JP2021012517A - コントローラ冗長化システム及びその制御方法 - Google Patents

コントローラ冗長化システム及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製品保守の手間を軽減することができるとともに、制御装置の切り替え時間を短くする。【解決手段】本発明に係るコントローラ冗長化システムは、被制御対象からのイベントを監視する第1制御装置と、第1制御装置に故障が発生した場合に、第1制御装置に代わり被制御対象からのイベントを監視する第2制御装置とを具備するコントローラ冗長化システムにおいて、第1制御装置は、第1制御装置の外部との通信を司る第1入出力インターフェイスと、第1制御装置の外部との通信を司る第2入出力インターフェイスと、被制御対象からのイベントを監視し、かつ第1入出力インターフェイスと第2入出力インターフェイスとを切り替える第1コントローラとを具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、プラント等の監視を行なう際に使用される冗長化コントローラを有するコントローラ冗長化システム及びその制御方法に関する。
プラント等の監視を行なう際に使用されるコントローラ冗長化システムは、2つの同じ制御装置を有する。このようなコントローラ冗長化システムでは、一方の制御装置を運転状態(プライマリ)、他方の制御装置を待機状態(セカンダリ)とする。そして、運転状態の制御装置に故障が発生すると、待機状態の制御装置を運転状態に切り替えて制御を継続する。
特許第4799166号公報
従来のコントローラ冗長化システムは、制御装置のコントローラにフィールド機器の信号をやり取りする入出力インターフェイス(Input−Output Interface:I/O IF)もコントローラ本体に含まれていた。従って、入出力インターフェイスが異なると、制御装置のコントローラ自体が別製品となり、製品保守の手間が増えてしまうという課題があった。
また、セカンダリのコントローラがプライマリのコントローラに切り替わる際には、コントローラへの入出力も一緒に切り替わるため、プライマリ/セカンダリ切替(冗長切替)時間には、入出力インターフェイスの切り替えにかかる時間も考慮しなければならない。そのため、冗長切替時間が長くなるという課題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、製品保守の手間を軽減することができるとともに、制御装置の切り替え時間を短くすることができるコントローラ冗長化システム及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係るコントローラ冗長化システムは、被制御対象からのイベントを監視する第1制御装置と、前記第1制御装置に故障が発生した場合に、前記第1制御装置に代わり前記被制御対象からのイベントを監視する第2制御装置とを具備するコントローラ冗長化システムにおいて、前記第1制御装置は、前記第1制御装置の外部との通信を司る第1入出力インターフェイスと、前記第1制御装置の外部との通信を司る第2入出力インターフェイスと、被制御対象からのイベントを監視し、かつ前記第1入出力インターフェイスと前記第2入出力インターフェイスとを切り替える第1コントローラとを具備する。
本発明によれば、制御装置の第1コントローラが第1入出力インターフェイス及び第2入出力インターフェイスを有しているので、製品保守の手間を軽減することができるとともに、制御装置の切り替え時間を短くすることができる。
実施の形態1に係るコントローラ冗長化システムを示す図である。 実施の形態1に係るコントローラの冗長診断部の機能を示す機能ブロック図である。 実施の形態1に係るコントローラの冗長診断部の機能を示す機能ブロック図である。 実施の形態1に係るコントローラ冗長化システム1の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2に係るコントローラの冗長診断部及び入出力インターフェイスの冗長診断部の機能を示す機能ブロック図である。 実施の形態2に係るコントローラの冗長診断部及び入出力インターフェイスの冗長診断部の機能を示す機能ブロック図である。 実施の形態2に係るコントローラ冗長化システムの動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態3に係るコントローラの故障判断部の機能を示す機能ブロック図である。 実施の形態3に係るコントローラの故障判断部の機能を示す機能ブロック図である。 実施の形態3に係るコントローラ冗長化システムの故障判断部の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施の形態に係るコントローラ冗長化システムについて説明する。なお、図面において、同一の構成要素には同一符号を付して説明し、重複説明は必要な場合にのみ行なう。
また、実施形態において、構成要素を区別して説明する必要がない場合には、参照番号を総称して表わして説明する。例えば、コントローラ2a及びコントローラ2bを区別して説明する必要がない場合には、コントローラ2と表わして説明する。
実施の形態1.
実施の形態1では、一方のコントローラが他方のコントローラを監視する。そして、一方のコントローラが他方のコントローラに故障が発生したと判断した場合に、一方のコントローラの入出力インターフェイスについての制御について説明する。
図1は、実施の形態1に係るコントローラ冗長化システム1を示す図である。
図1に示すように、ネットワークNには、コントローラ冗長化システム1及びプラント機器Pが接続されている。
コントローラ冗長化システム1は、監視制御対象であるプラント機器PからネットワークNを介して入力されるイベントを監視する。このイベントには、プラント機器Pからの警告情報、操作情報及び状態情報など種々の情報が含まれる。
コントローラ冗長化システム1は、ネットワークNに接続された制御装置A及び制御装置Bを有している。
制御装置Aと制御装置Bとは冗長化されており、制御装置Aに故障が発生した場合、制御装置Aに代わり、制御装置Bが監視制御動作を継続する。また、制御装置Bに故障が発生した場合、制御装置Bに代わり、制御装置Aが監視制御動作を継続する。
制御装置Aは、コントローラ2a、メモリ3a、入出力インターフェイス4a及び入出力インターフェイス4bを有する。
コントローラ2aは、入出力インターフェイス4を介して入力されたプラント機器Pからのイベントを監視し、監視結果に基づいてプラント機器Pの制御を行なう等の処理を行なう他、コントローラ2bにて故障が発生した場合に、コントローラ2bの代わりにコントローラ2aがコントローラ2bの監視制御動作などの冗長制御を行なう。
コントローラ2aは、冗長診断部11a及び通信インターフェイス12aを有する。冗長診断部11aは、コントローラ2aの入出力インターフェイス4a及び入出力インターフェイス4bのうちいずれの入出力インターフェイス4を使用するかを決定し、決定された入出力インターフェイス4に切り替える。また、通信インターフェイス12aは、入出力インターフェイス4c及び入出力インターフェイス4dのうちいずれの入出力インターフェイス4を使用するかを決定しても良い。
通信インターフェイス12aは、コントローラ2aの外部との通信を司る他、例えば、コントローラ2aと入出力インターフェイス4a〜4dとの通信を司る。
メモリ3aは、入出力インターフェイス4a又は入出力インターフェイス4b、入出力インターフェイス4c又は入出力インターフェイス4dを介してコントローラ2aに入力されるプラント機器Pからのイベント等を格納する他、実施の形態1における処理を実現するためのプログラムやワークエリアなどに使用される。
入出力インターフェイス4aは、通信インターフェイス21a及び冗長診断部22aを有する。通信インターフェイス21aは、入出力インターフェイス4aと、外部との通信を司り、例えば、コントローラ2a、コントローラ2b及びプラント機器Pとの通信を司る。
冗長診断部22aは、入出力インターフェイス4a又は入出力インターフェイス4bの故障を診断し、故障が発生した場合に、入出力インターフェイス4a又は入出力インターフェイス4bの切り替えに係る処理を行なう。入出力インターフェイス4aは、入出力インターフェイス4bに対して冗長化されている。
同様に、入出力インターフェイス4bは、通信インターフェイス21b及び冗長診断部22bを有する。
通信インターフェイス21bは、入出力インターフェイス4bと、外部との通信を司り、例えば、コントローラ2a、コントローラ2b及びプラント機器Pとの通信を司る。冗長診断部22bは、入出力インターフェイス4a又は入出力インターフェイス4bの故障を診断し、故障が発生した場合に、入出力インターフェイス4a又は入出力インターフェイス4bの切り替えに係る処理を行なう。
制御装置Bは、コントローラ2b、メモリ3b、入出力インターフェイス4c及び入出力インターフェイス4dを有する。
コントローラ2bは、入出力インターフェイス4を介して入力されたプラント機器Pからのイベントを監視し、監視結果に基づいてプラント機器Pの制御を行なう等の処理を行なう他、コントローラ2aにて故障が発生した場合に、コントローラ2aの代わりにコントローラ2bがコントローラ2aの監視制御動作などの冗長制御を行なう。
コントローラ2bは、冗長診断部11b及び通信インターフェイス12bを有する。冗長診断部11bは、コントローラ2bの入出力インターフェイス4c及び入出力インターフェイス4dのうちいずれの入出力インターフェイス4を使用するかを決定し、決定された入出力インターフェイス4に切り替える。また、通信インターフェイス12bは、入出力インターフェイス4a及び入出力インターフェイス4bのうちいずれの入出力インターフェイス4を使用するかを決定しても良い。
通信インターフェイス12bは、コントローラ2bの外部との通信を司る他、例えば、コントローラ2bと入出力インターフェイス4a〜4dとの通信を司る。
メモリ3bは、入出力インターフェイス4a又は入出力インターフェイス4b、入出力インターフェイス4c又は入出力インターフェイス4dを介してコントローラ2bに入力されるプラント機器Pからのイベント等を格納する他、実施の形態1における処理を実現するためのプログラムやワークエリアなどに使用される。
入出力インターフェイス4cは、通信インターフェイス21c及び冗長診断部22cを有する。通信インターフェイス21cは、入出力インターフェイス4cと、外部との通信を司り、例えば、コントローラ2a、コントローラ2b及びプラント機器Pとの通信を司る。冗長診断部22cは、入出力インターフェイス4c又は4dの故障を診断し、故障が発生した場合に、入出力インターフェイス4c又は入出力インターフェイス4dの切り替えに係る処理を行なう。
同様に、入出力インターフェイス4dは、通信インターフェイス21d及び冗長診断部22dを有する。通信インターフェイス21dは、入出力インターフェイス4dと、外部との通信を司り、例えば、コントローラ2a、コントローラ2b及びプラント機器Pとの通信を司る。冗長診断部22dは、入出力インターフェイス4c又は入出力インターフェイス4dの故障を診断し、故障が発生した場合に、入出力インターフェイス4c又は入出力インターフェイス4dの切り替えに係る処理を行なう。
入出力インターフェイス4cは、入出力インターフェイス4dに対して冗長化されている。
図2は、実施の形態1に係るコントローラ2bの冗長診断部11bの機能を示す機能ブロック図である。冗長診断部11bは、故障判断部31b及びインターフェイス制御部32bを有する。
故障判断部31bは、コントローラ2aが故障しているか否かを判断する。ここで、故障判断部31bによる故障の判断は、種々の方法があるが、例えば、コントローラ2bからコントローラ2aに対して診断情報を送信し、その診断情報に対応する応答に基づいて判断する方法などがあげられる。
インターフェイス制御部32bは、故障判断部31により、コントローラ2aが故障していると判断された場合、コントローラ2aをコントローラ2bに切り替え、切り替え前にコントローラ2aが使用していた入出力インターフェイス4a又は入出力インターフェイス4bをコントローラ2bが継続して使用するように制御する。
コントローラ2aもコントローラ2bと同様の機能を有する。図3は、実施の形態1に係るコントローラ2aの冗長診断部11aの機能を示す機能ブロック図である。冗長診断部11aは、故障判断部31a及びインターフェイス制御部32aを有する。
故障判断部31aは、コントローラ2bが故障しているか否かを判断する。ここで、故障判断部31aによる故障の判断は、種々の方法があるが、例えば、コントローラ2aからコントローラ2bに対して診断情報を送信し、その診断情報に対応する応答に基づいて判断する方法などがあげられる。
インターフェイス制御部32aは、故障判断部31aにより、コントローラ2bが故障していると判断された場合、コントローラ2bをコントローラ2aに切り替え、切り替え前にコントローラ2bが使用していた入出力インターフェイス4a又は入出力インターフェイス4bをコントローラ2aが継続して使用するように制御する。
図4は、実施の形態1に係るコントローラ冗長化システム1の動作を説明するためのフローチャートである。図4では、コントローラ2bがコントローラ2aで故障が発生したと判断した場合のコントローラ2bの入出力インターフェイス4の切替処理について説明する。
なお、図4においては、コントローラ2bの処理について説明するが、コントローラ2aにおいても同様の処理が行なわれる。ここでは、コントローラ2aの処理についての説明は省略する。
図4に示すように、故障判断部31bは、コントローラ2aが故障しているか否かを判断する(S1)。ステップS1において、故障判断部31bによりコントローラ2aが故障していないと判断された場合(S1のNO)、実施の形態に係るインターフェイスの制御は行なわれずに判断を継続する。
一方、ステップS1において、故障判断部31bによりコントローラ2aが故障していると判断された場合(S1のYES)、インターフェイス制御部32bは、コントローラ2aをコントローラ2bに切り替え(S2)、切り替え前にコントローラ2aが使用していた入出力インターフェイス4a又は入出力インターフェイス4bをコントローラ2bが継続して使用するように制御する(S3)。
従って、実施の形態1に係るコントローラ冗長化システムによれば、入出力インターフェイス4を切り替える必要がないので、冗長切り替えのための時間を短くすることが出来る。また、入出力インターフェイス4については交換の必要がないので、製品保守の手間を軽減することができる。
変形例1.
冗長診断部11bについて、故障判断部は、コントローラ2aで行ない、故障である場合には、コントローラ2bに故障である旨を通知しても良い。インターフェイス制御部32bは、コントローラ2aからの故障通知に基づいて、コントローラ2aをコントローラ2bに切り替え、切り替え前にコントローラ2aが使用していた入出力インターフェイス4a又は入出力インターフェイス4bをコントローラ2bが継続して使用するように制御する。
同様に、冗長診断部11aについて、故障判断は、コントローラ2bで行ない、故障である場合には、コントローラ2aに故障である旨を通知しても良い。インターフェイス制御部32aは、コントローラ2bからの故障通知に基づいて、コントローラ2bをコントローラ2aに切り替え、切り替え前にコントローラ2bが使用していた入出力インターフェイス4a又は入出力インターフェイス4bをコントローラ2aが継続して使用するように制御する。
変形例2.
実施の形態1においては、入出力インターフェイス4を切り替えない場合について説明したが、コントローラ2を切り替えた後に、切り替え前に使用されていた入出力インターフェイス4に対応して冗長化された入出力インターフェイス4に切り替えても良い。
実施の形態2.
実施の形態2では、入出力インターフェイス4が故障の発生を判断し、コントローラ2に入出力インターフェイスの切り替えを指示する場合について説明する。
実施の形態2では、図1に示すコントローラ冗長化システム1において、入出力インターフェイス4a及び入出力インターフェイス4bは互いに冗長化されていることを前提とする。また、入出力インターフェイス4c及び入出力インターフェイス4dは互いに冗長化されていることを前提とする。
図5は、実施の形態2に係るコントローラ2aの冗長診断部11a及び入出力インターフェイス4bの冗長診断部22bの機能を示す機能ブロック図である。
図5に示すように、冗長診断部22bは故障判断部41b及び通知部42bを有する。また、冗長診断部11aはインターフェイス切替部43aを有する。
故障判断部41bは、入出力インターフェイス4aが故障しているか否かを判断する。ここで、故障判断部41bによる故障の判断は、種々の方法があるが、例えば、入出力インターフェイス4bから入出力インターフェイス4aに対して診断情報を送信し、その診断情報に対応する応答に基づいて判断する方法などがあげられる。
通知部42bは、故障判断部41bにより入出力インターフェイス4aが故障していると判断された場合、コントローラ2aに入出力インターフェイス4aの切り替えを通知する。
インターフェイス切替部43aは、通知部42bからの通知を受信した場合に、コントローラ2aの入出力インターフェイス4aを入出力インターフェイス4bに切り替える。
入出力インターフェイス4aも入出力インターフェイス4bと同様の機能を有する。図6は、実施の形態2に係るコントローラ2aの冗長診断部11a及び入出力インターフェイス4aの冗長診断部22aの機能を示す機能ブロック図である。
故障判断部41aは、入出力インターフェイス4bが故障しているか否かを判断する。
通知部42aは、故障判断部41aにより入出力インターフェイス4bが故障していると判断された場合、コントローラ2aに入出力インターフェイス4bの切り替えを通知する。
インターフェイス切替部43aは、通知部42aからの通知を受信した場合に、コントローラ2aの入出力インターフェイス4bを入出力インターフェイス4aに切り替える。
図7は、実施の形態2に係るコントローラ冗長化システム1の動作を説明するためのフローチャートである。図7では、故障判断部41bが入出力インターフェイス4aが故障していると判断した場合のコントローラ2bの入出力インターフェイス4について説明する。
なお、図7においては、故障判断部41bが入出力インターフェイス4aが故障していると判断した場合の処理について説明するが、故障判断部41aにおいても同様の処理が行なわれる。ここでは、故障判断部41aの処理についての説明は省略する。
図7において、故障判断部41bは、入出力インターフェイス4aが故障しているか否かを判断する(S11)。ステップS11において、入出力インターフェイス4aが故障していないと判断された場合(S11のNO)には、ステップS11の処理を継続する。
一方、ステップS11において、入出力インターフェイス4aが故障していると判断された場合(S11のYES)、通知部42bは、コントローラ2aに入出力インターフェイス4aの切り替えを通知する(S12)。
コントローラ2aのインターフェイス切替部43aは、通知部42bからの通知を受信した場合に、コントローラ2aの入出力インターフェイス4aを入出力インターフェイス4bに切り替える(S13)。
変形例1.
故障判断部41bが入出力インターフェイス4aが故障しているか否かについて判断する場合について説明したが、故障判断部41a自身が入出力インターフェイス4aが故障しているか否かについて判断しても良い。また、故障判断部41bが入出力インターフェイス4b自身が故障しているか否かについて判断しても良い。
変形例2.
入出力インターフェイス4に接続されたメモリをさらに有していても良い。メモリはプラント機器Pからのイベントを格納する。格納されたイベントは、入出力インターフェイス4の故障判断に使用されても良い。
実施の形態3.
実施の形態3では、コントローラ2aとコントローラ2bとの間で故障判定のための診断情報を通信できない場合、入出力インターフェイス4を使用して診断情報を収集する。そして、収集された診断情報に基づいて故障を判断し、入出力インターフェイス4を切り替える場合について説明する。診断情報を通信できない場合とは、例えば、コントローラ2aとコントローラ2bとの間の故障情報の通信のための信号線が断線していた場合である。
図8は、実施の形態3に係るコントローラ2bの故障判断部31bの機能を示す機能ブロック図である。故障判断部31bは、障害判断部51b、診断情報受信部52b及び判断部53bを有する。
障害判断部51bは、コントローラ2aとの故障判定のための診断情報の通信に障害が発生しているか否かを判断する。
診断情報受信部52bは、障害判断部51bにより診断情報の通信に障害が発生していると判断した場合、入出力インターフェイス4a及び入出力インターフェイス4bのうち少なくとも1つを使用して、コントローラ2aから診断情報を受信する。
判断部53bは、診断情報受信部52bにより受信された診断情報に基づいて、コントローラ2aが故障しているか否かを判断する。
故障判断部31aも故障判断部31bと同様の機能を有する。図9は、実施の形態3に係るコントローラ2aの故障判断部31aの機能を示す機能ブロック図である。故障判断部31aは、障害判断部51a、診断情報受信部52a及び判断部53aを有する。
障害判断部51aは、コントローラ2bとの故障判定のための診断情報の通信に障害が発生しているか否かを判断する。
診断情報受信部52aは、障害判断部51bにより診断情報の通信に障害が発生していると判断した場合、入出力インターフェイス4c及び入出力インターフェイス4dのうち少なくとも1つを使用して、コントローラ2bから診断情報を受信する。
判断部53aは、診断情報受信部52bにより受信された診断情報に基づいて、コントローラ2bが故障しているか否かを判断する。
なお、ここでは、実施の形態1の故障判断部31について説眼するが、実施の形態3の故障判断部31の機能は、実施の形態2の故障判断部についても適用することが出来る。
図10は、実施の形態3に係るコントローラ冗長化システム1の冗長診断部11bの動作を説明するためのフローチャートである。図10では、コントローラ2aとコントローラ2bとの間の診断情報のための診断線が切断されている等の原因により、コントローラ2bがコントローラ2aから診断情報を直接受信することが出来ない場合に、コントローラ2bがコントローラ2aの故障判断を行なう場合について説明する。
なお、図10においては、コントローラ2bがコントローラ2aで故障が発生したことを判断した場合のコントローラ2bの処理について説明するが、コントローラ2aにおいても同様の処理が行なわれる。ここでは、コントローラ2aの処理についての説明は省略する。
図10に示すように、障害判断部51bは、コントローラ2aとの故障判定のための診断情報の通信に障害が発生しているか否かを判断する(S21)。ステップS21において、障害判断部51bにより、コントローラ2aとの故障判定のための診断情報の通信に障害が発生していないと判断された場合(S21のNO)、実施の形態に係るインターフェイスの制御は行なわれずに判断を継続する。
一方、ステップS21において、障害判断部51bにより、コントローラ2aとの故障判定のための診断情報の通信に障害が発生していると判断された場合(S21のYES)、診断情報受信部52bは、入出力インターフェイス4a及び入出力インターフェイス4bのうち少なくとも1つを使用して、コントローラ2aから診断情報を受信する(S22)。
例えば、コントローラ2bは、入出力インターフェイス4b→入出力インターフェイス4a→コントローラ2aの経路を使用して診断情報をコントローラ2aから受信しても良い。
また、コントローラ2bは、入出力インターフェイス4b→コントローラ2aの経路を使用して診断情報をコントローラ2aから受信しても良い。
さらに、コントローラ2bは、入出力インターフェイス4c及び入出力インターフェイス4dの少なくとも1つを使用してコントローラ2aと診断情報を通信しても良い。
すなわち、実施の形態1〜3では、コントローラ2a及びコントローラ2bは、入出力インターフェイス4a〜4dと独立しているので、これら独立した入出力インターフェイス4a〜4dを使用して診断情報の経路を冗長化することが出来る。
判断部53bは、診断情報受信部52bにより受信された診断情報に基づいて、コントローラ2aが故障しているか否かを判断する(S23)。そして、判断部53bにより故障していると判断された場合、ステップS2のコントローラ切替処理及びステップS3のコントローラ2bのインターフェイス制御処理に移る。
ここで、診断情報には、例えば、自己診断結果、コントローラ2の上位システムとの通信状態により判断される孤立テスト結果、入出力インターフェイス4との通信状態などがある。
従って、実施の形態に係るコントローラ冗長化システム1によれば、制御装置Aのコントローラ2aが入出力インターフェイス4a及び入出力インターフェイス4bを有しているので、製品保守の手間を軽減することができるとともに、制御装置の切り替え時間を短くすることができる。
同様に、実施の形態に係るコントローラ冗長化システム1によれば、制御装置Bのコントローラ2bが入出力インターフェイス4c及び入出力インターフェイス4dを有しているので、製品保守の手間を軽減することができるとともに、制御装置の切り替え時間を短くすることができる。
さらに、制御装置Aと制御装置Bとの冗長切り替えを行なう際に、入出力インターフェイス4a〜4dを使用して、診断情報の通信経路を冗長化することができるので、冗長機能を強化することができる。
1 コントローラ冗長化システム、2、2a、2b コントローラ、3、3a、3b メモリ、4、4a〜4d 入出力インターフェイス、11、11a、11b 冗長診断部、12、12a、12b、21、21a〜21d 通信インターフェイス、22a〜22d 冗長診断部、A、B 制御装置、N ネットワーク、P プラント機器。

Claims (7)

  1. 被制御対象からのイベントを監視する第1制御装置と、
    前記第1制御装置に故障が発生した場合に、前記第1制御装置に代わり前記被制御対象からのイベントを監視する第2制御装置と
    を具備するコントローラ冗長化システムにおいて、
    前記第1制御装置は、
    前記第1制御装置の外部との通信を司る第1入出力インターフェイスと、
    前記第1制御装置の外部との通信を司る第2入出力インターフェイスと、
    被制御対象からのイベントを監視し、かつ前記第1入出力インターフェイスと前記第2入出力インターフェイスとを切り替える第1コントローラと
    を具備するコントローラ冗長化システム。
  2. 前記第2制御装置は、
    前記第2制御装置の外部との通信を司り、前記第1入出力インターフェイスと冗長化された第3インターフェイスと、
    前記第2制御装置の外部との通信を司り、前記第2入出力インターフェイスと冗長化された第4インターフェイスと、
    前記第3入出力インターフェイスと前記第4入出力インターフェイスとを切り替え可能であり、かつ前記第1コントローラの冗長化のための第2コントローラと
    を具備する、
    請求項1記載のコントローラ冗長化システム。
  3. 前記第2コントローラは、
    前記第1コントローラが故障しているか否かを判断する故障判断部と、
    前記故障判断部により、前記第1コントローラが故障していると判断された場合、前記第1コントローラを前記第2コントローラに切り替え、切り替え前に前記第1コントローラが使用していた前記第1入出力インターフェイス又は前記第2入出力インターフェイスを前記第2コントローラが継続して使用するように制御するインターフェイス制御部と
    を具備する、
    請求項2記載のコントローラ冗長化システム。
  4. 前記第2入出力インターフェイスは、前記第1入出力インターフェイスの冗長化のためのインターフェイスである、
    請求項1から請求項3いずれか1項に記載のコントローラ冗長化システム。
  5. 前記第2入出力インターフェイスは、
    前記第1入出力インターフェイスが故障しているか否かを判断する故障判断部と、
    前記故障判断部により、前記第1入出力インターフェイスが故障していると判断された場合、前記第1コントローラに前記第1入出力インターフェイスの切り替えを通知する通知部を具備し、
    前記第1コントローラは、
    前記通知部からの通知を受信した場合に、前記第1コントローラの第1入出力インターフェイスを前記第2入出力インターフェイスに切り替えるインターフェイス切替部と
    を具備する、
    請求項4記載のコントローラ冗長化システム。
  6. 前記故障判断部は、
    前記第1コントローラとの故障判定のための診断情報の通信に障害が発生しているか否かを判断する障害判断部と、
    前記障害判断部により診断情報の通信に障害が発生していると判断した場合、前記第1入出力インターフェイス及び前記第2入出力インターフェイスのうち少なくとも1つを使用して、前記第1コントローラから前記診断情報を受信する診断情報受信部と、
    前記診断情報受信部により受信された前記診断情報に基づいて、前記第1コントローラが故障しているか否かを判断する判断部と
    を具備する、
    請求項3記載のコントローラ冗長化システム。
  7. 被制御対象からのイベントを監視する第1制御装置と、前記第1制御装置に故障が発生した場合に、前記第1制御装置に代わり前記被制御対象からのイベントを監視する第2制御装置とを具備し、
    前記第1制御装置は、
    前記第1制御装置の外部との通信を司る第1入出力インターフェイスと、
    前記第1制御装置の外部との通信を司る第2入出力インターフェイスと、
    被制御対象からのイベントを監視し、かつ前記第1入出力インターフェイスと前記第2入出力インターフェイスとを切り替える第1コントローラと
    を具備し、
    前記第2制御装置は、
    前記第2制御装置の外部との通信を司り、前記第1入出力インターフェイスと冗長化された第3インターフェイスと、
    前記第2制御装置の外部との通信を司り、前記第2入出力インターフェイスと冗長化された第4インターフェイスと、
    前記第3入出力インターフェイスと前記第4入出力インターフェイスとを切り替え可能であり、かつ前記第1コントローラの冗長化のための第2コントローラと
    を具備するコントローラ冗長化システムにおける制御方法において、
    前記第2コントローラが、
    前記第1コントローラが故障しているか否かを判断し、
    前記第1コントローラが故障していると判断された場合、前記第1コントローラを前記第2コントローラに切り替え、切り替え前に前記第1コントローラが使用していた前記第1入出力インターフェイス又は前記第2入出力インターフェイスを前記第2コントローラ、が継続して使用するように制御する、
    コントローラ冗長化システムにおける制御方法。
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