JP6455220B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、三つ以上の通信装置が共通の通信バスに接続された通信システムに関する。
従来、三つ以上の通信装置が共通の通信バスに接続された通信システムの一例として、特許文献1に開示された通信システムがある。
この通信システムでは、通信装置のとしての電子制御装置が通信バスに接続されている。また、通信バスには、四つの電子制御装置が接続されている。更に、各電子制御装置は、CANプロトコルに従って通信を行う。なお、CANは、Controller Area Networkの略称であり、登録商標である。
特開2014−53741号公報
ところで、従来技術ではないが、通信システムとしては、上記通信バスに対して、CANプロトコルに加えて、CANプロトコルとは異なる通信プロトコルに従った通信を行うことができる複数の通信装置を接続することも考えられる。つまり、この通信システムは、共通プロトコルと非共通プロトコルでの通信が可能な第2種通信装置と、共通プロトコルでの通信は可能であるが非共通プロトコルでの通信はできない第1種通信装置とが共通の通信バスに接続されていると言える。
通信システムでは、第2種通信装置が非共通プロトコルで通信を行っていた場合、非共通プロトコルでのメッセージが通信バスに流れる。このとき、第1種通信装置は、非共通プロトコルでのメッセージを受信しようとするが、自身が対応していない通信プロトコルでのメッセージであるため正常に受信できず受信エラーとなる。そして、第1種通信装置は、受信エラーになると、通信バスに接続された他の通信装置に対して受信エラーを通知するために、通信バスに共通プロトコルでエラーメッセージを送信することが考えられる。
しかしながら、通信システムでは、非共通プロトコルでのメッセージが通信バスに流れている通信バスに、共通プロトコルでのエラーメッセージが流れることで、非共通プロトコルでのメッセージにも不具合が生じる可能性がある。よって、通信システムでは、第1種通信装置と第2種通信装置を共通の通信バスに接続した場合、通信バスを介した通信が正常に行われないとことが起こりうる。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、正常な通信が可能な通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
少なくとも一つの第1種通信装置(11)と、少なくとも二つの第2種通信装置(21,31)とが共通の通信バスに接続された通信システムであって、
第1種通信装置と第2種通信装置とは、共通の通信プロトコルである共通プロトコルに対応しており、共通プロトコルで通信バスを介したメッセージの通信が可能で、
第2種通信装置は、第1種通信装置が対応していない通信プロトコルである非共通プロトコルで通信バスを介したメッセージの通信が可能で、
第1種通信装置は、自身が対応していない通信プロトコルで送信されたメッセージを受信した場合、通信バスに対して共通プロトコルでエラーメッセージを送信するものであり、
第2種通信装置は、非共通プロトコルでの通信を行う場合、第1種通信装置に対して、共通プロトコルでのメッセージの送信禁止を指示する指示手段(S13,S32)を備えており、
第1種通信装置は、
送信禁止を指示された場合、共通プロトコルでのメッセージの受信は禁止することなく、共通プロトコルでのメッセージの送信を禁止する禁止手段(S22,S41)と、
禁止手段にて送信が禁止されている場合、非共通プロトコルでの通信が終了したか否かを判定し、非共通プロトコルでの通信が終了したと判定した場合、送信の禁止を解除する解除手段(S23,S24,S42,S43)と、を備えていることを特徴とする。
このように、本発明は、共通プロトコルと非共通プロトコルに対応した第2種通信装置と、共通プロトコルには対応しているが非共通プロトコルには対応していない第1種通信装置とが共通の通信バスに接続されている。また、第1種通信装置は、自身が対応していない通信プロトコルで送信されたメッセージを受信した場合、通信バスに対してエラーメッセージを送信する。
第2種通信装置は、非共通プロトコルでの通信を行う場合、第1種通信装置に対して、共通プロトコルでのメッセージの送信禁止を指示する。一方、第1種通信装置は、送信禁止を指示されると、共通プロトコルでのメッセージの送信を禁止する。このため、第1種通信装置は、第2種通信装置が非共通プロトコルでの通信を行っている場合に、自身が対応していない通信プロトコルのメッセージを受信したとしても、通信バスに対してエラーメッセージを送信しない。従って、本発明は、通信バスに流れている非共通プロトコルでのメッセージに不具合が生じることを抑制できる。よって、本発明は、正常に通信を行うことができる。
また、第1種通信装置は、共通プロトコルでのメッセージの送信を禁止している場合、非共通プロトコルでの通信が終了したか否かを判定する。そして、第1種通信装置は、非共通プロトコルでの通信が終了したと判定した場合、送信の禁止を解除する。よって、本発明は、共通プロトコルでの通信を禁止したとしても、非共通プロトコルでの通信が終了すると、共通プロトコルでの通信を行うことができる。
なお、特許請求の範囲、及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態における通信システムの概略構成を示すブロック図である。 実施形態における各マイコンの送受信状態を示すイメージ図である。 実施形態における第2マイコンの処理動作を示すフローチャートである。 実施形態における第1マイコンの処理動作を示すフローチャートである。 変形例1における各マイコンの送受信状態を示すイメージ図である。 変形例1における第2マイコンの処理動作を示すフローチャートである。 変形例1における第1マイコンの処理動作を示すフローチャートである。 変形例2における通信システムの概略構成を示すブロック図である。
以下において、図面を参照しながら、発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
まず、図1を用いて、通信システムの構成に関して説明する。通信システムは、第1ECU10〜第3ECU30が共通の通信バス100に接続されている。また、通信システムは、第1ECU10に設けられた第1マイコン11、第2ECU20に設けられた第2マイコン21、第3ECU30に設けられた第3マイコン31が共通の通信バス100に接続されていると言うこともできる。また、通信システムは、例えば、車両に搭載された車載ネットワークに適用できる。よって、第1ECU10〜第3ECU30の夫々は、車両における各種制御を行う電子制御装置に適用できる。なお、ECUは、Electronic Control Unitの略称である。
第1マイコン11〜第3マイコン31の夫々は、通信バス100を介してデータ転送を行う。言い換えると、第1マイコン11〜第3マイコン31の夫々は、所定の通信プロトコルに準拠し、通信バス100を介してデータを含むメッセージを送受信する。
通信プロトコルとしては、様々なものが存在し、例えば、CAN、CANFD、TTCANなどをあげることができる。このCANFDやTTCANは、ISO11898に準じているが、CANと一部の送信フレームのフォーマットが異なる。また、この他にも、通信プロトコルとしては、FlexRay(登録商標)やLINなども存在する。なお、CANFDは、CAN with Flexible Data Rateの略称である。TTCANは、Time Trigger CANの略称である。LINは、Local Interconnect Networkの略称である。
通信システムは、複数の通信プロトコルでの通信が行われる。本実施形態では、一例として、CANでの通信とCANFDでの通信とが行われる通信システムを採用する。また、第1マイコン11は、CANに対応しているが、CANFDには対応していない。一方、第2マイコン21と第3マイコン31は、CANとCANFDの両方に対応している。
よって、第1マイコン11〜第3マイコン31は、CANで通信バス100を介したメッセージの通信が可能である。言い換える、第1マイコン11〜第3マイコン31は、CANに準拠して、通信バス100を介したメッセージの送受信が可能である。第2マイコン21と第3マイコン31は、CAN及びCANFDで通信バス100を介したメッセージの通信が可能である。言い換える、第2マイコン21と第3マイコン31は、CANに準拠して、通信バス100を介したメッセージの送受信が可能であり、CANFDに準拠して、通信バス100を介したメッセージの送受信が可能である。
このように、第1マイコン11は、特許請求の範囲における第1種通信装置に相当する。第2マイコン21と第3マイコン31は、特許請求の範囲における第2種通信装置に相当する。CANは、特許請求の範囲における共通プロトコルに相当する。CANFDは、特許請求の範囲における非共通プロトコルに相当する。
なお、以下においては、CANで送信されたメッセージをCANメッセージ、CANFDで送信されたメッセージをCANFDメッセージとも記載する。また、以下においては、CANでの通信をCAN通信、CANFDでの通信をCANFD通信とも記載する。
通信バス100は、高電位側ラインと低電位側ラインとを含む二線式の通信線である。なお、高電位側ライン及び低電位側ラインにおける高電位と低電位とは、各ライン間における相対的な電位を示すものである。通信バス100を介した通信は、高電位側ラインと低電位側ラインとの間に発生する差動電圧(電位差)によって通信が成立する。
第1ECU10は、第1マイコン11、第1トランシーバ12などを備えて構成されている。第1マイコン11は、CPU、ROM、RAM、レジスタなどを備えた所謂マイクロコントローラである。なお、CPUは、Central Processing Unitの略称である。ROMは、Read Only Memoryの略称である。RAMは、Random Access Memoryの略称である。
第1マイコン11は、第1トランシーバ12を介して、通信バス100に流れているメッセージを受信すると共に、通信バス100にCANメッセージを送信するものである。よって、第1マイコン11は、通信バス100を介した通信を行うための通信コントローラを備えていると言うことができる。第1マイコン11は、例えば、受信したCANメッセージに含まれるデータに基づいて各種制御を実行する。
また、第1マイコン11は、自身が対応していない通信プロトコルで送信されたメッセージを受信した場合、正常に受信できず受信エラーとなる。そして、第1マイコン11は、受信エラーの場合、通信バス100に対してCANでエラーメッセージを送信する。
第1トランシーバ12は、第1マイコン11の出力レベル(論理レベル)に応じて、高電位側ラインと低電位側ラインに電位差を生じさせることで、通信バス100での通信を成立させる。つまり、第1トランシーバ12は、第1マイコン11からの出力レベルに応じて、通信バス100をドミナントあるいはリセッシブのいずれかの電位とする。また、第1トランシーバ12は、高電位側ラインと低電位側ラインとの電位差を第1マイコン11における論理レベルに変換し、第1マイコン11に出力する。このように、第1トランシーバ12は、通信インタフェースと言うことができる。
第2ECU20は、第2マイコン21、第2トランシーバ22などを備えて構成されている。第2マイコン21の構成は、第1マイコン11の構成と同様である。また、第2トランシーバ22の構成は、第1トランシーバ12の構成と同様である。よって、ここでは、第2マイコン21における第1マイコン11と同様な点、及び第2トランシーバ22と第1トランシーバ12と同様な点に関する説明は省略する。
第2マイコン21は、第1マイコン11と異なり、CANFDにも対応している。つまり、第2マイコン21は、CANとCANFDに対応している。このため、第2マイコン21は、通信バス100に流れているCANメッセージやCANFDメッセージを受信すると共に、通信バス100にCANメッセージやCANFDメッセージを送信するものである。第2マイコン21は、例えば、受信したCANメッセージやCANFDメッセージに含まれるデータに基づいて各種制御を実行する。なお、第2マイコン21は、自身が対応していない通信プロトコルで送信されたメッセージを受信した場合、通信バス100に対してプロトコルに準じたエラーメッセージを送信してもよい。
また、第2マイコン21は、後程詳しく説明するが、CANFDメッセージが流れることを知らせる予告情報と、第1マイコン11が送受信停止状態から送受信可能状態に移行するタイミングを知らせる時間情報とをCANメッセージで送信する。
第3ECU30は、第3マイコン31と第3トランシーバ32などを備えて構成されている。この第3ECU30は、第2ECU20と同様であるため説明を省略する。
ここで、図2〜図4を用いて、第1マイコン11〜第3マイコン31の処理動作に関して説明する。
まず、図3に基づいて、第2マイコン21の処理動作に関して説明する。第2マイコン21は、所定時間毎、すなわち予め決められたタイミング毎に図3のフローチャートで示す処理を実行する。なお、第3マイコン31は、第2マイコン21と同様の処理を行う。このため、第3マイコン31の処理動作に関しては説明を省略する。
ステップS10では、CANFDで送信するか否かを判定する。第2マイコン21は、メッセージの送信準備のたびに、CANメッセージを送信するのか、CANFDメッセージを送信するのかを判定する。そして、第2マイコン21は、CANFDで送信すると判定した場合はステップS11へ進み、CANFDで送信しないと判定した場合はCANで送信とみなしてステップS16へ進む。
ステップS16では、メッセージをCANで送信する。つまり、第2マイコン21は、CANメッセージを送信する。このとき、第2マイコン21は、第2トランシーバ22を介して、CANメッセージを通信バス100に出力する。
例えば、図2における第1メッセージは、CANメッセージである。よって、第2マイコン21は、タイミングt1でメッセージを送るための送信準備で、CANFDで送信しないと判定した場合はCANで送信とみなす。そして、第2マイコン21は、タイミングt1で第1メッセージを送信する。このとき、第1マイコン11及び第3マイコン31は、CANに対応しているため正常受信となる。
ステップS11では、予告情報をデータ化する。ステップS12では、時間情報をデータ化する。第2マイコン21は、予告情報と時間情報とをCANメッセージで送信可能な状態とする。
第2マイコン21は、CANFD通信中に、CANメッセージが通信バス100に流れないようにするために、CANFD通信を行っている期間、第1マイコン11に対してCANでの送受信を禁止させる。また、第2マイコン21は、CANFD通信が終了すると、第1マイコン11に対して、禁止していたCANでの送受信を許可する。予告情報と時間情報は、このようにCANメッセージの送受信を禁止させると共に、禁止していたCANでの送受信を許可するための情報である。
後程説明するが、第1マイコン11は、予告情報を取得すると、CANでのメッセージの送受信を禁止する。つまり、第1マイコン11は、自身で送受信停止状態となる。よって、予告情報は、第1マイコン11に対して、CANでの送受信の禁止を指示する情報と言うこともできる。よって、第1マイコン11は、自身で送受信停止状態としている間、通信無効期間となる。
また、時間情報は、CANFD通信の継続時間に相当すると共に、通信無効期間に相当する。時間情報は、送受信禁止を指示してからCANでのメッセージの送受信が可能になるまでの禁止時間とも言うことができる。このように、第2マイコン21は、第1マイコン11に対して、時間情報を送信することで、第1マイコン11が送受信停止状態から送受信可能状態に移行するタイミングを知らせることができる。
第2マイコン21は、CANFD通信で送信予定のデータ数や通信バス100を介した通信での通信速度に基づいて、CANFD通信の継続時間を計算する。つまり、CANFDメッセージは、CANFD通信での送信タイミング毎に異なる。このため、第2マイコン21は、CANFD通信での送信タイミング毎にCANFD通信の継続時間を計算する。そして、第2マイコン21は、継続時間を示す情報として時間情報を生成する。これによって、第2マイコン21は、必要最低限の時間を通信無効期間として指示することができる。
ステップS13では、予告情報と時間情報を含むメッセージをCANで送信する(指示手段)。このとき、第2マイコン21は、第2トランシーバ22を介して、予告情報と時間情報を含むCANメッセージを通信バス100に出力する。つまり、第2マイコン21は、CANFD通信を行う場合、第1マイコン11に対して、CANでのメッセージの送信禁止を指示する。また、第2マイコン21は、送信禁止の指示に加えて、送信禁止を指示してからCANでのメッセージの送受信が可能になるまでの禁止時間を第1マイコン11に対して指示する。このように、第2マイコン21は、CANFDメッセージを送信する場合、CANFDメッセージを送信する前に、CANでのメッセージの送受信禁止、及びCANでのメッセージの送受信が可能になるまでの禁止時間を第1マイコン11に対して指示しておく。CANでのメッセージの送受信が可能とは、CANFD通信が行われておらず、通信バス100にCANメッセージを流しても問題ない状態である。なお、通信システムは、予告情報を特定の値に固定することで、第1マイコン11が受信したメッセージに含まれるデータが予告情報であるか否かを判定することが容易になる。
本実施形態では、ステップS13において送受信禁止を指示する例を採用している。しかしながら、本発明は、これに限定されず、ステップS13において、受信禁止は指示せず、送信禁止を指示してもよい。この場合、禁止時間は、送信禁止を指示してからCANでのメッセージの送信が可能になるまでの時間となる。
ステップS14では、CANでの送信が完了したか否かを判定する。そして、第2マイコン21は、CANでの送信が完了したと判定した場合はステップS15へ進み、CANでの送信が完了していないと判定した場合はステップS13へ戻る。つまり、第2マイコン21は、予告情報と時間情報を含むCANメッセージの送信完了か否かを判定する。
ステップS15では、メッセージをCANFDで送信する。つまり、第2マイコン21は、今回のステップS10で送信すると判定したCANFDメッセージを送信する。このとき、第2マイコン21は、第2トランシーバ22を介して、CANFDメッセージを通信バス100に出力する。
例えば、図2では、第2メッセージが予告情報と時間情報を含むCANメッセージで、第3メッセージがCANFDメッセージである。第2マイコン21は、タイミングt3でメッセージを送るための送信準備で、CANFDで送信すると判定した場合、タイミングt3でCANFDメッセージを送信する前に、タイミングt2で第2メッセージを送信する。つまり、第2マイコン21は、タイミングt2で第2メッセージを送信した後に、タイミングt3でCANFDメッセージを送信する。このように、第2マイコン21は、CANFDメッセージを送信する際には、CANFDメッセージを送信する前に、CANFDメッセージを送信することを第1マイコン11に知らせておく。なお、第1マイコン11及び第3マイコン31は、CANに対応しているため第2メッセージを正常受信できる。
次に、図4に基づいて、第1マイコン11の処理動作に関して説明する。第1マイコン11は、CANメッセージを受信すると図4のフローチャートで示す処理を実行する。
ステップS20では、予告情報有りか否かを判定する。第1マイコン11は、今回受信したCANメッセージに予告情報が含まれていた場合、予告情報有りと判定してステップS21へ進む。また、第1マイコン11は、今回受信したCANメッセージに予告情報が含まれていなかった場合、予告情報無しと判定してステップS25へ進む。なお、予告情報が含まれたCANメッセージには、時間情報も含まれているものとする。よって、第1マイコン11は、ステップS11において予告情報有りと判定した場合、予告情報と時間情報とを受信したことになる。
ステップS25では、通常受信する。つまり、第1マイコン11は、後程説明するステップS21〜S24などを実行することなく、CANメッセージを受信する。そして、第1マイコン11は、CANメッセージに含まれているデータに基づいた処理を実行する。
ステップS21では、タイマー動作を開始する。第1マイコン11は、予告情報を受信してからの経過時間が、時間情報が示す時間に達するタイミングを確認するためにタイマー動作を開始する。つまり、第1マイコン11は、第2マイコン21から指示された送受信停止状態から送受信可能状態に移行するタイミングを確認するためにタイマー動作を開始する。なお、予告情報を受信してからの経過時間は、送受信を停止してからの経過時間と同等とみなすことができる。よって、第1マイコン11は、ステップS21において、送受信を停止してからの経過時間を計測すると言うこともできる。
ステップS22では、通信を停止する(禁止手段)。第1マイコン11は、予告情報を受信すると、CAN通信を停止する。つまり、第1マイコン11は、第2マイコン21から送受信禁止を指示された場合、CANでのメッセージの送受信を禁止する。また、第1マイコン11は、CANモードを通信停止モードに移行させると言い換えることもできる。よって、第1マイコン11は、図2に示すように、第2メッセージを受信すると、通信無効期間となる。
なお、第1マイコン11は、第2マイコン21が受信禁止は指示せず、送信禁止を指示した場合、ステップS22においてCANでの受信は禁止せず、CANでの送信を禁止する。また、第1マイコン11は、ステップS22での処理を実行した後に、ステップS21の処理を実行してもよい。
ステップS23では、時間情報に達したか否かを判定する(解除手段)。第1マイコン11は、予告情報を受信してからの経過時間が、時間情報が示す時間に達したか否かを判定する。そして、第1マイコン11は、時間情報に達したと判定してない場合はCANFD通信が継続しているとみなしてステップS23での比較を繰り返す。また、第1マイコン11は、時間情報に達したと判定した場合はCANFD通信が終了したとみなしてステップS24へ進む。このように、第1マイコン11は、予告情報を受信してからの経過時間が、時間情報が示す時間に達したか否かを判定することで、CANFD通信が終了したか否かを判定する。
ステップS24では、通信を再開する(解除手段)。第1マイコン11は、ステップS22で禁止していた送受信を再開する。このように、第1マイコン11は、送受信を禁止している場合、CANFD通信が終了したと判定すると、送受信の禁止を解除する。つまり、第1マイコン11は、CANFD通信が終了すると、CANでの送受信を再開できる。第1マイコン11は、例えば、図2のタイミングt4で通信を再開する。
このようにして、第1マイコン11は、図2に示すように通信無効期間が形成される。また、第2マイコン21は、タイミングt3でCANFDメッセージである第3メッセージを送信する。このとき、第3マイコン31は、CANFDに対応しているため第3メッセージを正常受信できる。図2に示すように、タイミングt3は、第1マイコン11の通信無効期間に含まれている。よって、第1マイコン11は、第3メッセージを受信しない。
従って、第1マイコン11は、自身が対応していないCANFDメッセージが通信バス100に流れていても受信エラーにならない。つまり、第1マイコン11は、自身が対応していないCANFDメッセージが通信バス100に流れていても、CANでエラーメッセージを送信しない。このため、通信システムは、通信バス100に流れているCANFDメッセージに不具合が生じることを抑制できる。言い換えると、通信システムは、通信バス100に流れているCANFDメッセージがCANメッセージ破壊されることを抑制できる。つまり、通信システムは、CANFD通信が正常に行われる。
よって、通信システムは、通信バス100にCANメッセージとCANFDメッセージの両方が流れるものの、通信バス100上で正常に送受信が成功する。言い換えると、通信システムは、CANとCANFDに対応した第2マイコン21などと、CANには対応しているがCANFDには対応していない第1マイコン11との共存が可能である。
また、第1マイコン11は、CANメッセージの送受信を禁止している場合、CANFD通信が終了したか否かを判定する。そして、第1マイコン11は、CANFD通信が終了したと判定した場合、送受信の禁止を解除する。よって、通信システムは、CAN通信を禁止したとしても、CANFD通信が終了するとCAN通信を行うことができる。
更に、通信システムは、上記のように正常に通信を行うことができるため、第1マイコン11をCANとCANFDに対応したマイコンにする必要がない。よって、通信システムは、コストの増大を抑えつつ、正常な通信を行うことができる。
なお、通信システムは、第2マイコン21が受信禁止は指示せず、送信禁止を指示した場合であっても同様の効果を奏することができる。この場合、第1マイコン11は、第2マイコン21から送信禁止を指示されると、CANでのメッセージの送信を禁止する。このため、第1マイコン11は、第2マイコン21などがCANFD通信を行っている場合に、CANFDでのメッセージを受信したとしても、通信バス100に対してエラーメッセージを送信しない。従って、通信システムは、通信バス100に流れているCANFDメッセージに不具合が生じることを抑制できる。
また、第2マイコン21は、第1マイコン11に対して送信禁止と禁止時間とを指示する際に、CANメッセージで指示を行う。このため、通信システムは、第1マイコン11及び第2マイコン21のハード構成を変更することなく、第2マイコン21から第1マイコン11に対して指示を行うことができる。つまり、通信システムは、第1マイコン11及び第2マイコン21に、指示を行うためのハード構成を追加する必要がない。
なお、本実施形態では、特許請求の範囲の第1種通信装置として、第1マイコン11の一つを採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、複数の第1種通信装置を備えていてもよい。つまり、本発明は、第1マイコン11と同様のマイコンを複数備えていてもよい。
本実施形態では、特許請求の範囲の第2種通信装置として、第2マイコン21と第3マイコン31の二つを採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、三つ以上の第2種通信装置を備えていてもよい。つまり、本発明は、第2マイコン21や第3マイコン31と同様のマイコンを三つ以上備えていてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。以下に、本発明の変形例に関して説明する。
以下に、本発明の変形例1〜3に関して説明する。上述の実施形態及び変形例1〜3は、夫々単独で実施することも可能であるが、適宜組み合わせて実施することも可能である。本発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。
(変形例1)
ここで、図5〜図7を用いて、変形例1の通信システムに関して説明する。変形例1の通信システムの構成は、上記実施形態と同様である。このため、ここでは、上記実施形態と同様の符号を用いて説明する。変形例1の通信システムは、主に、第2マイコン21の処理が上記実施形態と異なる。
まず、図6に基づいて、第2マイコン21の処理動作に関して説明する。第2マイコン21は、所定時間毎、すなわち予め決められたタイミング毎に図6のフローチャートで示す処理を実行する。なお、第3マイコン31は、第2マイコン21と同様の処理を行う。このため、第3マイコン31の処理動作に関しては説明を省略する。
ステップS30では、ステップS10と同様に、CANFDで送信するか否かを判定する。そして、第2マイコン21は、CANFDで送信すると判定した場合はステップS31へ進み、CANFDで送信しないと判定した場合はステップS37へ進む。
ステップS37は、ステップS16と同じである。例えば、図5における第4メッセージは、CANメッセージである。よって、第2マイコン21は、タイミングt5でメッセージを送るための送信準備で、CANFDで送信しないと判定した場合はCANで送信とみなす。そして、第2マイコン21は、タイミングt5で第4メッセージを送信する。このとき、第1マイコン11及び第3マイコン31は、CANに対応しているため正常受信となる。
ステップS31では、ステップS11と同様に、予告情報をデータ化する。第2マイコン21は、予告情報をCANメッセージで送信可能な状態とする。ここでの予告情報は、第1マイコン11に対して、CANでの受信は禁止せず、CANでの送信の禁止を指示する情報である。
ステップS32では、予告情報を含むメッセージをCANで送信する(指示手段)。このとき、第2マイコン21は、第2トランシーバ22を介して、予告情報を含むCANメッセージを通信バス100に出力する。第2マイコン21は、CANFD通信を行う場合、第1マイコン11に対して、CANでのメッセージの送信禁止を指示する。このように、変形例1の第2マイコン21は、上記時間情報を第1マイコン11に送信しない。
ステップS33では、ステップS15と同様に、メッセージをCANFDで送信する。その後、ステップS34では、CANFDでの送信が終了したか否かを判定する。第2マイコン21は、CANFDでの送信が終了したと判定した場合はステップS35へ進み、CANFDでの送信が終了していないと判定した場合はステップS33に戻る。
例えば、図5では、第5メッセージが予告情報を含むCANメッセージで、第6メッセージがCANFDメッセージである。第2マイコン21は、タイミングt7でメッセージを送るための送信準備で、CANFDで送信すると判定した場合、タイミングt7でCANFDメッセージを送信する前に、タイミングt6で第5メッセージを送信する。つまり、第2マイコン21は、タイミングt6で第5メッセージを送信した後に、タイミングt7でCANFDメッセージを送信する。このように、第2マイコン21は、CANFDメッセージを送信する際には、CANFDメッセージを送信する前に、CANFDメッセージを送信することを第1マイコン11に知らせておく。なお、第1マイコン11及び第3マイコン31は、CANに対応しているため第5メッセージを正常受信できる。
ステップS35では、終了情報をデータ化する。終了情報は、CANFDでの送信が終了したことを示す情報である。また、終了情報は、第1マイコン11が送信停止状態から送信可能状態に移行するタイミングを示す情報と言うこともできる。第2マイコン21は、終了情報をCANメッセージで送信可能な状態とする。
ステップS36では、終了情報を含むメッセージをCANで送信する(終了通知手段)。第2マイコン21は、CANFD通信が終了した場合、終了情報を含むメッセージをCANで送信することで、CANFD通信が終了したことを第1マイコン11に対して通知する。第2マイコン21は、第1マイコン11に対して終了情報を送信することで、第1マイコン11が送信停止状態から送信可能状態に移行するタイミングを知らせることができる。
例えば、図5における第7メッセージは、終了情報を含むCANメッセージである。第2マイコン21は、タイミングt7でCANFDメッセージの送信が終了すると、タイミングt8で終了情報を含むCANメッセージを送信する。このとき、第1マイコン11及び第3マイコン31は、CANに対応しているため正常受信となる。
このように、第2マイコン21は、CANメッセージでCANFD通信が終了したことを通知する。このため、変形例1の通信システムは、第1マイコン11及び第2マイコン21に、通知を行うためのハード構成を追加する必要がない。
次に、図7に基づいて、第1マイコン11の処理動作に関して説明する。第1マイコン11は、CANメッセージを受信すると図7のフローチャートで示す処理を実行する。
ステップS40では、ステップS20と同様に、予告情報有りか否かを判定する。第1マイコン11は、今回受信したCANメッセージに予告情報が含まれていた場合、予告情報有りと判定してステップS41へ進む。また、第1マイコン11は、今回受信したCANメッセージに予告情報が含まれていなかった場合、予告情報無しと判定してステップS42へ進む。
ステップS41では、受信のみ可能なモードへ遷移する(禁止手段)。第1マイコン11は、予告情報を受信すると、CANでの送信を禁止する。つまり、第1マイコン11は、第2マイコン21から送信禁止を指示された場合、CANでのメッセージの送信を禁止する。よって、第1マイコン11は、図5に示すように、第5メッセージを受信すると、通信無効期間となる。なお、変形例1の第1マイコン11は、上記実施形態の第1マイコン11と異なり、CANメッセージの受信は可能である。よって、変形例1の通信無効期間は、送信無効期間を示している。
第2マイコン21は、この通信無効期間に含まれるタイミングt7でCANFDメッセージを送信することになる。このとき、第3マイコン31は、CANFDに対応しているため正常受信となる。一方、第1マイコン11は、CANFDに対応していないため、受信エラーとなる。しかしながら、第1マイコン11は、送信を禁止しているためエラーメッセージを送信しない。つまり、変形例1の通信システムは、第1マイコン11が受信エラーとなっても、通信バス100にCANメッセージが流れることを抑制できる。
ステップS42では、終了情報有りか否かを判定する(解除手段)。第1マイコン11は、送信を禁止している場合、CANFD通信が終了したか否かを判定する。そして、第1マイコン11は、今回受信したCANメッセージに終了情報が含まれていた場合、終了情報有りと判定してステップS43へ進む。また、第1マイコン11は、今回受信したCANメッセージに終了情報が含まれていなかった場合、終了情報無しと判定してステップS44へ進む。ステップS44では、ステップS25と同様に通常受信する。なお、第1マイコン11は、送信を禁止している状態で、何かしらのCANメッセージを受信すると、CANFD通信が終了したと判定してもよい。
上記のように、第2マイコン21は、タイミングt8で終了情報を含む第7メッセージを送信する。この第7メッセージは、CANメッセージである。このため、第1マイコン11は、送信無効期間ではあるものの、第7メッセージに含まれる終了情報を受信できる。
ステップS43では、送受信可能なモードへ遷移する(解除手段)。第1マイコン11は、終了情報を受信した場合、CANFD通信が終了したと判定して送信の禁止を解除する。第1マイコン11は、例えば、図5のタイミングt9で通信を再開する。
変形例1の通信システムは、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。更に、変形例1の通信システムは、実際にCANFD通信が終了したことを第1マイコン11に知らせるので、上記実施形態よりも正確にCANFD通信の終了タイミングを知らせることができる。よって、第1変形例1の通信システムでは、CANFD通信が終了したタイミングで、第1マイコン11が送信停止状態から送信可能状態に移行させやすくなる。このため、変形例1の通信システムでは、第1マイコン11の送信無効期間を最適にすることができる。言い換えると、変形例1の通信システムでは、CANFD通信が行われている状況で第1マイコン11の送信禁止が解除されたり、CANFD通信が終了しているにもかかわらず第1マイコン11の送信禁止が解除されなかったりすることを抑制できる。特に、第2マイコン21は、CANFDメッセージを連続して複数回送信する場合、CANFD通信の継続時間を正確に算出できないことも考えられる。よって、変形例1の通信システムは、CANFDメッセージを連続して複数回送信するような場合に有効である。
(変形例2)
ここで、図8を用いて、変形例2の通信システムに関して説明する。ここでは、上記実施形態と同様の構成に関して、上記実施形態と同じ符号を用いて説明を省略する。変形例2の通信システムは、主に、第2マイコン21及び第3マイコン31から第1マイコン11に対して専用線210,220を用いて指示する点が上記実施形態と異なる。
図8に示すように、変形例2の通信システムは、第1ECU10a、第2ECU20a、第3ECU30aを備えて構成されている。第1ECU10aは、専用線210を介して第2ECU20aと接続されており、専用線220を介して第3ECU30aと接続されている。この専用線210,220は、第1ECU10aと第2ECU20aや、第1ECU10aと第3ECU30aを電気的に接続したメタルワイヤなどの線であり、じか線と言い換えることもできる。また、専用線210,220は、通信バス100とは異なる線であり、特許請求の範囲における信号線に相当する。
第1ECU10aは、第1ECU10と異なり、専用線210,220が電気的に接続された第1ポート13を備えている。第2ECU20aは、第2ECU20と異なり、専用線210が電気的に接続された第2ポート23を備えている。第3ECU30aは、第3ECU30と異なり、専用線220が電気的に接続された第3ポート33を備えている。このように、専用線210は、第1ポート13と第2ポート23とを直に結んでいる。同様に、専用線220は、第1ポート13と第3ポート33とを直に結んでいる。
第1ECU10aと第2ECU20aは、第1ポート13及び第2ポート23のレベルをハイ又はローとすることで信号の伝達を行うことができる。同様に、第1ECU10aと第3ECU30aは、第1ポート13及び第3ポート33のレベルをハイ又はローとすることで信号の伝達を行うことができる。
第2ポート23は、第2マイコン21がCANFD通信を行わないときローレベルとなっている。そして、第2マイコン21は、CANFD通信を開始する場合、CANFD通信を開始する前に第2ポート23をハイレベルにする。そして、第2マイコン21は、CANFD通信が終了すると、第2ポート23をローレベルにする。
一方、第1マイコン11は、第1ポート13がローレベルからハイレベルになると、CANでの送受信を禁止し、第1ポート13がハイレベルからローレベルになると、CANでの送受信禁止を解除する。なお、第1マイコン11は、上記実施形態や変形例1などと同様に、CANでの送信だけを禁止してもよい。
このように、第2マイコン21は、専用線210を用いて、CANでの送受信禁止、及び送受信禁止の解除を第1マイコン11に指示する。また、第2マイコン21は、専用線210を用いて、CANFD通信が終了したことを第1マイコン11に対して通知すると言うこともできる。なお、第3マイコン31は、専用線220を用いて、第2マイコン21と同様の処理を実行する。
変形例2の通信システムは、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。更に、変形例2の通信システムは、通信バス100を用いることなく、第2マイコン21から第1マイコン11に指示することができるので、通信バス100の占有率が増加することを抑制できる。なお、専用線210,220は、夫々個別に第1ECU10aに接続されていてもよい。つまり、第1ECU10aは、専用線210が接続されたポートと,専用線220が接続されたポートが設けられていてもよい。
(変形例3)
ここで、変形例3の通信システムに関して説明する。変形例3の通信システムの構成は、上記実施形態と同様である。このため、ここでは、上記実施形態と同様の符号を用いて説明する。変形例3の通信システムは、主に、第1マイコン11と第2マイコン21の処理が上記実施形態と異なる。
第1マイコン11は、予告情報を受信してCANでの送受信を禁止すると、送受信を禁止してからの経過時間を計測する。そして、第1マイコン11は、この経過時間が予め設定された所定値に達した場合に、CANFD通信が終了したと判定して送受信の禁止を解除する(解除手段)。変形例3の通信システムは、CANFD通信での通信時間が予め決まっている場合に適用できる。そして、上記所定値は、例えば、通信システムで行われるCANFD通信のうち最も長い通信時間などを採用できる。なお、第1マイコン11は、上記実施形態や変形例1などと同様に、CANでの送信だけを禁止してもよい。
変形例3の通信システムは、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。更に、変形例3の通信システムは、第2マイコン21や第3マイコン31が第1マイコン11に対して、時間情報や終了情報を送信したりする必要がない。第1マイコン11は、時間情報や終了情報を受信することなく、送受信の禁止を解除することができる。よって、変形例3の通信システムは、上記実施形態よりも通信バス100の占有率を低減できる。
10,10a 第1ECU、11 第1マイコン、12 第1トランシーバ、13 第1ポート、 20,20a 第2ECU、21 第2マイコン、22 第2トランシーバ、23 第2ポート、 30,30a 第3ECU、31 第3マイコン、32 第3トランシーバ、33 第3ポート、 100 通信バス、210,220 専用線

Claims (9)

  1. 少なくとも一つの第1種通信装置(11)と、少なくとも二つの第2種通信装置(21,31)とが共通の通信バスに接続された通信システムであって、
    前記第1種通信装置と前記第2種通信装置とは、共通の通信プロトコルである共通プロトコルに対応しており、前記共通プロトコルで前記通信バスを介したメッセージの通信が可能で、
    前記第2種通信装置は、前記第1種通信装置が対応していない通信プロトコルである非共通プロトコルで前記通信バスを介したメッセージの通信が可能で、
    前記第1種通信装置は、自身が対応していない通信プロトコルで送信されたメッセージを受信した場合、前記通信バスに対して前記共通プロトコルでエラーメッセージを送信するものであり、
    前記第2種通信装置は、前記非共通プロトコルでの通信を行う場合、前記第1種通信装置に対して、前記共通プロトコルでのメッセージの送信禁止を指示する指示手段(S13,S32)を備えており、
    前記第1種通信装置は、
    前記送信禁止を指示された場合、前記共通プロトコルでのメッセージの受信は禁止することなく、前記共通プロトコルでのメッセージの送信を禁止する禁止手段(S41)と、
    前記禁止手段にて送信が禁止されている場合、前記非共通プロトコルでの通信が終了したか否かを判定し、前記非共通プロトコルでの通信が終了したと判定した場合、送信の禁止を解除する解除手段(S23,S24,S42,S43)と、
    を備えていることを特徴とする通信システム。
  2. 前記指示手段(S13)は、前記送信禁止の指示に加えて、前記送信禁止を指示してから前記共通プロトコルでのメッセージの送信が可能になるまでの禁止時間を前記第1種通信装置に対して指示するものであり、
    前記解除手段(S23,S24)は、前記禁止手段にて送信が禁止されてからの経過時間を計測し、前記経過時間が前記禁止時間に達した場合、前記非共通プロトコルでの通信が終了したと判定して送信の禁止を解除することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第2種通信装置は、前記非共通プロトコルでの通信が終了した場合、前記非共通プロトコルでの通信が終了したことを前記第1種通信装置に対して通知する終了通知手段(S36)を備えており、
    前記解除手段(S42,S43)は、前記終了通知手段から通知がなされた場合、前記非共通プロトコルでの通信が終了したと判定して送信の禁止を解除することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 少なくとも一つの第1種通信装置(11)と、少なくとも二つの第2種通信装置(21,31)とが共通の通信バスに接続された通信システムであって、
    前記第1種通信装置と前記第2種通信装置とは、共通の通信プロトコルである共通プロトコルに対応しており、前記共通プロトコルで前記通信バスを介したメッセージの通信が可能で、
    前記第2種通信装置は、前記第1種通信装置が対応していない通信プロトコルである非共通プロトコルで前記通信バスを介したメッセージの通信が可能で、
    前記第1種通信装置は、自身が対応していない通信プロトコルで送信されたメッセージを受信した場合、前記通信バスに対して前記共通プロトコルでエラーメッセージを送信するものであり、
    前記第2種通信装置は、前記非共通プロトコルでの通信を行う場合、前記第1種通信装置に対して、前記共通プロトコルでのメッセージの送信禁止を指示する指示手段(S13,S32)を備えており、
    前記第1種通信装置は、
    前記送信禁止を指示された場合、前記共通プロトコルでのメッセージの送信を禁止する禁止手段(S22,S41)と、
    前記禁止手段にて送信が禁止されている場合、前記非共通プロトコルでの通信が終了したか否かを判定し、前記非共通プロトコルでの通信が終了したと判定した場合、送信の禁止を解除する解除手段(S42,S43)と、を備えており、
    前記第2種通信装置は、
    前記非共通プロトコルでの通信が終了した場合、前記第1種通信装置に対して、前記非共通プロトコルでの通信が終了したことを、前記共通プロトコルでのメッセージで通知する終了通知手段(S36)を備えており、
    前記解除手段は、前記終了通知手段から通知がなされた場合、前記非共通プロトコルでの通信が終了したと判定して送信の禁止を解除し、
    前記終了通知手段は、前記第1種通信装置に加えて前記第2種通信装置に、前記非共通プロトコルでの通信が終了したことを、前記共通プロトコルでのメッセージで通知することを特徴とする通信システム。
  5. 前記指示手段は、前記共通プロトコルでのメッセージで指示を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信システム。
  6. 前記終了通知手段は、前記共通プロトコルでのメッセージで通知を行うことを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  7. 前記第1種通信装置と前記第2種通信装置とを電気的に接続している前記通信バスとは異なる信号線を備えており、
    前記指示手段は、前記信号線を介して指示を行うことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の通信システム。
  8. 前記第1種通信装置と前記第2種通信装置とを電気的に接続している前記通信バスとは異なる信号線を備えており、
    前記終了通知手段は、前記信号線を介して通知を行うことを特徴とする請求項に記載の通信システム。
  9. 前記解除手段は、前記禁止手段にて送信が禁止されてからの経過時間を計測し、前記経過時間が予め設定された所定値に達した場合に、前記非共通プロトコルでの通信が終了したと判定して送信の禁止を解除することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
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