JP5071151B2 - 通信システム、その異常推定方法、及び情報読出装置 - Google Patents

通信システム、その異常推定方法、及び情報読出装置 Download PDF

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本発明は、CAN(Controller Area Network)通信の異常検出技術に関する。
通信システムにおいて、その故障箇所を特定する従来技術として、通信ラインにデータを送受可能に接続する接続手段と、前記通信ラインに送出された通信データを取得する取得手段と、前記通信データを取得してから次の前記通信データを取得するまでの経過時間を計測するタイマ手段と、前記経過時間が予め設定された判定時間を経過した場合に通信途絶と判定する判定手段とを備えたことを特徴とする制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、本構成によると、他の制御装置から最短の通信周期で通信ラインに送出される通信データが、短時間に設定される判定時間を経過しても取得できないときに、その制御装置が通信途絶と判定されるため、その通信が途絶するような異常のある制御装置を特定して、その制御装置が停止したときの処理を迅速に実行することができる旨が記載されている。
特開2003−143164号公報
ところで、2本の通信線の差動電圧によって通信する方式であるCAN通信では、メッセージに優先順位が設定されている。CAN通信で結ばれる各ノードは、それぞれ非同期に通信を開始し、同時に送信を開始した場合には調停が行われ、高優先度のメッセージが送信権を得て送信される。
しかしながら、従来技術のままでは、通信線の本線とノードとを結ぶ2本の支線のうち1本の支線が断線すると、その断線した支線を介して本線に接続されていたノードは、正常に通信電圧を検出できなくなるために、送信権の取得可否を正しく認識することができない。その結果、当該ノードが通信を試みることによって、断線していない方の支線を介して通信線上のメッセージが破壊されるため、その破壊されたメッセージを送信したECUはそのECUとしては正常にもかかわらず、故障ECUとして誤判定されるおそれがある。
そこで、本発明は、故障等の異常箇所を正しく特定することができる、通信システム、その異常推定方法、及び情報読出装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信システムは、
互いにCAN通信ラインを介してCAN通信を行う複数のノードを備える通信システムにおいて、
前記複数のノードのそれぞれが検出したCAN通信のエラー検出回数をエラーの種類毎に記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたビットエラーのエラー検出回数の累積値とフォームエラーのエラー検出回数の累積値との和が最大のノード又は該ノードに接続されるCAN通信ラインを異常と推定する異常推定手段とを備えるものである。
ここで、当該通信システムにおいて、前記ビットエラーと前記フォームエラーのいずれも検出せずに、スタッフエラー、ACKエラー、CRCエラーのうち少なくとも一つを検出しているノード又は該ノードに接続されるCAN通信ラインを正常と判定する正常判定手段を備えてもよい。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る異常推定方法は、
互いにCAN通信ラインを介してCAN通信を行う複数のノードを備える通信システムの異常推定方法であって、
各ノードがCAN通信のエラーを検出する毎に各ノードのCAN通信のエラー検出回数をエラーの種類毎に累積し、ビットエラーのエラー検出回数の累積値とフォームエラーのエラー検出回数の累積値との和が最大のノード又は該ノードに接続されるCAN通信ラインを異常と推定するものである。
ここで、当該異常推定方法において、前記ビットエラーと前記フォームエラーのいずれも検出せずに、スタッフエラー、ACKエラー、CRCエラーのうち少なくとも一つを検出しているノード又は該ノードに接続されるCAN通信ラインを正常と判定するとよい。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る情報読出装置は、
互いにCAN通信ラインを介してCAN通信を行う複数のノードが検出したエラー情報を読み出し可能な情報読出装置であって、
前記エラー情報に基づいて、前記複数のノードのそれぞれが検出したCAN通信のエラー検出回数の累積値を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得されたビットエラーのエラー検出回数の累積値とフォームエラーのエラー検出回数の累積値との和が最大のノード又は該ノードに接続される通信ラインを異常と推定する異常推定手段とを備えるものである。
ここで、当該情報読出装置において、前記エラー情報は、前記CAN通信ラインを介して読み出されるとよい。また、読み出された前記エラー情報に基づいて、前記ビットエラーと前記フォームエラーのいずれも検出せずに、スタッフエラー、ACKエラー、CRCエラーのうち少なくとも一つを検出しているノード又は該ノードに接続されるCAN通信ラインを正常と判定する正常判定手段を備えてもよい。また、前記異常推定手段による推定結果を出力する出力手段を備えてもよい。
本発明によれば、故障等の異常箇所を正しく特定することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。図1は、本発明の一実施形態である車両用通信システム100の構成図である。車両用通信システム100は、CAN通信方式の通信システムであって、通信ラインを介して互いに通信可能に接続される例えば4つの電子制御装置10,20,30,40をノードとして有している。通信ラインが2線式の差動バスで構成されることによって、ECU間の通信のノイズ耐性を向上させることができる。通信ラインは、2個の終端抵抗15,25に接続される本線7と、本線7に接続される支線3,4,5とから構成される。本線7は、CAN−Hラインに相当する本線7HとCAN−Lラインに相当する本線7Lとから構成される。終端抵抗15(例えば、120Ω)はECU10に内蔵され、終端抵抗25(終端抵抗15と同じ120Ω)はECU20に内蔵される。終端抵抗は、ECUに内蔵せずに、本線7Hと本線7Lとの間に挿入される場合もある。支線3(3H,3Lの2本から構成)は本線7とECU30とを接続し、支線4(4H,4Lの2本から構成)は本線7とECU40とを接続し、支線5(5H,5Lの2本から構成)は本線7と故障診断ツール50とをコネクタ60を介して接続する。
各ECU及び故障診断ツール50は、信号送受信手段として、通信ラインを介して互いにシリアル通信するための通信インターフェイス回路を備える。各ECU間の通信がCAN通信であれば、CANドライバなどの送受信可能な通信インターフェイス回路が通信ラインに接続して各ECU及び故障診断ツール50に備えられる。各ECU及び故障診断ツール50は、通信ラインを介して、通信データを送受し、相手から受信した通信データに基づいて、自身が制御すべき制御処理(例えば、エンジン制御処理、ブレーキ制御処理、充電制御処理、故障診断制御処理など)を実行する。
図2は、終端抵抗15を内蔵するECU10のハードウェア構成図である。終端抵抗25を内蔵するECU20についても、図2と同様のハードウェア構成を有しており、ECU30,40,故障診断ツール50についても、終端抵抗が存在しない点を除いて、図2と同様のハードウェア構成を有しているため、代表にECU10について説明する。
ECU10は、制御プログラムや制御データを記憶するメモリと制御プログラムなどを処理するCPU(中央演算処理装置)とを有するマイクロコンピュータ(マイコン)12を備える制御手段である。
ECU10の通信インターフェイス回路は、CANコントローラを備えるマイコン12と通信ライン間のインターフェイス用ICであるCANトランシーバ(ドライバ)12を備える。
図3は、CANトランシーバのブロック図である。CANトランシーバは、マイコンと通信線間のインターフェイス用ICである。端子CANHはHiレベル用のバス出力端子であり、端子CANLはLoレベル用のバス出力端子である。また、端子Txdはマイコンの通信出力端子に接続される送信データ入力端子であり、端子Rxdはマイコンの通信入力端子に接続される受信データ出力端子である。Vccは電源端子、GNDは接地端子である。トランスミッタは、端子Txdからの入力に基づきHiサイドスイッチとLoサイドスイッチをスイッチングすることによって差動信号の伝送データを端子CANHと端子CANLを介して出力する。レシーバは、端子CANHと端子CANLからの差動信号の伝送データを受信して端子Rxdに出力する。
また、ECU10は、メモリ13を備える。メモリ13は、揮発性メモリでもよいが、電源遮断後も記憶内容を保持させておきたい場合には不揮発性メモリであることが望ましい。また、ハードディスクでもよい。また、ECU10に与えられている機能に応じて、センサによって得られた情報が入力される入力回路や、マイコン12による演算結果を制御信号として出力する出力回路を備えてもよい。
ECU20,30,40についても、ECU10と同様に、マイコン、メモリ、トランシーバ、(必要に応じて)終端抵抗が、備えられる。
一方、故障診断ツール50も、図1に示されるように、CANトランシーバ51とマイコン52とを備える。故障診断ツール50は、車両に配備されたコネクタ60を介して、CAN通信ラインの支線5に接続可能である。また、故障診断ツール50は、その操作者にマイコン52の処理結果(例えば、故障診断結果)を視認可能に情報提供する手段として、ディスプレイ58を備える。
故障診断ツール50は、本線と支線から構成される通信ラインを介して各ECUの所持情報を取得することによって、又は当該通信ラインから取り外されたECUの所持情報を取得することによって、異常の発生箇所を推定し、その操作者にディスプレイ52を介してその推定結果を提供するものである。故障診断ツール50は、CAN通信ラインの本線7とECUとを結ぶ2本の支線のうち片方の支線が断線している場合、当該ECUを本線7に接続する支線の断線又は当該ECU内部の故障と、推定する。例えば、本線7HとECU30とを接続点aで接続する支線3Hと本線7LとECU30とを接続点bで接続する支線3Lのいずれか一方が断線していれば、支線3の断線又はECU30の故障と推定する。同様に、本線7HとECU40とを接続点eで接続する支線4Hと本線7LとECU40とを接続点fで接続する支線4Lのいずれか一方が断線していれば、支線4の断線又はECU40の故障と推定する。これについて、以下説明する。なお、本線7の構成線7H,7Lのうち1本でも断線すると、通信ラインを介しての通信ができなくなるが、7Hと7Lとの間の抵抗値を測定することによって、2つの終端抵抗15,25のうち片側のみの抵抗値しか測定されないため、本線7の断線を容易に推定できる。また、一つのECUに接続される2本の支線の両方が断線しても、当該断線という異常はあるものの、当該ECUを除く通信ラインを介しての通信は継続的に実行可能である。
CANプロトコルに従って、本線と支線から構成される通信ラインに接続される各ECUで通信エラーが検出される。CANプロトコルでは、5種類のエラー(ビットエラー、フォームエラー、ACKエラー、CRCエラー、スタッフエラーが定義されている。簡単に説明すれば、ビットエラーは、自身が送出したレベルとバスのレベルが異なるときに検出される。フォームエラーは、固定フォーマットのビットフィールドが違反しているときに検出される。ACKエラー(アクノリッジエラー)は、ACKが送られてこなかったときに検出される。CRCエラーは、受信したメッセージに付加されたCRCシーケンスと受信データから計算したCRCが異なるときに検出される。スタッフエラーは、ビットスタッフィングルールに違反しているときに検出される。
通信エラーを検出したECUは、エラー種類毎に、エラーの検出回数を累積する。その累積値は各ECUのメモリに記憶される。故障診断ツール50を車両側のコネクタ60に接続し、各ECUが記憶しているエラー種類とその検出回数の累積値が全て読み出される。各地のディーラー等に配備される故障診断ツール50を使用することによって、車両とツールを接続するコネクタ60が予め車両に設定されるため、ECUで記憶しているエラー検出回数を容易に読み出すことができる。
故障診断ツール50は、異常推定手段及び正常判定手段として、下記の故障箇所推定ロジックに従って、故障箇所を推定する。
(1) スタッフエラー、ACKエラー、CRCエラーのみを検出しているECUについて
検出内容(1)のECUは、他のECUが送信したエラーメッセージを受信してエラー判定をしていると考えられる。そのため、故障診断ツール50は、検出内容(1)のECU,あるいは検出内容(1)のECUと本線とを接続する支線は正常と判断する。
(2) ビットエラーとフォームエラーの少なくともいずれか一方を検出しているECUについて
検出内容(2)のECUについては、その状況として2種類の状況(A)(B)が想定できる。
(A) 検出内容(2)のECUのECU内故障、あるいは検出内容(2)のECUと本線とを接続する支線の断線が発生している状況。状況(A)での故障の場合、断線した支線に接続されるECUからは、送信メッセージは正確に送信できていない。
(B) 検出内容(2)のECUは正常であるが、別の故障ECUにより通信を妨害されてそれらのエラーを検出している状況。
ここで、ビットエラーとフォームエラーの検出回数の累積値の和に着目すると、検出内容(2)のECUの中から任意に選択される2つのECUの間で、
状況(A)の故障ECUの検出回数の累積値の和
≧状況(B)の正常ECUの検出回数の累積値の和
という関係を導き出すことができる。
なぜならば、状況(B)は、正常なECUの送信中に故障ECUが送信を妨害してきた場合を想定している。正常なECUは、故障ECUが妨害しなければ、正常に送信が完了し、エラー検出を行わない。しかし、故障ECUが送信を行えば、ビットエラーかフォームエラーが必ず検出される。
ある一つの正常ECUの送信中に故障ECUが必ず送信を妨害する場合、ビットエラーとフォームエラーの検出回数の累積値の和について、
状況(A)の故障ECUの検出回数の累積値の和
=状況(B)の正常ECUの検出回数の累積値の和
という関係になる。しかし、複数の正常ECUが互いに送信中に故障ECUが送信する場合、ビットエラーとフォームエラーの検出回数の累積値の和について、
状況(A)の故障ECUの検出回数の累積値の和
>状況(B)の正常ECUの検出回数の累積値の和
となるからである。
例えば、図1において、ECU30の端子30Hと接続点aとの間の支線3の構成線3Hで断線が生じていたとする。この場合、ECU10,20,40のいずれも、ビットエラーとフォームエラーの少なくともいずれか一方を検出することになり、各自のメモリに記憶されるエラー検出回数がそのエラーが検出されるたびにエラー種類ごとに更新される。しかし、ECU30を除くECU間の通信(すなわち、ECU10とECU20との間の通信,ECU10とECU40との通信、ECU20とECU40との通信)は、正常に行うことができるので、断線した支線に接続されるECU30のメモリに記憶されているビットエラーとフォームエラーの検出回数の累積値の和は、ECU10,20,40のそれぞれのメモリに記憶されているビットエラーとフォームエラーの検出回数の累積値の和と同じ又はそれ以上になるため、当該累積値の和が最も大きいECUが故障ECUの可能性が高いと推定できる。同じ累積値のECUが複数ある場合は、その複数のECUの中に故障ECUが存在すると推定できる。
したがって、故障診断ツール50は、各ECU内のメモリに記憶されるエラー検出回数の累積値を取得することによって、通信ラインに接続されるECUの中でビットエラーとフォームエラーの検出回数の累積値の和が最大値を記憶しているメモリを有しているECUが故障している可能性が一番高い又は当該最大値を記憶しているメモリを有しているECUに接続された支線が断線している可能性が一番高いと推定できる。そして、ビットエラーとフォームエラーの検出回数の累積値の和が小さいECUほど、当該ECUが故障している可能性が低い又は当該ECUに接続された支線が断線している可能性が低いと推定できる。
このように、修理工場のサービスマン等のユーザは、故障診断ツール50の故障推定情報に従うことで、故障箇所の可能性が高い部分の通信ラインやECUの故障確認を容易に行うことができる。その結果、修理も容易に行うことができる。
図4は、各ECUのマイコンがそれぞれ実施する記憶フローである。各ECUは、通信エラーを検出すると(ステップ10)、エラー検出回数の累積値をエラーの種類毎に記憶する(ステップ12)。図5は、各ECUのマイコンが実行する累積値出力フローである。各ECUは、エラー検出回数の累積値の出力要求を故障診断ツール50等から受けた場合(ステップ20)、CANトランシーバ等の通信インターフェイス回路を介して、自身のメモリに記憶された累積値を出力する(ステップ22)。
図6は、故障診断ツール50のマイコン52が実行する故障推定フローである。故障診断ツール50は、その操作者の操作に従ってエラー検出回数の累積値の出力要求をすることによって(ステップ30)、各ECUの当該累積値を取得する(ステップ32)。全ECUの中で累積値が最大のECUを故障ECUと推定する、又は当該最大のECUに接続される支線が断線と推定する(ステップ34)。その推定結果をディスプレイ52に出力表示する(ステップ22)。
したがって、上述の実施例によれば、通信ラインの支線が片側断線したときに、その断線箇所が特定でき、異常箇所の推定精度を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、通信ラインに接続されるノードとして、ECUを例示したが、インテリジェントセンサなどCAN通信を行うことが可能なものであればよい。また、ノードの数は、4つに限らず、3つ又は5つ以上でも同様に考えることができる。
各ECUが検出したエラーのエラー検出回数の累積値をエラー種類ごとに自身のメモリに記憶する例を示したが、自身のメモリに記憶しなくても、どのECUが検出したエラーに関する情報であるのかが特定可能な状態(例えば、ECUを特定するためのIDなどの識別情報の付与)で自身以外の他のメモリ(例えば、終端抵抗を内蔵するECU内のメモリ)に記憶されてもよい。
また、本線7及び支線3,4,5からなるCAN通信ラインを介して、故障診断ツール50に各ECUの記憶情報を伝送する例を示した、IS0−KラインやLINなどの他の通信回線を介して、故障診断ツール50に各ECUの記憶情報を伝送しもよい。
また、上述の故障箇所推定ロジックは、通信ラインに接続されるノード自体(ECU自自体)に組み込んで、そのECUが異常推定手段及び/又は正常判定手段として故障箇所を推定してもよい。各ECUが、その記憶しているエラー検出回数の累積値を、CAN通信ライン又は他の通信回線を介して、故障箇所推定を行うECUに伝達する必要がある。その伝達以降は、上述の故障診断ツール50での同じ推定ロジックで故障箇所が推定される。故障箇所を推定したECUは、その推定結果を車載のディスプレイや故障診断ツール50のディスプレイ58等の出力手段に出力する。
本発明の一実施形態である車両用通信システム100の構成図である。 終端抵抗15を内蔵するECU10のハードウェア構成図である。 CANトランシーバのブロック図である。 各ECUのマイコンがそれぞれ実施する記憶フローである。 各ECUのマイコンが実行する累積値出力フローである。 故障診断ツール50のマイコン52が実行する故障推定フローである。
符号の説明
3,4,5 支線
7 本線
10,20,30,40 ECU
11,21,31,41,51 CANドライバ(CANトランシーバ)
12,52 マイクロコンピュータ
13 メモリ
15,25 終端抵抗
50 故障診断ツール
58 ディスプレイ
60 コネクタ
100 車両用通信システム

Claims (8)

  1. 互いにCAN通信ラインを介してCAN通信を行う複数のノードを備える通信システムにおいて、
    前記複数のノードのそれぞれが検出したCAN通信のエラー検出回数をエラーの種類毎に記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたビットエラーのエラー検出回数の累積値とフォームエラーのエラー検出回数の累積値との和が最大のノード又は該ノードに接続されるCAN通信ラインを異常と推定する異常推定手段とを備える、通信システム。
  2. 前記ビットエラーと前記フォームエラーのいずれも検出せずに、スタッフエラー、ACKエラー、CRCエラーのうち少なくとも一つを検出しているノード又は該ノードに接続されるCAN通信ラインを正常と判定する正常判定手段を備える、請求項1に記載の通信システム。
  3. 互いにCAN通信ラインを介してCAN通信を行う複数のノードを備える通信システムの異常推定方法であって、
    各ノードがCAN通信のエラーを検出する毎に各ノードのCAN通信のエラー検出回数をエラーの種類毎に累積し、ビットエラーのエラー検出回数の累積値とフォームエラーのエラー検出回数の累積値との和が最大のノード又は該ノードに接続されるCAN通信ラインを異常と推定する、異常推定方法。
  4. 前記ビットエラーと前記フォームエラーのいずれも検出せずに、スタッフエラー、ACKエラー、CRCエラーのうち少なくとも一つを検出しているノード又は該ノードに接続されるCAN通信ラインを正常と判定する、請求項3に記載の異常推定方法。
  5. 互いにCAN通信ラインを介してCAN通信を行う複数のノードが検出したエラー情報を読み出し可能な情報読出装置であって、
    前記エラー情報に基づいて、前記複数のノードのそれぞれが検出したCAN通信のエラー検出回数の累積値を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得されたビットエラーのエラー検出回数の累積値とフォームエラーのエラー検出回数の累積値との和が最大のノード又は該ノードに接続される通信ラインを異常と推定する異常推定手段とを備える、情報読出装置。
  6. 前記エラー情報は、前記CAN通信ラインを介して読み出される、請求項5に記載の情報読出装置。
  7. 読み出された前記エラー情報に基づいて、前記ビットエラーと前記フォームエラーのいずれも検出せずに、スタッフエラー、ACKエラー、CRCエラーのうち少なくとも一つを検出しているノード又は該ノードに接続されるCAN通信ラインを正常と判定する正常判定手段を備える、請求項5又は6に記載の情報読出装置。
  8. 前記異常推定手段による推定結果を出力する出力手段を備える、請求項5に記載の情報読出装置。
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