埋め込まれていた順のまま読み出す。その読み出した各IDのことを「ID群」という。そして、各スイッチ51〜54は、下記の第1と第2の登録処理を行う。
[第1の登録処理]
リングポートP1,P2のうち、テーブル作成用フレームを受信したと方とは異なる方(即ち、受信したテーブル作成用フレームの送信元となった方のリングポート)については、読み出したID群を、そのままスイッチIDテーブル77として登録する。
[第2の登録処理]
リングポートP1,P2のうち、テーブル作成用フレームを受信した方については、読み出したID群の各IDの並び順を逆にして、スイッチIDテーブル77として登録する。
尚、各スイッチ51〜54が、図4の処理により、テーブル作成用フレームを、リングポートP1,P2の各々から送信するのであれば、図5のS150では、第1の登録処理と第2の登録処理との、何れか一方だけを行えば良い。その場合、各スイッチ51〜54では、ポートP1から送信したテーブル作成用フレームがポートP2から受信され、ポートP2から送信したテーブル作成用フレームがポートP1から受信されることで、スイッチIDテーブル77が作成される。
そして更に、各スイッチ51〜54は、S150では、作成したスイッチIDテーブル77を当該スイッチのメモリ75に記憶する。
各スイッチ51〜54は、次のS160にて、当該スイッチのIDと、当該スイッチのスイッチIDテーブル77が表す他のスイッチのIDとのうち、予め定められた特定条件を満たす1つのIDが、当該スイッチのIDであるか否かを判定する。
本実施形態において、スイッチIDテーブル77が表す他のスイッチのIDとは、スイッチIDテーブル77に登録されている他のスイッチのIDである。そして、本実施形態において、上記特定条件は、例えば「最小値」という条件である。
このため、各スイッチ51〜54は、S160では、当該スイッチのIDと、当該スイッチのスイッチIDテーブル77に登録されている他のスイッチのIDとのうちで、最小値のIDが、当該スイッチのIDであるか否かを判定することとなる。換言すれば、リング状に接続されたスイッチのIDのうちで、当該スイッチのIDが最小値であるか否かを判定することとなる。
そして、各スイッチ51〜54は、S160で肯定判定した場合(即ち、当該スイッチのIDが最小値であった場合)には、S170に進み、当該スイッチの動作モードを、マスタモードに設定する。尚、以下の説明では、動作モードがマスタモードに設定されたスイッチのことを、マスタスイッチという。マスタスイッチは、マスタ中継装置の一例に相当する。
また、各スイッチ51〜54は、S160で否定判定した場合(即ち、当該スイッチのIDが最小値でない場合)には、S180に進み、当該スイッチの動作モードを、スレーブモードに設定する。尚、以下の説明では、動作モードがスレーブモードに設定されたスイッチのことを、スレーブスイッチという。スレーブスイッチは、スレーブ中継装置の一例に相当する。
そして、各スイッチ51〜54は、S170又はS180で動作モードを設定した後、当該テーブル作成用処理を終了する。
各スイッチ51〜54は、図4のテーブル作成用フレーム送信処理と、図5のテーブル作成用処理とを行うことで、スイッチIDテーブル77を作成すると共に、当該スイッチの動作モードをマスタモードとスレーブモードとの何れかに設定することとなる。
例えば、スイッチ51が、図4のS100にて、当該スイッチ51のポートP1からテーブル作成用フレームを送信したとする。
すると、スイッチ52は、スイッチ51のポートP1からのテーブル作成用フレームを、当該スイッチ52のポートP1から受信して、図5のS130,S140の処理を行う。このため、スイッチ52は、受信したテーブル作成用フレームのID領域における空き領域の先頭に、当該スイッチ52のID52を埋め込み、そのID52を埋め込んだ後のテーブル作成用フレームを、当該スイッチ52のポートP2から送信する。
また、スイッチ53は、スイッチ52のポートP2からのテーブル作成用フレームを、当該スイッチ53のポートP1から受信して、図5のS130,S140の処理を行う。このため、スイッチ53は、受信したテーブル作成用フレームのID領域における空き領域の先頭に、当該スイッチ53のID53を埋め込み、そのID53を埋め込んだ後のテーブル作成用フレームを、当該スイッチ53のポートP2から送信する。
そして、スイッチ54は、スイッチ53のポートP2からのテーブル作成用フレームを、当該スイッチ54のポートP2から受信して、図5のS130,S140の処理を行う。このため、スイッチ54は、受信したテーブル作成用フレームのID領域における空き領域の先頭に、当該スイッチ54のID54を埋め込み、そのID54を埋め込んだ後のテーブル作成用フレームを、当該スイッチ54のポートP1から送信する。
すると、スイッチ51は、スイッチ54のポートP1からのテーブル作成用フレームを、当該スイッチ51のポートP2から受信するが、その受信したテーブル作成用フレームには、当該スイッチ51のID51が含まれている。このため、スイッチ51は、図5のS150の処理を行う。
スイッチ51のポートP2から受信されるテーブル作成用フレームは、スイッチ51のポートP1から送信されてリング状の通信経路を1周してきたテーブル作成用フレームである。そして、その1周して来たテーブル作成用フレームのID領域には、スイッチ51以外のスイッチ52〜54のID52〜I54が、「ID52→ID53→ID54」の順に埋め込まれていることとなる。その「ID52→ID53→ID54」という順は、スイッチ51のポートP1からみたスイッチ52〜54の接続順と同じである。
このため、スイッチ51は、図5のS150の処理を行うことで、図3に示したスイッチIDテーブル77を作成することとなる。つまり、ポートP1については、前述した第1の登録処理により、他のスイッチ52〜54のID52〜I54が、「ID52→ID53→ID54」の順に登録され、ポートP2については、前述した第2の登録処理により、ID52〜I54が、「ID54→ID53→ID52」の順に登録される。
同様に、他のスイッチ52〜54も、図5のS150の処理を行うことでスイッチIDテーブル77を作成することとなる。
そして、各スイッチ51〜54は、図5におけるS160以降の処理を行うことで、当該スイッチの動作モードをマスタモードとスレーブモードとの何れかに設定する。その結果、スイッチ51〜54のうち、IDが最小値である1つのスイッチがマスタスイッチとして機能し、他のスイッチがスレーブスイッチとして機能することとなる。
尚、他の例として、例えば、S160の判定に用いる上記特定条件は「最大値」という条件であっても良い。また例えば、リング状に接続されるスイッチの数が奇数であれば、上記特定条件は「中間値」という条件であっても良い。また、各スイッチ51〜54が、図4のS100で送信するテーブル作成用フレームに当該スイッチのIDを埋め込む位置は、ID領域の先頭ではなく、送信元MACアドレスの領域であっても良い。
一方、スイッチ51〜54のうち、動作モードがマスタモードに設定された1つのスイッチ(即ち、マスタスイッチ)は、図6に示す異常検出用フレーム送信処理と、図7に示すマスタ用特定処理とを行う。このため、図6と図7の各処理については、その処理を行う主体がマスタスイッチであるものとして説明する。
また、スイッチ51〜54のうち、マスタスイッチ以外のスイッチであって、動作モードがスレーブモードに設定された3つのスイッチ(即ち、スレーブスイッチ)は、図8に示す異常検出用フレーム転送処理と、図9に示すスレーブ用特定処理とを行う。このため、図8と図9の各処理については、その処理を行う主体がスレーブスイッチであるものとして説明する。
《異常検出用フレーム送信処理》
図6に示すように、マスタスイッチは、異常検出用フレーム送信処理を開始すると、S210にて、当該スイッチのリングポートP1,P2の一方から異常検出用フレームを送信する。
異常検出用フレームは、図2に例示したイーサネットフレームであるが、例えば、宛先MACアドレスが、異常検出用フレームであることを示すコードになっているフレームである。尚、以下の説明では、マスタスイッチのリングポートP1,P2のうち、S210で異常検出用フレームが送信される方を、一方リングポートと言い、その一方リングポートとは異なる方を、他方リングポートと言う。一方リングポートは、一方特定ポートの一例に相当し、他方リングポートは、他方特定ポートの一例に相当する。
そして、マスタスイッチから送信される異常検出用フレームは、他のスイッチ(即ち、スレーブスイッチ)の各々が後述する図8の異常検出用フレーム転送処理を行うことで、リング状の通信経路を1周して、マスタスイッチに戻ってくる。
このため、マスタスイッチは、次のS220にて、S210で送信した異常検出用フレームが他方リングポートから受信されるのを待ち、異常検出用フレームが受信されると、S230に進む。そして、マスタスイッチは、S230では、S210で異常検出用フレームを送信してから一定時間Tiが経過したか否かを判定し、一定時間Tiが経過したと判定したなら、再びS210に戻って、一方リングポートからの異常検出用フレームの送信を行う。
つまり、マスタスイッチは、一方リングポートから一定時間Ti毎に異常検出用フレームを送信する。尚、一定時間Tiは、マスタスイッチからの異常検出用フレームがリング状の通信経路を1周してマスタスイッチに戻ってくるまでの周回時間よりも長い。また、図6の異常検出用フレーム送信処理は、S220が無い構成でも良い。
《マスタ用特定処理》
マスタスイッチは、図6のS210で一方リングポートから異常検出用フレームを送信すると、図7のマスタ用特定処理を行う。
図7に示すように、マスタスイッチは、S310にて、異常検出用フレームの送信時から所定時間T1以内に、他方リングポートから、異常検出用フレームと、他のスイッチが送信した異常通知フレームとの、何れかを受信したか否かを判定する。
S310で受信の有無を判定する異常検出用フレームは、当該マスタスイッチが一方リングポートから送信した異常検出用フレームである。
また、異常通知フレームは、各スイッチが通信経路の異常を検出した場合に送信するイーサネットフレームであり、例えば、宛先MACアドレスが、異常通知フレームであることを示すコードになっているフレームである。そして、異常通知フレームには、その異常通知フレームの送信元であるスイッチのIDが含まれる。例えば、異常通知フレームにおいて、スイッチのIDは、データ領域における先頭などの特定位置に埋め込まれる。また例えば、異常通知フレームにおいて、スイッチのIDが埋め込まれる位置は、送信元MACアドレスの領域でも良い。
ここで、マスタスイッチの一方リングポートから他方リングポートへと異常検出用フレームが1周する方向を、フレーム周回方向と言うことにする。また、スイッチ51〜54のうちの何れか1つに着目した場合に、フレーム周回方向において、その着目したスイッチよりも1つ前のスイッチと、その着目したスイッチとの間の通信経路のことを、直前通信経路と言うことにする。また特に、マスタスイッチの直前通信経路のことを、マスタ直前通信経路と言う。
本実施形態において、各スレーブスイッチは、当該スイッチの直前通信経路に異常があると特定した場合に、当該スイッチのIDを含む異常通知フレームを送信するようになっている。その場合、スレーブスイッチは、当該スイッチのリングポートP1,P2のうち、フレーム周回方向において下流側となる方のリングポートから、異常通知フレームを送信する。尚、このようなスレーブスイッチの機能は、後述する図9のスレーブ用特定処理によって実現される。
また、各スレーブスイッチは、他のスイッチが送信した異常通知フレームをリングポートP1,P2の何れかから受信すると、その受信した異常通知フレームを、他方のリングポートからそのまま送信するようになっている。尚、このように異常通知フレームを転送する機能は、スレーブスイッチだけでなくマスタスイッチも有しており、後述する図10のマスタスレーブ共通処理によって実現される。
よって、各スイッチ間の通信経路のうち、マスタ直前通信経路以外の通信経路に異常が生じて、何れかのスレーブスイッチが異常通知フレームを送信すると、その異常通知フレームは、マスタスイッチの他方リングポートに到達することとなる。
そして、上記所定時間T1は、異常検出用フレームがリング状の通信経路を1周してマスタスイッチに戻ってくるまでの周回時間よりも長く、且つ、下記のマスタ側通知待ち時間よりも長い時間である。
各スイッチ間の通信経路のうち、マスタ直前通信経路以外の通信経路に異常が生じた場合に、何れかのスレーブスイッチからの異常通知フレームがマスタスイッチに到着するタイミングを、通知到着タイミングとする。マスタ側通知待ち時間は、異常検出用フレームの送信時から、その通知到着タイミングまでの最大時間である。
マスタスイッチは、上記S310で肯定判定した場合には、そのまま当該マスタ用特定処理を終了するが、上記S310で否定判定した場合には、S320に進む。このため、マスタスイッチは、一方リングポートから異常検出用フレームを送信してから、所定時間T1以内に、他方リングポートから、異常検出用フレームが受信されず、且つ、他のスイッチが送信した異常通知フレームも受信されない場合に、S320に進むこととなる。
そして、マスタスイッチは、S320では、他方リングポートからみて最初に接続されているスイッチ(即ち、フレーム周回方向において当該マスタスイッチよりも1つ前のスイッチ)のIDを、当該スイッチのスイッチIDテーブル77から特定する。そして、マスタスイッチは、その特定したIDのスイッチと、他方リングポートとの間の通信経路(即ち、マスタ直前通信経路)に異常が生じていると特定する。更に、マスタスイッチは、S330にて、当該スイッチのIDを含む異常通知フレームを一方リングポートから送信し、その後、当該マスタ用特定処理を終了する。
つまり、マスタスイッチは、S310で否定判定した場合には、他方リングポートから受信されるはずのフレームを受信不能になったと判断して、その他方リングポートにつながるマスタ直前通信経路に異常が生じたと判断している。そして、マスタスイッチは、どの通信経路が異常であるかを他のスイッチに知らせるために、当該マスタスイッチのIDを含む異常通知フレームを送信する。
尚、S320とS330の処理は、逆の順で実施されても良いし、並列的にして実施されても良い。
《異常検出用フレーム転送処理》
スレーブスイッチの各々は、図8に示す異常検出用フレーム転送処理を、例えば一定時間毎あるいはリングポートP1,P2の何れかからフレームが受信される毎に行う。
図8に示すように、スレーブスイッチは、S410にて、当該スイッチのリングポートP1,P2の何れかから異常検出用フレームを受信したか否かを判定する。そして、異常検出用フレームを受信していなければ、当該異常検出用フレーム転送処理を終了する。
また、スレーブスイッチは、異常検出用フレームを受信した場合には、S420に進み、受信した異常検出用フレームを、当該スイッチのリングポートP1,P2のうち、異常検出用フレームが受信された方とは異なる方から送信する。そして、その後、当該異常検出用フレーム転送処理を終了する。
つまり、スレーブスイッチは、異常検出用フレームをポートP1,P2間で転送する。このため、リング状の通信経路が正常であれば、前述したように、マスタスイッチから送信される異常検出用フレームは、リング状の通信経路を1周してマスタスイッチに戻る。
《スレーブ用特定処理》
スレーブスイッチの各々は、当該スイッチのリングポートP1,P2の何れかから異常検出用フレームを受信すると、図9のスレーブ用特定処理を行う。尚、以下では、スレーブスイッチのリングポートP1,P2のうち、異常検出用フレームが受信された方を、上流側リングポートといい、その上流側リングポートとは異なる方を、下流側リングポートという。上流側リングポートは、フレーム周回方向において上流側となる方のリングポートであり、下流側リングポートは、フレーム周回方向において下流側となる方のリングポートである。また、上流側リングポートは、上流側特定ポートの一例に相当する。
図9に示すように、スレーブスイッチは、S510にて、異常検出用フレームの受信時から所定時間T2以内に、上流側リングポートから、異常検出用フレームと、他のスイッチが送信した異常通知フレームとの、何れかを受信したか否かを判定する。
所定時間T2は、異常検出用フレームの送信間隔である上記一定時間Tiよりも長く、且つ、下記のスレーブ側通知待ち時間よりも長い時間である。
各スイッチ間の通信経路のうち、当該スイッチの直前通信経路以外の通信経路に異常が生じた場合に、他の何れかのスイッチからの異常通知フレームが当該スイッチに到着するタイミングを、他スイッチ通知到着タイミングとする。スレーブ側通知待ち時間は、異常検出用フレームの受信時から、上記他スイッチ通知到着タイミングまでの最大時間である。
スレーブスイッチは、S510で肯定判定した場合には、そのまま当該スレーブ用特定処理を終了するが、S510で否定判定した場合には、S520に進む。このため、スレーブスイッチは、異常検出用フレームを受信してから、所定時間T2以内に、異常検出用フレームが受信されず、且つ、他のスイッチが送信した異常通知フレームも受信されない場合に、S520に進むこととなる。
そして、スレーブスイッチは、S520では、上流側リングポートからみて最初に接続されているスイッチ(即ち、フレーム周回方向において当該スイッチよりも1つ前のスイッチ)のIDを、当該スイッチのスイッチIDテーブル77から特定する。そして、スレーブスイッチは、その特定したIDのスイッチと、上流側リングポートとの間の通信経路(即ち、当該スイッチの直前通信経路)に異常が生じていると特定する。更に、スレーブスイッチは、S530にて、当該スイッチのIDを含む異常通知フレームを下流側リングポートから送信し、その後、当該スレーブ用特定処理を終了する。
つまり、スレーブスイッチは、S510で否定判定した場合には、上流側リングポートから受信されるはずのフレームを受信不能になったと判断して、その上流側リングポートにつながる直前通信経路に異常が生じたと判断している。そして、スレーブスイッチは、どの通信経路が異常であるかを他のスイッチに知らせるために、当該スイッチのIDを含む異常通知フレームを送信する。
尚、S520とS530の処理は、逆の順で実施されても良いし、並列的にして実施されても良い。
また、所定時間T2は、例えば、フレーム周回方向においてマスタスイッチからのスイッチ接続段数が多いスイッチほど、長い時間(換言すれば、大きい値)となるように設定されても良い。スレーブスイッチは、スイッチIDテーブル77に登録された他のスイッチのIDから、どのIDのスイッチがマスタスイッチであるかが分かり、また、スイッチIDテーブル77に基づいて、マスタスイッチから当該スイッチまでのスイッチ接続段数も分かる。このため、スレーブスイッチは、マスタスイッチから当該スイッチまでのスイッチ接続段数が大きいほど、所定時間T2を長い時間に設定するように構成することができる。このようにすれば、他のスイッチからの異常通知フレームを待つことに関して、マージンを確保し易くなる。
《マスタスレーブ共通処理》
スイッチ51〜54の各々は、図10に示すマスタスレーブ共通処理を、例えば一定時間毎あるいはリングポートP1,P2の何れかからフレームが受信される毎に行う。図10のマスタスレーブ共通処理は、マスタスイッチとスレーブスイッチとが共通して行う処理である。
図10に示すように、各スイッチ51〜54は、S610にて、当該スイッチのリングポートP1,P2の何れかから、他のスイッチが送信した異常通知フレームを受信したか否かを判定する。そして、異常通知フレームを受信していなければ、当該マスタスレーブ共通処理を終了する。
また、各スイッチ51〜54は、異常通知フレームを受信した場合には、S620に進み、受信した異常通知フレームを、当該スイッチのリングポートP1,P2のうち、異常通知フレームが受信された方とは異なる方から送信する。つまり、異常通知フレームをポートP1,P2間で転送する。そして、各スイッチ51〜54は、S630にて、受信した異常通知フレームに含まれていたスイッチのID(以下、受信IDという)に基づいて、通信経路の異常区間を特定するための処理を行う。各スイッチ51〜54は、S630では、当該スイッチのリングポートP1,P2のうち、異常通知フレームが受信された方からみて、受信IDのスイッチよりも1つ前に接続されているスイッチのIDを、当該スイッチのスイッチIDテーブル77から特定する。そして、その特定したIDのスイッチと、受信IDのスイッチとの間の通信経路に異常が生じていると特定する。
各スイッチ51〜54は、その後、当該マスタスレーブ共通処理を終了する。
尚、S620とS630の処理は、逆の順で実施されても良いし、並列的にして実施されても良い。
〈実施形態の作用〉
通信ネットワーク1では、各スイッチ51〜54が、図4と図5の処理を行うことにより、当該スイッチのスイッチIDテーブル77を能動的に作成すると共に、マスタスイッチとスレーブスイッチとの何れかになる。
そして、スイッチ51〜54のうち、1つのマスタスイッチが図6の処理を行い、他のスレーブスイッチの各々が図8の処理を行うため、通信経路が正常でれば、マスタスイッチからの異常検出用フレームが通信経路を一定時間Ti毎に1周する。つまり、マスタスイッチの一方リングポートから一定時間Ti毎に送信される異常検出用フレームは、スレーブスイッチの各々を経由して、マスタスイッチの他方リングポートに戻ってくる。
更に、マスタスイッチは、図7と図10の処理を行い、スレーブスイッチの各々は、図9と図10の処理を行う。
マスタスイッチは、図7のS310の判定を行うことで、また、スレーブスイッチは、図9のS510の判定を行うことで、他のスイッチからのフレームを受信不能になったか否かを判定する。
そして、マスタスイッチは、他のスイッチからのフレームを受信不能になったと判定した場合には、当該スイッチの直前通信経路が異常であると特定すると共に、当該スイッチのIDを含む異常検知フレームをフレーム周回方向における次段のスイッチへ送信する。このマスタスイッチの機能は、図7のS320,S330によって実現される。
同様に、スレーブスイッチは、他のスイッチからのフレームを受信不能になったと判定した場合には、当該スイッチの直前通信経路が異常であると特定すると共に、当該スイッチのIDを含む異常検知フレームをフレーム周回方向における次段のスイッチへ送信する。このスレーブスイッチの機能は、図9のS520,S530によって実現される。
また、各スイッチは、他のスイッチからの異常検知フレームを受信すると、その受信した異常検知フレームをフレーム周回方向における次段のスイッチへ送信すると共に、異常通知フレームに含まれるスイッチのIDに基づいて、通信経路の異常区間を特定する。この各スイッチの機能は、図10の620,S630によって実現される。
以下に、上記各処理による作用の具体例について説明する。
前提として、例えば、スイッチ51とスイッチ54との間の通信経路に異常が生じて、そのスイッチ51,54間でのフレーム伝送ができなくなったとする。具体的な故障内容としては、例えば通信線34が断線したとする。そして、スイッチ51,54のうち、フレーム周回方向において下流側になる方が、スイッチ51であるとする。つまり、図1における左回りの方向が、フレーム周回方向であるとする。
この場合、スイッチ51は、スイッチ54側のリングポートP2から、フレームを受信することができない状態となる。
ここで、上記の前提において、スイッチ51がマスタスイッチであるとすると、スイッチ51のリングポートP1は一方リングポートに該当し、スイッチ51のリングポートP2は、他方リングポートに該当する。
このため、スイッチ51は、図7のS310で否定判定して、図7のS320の処理により、当該スイッチ51の直前通信経路が異常であると特定することとなる。詳しくは、スイッチ51は、当該スイッチ51のリングポートP2からみて最初に接続されているスイッチ54と、当該スイッチ51のリングポートP2との間の通信経路に異常が生じていると特定する。更に、スイッチ51は、図7のS330の処理により、当該スイッチ51のIDを含む異常通知フレームを、リングポートP1から送信することとなる。
すると、スイッチ51から送信された異常通知フレームは、他のスイッチ52〜54に順次伝達される。そして、他のスイッチ52〜54は、図10のS630の処理により、通信経路の異常区間を特定する。この例では、異常通知フレームにスイッチ51のIDが含まれるため、各スイッチ52〜54は、スイッチ54とスイッチ51との間の通信経路に異常が生じていると特定することとなる。
一方、スイッチ51がスレーブスイッチであるとすると、スイッチ51のリングポートP2は上流側リングポートに該当し、スイッチ51のリングポートP1は、下流側リングポートに該当する。
このため、スイッチ51は、図9のS510で否定判定して、図9のS520の処理により、当該スイッチ51の直前通信経路が異常であると特定することとなる。スイッチ51は、スレーブスイッチであったとしても、当該スイッチ51のリングポートP2からみて最初に接続されているスイッチ54と、当該スイッチ51のリングポートP2との間の通信経路に異常が生じていると特定することとなる。更に、スイッチ51は、図9のS530の処理により、当該スイッチ51のIDを含む異常通知フレームを、リングポートP1から送信することとなる。
すると、この場合にも、スイッチ51から送信された異常通知フレームは、他のスイッチ52〜54に順次伝達され、他のスイッチ52〜54は、図10のS630の処理により、スイッチ54とスイッチ51との間の通信経路に異常が生じていると特定することとなる。
〈実施形態の効果〉
通信ネットワーク1において、各スイッチ51〜54は、リング状の通信経路のどこかに異常が発生した場合に、その通信経路の異常区間を特定することができるようになる。
このため、各スイッチ51〜54は、他のスイッチの通常ポートP3,P4の先に接続されているECUを宛先とするフレーム(以下、中継対象フレームという)を中継する場合に、その中継対象フレームを以下のように送信することができる。
各スイッチ51〜54は、通信経路が正常である通常時には、中継対象フレームを、リングポートP1,P2の一方から送信する。
また、各スイッチ51〜54は、スイッチ間の通信経路の何れかに異常が発生した場合には、中継対象フレームを、リングポートP1,P2のうち、特定した異常な通信経路を回避する方から送信する。
例えば、各スイッチ51〜54は、当該スイッチの直前通信経路が異常であると特定した場合には、リングポートP1,P2のうち、その直前通信経路につながる方とは異なる方から、中継対象フレームを送信する。
また、各スイッチ51〜54が、どのスイッチの通常ポートにどのECUが接続されているかを特定可能な接続関係特定用情報を有していれば、以下の処理も行うことができる。即ち、各スイッチ51〜54は、接続関係特定用情報から、中継対象フレームの宛先のECUが通常ポートに接続されているスイッチ(以下、宛先スイッチという)を特定する。そして、各スイッチ51〜54は、リングポートP1,P2のうち、異常と特定した通信経路を通らずに宛先スイッチへフレームを伝送することができる方を選択し、その選択した方のリングポートから中継対象フレームを送信する。
このように構成することで、各スイッチ51〜54は、中継対象フレームを、リングポートP1,P2の両方から送信する必要がなく、トラフィック(即ち、伝送されるデータ量)を低減させることができる。そして、通信経路のどこかに異常が生じた場合にも、正常な通信を実現して、通信の信頼性を確保することができる。
一方、各スイッチ51〜54は、図4の処理と図5のS110〜S150の処理を行うため、当該スイッチのスイッチIDテーブル77を能動的に作成することができる。よって、各スイッチ51〜54に備えられる不揮発性のメモリに、スイッチIDテーブル77を予め記憶させておかなくても済む。このため、各スイッチ51〜54の接続順を任意に変えることができる。
また、各スイッチ51〜54は、図5のS160〜S180の処理を行うため、マスタスイッチとスレーブスイッチとが能動的に決定される。このため、マスタスイッチとスレーブスイッチとを予め決めておかなくても済む。つまり、マスタスイッチ用のスイッチと、スレーブスイッチ用のスイッチとを、予め区別して作成する必要が無い。
尚、本実施形態では、図6のS210〜S230が、異常検出用フレーム送信部の処理の一例に相当し、図7のS310〜S330が、マスタ用特定処理部の処理の一例に相当する。また、図8のS410,S420が、異常検出用フレーム転送部の処理の一例に相当し、図9のS510〜S530が、スレーブ用特定処理部の処理の一例に相当し、図10のS610〜S630が、通知受信時処理部の処理の一例に相当する。また、図4のS100が、接続情報作成用フレーム送信部の処理の一例に相当し、図5のS130,S140が、転送処理部の処理の一例に相当し、図5のS150が、接続情報作成部の処理の一例に相当する。また、図5のS160が、判定部の処理の一例に相当し、図5のS170,S180が、モード設定部の処理の一例に相当する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。また、ECUやスイッチやポート等の数は一例であり他の値でも良い。
例えば、スイッチ51〜54のうちの1つであるマスタスイッチは、異常検出用フレームを、リングポートP1,P2の各々から送信するようになっていても良い。また、スイッチIDテーブル77は、各スイッチ51〜54の不揮発性メモリに予め記憶させておいても良い。その場合、各スイッチ51〜54は、図4,図5の処理を行う必要はない。また、マスタスイッチになるスイッチと、スレーブスイッチになるスイッチは、予め定められていても良い。また、各スイッチ51〜54の通常ポートP3,P4には、通信ノードとしてのECUが他のスイッチを介して接続されても良い。また、スイッチ51〜54は、当該スイッチの通常ポートから受信したフレームを、当該スイッチの他の通常ポートあるいは他のスイッチの通常ポートの先に接続されている通信ノードへ転送する機能を有していれば良く、通信プロトコルはイーサネット以外のプロトコルでも良い。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。また、上述した通信ネットワーク及びスイッチの他、当該スイッチとしてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、通信経路の異常区間検出方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…通信ネットワーク、51〜54…中継装置としてのスイッチ、P1〜P4…ポート、P1,P2…ポートのうちのリングポート、75…メモリ、77…スイッチIDテーブル

Claims (6)

  1. フレームを送受信するための複数のポート(P1〜P4)を有する中継装置(51〜54)を、複数備え、前記複数の中継装置は、各中継装置の前記ポートのうちの2つである特定ポート(P1,P2)が、他の中継装置の前記特定ポート(P1,P2)に接続されることにより、リング状に接続された、通信ネットワーク(1)において、
    前記各中継装置の記憶部(75)には、
    リング状に接続された他の中継装置の識別情報と、当該中継装置の前記特定ポートの少なくとも一方からみた前記他の中継装置の接続順とを表す接続情報(77)が記憶され、
    前記複数の中継装置のうちの1つであるマスタ中継装置は、
    当該中継装置の前記特定ポートの一方である一方特定ポートから、異常検出用フレームを一定時間毎に送信する異常検出用フレーム送信部(S210〜S230)と、
    前記異常検出用フレーム送信部により前記異常検出用フレームが送信されてから、所定時間以内に、当該中継装置の前記特定ポートのうち、前記一方特定ポートとは異なる方である他方特定ポートから、前記異常検出用フレームが受信されず、且つ、他の中継装置が送信した異常通知フレームも受信されない場合に、前記他方特定ポートからみて最初に接続されている中継装置の識別情報を、当該中継装置の前記接続情報から特定して、その特定した識別情報の中継装置と前記他方特定ポートとの間の通信経路に異常が生じていると特定すると共に、当該中継装置の識別情報を含む異常通知フレームを前記一方特定ポートから送信するマスタ用特定処理部(S310〜S330)と、を備え、
    前記複数の中継装置のうち、前記マスタ中継装置以外の中継装置であるスレーブ中継装置の各々は、
    当該中継装置の前記特定ポートの何れかから前記異常検出用フレームが受信されると、その受信された異常検出用フレームを、当該中継装置の前記特定ポートのうち、前記異常検出用フレームが受信された方とは異なる方から送信する異常検出用フレーム転送部(S410,S420)と、
    当該中継装置の前記特定ポートの何れかから前記異常検出用フレームが受信されてから、所定時間以内に、当該中継装置の前記特定ポートのうち、前記異常検出用フレームが受信された方である上流側特定ポートから、前記異常検出用フレームが受信されず、且つ、他の中継装置が送信した前記異常通知フレームも受信されない場合に、前記上流側特定ポートからみて最初に接続されている中継装置の識別情報を、当該中継装置の前記接続情報から特定して、その特定した識別情報の中継装置と前記上流側特定ポートとの間の通信経路に異常が生じていると特定すると共に、当該中継装置の識別情報を含む異常通知フレームを、当該中継装置の前記特定ポートのうち、前記上流側特定ポートとは異なる方から送信するスレーブ用特定処理部(S510〜S530)と、を備え、
    更に、前記マスタ中継装置と前記スレーブ中継装置との各々は、
    当該中継装置の前記特定ポートの何れかから、他の中継装置が送信した前記異常通知フレームが受信されると、その受信された異常通知フレームを、当該中継装置の前記特定ポートのうち、前記異常通知フレームが受信された方とは異なる方から送信すると共に、当該中継装置の前記特定ポートのうち、前記異常通知フレームが受信された方からみて、前記受信された異常通知フレームに含まれていた識別情報の中継装置よりも1つ前に接続されている中継装置の識別情報を、当該中継装置の前記接続情報から特定して、その特定した識別情報の中継装置と、前記含まれていた識別情報の中継装置との間の通信経路に異常が生じていると特定する通知受信時処理部(S610〜S630)、を備え
    前記各中継装置は、
    異常な通信経路が当該中継装置において特定されてから、他の中継装置のポートのうち、前記特定ポートではないポートである通常ポートの先に接続されている装置を宛先とする中継対象フレームを中継する場合には、当該中継装置に備えられた情報であって、どの中継装置の前記通常ポートにどの装置が接続されているかを特定可能な接続関係特定用情報から、前記中継対象フレームの宛先の装置が前記通常ポートに接続されている他の中継装置である宛先中継装置を特定し、更に、当該中継装置の前記特定ポートのうち、異常と特定された通信経路を通らずに前記宛先中継装置へフレームを伝送することができる方を選択して、その選択した方の特定ポートから前記中継対象フレームを送信するように構成されている、
    信ネットワーク。
  2. 請求項1に記載の通信ネットワークにおいて、
    前記スレーブ中継装置の各々に備えられた前記スレーブ用特定処理部で用いられる前記所定時間は、前記異常検出用フレームが1周する方向において前記マスタ中継装置からの中継装置の接続段数が多いスレーブ中継装置ほど、長い時間に設定されている、
    通信ネットワーク。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の通信ネットワークにおいて、
    前記各中継装置は、
    前記接続情報を作成するための接続情報作成用フレームとして、当該中継装置の識別情報を含む接続情報作成用フレームを、当該中継装置の前記特定ポートの少なくとも一方から送信する接続情報作成用フレーム送信部(S100)と、
    当該中継装置の前記特定ポートの何れかから、他の中継装置が送信元の前記接続情報作成用フレームであって、当該中継装置の識別情報が含まれていない前記接続情報作成用フレームが受信されると、その受信された接続情報作成用フレームの識別情報格納用領域における空き領域の先頭に当該中継装置の識別情報を埋め込み、当該中継装置の前記特定ポートのうち、前記接続情報作成用フレームが受信された方とは異なる方から、当該中継装置の識別情報を埋め込こんだ後の前記接続情報作成用フレームを送信する転送処理部(S130,S140)と、
    当該中継装置の前記特定ポートの何れかから、当該中継装置の識別情報が含まれている前記接続情報作成用フレームが受信されると、その受信された接続情報作成用フレームの前記識別情報格納用領域に埋め込まれている他の中継装置の識別情報と、その識別情報の並び順とから、前記接続情報を作成して当該中継装置の前記記憶部に記憶する接続情報作成部(S150)と、を備えること、
    を特徴とする通信ネットワーク。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の通信ネットワークにおいて、
    前記各中継装置は、当該中継装置の識別情報と、当該中継装置の前記接続情報が表す他の中継装置の識別情報とのうち、予め定められた条件を満たす1つの識別情報が、当該中継装置の識別情報であるか否かを判定する判定部(S160)を備え、
    前記判定部により肯定判定された中継装置が前記マスタ中継装置として機能し、前記判定部により否定判定された中継装置が前記スレーブ中継装置として機能するように構成されていること、
    を特徴とする通信ネットワーク。
  5. フレームを送受信するための複数のポート(P1〜P4)を有する中継装置(51〜54)を、複数備え、前記複数の中継装置は、各中継装置の前記ポートのうちの2つである特定ポート(P1,P2)が、他の中継装置の前記特定ポート(P1,P2)に接続されることにより、リング状に接続された、通信ネットワーク(1)において、
    前記各中継装置として用いられる中継装置であって、
    当該中継装置の記憶部(75)には、
    リング状に接続された他の中継装置の識別情報と、当該中継装置の前記特定ポートの少なくとも一方からみた前記他の中継装置の接続順とを表す接続情報(77)が記憶され、
    当該中継装置は、
    当該中継装置の識別情報と、当該中継装置の前記接続情報が表す他の中継装置の識別情報とのうち、予め定められた条件を満たす1つの識別情報が、当該中継装置の識別情報であるか否かを判定する判定部(S160)と、
    前記判定部により肯定判定された場合には、当該中継装置の動作モードをマスタモードに設定し、前記判定部により否定判定された場合には、当該中継装置の動作モードをスレーブモードに設定するモード設定部(S170,S180)と、を備え、
    当該中継装置の動作モードが前記マスタモードに設定された場合に機能する部分として、
    当該中継装置の前記特定ポートの一方である一方特定ポートから、異常検出用フレームを一定時間毎に送信する異常検出用フレーム送信部(S210〜S230)と、
    前記異常検出用フレーム送信部により前記異常検出用フレームが送信されてから、所定時間以内に、当該中継装置の前記特定ポートのうち、前記一方特定ポートとは異なる方である他方特定ポートから、前記異常検出用フレームが受信されず、且つ、他の中継装置が送信した異常通知フレームも受信されない場合に、前記他方特定ポートからみて最初に接続されている中継装置の識別情報を、当該中継装置の前記接続情報から特定して、その特定した識別情報の中継装置と前記他方特定ポートとの間の通信経路に異常が生じていると特定すると共に、当該中継装置の識別情報を含む異常通知フレームを前記一方特定ポートから送信するマスタ用特定処理部(S310〜S330)と、を備え、
    当該中継装置の動作モードが前記スレーブモードに設定された場合に機能する部分として、
    当該中継装置の前記特定ポートの何れかから前記異常検出用フレームが受信されると、その受信された異常検出用フレームを、当該中継装置の前記特定ポートのうち、前記異常検出用フレームが受信された方とは異なる方から送信する異常検出用フレーム転送部(S410,S420)と、
    当該中継装置の前記特定ポートの何れかから前記異常検出用フレームが受信されてから、所定時間以内に、当該中継装置の前記特定ポートのうち、前記異常検出用フレームが受信された方である上流側特定ポートから、前記異常検出用フレームが受信されず、且つ、他の中継装置が送信した前記異常通知フレームも受信されない場合に、前記上流側特定ポートからみて最初に接続されている中継装置の識別情報を、当該中継装置の前記接続情報から特定して、その特定した識別情報の中継装置と前記上流側特定ポートとの間の通信経路に異常が生じていると特定すると共に、当該中継装置の識別情報を含む異常通知フレームを、当該中継装置の前記特定ポートのうち、前記上流側特定ポートとは異なる方から送信するスレーブ用特定処理部(S510〜S530)と、を備え、
    更に、当該中継装置の動作モードが前記マスタモードと前記スレーブモードとの何れに設定された場合にも機能する部分として、
    当該中継装置の前記特定ポートの何れかから、他の中継装置が送信した前記異常通知フレームが受信されると、その受信された異常通知フレームを、当該中継装置の前記特定ポートのうち、前記異常通知フレームが受信された方とは異なる方から送信すると共に、当該中継装置の前記特定ポートのうち、前記異常通知フレームが受信された方からみて、前記受信された異常通知フレームに含まれていた識別情報の中継装置よりも1つ前に接続されている中継装置の識別情報を、当該中継装置の前記接続情報から特定して、その特定した識別情報の中継装置と、前記含まれていた識別情報の中継装置との間の通信経路に異常が生じていると特定する通知受信時処理部(S610〜S630)、を備え
    当該中継装置は、
    異常な通信経路が当該中継装置において特定されてから、他の中継装置のポートのうち、前記特定ポートではないポートである通常ポートの先に接続されている装置を宛先とする中継対象フレームを中継する場合には、当該中継装置に備えられた情報であって、どの中継装置の前記通常ポートにどの装置が接続されているかを特定可能な接続関係特定用情報から、前記中継対象フレームの宛先の装置が前記通常ポートに接続されている他の中継装置である宛先中継装置を特定し、更に、当該中継装置の前記特定ポートのうち、異常と特定された通信経路を通らずに前記宛先中継装置へフレームを伝送することができる方を選択して、その選択した方の特定ポートから前記中継対象フレームを送信するように構成されている、
    中継装置。
  6. 請求項に記載の中継装置において、
    前記接続情報を作成するための接続情報作成用フレームとして、当該中継装置の識別情報を含む接続情報作成用フレームを、当該中継装置の前記特定ポートの少なくとも一方から送信する接続情報作成用フレーム送信部(S100)と、
    当該中継装置の前記特定ポートの何れかから、他の中継装置が送信元の前記接続情報作成用フレームであって、当該中継装置の識別情報が含まれていない前記接続情報作成用フレームが受信されると、その受信された接続情報作成用フレームの識別情報格納用領域における空き領域の先頭に当該中継装置の識別情報を埋め込み、当該中継装置の前記特定ポートのうち、前記接続情報作成用フレームが受信された方とは異なる方から、当該中継装置の識別情報を埋め込こんだ後の前記接続情報作成用フレームを送信する転送処理部(S130,S140)と、
    当該中継装置の前記特定ポートの何れかから、当該中継装置の識別情報が含まれている前記接続情報作成用フレームが受信されると、その受信された接続情報作成用フレームの前記識別情報格納用領域に埋め込まれている他の中継装置の識別情報と、その識別情報の並び順とから、前記接続情報を作成して当該中継装置の前記記憶部に記憶する接続情報作成部(S150)と、を備えること、
    を特徴とする中継装置。
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