JP6176199B2 - 伝送路異常検出装置 - Google Patents

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本発明は、伝送路異常を検出すると共に異常の原因を識別する技術に関する。
車載ネットワークの代表的なものとしてCAN(Controller Area Network )が知られている。CAN通信において、伝送路のショートや断線が発生した場合、通信自体ができなくなるため、伝送路の故障か機器の故障か等を判断することができない。これに対して、伝送路の信号レベルを監視する検査用の電子回路を別途付加し、その電子回路での検査結果を利用することによって、原因の識別も含めて伝送路の異常を検出する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−111295号公報
従来装置では、CANにおける標準的な通信回路以外に特別な付加回路を必要とするため、製造の手間や装置規模が増大するという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、特別な付加回路を設けることなく伝送路異常の原因を識別する技術を提供することを目的とする。
本発明の伝送路異常検出送致は、CAN(Controller Area Network )プロトコルに従った通信を実行するノードに搭載され、通信フレームを送受信する伝送路の異常を検出するものであって、送信メッセージ滞留判定手段と、送信エラーカウント手段と、受信エラーカウント手段と、バスオフ状態判定手段と、異常判定手段とを備える。
送信メッセージ滞留判定手段は、送信要求が発生してから予め設定された規定時間以内に送信完了したか否かを判断する。送信エラーカウント手段は、送信の成否および送信に関わるエラーの発生に応じてカウント値が増減する。受信エラーカウント手段は、受信の成否および受信に関わるエラーの発生に応じてカウント値が増減する。バスオフ判定手段は、送信エラーカウント手段でのカウント値に従って、通信への参加が禁止されるバスオフの状態にあるか否かを判断する。これら各手段によって実現される機能は、CAN通信(ISO−11989)で規定された標準的なエラー管理機能であり、一般的なCANコントローラにおいて必須の機能である。
そして、異常判定手段が、送信メッセージ滞留判定手段およびバスオフ判定手段での判定結果、送信エラーカウント手段および受信エラーカウント手段でのカウント値に従って、伝送路異常の有無および該異常の原因を判断する。なお、伝送路異常の原因としては、伝送路の断線、伝送路のショート(レセッシブ固着/ドミナント固着)、ノイズによる通信不能状態が考えられる。
このような構成によれば、伝送路を介した正常な通信が不能となった時に、CAN通信で規定された標準的なエラー管理機能とフレームの送信可否の情報だけに基づき、特別な付加回路を必要とすることなく、伝送路異常の原因を識別することができる。なお、このような識別が可能となるのは、これらの伝送路異常の原因間で、上記二つの判定結果およ
び二つのカウント値のすべての状態が一致することがないことによる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
車載通信システムの全体構成を示すブロック図である。 ゲートウェイ装置の構成概略構成図である。 伝送路異常とエラー検出機能との関係を示す対応表である。 滞留監視処理のフローチャートである。 異常検出処理のフローチャートである。 伝送路異常の一態様である伝送路断線の状況を示す説明図である。 伝送路異常の一態様である伝送路ショート:レセッシブ固着の状況を示す説明図である。 伝送路異常の一態様である伝送路ショート:ドミナント固着の状況を示す説明図である。
以下に本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[全体構成]
本発明が適用された車載通信システム1は、図1に示すように、複数の電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit )2と、ゲートウェイ装置3と、複数のバス4と、コネクタ5とを備える。
バス4は、差動信号を伝送する一対の信号線によって構成され、いずれもゲートウェイ装置3を介して相互に通信可能に接続されている。そして、一つのバス4にはコネクタ5が接続され、それ以外のバス4には、それぞれ複数のECUが接続されている。コネクタ5には、ECU2やゲートウェイ装置3との通信により取得した情報によって車両の状態を診断する診断装置6等の外部ツールが接続される。
車載通信システム1では、バス4を介して、ECU2,ゲートウェイ装置3,コネクタ5に接続される外部ツールとの間で、CANプロトコル(ISO11898)に従った通信を実行する。
ECU2は、車両の各部に設置され、通信によって取得される各種情報に基づいて、予め割り当てられた機能を実現する。なお、ECU2の構成については、後述する。
[ゲートウェイ装置]
ゲートウェイ装置3は、各バス4においてCAN通信を実現するだけでなく、異なるバス4に接続されたECU2間の通信を実現するための周知のゲートウェイ機能を少なくとも有する。
ゲートウェイ装置3は、図2に示すように、終端回路31と、CANトランシーバ32と、マイクロコンピュータ(マイコン)33とを備える。終端回路31およびCANトランシーバ32は、ゲートウェイ装置3に接続されるバス4毎に設けられている。なお、図では、見やすくするために接続されるバス4が二つである場合を示す。また、ECU2は、接続されるバス4が一つである以外はゲートウェイ装置3と同様であり、終端回路21、CANトランシーバ22、マイコン23を備えた構成を有している(図6〜図8参照)。
終端回路31は、バス4を構成する一対の通信線CAN−H,CANーL間に接続され、バス4を所定の抵抗値で終端する。CANトランシーバ32は、CANで規定された電気信号を送受信する。この電気信号では、両通信線CAN−H,CANーLの電位差が閾値以下である場合がレセッシブ、閾値より大きい場合がドミナントである。これら終端回路31およびCANトランシーバ32は周知のものであるため、その詳細についての説明は省略する。
マイコン33は、CPU341,ROM342,RAM343からなるコア部34以外に、CANコントローラ35を内蔵している。なお、CANコントローラ35は、CANトランシーバ32毎に設けられている。
CPU341は、ROM342に格納されたプログラムに従って、ゲートウェイ処理、滞留監視処理、異常検出処理、情報提供処理を少なくとも実行する。ゲートウェイ処理は、CANコントローラ35を介して受信した通信フレームのIDを識別し、必要に応じて、他のバス4に転送する、いわゆるゲートウェイ機能を実現するための処理である。滞留監視処理は、送信メッセージが滞留しているか否かを判断するための処理である。異常検出処理は、CANコントローラ35が有するエラー検出機能および滞留監視処理での監視結果を利用してバス4の異常(伝送路異常)を検出し、その異常の状態を識別するための処理である。情報提供処理は、コネクタ5に接続される診断装置6からの要求に従って、異常検出処理での検出結果を出力するための処理である。これらのうち、滞留監視処理および異常検出処理については後で詳述する。なお、RAM343の一部は、給電が途絶えても記憶内容を保持する不揮発性メモリからなり、この不揮発性メモリの部分に、異常検出処理での検出結果を保存する領域が確保されている。
CANコントローラ35は、通信実行部351、制御レジスタ352、送信バッファ353、受信バッファ354を備える。通信実行部351は、CANプロトコルに従った通信フレームの送受信を実行する。具体的には、コア部34により送信バッファ353に送信メッセージが書き込まれると、この送信メッセージを所定の通信フレームに加工してCANトランシーバ32に出力する。また、CANトランシーバ32にて通信フレームが受信されると、その通信フレームから抽出したデータを受信メッセージとして受信バッファ354に書き込む。この受信メッセージは、コア部34によって読み出され利用される。制御レジスタ352は、通信実行部351に対する各種指令を入力すると共に、通信実行部351の状態を表す各種情報を読み出すためのものである。
なお、制御レジスタ352から読み出すことが可能な情報には、少なくとも、送信エラーカウンタのカウント値、受信エラーカウンタのカウント値、エラー状態が含まれている。これらは、CAN(ISO−11898−1)の仕様に従った周知のものであるが、その概要を以下で説明する。
送信エラーカウンタは、送信時に発生したエラーによりカウント値を増減させ、その値を保持する機能である。そのカウント値TxECNTは、エラー時(例えば、SOFやデータ領域でのビットエラー)の発生時に8が加算され、送信の成功時に1が減算される。
受信エラーカウンタは、受信時に発生したエラーによりカウン値を増減させ、その値を保持する機能である。そのカウント値RxECNTは、エラーの発生時にその内容によって8または1が加算され、受信の成功時に1が減算される。なお、TxECNT,RxECNTの下限値はいずれも0であり、RxECNTの上限値は255である。
エラー状態とは、CANコントローラが取り得る三つの状態のことであり、エラーアクティブ、エラーパッシブ、バスオフからなる。エラーアクティブは、バス上の通信に正常
に参加することができる状態のことをいう。エラーパッシブは、エラーを起こしやすい状態のことであり、バス上の通信に参加することはできるが、他ノード(ECU2)の通信を妨害しないために、受信時にエラーを検出しても、その旨を表すエラー通知を行うことができない状態のことをいう。バスオフは、バス上の通信に参加できない状態であり、送受信のすべての動作が禁止された状態をいう。
そして、TxECNTおよびRxECNTがいずれも0〜127である場合がエラーアクティブであり、TxECNTおよびRxECNTのうち少なくとも一方が128を超えるとエラーパッシブに遷移する。そして、TxECNTおよびRxECNTのうち少なくとも一方が128〜255である間エラーパッシブが保持される。TxECNTが256を超えるとバスオフに遷移する。また、バスオフにおいて、連続した所定ビットのレセッシブが所定回検出されると、バスオフからエラーアクティブに遷移し、TxECNTおよびRxECNTはいずれも0クリアされる。
[伝送路異常の原因]
ここで異常検出処理によって識別する伝送路異常の原因(故障事象)について説明する。伝送路異常の原因としては、「伝送路断線」「伝送路ショート:レセッシブ固着」「伝送路ショート:ドミナント固着」「ノイズによる通信不能状態」がある。伝送路断線は、図6に示すように、CAN−H,CAN−Lがいずれも断線している状態のことをいう。伝送路ショート:レセッシブ固着は、図7に示すように、CAN−H,CAN−Lが短絡している状態をいう。伝送路ショート:ドミナント固着は、図8に示すように、CAN−Hが電源ラインに短絡し、CAN−Lがグランドラインに短絡している状態をいう。ノイズによる通信不能状態は、CAN−H,CAN−Lには異常がなく、ノイズによって通信が困難になる程多くのエラーが発生している状態をいう。
[伝送路異常とエラー検出機能との対応]
伝送路異常の原因と、エラー検出機能の状態との対応関係について図3を参照して説明する。なお、図3の表では、CANコントローラの初期化直後の状態において、各種異常が発生した場合の状況について示す。
伝送路断線の場合、自ノードは送信可能であるが、他ノードからのACK(正常応答)が得られる送信を完了することができない状態となる。その結果、送信が完了しないことによって、送信メッセージの滞留が発生する。また、ACKが得られないことにより、TxECNTが増加する。ACKが得られないことを原因とするカウント動作では255が上限値とされており、バスオフに至ることはない。このような上限値が設けられている理由は、送信エラーカウンタは基本的に自身の故障を検出するためのものであり、他ノードの異常(ACKがない)によってバスオフに遷移することを防ぐためである。更に、伝送路断線時には、他ノードからの通信フレームを受信しないため、RxECNTは0のままとなる。
伝送路ショート:レセッシブ固着の場合、各ノードは送信を開始することはできるが、バス4上にSOF信号が発生しないため、各ノードはエラー再送を繰り返すことになる。その結果、TxECNTは増加し続け、256に達するとバスオフに遷移する。バスオフになると送信バッファがリセットされるため、送信メッセージの滞留は発生しない。また、伝送路ショート時には、他ノードからの通信フレームを受信しないため、RxECNTは0のままとなる。
伝送路ショート:ドミナント固着の場合、CANではドミナント状態が継続すると、送信も受信も開始しないため、一切のエラーは発生しない。その結果、TxECNTおよびRxECNTはいずれも0のままであり、当然、バスオフも発生しない。但し、通信フレ
ームの送信が行われないことにより、送信メッセージの滞留が発生する。
ノイズによる通信不能状態の場合、基本的に送信/受信共にエラーが多発する。その結果、TxECNTおよびRxECNTはいずれも増加し1以上の値となる。この状態が継続すると、送信メッセージの滞留またはバスオフが発生する。
[滞留監視処理]
次に、CPU341が実行する滞留監視処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。本処理は、ゲートウェイ装置3が起動すると、繰り返し実行される。
本処理では、CPU341は、まず、S110にて送信要求が発生しているか否かを判断する。送信要求が発生していない場合(S110:NO)は、本処理を一旦終了する。送信要求が発生している場合(S110:YES)は、S120にて、タイマをスタートさせる。
続くS130では、送信バッファ353に空きがあるか否かを判断する。送信バッファ353は、予め設定された有限個の送信メッセージを記憶することができるように構成されている。
送信バッファ353に空きがないと判断した場合(S130:NO)、S140にて、タイマをスタートさせてから予め設定された規定時間が経過しているか否かを判断する。規定時間を経過していない場合(S140:NO)、S130に戻る。一方、規定時間を経過している場合(S140:YES)、S150にて、送信メッセージの滞留が発生していると判断して、本処理を終了する。
先のS130にて、送信バッファ353に空きがあると判断した場合(S130:YES)、S160にて、送信バッファ353への送信メッセージの書き込みを許可する。
続くS170では、タイマを停止すると共に、送信メッセージの滞留は発生していないと判断して、本処理を終了する。
つまり、送信要求が発生してから規定時間以内に送信バッファ353への書き込みを行うことができない場合に、送信メッセージの滞留が発生していると判断する。
[異常検出処理]
CPU341が実行する異常検出処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、図3に示した伝送路異常の原因とエラー検出機能との関係に基づいて伝送路異常の原因を識別するものであり、ゲートウェイ装置3の起動後、一定時間毎に周期的に実行される。
本処理では、CPU341は、まずS210にて、制御レジスタ352からエラー状態を読み込んで、バスオフが発生しているか否かを判断する。バスオフが発生していない場合(S210:NO)、S220にて、滞留監視処理での判定結果から送信メッセージの滞留が発生しているか否かを判断する。滞留が発生していないと判断した場合(S220:NO)は本処理を終了し、滞留が発生していると判断した場合はS230に進む。
S230では、TxECNTが0であるか否かを判断し、TxECNTが0でなければS240にて、TxECNTが256より小さく、かつRxECNTが0であるか否かを判断する。
TxECNT≧256またはRx>0(S240:NO)である場合、S250にて「ノイズによる通信不能状態」であると判断してS310に進む。0<TxECNT<25
6かつRxECNT=0(S240:YES)である場合、S260にて「伝送路断線」であると判断してS310に進む。TxECNT=0(S230:YES)である場合、S270にて「伝送路ショート:ドミナント固着」であると判断してS310に進む。
先のS210にて、バスオフが発生していると判断した場合(S210:YES)、S280にて、RxECNTが0より大きいか否かを判断する。
RxECNT>0(S280:YES)である場合、S290にて「ノイズによる通信不能状態」であると判断してS310に進む。RxECNT=0(S280:NO)である場合、S300にて「伝送路ショート:レセッシブ固着」であると判断してS310に進む。
S310では、S250〜S270,S290,S300での判定結果を、RAM343の不揮発性メモリで構成された所定領域に記憶して本処理を終了する。
なお、RAM34に記憶された判定結果は、情報提供処理により、コネクタ5に接続された診断装置6からの要求に従って読み出され診断装置6に提供される。
[効果]
以上詳述したように、車載通信システム1を構成するゲートウェイ装置3によれば、バス4を介した正常な通信ができない場合に、CANで規定された標準的なエラー管理機能(送信エラーカウンタ、受信エラーカウンタ、エラー状態)とフレームの送信可否の情報(ひいては送信メッセージの滞留状態)に基づき、特別な付加回路を必要とすることなく、伝送路異常の状態(伝送路断線/伝送路ショート:レセッシブ固着/伝送路ショート:ドミナント固着/ノイズによる通信不能状態)を識別することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。
(1)上記実施形態では、S310において、伝送路状態の判定結果を単純に記憶しているが、例えば、2回以上連続して同じ判定結果が得られた場合に、これを記憶するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、伝送路異常を判定する手順は、図5のフローチャートに示した内容に限定されるものではなく、図3に示した表に基づき、伝送路異常の状態を識別可能な範囲で、エラー検出機能を任意に組み合わせて手順を構成すればよい。
(3)上記実施形態における一つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を一つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加または置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(4)本発明の伝送路異常検出装置は、上述のゲートウェイ装置に適用する以外に、当該ゲートウェイ装置を構成要素とするシステム、伝送路異常検出装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、伝送路異常検出方法など、種々の形態で実現することもできる。
1…車載通信システム 3…ゲートウェイ装置 4…バス 5…コネクタ 6…診断装置 21,31…終端回路 22,32…CANトランシーバ 23,33…マイクロコンピュータ(マイコン) 34…コア部 35…CANコントローラ 351…通信実行部 352…制御レジスタ 353…送信バッファ 354…受信バッファ

Claims (6)

  1. CAN(Controller Area Network )プロトコルに従った通信を実行するノードに搭載され、通信フレームを送受信する伝送路の異常を検出する伝送路異常検出装置であって、
    送信要求が発生してから予め設定された規定時間以内に送信完了したか否かを判断する送信メッセージ滞留判定手段(34:S110〜S170)と、
    送信の成否および送信に関わるエラーの発生に応じてカウント値が増減する送信エラーカウント手段(35)と、
    受信の成否および受信に関わるエラーの発生に応じてカウント値が増減する受信エラーカウント手段(35)と、
    前記送信エラーカウント手段でのカウント値に従って、通信への参加が禁止されるバスオフの状態にあるか否かを判断するバスオフ判定手段(35)と、
    前記送信メッセージ滞留判定手段および前記バスオフ判定手段での判定結果、前記送信エラーカウント手段および前記受信エラーカウント手段でのカウント値に従って、前記伝送路の異常の有無および該異常の状態を判断する異常判定手段(34:S210〜S300)と、
    を備えることを特徴とする伝送路異常検出装置。
  2. 前記異常識別手段は、前記伝送路の断線、および前記伝送路上の電気信号がレセッシブに固着する前記伝送路のショート、前記伝送路上の電気信号がドミナントに固着する前記伝送路のシート、ノイズによる通信不能状態を、判断対象とすることを特徴とする請求項1に記載の伝送路異常検出装置。
  3. 前記異常識別手段での判定結果を記憶する記憶手段(34:S310)を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の伝送路異常検出装置。
  4. 前記記憶手段は、前記異常識別手段にて2回以上連続して同じ判断がされた場合に、該判定結果を記憶することを特徴とする請求項3に記載の伝送路異常検出装置。
  5. 前記伝送路に着脱可能な診断装置からの要求に応じて、前記記憶手段による記憶内容を前記診断装置に提供する情報読出手段(34)を備えることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の伝送路異常検出装置。
  6. 複数のネットワークを相互に接続するゲートウェイ機能を備えたノードに搭載されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の伝送路異常検出装置。
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