JP6234388B2 - 2重系制御装置 - Google Patents

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この発明は、高稼働率で連続運転が要求される2重系制御装置に関するものである。
24時間365日連続運転の高稼働率が要求されるシステムでは、制御系/待機系の2重系のCPUユニットから構成される。
CPU2重系ユニットとPIOユニットから構成され、CPU2重系ユニットのPIOマスタカードは、A系送受信路、B系送受信路の両方送受信が可能であるシステムが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2010−114512公報(段落[0013]、[0016]〜[0018]、図1〜図4)
しかし、先行技術文献発明では、待機系は受信データを受け取るのみでデータ送信は行わないため、待機系の送信路の健全性を確認できないという問題がある。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、CPU2重系ユニットとPIOユニットから構成される2重系システムにおいて、待機系の送信路の健全性を確認できる2重系制御装置を提供することを目的とする。
この発明に係る2重系制御装置は、A系、B系CPUカードとA系、B系PIOマスタカードとを備える2重系CPUユニットと、A系、B系PIOマスタカードとデータの送信、受信を行うA系、B系リピータカードと、A系、B系リピータカードとPIOバスを経由して接続された1または複数のPIOカードを備えるPIOユニットとから構成され、通常、制御系のPIOマスタカードはPIOカードとの送信、受信処理(ポーリング処理)を行い、待機系のPIOマスタカードはPIOカードからのデータの受信処理を行う2重系制御装置において、A系、B系PIOマスタカード間に両系の情報を通知する系状態通知経路を設けて、待機系の送信路の健全性を確認するものである。
この発明に係る2重系制御装置によれば、A系、B系PIOマスタカード間に両系の情報を通知する系状態通知経路を設けているため、待機系の送信路の健全性を待機系動作中に確認でき、制御装置全体の品質を向上できる。
この発明の実施の形態1の2重系制御装置に係るシステム構成図である。 この発明の実施の形態1の2重系制御装置に係る処理説明図である。 この発明の実施の形態2の2重系制御装置に係るシステム構成図である。 この発明の実施の形態2の2重系制御装置に係る処理説明図である。 この発明の実施の形態2の2重系制御装置に係る切替回路説明図である。 この発明の実施の形態3の2重系制御装置に係るシステム構成図である。 この発明の実施の形態3の2重系制御装置に係る処理説明図である。 この発明の実施の形態3の2重系制御装置に係る診断回路説明図である。
実施の形態1.
実施の形態1は、CPUカードとPIOマスタカードとを備える2重系CPUユニットと、PIOマスタカードとデータの送信、受信を行うリピータカードと、リピータカードと接続されたPIOカードを備えるPIOユニットとから構成され、A系、B系PIOマスタカード間に両系の情報を通知する系状態通知経路を設けて、制御系のポーリング処理が完了した時、制御系から待機系に対して系状態通知経路を経由して、ポーリング処理完了を通知し、待機系のPIOマスタカードはPIOカードとの送信、受信を行い、待機系の送信路の健全性を確認する2重系制御装置に関するものである。
以下、本願発明の実施の形態1に係る2重系制御装置1の構成、動作について、2重系制御装置のシステム構成図である図1、および処理説明図である図2に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1の2重系制御装置1を含めたシステム全体の構成を示している。
図2は、本発明の実施の形態1の2重系制御装置1の制御系、待機系で行われる処理を時系列で表した処理説明図である。
まず、図1に基づいて、本発明の実施の形態1の2重系制御装置1のシステム構成を説明する。
2重系制御装置1は、2重系CPUユニット10と、PIOユニット30とから構成される。
2重系CPUユニット10は、A系のCPUカード11と、A系のPIOマスタカード13と、B系のCPUカード12と、B系のPIOマスタカード14とを備える。A系のPIOマスタカード13は、PIO制御プロセッサ15と通信制御回路17とを備える。B系のPIOマスタカード14は、PIO制御プロセッサ16と通信制御回路18とを備える。さらに、A系のPIOマスタカード13とB系のPIOマスタカード14との間(具体的には通信制御回路17と通信制御回路18との間)には、A系とB系間で情報を通知する系状態通知経路19が設けられている。
PIOユニット30は、A系のリピータカード31と、B系のリピータカード32と、第1PIOカード41〜第16PIOカード42とを備える。A系のリピータカード31は通信LSI(Large Scale Integration)33を備え、B系のリピータカード32は通信LSI34を備える。各PIOカードは、通信LSIと制御回路を備えている。そして、A系リピータカード31とB系リピータカード32は、PIOバス40を経由して、第1PIOカード41〜第16PIOカード42(以下、区別する必要がなく、総称する場合は、適宜PIOカードと記載する)と接続されている。
なお、実施の形態1では、16枚のPIOカードを備える例を示しているが、適用するシステムによって、PIOカードの枚数は1枚から必要枚数(複数枚数)まで変わる。
A系のPIOマスタカード13とA系のリピータカード31との間(具体的には、通信制御回路17と通信LSI33との間)には、A系送信路25とA系受信路26が設けられている。B系のPIOマスタカード14とB系のリピータカード32との間(具体的には、通信制御回路18と通信LSI34との間)には、B系送信路27とB系受信路28が設けられている。
さらに、2重系制御装置1の状態監視や保守を行うための、保守ツール51が制御ネットワーク50を介して、A系のCPUカード11とB系のCPUカード12に接続されている。
図1において、A系制御装置は、2重系CPUユニット10のCPUカード11、PIOマスタカード13と、PIOユニット30のリピータカード31と、さらに送信路25、受信路26とから構成されている。B系制御装置は、2重系CPUユニット10のCPUカード12、PIOマスタカード14と、PIOユニット30のリピータカード32と、さらに送信路27、受信路28とから構成されている。
PIOユニット30の第1PIOカード41〜第16PIOカード42は、A系制御装置、B系制御装置に対して共通であり、通常、制御系として動作するA系制御装置あるいはB系制御装置とデータ(現場機器の操作信号、状態信号あるいは現場計器の検出信号など)の送受信を行う。
待機系のA系制御装置あるいはB系制御装置は、通常、第1PIOカード41〜第16PIOカード42へのデータ送信は行わないが、第1PIOカード41〜第16PIOカード42からの信号を受信している。したがって、待機系についても、受信路に障害が発生した場合は、検知可能である。しかし、送信路は通常使用していないため、障害は発生しても、検知できない。
つぎに、図1および図2に基づいて、本発明の実施の形態1の2重系制御装置1の動作を各構成カードの機能と合わせて説明する。なお、以下の説明では、A系制御装置が制御系として運用され、B系制御装置が待機系として運用されているとする。また、A系、B系共通の説明については,A系を代表として説明する。
CPUカード11は制御演算などを行い、PIOマスタカード13はPIOユニット30の第1PIOカード41〜第16PIOカード42との通信を行う。
CPUカード11は、PIOマスタカード13に対して、PIOカードとの通信をするために必要な送信データ、送信フレーム数、送信先のスレーブアドレスなどの情報を送信する。PIOマスタカード13のPIO制御プロセッサ15は、このデータに基づいて通信制御回路17に必要な設定情報、送信データを設定する。
PIOマスタカード13は、通信制御回路17に設定された情報、送信データに基づいて、第1PIOカード41〜第16PIOカード42に対してデータの送受信を行う。
リピータカード31は、A系送信路25、A系受信路26による信号レベルの低下や、波形の乱れを回復するため、通信LSI33で波形整形を行う。
PIOマスタカード13は、指定のPIOカードのスレーブアドレスを設定し、データを送信(*01)する。全PIOカードは、PIOマスタカード13からのデータを受信し、通信LSIにて指定のスレーブアドレスであることを判定する。
判定の結果、指定のスレーブアドレスである場合、第1PIOカード41は制御系のPIOマスタカード13および待機系のPIOマスタカード14に対して応答データを送信し、制御系のPIOマスタカード13および待機系のPIOマスタカード14はこのデータを受信する(*02、*03)。
なお、PIOカードにて固有のスレーブアドレスと異なると判定されたものについては、応答データを返信せず、受信データを破棄する。
PIOマスタカード13は、PIOユニット30の第1PIOカード41から第16PIOカード42までスレーブアドレスを変更し、送信受信動作を繰り返し行い、順番にポーリング動作を行う(図2では、1回目のポーリング動作)。
PIOマスタカード13は、一連のポーリング動作が完了した(第16PIOカード42へのデータ送信受信が完了した)時点で、PIOマスタカード13の自己診断を行う(*04)。
PIOマスタカード13は自己診断が完了した時点で、待機系(この場合はB系)のPIOマスタカード14に系状態通知経路19を経由して制御系PIOマスタカード13の自己診断が完了したことを系状態通知信号として通知する(*05)。
待機系PIOマスタカード14は、系状態通知信号の通知(*05)を受け、待機系PIOマスタカード14は、第1PIOカード41に対して、データの送受信を行う(*06、*07)。このとき、待機系の送信路27を経由して、データ伝送が行われる。このため、待機系の送信路27に異常があれば検知できる。
待機系のPIOマスタカード14は、第1PIOカード41に対するデータの送受信を完了した時点で、自己診断を行う(*08)。
待機系PIOマスタカード14は自己診断が完了した時点で、系状態通知信号を制御系PIOマスタカード13に通知する(*09)。
制御系PIOマスタカード13は、待機系PIOマスタカード14からの自己診断の完了通知を受ける。この完了通知を受けた後、制御系PIOマスタカード13は、PIOユニット30の第1PIOカード41から第16PIOカード42までスレーブアドレスを変更し、送信受信動作を繰り返し行い、順番にポーリング動作を行う(図2では、2回目のポーリング動作)。
待機系の送信路27に異常が検知された場合、待機系PIOマスタカード14は系状態通知経路19を経由して、系状態通知信号として制御系PIOマスタカード13に通知する。
制御系PIOマスタカード13は通信制御回路17に、ケーブルの異常情報を格納する。PIO制御プロセッサ15は、この情報をCPUカード11に送信する。CPUカード11は制御ネットワーク50を介して、この情報を保守ツール51に送信する。
保守ツール51は、待機系の送信路27の異常をケーブル異常情報として表示し、ユーザーに通知する。
以上説明したように、実施の形態1の2重系制御装置は、CPUカードとPIOマスタカードとを備える2重系CPUユニットと、PIOマスタカードとデータの送信、受信を行うリピータカードと、リピータカードと接続されたPIOカードを備えるPIOユニットとから構成され、A系、B系PIOマスタカード間に両系の情報を通知する系状態通知経路を設けて、制御系のポーリング処理が完了した時、制御系から待機系に対して系状態通知経路を経由して、ポーリング処理完了を通知し、待機系のPIOマスタカードはPIOカードとの送信、受信を行い、待機系の送信路の健全性を確認するものである。したがって、待機系の送信路の健全性を待機動作中に確認でき、制御装置全体の品質を向上できる。
実施の形態2.
実施の形態2の2重系制御装置は、PIOマスタカードおよびリピータカードに、送受信路を切り替える送受信路切替回路を設け、制御系のポーリング処理が完了した時、制御系から待機系に対してポーリング処理完了を通知し、待機系は送受信路を切り替え、制御系のPIOマスタカードはPIOカードとの送信、受信を行い、待機系のPIOマスタカードはPIOカードからのデータの受信処理を行い待機系の送信路の健全性を確認するものである。
以下、実施の形態2の2重系制御装置の構成、動作について、2重系制御装置のシステム構成図である図3、処理説明図である図4、および切替回路説明図である図5に基づいて、実施の形態1との差異を中心に説明する。図3において、図1と同一あるいは相当部分は、同一の符号を付している。
図3は、本発明の実施の形態2の2重系制御装置200を含めたシステム全体の構成を示している。
図4は、本発明の実施の形態2の2重系制御装置200の制御系、待機系で行われる処理を時系列で表した処理説明図である。
図5は、本発明の実施の形態2の2重系制御装置200の送受信路切替回路の動作を説明する切替回路説明図である。
まず、図3に基づいて、本発明の実施の形態2の2重系制御装置200のシステム構成を説明する。
2重系制御装置200は、2重系CPUユニット210と、PIOユニット230とから構成される。
2重系CPUユニット210は、A系のCPUカード11と、A系のPIOマスタカード213と、B系のCPUカード12と、B系のPIOマスタカード214とを備える。A系のPIOマスタカード213は、PIO制御プロセッサ15と送受信路切替回路220とを備える。B系のPIOマスタカード214は、PIO制御プロセッサ16と送受信路切替回路221とを備える。さらに、A系のPIOマスタカード213とB系のPIOマスタカード214と間には、A系とB系間で情報を通知する系状態通知経路219が設けられている。
PIOユニット230は、A系のリピータカード231と、B系のリピータカード232と、第1PIOカード41〜第16PIOカード42とを備える。A系のリピータカード231は送受信路切替回路235と通信LSI33とを備え、B系のリピータカード232は送受信路切替回路236と通信LSI34とを備える。各PIOカードは、通信LSIと制御回路を備えている。そして、A系リピータカード231とB系リピータカード232は、PIOバス40を経由して、第1PIOカード41〜第16PIOカード42と接続されている。
なお、送受信路切替回路220、221、235、236は、後で説明する送信路と受信路を切り替える機能を備える。
A系のPIOマスタカード213とA系のリピータカード231との間には、A系送信路25とA系受信路26が設けられている。B系のPIOマスタカード214とB系のリピータカード232との間には、B系送信路27とB系受信路28が設けられている。
図3において、A系制御装置は、2重系CPUユニット210のCPUカード11、PIOマスタカード213と、PIOユニット230のリピータカード231と、さらに送信路25、受信路26とから構成されている。B系制御装置は、2重系CPUユニット210のCPUカード12、PIOマスタカード214と、PIOユニット230のリピータカード232と、さらに送信路27、受信路28とから構成されている。
つぎに、図3、図4、および図5に基づいて、本発明の実施の形態2の2重系制御装置200の動作を説明する。なお、以下の説明では、A系制御装置が制御系として運用され、B系制御装置が待機系として運用されているとする。また、A系、B系共通の説明については,A系を代表として説明する。
PIOマスタカード213は、指定のPIOカードのスレーブアドレスを設定し、データを送信(*21)する。全PIOカードは、PIOマスタカード213からのデータを受信し、通信LSIにて指定のスレーブアドレスであることを判定する。
判定の結果、指定のスレーブアドレスである場合、第1PIOカード41は制御系のPIOマスタカード213および待機系のPIOマスタカード214に対して応答データを送信し、制御系のPIOマスタカード213および待機系のPIOマスタカード214はこのデータを受信する(*22、*23)。
PIOマスタカード213は、PIOユニット230の第1PIOカード41から第16PIOカード42までスレーブアドレスを変更し、送信受信動作を繰り返し行い、順番にポーリング動作を行う(図4では、1回目のポーリング動作)。
PIOマスタカード213は、一連のポーリング動作が完了した(第16PIOカード42へのデータ送信受信が完了した)時点で、PIOマスタカード213の自己診断を行う(*24)。
PIOマスタカード213は自己診断が完了した時点で、待機系(この場合はB系)のPIOマスタカード214に系状態通知経路219を経由して制御系PIOマスタカード213の自己診断が完了したことを系状態通知信号として通知する(*25)。
待機系PIOマスタカード214は、系状態通知信号の通知(*25)を受け、待機系PIOマスタカード214は、PIOマスタカード214の送受信路切替回路221およびリピータカード232の送受信路切替回路236に対して送信路と受信路の切り替えを通知する。
送受信路切替回路221と送受信路切替回路236は、この通知を受けて、図5に示すように送受信路を切り替える(*26)。
次に制御系PIOマスタカード213は第1PIOカード41に対して、データの送受信を行う(*27、*28)。
このとき、待機系では通常のポーリング動作では使用しない送信路27を経由して、第1PIOカード41からのデータを受信する(*29)。このため、待機系の送信路27に異常があれば検知できる。
待機系PIOマスタカード214は、送信路27を経由して第1PIOカード41からのデータを受信した後、送受信路切替回路221および送受信路切替回路236に対して送信路と受信路を通常ポーリング動作時の状態への復帰を通知する。
送受信路切替回路221と送受信路切替回路236は、この通知を受けて、送受信路を切り替えて通常状態へ復帰させる(*30)。
待機系のPIOマスタカード14は、送受信路切替回路221、236の復帰が完了後、自己診断を行う(*31)。
待機系PIOマスタカード214は自己診断が完了した時点で、系状態通知信号を制御系PIOマスタカード213に通知する(*32)。
制御系PIOマスタカード213は、待機系PIOマスタカード214からの自己診断の完了通知を受ける。この完了通知を受けた後、制御系PIOマスタカード213は、PIOユニット230の第1PIOカード41から第16PIOカード42までスレーブアドレスを変更し、送信受信動作を繰り返し行い、順番にポーリング動作を行う(図4では、2回目のポーリング動作)。
以上説明したように、実施の形態2の2重系制御装置は、PIOマスタカードおよびリピータカードに、送受信路を切り替える送受信路切替回路を設け、制御系のポーリング処理が完了した時、制御系から待機系に対してポーリング処理完了を通知し、待機系は送受信路を切り替え、制御系のPIOマスタカードはPIOカードとの送信、受信を行い、待機系のPIOマスタカードはPIOカードからのデータの受信処理を行い待機系の送信路の健全性を確認するものである。したがって、待機系の送信路の健全性を待機動作中に確認でき、制御装置全体の品質を向上できる。
実施の形態3.
実施の形態3の2重系制御装置は、PIOマスタカードおよびリピータカードに受信路部データを送信路部に転送し、受信路部データと送信路部データを比較する診断回路を設け、制御系のポーリング処理が完了した時、制御系から待機系に対してポーリング処理完了を通知し、待機系はリピータカードの診断回路が受信路部データを送信路部に転送し、このデータをPIOマスタカードの診断回路の送信路部に送信し、PIOマスタカードの診断回路は、送信路部データと受信路部データとを比較して、待機系の送信路の健全性を確認するものである。
以下、実施の形態3の2重系制御装置の構成、動作について、2重系制御装置のシステム構成図である図6、処理説明図である図7、および診断回路説明図である図8に基づいて、実施の形態1、2との差異を中心に説明する。図6において、図1、図3と同一あるいは相当部分は、同一の符号を付している。
図6は、本発明の実施の形態3の2重系制御装置300を含めたシステム全体の構成を示している。
図7は、本発明の実施の形態3の2重系制御装置300の制御系、待機系で行われる処理を時系列で表した処理説明図である。
図8は、本発明の実施の形態3の2重系制御装置300の診断回路の動作を説明する説明図である。
まず、図6に基づいて、本発明の実施の形態3の2重系制御装置300のシステム構成を説明する。
2重系制御装置300は、2重系CPUユニット310と、PIOユニット330とから構成される。
2重系CPUユニット310は、A系のCPUカード11と、A系のPIOマスタカード313と、B系のCPUカード12と、B系のPIOマスタカード314とを備える。A系のPIOマスタカード313は、PIO制御プロセッサ15と診断回路322とを備える。B系のPIOマスタカード314は、PIO制御プロセッサ16と診断回路323とを備える。さらに、A系のPIOマスタカード313とB系のPIOマスタカード314と間には、A系とB系間で情報を通知する系状態通知経路319が設けられている。
PIOユニット330は、A系のリピータカード331と、B系のリピータカード332と、第1PIOカード41〜第16PIOカード42とを備える。A系のリピータカード331は診断回路337と通信LSI33とを備え、B系のリピータカード332は診断回路338と通信LSI34とを備える。各PIOカードは、通信LSIと制御回路を備えている。そして、A系リピータカード331とB系リピータカード332は、PIOバス40を経由して、第1PIOカード41〜第16PIOカード42と接続されている。
後で説明するが、診断回路322、337はA系送信路25の健全性を確認する機能を備える。また診断回路323、338は、B系送信路27の健全性を確認する機能を備える。
A系のPIOマスタカード313とA系のリピータカード331との間には、A系送信路25とA系受信路26が設けられている。B系のPIOマスタカード314とB系のリピータカード332との間には、B系送信路27とB系受信路28が設けられている。
図6において、A系制御装置は、2重系CPUユニット310のCPUカード11、PIOマスタカード313と、PIOユニット330のリピータカード331と、さらに送信路25、受信路26とから構成されている。B系制御装置は、2重系CPUユニット310のCPUカード12、PIOマスタカード314と、PIOユニット330のリピータカード332と、さらに送信路27、受信路28とから構成されている。
つぎに、図6、図7、および図8に基づいて、本発明の実施の形態3の2重系制御装置300の動作を説明する。なお、以下の説明では、A系制御装置が制御系として運用され、B系制御装置が待機系として運用されているとする。また、A系、B系共通の説明については,A系を代表として説明する。
PIOマスタカード313は、指定のPIOカードのスレーブアドレスを設定し、データを送信(*41)する。全PIOカードは、PIOマスタカード313からのデータを受信し、通信LSIにて指定のスレーブアドレスであることを判定する。
判定の結果、指定のスレーブアドレスである場合、第1PIOカード41は制御系のPIOマスタカード313および待機系のPIOマスタカード314に対して応答データを送信し、制御系のPIOマスタカード313および待機系のPIOマスタカード314はこのデータを受信する(*42、*43)。
PIOマスタカード313は、PIOユニット330の第1PIOカード41から第16PIOカード42までスレーブアドレスを変更し、送信受信動作を繰り返し行い、順番にポーリング動作を行う(図7では、1回目のポーリング動作)。
PIOマスタカード313は、一連のポーリング動作が完了した(第16PIOカード42へのデータ送信受信が完了した)時点で、PIOマスタカード313の自己診断を行う(*44)。
PIOマスタカード313は自己診断が完了した時点で、待機系(この場合はB系)のPIOマスタカード314に系状態通知経路319を経由して制御系PIOマスタカード313の自己診断が完了したことを系状態通知信号として通知する(*45)。
待機系PIOマスタカード314は、系状態通知信号の通知(*45)を受け、待機系PIOマスタカード314は、PIOマスタカード314の診断回路323およびリピータカード332の診断回路338に対してB系送信路27の健全性を確認する診断の実施を通知する。
診断回路323と診断回路338は、この通知を受けて、協同して図8に示す動作を行い送信路27の健全性を確認する診断を行う(*46)。
図8に基づいて、診断回路323、338の動作を説明する。
リピータカード332の診断回路338は受信路部データを送信路部に転送する。このとき、PIOマスタカード314の診断回路323の受信路部にも同じデータが存在する。リピータカード332の診断回路338はこのデータをPIOマスタカード314の診断回路323送信路部に送信する。このとき、待機系の送信路27を経由して、データ伝送が行われる。次にPIOマスタカード314の診断回路323は、送信路部データと受信路部データとを比較することで待機系の送信路27の健全性を確認する。
このように、待機系では通常のポーリング動作では使用しない送信路27の健全性を確認する診断が行われ、送信路27に異常があれば検知できる。
待機系のPIOマスタカード314は、診断回路323と診断回路338による送信路27の健全性を確認する診断が完了した後、自己診断を行う(*47)。
待機系PIOマスタカード314は自己診断が完了した時点で、系状態通知信号を制御系PIOマスタカード313に通知する(*48)。
制御系PIOマスタカード313は、待機系PIOマスタカード314からの自己診断の完了通知を受ける。この完了通知を受けた後、制御系PIOマスタカード313は、PIOユニット330の第1PIOカード41から第16PIOカード42までスレーブアドレスを変更し、送信受信動作を繰り返し行い、順番にポーリング動作を行う(図7では、2回目のポーリング動作)。
以上説明したように、実施の形態3の2重系制御装置は、PIOマスタカードおよびリピータカードに受信路部データを送信路部に転送し、受信路部データと送信路部データを比較する診断回路を設け、制御系のポーリング処理が完了した時、制御系から待機系に対してポーリング処理完了を通知し、待機系はリピータカードの診断回路が受信路部データを送信路部に転送し、このデータをPIOマスタカードの診断回路の送信路部に送信し、PIOマスタカードの診断回路は、送信路部データと受信路部データとを比較して、待機系の送信路の健全性を確認するものである。したがって、待機系の送信路の健全性を待機動作中に確認でき、制御装置全体の品質を向上できる。
実施の形態4.
実施の形態4の2重系制御装置は、制御系のPIOマスタカードおよびPIOユニットで異常が発生した場合、待機系のPIOマスタカードは、系状態通知経路を経由して、PIOカードにポーリング処理を行うことで、制御系の送受信路、リピータカード、およびPIOカードの異常個所を判定するものである。
以下、実施の形態4の2重系制御装置の動作について、実施の形態1の図1を参照して説明する。なお、以下の説明では、A系制御装置が制御系として運用され、B系制御装置が待機系として運用されているとする。
制御系であるA系のPIOマスタカード13およびPIOユニット30で異常が発生した場合、待機系であるB系のPIOマスタカード14は、系状態通知経路19を経由して、PIOユニット30の第1PIOカード41から第16PIOカード42まで順番にポーリング動作を行う。
このPIOカードに対するポーリング処理を行うことで、制御系であるA系の送信路25、受信路26、リピータカード31、および第1PIOカード41から第16PIOカード42の異常個所を判定することができる。
以上説明したように、実施の形態4の2重系制御装置は、制御系のPIOマスタカードおよびPIOユニットで異常が発生した場合、待機系のPIOマスタカードは、系状態通知経路を経由して、PIOカードにポーリング処理を行うことで、制御系の送受信路、リピータカード、およびPIOカードの異常個所を判定するものである。したがって、異常個所の切り分けを行うことができるため、制御装置全体の品質をさらに向上させることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1,200,300 2重系制御装置、10 2重系CPUユニット、
11,12 CPUカード、
13,14,213,214,313,314 PIOマスタカード、
15,16 PIO制御プロセッサ、17,18 通信制御回路、
19,219,319 系状態通知経路、25,27 送信路、26,28 受信路、
30,230,330 PIOユニット、
31,32,231,232,331,332 リピータカード、
33,34 通信LSI、40 PIOバス、41 第1PIOカード、
42 第16PIOカード、50 制御ネットワーク、51 保守ツール、
220,221,235,236 送受信路切替回路、
322,323,337,338 診断回路。

Claims (5)

  1. A系、B系CPUカードとA系、B系PIOマスタカードとを備える2重系CPUユニットと、
    前記A系、B系PIOマスタカードとデータの送信、受信を行うA系、B系リピータカードと、前記A系、B系リピータカードとPIOバスを経由して接続された1または複数のPIOカードを備えるPIOユニットとから構成され、
    通常、制御系の前記PIOマスタカードは前記PIOカードとの送信、受信処理(ポーリング処理)を行い、待機系の前記PIOマスタカードは前記PIOカードからのデータの受信処理を行う2重系制御装置において、
    前記A系、B系PIOマスタカード間に両系の情報を通知する系状態通知経路を設けて、前記待機系の送信路を経由してデータ伝送を行い、前記待機系の前記送信路の健全性を確認する2重系制御装置。
  2. 前記制御系の前記ポーリング処理が完了した時、前記制御系から前記待機系に対して前記系状態通知経路を経由して、ポーリング処理完了を通知し、
    前記待機系の前記PIOマスタカードは前記PIOカードとの送信、受信を行い、前記待機系の前記送信路の健全性を確認する請求項1に記載の2重系制御装置。
  3. 前記A系、B系PIOマスタカードおよび前記A系、B系リピータカードに、送受信路を切り替える送受信路切替回路を設け、
    前記制御系の前記ポーリング処理が完了した時、前記制御系から前記待機系に対して前記系状態通知経路を経由して、ポーリング処理完了を通知し、
    前記待機系は前記送受信路を切り替え、前記制御系の前記PIOマスタカードは前記PIOカードとの送信、受信を行い、前記待機系の前記PIOマスタカードは前記PIOカードからのデータの受信処理を行い、前記待機系の前記送信路の健全性を確認する請求項1に記載の2重系制御装置。
  4. 前記A系、B系PIOマスタカードおよび前記A系、B系リピータカードに、受信路部データを送信路部に転送し、前記受信路部データと送信路部データを比較する診断回路を設け、
    前記制御系の前記ポーリング処理が完了した時、前記制御系から前記待機系に対して前記系状態通知経路を経由して、ポーリング処理完了を通知し、
    前記待機系は前記リピータカードの前記診断回路が前記受信路部データを前記送信路部に転送し、このデータを前記PIOマスタカードの前記診断回路の前記送信路部に送信し、前記PIOマスタカードの前記診断回路は、前記送信路部データと前記受信路部データとを比較して、前記待機系の前記送信路の健全性を確認する請求項1に記載の2重系制御装置。
  5. 前記制御系のPIOマスタカードおよびPIOユニットで異常が発生した場合、
    前記待機系のPIOマスタカードは、前記系状態通知経路を経由して、前記PIOカードに前記ポーリング処理を行うことで、前記制御系の送受信路、前記リピータカード、および前記PIOカードの異常個所を判定する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の2重系制御装置。
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