JP2005277978A - 識別番号自動設定方法及び識別番号自動設定装置 - Google Patents

識別番号自動設定方法及び識別番号自動設定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワークの構成変更に対して柔軟にIDの設定の対応をすると共に、マスター機器の負担を軽減することを目的とする。
【解決手段】 識別番号を基にして、直列に接続された1台のマスター機器と複数台のスレーブ機器が通信を行う通信システムにおいて、上位機器から送信された識別番号設定用の数値を基に、スレーブ機器が自己識別番号を自動的に設定すると共に(S702)、次のスレーブ機器に対して自己識別番号を基にした識別番号設定用の数値を送信することにより(S704)、全てのスレーブ機器に識別番号を自動的に設定することができ、マスター機器の負担を軽減するものである。
【選択図】 図7

Description

本発明は1台のマスター機器と1台以上のスレーブ機器の通信において各スレーブ機器に識別番号を設定する識別番号自動設定方法及び識別番号自動設定装置に関する。
従来、ネットワーク上の各機器間で相互に通信を行うための識別番号(以下、IDと呼ぶ)を設定する際には、ディップスイッチ等を用いて1台1台機械的に設定していたが、ユーザーが各IDを設定する必要があるので、IDの管理が煩雑で、同じIDを重複して設定する恐れもあり、また、IDの設定は機器の接続構成とは無関係に行われるので、ユーザーがネットワーク上の機器の接続構成を知ることができなかった。
また、RS485通信方式を用いたシステムにおけるID自動設定方式があり、この方式では、スレーブ機器がIDを要求すると、マスター機器がIDを発行して自動的にIDを設定し、スレーブ機器の要求が重なったときには、再送信号に乱数を用いるなどして調整し、各スレーブ機器に別々のIDを自動的に設定するものである。これにより、IDは自動的に設定されるが、RS485通信がバス形状であるため、IDの設定を行う際に、機器の接続構成を知ることはできなかった。
そこで考えられた発明がマスター機器1台とスレーブ機器複数台を図1のように直列につなぎ、マスター機器がそれぞれのスレーブ機器のIDを設定する方法である。
この方法は図9、図10に示す、従来のマスター機器の動作フローチャート,従来のスレーブ機器の動作フローチャートのようにマスター機器101からスレーブ機器102にIDを送る。IDを受け取ったスレーブ機器102は自己IDを記憶し、マスターに応答信号を返す。応答信号を受けたマスター機器101は新たなIDをスレーブ機器103に送る。IDを受け取ったスレーブ機器103は自己IDを記憶し、マスターに応答信号を返す。これを繰り返しスレーブの終端までIDを設定する(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−37538
しかしながら、上記の方法では、マスター機器がスレーブ機器にIDを設定する度に、マスター機器はスレーブ機器からの応答信号を待ち、スレーブ機器からの応答信号が返ってきたことを確認してから次のスレーブ機器のIDを設定する、という処理をマスター機器が一括して行っている。そのため、マスター機器に処理が集中しマスター機器の負荷が大きくなり、マスター機器の処理速度が低下する可能性があるという問題点があった。また、IDを設定されたスレーブ機器は常にマスター機器に応答信号を返すため、その間の経路が余分であると考えられる。また、終端スレーブ機器に新たなスレーブ機器が追加接続された場合には、一度リセットしてID未設定状態にするというリセット処理を経てIDを設定し直す必要があるという問題点があった。
上記問題点を解決するために、本発明の識別番号自動設定方法及び識別番号自動設定装置は、ネットワークの構成変更に対して柔軟にIDの設定の対応をすると共に、マスター機器の負担を軽減することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の識別番号自動設定方法は、マスター機器に直列に接続された複数のスレーブ機器に識別番号を自動的に設定する識別番号自動設定方法であって、前記マスター機器が最上位のスレーブ機器に識別番号設定用の数値として0を送信する工程と、受信した識別番号設定用の数値を1インクリメントして受信したスレーブ機器の識別番号を設定する設定工程と、前記識別番号を記憶する記憶工程と、終端のスレーブ機器に到るまでそれぞれのスレーブ機器で設定した識別番号を次段のスレーブ機器に送信する工程と、前記終端のスレーブ機器を検知する検知工程とを有し、前段の識別番号を受信して1インクリメントすることにより識別番号を自動的に設定し、これを繰り返すことで全てのスレーブ機器に識別番号を自動的に設定することを特徴とする。
請求項2記載の識別番号自動設定方法は、マスター機器に直列に接続された複数のスレーブ機器に識別番号を自動的に設定する識別番号自動設定方法であって、前記マスター機器が最上位のスレーブ機器に識別番号設定用の数値として1を送信する工程と、受信した識別番号設定用の数値を受信したスレーブ機器の識別番号として記憶する記憶工程と、前記識別番号を1インクリメントして次段のスレーブ機器に向ける識別番号設定用の数値を設定する設定工程と、終端のスレーブ機器に到るまでそれぞれのスレーブ機器で設定した次段の識別番号設定用の数値を次段のスレーブ機器に送信する工程と、前記終端のスレーブ機器を検知する検知工程とを有し、前段のスレーブ機器にて設定した識別番号を受信して識別番号を自動的に設定し、識別番号を1インクリメントして次段のスレーブ機器に送信することを繰り返すことで、全てのスレーブ機器に識別番号を自動的に設定することを特徴とする。
請求項3記載の識別番号自動設定方法は、請求項1または請求項2のいずれかに記載の識別番号自動設定方法において、前記終端のスレーブ機器が前記マスター機器へ、前記終端のスレーブ機器の識別番号を通知する工程を備えることを特徴とする。
請求項4記載の識別番号自動設定方法は、請求項1または請求項2または請求項3のいずれかに記載の識別番号自動設定方法において、自らが終端のスレーブ機器であるかどうかを検知する終端検知工程を備えることを特徴とする。
請求項5記載の識別番号自動設定方法は、請求項4記載の識別番号自動設定方法において、前記終端検知工程が、次段のスレーブ機器に識別番号設定用の数値を送信した時に、所定の時間内に応答がないことにより終端のスレーブ機器であると検知することを特徴とする。
請求項6記載の識別番号自動設定方法は、請求項4記載の識別番号自動設定方法において、前記終端検知工程が、スレーブ機器の送受信手段におけるポートレベルにより終端のスレーブ機器であると検知することを特徴とする。
請求項7記載の識別番号自動設定方法は、請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6のいずれかに記載の識別番号自動設定方法において、前記終端のスレーブ機器の識別番号をスレーブ機器構成管理テーブルに登録する工程を有することを特徴とする。
請求項8記載の識別番号自動設定方法は、請求項7記載の識別番号自動設定方法において、前記マスター機器より識別番号設定用の数値を送信する工程から全てのスレーブ機器の識別信号を設定するまでの工程を定期的に繰り返し、接続されたスレーブ機器の数が変化した場合には、前記スレーブ機器構成管理テーブルを再設定することを特徴とする。
請求項9記載の識別番号自動設定装置は、マスター機器に直列に接続された複数のスレーブ機器に設けられスレーブ機器の識別番号を自動的に設定する識別番号自動設定装置であって、前段の前記マスター機器またはスレーブ機器と通信を行うマスター側送受信手段と、前記マスター機器または前段のスレーブ機器から受信した識別番号設定用の数値を基に自己の識別番号を設定する自己ID設定手段と、前記設定された識別番号を記憶する自己ID記憶手段と、次段のスレーブ機器または前記マスター機器に識別番号設定用の数値として識別番号を送信するスレーブ側送受信手段と、自らが終端のスレーブ機器であるかどうかを検知する終端検知手段とを有することを特徴とする。
請求項10記載の識別番号自動設定装置は、マスター機器に直列に接続された複数のスレーブ機器に設けられスレーブ機器の識別番号を自動的に設定する識別番号自動設定装置であって、前段の前記マスター機器またはスレーブ機器と通信を行うマスター側送受信手段と、前記マスター機器または前段のスレーブ機器から受信した識別番号設定用の数値を識別番号として記憶する自己ID記憶手段と、前記識別番号を基に識別番号設定用の数値を設定する自己ID設定手段と、次段のスレーブ機器または前記マスター機器に識別番号設定用の数値を送信するスレーブ側送受信手段と、自らが終端のスレーブ機器であるかどうかを検知する終端検知手段とを有することを特徴とする。
請求項11記載の識別番号自動設定装置は、請求項10記載の識別番号自動設定装置において、前記終端検知手段が、次段のスレーブ機器に識別番号設定用の数値を送信した時に、所定の時間内に応答がないことにより終端のスレーブ機器であると検知することを特徴とする。
請求項12記載の識別番号自動設定装置は、請求項10記載の識別番号自動設定装置において、前記終端検知手段が、スレーブ機器の送受信手段におけるポートレベルにより終端のスレーブ機器であると検知することを特徴とする。
以上により、ネットワークの構成変更に対して柔軟にIDの設定の対応をすると共に、マスター機器の負担を軽減することができる。
本発明の識別番号自動設定方法及び識別番号自動設定装置は、識別番号を基にして、直列に接続された1台のマスター機器と複数台のスレーブ機器が通信を行う通信システムにおいて、上位機器から送信された識別番号設定用の数値を基に、スレーブ機器が自己識別番号を自動的に設定すると共に、次のスレーブ機器に対して自己識別番号を基にした識別番号設定用の数値を送信することにより、全てのスレーブ機器に識別番号を自動的に設定することができ、マスター機器の負担を軽減するものである。
また、定期的にマスター機器からスレーブ機器へ、スレーブ機器の識別番号を設定するための数値を送ることで、状態の変化がないスレーブ機器については識別番号が上書きされていき、故障したり新たに追加接続されたりしてスレーブ機器の数に変化があった場合にスレーブ機器構成管理テーブルの再設定ができるため、ネットワークの構成変更に対して柔軟にIDの設定の対応をすることができるものである。
本発明の識別番号自動設定方法及び識別番号自動設定装置は、識別番号を基にして、直列に接続された1台のマスター機器と複数台のスレーブ機器が通信を行う通信システムにおいて、上位機器から送信された識別番号設定用の数値を基に、スレーブ機器が自己識別番号を設定し、次のスレーブ機器に対して自己識別番号を基にした数値を送信し、スレーブ機器の終端を検知すると終端スレーブ機器の識別番号をマスター機器へ送ることにより、全てのスレーブ機器に識別番号を自動的に設定するものである。
ここで、スレーブ機器が上位機器より受信した数値をID設定手段によりインクリメントして自己ID記憶手段により自己の識別番号として記憶し、スレーブ側送受信手段により記憶した数値を送信することができる。
また、スレーブ機器が上位機器より受信した数値を自己ID記憶手段により自己の識別番号として記憶し、ID設定手段によりインクリメントして、スレーブ側送受信手段により送信することができる。
さらに、終端の検知として、識別番号設定用の数値を次のスレーブ機器に送った時に一定時間応答信号が返ってこないことでスレーブ機器の終端を検知することができる。
また、終端の検知として、スレーブ側送受信手段のポートレベルによってスレーブ機器の終端を検知することができる。
また、定期的にマスター機器からスレーブ機器へ、スレーブ機器の識別番号を設定するための数値を送ることで、状態の変化がないスレーブ機器については識別番号が上書きされていき、故障したり新たに追加接続されたりしてスレーブ機器の数に変化があった場合にスレーブ機器構成管理テーブルの再設定ができるものである。
以上により、ネットワークの構成変更に対して柔軟にIDの設定の対応をすると共に、マスター機器の負担を軽減することができる。
以下、図を用いて本発明の識別番号自動設定方法及び識別番号自動設定装置について例示する。
(実施の形態1)
以下、図1,図2,図3,図5,図7を用いて本発明の実施の形態1における識別番号自動設定方法及び識別番号自動設定装置について説明する。
図1はネットワーク上の機器の構成を示す概略図であり、101はマスター機器、102・103・104・105はそれぞれスレーブ機器である。図2はマスター機器の構成を示すブロック図であり、201はマスター機器、202はスレーブ機器の構成を記憶しておくためのスレーブ機器構成管理テーブル、203はスレーブ機器と通信するための送受信手段である。図3は実施の形態1におけるスレーブ機器の構成を示すブロック図であり、301は識別番号自動設定装置、302はマスター側の機器と通信するためのマスター側送受信手段、303は与えられた数値をインクリメントするためのID設定手段、304は自己IDを記憶するための自己ID記憶手段、305はスレーブ側の機器と通信をするためのスレーブ側送受信手段、306はスレーブの終端を検出するための終端検出手段である。図5は実施の形態1におけるマスター機器とスレーブ機器の接続方法を示すブロック図である。図7は実施の形態1における識別番号自動設定方法を示すフローチャートである。
マスター機器はスレーブ機器のIDを設定するために、図7のフローチャートのように、まず、マスター機器101が送受信手段203によりスレーブ機器102に識別番号設定用の数値として0番を送る(S701)。0番を受け取ったスレーブ機器102のマスター側送受信手段302はマスター機器101に応答信号を返す。マスター機器101は送受信手段203により応答信号を受け取り正常終了する。次に、0番を受信したスレーブ機器102はID設定手段303により0番をインクリメントして1番とし(S702)、自己ID記憶手段304で自己IDとして1番を記憶する(S703)。次に、スレーブ側送受信手段305から自己IDの1番を識別番号設定用の数値として次のスレーブ機器103に送信する(S704)。
1番を受け取ったスレーブ機器103はマスター側送受信手段302により応答信号をスレーブ機器102に返す。応答信号を受け取ったスレーブ機器102は正常終了する。1番を受け取ったスレーブ機器103はID設定手段303で1番をインクリメントして2番として、自己ID記憶手段304で自己IDとして2番を記憶する。
これを繰り返して終端のスレーブ機器105までいくと、スレーブ側送受信手段305によりスレーブ機器105の自己IDである4番が識別番号設定用の数値として送信されるが一定時間内に応答信号が返ってこないことを終端検知手段306により検知し(S705)、スレーブ機器105が終端であることがわかる(S706)。
また、終端検知は次の方法及び装置でも可能である。スレーブ機器105は終端検知手段306によってスレーブ側送受信手段305のポートレベルがスレーブ機器のつながっていないポートレベルであることを検知することで、スレーブ機器105が終端であることがわかる。
次に、終端のスレーブ機器105はマスター側のスレーブ機器104に自己IDを送信する(S707)。スレーブ機器104は4番を受け取ったら、そのまま4番をマスター側のスレーブ機器103に送信する。これを繰り返してマスター機器まで4番が到達したら(S708)、マスター機器はスレーブ機器が4台つながっていることを認識し、スレーブ機器構成管理テーブルに4を登録する(S709)。
このように、直列接続されたスレーブ機器が、入力された前段スレーブ機器のIDを自動的にインクリメントして自己のIDとして登録し、次段のスレーブ機器にこの自己IDを送信することを繰り返すことにより、マスター機器が各スレーブ機器のIDを設定する必要がなくなるため、マスター機器の負担を軽減することができる。
この時、ある1台のスレーブ機器が故障した場合やその故障した機器が正常に復帰した場合や終端にスレーブ機器が新たに追加された場合のように、接続されるスレーブ機器の数に変化があった場合については次のように対応できる。
マスター機器は定期的にスレーブ機器に対して0番を送ることにより、上述のように各スレーブ機器のIDを再設定してID再設定処理を実行する。これにより、スレーブ機器が故障している場合は、故障しているスレーブ機器の1つ前のスレーブ機器を終端機器と認識する。例えば、図1のスレーブ機器104が故障した場合は、定期的なID再設定処理によりスレーブ機器103が終端スレーブ機器となる。
故障したスレーブ機器が復帰した場合や、故障したスレーブ機器の代わりに正常なスレーブ機器が挿入された場合は、マスター機器からのID再設定処理によりIDが再設定される。例えば、前述の故障したスレーブ機器104が復帰した場合は、ID再設定処理によりスレーブ機器104には3番のIDが再度設定され、スレーブ機器105には4番のIDが再度設定され終端機器となる。
また、終端スレーブ機器に新たなスレーブ機器が追加された場合についてもマスター機器からの定期的なID再設定処理によって新しく追加されたスレーブ機器にもIDが設定される。例えば図1のスレーブ機器105の下に新たにスレーブ機器を追加すると、ID再設定処理により追加されたスレーブ機器には6番のIDが設定されて終端スレーブ機器となる。
このように、マスター機器から定期的に初段のスレーブ機器にID0番を送信して、スレーブ機器のIDを再設定することにより、ネットワークの構成変更に対して柔軟にIDの設定の対応をすることができる。
(実施の形態2)
以下、図1,図2,図4,図6,図8を用いて本発明の実施の形態2における識別番号自動設定方法及び識別番号自動設定装置について説明する。
図4は実施の形態2におけるスレーブ機器の構成を示すブロック図であり、401は識別番号自動設定装置、402はマスター側の機器と通信するためのマスター側送受信手段、403は自己IDを記憶するための自己ID記憶手段、404は記憶した数値をインクリメントするためのID設定手段、405はスレーブ側の機器と通信をするためのスレーブ側送受信手段、406はスレーブの終端を検出するための終端検出手段である。図6は実施の形態2におけるマスター機器とスレーブ機器の接続方法を示すブロック図、図8は実施の形態2における識別番号自動設定方法を示すフローチャートである。
ここでは、実施の形態1に対して、ID設定手段と自己ID記憶手段の順番が変わった場合について説明する。
この時の処理を以下に説明する。
図8において、マスター機器はスレーブ機器のIDを設定するために、まず、マスター機器101が送受信手段203によりスレーブ機器102に識別番号設定用の数値として1番を送る(S801)。1番を受け取ったスレーブ機器102のマスター側送受信手段402はマスター機器101に応答信号を返す。マスター機器101は送受信手段203により応答信号を受け取り正常終了する。1番を受信したスレーブ機器102は受信した1番を自己ID記憶手段403で自己IDとして1番を記憶する(S802)。次に、ID設定手段404により1番をインクリメントして2番とし(S803)、スレーブ側送受信手段405から次のスレーブ機器のIDである2番を識別番号設定用の数値として次のスレーブ機器103に送信する(S804)。2番を受け取ったスレーブ機器103はマスター側送受信手段402により応答信号をスレーブ機器102に返す。応答信号を受け取ったスレーブ機器102は正常終了する。2番を受け取ったスレーブ機器103は自己ID記憶手段403で自己IDとして2番を記憶する。ID設定手段404で2番をインクリメントして3番として、3番をスレーブ側送受信手段405により次のスレーブ機器に送信する。これを繰り返して終端のスレーブ機器105までいくと、スレーブ側送受信手段405によりスレーブ機器105の自己IDより1大きい5番が送信されるが一定時間内に応答信号が返ってこないことを終端検知手段406により検知し(S805)、スレーブ機器105が終端であることがわかる(S806)。
また、終端検知は次の方法及び装置でも可能である。スレーブ機器105は終端検知手段406によってスレーブ側送受信手段405のポートレベルがスレーブ機器のつながっていないポートレベルであることを検知することでスレーブ機器105が終端であることがわかる。
終端検知したら終端スレーブであるスレーブ機器105は自己のIDである4番をマスター側のスレーブ機器104に送信する(S807)。スレーブ機器104は4番を受け取ったら、そのまま4番をマスター側のスレーブ機器103に送信する。これを繰り返してマスター機器まで4番が到達したら(S808)、マスター機器はスレーブ機器が4台つながっていることを認識し、スレーブ機器構成管理テーブルに4を登録する(S809)。
このように、直列接続されたスレーブ機器が、入力された自己IDを登録し、自動的にインクリメントして次段のスレーブ機器にこの自己IDに1加えた次段のスレーブ機器のIDを識別番号設定用の数値として送信することを繰り返すことにより、マスター機器が各スレーブ機器のIDを設定する必要がなくなるため、マスター機器の負担を軽減することができる。
この時、ある1台のスレーブ機器が故障した場合やその故障した機器が正常に復帰した場合や終端にスレーブ機器が新たに追加された場合のように、接続されるスレーブ機器の数に変化があった場合については次のように対応できる。
マスター機器は定期的にスレーブ機器に対して1番を送ることにより、上述のように各スレーブ機器のIDを再設定してID再設定処理を実行する。これにより、スレーブ機器が故障している場合は、故障しているスレーブ機器の1つ前のスレーブ機器を終端機器と認識する。例えば、図1のスレーブ機器104が故障した場合は、定期的なID再設定処理によりスレーブ機器103が終端スレーブ機器となる。故障したスレーブ機器が復帰した場合や、故障したスレーブ機器の代わりに正常なスレーブ機器が挿入された場合は、マスター機器からのID再設定処理によりIDが再設定される。例えば、前述の故障したスレーブ機器104が復帰した場合は、ID再設定処理によりスレーブ機器104には3番のIDが再度設定され、スレーブ機器105には4番のIDが再度設定され終端機器となる。また、終端スレーブ機器に新たなスレーブ機器が追加された場合についてもマスター機器からの定期的なID再設定処理によって新しく追加されたスレーブ機器にもIDが設定される。例えば、図1のスレーブ機器105の下に新たにスレーブ機器を追加すると、ID再設定処理により追加されたスレーブ機器には6番のIDが設定されて終端スレーブ機器となる。
このように、マスター機器から定期的に初段のスレーブ機器にID1番を送信して、スレーブ機器のIDを再設定することにより、ネットワークの構成変更に対して柔軟にIDの設定の対応をすることができる。
本発明にかかる識別番号自動設定方法及び識別番号自動設定装置によると、ネットワークの構成変更に対して柔軟にIDの設定の対応をすると共に、マスター機器の負担を軽減することができ、1台のマスター機器と1台以上のスレーブ機器の通信において各スレーブ機器に識別番号を設定する識別番号自動設定方法及び識別番号自動設定装置等に有用である。
ネットワーク上の機器の構成を示す概略図 マスター機器の構成を示すブロック図 実施の形態1におけるスレーブ機器の構成を示すブロック図 実施の形態2におけるスレーブ機器の構成を示すブロック図 実施の形態1におけるマスター機器とスレーブ機器の接続方法を示すブロック図 実施の形態2におけるマスター機器とスレーブ機器の接続方法を示すブロック図 実施の形態1における識別番号自動設定方法を示すフローチャート 実施の形態2における識別番号自動設定方法を示すフローチャート 従来のマスター機器の動作フローチャート 従来のスレーブ機器の動作フローチャート
符号の説明
101 マスター機器
102 スレーブ機器
103 スレーブ機器
104 スレーブ機器
105 スレーブ機器
201 マスター機器
202 スレーブ機器構成管理テーブル
203 送受信手段
301 識別番号自動設定装置
302 マスター側送受信手段
303 ID設定手段
304 自己ID記憶手段
305 スレーブ側送受信手段
306 終端検出手段
401 識別番号自動設定装置
402 マスター側送受信手段
403 自己ID記憶手段
404 ID設定手段
405 スレーブ側送受信手段
406 終端検出手段

Claims (12)

  1. マスター機器に直列に接続された複数のスレーブ機器に識別番号を自動的に設定する識別番号自動設定方法であって、
    前記マスター機器が最上位のスレーブ機器に識別番号設定用の数値として0を送信する工程と、
    受信した識別番号設定用の数値を1インクリメントして受信したスレーブ機器の識別番号を設定する設定工程と、
    前記識別番号を記憶する記憶工程と、
    終端のスレーブ機器に到るまでそれぞれのスレーブ機器で設定した識別番号を次段のスレーブ機器に送信する工程と、
    前記終端のスレーブ機器を検知する検知工程と
    を有し、前段の識別番号を受信して1インクリメントすることにより識別番号を自動的に設定し、これを繰り返すことで全てのスレーブ機器に識別番号を自動的に設定することを特徴とする識別番号自動設定方法。
  2. マスター機器に直列に接続された複数のスレーブ機器に識別番号を自動的に設定する識別番号自動設定方法であって、
    前記マスター機器が最上位のスレーブ機器に識別番号設定用の数値として1を送信する工程と、
    受信した識別番号設定用の数値を受信したスレーブ機器の識別番号として記憶する記憶工程と、
    前記識別番号を1インクリメントして次段のスレーブ機器に向ける識別番号設定用の数値を設定する設定工程と、
    終端のスレーブ機器に到るまでそれぞれのスレーブ機器で設定した次段の識別番号設定用の数値を次段のスレーブ機器に送信する工程と、
    前記終端のスレーブ機器を検知する検知工程と
    を有し、前段のスレーブ機器にて設定した識別番号を受信して識別番号を自動的に設定し、識別番号を1インクリメントして次段のスレーブ機器に送信することを繰り返すことで、全てのスレーブ機器に識別番号を自動的に設定することを特徴とする識別番号自動設定方法。
  3. 前記終端のスレーブ機器が前記マスター機器へ、前記終端のスレーブ機器の識別番号を通知する工程を備えることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の識別番号自動設定方法。
  4. 自らが終端のスレーブ機器であるかどうかを検知する終端検知工程を備えることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3のいずれかに記載の識別番号自動設定方法。
  5. 前記終端検知工程が、次段のスレーブ機器に識別番号設定用の数値を送信した時に、所定の時間内に応答がないことにより終端のスレーブ機器であると検知することを特徴とする請求項4記載の識別番号自動設定方法。
  6. 前記終端検知工程が、スレーブ機器の送受信手段におけるポートレベルにより終端のスレーブ機器であると検知することを特徴とする請求項4記載の識別番号自動設定方法。
  7. 前記終端のスレーブ機器の識別番号をスレーブ機器構成管理テーブルに登録する工程を有することを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6のいずれかに記載の識別番号自動設定方法。
  8. 前記マスター機器より識別番号設定用の数値を送信する工程から全てのスレーブ機器の識別信号を設定するまでの工程を定期的に繰り返し、接続されたスレーブ機器の数が変化した場合には、前記スレーブ機器構成管理テーブルを再設定することを特徴とする請求項7記載の識別番号自動設定方法。
  9. マスター機器に直列に接続された複数のスレーブ機器に設けられスレーブ機器の識別番号を自動的に設定する識別番号自動設定装置であって、
    前段の前記マスター機器またはスレーブ機器と通信を行うマスター側送受信手段と、
    前記マスター機器または前段のスレーブ機器から受信した識別番号設定用の数値を基に自己の識別番号を設定する自己ID設定手段と、
    前記設定された識別番号を記憶する自己ID記憶手段と、
    次段のスレーブ機器または前記マスター機器に識別番号設定用の数値として識別番号を送信するスレーブ側送受信手段と、
    自らが終端のスレーブ機器であるかどうかを検知する終端検知手段と
    を有することを特徴とする識別番号自動設定装置。
  10. マスター機器に直列に接続された複数のスレーブ機器に設けられスレーブ機器の識別番号を自動的に設定する識別番号自動設定装置であって、
    前段の前記マスター機器またはスレーブ機器と通信を行うマスター側送受信手段と、
    前記マスター機器または前段のスレーブ機器から受信した識別番号設定用の数値を識別番号として記憶する自己ID記憶手段と、
    前記識別番号を基に識別番号設定用の数値を設定する自己ID設定手段と、
    次段のスレーブ機器または前記マスター機器に識別番号設定用の数値を送信するスレーブ側送受信手段と、
    自らが終端のスレーブ機器であるかどうかを検知する終端検知手段と
    を有することを特徴とする識別番号自動設定装置。
  11. 前記終端検知手段が、次段のスレーブ機器に識別番号設定用の数値を送信した時に、所定の時間内に応答がないことにより終端のスレーブ機器であると検知することを特徴とする請求項10記載の識別番号自動設定装置。
  12. 前記終端検知手段が、スレーブ機器の送受信手段におけるポートレベルにより終端のスレーブ機器であると検知することを特徴とする請求項10記載の識別番号自動設定装置。
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